JP2004306960A - 紙カップ供給方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】積層した紙カップ束の先頭の紙カップの底面を吸盤で吸着し、先頭の紙カップの底面を次の紙カップの底面上で相対的にずらすことにより、先頭の紙カップと次の紙カップとの間に空隙を形成し、積層した紙カップ束から先頭の紙カップを分離する際に、この空隙に空気が容易に流入することにより、先頭の紙カップと次の紙カップとが密着することなく確実に1枚づつ分離供給できるものである。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば饅頭や洋菓子等を製造する食品製造装置に対して、積層した紙カップ束から紙カップを一枚毎に分離して供給する紙カップの供給方法およびその装置に関するものであり、さらに詳しくは、積層したグラシン紙等の紙カップ束の先頭の紙カップの底面を吸盤で吸着し、その底面を次の紙カップの底面上でずらすことにより積層した紙カップ束より紙カップを分離して供給する紙カップの供給方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、饅頭や洋菓子などの敷紙として用いられるグラシン紙やアルミ箔製の紙カップは、数十枚重ねてプレス成形される。そのため、積層された紙カップ同士が密着してしまい一枚ずつ分離するのを困難にしている。
従来の紙カップの分離装置は、積層した紙カップの束を常時回転している保持部に供給し、回転しない吸引装置を保持部の中の紙カップに押しつけ吸引し、紙カップを積層した紙カップ束より分離している(例えば、特許文献1参照)。
また、別の紙カップの分離装置は、積層した紙カップを下向きに筒体に収容し、該紙カップの開口側より吸着ヘッドを挿入し吸引する。その際、紙カップの外周縁を押圧片で押圧するとともに、噴射ノズルから開口縁に向かって空気を噴射することにより紙カップを積層した紙カップより剥離している(例えば、特許文献2参照)。
さらに、別の紙カップ分離装置は、積層した紙カップの側方より複数個の押圧手段で該紙カップを押圧し、紙カップの底部を真空吸着具で真空吸着し、積層した紙カップより紙カップを分離している(例えば、特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特公平7−39286号公報(第2−3頁、第1図、第3図)
【特許文献2】
特開平4−72224号公報(第4頁、第2図−7図)
【特許文献3】
特開平7−109029号公報(第2−3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術では、積層した紙カップから紙カップを分離する際に先頭の紙カップと次の紙カップとの間に空気が入り難いため分離回数に制限がある。また、一度に二・三枚を同時に分離してしまい一枚ずつ確実に分離できないという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述のごとき問題に鑑みてなされたものであり、積層した紙カップ束から先頭の紙カップを分離して供給する紙カップの供給方法において、先頭の紙カップの底面を吸盤で吸着し、先頭の紙カップの底面を次の紙カップの底面上で相対的にずらすことにより、先頭の紙カップと次の紙カップとの間に空隙を形成することを特徴とする紙カップの供給方法である。
【0006】
また、上記紙カップの供給方法において、一対の吸盤が先頭の紙カップの底面を吸着し、互いに接近することにより、先頭の紙カップと次の紙カップとの間に空隙を形成するものである。
【0007】
さらに、複数枚の紙カップが積層した紙カップ束の先頭の紙カップの底面を吸着する少なくとも1つの吸盤を上下動自在に備えた紙カップの分離部と該分離部の下方に紙カップ束を送る紙カップ束送り部を設け、吸盤で吸着された先頭の紙カップの底面を次の紙カップの底面上で相対的にずらすための移動手段設けた紙カップ供給装置である。
【0008】
また、上記紙カップ供給装置において、吸盤で吸着された先頭の紙カップの底面を次の紙カップの底面上で相対的にずらすための移動手段が紙カップ束送り部を移動するよう設けたものである。
【0009】
また、吸盤で吸着された先頭の紙カップの底面を次の紙カップの底面上で相対的にずらすための移動手段が互いに接近離反する一対の吸盤であること紙カップ供給装置である。
【0010】
また、複数枚の紙カップが積層した紙カップ束から先頭の紙カップを吸着分離する吸盤を備えた紙カップの分離部と該分離部の下方に紙カップ束を送る紙カップ束送り部を設け、該分離部には、少なくとも2つの吸盤が上下動自在並びに回動自在に備えられ、一方の吸盤が紙カップ束から紙カップを吸着分離する工程にある時、他方の吸盤が吸着した紙カップを次工程に供給する工程にあるように設けた紙カップ供給装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態に係る紙カップ供給装置1を図面を用いて説明する。図1は、紙カップ供給装置1を食品製造装置3の側部に装着した状態を示す正面説明図である。図2は、図1に示される紙カップ供給装置1の正面説明図である。また、図3は、紙カップ供給装置1の左側面説明図である。図4は、図2におけるA−A矢視説明図である。図5は、紙カップ供給装置1の分離部16の正面説明図である。図6は、紙カップ供給装置1の正面説明図である。
【0012】
図1を参照するに、本発明の実施の形態に係る紙カップ供給装置1は、例えば包あん機等の食品製造装置3におけるコンベア4上へ紙カップ9Aを積層した紙カップ束9から一個毎に分離して供給するもので、食品製造装置3に隣接して配置して、または食品製造装置3の側部に装着して使用されるものである。なお、包あん機のごとき食品製造装置3は公知のものであるから詳細な説明は省略する。
【0013】
図1ないし図6を参照するに、紙カップ供給装置1は、支持台5を前記食品製造装置3の側面に固定することにより装着されている。この支持台5には、支持プレート7が垂直に取付けてあり、この支持プレート7の一側面(前面)には、多数枚が積層した紙カップ束9を複数束収容可能な紙カップ束収容部11が設けてある。また、この紙カップ束収容部11の下方位置には、紙カップ束収容部11に収容された紙カップ束9を支持する紙カップ束支持部12が設けられている。さらに、その下方には、紙カップ束収容部11の最下部の紙カップ束9を下方向に取り出す紙カップ束取出し部13が設けてあると共に、この紙カップ束取出し部13により取り出された紙カップ束9を保持しながら次工程に送る紙カップ束送り部15が設けられている。そして、食品製造装置3のコンベア4の上方で、かつ、紙カップ束収容部11の側方に紙カップ束送り部15に保持された紙カップ束9から一枚毎紙カップ9Aを分離する分離部16が設けられている。
【0014】
より詳細には、前記紙カップ束収容部11は、支持プレート7の前面に上下の支持ベース17U,17Lが水平に取り付けてあり、これら支持ベース17U,17Lには、丸棒状の部材からなるガイド部材19を先端部に取り付けた調整アーム21が位置調節固定自在に取り付けてある。図4に示すように、調整アーム21には、その長手方向に長孔21Hが設けられており、この長孔21Hに支持ベース17U,17Lに圧入されたピン23と螺着した蝶ボルト25が貫通して取り付けている。よって、調整アーム21は、その長手方向にのみ移動可能に固定されている。
【0015】
本実施の形態に係る紙カップ束収容部11では、4個のガイド部材19が同一円周上に等間隔に配置するよう調整アーム21を調節固定しており、複数の紙カップ束9を各ガイド部材19で収容している。
【0016】
支持ベース17Lの下側には、紙カップ束収容部11に収容された紙カップ束9を支持する紙カップ束支持部12が設けられている。この紙カップ束支持部12に構成された空気圧シリンダー27は、その両側面方向にロッド27Rが進退動作するものであり、これらロッド27Rの先端部にプレート27Pが取り付けられている。さらに、プレート27Pには、ほぼL字形状のブラケット29が取り付けられている。これらブラケット29の先端部に、紙カップ束9を支持する挟持部材31を備えたアジャスタボルト33が位置調節自在に対向して取り付けてある。また、挟持部材31の内側には、ポリウレタンゴムなどの弾性部材32が取り付けられており、紙カップ束9を少しだけ押圧挟持している。
【0017】
上記構成より明らかなように、空気圧シリンダー27を作動させることにより、対向する挟持部材31は互いに接近離反することとなる。これら挟持部材31が接近した状態では、紙カップ束収容部11の最下部の紙カップ束9を押圧挟持するものである。また、これら挟持部材31が離反した状態(図3,図4の二点鎖線で示された状態)では、紙カップ束9はその自重により下方に落下し、後述する紙カップ束取出し部13に支持される(図3,図4参照)。
【0018】
次に、前記紙カップ束送り部15について説明する。空気圧シリンダー35は、前記支持プレート7の前面より水平に設けられた支持ベース37の下面に取り付けられており、進退動作するロッド35Rの先端部にプレート35Pが固定されている。また、摺動部材39は、紙カップ束収容部11から取り出された紙カップ束9を保持する保持部材41を着脱交換可能にOリング42を介して圧入しており、前記プレート35Pに取り付けられている。紙カップ束9が嵌入する保持部材41の凹部41Aの底面にはOリング44が嵌入されており、分離部16の吸盤61Pが紙カップ束9から紙カップ9Aを分離する際に、紙カップ束9が変形するのを防止している。さらに、摺動部材41は、食品製造装置3のコンベア4の側面に取り付けられたガイドレール43R,43Lに載置しており、空気圧シリンダー35が作動することにより紙カップ束収容部11の下方位置と分離部16の下方位置との間を往復移動する。
【0019】
ガイドレール43Lの側面には、保持部材41に保持された紙カップ束9の有無を検出するために反射型の光電スイッチを検出装置45として使用している。ガイドレール43Lには切欠43Aが、また、摺動部材39には切欠39Aが、さらに保持部材41には長孔41Hが設けられており、保持部材41が分離部16の下方に位置する時に光電スイッチ45,切欠43A,39Aおよび長孔41Hが直線的に並ぶ(図2,図3参照)ように位置している。
【0020】
紙カップ束取出し部13は、前記支持プレート7の前面に取り付けられた支持ベース47に支持された空気圧シリンダー49を備えており、空気圧シリンダー49のロッド49Rは中空状のパイプからなり、上下動自在に設けられている。また、ロッド49Rの先端部には、図示されない吸引装置により空気を吸引し、紙カップ束9の底面を吸着保持する吸盤51が取り付けられている。
【0021】
紙カップ束9から紙カップ9Aを一枚ずつ分離する分離部16は、前記支持ベース17U,17Lの間から側方に取り付けた支持ベース53に空気圧シリンダー55を備えている。空気圧シリンダー55のロッド55Rは、上下動自在に設けられており、その先端部にプレート55Pを取り付けている。さらに、このプレート55Pの下面に空気圧で動作するアクチュエータ57が取り付けられている。このアクチュエータ57の先端部には、左右対称に揺動する一対の開閉アーム57Aが設けられており、略L字型のブラケット59R,59Lを介して吸引部材61が取り付けられている。
【0022】
吸引部材61は、その取付けネジ部材61A内に中空状のパイプ部材61Bをその軸心方向に移動可能に備え、パイプ部材61Bの先端部に吸盤61Pを取り付けている。この吸盤61Pは、中空状のパイプ部材61Bを通じて、図示されない吸引装置により空気を吸引し、紙カップ9Aの底面を吸着する。
【0023】
パイプ部材61Bは、取付けネジ部材61A内に設けられた図示されないバネにより常に先端側(図2において下側)に付勢された状態であり、吸盤61Pが前記保持部材41内の紙カップ束9の先頭の紙カップ9Aに当接する際に、先頭の紙カップ9Aの底面の上下位置に応じてその軸心方向に移動する。
さらに、吸盤61Pは紙カップ束9対してバネの付勢力のみが作用しており、空気圧シリンダー55の推力が直接紙カップ束9に作用することがないように設けられている。このことにより、紙カップ束9の先頭の紙カップ9Aと次の紙カップ9Aとの間の摩擦抵抗は、ある一定以上には上昇せず、先頭の紙カップ9Aの底面が次の紙カップ9Aの底面上を相対的にずれる際に、複数枚の紙カップ9Aが一度に変形するのを防止する効果がある。
【0024】
吸盤61Pは、ニトリルゴムやシリコンゴムなどの弾性体により成形されており、前記アクチュエータ57の一対の開閉アーム57Aが閉じ動作して紙カップ9Aが次の紙カップ9Aの底面上をずれる際に、弾性変形可能に設けられている。
【0025】
食品製造装置3のコンベア4は、コンベアベルト4Bに供給された紙カップ9Aを包被切断装置2の下方へ搬送するものである。コンベアベルト4Bは、コンベアフレーム4A,受台4C,駆動ローラ4Dに掛け回されており、駆動ローラ4Dの間欠的な回転により駆動される。また、受台4Cは包被切断装置2の上下動と同調して上下動するよう設けられており、この受台4Cの上下動によりコンベアベルト4Bも上下動する。
【0026】
コンベアベルト4Bの上流側の下方には、スプレイノズル6が設けられている。このスプレイノズル6は、図示されない液体用容器とエアーコンプレッサに連通配管されており、コンベアベルト4Bの搬送面(表面と同義)に水やエチルアルコールなどの液体を連続的に、又は紙カップ9Aが載置される位置に合わせて断続的に噴霧するよう設けられている。前述の如くコンベアベルト4Bは間欠的に駆動し、上下動するために搬送する紙カップ9Aに振動を与えている。さらには、その搬送による空気の抵抗や生産工場内の空調機器などからの風によりコンベアベルト4B上を滑って位置ズレしてしまい安定して包被切断装置2の下方に搬送できない場合があった。しかしながら、コンベアベルト4Bの搬送面に液体を付着することにより、搬送される紙カップ9Aの底面がコンベアベルト4Bの搬送面と密着し、紙カップ9Aが搬送中に位置ズレすることを防止できる。
【0027】
以上のように構成された紙カップ供給装置1の動作について説明する。複数の紙カップ束9が紙カップ束収容部11に収容され、最下部の紙カップ束9が紙カップ束支持部12の対向する挟持部材31に押圧支持されている。紙カップ束収容部11の下方より紙カップ束取出し部13の吸盤51が紙カップ束送り部15に構成される保持部材41の貫通孔41Bを貫通して上昇する。次いで、紙カップ束支持部12の挟持部材31が互いに離反する。すると、紙カップ束収容部11に収容された複数の紙カップ束9は、自重により落下し、最下部の紙カップ束9が上昇位置にある前記吸盤51に載置する。そして、挟持部材31が互いに接近することにより、最下部の紙カップ束9の上に位置する別の紙カップ束9を押圧支持する。吸盤51が最下部の紙カップ束9を吸着し、紙カップ束収容部11より下方に引き抜く。引き抜かれた紙カップ束9は、紙カップ束送り部15の保持部材41の凹部41Aに嵌入保持される(図4,図6参照)。
【0028】
その後、紙カップ保持部材41は、紙カップ分離部16の下方に移動し、紙カップ分離部16の吸盤61Pが紙カップ束9の開口した外周縁9B側より紙カップ束9の内側に入り、紙カップ束9の先頭にある一枚の紙カップ9Aの底面を吸着する。一対の吸盤61Pは、アクチュータ57のアーム57Aの閉じ動作により互いに接近し、紙カップ9Aの底面は次(図5において、下)の紙カップ9Aの底面上を横方向にずれて空隙S1,S2,S3が形成される。
【0029】
空隙S1およびS3は、先頭の紙カップ9Aの底面が吸盤61Pの閉じ動作により中央側に移動することにより、その紙カップ9Aの立設された側部も中央側に移動して形成される。また、空隙S2は、一対の吸盤61Pの間に位置する紙カップ9Aの底面部分が、これら吸盤61Pの互いの接近により隆起して形成される。
【0030】
そして、空気圧シリンダー55のロッド55Rが退行することより吸盤61Pが上昇して紙カップ束9から先頭の紙カップ9Aを分離する際に、前記空隙S1,S2,S3より空気が容易に流入するため、分離される紙カップ9Aと次の紙カップ9Aとの間の密着状態が解除され、確実に一枚の紙カップ9Aを分離することができる。
【0031】
上昇した一対の吸盤61Pは、紙カップ9Aを吸着した状態を維持し、アクチュエータ57のアーム57Aの開き動作により互いに離反する。また、紙カップ束9を保持する保持部材41は、空気圧シリンダー35のロッド35Rが退行することにより、紙カップ束収容部11の下方に移動する。
【0032】
その後、吸盤61Pは、空気圧シリンダー55のロッド55Rが進行することにより降下し、紙カップ9Aの吸引状態を解除または排気をしてコンベアベルト4B上に紙カップ9Aを供給する。そして、吸盤61Pは再び上昇する。
【0033】
つまり、本第1の実施の形態に係る紙カップ供給装置においては、先頭の紙カップの底面を次の紙カップの底面上で相対的にずらすための移動手段として互いに接近離反する一対の吸盤61Pが設けられている。
【0034】
紙カップ束9は保持部材41と共に紙カップ束収容部11の下方に戻り、吸盤61Pは再び降下して、コンベアベルト4B上に紙カップ9Aを供給する。この紙カップ9Aは、コンベアベルト4Bに噴霧された液体によりコンベアベルト4Bに密着し位置ズレすることなく包被切断装置2の下方へ搬送され包被食品Pを受け入れ収容する(図1,図2,図6参照)。
【0035】
その後、保持部材41に保持された紙カップ束9がなくなるまでは、保持部材41は、紙カップ束収容部11の下方位置と分離部16の下方位置を往復移動し、それに追従して分離部16が紙カップ束9から紙カップ9Aを分離し、コンベア4上に紙カップ9Aを供給する動作を繰り返すものである。
【0036】
分離部16の吸盤61Pが保持部材41に保持された紙カップ束9の最後の紙カップ9Aを吸着し上昇すると、コンベア4の側部に設けられた検出装置45が紙カップ束9が保持部材41内に無いことを検出し、新たな紙カップ束9を取り出すために紙カップ束支持部12と紙カップ束取出し部13が前述同様作動する(図3参照)。
【0037】
また、図7は、本発明の第2の実施の形態を示す紙カップ供給装置1の正面説図であり、前述した構成と同一機能を奏する構成部分には、同一符号を付することとして重複した説明は省略する。第2の実施例における紙カップ供給装置1の分離部16には、アクチュエータ57の一対のアーム57Aに内、一方(図7では右側)にのみ吸引部材61を取り付けている。吸盤61Pは、分離部16の下方に位置する紙カップ束9の先頭の紙カップ9Aの底面の右寄りの部分を吸着する。そして、一対のアーム57Aが接近するように揺動し、先頭の紙カップ9Aの底面が次の紙カップ9Aの底面上を横方向にずれるように動く。
【0038】
この時、紙カップ束9の先頭の紙カップ9Aと次の紙カップ9Aの間には、空隙S1,S2が形成される。そして、前述した第1実施例と同様に、空気圧シリンダー55のロッド55Rが退行することより吸盤61Pが上昇して紙カップ束9から先頭の紙カップ9Aを分離する。この時、前記空隙S1,S2から空気が容易に流入するため、分離される紙カップ9Aと次の紙カップ9Aの間の密着状態が解除され、確実に1枚の紙カップ9Aを分離することができる。そして、空気圧シリンダー55のプレート55Pが最後まで退行して、保持部材41は紙カップ束収容部11の下方に移動する。
【0039】
また、図8は、本発明の第3の実施の形態を示す紙カップ供給装置1の正面説明図であり、分離部16に設けられた1個の吸引部材61は、空気圧シリンダー55のプレート55Pにブラケット63を介して取り付けられている。
【0040】
吸盤61Pは、分離部16の下方に位置する紙カップ束9の先頭の紙カップ9Aの底面の右寄りの部分を吸着する。そして、紙カップ束送り部12の空気圧シリンダー35のロッド35Rが退行し、保持部材41が図7の2点鎖線で示された位置Dから実線で示された位置Eに移動し、一時停止する。
【0041】
この時、紙カップ束9の先頭の紙カップ9Aと次の紙カップ9Aの間には、空隙S1,S2が形成される。そして、吸盤61Pが上昇する際、空隙S1,S2から空気が容易に流入し確実に1枚の紙カップ9Aを分離することができる。
【0042】
本第3の実施の形態に係る紙カップ供給装置においては、先頭の紙カップの底面を次の紙カップの底面上で横方向に相対的にずらすための移動手段として紙カップ送り部12に構成された保持部材41を移動するように設けている。
【0043】
第2および第3の実施の形態に係る紙カップ供給装置1は、紙カップ9Aが小さく、第1の実施例に示されたような一対の吸盤61Pを使用できない場合などに効果的である。
【0044】
さらに、本発明の第4の実施の形態に係る紙カップ供給装置について図9から図11の図面を用いて説明する。図9は、紙カップ供給装置65を食品製造装置3の側部に装着した状態を示す正面説明図である。図10は、図9に示される紙カップ供給装置65の正面説明図である。図11は、図9に示されるB−B矢視図である。
【0045】
図9を参照するに、紙カップ供給装置65を包あん機である食品供給装置3の側部に固定している。紙カップ供給装置65は、紙カップ束収容部11、紙カップ束支持部12、紙カップ束送り部71、紙カップ束取出し部13および分離部81を構成している。また、食品供給装置3の包被切断装置2の下方には、抜き差し可能に回転テーブル装置91を設けている。
【0046】
紙カップ束収容部11から紙カップ束取出し部13により引き抜かれた紙カップ束9は、紙カップ束支持部12の下方に設けられた紙カップ束送り部71の回転盤73の凹部73Aに嵌入保持される。回転盤73は、同一円周上に8個の凹部73Aを備えている。また、回転盤73は、制御モータM1の出力軸に着脱交換可能に固定されており、所定の角度づつ(本実施例においては、45度づつ)間欠的に回転するよう設けらている。
【0047】
分離部81は、制御モータM1を中心として紙カップ束収容部11のほぼ反対側で、かつ、紙カップ束送り部71の上方に設けられている。分離部81は、空気圧シリンダー83を備えている。空気圧シリンダー83のロッド83Rは、上下動自在並びに回動自在に設けられており、その先端部分にプレート83Pを取り付けている。さらに、このプレート83Pの下面には、一対の吸盤61Pを取り付けた2つのアクチュエータ57を前記ロッド83Rを中心とした対称位置に設けている。
【0048】
空気圧シリンダー83のロッド83Rが進行することによりプレート83Pに取り付けられたアクチュエータ57は降下し、一方のアクチュエータ57に取り付けられた一対の吸盤61Pが紙カップ束9の先頭に位置する紙カップ9Aの底面を吸着する。そして、一対の吸盤61Pは、アクチュエータ57のアーム57Aの閉じ動作により互いに接近し、吸盤61Pに吸着された紙カップ9Aの底面は、次の紙カップ9Aの底面上を横方向にずれて空隙S1,S2,S3が形成される。そして、空気圧シリンダー83のロッド83Rが退行し、先頭の紙カップ9Aが上昇して紙カップ束9より分離する。
【0049】
上昇した一対の吸盤61Pは、紙カップ9Aを吸着した状態を維持し、アクチュエータ57のアーム57Aの開き動作により互いに離反する。分離された紙カップ9Aは、空気圧シリンダー83のロッド83Rが180度回動することにより前記回転テーブル装置91の上方に移動する。そして、紙カップ9Aはロッド83Rが進行することにより再び降下し、吸盤61Pが紙カップ9Aの吸引状態を解除または排気して下方に位置する回転テーブル装置91に構成された回転盤93の凹部93Aに供給される。そして、吸盤61Pはロッド83Rの退行により上昇し、ロッド83Rが先の回動方向とは逆に180度戻るように回動する。
【0050】
この分離部81には、前述の通りに2つのアクチュエータ57がプレート57Pの下面に対称的に取り付けられている。一方のアクチュエータ57が回転テーブル装置91の上方位置で降下し、紙カップ9Aを回転盤73の凹部73Aに供給した時には、他方のアクチュエータ57は紙カップ束送り部71の上方に位置しており、他方のアクチュエータ57に取り付けられた一対の吸盤61Pは、紙カップ束9の新たな先頭の紙カップ9Aの底面を吸着しており、互いに接近することにより先頭の紙カップ9Aと次の紙カップ9Aとの間に空隙S1,S2,S3を形成している。
【0051】
空気圧シリンダー83のロッド83Rが退行することにより、他方のアクチュエータ57の吸盤61Pは、紙カップ束9より紙カップ9Aを分離して上昇する。そして、前述の一方のアクチュエータ57と同様に動作して、回転テーブル装置91に紙カップ9Aを供給する。
【0052】
その後、紙カップを吸着分離する工程と供給する工程が並行して繰り返され、分離部81の下方に位置する紙カップ束送り部71の回転盤73の凹部73Aに保持された紙カップ束9が無くなると、紙カップ束送り部71の下方に設けられた検出装置45が作動し、その信号に基づいて発せられる指令により回転盤73が所定角度(図11においては、45度)だけ回転して、次の紙カップ束9が分離部81のアクチュエータ57の下方に移動する。そして、紙カップ保持部11の最下部の紙カップ束9が紙カップ束支持部12と紙カップ束取りだし部13の前述した動作により、回転盤73の次の凹部73Aに嵌入される。
【0053】
回転テーブル装置91の回転盤93は、16個の凹部93Aを同一円周上に等間隔に設けており、分離部81からの紙カップ9Aの供給と連動して間欠的に所定角度づつ(図11においては、22.5度づつ)間欠的に回転する。食品製造装置3は、紙カップ9Aが食品供給装置3の包被切断装置2の下方に位置した時(図11の位置X)に、おはぎなどの包被食品Pを紙カップ9A内に供給する。さらに、回転盤93が間欠的に回転し、包被食品Pが供給された紙カップ9Aは作業者により手取りされる。
【0054】
本発明による紙カップ供給装置65は、前述の通り吸盤61Pを備えた2つのアクチュエータ57を設けたことにより、一方の吸盤61Pが紙カップ9Aを吸着分離する工程にある時、他方の吸盤61Pが次工程としての回転テーブル装置91上へ紙カップ9Aを供給する工程にあるように動作するものであり、従来の紙カップ供給装置に比べて紙カップの供給回数を増大させることが可能である。
【0055】
また、紙カップ9Aが小さい時には、第2の実施例のごとく一対の吸引部材61の内、一方の吸引部材61のみ設けることももちろん可能である。
【0056】
また、図12は、本発明の第4の実施の形態に係る紙カップ供給装置65である。第3の実施の形態に係る紙カップ供給装置1と同様に、紙カップ供給装置65の分離部81に備えられた空気圧シリンダー83のプレート83Pにブラケット85を介して吸引部材61を対称に設けている。紙カップ束送り部71の回転盤73が位置Fで待機した状態で吸盤61Pが降下し、吸盤61Pが紙カップ束9の底面の中心位置から偏心した位置を吸着する。
【0057】
そして、回転盤73が二点鎖線で示された位置Gまで回転すると、先頭の紙カップ9Aの底面は、次の紙カップ9Aの底面上を円弧状にずれて空隙S1,S2(図示なし。図8参照)が形成される。
【0058】
その後、吸盤61Pは上昇し、前述のごとく180度回動する。また、回転盤73は、次の吸盤61Pが降下する前までに位置Fに移動して待機している。第4の実施例においては、先頭の紙カップ9Aの底面を次の紙カップ9Aの底面上で相対的にずらすための移動手段として、紙カップ束送り部71の回転盤73を移動するよう設けてある。
【0059】
なお、本発明の実施の形態に係る紙カップ供給装置1,65に構成された各空気圧シリンダーおよびその駆動装置はは公知のものでよい。
【0060】
また紙カップ供給装置1,65に構成された紙カップ束収容部11,紙カップ束支持部12,紙カップ束取出し部15は必ずしも必要ではなく、人手により紙カップ束送り部15,71に紙カップ束9を補充してもよい。この場合、紙カップ束9の有無を検出する検出装置45が紙カップ束送り部15,71に紙カップ束9が無いことを検出した際に、警告音を発するブザーや回転灯を作動させるよう構成することにより作業者に紙カップ束9を補充する時期を知らせることができる。
【0061】
本発明の実施の形態に係る紙カップ供給装置は概ね上述の通りであるが、この他にも構成を変更することも可能である。例えば、紙カップの平面形状は略円形で説明したが、それに限ることはない。前述のごとく紙カップ束収容部11のガイド部材19および紙カップ束支持部12の挟持部材31は、紙カップ束9の形状に応じて位置調節可能に設けられている。さらに、カップ束送り部15の保持部材41は摺動部材39に着脱交換可能に嵌入しており、保持部材41の凹部41Aの形状を紙カップ束9の形状に応じて複数用意しておくことが可能である。また、紙カップ送り部71の回転盤73も制御モータM1の出力軸に着脱交換可能に設けられている。このように構成された紙カップ供給装置1,65は、種々の形状の紙カップに対応可能に構成されている。
【0062】
また、第4および第5の実施例で示した分離部81では、2つのアクチュエータ57が空気圧シリンダー83を中心として対称位置に設けられている。しかし、これに限らず、例えば1つのアクチュエータ57を上下動可能、かつ紙カップ束送り部71および回転テーブル装置91の上方を往復動可能に設けることも可能であり、装置全体を簡素化することもできる。
【0063】
また、上述した紙カップ供給装置では、紙カップ束9から先頭の紙カップ9Aを分離する際に、吸盤61Pを紙カップ束9の開口した外周縁9B側より紙カップ束9の内側に入れ、先頭の紙カップ9Aの底面を吸着して分離するよう説明した。しかし、これとは反対に吸盤61Pを紙カップ束9の底面側より当接させ、その先頭に位置する紙カップ9Aの底面を吸着し、その底面を次の紙カップ9Aの底面上で横方向にずらすことにより、先頭の紙カップ9Aと次の紙カップ9Aとの間に空隙が形成されることも確認できた。
【0064】
また、上記実施の形態においては、積層した紙カップ束9から紙カップ9Aを分離しコンベア4や回転テーブル装置91に供給する説明をしたが、これに限らず蒸し饅頭や中華饅などの底面に貼付するグラシン紙やセロファン紙で作られた底紙を供給する手段として用いることも可能である。底紙の供給装置として紙カップ束送り部15,71を底紙束送り部とし、分離部16,81と同様な分離部を構成することにより、複数枚の底紙が積層した底紙束から、先頭に位置する底紙を一枚ずつ分離し次工程に供給することができる。例えば、第一の実施の形態に係る分離部16に構成された一対の吸盤61Pを用いて先頭に位置する底紙を吸着する。その一対の吸盤61Pが互いに接近すると先頭の底紙が次の底紙の面上を横方向にずれて空隙S2に相当する隆起部分を形成する。そして、吸盤61Pが上昇すると前記空隙S2から空気が流入し、先頭の底紙が一枚だけ底紙束より分離する。そして、水やエチルアルコールなどの液体が噴霧されたコンベアベルト4B上に供給される。
【0065】
また、コンベア4のその他の実施例としては、特公平7−39286号公報(第3頁、第1図−5図)に開示されているようなコンベアベルトに微細孔を設けて紙カップ9Aを吸着させて搬送移動させてもよい。
【0066】
さらに、コンベア4のその他の実施例としては、コンベアベルト4Bの搬送面の材質を摩擦係数が高く、紙カップ9Aや底紙との間に粘着性を有するものにして行うものである。その一例としては、シリコン樹脂がコンベアベルトの心体にコーティング、あるいは、ラミネートされたベルトを使用することができる。従来、粘着性を有するコンベアベルトを用いて搬送物を搬送する技術を開示する特許文献は、例えば、特開平11−263416号公報(第3頁、第2図−3図)がある。特開平11−263416号公報に記載された搬送物は、円筒状のボトルであり、その自重により粘着性を有するコンベアベルトとの密着性を維持しているものである。
【0067】
しかしながら、本発明の実施の形態に係る搬送物は、グラシン紙などから作られた紙カップ9Aや底紙であり非常に軽量である。このため、紙カップ9Aや底紙を粘着性を有するコンベアベルト4Bに載置しただけでは密着性が維持できずに、コンベアベルト4Bから受ける振動や搬送による空気の抵抗などの影響によりコンベアベルト4B上を滑って位置ズレしてしまい、安定して包被切断装置2の下方に搬送できない場合があった。そこで、本発明の実施の形態に係る紙カップや底紙の供給装置において、吸盤61Pが紙カップ9Aや底紙を吸着した状態を維持し、コンベアベルト4Bの上方から降下して停止しているコンベアベルト4B上に紙カップ9Aを押圧するように設けた。このようなコンベアベルト4Bに供給された紙カップ9Aや底紙は、非常に軽い搬送物であっても粘着性を有するコンベアベルト4Bの搬送面に密着し、搬送中にコンベアベルト4B上を滑って位置ズレすることが防止できた。また、コンベア4の構成も非常に簡略化できた。
【0068】
コンベアベルトの搬送面に粘着性を有するものとしてエーテル系ポリウレタンなどを使用することも可能である。また、粘着材層の例としては溶液タイプ、エマルジョンタイプ、ホットメタルタイプなどのアクリル系、ゴム系、ウレタン系などの粘着剤をコンベアベルトの表面にコーティングするか、帆布にラミネートするようにして多層状のコンベアベルトとすることができる。粘着性を有するコンベアベルトは、洗浄によってその粘着性や清潔性が維持できる。
【0069】
また、紙カップ9Aや底紙を粘着性を有するコンベアベルト4Bの上方から搬送面に供給する際に、吸盤61Pが吸着状態を解除するための排気圧を利用してコンベアベルト4Bに対する密着性を高めることもできる。つまり、コンベアベルト4Bの搬送面からわずかに離れた上方位置で紙カップ9Aや底紙の降下を停止し、吸盤61Pが排気をして紙カップ9Aや底紙を搬送面に吹付けることによりそれらの密着性を高めるものである。このように供給された紙カップ9Aや底紙は、単にコンベアベルト4Bに載置された場合よりその密着性を高めることができ、コンベアベルト4B上での位置ズレすることが防止できた。さらには、コンベアベルト4Bが駆動している場合であっても紙カップ9Aや底紙をコンベア4に供給することができ、装置の操作性が向上できる。
【0070】
コンベア4に紙カップ9Aや底紙を供給する際に、紙カップ9Aや底紙をコンベアベルト4Bの搬送面に押圧する手段や、吸盤61Pからの排気圧を利用してコンベアベルト4Bに吹付ける手段は、コンベアベルト4Bの搬送面に液体を噴霧した場合にも用いることが可能であり、紙カップ9Aや底紙とコンベアベルト4Bとの間の密着性を高めることができる。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、積層した紙カップ束の先頭の紙カップの底面を次の紙カップの底面上で相対的にずらすことにより、先頭の紙カップと次の紙カップとの間に空隙が形成され、紙カップ束より先頭の紙カップを吸着分離する際に、この空隙に空気が容易に流入し、先頭の紙カップと次の紙カップとが密着することなく確実に1枚づつ分離できる。
【0072】
また、前記空隙に空気が速やかに流入するため、従来の紙カップの分離手段より分離回数を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る紙カップ供給装置の正面説明図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る紙カップ供給装置の正面説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る紙カップ供給装置の左側面説明図である。
【図4】図2におけるA−A矢視説明図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る紙カップ供給装置の正面説明図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る紙カップ供給装置の正面説明図である。
【図7】第2の実施の形態を示す正面説明図である。
【図8】第3の実施の形態を示す正面説明図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る紙カップ供給装置の正面説明図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る紙カップ供給装置の正面説明図である。
【図11】図10におけるB−B矢視説明図である。
【図12】第5の実施の形態を示す上面説明図である。
【符号の説明】
1 紙カップ供給装置
2 包被切断装置
3 食品製造装置
4B コンベアベルト
5 支持台
9 紙カップ束
9A 紙カップ
11 紙カップ束収容部
12 紙カップ束支持部
13 紙カップ束取出し部
15 紙カップ束送り部
16 分離部
31 挟持部材
41 保持部材
41A 凹部
41B 貫通孔
45 検出装置
51 吸盤
57 アクチュエータ
57A アーム
61 吸引部材
61P 吸盤
65 紙カップ供給装置
71 紙カップ束送り部
73 回転盤
81 分離部
91 回転テーブル装置
P 包被食品
D,E,F,G,X 位置
S1,S2,S3 空隙
Claims (6)
- 積層した紙カップ束から先頭の紙カップを分離して供給する紙カップの供給方法において、先頭の紙カップの底面を吸盤で吸着し、先頭の紙カップの底面を次の紙カップの底面上で相対的にずらすことにより、先頭の紙カップと次の紙カップとの間に空隙を形成することを特徴とする紙カップの供給方法。
- 請求項1に記載の紙カップの供給方法において、一対の吸盤が先頭の紙カップの底面を吸着し、互いに接近することにより、先頭の紙カップと次の紙カップとの間に空隙を形成することを特徴とする紙カップの供給方法。
- 複数枚の紙カップが積層した紙カップ束の先頭の紙カップの底面を吸着する少なくとも1つの吸盤を上下動自在に備えた紙カップの分離部と該分離部の下方に紙カップ束を送る紙カップ束送り部を設け、吸盤で吸着された先頭の紙カップの底面を次の紙カップの底面上で相対的にずらすための移動手段設けたことを特徴とする紙カップ供給装置。
- 請求項3に記載の装置において、吸盤で吸着された先頭の紙カップの底面を次の紙カップの底面上で相対的にずらすための移動手段が紙カップ束送り部を移動するよう設けたことを特徴とする紙カップ供給装置。
- 請求項3に記載の装置において、吸盤で吸着された先頭の紙カップの底面を次の紙カップの底面上で相対的にずらすための移動手段が互いに接近離反する一対の吸盤であることを特徴とする紙カップ供給装置。
- 複数枚の紙カップが積層した紙カップ束から先頭の紙カップを吸着分離する吸盤を備えた紙カップの分離部と該分離部の下方に紙カップ束を送る紙カップ束送り部を設け、該分離部には、少なくとも2つの吸盤が上下動自在並びに回動自在に備えられ、一方の吸盤が紙カップ束から紙カップを吸着分離する工程にある時、他方の吸盤が吸着した紙カップを次工程に供給する工程にあるように設けたことを特徴とする紙カップ供給装置。
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