JP2004304372A - Tv端末装置 - Google Patents

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【課題】ユーザの行動パターンから番組の視聴の可否を予測可能なTV端末装置を提供する。
【解決手段】本発明のTV端末装置10によると、予測部62が、ユーザの行動パターンに基づいて生成された電波環境データに基づいて、将来の放送信号の受信状態を予測することができる。表示処理部30は、この予測結果をディスプレイ32に表示される番組表に反映させる。ユーザはその番組表を見るだけで、番組の視聴の可否を判断することができ、番組の予約を指示したり、また普段とは異なる場所に移動するなど、番組を見るための何らかの対策を講ずることができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はTV端末装置に関し、とくに番組表を表示することのできるTV端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
TV画面上に番組表を表示するシステムに、EPG(Electronic Program Guide:電子番組ガイド)システムがある。EPGシステムには、電波の隙間を使って番組表データを送信して、専用端末で受信する方式と、TVにつなげたインターネット端末を利用してEPGデータを送信する方式がある。携帯型端末装置でEPGデータを取り込むことにより、携帯型端末装置から番組を指定して、録画装置に録画予約することができるシステムを提案するものもある(特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−252789号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の固定TV装置の場合、安定した電波環境において放送波を受信することができるため、EPGに表示される番組は全て受信できていた。しかしながら持運び可能な携帯型のTV端末装置の場合、TV端末装置自身が移動することによって、ビルの谷間や地下街などで使用されることも想定される。そのため、固定TV装置と異なり、電波状況の変化により、EPGで表示された番組を全て受信できるとは限らない。TV端末装置でも、現在放送されている番組についてはチャンネルを合わせることにより視聴の可否をその場で確認することができるが、数時間後など将来放送される番組については、ユーザはEPGだけを見て、その番組が実際に視聴可能か否かを判断することは困難である。そのため、ある番組を見ようと思いTV端末装置のチャンネルを合わせたところ、電波状況が悪く、全く見ることができないという事態もあり得る。その場合、TV端末装置から通信機能を利用して自宅の録画装置に録画予約をすることができない可能性も高く、結果として、その番組を見ることも録画することもできない事態が発生しうる。
【0005】
本発明は、そうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザの行動パターンから番組の視聴の可否を予測可能なTV端末装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、TV端末装置に関する。この態様のTV端末装置は、放送信号を受信する受信部と、受信した放送信号をもとに画像を表示する表示部と、ユーザの行動パターンを表現するための要素と、その要素に対して設定される電波状況とを対応付けた電波環境データを記録したユーザデータベースと、ユーザデータベースに記録された電波環境データに基づいて、放送信号の受信状態を予測する予測部とを備える。この態様のTV端末装置によると、将来の放送信号の受信状態をユーザは知ることができ、番組を視聴できない予測を取得した場合には、前もって何らかの対策を講じることが可能となる。
【0007】
この態様のTV端末装置は、予測部において予測した放送信号の受信状態を、表示部に表示される番組表に反映させる表示処理を行う表示処理部とを備えてもよい。表示処理部は、予測した放送信号の受信状態を複数の段階に振り分けた結果を番組表に反映させる表示処理を行ってもよい。予測部は、放送信号の受信状態を、カレンダー情報を加味して予測してもよく、また気象情報を加味して予測してもよい。
【0008】
この態様のTV端末装置において、ユーザの行動パターンを表現するための要素が時間情報であってもよい。TV端末装置は、電波状況を検出する電波状況検出部と、電波状況検出部において検出した電波状況に基づいて電波環境データを生成する電波環境データ生成部とをさらに備えてもよい。電波状況検出部は、所定の時間間隔をもとに電波状況を検出してもよい。電波環境データ生成部は、電波状況検出部において複数回にわたって検出した電波状況をもとに、ユーザの行動パターンにおける時間情報と電波状況とを対応付けた電波環境データを生成してもよい。
【0009】
この態様のTV端末装置において、ユーザの行動パターンを表現するための要素が位置情報であってもよい。TV端末装置は、位置情報を検出する位置情報検出部をさらに備え、予測部は、位置情報検出部において検出した位置情報から、将来の位置情報を予測し、予測した位置情報をもとに、放送信号の受信状態を予測してもよい。TV端末装置は、電波状況を検出する電波状況検出部と、電波状況検出部において検出した電波状況に基づいて電波環境データを生成する電波環境データ生成部とをさらに備えてもよい。電波状況検出部は、所定の距離間隔をもとに電波状況を検出してもよい。電波環境データ生成部は、電波状況検出部において複数回にわたって検出した電波状況をもとに、ユーザの行動パターンにおける位置情報と電波状況とを対応付けた電波環境データを生成してもよい。
【0010】
ユーザデータベースに記録した電波状況と、新たに測定した電波状況の差をもとに、電波状況を検出する間隔を変更してもよい。またTV端末装置は、放送信号を受信不能と予測された番組をユーザが選択することにより、録画予約指示を外部の録画装置に送信する通信部をさらに備えてもよい。表示処理部は、ユーザにより設定された放送信号の受信状態を番組表に反映させてもよい。
【0011】
また本発明の別の態様は、TV端末装置に関する。この態様のTV端末装置は、放送信号を受信する受信部と、受信した放送信号をもとに画像を表示する表示部と、ユーザの行動パターンを示す時間情報と位置情報とを対応付けて記録したユーザデータベースと、位置情報と電波状況とを対応付けた電波環境データを記録した基準データベースにアクセスするアクセス部と、ユーザの現在位置情報を検出する位置情報検出部と、ユーザデータベースを参照することにより位置情報検出部において検出した現在位置情報から将来の位置情報を予測し、アクセス部を介して基準データベースを参照することにより、予測した位置情報から放送信号の受信状態を予測する予測部とを備える。TV端末装置は、ユーザデータベースを参照することにより、予測した位置情報の時間情報を求め、求めた時間情報をもとに、予測部において予測した放送信号の受信状態を、表示部に表示される番組表に反映させる表示処理を行う表示処理部をさらに備えてもよい。
【0012】
本発明のさらに別の態様は、TV端末装置に関する。この態様のTV端末装置は、放送信号を受信する受信部と、受信した放送信号をもとに画像を表示する表示部と、目的地の入力を受け付ける受付部と、所定の位置から目的地までの経路上の複数の位置情報と通過予定時刻とを算出する算出部と、位置情報と電波状況とを対応付けた電波環境データを記録した基準データベースにアクセスするアクセス部と、アクセス部を介して基準データベースを参照することにより、算出した複数の位置情報における放送信号の受信状態を予測する予測部とを備える。TV端末装置は、算出部で算出した通過予定時刻をもとに、予測部において予測した放送信号の受信状態を、表示部に表示される番組表に反映させる表示処理を行う表示処理部をさらに備えてもよい。
【0013】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0014】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の実施の形態に係るEPGシステム1の構成を示す。EPGシステム1において、地上波デジタル放送局3が、地上波デジタル放送で番組を発信する。TV端末装置10は、地上波デジタル放送を受信するためのチューナおよびアンテナを有し、ユーザは、TV端末装置10のディスプレイやスピーカからTV番組を視聴することができる。なお、TV端末装置10は、複数のGPS衛星2a、2b、2c、2d(以下、総称する場合には「GPS衛星2」と呼ぶ)から送信されるGPS信号を受信して、自身の位置を計算により求めてもよい。
【0015】
このようにTV端末装置10は、地上波デジタル放送受信機能を備え、さらに自身の位置情報を検出することのできるGPS測位機能を備えている。TV端末装置10は、自身の高度情報も検出することが好ましい。さらに、TV端末装置10は無線通信機能を有し、基地局4との間で通信回線を確立してネットワーク5に接続し、データ通信などの無線通信を行ってもよい。なお、TV端末装置10は、地上波デジタル放送だけでなく、衛星放送や地上波アナログ放送などに対応した受信機能を有していてもよい。
【0016】
TV端末装置10は、放送受信機能を有する携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)であってよく、また放送受信用の専用の端末装置であってもよい。さらに、TV端末装置10は、カーナビゲーションシステムに用いられるカーナビゲーション装置であってもよい。このようにTV端末装置10は、TV放送の放送受信機能を備えていればよく、その形式や形態は問わない。
【0017】
TV端末装置10は、番組表データ(以下、「EPGデータ」と呼ぶ)を地上波デジタル放送局3から受け取る。なおEPGデータは、インターネットなどのネットワーク5を介してEPGサーバ7から基地局4に送られ、基地局4から無線通信回線によりTV端末装置10に送信されてもよい。TV端末装置10は、表示部にEPGデータによる番組表を表示する。
【0018】
EPGサーバ7は、位置情報と電波状況とを対応付けた電波環境データを記録した基準データベース8を保持する。基準データベース8は、地上波デジタル放送の番組ごとに作成された電波環境データを保持する。基準データベース8は、位置情報をある程度密な距離間隔で保持しておくことが好ましいが、特に、山間部やビル街など、電波状況、例えば受信レベルの変動が大きい地域では密な距離間隔で電波状況を記録することが好ましい。なお、平野部など電波状況が大きく変動せず、比較的安定した放送波の受信が可能な地域では、データ量を少なくするために、位置情報の距離間隔を密に設定しなくてもよい。基準データベース8は、EPGサービスの提供主体などにより作成される。なお、位置情報のデータ形式は任意であってよいが、緯度経度さらには高度による一般の手法を用いてよい。
【0019】
第1の実施の形態におけるEPGシステム1では、TV端末装置10が、ユーザの過去の行動パターンを示すデータから、将来の行動パターンを予測することにより、TV番組の視聴の可否を表示部を通じてユーザに通知する機能をもつ。この通知は、例えばEPGデータにより表示される番組表に色を付けることにより視覚的に行われてもよく、またスピーカから音声メッセージを流すことにより聴覚的に行われてもよい。いずれにしてもユーザは、特定の番組について視聴できるか否かの予測を得ることができる。視聴できないとの予測を得た場合には、TV端末装置10の予約機能を用いて自宅の録画装置6に番組の予約を指示してもよく、また普段とは異なる場所に移動するなど、番組を見るための何らかの対策を講じることができる。なおEPGシステム1では、ユーザが、表示部に表示された番組表から、視聴不可と予測された番組を選択すると、TV端末装置10はその情報を無線回線により自宅の録画装置6に送信し、録画装置6は、指定された番組を録画予約する機能ももつ。
【0020】
図2は、TV端末装置10の構成を示す。TV端末装置10は、地上波デジタル放送受信機能を実現する構成、すなわち地上波デジタルチューナ20、放送受信部22、音声データデコード部24、映像データデコード部28、表示処理部30、電波状況検出部34およびEPGデータ取得部36を備える。図2では、EPGデータが放送波にのせられて送信され、EPGデータ取得部36が、地上波デジタル放送信号からEPGデータを取得する場合を例とするが、別の例では通信回線を通じてEPGサーバ7からEPGデータが送信されてもよい。この場合、TV端末装置10は通信機能を実現する通信部50を備え、通信部50を介してEPGデータを取得することになる。
【0021】
地上波デジタルチューナ20を所定の放送局に選局すると、放送受信部22が地上波デジタル放送を受信し、受信したデータを音声データと映像データに分離して、それぞれを音声データデコード部24および映像データデコード部28に送る。音声データデコード部24は、音声データをデコードしてスピーカ26より出力させる。また、映像データデコード部28は、映像データをデコードして表示処理部30を介してディスプレイ32より出力させる。これによりユーザは、TV番組を視聴することができる。
【0022】
TV端末装置10は、GPS測位機能を実現するGPS信号受信部40および位置情報検出部42を備えてもよい。GPS信号受信部40は、複数のGPS衛星2から送信されるGPS信号を受信し、位置情報検出部42は、複数のGPS信号をもとに位置情報を算出する。このとき、補正用のDGPS補正情報も取得し、正確な位置情報を求めることが好ましい。
【0023】
また、TV端末装置10は、入力受付部74よりユーザから入力された目的地を受けて、所定の位置、例えば現在位置からのナビゲーション機能を実現するための経路情報生成部70および地図データベース72を備えてもよい。地上波デジタル信号、GPS信号および通信信号はアンテナ52で受信される。なお、図示ごとく、アンテナ52は、地上波デジタル信号、GPS信号および通信信号のそれぞれを受信するべく、複数のアンテナで構成されている。
【0024】
実施の形態において、TV端末装置10は、ユーザの過去の行動パターンから、将来の行動パターンを予測し、予測した行動パターンに基づいて、放送信号の受信状態を予測する機能をもつ。この予測機能を実現するために、TV端末装置10は、電波環境データ生成部60、予測部62およびユーザデータベース64を備える。電波環境データ生成部60は、ユーザの行動パターンを表現するための要素と、その要素に対して設定される電波状況とを対応付けた電波環境データを生成し、ユーザデータベース64に記録する。予測部62は、電波環境データをもとに、タイマ66からの時間情報、位置情報検出部42からの位置情報、通信部50からの各種情報などを参酌することにより、将来の放送信号の受信状態を予測し、将来の番組の視聴の可否を設定することができる。これにより、ユーザは、見たい番組を見ることができるかどうかの見解を取得することができる。
【0025】
図3は、ユーザの行動パターンの一例を示す。ここでは会社に勤務するユーザを想定している。図3の例は、7時から8時50分までのユーザの行動パターンを示している。通常、会社勤めのユーザであれば、毎日を規則正しい時間設定で行動する。このユーザは、出勤時、自宅から商店街を通って駅まで歩き、そこから地下鉄に乗って会社最寄の駅に到着し、その駅からビル街を通って会社まで歩く行動パターンをもつ。なお、ユーザの行動パターンは暦、すなわち曜日や祝日などによって変化することが通常であり、その意味では、図3は、平日出勤のユーザの平日の行動パターンを示している。
【0026】
図4は、ユーザの行動パターンを表現するための要素の図である。ユーザの行動は、時刻と位置によって表現することができるため、実施の形態では、ユーザの行動パターンを表現するための要素とは、具体的には時間情報や位置情報となる。したがって、実施の形態では、ユーザの行動パターンを、時間情報を用いて表現し、またTV端末装置10がGPS測位機能を備える場合には、ユーザの行動パターンを位置情報、または時間情報と位置情報の組合せを用いて表現する。なお、ユーザが地下鉄に乗っている場合など、現実には、GPS信号を受信できずに位置情報を取得できない状況も発生しうるが、実施の形態では、理解を容易にするために、そのような場合であっても位置情報を取得できることを前提とする。
【0027】
図3の例で、8時から8時50分までの行動パターンは、図4に示す表の形式で行動パターンデータとして作成することができる。この行動パターンデータは、ユーザの行動パターンを表現するための時間情報と位置情報とを対応付けたものであり、ユーザデータベース64に記録されてもよい。なお、行動パターンデータは、データの信頼性を上げるために、過去の複数の行動パターンの平均値として求められることが好ましい。位置は、緯度、経度および高度によって設定される。例えば8時における位置情報(A,B,C)は、緯度がA、経度がB、高度がCであることを意味する。以下では、10分間隔でユーザの行動パターンを設定することとする。なお、行動パターンを設定する時間間隔は任意であってよく、10分に限定する必要はないが、少なくとも主要な番組の放送時間よりも短い間隔、例えば30分未満の間隔で設定されることが好ましい。上記の内容をもとに、TV端末装置10において、ユーザの行動パターンを表現するための要素のうち、時間情報を用いた電波環境データを作成する方法を示す。
【0028】
電波環境データ生成部60は、タイマ66によりカウントされる時間情報に基づいて、所定の時間間隔、ここでは10分間隔で電波状況検出部34に電波状況を取得するよう指示する。電波状況検出部34は、地上波デジタルチューナ20に複数の放送局、好ましくは全ての放送局を順次選局するように指示する。放送受信部22は、複数の放送局から地上波デジタル放送信号を受信し、電波状況検出部34が、それぞれの放送局からの地上波デジタル放送の受信レベルを電波状況として検出する。複数の放送局の電波状況は、電波環境データ生成部60に送られる。電波環境データ生成部60は、時間情報と電波状況とを対応付け、電波環境データを生成する。電波環境データは、ユーザデータベース64に記録される。
【0029】
なお、電波環境データ生成部60は、電波状況検出部34において複数回にわたって検出した電波状況をもとに、ユーザの行動パターンにおける時間情報と電波状況とを対応付けた電波環境データを生成することが好ましい。すなわち、電波環境データ生成部60は、1回の検出結果から行動パターンを設定するのではなく、複数の日にわたる検出結果から行動パターンを設定する。これにより、ユーザの行動パターンを平均化することができ、電波環境データの信頼性を上げることができる。
【0030】
図5は、電波環境データ生成部60により生成される電波環境データの一例を示す。この電波環境データは、ユーザの行動パターンを表現するための要素である時間情報と、その時間情報に対して設定される電波状況を示す受信レベルとを対応付けて生成される。受信レベルは、レベル0〜レベル10の範囲で評価されるものとする。レベル0〜レベル2は、視聴不可の状態、レベル3〜レベル7は、電波状況は良好ではないが視聴可能である状態、レベル8〜レベル10は、視聴可能であり且つ電波状況が良好である状態に相当する。このように、受信レベルは、3つの段階に振り分けることができる。
【0031】
図示のように、電波環境データ生成部60は、ユーザの行動パターンにおいて、時刻と各チャンネルの受信レベルとを対応付けた電波環境データを作成する。この電波環境データにしたがえば、ある時刻における番組の視聴の可否を予測することができる。例えば、8時10分には、20CHから24CHまでの全ての番組を視聴できず、また8時30分であれば、21CHの番組を視聴できないが、20CHと22CH〜24CHまでの番組を視聴できることを予測できる。予測部62は、電波環境データから、ある時刻における放送信号の受信状態を予測することができ、したがって、ユーザによるTV番組の視聴の可否を予測することができる。
【0032】
図6は、電波環境データ生成部60により生成される電波環境データの別の例を示す。この電波環境データは、ユーザの行動パターンを表現するための要素である位置情報と、その位置情報に対して設定される電波状況を示す受信レベルとを対応付けて生成される。位置情報は、TV端末装置10のGPS衛星測位機能を利用して取得することができる。
【0033】
電波環境データ生成部60は、電波状況検出部34において複数回にわたって検出した電波状況をもとに、ユーザの行動パターンにおける位置情報と電波状況とを対応付けた電波環境データを生成することが好ましい。すなわち、電波環境データ生成部60は、1回の検出結果から行動パターンを設定するのではなく、複数の日にわたる検出結果から行動パターンを設定する。これにより、ユーザの行動パターンを平均化することができ、電波環境データの信頼性を上げることができる。
【0034】
図6の例では、電波状況検出部34が、所定の時間間隔をもとに電波状況を検出しているが、所定の距離間隔をもとに電波状況を検出することも可能である。TV端末装置10の移動量が少ない場合には、電波状況が大きく変動する可能性も低くなる。そのため、出社後、会社で仕事をしている場合は移動量も少ないため、所定の時間間隔を基準とするよりも、所定の距離間隔を基準とした方が、データ量の削減となるため効率的であり、また電波状況の取得頻度が減るため、省電力化を図ることもできる。
【0035】
図示のように、電波環境データ生成部60は、ユーザの行動パターンにおいて、位置と各チャンネルの受信レベルとを対応付けて電波環境データを作成する。また、電波環境データ生成部60は、設定した位置間の所要時間も含めて電波環境データを作成するのが好ましい。位置情報は、時系列的な変遷を把握できるようにユーザデータベース64に記録される。
【0036】
電波環境データにしたがえば、ある位置における番組の視聴の可否を予測することができる。予測部62は、位置情報検出部42において検出された現在位置情報から、将来の位置情報を予測し、予測した位置情報をもとに、放送信号の受信状態を予測する。
【0037】
ユーザがある時刻に(緯度G、経度H、高度I)の地点にいることが位置情報検出部42における検出結果から判明した場合、30分後には、(緯度P、経度Q、高度R)の地点に移動することを予測できる。なお、この予測は、(緯度G、経度H、高度I)の地点までに到達する前に、位置情報の変遷から(緯度P、経度Q、高度R)の地点に向かっていることが予測されることを前提に行われる。
【0038】
具体的には、予測部62が、タイマ66から送られる時間情報と位置情報検出部42から送られる位置情報により、ユーザが(緯度A、経度B、高度C)から(緯度D、経度E、高度F)を通って(緯度G、経度H、高度I)の地点までに20分かけて到達したことを認識する。したがって、予測部62は、ユーザの行動パターンに照らし合わせると、その後、(緯度J、経度K、高度L)、(緯度M、経度N、高度O)を通って、30分後には(緯度P、経度Q、高度R)の地点にユーザが到達していることを予測できる。予測部62は、(緯度P、経度Q、高度R)における放送信号の受信状態をユーザデータベース64から抽出することにより、30分後の番組の視聴可否を予測することができる。
【0039】
図7は、電波環境データ生成部60により生成される電波環境データのさらに別の例を示す。この電波環境データは、ユーザの行動パターンを表現するための要素である時間情報および位置情報と、それらの要素に対して設定される電波状況を示す受信レベルとを対応付けて生成される。図5に関連して説明したように、予測部62は、時間情報に基づいて複数の放送局による放送信号の受信状態を予測することができ、また図6に関連して説明したように、予測部62は、位置情報に基づいて複数の放送局による放送信号の受信状態を予測することができる。なお、図7の例では、図6に示した位置間の所要時間を、時刻から算出することが可能である。
【0040】
図7の例では、電波環境データが時間情報および位置情報を含んでいるため、予測部62は、時間情報と位置情報のうち、いずれか信頼性の高い情報を用いて放送信号の受信状態を予測してもよいし、また時間情報と位置情報の双方を利用して、放送信号の受信状態を予測してもよい。例えば、時間情報のみに基づいた予測を行っている場合に、タイマ66が8時40分を示すとき、電波状況検出部34が20CHから24CHまでの電波状況を検出したところ、20CHの受信レベルが3、21CHの受信レベルが2、22CHの受信レベルが9、23CHの受信レベルが8、24CHの受信レベルが8を示したとする。この場合、予測部62は、ユーザがまだ(緯度J、経度K、高度L)の地点におり、時間情報による予測に誤差が生じたことを認識し、以後は、位置情報に基づいた予測に切り替えてもよい。なお、予測部62は、ユーザの行動パターンよりも10分遅れでユーザが行動していることを認識することにより、時間情報にその分の補正をかけて、時間情報に基づいた予測を続行してもよい。このように、予測部62は、ユーザが例えば遅刻などにより通常の行動パターンよりからずれた行動をとった場合であっても、行動パターンデータを利用することにより、ずれ分を補正して、的確な予測を行うことが可能となる。
【0041】
以上のように、予測部62は、電波環境データに基づいて、放送信号の受信状態を予測することができる。予測部62における予測結果は、表示処理部30に送られ、表示処理部30は、ディスプレイ32に表示される番組表に、その予測結果を反映させる表示処理を行う。なお、既述のごとく、予測した放送信号の受信状態は3つの段階に振り分けることができるが、表示処理部30は、振り分けた結果を番組表に反映させることが好ましい。
【0042】
地上波デジタルチューナ20がEPGデータを放送する放送局に選局されると、放送受信部22がEPGデータをのせた地上波デジタル放送信号を受信する。EPGデータ取得部36は、放送信号からEPGデータを抽出する。EPGデータは表示処理部30に送られ、表示処理部30はディスプレイ32にEPGデータに基づいた番組表を表示する。
【0043】
図8は、ディスプレイ32に表示される番組表の例を示す。ユーザは番組表をTV端末装置10のディスプレイ32を通じて見ることにより、見たい番組が何時に放送されるかを知ることができる。実施の形態では、表示処理部30が、図8に示す番組表に対して、予測部62において予測した放送信号の受信状態を反映させる表示処理を行う。
【0044】
図9は、予測部62における予測結果を表示される番組表に反映した例を示す。図9では、予測部62が、図5に示された電波環境データをもとに、放送信号の受信状態を予測した例を示す。なお、既述のごとく、受信レベルは、レベル0〜レベル10の範囲で評価され、さらにレベル0〜レベル2は、視聴不可の状態、レベル3〜レベル7は、電波状況は良好ではないが視聴可能である状態、レベル8〜レベル10は、視聴可能であり且つ電波状況が良好である状態と、3段階に振り分けられる。
【0045】
表示処理部30は、受信レベルに応じて番組表の時間帯の表示形式を変更する。例えば表示形式の変更は、番組表に色づけすることによって行われてもよい。色づけは、電波環境データに記録された時間情報の前後5分間にわたる時間帯を対象とする。すなわち、8時20分の時刻に対応付けられて設定されている受信レベルは、その前後5分間、すなわち8時15分から8時25分までの間の時間帯における受信レベルとして設定される。なお、本図では、レベル0〜レベル2の受信レベルと予測される時間帯に対して斜め線のハッチング処理を施し、またレベル3〜レベル7と予測される時間帯に対しては小点で網掛け処理を施している。なおレベル8〜10と予測される時間帯に対しては、画像処理を施さなくてよい。
【0046】
なお、時間帯については、設定された時間情報を開始点としてもよく、その場合には、8時20分の時刻に対応付けられている受信レベルは、その後の10分間、すなわち8時20分から8時30分までの間の時間帯における受信レベルとして設定されてもよい。また、ユーザが入力受付部74から放送信号の受信状態を設定した場合には、表示処理部30が、その設定内容を番組表に反映してもよい。また、表示処理部30は、ある番組について一部でも受信不可能な時間帯があることを認識した場合には、その番組全体に対して、視聴不可であることを示す表示処理を行ってもよい。
【0047】
ユーザは、表示される番組表を見て、視聴できない番組の時間帯を知ることができる。これにより、TV端末装置10で視聴できない番組を自宅の録画装置6に録画予約するなどの対策をとることが可能となる。この録画予約は、ユーザが入力受付部74よりディスプレイ32に表示された番組表上でカーソルなどを録画したい番組表示の上に動かし、録画予約を指示することで、録画予約指示が通信部50から通信回線を介して録画装置6に伝達されることにより実行される。なお、TV端末装置10は、番組表を表示している場合には、この録画予約機能を視聴不可と予測される番組に対してだけ実行できるようにしてもよい。すなわち、ディスプレイ32に番組表を表示している場合、視聴不可の番組上にカーソルを動かして選択することにより、その番組を録画予約することができる。なお、この録画予約機能は、番組表を利用して行うものであって、通常の録画予約については、別の方法により行うことができることが好ましい。
【0048】
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態におけるEPGシステム1では、電波環境データを用いずに、図4に示した行動パターンデータを利用して、放送信号の受信状態を予測する。既述のごとく、行動パターンデータは、ユーザの行動パターンを示す時間情報と位置情報とを対応付けたデータであって、ユーザデータベース72に記録されている。以下、第1の実施の形態とは異なる点につき説明する。
【0049】
予測部62は、位置情報検出部42から現在位置情報を取得する。予測部62は、この現在位置情報から、行動パターンデータに基づいて将来の位置情報を予測し、またタイマ66から提示される現在時刻をもとに、将来の位置情報に対応する将来の時間情報を取得する。
【0050】
さらに予測部62は、通信部50に、EPGサーバ7が保持する基準データベース8にアクセスすることを指示する。通信部50は、基準データベース8を参照することにより、位置情報と電波状況とを対応付けた電波環境データから、予測した将来の位置情報に対応する電波状況を取得し、予測部62に伝達する。これにより、予測部62は、予測した位置情報から放送信号の受信状態を予測することができ、また予測した位置情報に対応する時間情報も把握しているため、予測した放送信号の受信状態を、ディスプレイ32に表示される番組表に表示させることが可能となる。
【0051】
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態におけるEPGシステム1では、ナビゲーション機能を備えるTV端末装置10が、地図情報から、将来の位置を予測することにより、番組の視聴の可否をディスプレイ32を通じてユーザに通知する機能をもつ。なお、この機能は、カーナビゲーション装置に搭載されてもよく、また携帯電話などの携帯型TV端末装置に搭載されてもよい。この通知は、第1の実施の形態と同様に、例えばEPGデータによりディスプレイ32に表示される番組表の色を変えることにより視覚的に行われてもよい。以下、第1の実施の形態とは異なる点につき説明する。
【0052】
図10は、第3の実施の形態に係るTV端末装置10の予測機能を説明するための図である。地図データベース72は地図情報を有し、経路情報生成部70は、地図データベース72の地図情報から、現在位置と目的地との間を移動する最適経路を決定し、また、目的地までの到着予定時刻などの経路情報を生成する。なお、この機能は、カーナビゲーションシステムで利用される技術を利用することができる。
【0053】
第3の実施の形態において、まずユーザが入力受付部74から目的地を入力する。入力された目的地は、経路情報生成部70に送られる。また、経路情報生成部70は現在の位置情報を位置情報検出部42から取得する。経路情報生成部70は、現在位置情報と目的地情報とを取得して最適経路を設定し、またタイマ66から現在時刻を取得して目的地までの到着予定時刻を設定する。第3の実施の形態では、経路情報生成部70が、経路上の通過点を任意の数だけ抽出し、その通過点における位置情報と通過予定時刻とを含んだ経路情報を算出する。
【0054】
図11は、ユーザの移動経路を表現するための要素の図である。ユーザの移動経路を表現するための要素とは、具体的には時刻や位置であり、経路情報生成部70により算出された経路情報に応じて設定される。この例では、現在時刻が19時であって、ユーザが現在位置(緯度a、経度b、高度c)の地点から目的地(緯度s、経度t、高度u)に向けて出発する。目的地の到着予定時刻は20時に設定される。なお、ユーザは入力受付部74から目的地を緯度、経度、高度で設定する必要はなく、経路情報生成部70が入力された住所などの目的地情報を、緯度、経度、高度情報に変換する。なお、高度については省略してもよい。図11の例では、経路情報生成部70が、出発点から10分間隔で通過点を抽出し、そのときの位置情報を求めている。求めた予定時刻と位置情報は、予測部62に送られる。
【0055】
予測部62は、通信部50を介して通信回線に接続し、ネットワーク5上のEPGサーバ7に接続する。通信部50は、EPGサーバ7の基準データベース8にアクセスする。基準データベース8は、地上波デジタル放送の番組ごとに、位置情報と電波状況とを対応付けた電波環境データを保持しており、予測部62は、基準データベース8に記録された電波環境データをもとに、予測した位置情報に対応する電波状況を取得する。これにより、予測部62は、複数の予測した位置情報における放送信号の受信状態を予測することができる。また、予測した位置情報は、通過予定時刻に対応しているため、第1の実施の形態と同様に、予測部62は、通過予定時刻における電波状況を予測することができる。
【0056】
この予測結果を既述のごとく、表示処理部30が、ディスプレイ32に表示される番組表に反映することにより、ユーザは番組表を見て、視聴できない番組を知ることが可能となる。
【0057】
以上、本発明を複数の実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0058】
実施の形態では、平日の行動パターンを例にあげて説明した。平日の行動はパターン化することができるため、平日の行動における電波環境データを作成することは容易である。また土日などでも、決まった時間に英会話学校に行くなど、タイムスケジュールに沿って行動するユーザについては、行動をパターン化することができ、電波環境データを作成することが可能となる。そのため、電波環境データ生成部60は、カレンダー情報を要素に加えた電波環境データを生成することが好ましい。この場合、予測部62は、カレンダー情報を加味して放送信号の受信状態を予測してもよい。
【0059】
また、電波状況は気象条件の影響を受けるため、電波環境データ生成部60は、気象情報を要素に加えた電波環境データを生成してもよい。この場合、予測部62は、気象情報を加味して放送信号の受信状態を予測してもよい。
【0060】
また、実施の形態において、電波状況検出部34が、所定の時間間隔または所定の距離間隔をもとに電波状況の検出タイミングを定める例を示したが、これらの時間間隔や距離間隔は、状況に応じて変更することが好ましい。例えば、電波環境データに記録されている電波状況と、新たに測定した電波状況との差が大きい場合には、再度、電波環境データを再構成する必要も考えられることから、時間間隔や距離間隔を密にする方向に変更してもよい。
【0061】
また、実施の形態においては、複数の放送局からの放送信号の受信レベルをそれぞれ検出することとしたが、別の例では基準の放送局を設定して、この放送局からの放送信号の受信レベルをもとに、電波環境データを作成してもよい。この場合、基準となる放送局の放送信号の受信レベルが所定値以上変化したときのみ、電波環境データを作成してもよい。これにより、ユーザデータベース64のデータ量を削減することが可能となる。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、表示される番組表に放送信号の受信状態を予測した結果を反映することができ、ユーザは、その番組表を見るだけで、番組の視聴の可否を判断することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るEPGシステムの構成を示す図である。
【図2】TV端末装置の構成を示す図である。
【図3】ユーザの行動パターンの一例を示す図である。
【図4】ユーザの行動パターンを表現するための要素の図である。
【図5】電波環境データ生成部により生成される電波環境データの一例を示す図である。
【図6】電波環境データ生成部により生成される電波環境データの別の例を示す図である。
【図7】電波環境データ生成部により生成される電波環境データのさらに別の例を示す図である。
【図8】ディスプレイに表示される番組表の例を示す図である。
【図9】予測部における予測結果を表示される番組表に反映した例を示す図である。
【図10】第3の実施の形態に係るTV端末装置の予測機能を説明するための図である。
【図11】ユーザの移動経路を表現するための要素の図である。
【符号の説明】
1・・・EPGシステム、2・・・衛星、3・・・地上波デジタル放送局、4・・・基地局、5・・・ネットワーク、6・・・録画装置、7・・・EPGサーバ、8・・・基準データベース、10・・・TV端末装置、20・・・地上波デジタルチューナ、22・・・放送受信部、24・・・音声データデコード部、26・・・スピーカ、28・・・映像データデコード部、30・・・表示処理部、32・・・ディスプレイ、34・・・電波状況検出部、36・・・EPGデータ取得部、40・・・GPS信号受信部、42・・・位置情報検出部、50・・・通信部、52・・・アンテナ、60・・・電波環境データ生成部、62・・・予測部、64・・・ユーザデータベース、66・・・タイマ、70・・・経路情報生成部、72・・・ユーザデータベース、72・・・地図データベース、74・・・入力受付部。

Claims (21)

  1. 放送信号を受信する受信部と、
    受信した放送信号をもとに画像を表示する表示部と、
    ユーザの行動パターンを表現するための要素と、その要素に対して設定される電波状況とを対応付けた電波環境データを記録したユーザデータベースと、
    前記ユーザデータベースに記録された電波環境データに基づいて、放送信号の受信状態を予測する予測部と、
    を備えることを特徴とするTV端末装置。
  2. 前記予測部において予測した放送信号の受信状態を、前記表示部に表示される番組表に反映させる表示処理を行う表示処理部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のTV端末装置。
  3. 前記表示処理部は、予測した放送信号の受信状態を複数の段階に振り分けた結果を番組表に反映させる表示処理を行うことを特徴とする請求項2に記載のTV端末装置。
  4. 前記予測部は、放送信号の受信状態を、カレンダー情報を加味して予測することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のTV端末装置。
  5. 前記予測部は、放送信号の受信状態を、気象情報を加味して予測することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のTV端末装置。
  6. ユーザの行動パターンを表現するための要素が時間情報であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のTV端末装置。
  7. 電波状況を検出する電波状況検出部と、
    前記電波状況検出部において検出した電波状況に基づいて電波環境データを生成する電波環境データ生成部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項6のいずれかに記載のTV端末装置。
  8. 前記電波状況検出部は、所定の時間間隔をもとに電波状況を検出することを特徴とする請求項7に記載のTV端末装置。
  9. 前記電波環境データ生成部は、前記電波状況検出部において複数回にわたって検出した電波状況をもとに、ユーザの行動パターンにおける時間情報と電波状況とを対応付けた電波環境データを生成することを特徴とする請求項7または8に記載のTV端末装置。
  10. ユーザの行動パターンを表現するための要素が位置情報であることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のTV端末装置。
  11. 位置情報を検出する位置情報検出部をさらに備え、
    前記予測部は、前記位置情報検出部において検出した位置情報から、将来の位置情報を予測し、予測した位置情報をもとに、放送信号の受信状態を予測することを特徴とする請求項10に記載のTV端末装置。
  12. 電波状況を検出する電波状況検出部と、
    前記電波状況検出部において検出した電波状況に基づいて電波環境データを生成する電波環境データ生成部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項9または10に記載のTV端末装置。
  13. 前記電波状況検出部は、所定の距離間隔をもとに電波状況を検出することを特徴とする請求項12に記載のTV端末装置。
  14. 前記電波環境データ生成部は、前記電波状況検出部において複数回にわたって検出した電波状況をもとに、ユーザの行動パターンにおける位置情報と電波状況とを対応付けた電波環境データを生成することを特徴とする請求項12または13に記載のTV端末装置。
  15. ユーザデータベースに記録した電波状況と、新たに測定した電波状況の差をもとに、電波状況を検出する間隔を変更することを特徴とする請求項8または13に記載のTV端末装置。
  16. 放送信号を受信不能と予測された番組をユーザが選択することにより、録画予約指示を外部の録画装置に送信する通信部をさらに備えることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載のTV端末装置。
  17. 前記表示処理部は、ユーザにより設定された放送信号の受信状態を番組表に反映させることを特徴とする請求項2または3に記載のTV端末装置。
  18. 放送信号を受信する受信部と、
    受信した放送信号をもとに画像を表示する表示部と、
    ユーザの行動パターンを示す時間情報と位置情報とを対応付けて記録したユーザデータベースと、
    位置情報と電波状況とを対応付けた電波環境データを記録した基準データベースにアクセスするアクセス部と、
    ユーザの現在位置情報を検出する位置情報検出部と、
    ユーザデータベースを参照することにより前記位置情報検出部において検出した現在位置情報から将来の位置情報を予測し、前記アクセス部を介して基準データベースを参照することにより、予測した位置情報から放送信号の受信状態を予測する予測部と、
    を備えることを特徴とするTV端末装置。
  19. ユーザデータベースを参照することにより、予測した位置情報の時間情報を求め、求めた時間情報をもとに、前記予測部において予測した放送信号の受信状態を、前記表示部に表示される番組表に反映させる表示処理を行う表示処理部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項18に記載のTV端末装置。
  20. 放送信号を受信する受信部と、
    受信した放送信号をもとに画像を表示する表示部と、
    目的地の入力を受け付ける受付部と、
    所定の位置から目的地までの経路上の複数の位置情報と通過予定時刻とを算出する算出部と、
    位置情報と電波状況とを対応付けた電波環境データを記録した基準データベースにアクセスするアクセス部と、
    アクセス部を介して基準データベースを参照することにより、算出した複数の位置情報における放送信号の受信状態を予測する予測部と、
    を備えることを特徴とするTV端末装置。
  21. 前記算出部で算出した通過予定時刻をもとに、前記予測部において予測した放送信号の受信状態を、前記表示部に表示される番組表に反映させる表示処理を行う表示処理部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項20に記載のTV端末装置。
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