JP2004306627A - 車両内通信システム、車載機器接続方法及び接続装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】接続装置2は、複数組の入力部及び出力部を備えており、各車載機器1a、1b、1c、1dはそれぞれ、通信線3a、3b、3c、3dを用いて1組ずつの入力部及び出力部と接続されている。接続装置2は、接続切替部22を備えており、接続切替部22は、各車載機器が論理上環状に接続されるように、相異なる車載機器が接続してある入力部と出力部とを接続する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、論理上環状に接続してある複数の車載機器によりデータ通信を行う車両内通信システム、前記車載機器を接続するための車載機器接続方法、及び、前記車両内通信システムに用いられる接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ナビゲーションシステム、ディスプレイ等の複数の機器が車両に搭載される場合、各車載機器間を通信線で接続することにより、車載機器間でデータ通信が行われる。
例えば、図10に示す車両内通信システムにおいては、車両Cに、車載機器5a、5b、5c、5dが搭載されている。そして、車載機器5a、5b間は通信線6aで接続され、車載機器5b、5c間は通信線6bで接続され、車載機器5c、5d間は通信線6cで接続され、車載機器5d、5a間は通信線6dで接続されている。このように車載機器5a、5b、5c、5dが論理上環状に接続されることにより、環状の通信ルートが形成され、この通信ルートを用いてデータ通信が行われる。なお、各車載機器の接続に関しては下記の特許文献1でも開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−152244号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
各車載機器は車両内の適宜の箇所に搭載されているため、車両内の制限されたスペースに論理上接続形態が環状となるように各通信線を配索することは困難であり、このような環状の車両内通信システムでは配索作業性が良好ではなく、システム構築にかかるコストを上昇させる。また、通信線配索後に各車載機器の搭載箇所において通信線の接続を行わなければならず、接続作業の効率を悪化させるという問題もある。
【0005】
また、上述した車両内通信システムにおいて、ある車載機器から他のある車載機器へデータを送信する場合に、全車載機器が環状に接続されていることにより、送受信に関係のない他の車載機器が通信ルートに介在するときがある。このときには、送信を仲介する他の車載機器のデータ通信の帯域に影響を及ぼすという問題がある。
例えば、図10に示した車両内通信システムおいて、車載機器5aが、送信先を車載機器5cとしてデータを送信すると、そのデータは車載機器5aから車載機器5bへ、そして車載機器5bから車載機器5cへと送信されるので、仲介する車載機器5bのデータ通信の帯域に影響を及ぼすことになる。このような仲介する車載機器のデータ通信の帯域が狭い場合には、データ送信が遅れる原因となりうる。
【0006】
さらに、上述した車両内通信システムにおいて、ある1つの車載機器が通信不可能になる等の通信異常が発生した場合、その通信異常が発生した箇所にてデータ通信が分断されることにより、環状の通信ルート全体でのデータ通信が不可能になるという問題がある。
【0007】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、論理上環状に接続してある複数の車載機器の数の2倍以上の数の接続部を有する接続装置を備え、前記各車載機器が備える2個の接続部は前記接続装置の接続部とそれぞれ接続してあり、該接続装置が相異なる車載機器が接続してある接続部同士の接続を行うことにより、通信線の配索作業及び接続作業をより効率よく行うことが可能な車両内通信システム、前記車載機器を接続するための車載機器接続方法、及び、前記車両内通信システムに用いられる接続装置を提供することにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、各車載機器から出力されるデータに付与される送信元情報及び送信先情報に基づいて、何れの接続部同士を接続するかを決定することにより、データ通信の帯域に及ぼす影響を低減することが可能な車両内通信システム及び車載機器接続方法を提供することにある。
【0009】
さらに、本発明の他の目的は、各車載機器から送信されるデータに基づいて、データを送信していない車載機器を検出する検出手段を備え、前記決定手段により、前記検出手段が検出した車載機器を除く車載機器を接続してある接続部のうちの何れの接続部同士を接続するかを決定することにより、通信異常が発生した場合であっても通信可能な車載機器によるデータ通信を行うことが可能な車両内通信システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る車両内通信システムは、少なくとも2個の接続部を有する複数の車載機器が論理上環状に接続してある車両内通信システムにおいて、前記車載機器の数の2倍以上の数の接続部を有する接続装置を備え、前記各車載機器の2個の接続部は、前記接続装置の接続部とそれぞれ接続してあり、前記接続装置は、相異なる車載機器が接続してある接続部同士の接続を行う接続手段を備えることを特徴とする。
【0011】
第2発明に係る車両内通信システムは、第1発明において、前記接続手段は、接続を切り替える切替手段を備えることを特徴とする。
【0012】
第3発明に係る車両内通信システムは、第2発明において、前記車載機器は、送信元情報及び送信先情報を付与したデータを送信する送信手段を備え、前記車載機器に接続してあり、受信した前記送信元情報及び送信先情報に基づいて、前記接続手段が何れの接続部同士を接続するかを決定する決定手段をさらに備え、前記切替手段は、前記決定手段による決定内容に基づいて接続を切り替えるように構成してあることを特徴とする。
【0013】
第4発明に係る車両内通信システムは、第3発明において、前記決定手段は、前記送信元情報が示す車載機器が接続してある接続部と、前記送信先情報が示す車載機器が接続してある接続部とを直接接続するように、何れの接続部同士を接続するかを決定する構成としてあることを特徴とする。
【0014】
第5発明に係る車両内通信システムは、第3発明又は第4発明において、前記各車載機器から送信されるデータに基づいて、データを送信していない車載機器を検出する検出手段をさらに備え、前記決定手段は、前記検出手段が検出した車載機器を除く車載機器が接続してある接続部のうちの何れの接続部同士を接続するかを決定する構成としてあることを特徴とする。
【0015】
第6発明に係る車両内通信システムは、第3発明乃至第5発明の何れかにおいて、前記送信手段は、前記データに優先度を付与して送信するように構成してあり、前記切替手段は、前記優先度に基づいて接続を切り替えるように構成してあることを特徴とする。
【0016】
第7発明に係る車載機器接続方法は、少なくとも2個の接続部を有する複数の車載機器間を論理上環状に接続する車載機器接続方法において、前記車載機器の数の2倍以上の数の接続部を有する接続装置を備えており、前記各車載機器の2個の接続部を、前記接続装置の接続部にそれぞれ接続し、前記接続装置は、相異なる車載機器が接続してある接続部同士を接続することを特徴とする。
【0017】
第8発明に係る車載機器接続方法は、第7発明において、前記各車載機器は、送信元情報及び送信先情報を付与したデータを送信し、前記接続装置は、受信した前記送信元情報及び送信先情報に基づいて、何れの接続部同士を接続するかを決定し、決定した内容に基づいて接続を切り替えることを特徴とする。
【0018】
第9発明に係る接続装置は、接続対象の車載機器の数の2倍以上の数の接続部と、相異なる車載機器に接続される接続部同士の接続を行う接続手段と、接続の切り替えを行う切替手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
第1発明及び第7発明においては、複数の車載機器それぞれを、1つの接続装置に通信線で直接接続するだけで、接続装置において相異なる車載機器が接続してある接続部同士が接続されることにより、全車載機器を論理上環状に接続することができるので、各車載機器間を通信線で接続して全車載機器を論理上環状に接続する場合に比べて、通信線の配索及び接続にかかる手間を低減することができる。これにより、通信線の配索作業及び接続作業の効率を上げると共に、システム構築にかかるコストを下げることが可能である。
【0020】
第2発明においては、前記接続手段が接続を切り替える切替手段を備えることにより、各車載機器による多様な論理上環状の接続形態をとることが可能であるので有用である。
【0021】
第3発明及び第8発明においては、各車載機器が送信するデータに付与されている送信元情報及び送信先情報に基づいて、何れの接続部同士を接続するかを決定し、その決定内容に基づいて接続を切り替える。これにより、データの送信元の車載機器及び送信先の車載機器以外の車載機器をなるべく介さずにデータ通信を行うようにすることができ、車両内通信システムにおけるデータ通信の帯域に及ぼす影響がより少ない通信ルートでデータ通信を行うことが可能である。これにより、データ通信の遅れ等の発生を低減させることができる。
【0022】
第4発明においては、データの送信元の車載機器が接続してある接続部と、送信先の車載機器が接続してある接続部とを直接接続することにより、送信元の車載機器及び送信先の車載機器以外の車載機器を全く介さずにデータ通信を行うことができ、車両内通信システムにおけるデータ通信の帯域に及ぼす影響が最も少ない通信ルートでデータ通信を行うことが可能である。
【0023】
第5発明においては、データを送信していない車載機器、つまり、通信が不可能な車載機器を検出し、検出した車載機器を除く車載機器が接続してある接続部のうち何れの接続部同士を接続するかを決定することにより、ある車載機器が通信不可能になる等の通信異常が発生した場合であっても、通信不可能な車載機器を除く通信可能な車載機器により再び通信ルートを確立してデータ通信を行うことが可能であるので、通信効率を向上させることが可能である。
例えば、車両に搭載されるナビゲーションシステム及びディスプレイ以外の車載機器において通信異常が発生した場合に、通信不可能な車載機器を除いてデータ通信を行うことができるので、通信異常が発生する前と同様に、ナビゲーションシステムにより提供される情報がディスプレイに表示され、運転者は安心して運転を行うことができる。
【0024】
第6発明においては、切替手段は、各車載機器が送信するデータに付与されている優先度に基づいて、接続を切り替えるようにしてあることにより、決定手段の決定内容に関わらず柔軟に切り替えを行うことができるので、通信効率を一段と向上させることが可能である。
例えば、車両に搭載されているディスプレイにDVD等の映像を表示しているが、車載カメラの映像を優先して表示すべきである場合に、車載カメラが送信するデータに付与されている優先度に基づいて、切替手段が前記ディスプレイに車載カメラの映像を表示するように切り替えを行うことができる。
【0025】
第9発明においては、複数の車載機器それぞれを、1つの接続装置に通信線で直接接続するだけで、接続装置が、相異なる車載機器に接続される接続部同士の接続を行うことにより、各車載機器を論理上環状に接続することができるので、各車載機器間を通信線で接続して全車載機器を論理上環状に接続する場合に比べて、通信線の配索及び接続にかかる手間を低減することができる。これにより、通信線の配索作業及び接続作業の効率を上げると共に、システム構築にかかるコストを下げることが可能である。また、接続装置が接続を切り替えることにより、各車載機器による多様な論理上環状の接続形態をとることが可能であるので有用である。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る車両内通信システムが車両に搭載されている状態を示す模式図である。
車両Cには、車載機器1a、1b、1c、1d及び接続装置2が搭載されている。車載機器1a、1b、1c、1dはそれぞれ、データ出力用及び入力用の2個の接続部を有しており、各接続部は、接続装置2と、データ出力用及び入力用の2本から成る(図1においては1本として示す)通信線3a、3b、3c、3dで接続されている。
【0027】
この接続装置2は、その内部において車載機器1a、1b、1c、1dを論理上環状に接続するようになっている。なお、論理上環状の接続形態(トポロジー)とは、接続される車載機器をデータが順に一周するような接続形態である。
上述したように論理上環状に接続することにより、この車両内通信システムにおいては、ある1つ目の車載機器から接続装置2を経由して2つ目の車載機器へ、2つ目の車載機器から接続装置2を経由して3つ目の車載機器へ、3つ目の車載機器から接続装置2を経由して4つ目の車載機器へ、そして、4つ目の車載機器から接続装置2を経由して1つ目の車載機器へとデータが一周する環状の通信ルートが形成されている。
なお、本実施の形態においては、車両Cに搭載されている車載機器を4個としているが、これに限定するものでなく、3個又は5個以上であってもよい。
【0028】
図2は、本発明に係る車両内通信システムの構成を示すブロック図である。
以下、本車両内通信システムにおいては、特に映像データを送信する場合について説明するが、映像データだけではなく、音声データ等を送信することも可能である。
また、車載機器1a、1cは映像データの送信元となる機器とし、特に車載機器1aをナビゲーションシステム、車載機器1cをDVDプレーヤとする。一方、車載機器1b、1dは、映像データの送信先となる車載機器としての映像を表示するディスプレイとし、特に車載機器1bは運転手席近傍に配置され(前ディスプレイ)、車載機器1dは後部座席に配置される(後ディスプレイ)ものする。
【0029】
各車載機器1a、1b、1c、1dは、自らを送信元に、適宜の車載機器を送信先に設定することにより、図3に示すように、送信元情報及び送信先情報をヘッダとして付与したデータを接続装置2へ出力する。
また、各車載機器1a、1b、1c、1dは、出力するデータにさらに、優先度を付与する。この優先度としては、例えば1から7までの数字があり、数が小さいほど優先度が高い。各車載機器は通常、優先度を7としてデータを出力し、優先すべきデータであると判断した場合にのみ、優先度を例えば1としてデータを出力する。
【0030】
一方、接続装置2は外部機器との接続部として、データの入力を受け付ける入力部24a、24b、24c、24dと、データを出力する出力部25a、25b、25c、25dとを備えている。これにより、車載機器1aは、通信線3aを使用して入力部24a、出力部25aと接続してあり、車載機器1bは、通信線3bを使用して入力部24b、出力部25bと接続してあり、車載機器1cは、通信線3cを使用して入力部24c、出力部25cと接続してあり、さらに、車載機器1dは、通信線3dを使用して入力部24d、出力部25dと接続してある。
また、接続装置2は、相異なる車載機器が接続してある入力部と出力部とを接続すると共に、その接続を切り替える接続切替部22、接続切替部22が何れの入力部と出力部とを接続するかを決定する決定部21、通信不可能な車載機器を検出する検出部23を備えている。
【0031】
決定部21は、各車載機器1a、1b、1c、1dから出力されるデータに付与されている送信元情報及び送信先情報に基づいて、本車両内通信システムにおいてデータ通信の帯域に及ぼす影響を最小とすべく、映像データ送信元の車載機器が接続してある入力部と送信先の車載機器が接続してある出力部とを直接接続するように、かつ、全車載機器1a、1b、1c、1dが論理上環状に接続されるように、何れの入力部と何れの出力部とを接続するかを決定する。
【0032】
接続切替部22は、各車載機器1a、1b、1c、1dから各入力部24a、24b、24c、24dへ入力されたデータを、自ら備えるバッファ221に一旦格納する。そして、バッファ221に格納したデータを読み出し、決定部21の決定内容等に応じた所定の出力部へ送信する。このようにしてソフト的に入力部と出力部との接続及び接続の切り替えを行う。
検出部23は、各入力部24a、24b、24c、24dと接続切替部22との間に設けられており、論理上環状に接続される各車載機器1a、1b、1c、1dから出力されたデータが接続形態に対応する順に通過したか否かを判定することにより、データを出力していない車載機器を検出する。これにより、その車載機器を通信不可能な車載機器としてその検出結果を決定部21へ出力する。
【0033】
なお、本実施の形態においては、決定部21及び検出部23を、接続装置2が備えるようにしているが、これに限定するものではなく、本車両内通信システムを構成する車載機器1a、1b、1c、1d、接続装置2の何れかが備えるもの、又は、別個独立して備えるものであればよい。
【0034】
このような車両内通信システムにおいては、接続切替部22のデフォルトの接続が予め設定されている。すなわち、図4の通信ルートを模式的に示す説明図のように、車載機器1aが接続してある入力部24aと車載機器1bが接続してある出力部25bとを接続し、車載機器1bが接続してある入力部24bと車載機器1cが接続してある出力部25cとを接続し、車載機器1cが接続してある入力部24cと車載機器1dが接続してある出力部25dとを接続し、車載機器1dが接続してある入力部24dと車載機器1aが接続してある出力部25aとを接続するように、接続切替部22において設定されている。
よって、車載機器1aから接続装置2を経由して車載機器1bへ、車載機器1bから接続装置2を経由して車載機器1cへ、車載機器1cから接続装置2を経由して車載機器1dへ、そして、車載機器1dから接続装置2を経由して車載機器1aへという環状の通信ルートが形成される。
【0035】
車両の搭乗者の操作等で外部から送信先情報が入力されることにより、車載機器1bに、車載機器1aが送信する映像データに基づく映像を表示し、車載機器1dに、車載機器1cが送信する映像データに基づく映像を表示する場合、このデフォルトの接続状態が維持される。
すなわち、車載機器1aから送信された映像データは、他の車載機器1c、1dを介さない最短の通信ルートで車載機器1bにより受信される。また、車載機器1cから送信された映像データは、他の車載機器1a、1bを介さない最短の通信ルートで車載機器1dにより受信される。
なお、図中においては、映像データの通信ルートを太線にて示している。
【0036】
以下に、本車両内通信システムの接続装置2による接続の切り替えについて説明する。
まず、データ通信の帯域に及ぼす影響を考慮した接続の切り替えについて図5を用いて説明する。
図5(a)は、外部から入力される送信先情報により、車載機器1bに、車載機器1cが送信する映像データに基づく映像を表示し、車載機器1dに、車載機器1aが送信する映像データに基づく映像を表示する場合について示している。
送信先情報に応じて、車載機器1dは、送信先を車載機器1aに設定した映像データを出力し、また、車載機器1cは、送信先を車載機器1bに設定した映像データを出力する。
【0037】
このような映像データが接続装置2に入力されることにより、決定部21は、映像データの送信元の車載機器が接続してある入力部と送信先の車載機器が接続してある出力部とを直接接続すべく、車載機器1aが接続してある入力部24aと車載機器1dが接続してある出力部25dとを接続し、車載機器1cが接続してある入力部24cと車載機器1bが接続してある出力部25bとを接続すると決定する。さらに、決定部21は論理上環状に接続すべく、車載機器1bが接続してある入力部24bと車載機器1aが接続してある出力部25aとを接続し、車載機器1dが接続してある入力部24dと車載機器1cが接続してある出力部25cとを接続すると決定する。
そして、接続切替部22は、決定部21による上述した決定内容に基づいて、接続を切り替える。
【0038】
この結果、この車両内通信システムにおいて、車載機器1aから接続装置2を経由して車載機器1dへ、車載機器1dから接続装置2を経由して車載機器1cへ、車載機器1cから接続装置2を経由して車載機器1bへ、そして、車載機器1bから接続装置2を経由して車載機器1aへという環状の通信ルートが形成される。
これにより、車載機器1cから送信された映像データは、他の車載機器1a、1dを介さない最短の通信ルートで車載機器1bにより受信され、また、車載機器1aから送信された映像データは、他の車載機器1b、1cを介さない最短の通信ルートで車載機器1dにより受信される。
【0039】
また、図5(b)は、外部から送信先情報が入力されることにより、車載機器1b、1dの両方に、車載機器1aが送信する映像データに基づく映像を表示する場合について示している。
送信先情報に応じて、車載機器1aは、送信先を車載機器1b、1dの両方に設定して映像データを出力する。
【0040】
このような映像データが接続装置2に入力されることにより、決定部21は、映像データの送信元の車載機器が接続してある入力部と送信先の車載機器が接続してある出力部とを直接接続すべく、車載機器1aが接続してある入力部24aと車載機器1bが接続してある出力部25bとを接続すると決定する。またこの場合、車載機器1aが接続してある入力部24aを、さらに車載機器1dが接続してある出力部25dと直接接続することは不可能であるので、車載機器1bを介して最短となるように、車載機器1bが接続してある入力部24bと車載機器1dが接続してある出力部25dとを接続すると決定する。
さらに、決定部21は環状に接続すべく、車載機器1dが接続してある入力部24dと車載機器1cが接続してある出力部25cとを接続し、車載機器1cが接続してある入力部24cと車載機器1aが接続してある出力部25aとを接続すると決定する。
決定部21による上述した決定内容に基づいて、接続切替部22は接続を切り替える。
【0041】
この結果、この車両内通信システムにおいて、車載機器1aから接続装置2を経由して車載機器1bへ、車載機器1bから接続装置2を経由して車載機器1dへ、車載機器1dから接続装置2を経由して車載機器1cへ、そして、車載機器1cから接続装置2を経由して車載機器1aへという環状の通信ルートが形成される。
これにより、車載機器1aから車載機器1bに向けて送信された映像データは、他の車載機器1c、1dを介さない最短の通信ルートで車載機器1bにより受信される。また、車載機器1aから車載機器1dに向けて送信された映像データは、車載機器1bを介するものの、その他の車載機器1cを介さないより短い通信ルートで車載機器1dにより受信される。
【0042】
次に、車載機器1a、1b、1c、1dの何れかが通信不可能となった場合の接続の切り替えについて説明する。
例えば、図4に示したように、車載機器1aから接続装置2を経由して車載機器1bへ、車載機器1bから接続装置2を経由して車載機器1cへ、車載機器1cから接続装置2を経由して車載機器1dへ、そして、車載機器1dから接続装置2を経由して車載機器1aへという環状の通信ルートが形成されているとする。
この接続状態において、図2に示した検出部23は次のようにして通信不可能な車載機器を検出する。
【0043】
車載機器1aから入力部24aへ入力されたデータは、検出部23を通過して接続切替部22へ送られる。この際、検出部23は、車載機器1aからのデータ入力が有ったとして、車載機器1aを通信可能と判断する。
その後、前記データは接続切替部22から出力部25bへ送られ、出力部25bから車載機器1bへ出力される。そして、車載機器1bから入力部24bへデータが入力され、そのデータは検出部23を通過して接続切替部22へ送られる。この際、検出部23は、車載機器1bからのデータ入力が有ったとして、車載機器1bを通信可能と判断する。
同様にして、各車載機器の通信状態を判断する。
【0044】
例えば、車載機器1cから入力されたデータが検出部23を通過することにより、車載機器1cを通信可能と判断した後、車載機器1dから入力されるデータが検出部23を通過すべきであるにもかかわらず通過していない場合には、車載機器1dからのデータ入力が無いとして、車載機器1dを通信不可能と判断する。
なお、この通信不可能な状態とは、車載機器自体に障害が発生した場合、車載機器と接続装置2とを接続する通信線に障害が発生した場合等がある。また、車載機器が、ユーザ等により意図的に接続装置2から切り離された場合であっても、同様に通信不可能と判断される。
そして、検出部23は、検出結果として車載機器1dを通信不可能として検出した旨を決定部21へ出力する。
【0045】
これにより、決定部21では、通信不可能として検出された車載機器1dを除く他の車載機器1a、1b、1cが接続してある入力部と出力部とを接続すべく、次のような決定を行う。
すなわち、決定部21は、車載機器1aが接続してある入力部24aと車載機器1bが接続してある出力部25bとを接続し、車載機器1bが接続してある入力部24bと車載機器1cが接続してある出力部25cとを接続し、さらに、車載機器1cが接続してある入力部24cと車載機器1aが接続してある出力部25aとを接続すると決定する。
決定部21による上述した決定内容に基づいて、接続切替部22は接続を切り替える。
【0046】
この結果、図6に示すように、車載機器1aから接続装置2を経由して車載機器1bへ、車載機器1bから接続装置2を経由して車載機器1cへ、車載機器1cから接続装置2を経由して車載機器1aへという、車載機器1dを介さない環状の通信ルートが形成される。
以上のようにして、車両内通信システムに通信異常が発生した場合でも、検出部23が通信不可能な車載機器を検出することで、その車載機器を除く他の車載機器により再び環状の通信ルートを形成してデータ通信を行うことが可能である。
例えば、上述したように、車載機器1a(ナビゲーションシステム)及び車載機器1b(前ディスプレイ)以外の車載機器において通信異常が発生した場合、通信異常が発生した車載機器を除いてデータ通信を再び行うことができるので、通信異常が発生する前と同様に、車載機器1aが送信した映像データに基づく、地図及び現在地等の映像が車載機器1bに表示され、運転者は安心して運転を行うことができる。
【0047】
なお、通信異常が発生した場合に備えて、復帰させる車載機器の優先順位を予め設定しておくことにより、優先順位が高い車載機器から順にデータ通信を行えるように接続切替部22が接続を切り替えるようにしてもよい。
例えば、復帰させる車載機器の優先順位を、車載機器1a(ナビゲーションシステム)、車載機器1b(前ディスプレイ)、車載機器1d(後ディスプレイ)、車載機器1c(DVDプレーヤ)の順に予め設定しておく。そして、何らかの通信異常が発生した場合に、接続切替部22は、まず、優先順位に基づいて、車載機器1a、1bによるデータ通信を行うことができるように、車載機器1aが接続してある入力部24aと車載機器1bが接続してある出力部25bとを接続し、車載機器1bが接続してある入力部24bと車載機器1aが接続してある出力部25aとを接続するように切り替える。これにより、通信異常が発生した場合であっても、車載機器1a、1bがまず始めに復帰されるので、車載機器1aが送信した映像データに基づく映像が車載機器1bにすぐに表示され、運転手は安心して運転を行うことができる。
【0048】
次に、接続装置2に接続する車載機器が追加される場合について説明する。
図6以前においては、接続装置2に接続する車載機器の数と等しい数の入力部及び出力部を接続装置2が備えるようにしていたが、車両Cに車載機器が追加搭載されることを見据えて、実際には、出荷時に車両Cに基本として搭載される車載機器の数よりも多くの入力部及び出力部を備えるようにしておくことが望ましい。
例えば、図7(a)において、接続装置2は、図6以前に示した接続装置2に比べて、入力部及び出力部を1組多く備えるようにしている。
これにより、接続装置2に接続する車載機器を1個追加する場合、その車載機器と接続装置2の入力部24e及び出力部25eとを通信線で接続するだけでよい。
【0049】
なお、図7(a)においては、車載機器1a、1b、1c、1dにより、図4と同様の環状の通信ルートが形成されている。この状態において、車載機器1e(車両Cの3列目座席用ディスプレイ)が追加され、外部から入力される送信先情報により、車載機器1eにも、車載機器1cが送信する映像データに基づく映像を表示する場合について説明する。
送信先情報に応じて、車載機器1cは、送信先を車載機器1d、1eの両方に設定して映像データを出力する。
【0050】
このような映像データが接続装置2に入力されることにより、決定部21は、車載機器1dが接続してある入力部24dを車載機器1eが接続してある出力部25eと接続し、車載機器1eが接続してある入力部24eを車載機器1aが接続してある出力部25aと接続すると決定する。
決定部21による上述した決定内容に基づいて、接続切替部22は接続を切り替える。
この結果、この車両内通信システムにおいて、図7(b)に示すように、車載機器1aから接続装置2を経由して車載機器1bへ、車載機器1bから接続装置2を経由して車載機器1cへ、車載機器1cから接続装置2を経由して車載機器1dへ、車載機器1dから接続装置2を経由して車載機器1eへ、そして、車載機器1eから接続装置2を経由して車載機器1aへという環状の通信ルートが形成される。
これにより、車載機器1cから車載機器1eへ送信された映像データは、他の車載機器1a、1bを介さないより短い通信ルートで車載機器1eにより受信される。
【0051】
次に、車載機器が出力するデータに付与されている優先度に基づく接続の切り替えについて次に説明する。
図8に示すように、本車両内通信システムは、接続装置2に接続される車載機器として、車載機器1a、1b、1c、1d、1fを備えるものとする。なお、車載機器1fは車両Cの外部を撮影するためのカメラとする。図示していないが、車載機器1fは接続装置2に通信線により接続されている。
まず、図8(a)に示す状態においては、車載機器1fを除く車載機器1a、1b、1c、1dにより、図4と同様の環状の通信ルートが形成されており、車載機器1aは送信先を車載機器1bとして映像データを送信している。
【0052】
この状態において、車載機器1fが送信先を車載機器1bに設定し、さらに優先度を1に設定して映像データを出力すると、接続切替部22は、車載機器1a及び車載機器1fから送信された映像データの送信先が両方とも車載機器1bであるとして、それぞれの映像データに付与された優先度を比較する。この場合には、車載機器1fから送信された映像データの方が優先度が高い。よって、接続切替部22は、車載機器1aに代わって車載機器1fの映像データを車載機器1bへ送信すべく、車載機器1dが接続してある入力部24dを車載機器1fが接続してある出力部25fと接続し、車載機器1fが接続してある入力部24fを車載機器1bが接続してある出力部25bと接続するように接続を切り替える。
【0053】
この結果、図8(b)に示すように、車載機器1bから接続装置2を経由して車載機器1cへ、車載機器1cから接続装置2を経由して車載機器1dへ、車載機器1dから接続装置2を経由して車載機器1fへ、そして、車載機器1fから接続装置2を経由して車載機器1bへという環状の通信ルートが形成される。
これにより、車載機器1fから送信された映像データは、車載機器1bにより受信される。
なお、本実施の形態においては、接続切替部22が優先度に基づいて接続の切り替えを行う形態としているが、決定部21が優先度に基づいて、何れの入力部と何れの出力部とを接続するかを決定し、その決定内容に基づいて接続切替部22が接続を切り替える形態であってもよい。
【0054】
以下に、本発明に係る車両内通信システムにおけるデータ出力先の切替手順の一例を、図9に示すフローチャートに基づいて説明する。
外部からの入力される送信先情報等に応じて、車載機器1a又は1cは映像データの送信先を設定し(ステップS11)、映像データを送信する(ステップS12)。このような映像データが接続装置2に受信されることにより、決定部21は何れの入力部と何れの出力部とを接続するかを決定する(ステップS13)。そして、接続切替部22が、ステップS12における決定部21の決定内容に基づいて接続を切り替える(ステップS14)。
これにより、環状の通信ルートが形成されると共に、映像データの送信が最短ルートで行うことができる。
なお、ステップS14において切替が必要でない場合には、現状の接続状態が維持される。
【0055】
そして、通信不可能な車載機器を検出部23が検出したか否かを判定し(ステップS15)、通信不可能な車載機器を検出したと判定した場合(ステップS15:YES)、決定部21がその検出結果に基づいて、通信不可能な車載機器を除く通信可能な車載機器により環状の通信ルートを形成すべく、何れの入力部と何れの出力部とを接続するかを決定する(ステップS16)。
そして、接続切替部22が、ステップS16における決定部21の決定内容に基づいて接続の切り替えを行う(ステップS17)。
これにより、図6に示したように、通信不可能な車載機器を除く通信可能な車載機器により、再び環状の通信ルートが形成される。
【0056】
ステップS15において通信不可能な車載機器を検出していないと判定した場合(ステップS15:NO)、又は、ステップS17の処理後、データに付与されている優先度の違いに基づく接続切替部22による接続の切り替えが必要か否かを判定し(ステップS18)、切り替えが必要であると判定した場合(ステップS18:YES)、接続切替部22が優先度の違いに基づいて接続の切り替えを行う(ステップS19)
ステップS18において切り替えが必要でないと判定した場合(ステップS18:NO)、又は、ステップS19の処理後、一旦処理を終了するが、各車載機器はステップS11及びステップS12を適宜のタイミングで繰り返し行い、切替装置2は各車載機器から続いて送信される映像データが入力されるとステップS13以降の処理を行う。
【0057】
なお、本実施の形態においては、接続切替部22が入力部と出力部との接続及び、接続の切り替えをソフト的に行うようにしたが、ハード的に行う形態であってもよい。
すなわち、接続切替部22が、各入力部から入力されて検出部23を通過したデータを入力する入力接点、各出力部へデータを出力する出力接点、及び、各入力接点と各出力接点とを接続するように適宜配線された通信線を備え、さらに、通信線の適宜の箇所に接点及びスイッチを設けることにより、スイッチの切り替えにより通信線の接続形態を変更するようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】
第1発明及び第7発明によれば、複数の車載機器それぞれを、1つの接続装置に通信線で直接接続するだけで、接続装置において相異なる車載機器が接続してある接続部同士が接続されることにより、全車載機器を論理上環状に接続することができるので、各車載機器間を通信線で接続して全車載機器を論理上環状に接続する場合に比べて、通信線の配索及び接続にかかる手間を低減することができる。これにより、通信線の配索作業及び接続作業の効率を上げると共に、システム構築にかかるコストを下げることが可能である。
【0059】
第2発明によれば、前記接続手段が接続を切り替える切替手段を備えることにより、各車載機器による多様な論理上環状の接続形態をとることが可能であるので有用である。
【0060】
第3発明及び第8発明によれば、各車載機器が送信するデータに付与されている送信元情報及び送信先情報に基づいて、何れの接続部同士を接続するかを決定し、その決定内容に基づいて接続を切り替える。これにより、データの送信元の車載機器及び送信先の車載機器以外の車載機器をなるべく介さずにデータ通信を行うようにすることができ、車両内通信システムにおけるデータ通信の帯域に及ぼす影響がより少ない通信ルートでデータ通信を行うことが可能である。これにより、データ通信の遅れ等の発生を低減させることができる。
【0061】
第4発明によれば、データの送信元の車載機器が接続してある接続部と、送信先の車載機器が接続してある接続部とを直接接続することにより、送信元の車載機器及び送信先の車載機器以外の車載機器を全く介さずにデータ通信を行うことができ、車両内通信システムにおけるデータ通信の帯域に及ぼす影響が最も少ない通信ルートでデータ通信を行うことが可能である。
【0062】
第5発明によれば、データを送信していない車載機器、つまり、通信が不可能な車載機器を検出し、検出した車載機器を除く車載機器が接続してある接続部のうち何れの接続部同士を接続するかを決定することにより、ある車載機器が通信不可能になる等の通信異常が発生した場合であっても、通信不可能な車載機器を除く通信可能な車載機器により再び通信ルートを確立してデータ通信を行うことが可能であるので、通信効率を向上させることが可能である。
【0063】
第6発明によれば、切替手段は、各車載機器が送信するデータに付与されている優先度に基づいて、接続を切り替えるようにしてあることにより、決定手段の決定内容に関わらず柔軟に切り替えを行うことができるので、通信効率を一段と向上させることが可能である。
【0064】
第9発明によれば、複数の車載機器それぞれを、1つの接続装置に通信線で直接接続するだけで、接続装置が、相異なる車載機器に接続される接続部同士の接続を行うことにより、各車載機器を論理上環状に接続することができるので、各車載機器間を通信線で接続して全車載機器を論理上環状に接続する場合に比べて、通信線の配索及び接続にかかる手間を低減することができる。これにより、通信線の配索作業及び接続作業の効率を上げると共に、システム構築にかかるコストを下げることが可能である。また、接続装置が接続を切り替えることにより、各車載機器による多様な論理上環状の接続形態をとることが可能であるので有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両内通信システムが車両に搭載されている状態を示す模式図である。
【図2】本発明に係る車両内通信システムの構成を示すブロック図である。
【図3】車載機器が送信するデータの構成を示すデータ構成図である。
【図4】本発明に係る車両内通信システムにおける通信ルートを模式的に示す説明図である。
【図5】本発明に係る車両内通信システムにおける通信ルートを模式的に示す説明図である。
【図6】本発明に係る車両内通信システムにおける通信ルートを模式的に示す説明図である。
【図7】本発明に係る車両内通信システムにおける通信ルートを模式的に示す説明図である。
【図8】本発明に係る車両内通信システムにおける通信ルートを模式的に示す説明図である。
【図9】本発明に係る車両内通信システムにおける接続の切替手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】従来の車両内通信システムが車両に搭載されている状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d、1e、1f 車載機器
2 接続装置
21 決定部
22 接続切替部
23 検出部
24a、24b、24c、24d、24e、24f 入力部
25a、25b、25c、25d、25e、25f 出力部
3a、3b、3c、3d 通信線
Claims (9)
- 少なくとも2個の接続部を有する複数の車載機器が論理上環状に接続してある車両内通信システムにおいて、
前記車載機器の数の2倍以上の数の接続部を有する接続装置を備え、
前記各車載機器の2個の接続部は、前記接続装置の接続部とそれぞれ接続してあり、
前記接続装置は、相異なる車載機器が接続してある接続部同士の接続を行う接続手段を備えることを特徴とする車両内通信システム。 - 前記接続手段は、接続を切り替える切替手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両内通信システム。
- 前記車載機器は、送信元情報及び送信先情報を付与したデータを送信する送信手段を備え、
前記車載機器に接続してあり、受信した前記送信元情報及び送信先情報に基づいて、前記接続手段が何れの接続部同士を接続するかを決定する決定手段をさらに備え、
前記切替手段は、前記決定手段による決定内容に基づいて接続を切り替えるように構成してあることを特徴とする請求項2に記載の車両内通信システム。 - 前記決定手段は、前記送信元情報が示す車載機器が接続してある接続部と、前記送信先情報が示す車載機器が接続してある接続部とを直接接続するように、何れの接続部同士を接続するかを決定する構成としてあることを特徴とする請求項3に記載の車両内通信システム。
- 前記各車載機器から送信されるデータに基づいて、データを送信していない車載機器を検出する検出手段をさらに備え、
前記決定手段は、前記検出手段が検出した車載機器を除く車載機器が接続してある接続部のうちの何れの接続部同士を接続するかを決定する構成としてあることを特徴とする請求項3又は4に記載の車両内通信システム。 - 前記送信手段は、前記データに優先度を付与して送信するように構成してあり、
前記切替手段は、前記優先度に基づいて接続を切り替えるように構成してあることを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載の車両内通信システム。 - 少なくとも2個の接続部を有する複数の車載機器間を論理上環状に接続する車載機器接続方法において、
前記車載機器の数の2倍以上の数の接続部を有する接続装置を備えており、
前記各車載機器の2個の接続部を、前記接続装置の接続部にそれぞれ接続し、
前記接続装置は、相異なる車載機器が接続してある接続部同士を接続する
ことを特徴とする車載機器接続方法。 - 前記各車載機器は、送信元情報及び送信先情報を付与したデータを送信し、
前記接続装置は、受信した前記送信元情報及び送信先情報に基づいて、何れの接続部同士を接続するかを決定し、
決定した内容に基づいて接続を切り替える
ことを特徴とする請求項7に記載の車載機器接続方法。 - 接続対象の車載機器の数の2倍以上の数の接続部と、
相異なる車載機器に接続される接続部同士の接続を行う接続手段と、
接続の切り替えを行う切替手段と
を備えることを特徴とする接続装置。
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