JP2004303282A - 情報記録再生装置 - Google Patents

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JP2004303282A
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tension
reel
tape
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tension arm
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Hideyo Shibata
英世 芝田
Yasutake Naito
安毅 内藤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】正方向走行時と逆方向走行時とでテンションアームの釣り合い位置を同じにすることで、テンションアームの釣り合い位置の変化や過渡テンションの変化によるテープダメージのない高速な走行方向反転することを目的とする。
【解決手段】巻径演算部23で演算したリール巻径とFWD/REV走行時のSリール出側テンション−テンションアーム押圧力変換係数とテンションピックアップから得られるSリール出側テンションとから設定されたトルクになるようSリールモータ設定エラー電圧演算部24でテンション誤差信号増幅手段26の目標つりあい電圧27を設定し、Sリールモータ設定エラー電圧演算部24が閉ループで制御した信号をSリールモータ駆動部10に出力し、Sリールモータ駆動部10が図示しないSリールモータを駆動する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像、音声、データ等の情報が記録された磁気テープを一方のリールと他方のリール間で回転ヘッド装置のシリンダの外周面側に巻回し、摺接させながら走行させることで情報の再生を行う情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオテープレコーダ、データレコーダなど磁気テープを媒体とした情報記録再生装置が実用化され普及している。また、より一層の高密度記録による装置の小型化が各社でなされている。磁気テープを供給リール側から巻取りリール側に送ったり、逆に、磁気テープを巻取りリール側から供給リール側に送る際のテープテンションは、情報記録再生装置の動作モードに応じて変化することが知られている。そのため、テープテンションをテンションピックアップで検出しながら所定のテンションに制御する必要がある。そこで、情報記録再生装置は磁気テープをたるまないようにするため、磁気テープの走行時には磁気テープの進行方向と逆方向の引張り力をバックテンションとして磁気テープに与え、テープテンションを所定の値に保っている。
【0003】
このテープテンションを検出する方法については、1テンションピックアップ法や2テンションピックアップ法などがあり、情報記録再生装置の小型化を図りながら各動作モードに応じたテープテンションを検出することのできる方法が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
図3は従来例における情報記録再生装置の概略的構成図である。図3において、供給側リール(以下Sリールという)1と巻取り側リール(以下Tリールという)2間で、磁気テープ8にピンチローラ4を圧着させキャプスタン3で正方向(FWD)あるいは逆方向(REV)に走行させる。この時、キャプスタン3の回転に応じて出力されるキャプスタンFG(CAPFG)信号14が所定の周波数になるようにキャプスタンモータ制御部15でキャプスタンモータ駆動部16を制御し、キャプスタンモータ駆動部16が図示しないキャプスタンモータを駆動する。また、シリンダ5に取り付けられた図示しないヘッドで磁気テープ8上の情報を記録再生する。このとき、磁気テープ8を摺接させるシリンダ5とSリール1間にテンションピックアップを配置し、磁気テープ8の走行中のテンションを検出する。テンションピックアップは、位置検出手段を持ったテンションアーム7と常にテンションアームを磁気テープ8方向に押し付ける方向に付勢する引張りバネ6とで構成される。
【0005】
次に、FWDモードとREVモード其々の走行時の制御を説明する。まずFWDモードでは、テープ速度・方向司令部17からの指令に基きキャプスタンモータ制御部15が、CAPFG信号14の周波数が所定の周波数になるようにキャプスタンモータ駆動部16を制御する。そして、速度制御されたキャプスタンモータ駆動部16によりキャプスタン3が駆動されることで磁気テープ8は正方向に走行し、Tリール2に巻き取られる。
【0006】
このTリール2の巻取りの制御は、以下のように行われる。すなわち、リールモータ制御部13が磁気テープ8の巻径を検出し、テープテンションがほぼ一定のテンションになるように開ループで制御した信号をTリールモータ駆動部12に出力する。そして、Tリールモータ駆動部12が図示しないTリールモータを駆動する。これにより、巻径によらず、テープテンションをほぼ一定に保つことができる。
【0007】
また、Sリール1ではテープの弛みを防止するため所謂フォワードバックテンションをテープに与えている。このバックテンションの制御は、以下のように行われる。すなわち、テンションピックアップの位置が正規の位置にくるようにリールモータ制御部13が閉ループで制御した信号をSリールモータ駆動部10に出力し、Sリールモータ駆動部10が図示しないSリールモータを駆動する。
【0008】
次にREVモードも同様にキャプスタンモータ駆動部16により駆動されるキャプスタン3により磁気テープ8を走行させるが走行方向がFWDモード時と逆方向の反時計方向に回転させているためSリール1に巻き取られテンションは高くなる。
【0009】
【特許文献1】
特開平8−87786号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、磁気テープを媒体とした情報記録再生装置の小型化に伴い1テンションピックアップ法でテープテンションを制御する場合、磁気テープ走行方向を急に反転させるとシリンダ部のテープテンションを一定に保つためのテンションピックアップの釣合い位置の変化や過渡テンション変化により、磁気テープにダメージを与える可能性がある。そのため、走行方向を反転させる場合には、一旦ある程度の時間だけ停止モードを介する必要があった。
【0011】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、磁気テープの走行方向反転の高速化と過渡テンション変化を低減する情報記録再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために本発明による手段は、供給リールと、前記供給リールから繰り出されるテープを巻き取る巻取りリールと、テープ上に記録された情報を再生するヘッドと、前記ヘッドを外周に取り付けたシリンダと、前記テープを正方向または逆方向に走行させるキャプスタンと、前記テープにテンションを発生させるテンションアームと、前記テープのテンションを検出するテンションピックアップ手段と、前記供給リールを駆動する供給リール駆動部と、前記巻取りリールを駆動する巻取りリール駆動部と、前記供給リール駆動部と前記巻き取りリール駆動部とを制御するリールモータ制御部とを有し、前記リールモータ制御部は、少なくとも前記テンションピックアップ手段の出力に基いて、前記テープを正方向に走行させる場合と逆方向に走行させる場合とでテンションアームをテープに押し付ける力が略一致するように制御する情報記録再生装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、供給リール側から巻取りリール側にテープを走行させる時に引張りバネの付勢力で生じる回転トルクとテープテンションの釣合う位置と、巻取りリール側から供給リール側にテープを走行させる時に引張りバネの付勢力で生じる回転トルクとテープテンションの釣合う位置を同じにするという作用を有する。
【0014】
以下、図面を参照にしながら、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施例における情報記録再生装置の構成図を、図2は、本発明の実施例におけるリールモータ制御部の構成図を示す。
【0015】
まず、ピンチローラーで圧着したキャプスタンによって磁気テープを正方向あるいは逆方向に走行させるときの動作を、図1を用いて説明する。シリンダ5に取り付けられた図示しないヘッドで磁気テープ8上の情報を記録または再生しながら、シリンダ5とTリール2間で、磁気テープ8にピンチローラ4を圧着させキャプスタン3で正方向(FWD)あるいは逆方向(REV)に走行させる。この時、キャプスタン3の回転に応じて出力されるキャプスタンFG(CAPFG)信号14が所定の周波数になるようにキャプスタンモータ制御部15でキャプスタンモータ駆動部16を制御し、キャプスタンモータ駆動部16が図示しないキャプスタンモータを駆動する。そして、磁気テープ8を摺接させるシリンダ5とSリール1間にテンションピックアップを配置し、磁気テープ8の走行中のテンションを検出する。テンションピックアップは、位置検出手段を持ったテンションアーム7と常にテンションアームを磁気テープ8方向に押し付ける方向に付勢する引張りバネ6とで構成される。このテープテンションはテンションアーム7押圧力に比例して位置検出手段から出力されるテンションセンサ出力22によって検出される。
【0016】
ここでテンションアーム押圧力をFとしSリール出側テンションをTsとすると、一般式として
F = α・Ts
(α:FWD走行時のSリール出側テンションとテンションアーム押圧力変換係数)
F = β・Ts
(β:REV走行時のSリール出側テンションとテンションアーム押圧力変換係数)
が成立する。Sリール半径をRs、Tリール半径をRtとし、FWD時のSリール出側テンションをTsf、REV時のSリール出側テンションをTsrとしてFWD時とREV時にテンションアーム押圧力を同じF0にするには
FWD時の設定トルク = Tsf・Rs = F0・Rs/α
REV時の設定トルク = Tsr・Rs = F0・Rs/β
となるようにリールモータ制御部13で制御する。
【0017】
さらに、図2を用いてリールモータ制御部13の動作を説明する。リールモータ制御部13は巻径演算部23とSリールモータ設定エラー電圧演算部24とTリールモータ設定エラー電圧演算部25とテンション誤差信号増幅手段26とを有している。まず、巻径演算部23の動作について説明すると、巻径演算部23にはSリールの回転に応じて発生するSリールFG信号9とTリールの回転に応じて発生するTリールFG信号11とキャプスタン回転に応じて発生するCAPFG信号14とが入力されている。Sリール1が1回転する間に発生するSリールFG信号9のパルス数をN1、2のTリール1回転で発生するTリールFG信号11のパルス数をN2、3のキャプスタン1回転に発生するCAPFG信号14のパルス数をN3、3のキャプスタン軸の半径をRcapとし、t秒間に巻径演算部23に入力されたSリールFG信号9のパルス数をns、TリールFG信号11のパルス数をnt、CAPFG信号14のパルス数をncapとすると
2π・Rs・(ns/N1) = 2π・Rcap・(ncap/N3)
2π・Rt・(nt/N2) = 2π・Rcap・(ncap/N3)
が成り立つ。即ち
Figure 2004303282
(A、Bは装置によって予め定まった定数)
という演算によりSリール1とTリール2の巻径を其々検出する。
【0018】
次に、Tリールモータ設定エラー電圧演算部25の動作を説明する。Tリールモータ設定エラー電圧演算部25は、テープ速度・方向司令部17から出力された方向指令18に従って、FWD指令時はTリール2が時計方向に回転するようにし、REV指令時はTリール2が反時計回りに回転するようにする。また、Tリール2に巻かれている磁気テープ8の巻径が巻径演算部23で演算され、この巻径に応じて、Tリールモータ設定エラー電圧演算部25は巻始から巻終までほぼ一定のテンションになるように開ループで制御したTリールモータ設定エラー電圧信号をTリールモータ駆動部12に出力し、Tリールモータ駆動部12が図示しないTリールモータを駆動する。
【0019】
最後にSリールモータ設定エラー電圧演算部24とテンション誤差信号増幅手段26の動作を説明する。Sリールモータ設定エラー電圧演算部24では前述した設定トルクになるようテンション誤差信号増幅手段26の目標つりあい電圧27を設定し、Sリールモータ設定エラー電圧演算部24が閉ループで制御した信号をSリールモータ駆動部10に出力し、Sリールモータ駆動部10が図示しないSリールモータを駆動する。
【0020】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、磁気テープの走行方向を反転させてもテンションピックアップの釣合い位置の変化が少ないため、テンションピックアップの変化や過渡テンション変化による磁気テープのダメージが発生せず走行方向を高速に反転させるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における情報記録再生装置の概略的構成図
【図2】本発明の実施例におけるリールモータ制御部の概略的構成図
【図3】従来の情報記録再生装置の概略的構成図
【符号の説明】
1・・・供給側(S)リールモータ
2・・・巻取り側(T)リールモータ
3・・・キャプスタンモータ
4・・・ピンチローラ
5・・・シリンダモータ
6・・・テンションピックアップ
7・・・テンションポスト
8・・・磁気テープ
9・・・SリールFG
10・・・Sリールモータ駆動部
11・・・TリールFG
12・・・Tリールモータ駆動部
13・・・リールモータ制御部
14・・・キャプスタンFG
15・・・キャプスタンモータ制御部
16・・・キャプスタンモータ駆動部
17・・・テープ速度・方向司令部
18・・・テープ走行方向指令
19・・・シリンダFG
20・・・シリンダモータ制御部
21・・・シリンダモータ駆動部
22・・・テンションセンサ出力
23・・・巻径演算部
24・・・Sリールモータ制御部
25・・・Tリールモータ制御部
26・・・テンション誤差信号増幅手段
27・・・テンション目標つりあい電圧

Claims (2)

  1. テープを供給する供給リールと、
    前記供給リールから繰り出される前記テープを巻き取る巻取りリールと、
    前記テープ上に記録された情報を再生するヘッドと、
    前記ヘッドを外周に取り付けたシリンダと、
    前記テープを正方向または逆方向に走行させるキャプスタンと、
    前記テープにテンションを発生させるテンションアームと、
    前記テープのテンションを検出するテンションピックアップ手段と、
    前記供給リールを駆動する供給リール駆動部と、
    前記巻取りリールを駆動する巻取りリール駆動部と、
    前記供給リール駆動部と前記巻き取りリール駆動部とを制御するリールモータ制御部とを有し、
    前記リールモータ制御部は、少なくとも前記テンションピックアップ手段の出力に基いて、前記テープを正方向に走行させる場合と逆方向に走行させる場合とでテンションアームをテープに押し付ける力が略一致するように制御する情報記録再生装置。
  2. 前記テンションアームは前記供給リールと前記シリンダとの間に配置され、前記テンションアームの位置を検出する位置検出手段を有し、
    前記テンションピックアップ手段は、前記テンションアームと、
    常に前記テンションアームをテープに押し付ける方向に付勢する引張りバネとを有する、請求項1記載の情報記録再生装置。
JP2003091152A 2003-03-28 2003-03-28 情報記録再生装置 Pending JP2004303282A (ja)

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