JP2004304724A - 画像処理装置とその方法、並びに符号化装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】差分検出回路42が、マクロブロックMB内の画素データの水平および垂直方向の差分和を検出する。モード選択回路43は、当該差分和を基にMBの相関方向を特定し、その相関方向に適合したイントラ予測モードをイントラ予測回路41に指定する。イントラ予測回路41は、当該指定されたイントラ予測モードでイントラ予測符号化を行う。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、イントラ予測符号化を行う画像処理装置とその方法、並びに符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像データデジタルとして取り扱い、その際、効率の高い情報の伝送、蓄積を目的とし、画像情報特有の冗長性を利用して、離散コサイン変換等の直交変換と動き補償により圧縮するMPEG(Moving Picture Experts Group)などの方式に準拠した装置が、放送局などの情報配信、及び一般家庭における情報受信の双方において普及しつつある。
【0003】
MPEG方式に続いてJVT(Joint Video Team)と呼ばれる符号化方式が提案されている。
JVT方式では、イントラ予測モードとして種々のモードを規定しており、符号化装置は、例えば、全てのイントラ予測モードについて、予測画像、並びに原画像との差分を検出し、その差分が最小の予測画像を選択する。これにより、高い符号化効率が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の符号化装置では、全てのイントラ予測モードについて、予測画像、並びに原画像との差分を検出するため、演算量が多く、処理負担が大きいという問題がある。そのため、符号化装置が大規模化することがあるという問題もある。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、従来に比べて小規模な構成で、イントラ予測符号化を短時間で行うことができる画像処理装置および符号化装置を提供することを目的とする。
従来に比べて、イントラ予測符号化を短時間で行うことができる画像処理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、第1の発明の画像処理装置は、動画像を構成する画像の2次元領域に対応して規定され当該画像を構成する複数のブロック画像データをイントラ予測符号化する画像処理装置であって、処理対象の前記ブロック画像データに属する画素データと、前記複数のブロック画像データ内の前記画素データ以外の他の画素データとの間の相関を基に、前記処理対象のブロック画像データをイントラ予測符号化する符号化手段を有する。
【0007】
本発明の画像処理装置の作用は以下のようになる。
すなわち、符号化手段が、処理対象の前記ブロック画像データに属する画素データと、前記複数のブロック画像データ内の前記画素データ以外の他の画素データとの間の相関を基に、前記処理対象のブロック画像データをイントラ予測符号化する。
【0008】
第2の発明の符号化装置は、動画像を構成する画像を符号化する符号化装置であって、前記画像を構成する複数のブロック画像データのうち、処理対象の前記ブロック画像データに属する画素データと、前記複数のブロック画像データ内の前記画素データ以外の他の画素データとの間の相関を基に、前記処理対象のブロック画像データをイントラ予測符号化して予測画像を生成するイントラ予測符号化手段と、前記イントラ予測符号化手段が生成した前記予測画像と原画像の差分を符号化する符号化手段とを有する。
【0009】
第2の発明の符号化装置の作用は以下のようになる。
イントラ予測符号化手段が、画像を構成する複数のブロック画像データのうち、処理対象の前記ブロック画像データに属する画素データと、前記複数のブロック画像データ内の前記画素データ以外の他の画素データとの間の相関を基に、前記処理対象のブロック画像データをイントラ予測符号化して予測画像を生成する。
次に、符号化手段が、前記イントラ予測符号化手段が生成した前記予測画像と原画像の差分を符号化する。
【0010】
第3の発明の画像処理方法は、動画像を構成する画像の2次元領域に対応して規定され当該画像を構成する複数のブロック画像データをイントラ予測符号化する画像処理方法であって、処理対象の前記ブロック画像データに属する画素データと、前記複数のブロック画像データ内の前記画素データ以外の他の画素データとの間の相関を検出する第1の工程と、前記第1の工程で検出した前記相関を基に、前記処理対象のブロック画像データをイントラ予測符号化する第2の工程とを有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係わるJVT(Joint Video Team)方式の符号化装置について説明する。
第1実施形態
図1は、本実施形態の通信システム1の概念図である。
図1に示すように、通信システム1は、送信側に設けられた符号化装置2と、受信側に設けられた復号装置3とを有する。
ここで、符号化装置2が第2の発明の符号化装置に対応している。
通信システム1では、送信側の符号化装置2において、離散コサイン変換やカルーネン・レーベ変換などの直交変換と動き補償によって圧縮したフレーム画像データ(ビットストリーム)を生成し、当該フレーム画像データを変調した後に、衛星放送波、ケーブルTV網、電話回線網、携帯電話回線網などの伝送媒体を介して送信する。
受信側では、受信した画像信号を復調した後に、上記変調時の直交変換の逆変換と動き補償によって伸張したフレーム画像データを生成して利用する。
なお、上記伝送媒体は、光ディスク、磁気ディスクおよび半導体メモリなどの記録媒体であってもよい。
本実施形態では、符号化装置2において、動画像を構成する画像の2次元領域に対応して規定され当該画像を構成する複数のブロック画像データの各々について、当該ブロック画像データに属する画素データと、前記複数のブロック画像データ内の前記画素データ以外の他の画素データとの間の相関を基に、処理対象のブロック画像データをイントラ予測符号化する。
【0012】
図1に示す復号装置3は符号化装置2の符号化に対応した復号を行う。
【0013】
以下、図1に示す符号化装置2について説明する。
図2は、図1に示す符号化装置2の全体構成図である。
図2に示すように、符号化装置2は、例えば、A/D変換回路22、画面並べ替え回路23、演算回路24、直交変換回路25、量子化回路26、可逆符号化回路27、バッファ28、逆量子化回路29、逆直交変換回路30、フレームメモリ31、レート制御回路32、デブロックフィルタ37、フレームメモリ40、イントラ予測回路41、差分検出回路42、モード選択回路43、動き予測・補償回路44および選択回路45を有する。
ここで、イントラ予測回路41が第1の発明の符号化手段および第2の発明のイントラ予測符号化手段に対応している。
また、差分検出回路42が第1の発明の差分検出手段に対応し、可逆符号化回路27が第2の発明の符号化手段に対応している。
【0014】
以下、符号化装置2の構成要素について説明する。
A/D変換回路22は、入力されたアナログの輝度信号Y、色差信号Pb,Prから構成される原画像信号をデジタルの画像信号に変換し、これを画面並べ替え回路23に出力する。
画面並べ替え回路23は、A/D変換回路22から入力した原画像信号内のフレーム画像信号を、そのピクチャタイプI,P,BからなるGOP(Group Of Pictures) 構造に応じて、符号化する順番に並べ替えた原画像データ(フレーム画像データ)S23を演算回路24、イントラ予測回路41および動き予測・補償回路44に出力する。
【0015】
演算回路24は、原画像データS23と、選択回路45から入力した予測画像データS44との差分を示す画像データS24を生成し、これを直交変換回路25に出力する。
直交変換回路25は、画像データS24に離散コサイン変換やカルーネン・レーベ変換などの直交変換を施して画像データ(例えばDCT係数信号)S25を生成し、これを量子化回路26に出力する。
量子化回路26は、レート制御回路32から入力した量子化スケールで、画像データS25を量子化して画像データS26を生成し、これを可逆符号化回路27および逆量子化回路29に出力する。
【0016】
可逆符号化回路27は、画像データS26を可変長符号化あるいは算術符号化した画像データをバッファ28に格納する。
このとき、可逆符号化回路27は、動き予測・補償回路44から入力した動きベクトルMVあるいはその差分を符号化してヘッダデータに格納する。
また、可逆符号化回路27は、イントラ予測回路41から入力したイントラ予測モードIPMをヘッダデータなどに格納する。
【0017】
バッファ28に格納された画像データは、変調等された後に送信される。
逆量子化回路29は、画像データS26を逆量子化した信号を生成し、これをデブロックフィルタ37に出力する。
デブロックフィルタ37は、画像データS26のブロック歪みを除去した画像データを、逆直交変換回路30に出力すると共に、フレームメモリ40に書き込む。
逆直交変換回路30は、デブロックフィルタ37から入力した画像データに、直交変換回路25における直交変換の逆変換を施して生成した画像データをフレームメモリ31に書き込む。
【0018】
レート制御回路32は、バッファ23から読み出した画像データを基に量子化スケールを生成し、これを量子化回路26に出力する。
【0019】
以下、図2に示すイントラ予測回路41について説明する。
イントラ予測回路41は、輝度信号について予め規定された複数の4x4イントラ予測モードのうち、モード選択回路43からイントラ予測モード指定データIPMが示す単数または複数のイントラ予測モードのそれぞれを基に、フレームメモリ40から入力した輝度信号についての画像データのマクロブロックMBに対して4x4のブロック画像データBLOCK(本発明のブロック画像データ)を単位としてイントラ予測符号を施して予測画像を生成し、当該予測画像データと原画像データS23との差分(例えば、絶対値誤差和SAD:Sum of Absolute Difference))を検出する。
そして、イントラ予測回路41は、上述したようにイントラ予測モードについてそれぞれ生成した上記差分のうち最小の差分に対応するイントラ予測モードによって得られた差分DIFおよび予測画像PIを選択回路45に出力する。
なお、PスライスあるいはBスライスに属するマクロブロックMBであっても、イントラ予測回路41によるイントラ予測符号化が行われる場合がある。
本実施形態では、イントラ予測モードとして4x4画素データのブロック画像データBLOCKを単位として輝度信号についてイントラ予測符号化を行う4x4イントラ予測モードを採用した場合を説明する。
イントラ予測回路41は、図3に示すように、4x4のマトリクス状に配設された画素データ「0」〜「15」からなるブロック画像データBLOCKを単位として予測画像の生成を行う。
4x4イントラ予測モードには、図4に示すように予測方向が異なる9つのモード「0」〜「8」がある。
【0020】
以下、図4に示す各モードについて説明する。
図5は、イントラ予測の処理対象となる4x4のブロック画像データBLOCKに属する画素データa〜pと、当該ブロック画像データBLOCKの周囲に位置するブロック画像データの画素データA〜Mとの位置関係を説明するための図である。
なお、画素データA〜Mは、上記処理対象のブロック画像データBLOCKと異なるピクチャあるいは異なるスライスに属する場合などに、「利用可能でない(unavailable) 」であると判断される。
モード0:
モード0は、vertical(垂直)予測であり、図5に示す画素データA,B,C,Dの全てが上記「利用可能」である場合に適用される。
この場合に、イントラ予測回路41は、ブロック画像データBLOCKの画素データa〜pの予測値を、画素データA,B,C,Dを用いて下記(1)のように生成する。
【0021】
【数1】
【0022】
モード1:
モード1は、horizontal(水平)予測であり、図5に示す画素データI,J,K,Lの全てが上記「利用可能」である場合に適用される。
この場合に、イントラ予測回路41は、ブロック画像データBLOCKの画素データa〜pの予測値を、画素データI,J,K,Lを用いて下記(2)のように生成する。
【0023】
【数2】
【0024】
モード2:
モード1は、DC予測であり、図5に示す画素データA,B,C,D,I,J,K,Lの全てが上記「利用可能」である場合に、イントラ予測回路41は、ブロック画像データBLOCKの画素データa〜pの予測値を、画素データA,B,C,D,I,J,K,Lを用いて下記(3)のように生成する。
【0025】
【数3】
【0026】
また、図5に示す画素データA,B,C,Dの全てが上記「利用可能」でない場合に、イントラ予測回路41は、ブロック画像データBLOCKの画素データa〜pの予測値を、画素データA,B,C,Dを用いて下記(4)のように生成する。
【0027】
【数4】
【0028】
また、図5に示す画素データI,J,K,Lの全てが上記「利用可能」でない場合に、イントラ予測回路41は、ブロック画像データBLOCKの画素データa〜pの予測値を、画素データI,J,K,Lを用いて下記(5)のように生成する。
【0029】
【数5】
【0030】
また、図5に示す画素データA,B,C,D,I,J,K,Lの全てが上記「利用可能」でない場合に、イントラ予測回路41は、ブロック画像データBLOCKの画素データa〜pの予測値「128」を用いる。
【0031】
モード3:
モード3は、Diagonal_Down_Left予測であり、図5に示す画素データA,B,C,D,I,J,K,L,Mの全てが上記「利用可能」である場合に適用される。
この場合に、イントラ予測回路41は、ブロック画像データBLOCKの画素データa〜pの予測値を、画素データA,B,C,D,I,J,K,L,Mを用いて下記(6)のように生成する。
【0032】
【数6】
【0033】
モード4:
モード4は、Diagonal_Right予測であり、図5に示す画素データA,B,C,D,I,J,K,L,Mの全てが上記「利用可能」である場合に適用される。
この場合に、イントラ予測回路41は、ブロック画像データBLOCKの画素データa〜pの予測値を、画素データA,B,C,D,I,J,K,L,Mを用いて下記(7)のように生成する。
【0034】
【数7】
【0035】
モード5:
モード5は、Diagonal_Vertical_Right予測であり、図5に示す画素データA,B,C,D,I,J,K,L,Mの全てが上記「利用可能」である場合に適用される。
この場合に、イントラ予測回路41は、ブロック画像データBLOCKの画素データa〜pの予測値を、画素データA,B,C,D,I,J,K,L,Mを用いて下記(8)のように生成する。
【0036】
【数8】
【0037】
モード6:
モード6は、Horizontal_Down予測であり、図5に示す画素データA,B,C,D,I,J,K,L,Mの全てが上記「利用可能」である場合に適用される。
この場合に、イントラ予測回路41は、ブロック画像データBLOCKの画素データa〜pの予測値を、画素データA,B,C,D,I,J,K,L,Mを用いて下記(9)のように生成する。
【0038】
【数9】
【0039】
モード7:
モード7は、Vertical_Left予測であり、図5に示す画素データA,B,C,D,I,J,K,L,Mの全てが上記「利用可能」である場合に適用される。
この場合に、イントラ予測回路41は、ブロック画像データBLOCKの画素データa〜pの予測値を、画素データA,B,C,D,I,J,K,L,Mを用いて下記(10)のように生成する。
【0040】
【数10】
【0041】
モード8:
モード8は、Horizontal_Up予測であり、図5に示す画素データA,B,C,D,I,J,K,L,Mの全てが上記「利用可能」である場合に適用される。
この場合に、イントラ予測回路41は、ブロック画像データBLOCKの画素データa〜pの予測値を、画素データA,B,C,D,I,J,K,L,Mを用いて下記(11)のように生成する。
【0042】
【数11】
【0043】
以下、イントラ予測回路41の処理について説明する。
図6は、本実施形態のイントラ予測回路41の処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図10に示す各ステップについて説明する。
ステップST11:
イントラ予測回路41は、輝度信号のマクロブロックMB内の処理対象となる4x4のブロック画像データBLOCKについて、上述したモード0〜8の各々の4x4イントラ予測モードのうち、モード選択回路43から入力したイントラ予測モード指定データIPMが示す単数または複数の4x4イントラ予測モードで予測画像を生成する。
ステップST12:
イントラ予測回路41は、ステップST11で生成した予測画像データと、原画像データS23との差分を生成(検出)する。
【0044】
ステップST13:
イントラ予測回路41は、ステップST12で生成した差分のうち、最小の差分に対応する予測画像を特定する。
ステップST14:
イントラ予測回路41は、ステップST13で特定した差分および予測画像を選択回路45に出力する。
【0045】
差分検出回路42は、イントラ予測回路41を介してフレームメモリ40に記憶された輝度信号についての画像データを入力し、当該画像データ内の4x4ブロック画像データ内の画素データと、当該ブロック画像データに隣接する他の画素データとの間の垂直および水平方向の差分和を検出する。
ここで、図3に示す4x4のブロック画像データBLOCK内の水平方向i番目、垂直方向j番目の画素データを図7に示すように「Ai,j 」で示す。i,jは、0〜3の整数である。
差分検出回路42は、処理対象の4x4のブロック画像データBLOCKについて、図7(A)に示すように、下記式(12)を基に垂直方向の差分和VCorrを算出し、これをモード選択回路43に出力する。
【0046】
【数12】
【0047】
また、差分検出回路42は、処理対象の4x4のブロック画像データBLOCKについて、図7(B)に示すように、下記式(13)を基に水平方向の差分和HCorrを算出し、これをモード選択回路43に出力する。
【0048】
【数13】
【0049】
モード選択回路43は、差分検出回路42から入力した差分和VCorrと差分和HCorrとの大小関係を基にブロック画像データBLOCKの相関方向を特定し、当該相関方向を基に、図8に示す選択基準を基に4x4イントラ予測モードを選択し、当該選択したイントラ予測モードを示すイントラ予測モード指定データIPMを生成し、これをイントラ予測回路41に出力する。
具体的には、モード選択回路43は、ブロック画像データが水平方向に相関があると判断すると、図8に示すように、モード1,2,3,4,6,8を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成し、これをイントラ予測回路41に出力する。
また、モード選択回路43は、ブロック画像データが垂直方向に相関があると判断すると、図9に示すように、モード0,2,3,4,5,7を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成し、これをイントラ予測回路41に出力する。
【0050】
図9は、差分検出回路42およびモード選択回路43の処理を説明するためのフローチャートである。
ステップST21:
差分検出回路42は、処理対象の4x4のブロック画像データBLOCKについて、上記式(12)を基に垂直方向の差分和VCorrを算出し、これをモード選択回路43に出力する。
ステップST22:
差分検出回路42は、処理対象の4x4のブロック画像データBLOCKについて、上記式(13)を基に水平方向の差分和HCorrを算出し、これをモード選択回路43に出力する。
【0051】
ステップST23:
モード選択回路43は、ステップST22で入力した差分和HCorrがステップST21で入力した差分和VCorrより大きいか否か(垂直方向の相関が水平方向の相関に比べて高いか否か)を判断し、差分和HCorrが差分和VCorrより大きいと判断した場合にステップST24に進み、そうでない場合にステップST25に進む。
ステップST24:
モード選択回路43は、ブロック画像データが垂直方向に相関があると判断すると、図8に示すように、モード0,2,3,4,5,7を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成し、これをイントラ予測回路41に出力する。
ステップST25:
モード選択回路43は、ブロック画像データが水平方向に相関があると判断すると、図8に示すように、モード1,2,3,4,6,8を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成し、これをイントラ予測回路41に出力する。
【0052】
動き予測・補償回路44は、フレームメモリ31から読み出した画像データS31と、画面並べ替え回路23から入力した原画像データS23とを基に、所定の動き予測ブロックを単位として、動きベクトルを決定すると共に、予測画像データを生成する。
そして、動き予測・補償回路44は、上記生成した予測画像データPIと、原画像データS23との差分を生成する。
動き予測・補償回路44は、上記生成した差分と、上記予測画像データPIとを選択回路45に出力する。
また、動き予測・補償回路44は、選択回路45において自らが生成した予測画像データPIが選択された場合に、それに対応する動きベクトルMVを可逆符号化回路27に出力する。
【0053】
選択回路45は、イントラ予測回路41から入力した差分DIFと、動き予測・補償回路44から入力した差分DIFとを比較する。
選択回路45は、上記比較によりイントラ予測回路41から入力した差分DIFの方が小さいと判断すると、イントラ予測回路41から入力した予測画像PIFを選択して演算回路24に出力する。
選択回路45は、上記比較により動き予測・補償回路44から入力した差分DIFの方が小さいと判断すると、動き予測・補償回路44から入力した予測画像PIFを選択して演算回路24に出力する。
また、選択回路45は、上記選択の結果をイントラ予測回路41および動き予測・補償回路44に通知する。
【0054】
以下、図2に示す符号化装置2の全体動作を説明する。
入力となる画像信号は、まず、A/D変換回路22においてデジタル信号に変換される。
次に、出力となる画像圧縮情報のGOP構造に応じ、画面並べ替え回路23においてフレーム画像データの並べ替えが行われ、それによって得られた原画像データS23が演算回路24、イントラ予測回路41および動き予測・補償回路44に出力される。
次に、演算回路24が、画面並べ替え回路23からの原画像データS23と選択回路45からの予測画像データPIとの差分を検出し、その差分を示す画像データS24を直交変換回路25に出力する。
【0055】
次に、直交変換回路25が、画像データS24に離散コサイン変換やカルーネン・レーベ変換等の直交変換を施して画像データS25を生成し、これを量子化回路26に出力する。
次に、量子化回路26が、画像データS25を量子化し、量子化された変換係数S26を可逆符号化回路27および逆量子化回路29に出力する。
次に、可逆変換回路27が、変換係数S26に可変長符号化あるいは算術符号化等の可逆符号化を施して画像データS28を生成し、これをバッファ28に蓄積する。
また、レート制御回路32が、バッファ28から読み出した画像データS28を基に、量子化回路26における量子化レートを制御する。
【0056】
また、逆量子化回路29が、量子化回路26から入力した変換係数S26を逆量子化し、逆量子化した変換係数をデブロックフィルタ37に出力する。
デブロックフィルタ37は、逆量子化回路29から入力した変換係数のブロック歪みを除去した画像データを、逆直交変換回路30に出力すると共に、フレームメモリ40に書き込む。
逆直交変換回路30は、デブロックフィルタ37から入力した画像データに、直交変換回路25における直交変換の逆変換を施して生成した画像データをフレームメモリ31に書き込む。
【0057】
そして、差分検出回路42は、イントラ予測回路41を介してフレームメモリ40に記憶された画像データを入力し、当該画像データ内の4x4ブロック画像データの画素データ間における垂直および水平方向の差分和VCorr,HCorrを検出する。
次に、モード選択回路43は、差分検出回路42から入力した差分和VCorrと差分和HCorrとの大小関係を基にブロック画像データBLOCKの相関方向を特定し、当該相関方向を基に、図8に示す選択基準を基に4x4イントラ予測モードを選択し、当該選択したイントラ予測モードを示すイントラ予測モード指定データIPMを生成し、これをイントラ予測回路41に出力する。
【0058】
次に、イントラ予測回路41は、予め規定された複数の4x4イントラ予測モードのうち、モード選択回路43からイントラ予測モード指定データIPMが示す単数または複数のイントラ予測モードのそれぞれを基に、フレームメモリ40から入力した画像データのマクロブロックMBに対して4x4のブロック画像データBLOCKを単位としてイントラ予測符号を施して予測画像を生成し、当該予測画像データと原画像データS23との差分を検出する。
そして、イントラ予測回路41は、上記複数のイントラ予測モードについてそれぞれ生成した上記差分のうち最小の差分に対応するイントラ予測モードによって得られた差分DIFおよび予測画像PIを選択回路45に出力する。
【0059】
また、動き予測・補償回路44は、フレームメモリ31から読み出した画像データS31と、画面並べ替え回路23から入力した原画像データS23とを基に、所定の動き予測ブロックを単位として、動きベクトルを決定すると共に、予測画像データを生成する。
そして、動き予測・補償回路44は、上記生成した予測画像データPIと、原画像データS23との差分を生成する。
動き予測・補償回路44は、上記生成した差分と、上記予測画像データPIとを選択回路45に出力する。
【0060】
そして、選択回路45は、イントラ予測回路41から入力した差分DIFと、動き予測・補償回路44から入力した差分DIFとを比較する。
そして、選択回路45は、上記比較によりイントラ予測回路41から入力した差分DIFの方が小さいと判断すると、イントラ予測回路41から入力した予測画像PIFを選択して演算回路24に出力する。
また、選択回路45は、上記比較により動き予測・補償回路44から入力した差分DIFの方が小さいと判断すると、動き予測・補償回路44から入力した予測画像PIFを選択して演算回路24に出力する。
【0061】
以上説明したように、符号化装置2では、モード選択回路43において、差分検出回路42で検出したマクロブロックMB内の複数の画素データ間における水平および垂直方向の差分和を基に相関方向を特定し、当該相関方向に適合したイントラ予測モードを指定するイントラ予測モード指示データIPMを生成する。
そして、イントラ予測回路41は、イントラ予測モード指示データIPMで指定されたイントラ予測モードについてのみ予測画像の生成を行う。すなわち、イントラ予測回路41は、指示データIPMで指定されていないイントラ予測モードについての予測画像を生成しない。
このように、イントラ予測回路41は、全てのイントラ予測モードについての予測画像の生成を行わないため、その演算量を大幅に削減できる。これにより、符号化装置2の小規模化、並びに高速処理化を実現できる。
また、モード選択回路43は、差分検出回路42が検出した相関を基に、マクロブロックMBの相関方向を特定し、それを基にイントラ予測モードを指定しているので、原画像との差分が最小となるイントラ予測モードをイントラ予測回路41に対して適切に指定でき、符号化効率は低下しない。
【0062】
第1実施形態の変形例
上述した第1実施形態では、図2に示すモード選択回路43は、図9に示すステップST23において、差分和HCorrが差分和VCorrより大きいか否かを判断基準としてステップST24,ST25の何れに進むかを判断した。
本変形例では、モード選択回路43は、図9に示すステップST23において、差分和HCorrが差分和VCorrより大きく、かつ、下記式(14)の条件を満たすと判断した場合に、図8に示すステップST24において、モード0,2,5,7を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成する。
【0063】
【数14】
【0064】
ここで、モード0,2,5,7は、処理対象のブロック画像データBLOCK内の画素データを、当該ブロック画像データBLOCKに対して垂直方向に隣接するブロック画像データ内の画素データを基に置き換えるイントラ予測モードである。
また、モード選択回路43は、図8に示すステップST23において、差分和HCorrが差分和VCorrより大きく、かつ、上記式(14)の条件を満たさないと判断した場合に、図8に示すステップST25において、モード0,2,3,4,5,7を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成する。
【0065】
また、モード選択回路43は、図8に示すステップST23において、差分和HCorrが差分和VCorrより大きくなく、かつ、下記式(15)の条件を満たすと判断した場合に、図8に示すステップST25において、モード1,2,6,8を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成する。
【0066】
【数15】
【0067】
ここで、モード1,2,6,8は、処理対象のブロック画像データBLOCK内の画素データを、当該ブロック画像データBLOCKに対して水平方向に隣接するブロック画像データ内の画素データを基に置き換えるイントラ予測モードである。
また、モード選択回路43は、図8にステップST23において、差分和HCorrが差分和VCorrより大きくなく、かつ、上記式(15)の条件を満たさないと判断した場合に、図8に示すステップST24において、モード1,2,3,4,6,8を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成する。
【0068】
本変形例によれば、モード選択回路43は、第1実施形態に比べてイントラ予測モードをさらに絞り込んでイントラ予測回路41に指定するため、イントラ予測回路41における処理負担をさらに軽減できる。
【0069】
第2実施形態
上述した第1実施形態では、図2に示すフレームメモリ40から読み出した1倍の解像度の画像データを基に、差分検出回路42における相関検出を行う場合を例示した。
本実施形態では、フレームメモリ40から読み出した1倍の解像度の画像データに間引き処理を行い、当該間引き処理によって得られた画像データを基に、相関検出を行う。
図10は、本実施形態の符号化装置2aの全体構成図である。
図10において、図2と同一符号を付した構成要素は、第1実施形態で説明したものと同じである。
図10に示すように、符号化装置2aは、図2に示す符号化装置2に、例えば、間引き回路50、フレームメモリ51および選択回路52を追加した構成を有している。
また、符号化装置2aは、図2に示すイントラ予測回路41、差分検出回路42およびモード選択回路43の代わりに、イントラ予測回路41a、差分検出回路42aおよびモード選択回路43aを有している。
【0070】
間引き回路50は、図11に示すように、フレームメモリ40から読み出した1倍の解像度の画像データS40を1/4倍に間引いて、1/4倍の解像度の画像データS50を生成し、これをフレームメモリ51に書き込む。
選択回路52は、差分検出回路42に画像データを提供する期間に、フレームメモリ51から読み出された1/4倍の解像度の画像データをS50を選択してイントラ予測回路41aに出力する。
また、選択回路52は、イントラ予測回路41aに予測画像および動きベクトルMVを生成するための画像データを提供する期間に、フレームメモリ40から読み出された1倍の解像度の画像データをS40を選択してイントラ予測回路41aに出力する。
【0071】
差分検出回路42aは、イントラ予測回路41aおよび選択回路52を介してフレームメモリ50に記憶された1/4倍の解像度の画像データを入力し、当該画像データ内の2x2ブロック画像データ(本発明の間引きブロック画像データ)の複数の画素データ間の垂直および水平方向の差分和を検出する。
ここで、2x2のブロック画像データ内の水平方向i番目、垂直方向j番目の画素データを「Di,j 」で示す。i,jは、0または1である。
差分検出回路42aは、処理対象の2x2のブロック画像データについて、図12(A)に示すように、下記式(16)を基に垂直方向の差分和VCorrを算出し、これをモード選択回路43aに出力する。
【0072】
【数16】
【0073】
また、差分検出回路42aは、処理対象の2x2のブロック画像データについて、図12(B)に示すように、下記式(17)を基に水平方向の差分和HCorrを算出し、これをモード選択回路43aに出力する。
【0074】
【数17】
【0075】
モード選択回路43aは、差分検出回路42から入力した差分和VCorrと差分和HCorrとの大小関係を基に前述したモード選択回路43と同様の処理を行う。
【0076】
符号化装置2aの動作例は、上述した間引き回路50、フレームメモリ51および選択回路52によって、差分検出回路42aに1/4倍の解像度の画像データS50を出力し、差分検出回路42aが画像データS50を基に差分和を検出する点を除いて、第1実施形態の符号化装置2の動作例と同じである。
【0077】
図10に示す符号化装置2aによれば、差分検出回路42aにおいて、1/4倍の解像度の画像データS50を基に差分和を検出するため、差分検出回路42aの処理負担を軽減できる。
【0078】
第3実施形態
上述した第1実施形態では、イントラ予測回路41において4x4イントラ予測モードを採用した場合を例示したが、本実施形態のイントラ予測回路41bでは、輝度信号についての16x16イントラ予測モードを採用する。
本実施形態の符号化装置は、イントラ予測回路41b、差分検出回路42bおよびモード選択回路43bの処理が,第1実施形態のイントラ予測回路41、差分検出回路42およびモード選択回路43の処理とは異なり、それ以外の処理は第1実施形態と同じである。
以下、本実施形態の符号化装置のイントラ予測回路41b、差分検出回路42bおよびモード選択回路43bについて説明する。
【0079】
イントラ予測回路41bは、予め規定された複数の16x16イントラ予測モードのうち、モード選択回路43からイントラ予測モード指定データIPMが示す単数または複数のイントラ予測モードのそれぞれを基に、フレームメモリ40から読み出した画像データを構成する各マクロブロックMBにイントラ予測符号を施して予測画像を生成し、当該予測画像データと原画像データS23との差分を検出する。
そして、イントラ予測回路41bは、上記複数のイントラ予測モードについてそれぞれ生成した上記差分のうち最小の差分に対応するイントラ予測モードに対応して得られた差分DIFおよび予測画像データPIを選択回路45に出力する。
16x16イントラ予測モードには、モード「0」,「1」,「2」,「3」の4つのモードがある。
【0080】
以下、各モードについて説明する。
ここで、処理対象のマクロブロックMB(本発明のブロック画像データ)に属する画像データ(以下、画素値とも記す)をP(x,y)とする。ここで、x,yはマクロブロックMBを構成するマトリクス状の画素データの行方向および列方向の位置を示し、0〜15の整数である。
当該処理対象のマクロブロックMBに隣接するマクロブロックMB内の画素データのうち、当該処理対象のマクロブロックMBに隣接する画素データを、P(x,−1),P(−1,y)と記す。
また、画素データP(x,−1),P(−1,y)は、上記処理対象のマクロブロックMBと異なるピクチャあるいは異なるスライスに属する場合などに、「利用可能でない(unavailable) 」であると判断される。
モード0:
モード0は、vertical(垂直)予測であり、P(x,−1)が上記「利用可能」である場合に適用される。
この場合に、イントラ予測回路41bは、予測画像の画素データPred(x,y)を下記式(18)のように生成する。
【0081】
【数18】
【0082】
モード1:
モード1は、horizontal(水平)予測であり、P(−1,y)が上記「利用可能」である場合に適用される。
この場合に、イントラ予測回路41bは、予測画像の画素データPred(x,y)を下記式(19)のように生成する。
【0083】
【数19】
【0084】
モード2:
モード2は、DC予測であり、イントラ予測回路41bは、予測画像の画素データPred(x,y)を下記式(20)のように生成する。
先ず、P(x,−1)およびP(−1,y)の全てが上記「利用可能」である場合に、イントラ予測回路41bは、予測画像の画素データPred(x,y)を下記式(20)のように生成する。
【0085】
【数20】
【0086】
また、P(x,−1)が上記「利用可能」でない場合に、イントラ予測回路41bは、予測画像の画素データPred(x,y)を下記式(21)のように生成する。
【数21】
【0087】
また、P(−1,y)が上記「利用可能」でない場合に、イントラ予測回路41bは、予測画像の画素データPred(x,y)を下記式(22)のように生成する。
【数22】
また、P(x,−1)およびP(−1,y)の全てが上記「利用可能」でない場合に、イントラ予測回路41bは、予測画像の画素データPred(x,y)として「128」を用いる。
【0088】
モード3:
モード3は、plane予測であり、P(x,−1)およびP(−1,y)の全てが上記「利用可能」である場合に適用される。
この場合に、イントラ予測回路41bは、予測画像の画素データPred(x,y)を下記式(23)のように生成する。
【0089】
【数23】
【0090】
以下、イントラ予測回路41bの処理について説明する。
図13は、本実施形態のイントラ予測回路41bの処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図12に示す各ステップについて説明する。
ステップST31:
イントラ予測回路41bは、処理対象の輝度信号の16x16のマクロブロックMBについて、上述したモード0〜3の16x16イントラ予測モードのうち、モード選択回路43bから入力したイントラ予測モード指定データIPMが示す単数または複数の16x16イントラ予測モードで予測画像データを生成する。
ステップST32:
イントラ予測回路41bは、ステップST31で生成した予測画像データと、原画像データS23との差分を生成(検出)する。
【0091】
ステップST33:
イントラ予測回路41bは、ステップST32で生成した差分のうち、最小の差分に対応する予測画像を特定する。
ステップST34:
イントラ予測回路41bは、ステップST33で特定した差分および予測画像を選択回路45に出力する。
【0092】
差分検出回路42bは、イントラ予測回路41bを介してフレームメモリ40に記憶された輝度信号についての画像データを入力し、当該画像データ内のマクロブロックMBの垂直および水平方向の相関を検出する。
ここで、16x16のマクロブロックMB内の水平方向i番目、垂直方向j番目の画素データを「Ai,j 」で示す。i,jは、0〜15の整数である。
差分検出回路42bは、処理対象のマクロブロックMBについて、下記式(24)を基に垂直方向の差分和VCorrを算出し、これをモード選択回路43bに出力する。
【0093】
【数24】
【0094】
また、差分検出回路42は、処理対象のマクロブロックMBについて、下記式(25)を基に水平方向の差分和HCorrを算出し、これをモード選択回路43bに出力する。
【0095】
【数25】
【0096】
モード選択回路43bは、差分検出回路42bから入力した差分和VCorrと差分和HCorrとの大小関係を基にマクロブロックMBの相関方向を特定し、当該相関方向を基に、図14に示す選択基準を基に16x16イントラ予測モードを選択し、当該選択したイントラ予測モードを示すイントラ予測モード指定データIPMを生成し、これをイントラ予測回路41bに出力する。
具体的には、モード選択回路43bは、マクロブロックMBが水平方向に相関があると判断すると、図14に示すように、モード1,2,3を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成し、これをイントラ予測回路41bに出力する。
また、モード選択回路43bは、マクロブロックMBが垂直方向に相関があると判断すると、図14に示すように、モード0,2,3を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成し、これをイントラ予測回路41bに出力する。
【0097】
図15は、差分検出回路42bおよびモード選択回路43bの処理を説明するためのフローチャートである。
ステップST51:
差分検出回路42bは、処理対象の16x16のマクロブロックMBについて、上記式(24)を基に垂直方向の差分和VCorrを算出し、これをモード選択回路43bに出力する。
ステップST52:
差分検出回路42bは、処理対象のマクロブロックMBについて、上記式(25)を基に水平方向の差分和HCorrを算出し、これをモード選択回路43bに出力する。
【0098】
ステップST53:
モード選択回路43bは、ステップST52で入力した差分和HCorrがステップST51で入力した差分和VCorrより大きいか否か(垂直方向の相関が水平方向の相関に比べて高いか否か)を判断し、差分和HCorrが差分和VCorrより大きいと判断した場合にステップST54に進み、そうでない場合にステップST55に進む。
ステップST54:
モード選択回路43bは、ブロック画像データが垂直方向に相関があると判断すると、図14に示すように、モード0,2,3を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成し、これをイントラ予測回路41bに出力する。
ステップST55:
モード選択回路43bは、ブロック画像データが水平方向に相関があると判断すると、図14に示すように、モード1,2,3を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成し、これをイントラ予測回路41bに出力する。
【0099】
以上説明したように、本実施形態の符号化装置によっても、前述した第1実施形態の符号化装置2と同様の効果が得られる。
【0100】
第3実施形態の変形例
上述した第3実施形態では、図10に示すモード選択回路43bは、図15に示すステップST53において、差分和HCorrが差分和VCorrより大きいか否かを判断基準としてステップST54,ST55の何れに進むかを判断した。
本変形例では、モード選択回路43bは、図15に示すステップST53において、差分和HCorrが差分和VCorrより大きく、かつ、下記式(26)の条件を満たす(水平方向に比べて垂直方向の相関が高い)と判断した場合に、図15に示すステップST54において、モード0を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成する。
【0101】
【数26】
【0102】
また、モード選択回路43bは、図15に示すステップST53において、差分和HCorrが差分和VCorrより大きくなく、かつ、下記式(27)の条件を満たすと判断した場合に、図15に示すステップST55において、モード1を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成する。
【0103】
【数27】
【0104】
また、モード選択回路43bは、上述した場合以外には、モード選択回路43aは、モード2,3を示すイントラ予測モード指定データIPMを生成する。
【0105】
本変形例によれば、モード選択回路43bは、第3実施形態に比べてイントラ予測モードをさらに絞り込んでイントラ予測回路41bに指定するため、イントラ予測回路41bにおける処理負担をさらに軽減できる。
【0106】
第4実施形態
上述した第3実施形態では、図2に示すフレームメモリ40から読み出した1倍の解像度の画像データを基に、差分検出回路42bにおける相関検出を行う場合を例示した。
本実施形態では、第3実施形態の16x16イントラ予測処理において、フレームメモリ40から読み出した1倍の解像度の画像データに間引き処理を行い、当該間引き処理によって得られた画像データを基に、相関検出を行う。
本実施形態の符号化装置の構成は、図10に示す符号化装置2aと同じであるが、間引き処理回路50、イントラ予測モード41a,差分検出回路42aおよびモード選択回路43aの構成が第2実施形態とは異なる。
【0107】
本実施形態の差分検出回路42cは、イントラ予測回路41cおよび選択回路52を介してフレームメモリ50に記憶された1/4倍の解像度の画像データを入力し、当該画像データ内の8x8ブロック画像データ(本発明の間引きブロック画像データ)の垂直および水平方向の相関を検出する。
ここで、8x8のブロック画像データ内の水平方向i番目、垂直方向j番目の画素データを「Di,j 」で示す。i,jは、0または1である。
差分検出回路42cは、処理対象の8x8のブロック画像データについて、下記式(28)を基に垂直方向の差分和VCorrを算出し、これをモード選択回路43cに出力する。
【0108】
【数28】
【0109】
また、差分検出回路42cは、8x8のブロック画像データについて、下記式(29)を基に水平方向の差分和HCorrを算出し、これをモード選択回路43cに出力する。
【0110】
【数29】
【0111】
モード選択回路43cは、第3実施形態のモード選択回路43bと同様の手法でイントラ予測モード指示データIPMを生成する。
また、イントラ予測回路41cは、モード選択回路43cからのイントラ予測モード指示データIPMを基に、第3実施形態のイントラ予測回路41bと同様の手法でイントラ予測符号化を行う。
【0112】
本実施形態の符号化装置によれば、差分検出回路42cにおいて、1/4倍の解像度の画像データS50を基に相関を検出するため、差分検出回路42cの処理負担を第3実施形態の差分検出回路42bに比べて軽減できる。
【0113】
第5実施形態
上述した実施形態では、輝度信号の画像データ内のブロックを単位として相関を検出し、その結果を基に、当該ブロックの輝度信号についてのイントラ予測モードを指定する場合を例示した。
本実施形態では、色差信号の画像データ内のブロックを単位として相関を検出し、その結果を基に、当該ブロックの色差信号についてのイントラ予測モードを指定する場合を説明する。
本実施形態の符号化装置の構成は、図2に示す符号化装置2aと同じである。
但し、イントラ予測回路41、差分検出回路42およびモード選択回路43の処理が第1実施形態とは異なる。
本実施形態のイントラ予測回路41dは、予め規定された色差信号について複数のイントラ予測モードのうち、モード選択回路43dからイントラ予測モード指定データIPMが示す単数または複数のイントラ予測モードのそれぞれを基に、フレームメモリ40から読み出した画像データを構成する各マクロブロックMBにイントラ予測符号を施して予測画像を生成し、当該予測画像データと原画像データS23との差分を検出する。
そして、イントラ予測回路41dは、上記複数のイントラ予測モードについてそれぞれ生成した上記差分のうち最小の差分に対応するイントラ予測モードに対応して得られた差分DIFおよび予測画像データPIを選択回路45に出力する。
色差信号のイントラ予測モードには、モード「0」,「1」,「2」,「3」の4つのモードがある。
【0114】
以下、各モードについて説明する。
ここで、処理対象のマクロブロックMBに属する色差信号の画像データ(以下、画素値とも記す)をP(x,y)とする。ここで、x,yはマクロブロックMBを構成するマトリクス状の色差信号の画素データの行方向および列方向の位置を示し、0〜7の整数である。
当該処理対象のマクロブロックMBに隣接するマクロブロックMB内の画素データのうち、当該処理対象のマクロブロックMBに隣接する画素データを、P(x,−1),P(−1,y)と記す。
また、画素データP(x,−1),P(−1,y)は、上記処理対象のマクロブロックMBと異なるピクチャあるいは異なるスライスに属する場合などに、「利用可能でない(unavailable) 」であると判断される。
モード0:
モード0は、DC予測であり、イントラ予測回路41dは、予測画像の画素データPred(x,y)を下記式のように生成する。
先ず、P(x,−1)およびP(−1,y)の全てが上記「利用可能」である場合に、イントラ予測回路41dは、予測画像の画素データPred(x,y)を下記式(30)のように生成する。
【0115】
【数30】
【0116】
また、P(x,−1)が上記「利用可能」でない場合に、イントラ予測回路41dは、予測画像の画素データPred(x,y)を下記式(31)のように生成する。
【0117】
【数31】
【0118】
また、P(−1,y)が上記「利用可能」でない場合に、イントラ予測回路41dは、予測画像の画素データPred(x,y)を下記式(32)のように生成する。
【0119】
【数32】
また、P(x,−1)およびP(−1,y)の全てが上記「利用可能」でない場合に、イントラ予測回路41dは、予測画像の画素データPred(x,y)として「128」を用いる。
【0120】
モード1:
モード1は、horizontal(水平)予測であり、P(−1,y)が上記「利用可能」である場合に適用される。
この場合に、イントラ予測回路41dは、予測画像の画素データPred(x,y)を下記式(33)のように生成する。
【0121】
【数33】
【0122】
モード2:
モード2は、vertical(垂直)予測であり、P(x,−1)が上記「利用可能」である場合に適用される。
この場合に、イントラ予測回路41dは、予測画像の画素データPred(x,y)を下記式(34)のように生成する。
【0123】
【数34】
【0124】
モード3:
モード3は、plane予測であり、P(x,−1)およびP(−1,y)の全てが上記「利用可能」である場合に適用される。
この場合に、イントラ予測回路41dは、予測画像の画素データPred(x,y)を下記式(35)のように生成する。
【0125】
【数35】
【0126】
差分検出回路42dは、イントラ予測回路41dを介してフレームメモリ40に記憶された色差信号についての画像データを入力し、当該画像データ内の8x8ブロック画像データの垂直および水平方向の差分和を検出する。
ここで、8x8のブロック画像データ内の水平方向i番目、垂直方向j番目の画素データを「Ai,j 」で示す。i,jは、0〜7の整数である。
差分検出回路42dは、上記ブロック画像データについて、下記式(36)を基に垂直方向の差分和VCorrを算出し、これをモード選択回路43dに出力する。
【0127】
【数36】
【0128】
また、差分検出回路42dは、上記ブロック画像データについて、下記式(37)を基に水平方向の差分和HCorrを算出し、これをモード選択回路43dに出力する。
【0129】
【数37】
【0130】
モード選択回路43dは、差分検出回路42dから入力した差分和VCorrと差分和HCorrとの大小関係を基に上記ブロック画像データの相関方向を特定し、当該相関方向を基に、色差信号についてのイントラ予測モードを選択し、当該選択したイントラ予測モードを示すイントラ予測モード指定データIPMを生成し、これをイントラ予測回路41dに出力する。
具体的には、モード選択回路43dは、上記ブロック画像データが水平方向に相関があると判断すると、モード0,1,3を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成し、これをイントラ予測回路41dに出力する。
また、モード選択回路43dは、上記ブロック画像データが垂直方向に相関があると判断すると、モード0,2,3を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成し、これをイントラ予測回路41dに出力する。
その他に、モード選択回路43dは、上記ブロック画像データが水平方向に相関があると判断すると、モード1を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成し、これをイントラ予測回路41dに出力してもよい。
また、モード選択回路43dは、上記ブロック画像データが垂直方向に相関があると判断すると、モード2を示すイントラ予測モード指示データIPMを生成し、これをイントラ予測回路41dに出力してもよい。
【0131】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
例えば、上述した実施形態では、本発明のブロック画像データとして、16×16画素のマクロブロックMB、並びに4x4のブロック画像データを例示したが、本発明のブロック画像データのサイズは任意である。
また、上述した実施形態では、イントラ予測モードとして、JVTで規定された16x16画素の輝度信号についてのイントラ予測モード、4x4画素の輝度信号についてのイントラ予測モード、並びに色差信号についてのイントラ予測モードを例示したが、それ以外のイントラ予測モードについても本発明は適用可能である。
【0132】
また、画像データS23が、飛び越し走査フォーマットである場合には、図10に示す間引き回路50において、垂直方向にはフィールド毎に間引き処理を行うようにしてもよい。
また、画像データS23がインターピクチャである場合に、間引き回路50で生成した間引き画像データを基に、動き予測・補償回路44における動きベクトルの検出を行ってもよい。
【0133】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、従来に比べて小規模な構成で、イントラ予測符号化を短時間で行うことができる画像処理装置および符号化装置を提供することができる。
また、本発明によれば、従来に比べて、イントラ予測符号化を短時間で行うことができる画像処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明は、本発明の実施形態に通信システムの構成図である。
【図2】図2は、図1に示す符号化装置の機能ブロック図である。
【図3】図3は、図2に示すイントラ予測回路における4x4イントラ予測モードを説明するための図である。
【図4】図4は、図2に示すイントラ予測回路における4x4イントラ予測モードを説明するための図である。
【図5】図5は、図2に示すイントラ予測回路における4x4イントラ予測モードを説明するための図である。
【図6】図6は、図2に示すイントラ予測回路における4x4イントラ予測符号化処理のフローチャートである。
【図7】図7は、図2に示す差分検出回路の処理を説明するための図である。
【図8】図8は、図2に示す差分検出回路およびモード検出回路の処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】図9は、図2に示すモード選択回路のモード選択処理を説明するための図である。
【図10】図10は、本発明の第2実施形態に係わる符号化装置の全体構成図である。
【図11】図11は、図10に示す間引き回路の処理を説明するための図である。
【図12】図12は、図10に示す差分検出回路の処理を説明するための図である。
【図13】図13は、本発明の第3実施形態に係わるイントラ予測回路の処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】図14は、本発明の第3実施形態に係わるモード選択回路の処理を説明するためのフローチャートである。
【図15】図15は、本発明の第3実施形態に係わる差分検出回路およびモード選択回路の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…通信システム、2,2a…符号化装置、3…復号装置、22…A/D変換回路、23…画面並べ替え回路、24…演算回路、25…直交変換回路、26…量子化回路、27…可逆符号化回路、28…バッファ、29…逆量子化回路、30…逆直交変換回路、31…フレームメモリ、32…レート制御回路、40…フレームメモリ、41,41a,41b,41c…イントラ予測回路、42,42a,42b,42c,42d…差分検出回路、43,43a,43b,43c,43d…モード選択回路、50,50c…間引き回路、51…フレームメモリ、52…選択回路
Claims (8)
- 動画像を構成する画像の2次元領域に対応して規定され当該画像を構成する複数のブロック画像データをイントラ予測符号化する画像処理装置であって、
処理対象の前記ブロック画像データに属する画素データと、前記複数のブロック画像データ内の前記画素データ以外の他の画素データとの間の相関を基に、前記処理対象のブロック画像データをイントラ予測符号化する符号化手段
を有する画像処理装置。 - 前記処理対象の前記ブロック画像データに属する前記画素データと、前記他の画素データとの間の差分を検出する差分検出手段
をさらに有し、
前記符号化手段は、前記差分検出手段が検出した前記差分から前記相関を特定し、当該特定した相関を基に、前記処理対象のブロック画像データをイントラ予測符号化する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記符号化手段は、前記処理対象の前記ブロック画像データに属する複数の画素データの間の前記相関を基に、前記処理対象のブロック画像データをイントラ予測符号化する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記符号化手段は、前記処理対象のブロック画像データに属する画素データと、前記他の画素データとの間の前記相関の方向を基に、前記処理対象のブロック画像データをイントラ予測符号化する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記符号化手段は、
前記処理対象のブロック画像データに属する画素データを、当該ブロック画像データに水平方向で隣接するブロック画像データ内の画素データを基に規定する第1のイントラ予測モードと、前記処理対象のブロック画像データに垂直方向で隣接するブロック画像データ内の画素データを基に規定する第2のイントラ予測モードとを有し、
前記相関の方向が垂直方向に比べて水平方向に強い場合に、前記第1のイントラ予測モードで前記処理対象のブロック画像データをイントラ予測符号化し、前記相関の方向が前記水平方向に比べて前記垂直方向に強い場合に、前記第2のイントラ予測モードで前記処理対象のブロック画像データをイントラ予測符号化する
請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記ブロック画像データに属する画素データを間引いた間引きブロック画像データを生成する間引き手段
をさらに有し、
前記差分検出手段は、前記間引き手段が生成した前記間引きブロック画像データを基に前記差分を検出する
請求項2に記載の画像処理装置。 - 動画像を構成する画像を符号化する符号化装置であって、
前記画像を構成する複数のブロック画像データのうち、処理対象の前記ブロック画像データに属する画素データと、前記複数のブロック画像データ内の前記画素データ以外の他の画素データとの間の相関を基に、前記処理対象のブロック画像データをイントラ予測符号化して予測画像を生成するイントラ予測符号化手段と、
前記イントラ予測符号化手段が生成した前記予測画像と原画像の差分を符号化する符号化手段と
を有する符号化装置。 - 動画像を構成する画像の2次元領域に対応して規定され当該画像を構成する複数のブロック画像データをイントラ予測符号化する画像処理方法であって、
処理対象の前記ブロック画像データに属する画素データと、前記複数のブロック画像データ内の前記画素データ以外の他の画素データとの間の相関を検出する第1の工程と、
前記第1の工程で検出した前記相関を基に、前記処理対象のブロック画像データをイントラ予測符号化する第2の工程と
を有する画像処理方法。
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