JP2004303791A - 薄膜トランジスタ構造及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】平面ディスプレイの駆動回路領域に設置される第1の薄膜トランジスタ3Nのゲート電極導体構造31の長さ又は幅を軽ドーピングドレイン電極領域30の長さ又は幅にチャネル領域34の長さ又は幅を加えた長さ又は幅と等しいか又はそれを上回るように構成し、アクティブマトリックス領域に設置される第2の薄膜トランジスタ3N’のゲート電極導体構造33の長さ又は幅をチャネル領域32の長さ又は幅とほぼ等しくする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は薄膜トランジスタ構造及びその製造方法に関するものであり、特に平面ディスプレイ上に応用される軽ドーピングドレイン電極領域を備えた薄膜トランジスタ構造とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の薄膜トランジスタ液晶ディスプレイの機能ブロックを図15に示す。図15から分るように、従来の薄膜トランジスタ液晶ディスプレイは主にアクティブマトリックス10と駆動回路11の2つの部分により構成されている。従来の非晶質シリコンの製造工程においては、まずアクティブマトリックス10がガラス基板1の上に単独で形成され、別途集積回路の形式で形成された1つ又は複数の駆動回路11が、外部結線12によりアクティブマトリックス10に接続されていた。
【0003】
しかし、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイの製造工程に低温多結晶シリコン技術が応用されるようになり、図16に示すように、アクティブマトリックス10と駆動回路11が、同一の製造工程において同時にガラス基板1上に形成されるようになり、コスト削減が可能となった。
【0004】
低温多結晶シリコン技術を応用した従来の薄膜トランジスタの製造方法、及び、その方法により完成されたアクティブマトリックス及び駆動回路の内部に位置する各種の薄膜トランジスタの構成について、図17から図22を参照しつつ説明する。
【0005】
図17は、低温環境下において、レーザ焼戻し方式によりガラス基板2上に形成された多結晶シリコン層21の構造を示す。図18は、Nチャネル212を形成するための、例えばホウ素イオン(B+)によるイオン注入を示す。多結晶シリコン層21のうち、Pチャネル薄膜トランジスタ20P(図22参照)となる領域211はフォトレジストにより形成されたマスク22で保護されている。その後、図19に示すように、イオン注入された領域212上に、フォトレジストによりゲート電極マスク23が形成され、ゲート電極マスク23により保護された状態で、例えば水素化リンイオン(PHx+)によりソース/ドレイン電極となる領域にイオン注入が実施され、Nチャネル薄膜トランジスタ20N(図22参照)のソース/ドレイン電極領域24が形成される。
【0006】
フォトレジストで形成されたマスク22及びゲート電極マスク23が除去された後、図20に示すように、ガラス基板2及びその上に形成された各領域を覆うようにゲート電極絶縁層25が形成される。さらに、例えばモリブデンにより、ゲート電極絶縁層25上にゲート電極金属構造26が形成される。その後、ゲート電極金属構造26をマスクとして用い、例えばリンイオン(P+)による低濃度のイオン注入が実施される。その結果、Nチャネル領域212中に軽ドーピングドレイン電極構造241が形成される。図20におけるゲート電極金属構造26の長さ又は幅は、図19におけるゲート電極マスク23の長さ又は幅を下回っており、この差を利用して軽ドーピングドレイン電極構造241が形成される。
【0007】
さらに、図21に示すように、例えば水素化ホウ素イオン(B2Hx+)によるイオン注入により、Pチャネル領域211中にソース/ドレイン電極242が形成される。なお、Nチャネル薄膜トランジスタ領域20Nは、フォトレジストにより形成されたマスク27で保護されている。図22は、マスク27が除去された後、さらに保護層28及び接触金属導線プラグ29が形成されたパネル構造を示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
Nチャネル薄膜トランジスタ20Nには、チャネル212が短縮されたために熱電子効果が発生する。そのため、上記従来例では、軽ドーピングドレイン電極構造241を増設することにより、熱電子効果により発生する影響を抑制し、エレメントの安定度の増加と漏れ電流の減少を図っている。マスクキングの回数及び製造工程の手順を極力低減させるため、通常、軽ドーピングドレイン電極構造241は自己位置合わせ方式により形成される。そのため、図20に示すように、形成された軽ドーピングドレイン電極構造241と上方のゲート電極金属構造26とはオーバーラップしていない。すなわち、軽ドーピングドレイン電極構造241とゲート電極金属構造26との間には重畳領域は設けられていない。
【0009】
一方、実際の製作結果によれば、軽ドーピングドレイン電極構造241と上方のゲート電極金属構造26とがオーバーラップしている(重畳領域が設けられている)場合、エレメントの安定度の改善効果が最良となる。但し、その際、付帯して寄生容量が発生する。寄生容量は、画素がオフとなったときに、画素ユニット中の保持容量と液晶容量に対してバイアス電圧を発生させ、本来の電圧レベルをドリフトさせてしまうという問題点を生じる。
【0010】
本発明は、上記従来例の問題点を解決するためになされたものであり、液晶ディスプレイなどの平面ディスプレイにおける薄膜トランジスタ構造のエレメントの安定度を維持しつつ、電圧レベルのドリフトを防止することが可能な軽ドーピングドレイン電極領域を備えた薄膜トランジスタ構造、及び、マスクキングの回数及び製造工程の手順を極力低減させた薄膜トランジスタ構造の製造方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る薄膜トランジスタ構造は、平面ディスプレイの駆動回路領域に設置されており、ゲート電極導体構造の長さ又は幅が、軽ドーピングドレイン電極領域の長さ又は幅にチャネル領域の長さ又は幅を加えた長さ又は幅と等しいか、又は、それを上回る第1の薄膜トランジスタと、前記平面ディスプレイのアクティブマトリックス領域に設置されており、ゲート電極導体構造の長さ又は幅が、チャネル領域の長さ又は幅とほぼ等しい第2の薄膜トランジスタとを備えたことを特徴とする。
【0012】
また、前記平面ディスプレイは液晶ディスプレイであることが好ましい。
【0013】
さらに、前記第1の薄膜トランジスタと前記第2の薄膜トランジスタが同一基板上に形成されていることが好ましい。
【0014】
また、本発明に係る薄膜トランジスタの製造方法は、
基板を提供する工程と、
前記基板上に多結晶シリコン層を形成するとともに、第1の多結晶シリコン構造と第2の多結晶シリコン構造とを定義する工程と、
前記多結晶シリコン構造中にNチャネル領域を形成した後、前記多結晶シリコン構造上の所定の位置を第1のマスク構造で被覆するとともに、露出部分のNチャネル領域に対して軽ドーパントイオンを注入する工程と、
前記第1の多結晶シリコン構造上の前記第1のマスク構造を除去した後に、さらに長さ又は幅が前記第1のマスク構造を上回る第2のマスク構造を形成し、露出部分のNチャネル領域に対してさらに重ドーパントイオンを注入することにより、前記第1の多結晶シリコン構造中に少なくとも軽ドーピングドレイン電極領域と重ドーピングソース/ドレイン電極領域とを形成し、前記第2の多結晶シリコン構造中に少なくとも重ドーピングソース/ドレイン電極領域とを形成する工程と、
前記第1及び第2のマスク構造を除去した後、ゲート電極絶縁層を形成し、さらに、前記第1の多結晶シリコン構造の上方の前記ゲート電極絶縁層上に、前記軽ドーピングドレイン電極領域の長さ又は幅にチャネル領域の長さ又は幅を加えた長さ又は幅と等しいか、又は、それを上回る長さ又は幅の第1のゲート電極導体構造を形成するとともに、前記第2の多結晶シリコン構造の上方の前記ゲート電極絶縁層上に、チャネル領域の長さ又は幅とほぼ等しい第2のゲート電極導体構造を形成する工程とを備える。
【0015】
上記方法において、
前記第1の多結晶シリコン構造と前記第2の多結晶シリコン構造とを定義するとともに、第3の多結晶シリコン構造を定義する工程と、
前記第1及び第2の多結晶シリコン構造中にNチャネル領域を形成する前に、前記第3の多結晶シリコン構造を第3のマスク構造で被覆する工程と、
前記第1の多結晶シリコン構造及び前記第2のシリコン構造の上方の前記ゲート電極導体層に第1のゲート電極導体構造及び第2のゲート電極導体構造を形成するとともに、前記第3の多結晶シリコン構造の上方の前記ゲート電極導体層に第3のゲート電極導体構造を形成する工程と、
前記第1及び第2の多結晶シリコン構造の上方を第4のマスク構造で被覆した後、前記第3のゲート電極導体構造をマスクとして利用して前記第3の多結晶シリコン構造に対して重ドーパントイオン注入を実施することにより、Pチャネル薄膜トランジスタを形成する工程とをさらに備えていることが好ましい。
【0016】
また、前記各マスク構造の材質はフォトレジストであることが好ましい。
【0017】
さらに、前記第1の多結晶シリコン構造及び前記第2の多結晶シリコン構造は、それぞれ前記平面ディスプレイ中の駆動回路領域及びアクティブマトリックス領域に位置していることが好ましい。
【0018】
また、本発明に係る別の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板を提供する工程と、
前記基板上に多結晶シリコン層を形成する工程と、
前記各多結晶シリコン層中にNチャネル領域を形成した後、前記多結晶シリコン構造上の所定の位置をマスク構造で被覆するとともに、露出部分のNチャネル領域に対して軽ドーパントイオンを注入し、少なくとも軽ドーピングドレイン電極領域を形成する工程と、
前記多結晶シリコン構造上の前記マスク構造を除去した後にゲート電極絶縁層を形成するとともに、前記ゲート電極絶縁層上の所定の位置にゲート電極導体構造を前記軽ドーピングドレイン電極領域の一部と重畳するように形成する工程と、
前記ゲート電極導体構造をマスクとして露出部分の前記軽ドーピングドレイン電極領域に対してさらに重ドーパントイオンを注入することにより、前記多結晶シリコン構造中に少なくとも重ドーピングソース/ドレイン電極領域とを形成する工程とを備え、
前記ゲート電極導体構造の長さ又は幅が、前記軽ドーピングドレイン電極領域の重畳している部分の長さ又は幅にチャネル領域の長さ又は幅を加えた長さ又は幅とほぼ等しいことを特徴とする。
【0019】
上記方法において、前記各マスク構造の材質はフォトレジストであることが好ましい。
【0020】
また、完成された前記薄膜トランジスタが、前記平面ディスプレイ中の駆動回路領域に位置していることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明は薄膜トランジスタ構造及びその製造方法に関するものであり、液晶ディスプレイなどの平面ディスプレイ上に応用される。以下、本発明の第1の実施の形態について説明する。
【0022】
低温多結晶シリコン技術により薄膜トランジスタ液晶ディスプレイを製造することの利点は、基板上にアクティブマトリックスと駆動回路とを同時に形成することができる点にある。前述のように、軽ドーピングドレイン電極構造とその上方のゲート電極金属構造とがオーバーラップしている場合、エレメントの特性に対して正反両面の影響を及ぼす。一方においてはエレメントの安定度が改善されるが、別の面においては付帯して発生する漏れ電流と寄生容量によりデータ電圧レベルにドリフトが発生する。
【0023】
しかしながら、アクティブマトリックスと駆動回路とでは、その内部の薄膜トランジスタの性能に対する要求が異なる。アクティブマトリックス中の薄膜トランジスタに関しては、電圧レベルに対する要求が相対的に高く、駆動回路中の薄膜トランジスタに関しては、エレメントの安定度に対する要求が相対的に高い。
従って、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜トランジスタ液晶ディスプレイは、これらアクティブマトリックスと駆動回路の2種類の回路における薄膜トランジスタの特性に対する異なる要求を同時に満足させるように構成されている。
【0024】
図1は、第1の実施の形態に係る薄膜トランジスタ液晶ディスプレイの構成を示す断面図である。図1から明らかなように、アクティブマトリックス領域内と駆動回路領域内に、それぞれ構造が異なる2種類以上の薄膜トランジスタ3N、3P、3N’が形成されている。
【0025】
駆動回路領域に設置されているNチャネル薄膜トランジスタ(第1の薄膜トランジスタ)3Nのゲート電極導体構造31の長さ又は幅は、軽ドーピングドレイン電極領域30の長さ又は幅にチャネル領域34の長さ又は幅を加えた長さ又は幅と等しいか又はそれを上回り、Nチャネル薄膜トランジスタ3Nの軽ドーピングドレイン電極構造30とその上方のゲート電極導体構造31とがオーバーラップ(重畳)している。そのため、駆動回路領域内のNチャネル薄膜トランジスタ3Nのエレメント安定度は効果的に改善されるが、誘発される寄生容量は駆動回路に対してあまり大きな影響は及ぼさない。
【0026】
一方、アクティブマトリックス領域に設置されているNチャネル薄膜トランジスタ(第2の薄膜トランジスタ)3N’のゲート電極導体構造33の長さ又は幅は、チャネル領域35の長さ又は幅とほぼ等しく、軽ドーピングドレイン電極構造32とその上方のゲート電極導体構造33とはオーバーラップしていない。そのため、漏れ電流と寄生容量による電圧レベルのドリフトに対する影響が効果的に抑制される。
【0027】
次に、第1の実施の形態に係る低温多結晶シリコンによる薄膜トランジスタの製造方法について、図2から図8を参照しつつ説明する。
【0028】
図2は、低温環境下で、レーザ焼戻し方式によりガラス基板4上に形成された多結晶シリコン層41の構造を示す。図3は、Nチャネルを形成するための、例えばホウ素イオン(B+)によるイオン注入を示す。図3中、Pチャネル薄膜トランジスタ3Pが形成される領域(第3の多結晶シリコン構造)411は、フォトレジストにより形成されたマスク(第3のマスク構造)42で保護されている。その後、図4に示すように、イオン注入された領域412及び413上に、フォトレジストによりゲート電極マスク(第1のマスク構造)43を形成し、ゲート電極マスク43により保護された状態で、例えば水素化リンイオン(PHx+)による低濃度イオン注入(軽ドーパントイオン注入)が実施される。なお、駆動回路領域内に形成されるNチャネル薄膜トランジスタ3NのNチャネルを第1の多結晶シリコン構造412、アクティブマトリックス領域内に形成されるNチャネル薄膜トランジスタ3N’のNチャネルを第2の多結晶シリコン構造413と定義する。
【0029】
次に、図5に示すように、駆動回路領域内のNチャネル薄膜トランジスタ3Nが形成される箇所に、寸法が比較的大きいフォトレジストゲート電極マスク(第2のマスク構造)431が形成された後、ソース/ドレイン電極となる領域に、例えば水素化リンイオン(PHx+)によるイオン注入(重ドーパントイオン注入)が実施される。これにより、アクティブマトリックス領域内及び駆動回路領域内におけるNチャネル薄膜トランジスタ3N及び3N’の(重ドーピング)ソース/ドレイン電極領域44と、駆動回路領域内のNチャネル薄膜トランジスタ3Nの軽ドーピングドレイン電極構造441とが同時に形成される。
【0030】
フォトレジストで形成されたマスク42、43及びゲート電極マスク431が除去された後、図6に示すように、ガラス基板4及びその上に形成された各領域を覆うようにゲート電極絶縁層45が形成される。さらに、例えばモリブデンにより、ゲート電極絶縁層45上に第1ないし第3のゲート電極導体構造461、462及び463が形成される。その後、さらにゲート電極導体構造461〜463をマスクとして用い、例えば水素化リンイオン(PHx+)による低濃度のイオン注入が実施される。その結果、アクティブマトリックス領域内のNチャネル薄膜トランジスタ3N’に軽ドーピングドレイン電極構造442が形成される。図6におけるアクティブマトリックス領域内の第2のゲート電極導体構造462の長さ又は幅は、図4におけるゲート電極マスク43の長さ又は幅を下回っており、この差を利用してアクティブマトリックス領域内における軽ドーピングドレイン電極構造442が形成される。また、駆動回路領域内の第1のゲート電極導体構造461の長さ又は幅は、対応する軽ドーピングドレイン電極領域441の長さ又は幅にチャネル領域412の長さ又は幅を加えた長さ又は幅と等しいか、又は、それを上回るように設定されている。
【0031】
図7は、Pチャネル領域411内にソース/ドレイン電極443を形成するための、例えば水素化ホウ素イオン(B2Hx+)によるイオン注入(重ドーパントイオン注入)を示す。図7中、Nチャネル薄膜トランジスタ領域3N及び3N’はフォトレジストにより形成されたマスク(第4のマスク構造)47で保護されている。図8は、マスク47が除去された後、さらに保護層48及び接触金属導線プラグ49が形成されたパネル構造を示している。
【0032】
図8に示す完成後のパネル構造から明らかなように、駆動回路領域内に形成されているNチャネル薄膜トランジスタ3Nの軽ドーピングドレイン電極構造441(図1の30に相当)とその上方の第1のゲート電極導体構造461(図1の31に相当)とがオーバーラップしており、軽ドーピングドレイン電極構造441(30)と第1のゲート電極導体構造461(31)との間に重畳領域が形成される。その結果、駆動回路領域内の薄膜トランジスタ3Nのエレメントの安定度が効果的に改善されるが、誘発される寄生容量は駆動回路に対してあまり大きな影響は与えない。また、アクティブマトリックス領域内では、Nチャネル薄膜トランジスタ3N’の軽ドーピングドレイン電極構造442(図1の32に相当)とその上方の第2のゲート電極導体構造462(図1の33に相当)とがオーバーラップしておらず、軽ドーピングドレイン電極構造442(32)とゲート電極構造46(33)との間には重畳領域が形成されていない。そのため、漏れ電流と寄生容量による電圧レベルのドリフトに対する影響はほとんどない。
【0033】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。軽ドーピングドレイン電極構造とその上方のゲート電極金属構造とがオーバーラップしているというNチャネル薄膜トランジスタの基本構成に基づき、第2の実施の形態は、単独の相補式金属・酸化膜半導体トランジスタの製造方法に関する。
【0034】
図9から図14は、第2の実施の形態に係る相補式金属・酸化膜半導体トランジスタの製造方法の各工程を示す。図9は、低温環境下で、レーザ焼戻し方式により、ガラス基板5上に形成された多結晶シリコン層51の構造を示す。図10は、Nチャネルを形成するための、例えばホウ素イオン(B+)によるイオン注入を示す。Pチャネル薄膜トランジスタ50P(図14参照)が形成される領域511は、フォトレジストにより形成されたマスク52で保護されている。その後、図11に示すように、イオン注入された領域512上に、フォトレジストによりゲート電極マスク53を形成し、ゲート電極マスク53により保護された状態で、例えば水素化リンイオン(PHx+)による低濃度イオン注入が実施される。低濃度イオンが注入された領域を符号513で示す。
【0035】
フォトレジストで形成されたマスク52及び53が除去された後、図12に示すように、ガラス基板5及びその上に形成された各領域を覆うようにゲート電極絶縁層54が形成される。さらに、例えばモリブデンにより、ゲート電極絶縁層54上のNチャネル薄膜トランジスタ50Nが形成される箇所に、例えばモリブデンにより、寸法が本来の寸法よりも大きいゲート電極導体構造551が形成される。また、ゲート電極絶縁層54上のPチャネル薄膜トランジスタ50Pが形成される箇所に、例えばモリブデンにより、本来の寸法のゲート電極導体構造552が形成される。その後、例えば水素化ホウ素イオン(B2Hx+)により、Pチャネル薄膜トランジスタ50Pのソース/ドレイン電極となる領域にイオン注入が実施され、それによりPチャネル薄膜トランジスタ50Pのソース/ドレイン電極領域56が形成される。
【0036】
さらに、図13に示すように、フォトレジストで形成されたマスク57を用いて、本来の寸法よりも大きいゲート電極導体構造551をエッチングし、Nチャネル薄膜トランジスタ50N内に本来の寸法のゲート電極導体構造571を形成する。このとき、Pチャネル薄膜トランジスタ50Pの領域は、フォトレジストにより形成されたマスク58で保護されている。また、ゲート電極導体構造571の長さ又は幅は、後述する軽ドーピングドレイン電極構造591を形成するために、低濃度イオンが注入された領域513とオーバーラップするように、重畳している部分(すなわち、軽ドーピングドレイン電極構造591)の長さ又は幅にチャネル領域512の長さ又は幅を加えた長さ又は幅とほぼ等しくなるように形成されている。
【0037】
その後、さらにフォトレジストにより形成されたマスク57及び58によりゲート電極導体構造571及び552を保護した状態で、例えば水素化リンイオン(PHx+)による高濃度のイオン注入が実施される。図13におけるゲート電極導体構造571の長さ又は幅は、図11に示すゲート電極マスク53の長さ又は幅を上回っており、図11において低濃度イオンが注入された領域513の一部がゲート電極導体構造571により覆われる。そのため、図13において高濃度のイオン注入が行われても、ゲート電極導体構造571により覆われている部分、すなわち軽ドーピングドレイン電極構造591には高濃度のイオンが注入されず、低濃度イオンが注入されたまま残る。その結果、Nチャネル薄膜トランジスタ50Nのソース/ドレイン電極領域59と軽ドーピングドレイン電極構造591とが同時に形成される。図14は、マスク57及び58が除去された後、さらに保護層60及び接触金属導線プラグ61が形成されたパネル構造を示している。
【0038】
このように、第2の実施の形態に係る薄膜トランジスタの製造方法によっても、製造工程におけるマスキングの回数を増加させることなく、軽ドーピングドレイン電極構造591とその上方のゲート電極金属構造571とがオーバーラップしているNチャネル薄膜トランジスタを形成することができる。
【0039】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、この分野の技術に習熟している者であれば、これらを任意に変更することができることは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、製造工程におけるマスキングの回数を増加させることなく、軽ドーピングドレイン電極構造とその上方のゲート電極構造とがオーバーラップしたNチャネル薄膜トランジスタを形成することができる。また、完成された薄膜トランジスタは、アクティブマトリックス中の薄膜トランジスタに関しては、電圧レベルのドリフトがほとんどなく、駆動回路中の薄膜トランジスタに関しては、エレメントの安定度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る薄膜トランジスタ液晶ディスプレイの構造を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る低温多結晶シリコン技術による薄膜トランジスタの製造方法を示す工程図である。
【図3】上記第1の実施の形態に係る薄膜トランジスタの製造方法の続きを示す工程図である。
【図4】上記第1の実施の形態に係る薄膜トランジスタの製造方法の続きを示す工程図である。
【図5】上記第1の実施の形態に係る薄膜トランジスタの製造方法の続きを示す工程図である。
【図6】上記第1の実施の形態に係る薄膜トランジスタの製造方法の続きを示す工程図である。
【図7】上記第1の実施の形態に係る薄膜トランジスタの製造方法の続きを示す工程図である。
【図8】上記第1の実施の形態に係る薄膜トランジスタの製造方法の続きを示す工程図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る低温多結晶シリコン技術による薄膜トランジスタの製造方法を示す工程図である。
【図10】上記第2の実施の形態に係る薄膜トランジスタの製造方法の続きを示す工程図である。
【図11】上記第2の実施の形態に係る薄膜トランジスタの製造方法の続きを示す工程図である。
【図12】上記第2の実施の形態に係る薄膜トランジスタの製造方法の続きを示す工程図である。
【図13】上記第2の実施の形態に係る薄膜トランジスタの製造方法の続きを示す工程図である。
【図14】上記第2の実施の形態に係る薄膜トランジスタの製造方法の続きを示す工程図である。
【図15】従来の薄膜トランジスタ液晶ディスプレイの機能ブロック図である。
【図16】他の従来の薄膜トランジスタ液晶ディスプレイの機能ブロック図である。
【図17】従来の低温多結晶シリコン技術による薄膜トランジスタの製造方法を示す工程図である。
【図18】上記従来の薄膜トランジスタの製造方法の続きを示す工程図である。
【図19】上記従来の薄膜トランジスタの製造方法の続きを示す工程図である。
【図20】上記従来の薄膜トランジスタの製造方法の続きを示す工程図である。
【図21】上記従来の薄膜トランジスタの製造方法の続きを示す工程図である。
【図22】上記従来の薄膜トランジスタの製造方法の続きを示す工程図である。
【符号の説明】
4、5 ガラス基板
30、32、441、442、591 軽ドーピングドレイン電極構造
31、33、551、552、571 ゲート電極導体構造
41、51 多結晶シリコン層
42、47、52、57、58 マスク
43、53、431 ゲート電極マスク
44、56、59 ソース/ドレイン電極領域
45、54 ゲート電極絶縁層
48、60 保護層
49、61 接触金属導線プラグ
411、412、413 第1ないし第3の多結晶シリコン構造
461、462、463 第1ないし第3のゲート電極金属構造
Claims (10)
- 平面ディスプレイの駆動回路領域に設置されており、ゲート電極導体構造の長さ又は幅が、軽ドーピングドレイン電極領域の長さ又は幅にチャネル領域の長さ又は幅を加えた長さ又は幅と等しいか、又は、それを上回る第1の薄膜トランジスタと、
前記平面ディスプレイのアクティブマトリックス領域に設置されており、ゲート電極導体構造の長さ又は幅が、チャネル領域の長さ又は幅とほぼ等しい第2の薄膜トランジスタとを備えたことを特徴とする薄膜トランジスタ構造。 - 前記平面ディスプレイは液晶ディスプレイであることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ構造。
- 前記第1の薄膜トランジスタと前記第2の薄膜トランジスタが同一基板上に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の薄膜トランジスタ構造。
- 基板を提供する工程と、
前記基板上に多結晶シリコン層を形成するとともに、第1の多結晶シリコン構造と第2の多結晶シリコン構造とを定義する工程と、
前記多結晶シリコン構造中にNチャネル領域を形成した後、前記多結晶シリコン構造上の所定の位置を第1のマスク構造で被覆するとともに、露出部分のNチャネル領域に対して軽ドーパントイオンを注入する工程と、
前記第1の多結晶シリコン構造上の前記第1のマスク構造を除去した後に、さらに長さ又は幅が前記第1のマスク構造を上回る第2のマスク構造を形成し、露出部分のNチャネル領域に対してさらに重ドーパントイオンを注入することにより、前記第1の多結晶シリコン構造中に少なくとも軽ドーピングドレイン電極領域と重ドーピングソース/ドレイン電極領域とを形成し、前記第2の多結晶シリコン構造中に少なくとも重ドーピングソース/ドレイン電極領域とを形成する工程と、
前記第1及び第2のマスク構造を除去した後、ゲート電極絶縁層を形成し、さらに、前記第1の多結晶シリコン構造の上方の前記ゲート電極絶縁層上に、前記軽ドーピングドレイン電極領域の長さ又は幅にチャネル領域の長さ又は幅を加えた長さ又は幅と等しいか、又は、それを上回る長さ又は幅の第1のゲート電極導体構造を形成するとともに、前記第2の多結晶シリコン構造の上方の前記ゲート電極絶縁層上に、チャネル領域の長さ又は幅とほぼ等しい第2のゲート電極導体構造を形成する工程とを備えたことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。 - 前記第1の多結晶シリコン構造と前記第2の多結晶シリコン構造とを定義するとともに、第3の多結晶シリコン構造を定義する工程と、
前記第1及び第2の多結晶シリコン構造中にNチャネル領域を形成する前に、前記第3の多結晶シリコン構造を第3のマスク構造で被覆する工程と、
前記第1の多結晶シリコン構造及び前記第2のシリコン構造の上方の前記ゲート電極導体層に第1のゲート電極導体構造及び第2のゲート電極導体構造を形成するとともに、前記第3の多結晶シリコン構造の上方の前記ゲート電極導体層に第3のゲート電極導体構造を形成する工程と、
前記第1及び第2の多結晶シリコン構造の上方を第4のマスク構造で被覆した後、前記第3のゲート電極導体構造をマスクとして利用して前記第3の多結晶シリコン構造に対して重ドーパントイオン注入を実施することにより、Pチャネル薄膜トランジスタを形成する工程とをさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載の薄膜トランジスタの製造方法。 - 前記各マスク構造の材質はフォトレジストであることを特徴とする請求項4又は5に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
- 前記第1の多結晶シリコン構造及び前記第2の多結晶シリコン構造は、それぞれ前記平面ディスプレイ中の駆動回路領域及びアクティブマトリックス領域に位置していることを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載の薄膜トランジスタの製造方法。
- 基板を提供する工程と、
前記基板上に多結晶シリコン層を形成する工程と、
前記各多結晶シリコン層中にNチャネル領域を形成した後、前記多結晶シリコン構造上の所定の位置をマスク構造で被覆するとともに、露出部分のNチャネル領域に対して軽ドーパントイオンを注入し、少なくとも軽ドーピングドレイン電極領域を形成する工程と、
前記多結晶シリコン構造上の前記マスク構造を除去した後にゲート電極絶縁層を形成するとともに、前記ゲート電極絶縁層上の所定の位置にゲート電極導体構造を前記軽ドーピングドレイン電極領域の一部と重畳するように形成する工程と、
前記ゲート電極導体構造をマスクとして露出部分の前記軽ドーピングドレイン電極領域に対してさらに重ドーパントイオンを注入することにより、前記多結晶シリコン構造中に少なくとも重ドーピングソース/ドレイン電極領域とを形成する工程とを備え、
前記ゲート電極導体構造の長さ又は幅が、前記軽ドーピングドレイン電極領域の重畳している部分の長さ又は幅にチャネル領域の長さ又は幅を加えた長さ又は幅とほぼ等しいことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。 - 前記各マスク構造の材質はフォトレジストであることを特徴とする請求項8に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
- 完成された前記薄膜トランジスタが、前記平面ディスプレイ中の駆動回路領域に位置していることを特徴とする請求項8に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
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