JP2004302865A - 電子メール送受信システム、電子メール処理サーバおよび電子メール処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像が付加された表現力豊かな電子メールを実現できる電子メール送受信システム、電子メール処理サーバおよび電子メール処理方法を提供する。
【解決手段】画像104と画像106とをそれぞれ絵文字100と顔文字102とに関連付けて登録する。表示装置18に表示される絵文字100および顔文字102を含んだメールを送信すると、サーバでは絵文字102が画像104に、顔文字102が画像106に変換され、画像104および画像106を含んだメールが送信される。受信者が該メールを開封すると画像104と画像106を含んだメールが表示装置24に表示される。絵文字などを画像と置き換えることで画像を効果的、効率的に電子メール内に利用でき、パーソナルで表現力が高いメールを実現できる。電子メールに付加できる画像はユーザが自由に登録して追加することができる。
【選択図】 図3
【解決手段】画像104と画像106とをそれぞれ絵文字100と顔文字102とに関連付けて登録する。表示装置18に表示される絵文字100および顔文字102を含んだメールを送信すると、サーバでは絵文字102が画像104に、顔文字102が画像106に変換され、画像104および画像106を含んだメールが送信される。受信者が該メールを開封すると画像104と画像106を含んだメールが表示装置24に表示される。絵文字などを画像と置き換えることで画像を効果的、効率的に電子メール内に利用でき、パーソナルで表現力が高いメールを実現できる。電子メールに付加できる画像はユーザが自由に登録して追加することができる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子メール送受信システム、電子メール処理サーバおよび電子メール処理方法に係り、特に絵文字を活用した電子メール技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話が普及し、携帯電話を情報端末とする様々なサービスが提供されている。携帯電話サービスの中で最も利用頻度が高いサービスは電子メールサービスであり、電子メールサービスは新しいコミュニケーション手段として確立されつつある。電子メールを作成する際に、独自の文化として顔文字や絵文字が使われることがある。また、携帯電話にはキーボードがなく文字入力に労力を必要とすることから、顔文字や絵文字に多くの意味を持たせる意味もある。
【0003】
特許文献1に開示された画像メール装置は、用紙サイズ、解像度、符号化方式、処理能力など受信先の能力を記録し、受信先の能力に合わせて送信する情報を変換してファクシミリメールを送信するように構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−288631号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電子メールでは文章によって情報が伝達されるため、文章を用いて送信者の意志を受信者に伝えなければならない。「快く思っている」や「あまり怒っていない」など送信者の感情や雰囲気を文章で表現することは難しい。また、電子メールでは顔文字が用いられ、顔文字は堅苦しい文面やきつめの文章を似つかわしくない場所に書く際によく利用されるが、不真面目さが強調されるとして嫌う向きもある。
【0006】
特許文献1に開示された画像メール装置では、上記課題を解決する発明は開示されていない。
【0007】
本発明はこのような事情を鑑みてなされたもので、ユーザによって登録されている変換則に応じて、メールの内容を画像が付加された表現力豊かな電子メールに変えることができる電子メール送受信システム、電子メール処理サーバおよび電子メール処理方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明に係る電子メール送受信システムは、電子メール処理サーバと、電子メール機能を備えたクライアント端末と、を備え、前記電子メール処理サーバと前記クライアント端末とがネットワーク接続される電子メール送受信システムであって、前記電子メール処理サーバは、前記クライアント端末から送信されるクライアント情報を記録するクライアント情報記録手段と、前記クライアント端末を使用するクライアントによる定義に基づいて文字もしくは絵文字を含む文字情報と画像とを関連付けして記録する画像記録手段と、前記クライアントが指定した送信先へ前記クライアント端末から送信される電子メールを受信する電子メール受信手段と、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールのうち、前記クライアント情報記録手段にクライアント情報が記録されているクライアントから送信され、かつ、前記画像記録手段に画像と関連付けて記録されている文字情報が含まれている電子メールについて、前記文字情報を該文字情報と関連付けられている画像に変換する変換手段と、前記変換手段によって前記文字情報が前記画像に変換された電子メールを前記クライアントが指定した送信先へ送信する電子メール送信手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】
本発明よれば、電子メール処理サーバに備えられたクライアント情報記録手段にクライアント情報を登録し、登録されたクライアントが使用するクライアント端末から送信された電子メールに前記画像記録手段に記録されている画像に関連付けされている文字情報が含まれている場合には前記文字情報を前記文字情報に関連付けされている画像に変換し、前記文字情報が前記文字情報と関連付けされている画像に変換された電子メールをクライアントが指定した送信先へ送信する。したがって、電子メール受信先では、文字情報は該文字情報と関連付けされた画像と置き換えられ、画像を効果的かつ効率的に電子メール内に利用でき、電子メールの利用拡大に寄与する。
【0010】
電子メール機能は、電子メールの作成、送信、受信を行う機能や送信メールおよび受信メールを保存する機能等を含んでいる。また、電子メール機能には、少なくともHTML形式などテキスト形式だけでなくバイナリデータ(例えば、プログラム等の実行ファイル、画像データなど、テキストとして取り扱うことのできないデータ)を取り扱うことができる機能が含まれている。
【0011】
クライアント端末はインターネットや既存のLANへ接続するためのインターフェイス機器である。クライアント端末にはPC、携帯電話、PDAやモデム等を含んでいる。
【0012】
クライアント情報は少なくとも各クライアントを識別できる固有の識別情報を含むことを特徴とする。クライアント情報には電子メールアドレス、ユーザIDなどが含まれている。
【0013】
ネットワークは、インターネット、LAN等を含んだ、複数の機器間で情報通信が行えるように接続することを示している。ネットワークの通信形態には有線、無線および赤外線などがあり、通信プロトコルにはTCP/IPやUDP/IPなどがある。なお、他のネットワーク形態や他の通信プロトコルを適用してもよい。
【0014】
電子メール処理サーバは、クライアント端末から送信される電子メールおよびクライアントの電子メールアドレスへの電子メールを管理するメールサーバ機能を有している。クライアント端末から送信される電子メールは、電子メール処理サーバを経由してクライアントが指定した送信先へ送信される。また、クライアントの電子メールアドレスへの電子メールも電子メール処理サーバを経由して送信先へ送信される。電子メール処理サーバ内では電子メールに所定の処理が施される。また、電子メールのセキュリティチェックを行い、安全性の低い電子メールを送信せず、サーバが削除することも可能である。
【0015】
電子メール処理サーバは単一のコンピュータで構成されていてもよいし、複数のコンピュータで構築されたシステムであってもよい。電子メール処理サーバは大容量記録装置を備えることが好ましい。
【0016】
文字情報は文字、数字、記号およびこれらの組み合わせにより構成され、ある情報を示す形態である。また、文字情報には少なくとも絵文字を含み、その他に外字などを文字情報としてもよい。
【0017】
絵文字は、人物、建築物、感情などを、絵を用いて1文字で表した物であり、絵文字には顔文字を含んでいる。顔文字とは、文字、記号および数字を組み合わせで人間の顔の表情を表したり、動物の顔などを表したりする文字列である。
【0018】
画像には写真、手書き或いは電子タブレットなどを用いて作成されたイラスト絵を含んでいる。
【0019】
文字情報を画像に変換する態様の他に、文字、数字、記号を絵文字や外字に変換する態様も考えられる。
【0020】
また、前記目的を達成するために本発明に係る電子メール処理サーバは、電子メール機能を備えたクライアント端末とネットワーク接続される電子メール処理サーバであって、前記ネットワークとの接続を行う通信手段と、前記ネットワークを介して前記クライアント端末から送信されるクライアント情報を記録するクライアント情報記録手段と、前記クライアント端末を使用するクライアントによる定義に基づいて文字もしくは絵文字を含む文字情報と画像とを関連付けして記録する画像記録手段と、前記クライアントが指定した送信先へ前記クライアント端末から送信される電子メールを受信する電子メール受信手段と、前記クライアント情報記録手段にクライアント情報が記録されているクライアントのクライアント端末から送信され、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールのうち、前記画像記録手段に記録されている画像に関連付けされている文字情報が含まれている電子メールについて、その文字情報を該文字情報と関連付けられている画像に変換する変換手段と、前記変換手段によって前記文字情報が前記画像に変換された電子メールを前記クライアントが指定した送信先へ送信する電子メール送信手段と、を備えたことを特徴としている。
【0021】
電子メール送信先の表示装置の表示能力の情報を記録しておき、画像記録手段に記録されている画像の大きさを電子メール送信先の表示装置の表示能力に合わせて変更する画像サイズ変更手段を備えると、当該電子メールを受信者が受け取った際に、受信者側で画像を表示することができないことを防止できる。
【0022】
また、電子メール処理サーバの記録容量やネットワークの通信量を節約するためにオリジナル画像記録手段に記録する画像データの容量制限を行うとよい。
【0023】
本発明の一態様によれば、前記画像記録手段は、前記クライアント端末から送信される画像を前記クライアント情報と関連付けし、且つ、文字もしくは絵文字を含む文字情報と関連付けして記録することを特徴としている。
【0024】
かかる態様によれば、クライアントはオリジナルな画像を登録でき、画像の使用範囲が広がる。また、オリジナルな画像を一度記録しておけば、以後、該画像を何度も使うことができ便利である。画像記録手段に共有領域を備え、複数のクライアントが画像を共有できるように構成すると便利である。
【0025】
画像記録手段に記録できるオリジナル画像はクライアントが撮影した写真画像や手書き或いは電子タブレットなどの作画機器で作成したイラストなど、画像データ化が可能なものであればよい。また、クライアントが準備した絵文字なども記録することができる。
【0026】
既に画像記録手段に記録されている画像を、関連付けされている文字情報と異なる文字情報と関連付けして記録してもよい。
【0027】
本発明の他の態様によれば、前記クライアント情報記録手段に記録する前記クライアント情報には、前記クライアントの電子メールアドレスが含まれることを特徴としている。
【0028】
情報記録手段に記録されるクライアントの情報には、クライアントの電子メールアドレスの他に、電子メールの送信先が登録されているクライアントであるか否かの情報や、登録ID(電子メールの送信先が登録されているクライアントの場合)、通信端末の種類、表示装置の表示能力などが含まれている。
【0029】
本発明のさらに他の態様によれば、前記画像記録手段に記録された前記文字情報と前記画像との関連付けに従って前記変換手段による変換処理を適用する電子メール送信先の情報を記録しておく適用対象記録手段を備えていることを特徴としている。
【0030】
電子メール送信先の情報には、電子メールアドレスが含まれており、電子メール送信先を指定する態様にはアドレス指定、ドメイン指定、全メール指定(指定なし)などの態様がある。
【0031】
また、本発明のさらに他の態様によれば、前記変換手段は、前記適用対象記録手段に記録されている電子メール送信先の情報に従い、電子メール送信先ごとに定められた変換則に従って前記文字情報と前記文字情報に関連付けられた画像とを変換することを特徴としている。
【0032】
かかる態様によれば、電子メール送信先に応じて1つの文字情報が異なる画像に変換できるので、電子メール送信者は電子メール送信先に応じて様々な画像を用いた電子メールを送ることができる。CC(Carbon Copy )やBCC(Blind Carbon Copy )で送信された電子メールについても適用可能である。また、送信先によって文字情報を画像に変換しない態様も可能である。
【0033】
さらに本発明の他の態様によれば、前記画像記録手段は、1クライアントにつき少なくとも1つ具備されることを特徴としている。
【0034】
画像記録手段を1クライアントにつき少なくとも1つ具備される態様には、1つの記録媒体を複数の記録領域に分割して、クライアントごとに記録領域を設定する態様や、クライアントごとに記録媒体を設ける態様がある。
【0035】
前記目的を達成するために本発明に係る電子メール処理方法は、電子メール機能を備えたクライアント端末と電子メール処理サーバとがネットワーク接続され、前記クライアント端末から送信される電子メールを前記電子メール処理サーバ経由で配信する電子メールシステムにおける電子メール処理方法であって、前記電子メール処理サーバを利用するクライアントのクライアント情報を前記電子メール処理サーバに登録するクライアント登録工程と、前記クライアント端末から送信された画像を該クライアントのクライアント情報と関連付けし、且つ、該画像を文字もしくは絵文字を含む文字情報と関連付けして画像記録手段に記録する画像登録工程と、前記クライアント端末から送信された電子メールを前記電子メール処理サーバで受信する電子メール受信工程と、前記受信工程において受信された電子メールが前記画像記録手段に記録されている画像と関連付けされている文字情報を含んでいる場合に、その文字情報を該文字情報と関連付けされている画像に変換する変換工程と、前記変換工程によって前記文字情報が前記画像に変換された電子メールを前記クライアントの指定に係る送信先へ送信する電子メール送信工程と、を含むことを特徴としている。
【0036】
本発明によれば、絵文字だけでは表現できない部分を写真などの画像で表現することによりコミュニケーションが大幅に上昇する。
【0037】
予め、画像記録手段に画像が用意されていれば、画像を記録する工程を省略してもよい。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係る電子メール送受信システム、電子メール処理サーバおよび電子メール処理方法の好ましい実施の形態について説明する。
【0039】
本実施形態では、絵文字を使って作成された電子メールを送信すると、絵文字が予め登録されている画像に変換され、送信先では絵文字の示す内容が画像で表現される絵文字サービスを開示する。絵文字は、絵で表した象徴を示し、予め、辞書ファイル等に記録されている。なお、電子メール作成機能がサポートしていない絵文字を登録して使用することができる。絵文字の他に文字、数字、記号、外字や顔文字を画像に変換する態様もある。
【0040】
図1は、本発明の実施形態に係る電子メール送受信システムのブロック図である。
【0041】
電子メール処理サーバ10(以下サーバと記載)は、大容量記録装置(ストレージ)12を有し、サーバ10に接続可能な通信端末を有するクライアントが該通信端末を介して送信する電子メールおよび前記クライアントの電子メールアドレスへの電子メールを管理するメールサーバ機能を備えている。
【0042】
クライアント14は通信端末として携帯電話16を有し、携帯電話16は、表示装置(液晶モニタ)18を備え、撮影、記録機能を備えたカメラ付き携帯電話である。同様に、クライアント20は通信端末として携帯電話22を有し、携帯電話22は、表示装置24を備えたカメラ付き携帯電話である。また、クライアント26は通信端末としてパソコン(PC)28を有し、PC28は表示装置(モニタ)29、および図示しないキーボード、マウスなどのユーザインターフェイスを備えている。
【0043】
サーバ10、および携帯電話16、携帯電話22、PC28はネットワーク30に接続されている。また、図1には図示しないが、複数のクライアントが有する通信端末がそれぞれネットワーク30に接続されている。
【0044】
また、各クライアントが有する通信端末は、公衆回線、携帯電話網や他のネットワークを経由してネットワーク30に接続してもよい。
【0045】
なお、ここで言うネットワークとは、コンピュータシステム、端末、データ通信設備を相互に接続したものをいう。接続は、専用回線、公衆回線などのような有線で接続されていても良いし、通信衛星などを通じて無線で接続されていてもよいし、それらの複合形態で接続されていても良い。いわゆるインターネットやLANなどもネットワークに含まれる。
【0046】
また、通信端末は携帯電話およびPCに限定されず、PDAなどのモバイル機器やモデム、TAなどでもよい。
【0047】
携帯電話16、携帯電話22およびPC28は電子メールの作成、電子メール送信および受信機能を含んだ電子メール機能を備えている。また、前記電子メール機能はHTML形式をサポートしており、それぞれが備えた表示装置を介して絵文字や画像を含んだ電子メールを見ることができる。HTML形式のエンコードおよびデコードにはオペレーティングシステム(OS)ごとに種々のエンコード(デコード)形式があるが、複数のOSに対応したエンコード(デコード)形式を適用するとよい。
【0048】
携帯電話16および携帯電話22は、静止画(写真画像)を撮影し、記録することができるカメラ機能(撮像装置を介して被写体像の画像データを取得し、記録する機能)を備えている。撮像装置を介して得られた画像データは、所定の形式に圧縮され、それぞれの携帯電話が備えた記録媒体に記録される。前記記録媒体は内部メモリでもよいし、携帯電話本体と着脱可能な記録媒体でもよい。記録された画像を電子メールに添付して、サーバ10およびネットワーク30に接続可能なクライアントに送ることができる。
【0049】
図2はサーバ10のブロック図である。
【0050】
サーバ10は、ネットワークインターフェイス40を介してネットワーク30に接続され、メール受信部42を介してネットワーク30に接続されるクライアントを有するクライアントが送信する電子メールを受信し、サーバ10内で所定の処理を行った後に、該電子メールを送信したクライアントが指定する送信先にメール送信部44を介して該電子メールを送信するメールサーバ機能を備えている。サーバ10は、図2に図示しない電子メール記録部を備えており、サーバ10を経由する電子メールは、一旦、前記電子メール記録部に記録され、その後、受信者の要求に応じて受信者に送信される。指定した送信先に送信された電子メールは電子メール記録部から消去される。もちろん、受信者に該電子メールを送信後、一定期間該電子メールをサーバ10に保存してもよい。
【0051】
制御部50はサーバ10を統括制御し、ユーザデータベース部52、画像データベース部54、絵文字データベース部56、およびメール変換部58を制御している。ユーザデータベース部52、画像データベース部54および絵文字データベース部56は、図1に示したストレージ12に生成され、これらはそれぞれ別の記録媒体を備えてもよいし、1つの記録媒体の領域を分割してもよい。
【0052】
これらの他に、サーバ10は図2には図示しない、一時記憶領域や各種設定記録領域、制御ソフト記録領域、外部インターフェイスを備えている。なお、以後、データベースはDBと記述することがある。
【0053】
図3は、サーバ10の機能を説明するブロック図である。図3中図2と同一もしくは類似する部分については同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0054】
ユーザDB部52には、サーバ10に登録されているクライアントの情報(ユーザ情報)がデータベース化されてユーザデータベースが生成されている。
【0055】
画像DB部54は、ユーザ登録されたクライアントから送られた画像データが所定の形式に圧縮された画像ファイルとして記録され、絵文字と関連付け(リンク)されて記録される。画像DB部54には記録されている画像データをクライアントごとデータベース化した画像データベースが生成されている。
【0056】
また、絵文字DB部56には、前記絵文字がクライアントごとにデータベース化された絵文字データベースが生成されている。絵文字と画像データとの関連付けについては後述する。
【0057】
メール変換部58では、前記ユーザデータベース、前記画像データベースおよび前記絵文字データベースを参照し、ユーザ登録済みクライアントからメール受信部42を介して受信した電子メールに絵文字DB部56に登録されている絵文字が当該電子メールに含まれている場合には、該絵文字を画像DB部54に記録されている該絵文字に関連付けされている画像に変換し、また、前記画像のデータは該電子メール本文上に掲載可能な大きさに変換(拡大、縮小)する。
【0058】
画像の大きさを変換する態様には、圧縮率を変えず画像の大きさを変換する態様や、圧縮率および画像の大きさとも変換する態様がある。また、画像の大きさを変換する割合は該電子メール受信者の有する表示装置の表示能力に合わせて行うことが好ましい。
【0059】
ユーザ情報の電子メール受信先の登録情報に、画像表示能力(表示装置の大きさ、解像度等)の情報を登録し、これに合わせて画像の大きさを変換する割合を決めるように構成するとよい。また、電子メール受信先の情報には該電子メール受信者の画像表示能力の情報が含まれていない場合には、予め、決められた割合で画像を変換すればよい。
【0060】
次に、上記の画像処理システムを利用した電子メールの絵文字サービスについて説明する。図4は、メール送信者の携帯電話の画面とメール受信者の携帯電話の画面を示している。本実施形態では、メール送信者はクライアント14であり、メール受信者はクライアント20である。なお、メール受信者およびメール送信者はネットワーク30に接続可能な通信端末を有するクライアントであればよい。
【0061】
表示装置18には、クライアント14が携帯電話16を用いて作成した電子メールが表示されている。表示装置18には、件名、メール本文および送信ボタンを示すソフトキーが表示されている。メール本文には、ハートマークの絵文字100と猫の顔を表す顔文字102が使われている。
【0062】
クライアント14は、予め、ハートマークの絵文字100を笑った顔を撮影した画像104と関連付け、また、猫の顔を表す顔文字102を猫の顔を撮影した画像106と関連付けて、それぞれサーバ10の画像DB部54および絵文字DB部56に登録すると、受信者であるクライアント20の携帯電話22の表示装置24に表示される電子メール本文には、ハートマークの絵文字100に代わって笑った顔を撮影した画像104が表示され、また、猫の顔を表す顔文字102に代わって猫の顔を撮影した画像106が表示される。
【0063】
表示装置18および表示装置24には、電池残量表示、電波受信状態表示、受信先表示、送信先表示、他のソフトキー表示等が表示されていてもよい。
【0064】
図5乃至7は、上述した電子メールの絵文字サービスの制御の流れを示したフローチャートである。
【0065】
まず、ユーザ登録が行われる(図4のステップS10)。ユーザ登録では、クライアント14は携帯電話16からサーバ10にユーザ情報を含んだ電子メールを送信すると、ユーザDB部52には、ユーザ情報がデータベース化されたユーザデータベースに登録される。サーバ10は登録したユーザ情報およびクライアント固有のパスワードを含んだ電子メールをクライアント14の電子メールアドレスに返信する(ステップS12)。
【0066】
図6は、上述したユーザ登録の詳細を示したフローチャートである。
【0067】
ユーザ登録が開始されると(ステップS100、ステップS102)、クライアント14は携帯電話16を介してユーザ登録を要求する電子メールをサーバ10に送り(ステップS104)、サーバ10は登録を要求する電子メールを受信すると(ステップS106)、クライアント14の電子メールアドレスに登録フォーマットを含んだ電子メールを送信する(ステップS108)。
【0068】
登録フォーマットを含んだ電子メールを、携帯電話16を介してクライアント14が受信すると、クライアント14は前記登録フォーマットに必要事項を記入し(ステップS112)、携帯電話16を介してサーバ10に返信メールを送信する(ステップS114)。必要事項には、氏名、ユーザID、電子メールアドレス、通信端末の種類および電子メール送信先、電子メール送信先の通信端末を含んでいる。ユーザ情報に含まれる電子メール送信先の情報には、少なくとも送信先の電子メールアドレスを含み、他に通信端末の種類、通信端末が携帯電話、PHS等の携帯通信端末の場合には携帯電話事業者(キャリア)、表示装置の表示能力などの情報が含まれている。なお、本実施形態ではクライアント14の電子メール送信先にはクライアント20の電子メールアドレスおよびクライアント26の電子メールアドレスが登録されている。もちろん図1に図示しない他のクライアントの電子メールアドレスも登録可能である。
【0069】
サーバ10は、記入済み登録フォーマットを含んだ電子メールを受信すると(ステップS116)、クライアント14がユーザ登録されていないクライアントであるか否かを判別し(ステップS118)、既に登録されているクライアントである場合には(NO判定)、ユーザDB部52に登録されているユーザ情報を読み出し(ステップS120)、登録済みクライアントである旨のメッセージとともに該当する登録情報を電子メールでクライアント14の電子メールアドレスに送信する(ステップS124)。
【0070】
一方、ステップS30において、クライアント14が登録されていないクライアントである場合には(YES判定)、登録フォーマットに記入されたとおりのユーザ情報をユーザDB部に記録し(ステップS122)、ユーザ登録が完了した旨のメッセージとともに登録されたユーザ情報およびパスワードが含まれた電子メールをクライアント14の電子メールアドレスに送信する(ステップS124)。
【0071】
パスワードは文字、数字、記号およびこれらの組み合わせにより構成され、1クライアントにつき固有のパスワードが1つ発行される。パスワードは、今後、登録情報の変更や、本システムのサービスを受ける場合の認証に使用される。ステップS124で発行されるパスワードとネットワーク30に接続する際(ログイン時)のパスワードを兼用してもよい。
【0072】
また、パスワードはクライアントが所望のパスワードをサーバに登録して使用してもよいが、他のクライアントが使用するパスワードと競合していないことをサーバ10において照合する必要がある。
【0073】
サーバ10から送信された登録情報およびパスワードをクライアント14が携帯電話16を介して受信すると(ステップS126)、クライアント14は登録されたユーザ情報を確認し、登録されたユーザ情報の変更を行うか否かを選択する(ステップS128)。登録変更をしない場合には(NO判定)、クライアント14のユーザ登録は終了され(ステップS132)、登録変更をする場合には(YES判定)、変更部分を反映した登録変更情報を含んだ電子メールをサーバ10に送信する(ステップS130)。
【0074】
登録変更は、電子メールを介して行う態様に限らず、サーバ10がクライアント14に送信したユーザ情報が含まれている電子メールに登録変更サイトのURLを掲載し、クライアント14は該電子メールを受信した後、登録変更サイトにアクセスして、登録情報を変更する態様としてもよい。
【0075】
サーバ10では、ステップS124において登録情報を含んだ電子メールを送信した後は、登録変更情報を含んだメールの受信を監視し(ステップS134)、登録変更情報を含んだメールを受信しない場合には(NO判定)、サーバ10のユーザ登録を終了し(ステップS138)、登録変更情報を含んだメールを受信すると(YES判定)、登録変更情報に合わせてユーザDB部52にあるユーザ情報を更新し(ステップS136)、更新されたユーザ情報を含んだ電子メールをクライアント14の電子メールアドレスに送信する(ステップS124)。
【0076】
本実施形態では、クライアント14が携帯電話16を介して登録メールを送信すると、サーバ10が登録フォーマットを含んだ電子メールをクライアント14の電子メールアドレスに送信する態様を開示したが、サーバ10から登録ページのURLとパスワードが掲載された電子メールをクライアント14の電子メールアドレスに送り、この電子メールを、携帯電話16を介して受け取ったクライアント14が、携帯電話16を介して登録サイトにアクセスして登録を行う態様でもよい。なお、クライアント14が携帯電話16を介して登録サイトにアクセスする際には前記パスワードによる認証を行うことで、セキュリティが確保される。
【0077】
図5のステップS10およびステップS12においてユーザ登録が完了すると、クライアント14は携帯電話16を介して画像の登録をすることができる(ステップS14)。サーバ10には予めいくつかの画像が用意されているが、クライアントごとにオリジナル画像を登録することができる。画像登録が完了すると、サーバ10からクライアント14の電子メールアドレスへ画像登録情報が提供される(ステップS16)。
【0078】
図7は、上述した画像登録の制御の流れを示したフローチャートである。
【0079】
画像登録では(ステップS200、ステップS202)、まずクライアント14から携帯電話16を介して画像登録専用メールアドレスに電子メール(画像登録メール)を送信する。画像登録メールには、登録する画像(オリジナル画像)のデータが所定の形式に圧縮され、添付ファイルとして添付され、また、添付された画像データと関連付けされる絵文字は該画像登録メールに所定の書式で掲載される。
【0080】
オリジナル画像は、予め、定められた圧縮形式で圧縮された画像データである。画像データの圧縮形式はJPEG形式でもよいし、TIF 形式や他の圧縮形式を適用してもよい。なお、画像データの圧縮形式は2種類以上設定してもよい。
【0081】
また、オリジナル画像は、携帯電話16のカメラ機能を用いて撮影された画像データ(写真)でもよいし、他の撮像装置により撮影された画像データでもよい。
【0082】
なお、他の撮像装置には、デジタルスチルカメラ(DSC)他に、静止画撮影可能なデジタルビデオカメラ、カメラ付きノート型PC、カメラ付きPDA、スキャナーやファクシミリ等が含まれる。
【0083】
また、画像登録メールに添付する画像データは1枚だけでなく、2枚以上添付することも可能である。携帯電話16で撮影した画像データと他の撮像装置から取得された画像データが混在してもよい。さらに、異なる圧縮形式で圧縮された画像データを混在させることも可能である。
【0084】
一般的に、デジタルカメラなどの被写体像を撮影しデジタルデータ(画像データ)変換して記録する撮像装置では、該画像データが記録媒体に記録される際に、撮影された撮像機器によって自動的にファイル名が付与される。また、画像データにはヘッダーに画像の情報が記録されている。前記画像の情報には、撮影日、ファイルサイズ(記録容量)、撮影条件(露出値、絞り値、シャッタースピード、ISO 感度等)などがある。
【0085】
複数の画像データが画像登録メールに添付される場合には、このファイル名によって画像データが識別される。また、画像データのファイル名には圧縮形式を示す拡張子が付与されており、この拡張子に基づいて圧縮形式が識別される。
【0086】
同じファイル名(拡張子を含む)を持つ画像データは1つの電子メールに添付した場合、送信先において添付ファイルを開けないことがある。したがって、同じファイル名の画像データが複数ある場合には、ファイル名を変更する必要がある。
【0087】
サーバ10が画像登録メールを受信すると(ステップS206)、添付ファイルがエンコードされ画像データが復元される。画像DB部54に生成されている画像データの登録情報をデータベース化した画像データベースが参照され、復元された画像データが画像DB部54に登録されているか否かを識別される(ステップS208)。
【0088】
画像登録メールに添付された画像データが既に画像DB部54に登録されている画像データであれば(NO判定)、画像DB部54に登録されている画像の情報を画像DB部54から読み出し(ステップS210)、さらに該画像と関連付けされている絵文字の情報を絵文字DB部56から読み出し(ステップS212)、電子メールでこれらをクライアント機器14に送信する(ステップS218)。画像の情報には当該画像データの保存先のURLが含まれており、その他には、圧縮形式、ファイルサイズ、オリジナル画像サイズなどがある。
【0089】
一方、ステップS208において画像登録メールに添付された画像データが画像DB部54に登録されていない画像である場合には(YES判定)、該画像を画像DB部54に登録し(ステップS214)、また、画像登録メールに掲載されている絵文字を画像DB部54に記録した画像データと関連付けして絵文字DB部56に記録する(ステップS216)。
【0090】
画像データベースおよび絵文字データベースはクライアントごとに少なくとも1つ生成される。したがって、画像DB部54にはクライアント別に複数の画像データベースが生成され、絵文字DB部56にはクライアント別に複数の絵文字データベースが生成されることになる。また、1クライアントが複数の画像データベースおよび絵文字データベースを持ってもよい。
【0091】
画像登録メールに添付された画像データと絵文字とを、それぞれ画像BD部54および絵文字DB部56への登録が完了すると、サーバ10は電子メール(登録情報メール)を携帯電話16へ送信する(ステップS218)。
【0092】
その後、サーバ10は次の画像登録メールの受信を監視し(ステップS226)、次の画像登録メールを受信しない場合には(NO判定)、画像登録を終了し(ステップS228)、次の画像登録メールを受信した場合には(YES判定)、ステップS208に進み、画像登録処理を行う。
【0093】
前記登録情報メールには、登録が完了した画像データおよび絵文字を確認できるサイト(登録情報閲覧サイト)のURLが掲載されている。クライアント14は携帯電話16を介して登録情報メールに掲載されているURLにアクセスして、どのような絵文字とどのような画像とが関連付けされて登録されているかを確認することができる。前記登録情報閲覧サイトは、クライアントごとに作成されている。
【0094】
前記登録情報閲覧サイトにクライアント14が携帯電話16を介してアクセスする際には、サーバ10はクライアント14に対してパスワードを要求し、クライアント14が携帯電話16を介して正しいパスワードを入力した場合に、前記登録情報閲覧サイトへのアクセスを許可するように構成することも可能である。
【0095】
さらに、本サービス登録者が共用できる画像データベースおよび絵文字データベースを備えると、画像データを共用化することができ、大変便利である。
【0096】
携帯電話16が登録情報メールを受信すると(ステップS220)、ステップS222に進み、次の画像を登録しない場合には(NO判定)、画像登録を終了し(ステップS224)、別のオリジナル画像を登録する場合には(YES判定)、ステップS204に進み、別のオリジナル画像を登録する。
【0097】
一度登録したオリジナル画像は、クライアントの要求に応じて画像DB部54から削除することができるよう構成すると、ストレージ12の記録容量を節約でき、また、不要な画像が削除されるとクライアントの使い勝手がよくなる。さらに、クライアントの権限で予めサーバ10に用意された画像を削除できるように構成すると、ストレージ12の記録容量の節約およびクライアントの使い勝手の向上に寄与する。
【0098】
画像データベースに記録されている画像を画像DB部54から削除する際には、パスワードによるユーザ認証を行うことが好ましい。
【0099】
画像登録が完了すると、ユーザ登録されているクライアントと前記クライアントが登録した電子メール送信先との間で、本サービスの提供が受けられる。
【0100】
クライアント14が携帯電話16の有する電子メール作成機能を用いてクライアント20およびクライアント26宛ての電子メールを作成する。この電子メールには、図4に示したハートマークの絵文字100および猫の顔文字102が含まれている。
【0101】
クライアント14が作成した絵文字および顔文字を含んだ電子メールを、携帯電話16を介してクライアント20のメールアドレスに送信すると(図4のステップS18)、サーバ10では、メールサーバ機能が起動し、該電子メールの処理を開始する。
【0102】
メール変換部58では、絵文字DB部56の絵文字データベースを参照しながら(ステップS20)、絵文字DB部56に登録されている絵文字を検出すると、画像DB部54の画像データベースを参照して(ステップS22)、該電子メール上にある絵文字に該絵文字に関連付けられている画像データが貼り付けられる。
【0103】
すべての絵文字に対応する画像データが貼り付けられると、サーバ10は絵文字に対応した画像データを貼り付けたHTMLメールを作成し、クライアント20の電子メールアドレスに送信する(ステップS24)。
【0104】
クライアント20がクライアント14から送信されたHTMLメールを受信し、該HTMLメールを開封すると、ブラウザ上で、図3に示す表示装置24に表示された、笑った顔の画像104および猫の顔の画像106が含まれた電子メールを見ることができる。また、笑った顔の画像104および猫の顔の画像106にはURLが自動挿入される。
【0105】
ただし、貼り付けられた画像データの解像度や記録容量、画像の大きさがメール受信者側の表示装置の表示能力に合わず、好ましい表示がなされない場合には、当該画像データが貼り付けられた部分には、貼り付けられた画像データが好ましい形態で表示されないことを示す表示を行ってもよい。
【0106】
画像データが好ましい形態で表示されないことを示す表示は、文字によって警告する態様でもよいし、絵文字等の象徴を示す態様でもよいし、決められた文字、数字、記号で表す態様でもよい。
【0107】
画像データを貼り付ける態様には、画像データの保存先のURLを貼り付ける態様でもよい。
【0108】
本実施形態では、絵文字および顔文字を画像に変換する電子メールサービスについて開示したが、本発明の適用範囲は絵文字に限定されず、文字、数字、記号およびこれらの組み合わせによる文字列等にも適用可能である。
【0109】
絵文字と画像データとのリンクは、電子メール受信者が複数ある場合にはそれぞれの電子メール受信者について設定できるので、例えば、ハートマークの絵文字は、クライアント20宛ての電子メールでは笑った顔の画像に変換し、クライアント26宛ての電子メールでは女性の顔に変換するといったサービスが可能である。この場合、前述した画像閲覧サイトに電子メール受信者もアクセスできるように構成するとよい。
【0110】
また、絵文字を画像に変換しない電子メールを送信する場合には、該電子メールのタイトルの前と後ろに指定された記号(!や#など)を挿入すると、該電子メール内の絵文字はサーバ10で変換されない態様が考えられる。該電子メールのヘッダに絵文字を画像に変換するか否かの情報を入れてもよい。
【0111】
さらに、電子メール内に変換する絵文字と変換しない絵文字が混在している場合には、変換しない絵文字の前と後ろに!や#などの指定された記号を挿入すると、前と後ろに指定された記号が挿入されていない絵文字は、受信者側の表示装置では登録された画像に変換されて表示され、前と後ろに指定された記号が挿入されている絵文字は、受信者側の表示装置には絵文字がそのまま表示される態様が考えられる。なお、前記!や#などの指定された記号は、電子メールのタイトルや電子メール本文には使用できない文字とすることが好ましい。
【0112】
絵文字や外字が含まれた電子メールでは、受信者側で正しく表示されないことがある。これは、OS、携帯電話事業者の違いや電子メール作成機能の違いおよび携帯電話の機種の違いにより、絵文字および外字に異なるコードが割り付けられているために起こる現象である。これらの互換性を保つために、OS、電子メール作成機能(通信端末がPC、PDAの場合)、携帯電話事業者、携帯電話機種名(通信端末が携帯電話であり、携帯電話の電子メール機能を使用する場合)等の情報を絵文字データベースに記録する必要がある。
【0113】
例えば、携帯電話の電子メール機能を使用して作成された電子メールでは、電子メールアドレスのドメインから携帯電話事業者を判断し、携帯電話事業者に合わせて絵文字を変換すればよい。
【0114】
本絵文字サービスに登録していないクライアントの電子メールアドレス宛ての電子メールでは、サーバ10において絵文字は画像に変換されない態様が考えられる。また、テキスト形式で送信された電子メールでは、絵文字を関連付けされている画像は添付ファイルとして該電子メールに添付される態様がよい。
【0115】
本実施形態に係る絵文字サービスでは、ユーザ登録を行ったクライアントに対して月額使用料を徴収する課金形態が可能である。また、電子メールに含まれる絵文字を画像に変換した電子メールの数に応じて送信者にシステム利用料を徴収する課金形態が可能である。また、システム利用料は受信者から徴収してもよいし、送信者と受信者と両方からシステム利用料を徴収してもよい。電子メールの数でなく変換した画像の数に応じてシステム利用料を徴収してもよいし、通信量に応じて利用料を徴収してもよい(パケット課金)。さらに、画像の登録数や登録画像の記録容量に応じてサーバ使用料を徴収する課金態様も考えられる。
【0116】
上記の如く構成された画像変換システムおよび絵文字サービスでは、絵文字サービスの提供を受けるためにユーザ登録を行い、ユーザ登録されたクライアントは、該クライアントが有する電子メール機能において使用することができる絵文字を該クライアントが準備した画像と関連付けして登録でき、前記クライアントが登録された絵文字を含んだ電子メールを他のクライアントの電子メールアドレスに送信すると、サーバ10は該電子メールに含まれている絵文字の代わりにその絵文字と関連付けられて登録されている画像を貼り付けて、該電子メールを送信する。該電子メールの受信者が該電子メールを受信し開封すると、前記絵文字が関連付けされた登録されている画像に置き換えられ、ブラウザ上で表示される。したがって、文字入力に労力を必要とする携帯電話やモバイル機器では、文字情報として絵文字などを用いて感情や雰囲気を表現することがあり、画像が付加された表現力豊かな電子メールを実現することができる。
【0117】
さらに、1つの絵文字に複数の画像をリンクさせて登録することができ、1つの電子メールを異なる受信者に送信し、受信者ごとに異なる画像を表示させることもでき、また、絵文字を画像に変換しない電子メールを送信することも可能である。
【0118】
クライアントが有する機器(通信端末を含む)が画像変換処理を行わないので、クライアントの有する機器(通信端末を含む)は画像を記録する記録装置や絵文字と画像とを変換する処理機能を必要としない。
【0119】
メール送信者の通信端末とサーバとの間では、画像データのような大容量データを取り扱わずにすみ、送信データを減らすことができ、回線の速度、安定性の確保に寄与する。
【0120】
【発明の効果】
本発明よれば、電子メール処理サーバに備えられたクライアント情報記録手段にクライアント情報を登録し、登録されたクライアントから送信された電子メールに前記画像記録手段に記録されている画像に関連付けされている文字情報が含まれている場合には前記文字情報を前記文字情報に関連付けされている画像に変換し、前記文字情報が前記文字情報と関連付けされている画像に変換された電子メールをクライアントが指定した送信先へ送信する。したがって、電子メール受信先では、文字情報はクライアントが所望する画像と置き換えられ、画像を効果的かつ効率的に電子メール内に利用でき、電子メールの利用拡大に寄与する。
【0121】
また、クライアントがオリジナル画像を記録できるので画像の使用範囲が広がり、また一度記録しておけば、以後、該画像を何度も使うことができ便利である。画像記録手段に共有領域を備え、複数のクライアントが画像を共有できると便利である。
【0122】
さらに、電子メール送信先に応じて1つの文字情報が異なる画像に変換されるので、電子メール送信者は容易に電子メール送信先に応じて様々な画像を用いた電子メールを送ることができる。
【0123】
文字入力に労力を必要とする携帯電話やモバイル機器では、文字情報として絵文字などを用いて感情や雰囲気を表現することがある。さらに、絵文字だけでは表現できない部分を写真などの画像で表現することによりコミュニケーションが大幅に上昇する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子メール送受信システムのブロック図
【図2】本発明の実施形態に係る電子メール処理サーバのブロック図
【図3】本発明の実施形態に係る電子メール処理サーバの機能ブロック図
【図4】本発明の実施形態に係る絵文字サービスの送信者の表示と受信者の表示
【図5】電子メールの絵文字サービスの制御の流れを示したフローチャート
【図6】絵文字サービスのユーザ登録の制御の流れを示したフローチャート
【図7】絵文字サービスの画像登録の制御の流れを示したフローチャート
【符号の説明】
10…サーバ、14,20,26…クライアント、16,22,28…通信端末部、30…ネットワーク、42…メール受信部、44…メール送信部、52…ユーザDB部、54…画像DB部、56…絵文字DB部、58…メール変換部、100,102…絵文字、104,106…画像
【発明の属する技術分野】
本発明は電子メール送受信システム、電子メール処理サーバおよび電子メール処理方法に係り、特に絵文字を活用した電子メール技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話が普及し、携帯電話を情報端末とする様々なサービスが提供されている。携帯電話サービスの中で最も利用頻度が高いサービスは電子メールサービスであり、電子メールサービスは新しいコミュニケーション手段として確立されつつある。電子メールを作成する際に、独自の文化として顔文字や絵文字が使われることがある。また、携帯電話にはキーボードがなく文字入力に労力を必要とすることから、顔文字や絵文字に多くの意味を持たせる意味もある。
【0003】
特許文献1に開示された画像メール装置は、用紙サイズ、解像度、符号化方式、処理能力など受信先の能力を記録し、受信先の能力に合わせて送信する情報を変換してファクシミリメールを送信するように構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−288631号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電子メールでは文章によって情報が伝達されるため、文章を用いて送信者の意志を受信者に伝えなければならない。「快く思っている」や「あまり怒っていない」など送信者の感情や雰囲気を文章で表現することは難しい。また、電子メールでは顔文字が用いられ、顔文字は堅苦しい文面やきつめの文章を似つかわしくない場所に書く際によく利用されるが、不真面目さが強調されるとして嫌う向きもある。
【0006】
特許文献1に開示された画像メール装置では、上記課題を解決する発明は開示されていない。
【0007】
本発明はこのような事情を鑑みてなされたもので、ユーザによって登録されている変換則に応じて、メールの内容を画像が付加された表現力豊かな電子メールに変えることができる電子メール送受信システム、電子メール処理サーバおよび電子メール処理方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明に係る電子メール送受信システムは、電子メール処理サーバと、電子メール機能を備えたクライアント端末と、を備え、前記電子メール処理サーバと前記クライアント端末とがネットワーク接続される電子メール送受信システムであって、前記電子メール処理サーバは、前記クライアント端末から送信されるクライアント情報を記録するクライアント情報記録手段と、前記クライアント端末を使用するクライアントによる定義に基づいて文字もしくは絵文字を含む文字情報と画像とを関連付けして記録する画像記録手段と、前記クライアントが指定した送信先へ前記クライアント端末から送信される電子メールを受信する電子メール受信手段と、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールのうち、前記クライアント情報記録手段にクライアント情報が記録されているクライアントから送信され、かつ、前記画像記録手段に画像と関連付けて記録されている文字情報が含まれている電子メールについて、前記文字情報を該文字情報と関連付けられている画像に変換する変換手段と、前記変換手段によって前記文字情報が前記画像に変換された電子メールを前記クライアントが指定した送信先へ送信する電子メール送信手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】
本発明よれば、電子メール処理サーバに備えられたクライアント情報記録手段にクライアント情報を登録し、登録されたクライアントが使用するクライアント端末から送信された電子メールに前記画像記録手段に記録されている画像に関連付けされている文字情報が含まれている場合には前記文字情報を前記文字情報に関連付けされている画像に変換し、前記文字情報が前記文字情報と関連付けされている画像に変換された電子メールをクライアントが指定した送信先へ送信する。したがって、電子メール受信先では、文字情報は該文字情報と関連付けされた画像と置き換えられ、画像を効果的かつ効率的に電子メール内に利用でき、電子メールの利用拡大に寄与する。
【0010】
電子メール機能は、電子メールの作成、送信、受信を行う機能や送信メールおよび受信メールを保存する機能等を含んでいる。また、電子メール機能には、少なくともHTML形式などテキスト形式だけでなくバイナリデータ(例えば、プログラム等の実行ファイル、画像データなど、テキストとして取り扱うことのできないデータ)を取り扱うことができる機能が含まれている。
【0011】
クライアント端末はインターネットや既存のLANへ接続するためのインターフェイス機器である。クライアント端末にはPC、携帯電話、PDAやモデム等を含んでいる。
【0012】
クライアント情報は少なくとも各クライアントを識別できる固有の識別情報を含むことを特徴とする。クライアント情報には電子メールアドレス、ユーザIDなどが含まれている。
【0013】
ネットワークは、インターネット、LAN等を含んだ、複数の機器間で情報通信が行えるように接続することを示している。ネットワークの通信形態には有線、無線および赤外線などがあり、通信プロトコルにはTCP/IPやUDP/IPなどがある。なお、他のネットワーク形態や他の通信プロトコルを適用してもよい。
【0014】
電子メール処理サーバは、クライアント端末から送信される電子メールおよびクライアントの電子メールアドレスへの電子メールを管理するメールサーバ機能を有している。クライアント端末から送信される電子メールは、電子メール処理サーバを経由してクライアントが指定した送信先へ送信される。また、クライアントの電子メールアドレスへの電子メールも電子メール処理サーバを経由して送信先へ送信される。電子メール処理サーバ内では電子メールに所定の処理が施される。また、電子メールのセキュリティチェックを行い、安全性の低い電子メールを送信せず、サーバが削除することも可能である。
【0015】
電子メール処理サーバは単一のコンピュータで構成されていてもよいし、複数のコンピュータで構築されたシステムであってもよい。電子メール処理サーバは大容量記録装置を備えることが好ましい。
【0016】
文字情報は文字、数字、記号およびこれらの組み合わせにより構成され、ある情報を示す形態である。また、文字情報には少なくとも絵文字を含み、その他に外字などを文字情報としてもよい。
【0017】
絵文字は、人物、建築物、感情などを、絵を用いて1文字で表した物であり、絵文字には顔文字を含んでいる。顔文字とは、文字、記号および数字を組み合わせで人間の顔の表情を表したり、動物の顔などを表したりする文字列である。
【0018】
画像には写真、手書き或いは電子タブレットなどを用いて作成されたイラスト絵を含んでいる。
【0019】
文字情報を画像に変換する態様の他に、文字、数字、記号を絵文字や外字に変換する態様も考えられる。
【0020】
また、前記目的を達成するために本発明に係る電子メール処理サーバは、電子メール機能を備えたクライアント端末とネットワーク接続される電子メール処理サーバであって、前記ネットワークとの接続を行う通信手段と、前記ネットワークを介して前記クライアント端末から送信されるクライアント情報を記録するクライアント情報記録手段と、前記クライアント端末を使用するクライアントによる定義に基づいて文字もしくは絵文字を含む文字情報と画像とを関連付けして記録する画像記録手段と、前記クライアントが指定した送信先へ前記クライアント端末から送信される電子メールを受信する電子メール受信手段と、前記クライアント情報記録手段にクライアント情報が記録されているクライアントのクライアント端末から送信され、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールのうち、前記画像記録手段に記録されている画像に関連付けされている文字情報が含まれている電子メールについて、その文字情報を該文字情報と関連付けられている画像に変換する変換手段と、前記変換手段によって前記文字情報が前記画像に変換された電子メールを前記クライアントが指定した送信先へ送信する電子メール送信手段と、を備えたことを特徴としている。
【0021】
電子メール送信先の表示装置の表示能力の情報を記録しておき、画像記録手段に記録されている画像の大きさを電子メール送信先の表示装置の表示能力に合わせて変更する画像サイズ変更手段を備えると、当該電子メールを受信者が受け取った際に、受信者側で画像を表示することができないことを防止できる。
【0022】
また、電子メール処理サーバの記録容量やネットワークの通信量を節約するためにオリジナル画像記録手段に記録する画像データの容量制限を行うとよい。
【0023】
本発明の一態様によれば、前記画像記録手段は、前記クライアント端末から送信される画像を前記クライアント情報と関連付けし、且つ、文字もしくは絵文字を含む文字情報と関連付けして記録することを特徴としている。
【0024】
かかる態様によれば、クライアントはオリジナルな画像を登録でき、画像の使用範囲が広がる。また、オリジナルな画像を一度記録しておけば、以後、該画像を何度も使うことができ便利である。画像記録手段に共有領域を備え、複数のクライアントが画像を共有できるように構成すると便利である。
【0025】
画像記録手段に記録できるオリジナル画像はクライアントが撮影した写真画像や手書き或いは電子タブレットなどの作画機器で作成したイラストなど、画像データ化が可能なものであればよい。また、クライアントが準備した絵文字なども記録することができる。
【0026】
既に画像記録手段に記録されている画像を、関連付けされている文字情報と異なる文字情報と関連付けして記録してもよい。
【0027】
本発明の他の態様によれば、前記クライアント情報記録手段に記録する前記クライアント情報には、前記クライアントの電子メールアドレスが含まれることを特徴としている。
【0028】
情報記録手段に記録されるクライアントの情報には、クライアントの電子メールアドレスの他に、電子メールの送信先が登録されているクライアントであるか否かの情報や、登録ID(電子メールの送信先が登録されているクライアントの場合)、通信端末の種類、表示装置の表示能力などが含まれている。
【0029】
本発明のさらに他の態様によれば、前記画像記録手段に記録された前記文字情報と前記画像との関連付けに従って前記変換手段による変換処理を適用する電子メール送信先の情報を記録しておく適用対象記録手段を備えていることを特徴としている。
【0030】
電子メール送信先の情報には、電子メールアドレスが含まれており、電子メール送信先を指定する態様にはアドレス指定、ドメイン指定、全メール指定(指定なし)などの態様がある。
【0031】
また、本発明のさらに他の態様によれば、前記変換手段は、前記適用対象記録手段に記録されている電子メール送信先の情報に従い、電子メール送信先ごとに定められた変換則に従って前記文字情報と前記文字情報に関連付けられた画像とを変換することを特徴としている。
【0032】
かかる態様によれば、電子メール送信先に応じて1つの文字情報が異なる画像に変換できるので、電子メール送信者は電子メール送信先に応じて様々な画像を用いた電子メールを送ることができる。CC(Carbon Copy )やBCC(Blind Carbon Copy )で送信された電子メールについても適用可能である。また、送信先によって文字情報を画像に変換しない態様も可能である。
【0033】
さらに本発明の他の態様によれば、前記画像記録手段は、1クライアントにつき少なくとも1つ具備されることを特徴としている。
【0034】
画像記録手段を1クライアントにつき少なくとも1つ具備される態様には、1つの記録媒体を複数の記録領域に分割して、クライアントごとに記録領域を設定する態様や、クライアントごとに記録媒体を設ける態様がある。
【0035】
前記目的を達成するために本発明に係る電子メール処理方法は、電子メール機能を備えたクライアント端末と電子メール処理サーバとがネットワーク接続され、前記クライアント端末から送信される電子メールを前記電子メール処理サーバ経由で配信する電子メールシステムにおける電子メール処理方法であって、前記電子メール処理サーバを利用するクライアントのクライアント情報を前記電子メール処理サーバに登録するクライアント登録工程と、前記クライアント端末から送信された画像を該クライアントのクライアント情報と関連付けし、且つ、該画像を文字もしくは絵文字を含む文字情報と関連付けして画像記録手段に記録する画像登録工程と、前記クライアント端末から送信された電子メールを前記電子メール処理サーバで受信する電子メール受信工程と、前記受信工程において受信された電子メールが前記画像記録手段に記録されている画像と関連付けされている文字情報を含んでいる場合に、その文字情報を該文字情報と関連付けされている画像に変換する変換工程と、前記変換工程によって前記文字情報が前記画像に変換された電子メールを前記クライアントの指定に係る送信先へ送信する電子メール送信工程と、を含むことを特徴としている。
【0036】
本発明によれば、絵文字だけでは表現できない部分を写真などの画像で表現することによりコミュニケーションが大幅に上昇する。
【0037】
予め、画像記録手段に画像が用意されていれば、画像を記録する工程を省略してもよい。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係る電子メール送受信システム、電子メール処理サーバおよび電子メール処理方法の好ましい実施の形態について説明する。
【0039】
本実施形態では、絵文字を使って作成された電子メールを送信すると、絵文字が予め登録されている画像に変換され、送信先では絵文字の示す内容が画像で表現される絵文字サービスを開示する。絵文字は、絵で表した象徴を示し、予め、辞書ファイル等に記録されている。なお、電子メール作成機能がサポートしていない絵文字を登録して使用することができる。絵文字の他に文字、数字、記号、外字や顔文字を画像に変換する態様もある。
【0040】
図1は、本発明の実施形態に係る電子メール送受信システムのブロック図である。
【0041】
電子メール処理サーバ10(以下サーバと記載)は、大容量記録装置(ストレージ)12を有し、サーバ10に接続可能な通信端末を有するクライアントが該通信端末を介して送信する電子メールおよび前記クライアントの電子メールアドレスへの電子メールを管理するメールサーバ機能を備えている。
【0042】
クライアント14は通信端末として携帯電話16を有し、携帯電話16は、表示装置(液晶モニタ)18を備え、撮影、記録機能を備えたカメラ付き携帯電話である。同様に、クライアント20は通信端末として携帯電話22を有し、携帯電話22は、表示装置24を備えたカメラ付き携帯電話である。また、クライアント26は通信端末としてパソコン(PC)28を有し、PC28は表示装置(モニタ)29、および図示しないキーボード、マウスなどのユーザインターフェイスを備えている。
【0043】
サーバ10、および携帯電話16、携帯電話22、PC28はネットワーク30に接続されている。また、図1には図示しないが、複数のクライアントが有する通信端末がそれぞれネットワーク30に接続されている。
【0044】
また、各クライアントが有する通信端末は、公衆回線、携帯電話網や他のネットワークを経由してネットワーク30に接続してもよい。
【0045】
なお、ここで言うネットワークとは、コンピュータシステム、端末、データ通信設備を相互に接続したものをいう。接続は、専用回線、公衆回線などのような有線で接続されていても良いし、通信衛星などを通じて無線で接続されていてもよいし、それらの複合形態で接続されていても良い。いわゆるインターネットやLANなどもネットワークに含まれる。
【0046】
また、通信端末は携帯電話およびPCに限定されず、PDAなどのモバイル機器やモデム、TAなどでもよい。
【0047】
携帯電話16、携帯電話22およびPC28は電子メールの作成、電子メール送信および受信機能を含んだ電子メール機能を備えている。また、前記電子メール機能はHTML形式をサポートしており、それぞれが備えた表示装置を介して絵文字や画像を含んだ電子メールを見ることができる。HTML形式のエンコードおよびデコードにはオペレーティングシステム(OS)ごとに種々のエンコード(デコード)形式があるが、複数のOSに対応したエンコード(デコード)形式を適用するとよい。
【0048】
携帯電話16および携帯電話22は、静止画(写真画像)を撮影し、記録することができるカメラ機能(撮像装置を介して被写体像の画像データを取得し、記録する機能)を備えている。撮像装置を介して得られた画像データは、所定の形式に圧縮され、それぞれの携帯電話が備えた記録媒体に記録される。前記記録媒体は内部メモリでもよいし、携帯電話本体と着脱可能な記録媒体でもよい。記録された画像を電子メールに添付して、サーバ10およびネットワーク30に接続可能なクライアントに送ることができる。
【0049】
図2はサーバ10のブロック図である。
【0050】
サーバ10は、ネットワークインターフェイス40を介してネットワーク30に接続され、メール受信部42を介してネットワーク30に接続されるクライアントを有するクライアントが送信する電子メールを受信し、サーバ10内で所定の処理を行った後に、該電子メールを送信したクライアントが指定する送信先にメール送信部44を介して該電子メールを送信するメールサーバ機能を備えている。サーバ10は、図2に図示しない電子メール記録部を備えており、サーバ10を経由する電子メールは、一旦、前記電子メール記録部に記録され、その後、受信者の要求に応じて受信者に送信される。指定した送信先に送信された電子メールは電子メール記録部から消去される。もちろん、受信者に該電子メールを送信後、一定期間該電子メールをサーバ10に保存してもよい。
【0051】
制御部50はサーバ10を統括制御し、ユーザデータベース部52、画像データベース部54、絵文字データベース部56、およびメール変換部58を制御している。ユーザデータベース部52、画像データベース部54および絵文字データベース部56は、図1に示したストレージ12に生成され、これらはそれぞれ別の記録媒体を備えてもよいし、1つの記録媒体の領域を分割してもよい。
【0052】
これらの他に、サーバ10は図2には図示しない、一時記憶領域や各種設定記録領域、制御ソフト記録領域、外部インターフェイスを備えている。なお、以後、データベースはDBと記述することがある。
【0053】
図3は、サーバ10の機能を説明するブロック図である。図3中図2と同一もしくは類似する部分については同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0054】
ユーザDB部52には、サーバ10に登録されているクライアントの情報(ユーザ情報)がデータベース化されてユーザデータベースが生成されている。
【0055】
画像DB部54は、ユーザ登録されたクライアントから送られた画像データが所定の形式に圧縮された画像ファイルとして記録され、絵文字と関連付け(リンク)されて記録される。画像DB部54には記録されている画像データをクライアントごとデータベース化した画像データベースが生成されている。
【0056】
また、絵文字DB部56には、前記絵文字がクライアントごとにデータベース化された絵文字データベースが生成されている。絵文字と画像データとの関連付けについては後述する。
【0057】
メール変換部58では、前記ユーザデータベース、前記画像データベースおよび前記絵文字データベースを参照し、ユーザ登録済みクライアントからメール受信部42を介して受信した電子メールに絵文字DB部56に登録されている絵文字が当該電子メールに含まれている場合には、該絵文字を画像DB部54に記録されている該絵文字に関連付けされている画像に変換し、また、前記画像のデータは該電子メール本文上に掲載可能な大きさに変換(拡大、縮小)する。
【0058】
画像の大きさを変換する態様には、圧縮率を変えず画像の大きさを変換する態様や、圧縮率および画像の大きさとも変換する態様がある。また、画像の大きさを変換する割合は該電子メール受信者の有する表示装置の表示能力に合わせて行うことが好ましい。
【0059】
ユーザ情報の電子メール受信先の登録情報に、画像表示能力(表示装置の大きさ、解像度等)の情報を登録し、これに合わせて画像の大きさを変換する割合を決めるように構成するとよい。また、電子メール受信先の情報には該電子メール受信者の画像表示能力の情報が含まれていない場合には、予め、決められた割合で画像を変換すればよい。
【0060】
次に、上記の画像処理システムを利用した電子メールの絵文字サービスについて説明する。図4は、メール送信者の携帯電話の画面とメール受信者の携帯電話の画面を示している。本実施形態では、メール送信者はクライアント14であり、メール受信者はクライアント20である。なお、メール受信者およびメール送信者はネットワーク30に接続可能な通信端末を有するクライアントであればよい。
【0061】
表示装置18には、クライアント14が携帯電話16を用いて作成した電子メールが表示されている。表示装置18には、件名、メール本文および送信ボタンを示すソフトキーが表示されている。メール本文には、ハートマークの絵文字100と猫の顔を表す顔文字102が使われている。
【0062】
クライアント14は、予め、ハートマークの絵文字100を笑った顔を撮影した画像104と関連付け、また、猫の顔を表す顔文字102を猫の顔を撮影した画像106と関連付けて、それぞれサーバ10の画像DB部54および絵文字DB部56に登録すると、受信者であるクライアント20の携帯電話22の表示装置24に表示される電子メール本文には、ハートマークの絵文字100に代わって笑った顔を撮影した画像104が表示され、また、猫の顔を表す顔文字102に代わって猫の顔を撮影した画像106が表示される。
【0063】
表示装置18および表示装置24には、電池残量表示、電波受信状態表示、受信先表示、送信先表示、他のソフトキー表示等が表示されていてもよい。
【0064】
図5乃至7は、上述した電子メールの絵文字サービスの制御の流れを示したフローチャートである。
【0065】
まず、ユーザ登録が行われる(図4のステップS10)。ユーザ登録では、クライアント14は携帯電話16からサーバ10にユーザ情報を含んだ電子メールを送信すると、ユーザDB部52には、ユーザ情報がデータベース化されたユーザデータベースに登録される。サーバ10は登録したユーザ情報およびクライアント固有のパスワードを含んだ電子メールをクライアント14の電子メールアドレスに返信する(ステップS12)。
【0066】
図6は、上述したユーザ登録の詳細を示したフローチャートである。
【0067】
ユーザ登録が開始されると(ステップS100、ステップS102)、クライアント14は携帯電話16を介してユーザ登録を要求する電子メールをサーバ10に送り(ステップS104)、サーバ10は登録を要求する電子メールを受信すると(ステップS106)、クライアント14の電子メールアドレスに登録フォーマットを含んだ電子メールを送信する(ステップS108)。
【0068】
登録フォーマットを含んだ電子メールを、携帯電話16を介してクライアント14が受信すると、クライアント14は前記登録フォーマットに必要事項を記入し(ステップS112)、携帯電話16を介してサーバ10に返信メールを送信する(ステップS114)。必要事項には、氏名、ユーザID、電子メールアドレス、通信端末の種類および電子メール送信先、電子メール送信先の通信端末を含んでいる。ユーザ情報に含まれる電子メール送信先の情報には、少なくとも送信先の電子メールアドレスを含み、他に通信端末の種類、通信端末が携帯電話、PHS等の携帯通信端末の場合には携帯電話事業者(キャリア)、表示装置の表示能力などの情報が含まれている。なお、本実施形態ではクライアント14の電子メール送信先にはクライアント20の電子メールアドレスおよびクライアント26の電子メールアドレスが登録されている。もちろん図1に図示しない他のクライアントの電子メールアドレスも登録可能である。
【0069】
サーバ10は、記入済み登録フォーマットを含んだ電子メールを受信すると(ステップS116)、クライアント14がユーザ登録されていないクライアントであるか否かを判別し(ステップS118)、既に登録されているクライアントである場合には(NO判定)、ユーザDB部52に登録されているユーザ情報を読み出し(ステップS120)、登録済みクライアントである旨のメッセージとともに該当する登録情報を電子メールでクライアント14の電子メールアドレスに送信する(ステップS124)。
【0070】
一方、ステップS30において、クライアント14が登録されていないクライアントである場合には(YES判定)、登録フォーマットに記入されたとおりのユーザ情報をユーザDB部に記録し(ステップS122)、ユーザ登録が完了した旨のメッセージとともに登録されたユーザ情報およびパスワードが含まれた電子メールをクライアント14の電子メールアドレスに送信する(ステップS124)。
【0071】
パスワードは文字、数字、記号およびこれらの組み合わせにより構成され、1クライアントにつき固有のパスワードが1つ発行される。パスワードは、今後、登録情報の変更や、本システムのサービスを受ける場合の認証に使用される。ステップS124で発行されるパスワードとネットワーク30に接続する際(ログイン時)のパスワードを兼用してもよい。
【0072】
また、パスワードはクライアントが所望のパスワードをサーバに登録して使用してもよいが、他のクライアントが使用するパスワードと競合していないことをサーバ10において照合する必要がある。
【0073】
サーバ10から送信された登録情報およびパスワードをクライアント14が携帯電話16を介して受信すると(ステップS126)、クライアント14は登録されたユーザ情報を確認し、登録されたユーザ情報の変更を行うか否かを選択する(ステップS128)。登録変更をしない場合には(NO判定)、クライアント14のユーザ登録は終了され(ステップS132)、登録変更をする場合には(YES判定)、変更部分を反映した登録変更情報を含んだ電子メールをサーバ10に送信する(ステップS130)。
【0074】
登録変更は、電子メールを介して行う態様に限らず、サーバ10がクライアント14に送信したユーザ情報が含まれている電子メールに登録変更サイトのURLを掲載し、クライアント14は該電子メールを受信した後、登録変更サイトにアクセスして、登録情報を変更する態様としてもよい。
【0075】
サーバ10では、ステップS124において登録情報を含んだ電子メールを送信した後は、登録変更情報を含んだメールの受信を監視し(ステップS134)、登録変更情報を含んだメールを受信しない場合には(NO判定)、サーバ10のユーザ登録を終了し(ステップS138)、登録変更情報を含んだメールを受信すると(YES判定)、登録変更情報に合わせてユーザDB部52にあるユーザ情報を更新し(ステップS136)、更新されたユーザ情報を含んだ電子メールをクライアント14の電子メールアドレスに送信する(ステップS124)。
【0076】
本実施形態では、クライアント14が携帯電話16を介して登録メールを送信すると、サーバ10が登録フォーマットを含んだ電子メールをクライアント14の電子メールアドレスに送信する態様を開示したが、サーバ10から登録ページのURLとパスワードが掲載された電子メールをクライアント14の電子メールアドレスに送り、この電子メールを、携帯電話16を介して受け取ったクライアント14が、携帯電話16を介して登録サイトにアクセスして登録を行う態様でもよい。なお、クライアント14が携帯電話16を介して登録サイトにアクセスする際には前記パスワードによる認証を行うことで、セキュリティが確保される。
【0077】
図5のステップS10およびステップS12においてユーザ登録が完了すると、クライアント14は携帯電話16を介して画像の登録をすることができる(ステップS14)。サーバ10には予めいくつかの画像が用意されているが、クライアントごとにオリジナル画像を登録することができる。画像登録が完了すると、サーバ10からクライアント14の電子メールアドレスへ画像登録情報が提供される(ステップS16)。
【0078】
図7は、上述した画像登録の制御の流れを示したフローチャートである。
【0079】
画像登録では(ステップS200、ステップS202)、まずクライアント14から携帯電話16を介して画像登録専用メールアドレスに電子メール(画像登録メール)を送信する。画像登録メールには、登録する画像(オリジナル画像)のデータが所定の形式に圧縮され、添付ファイルとして添付され、また、添付された画像データと関連付けされる絵文字は該画像登録メールに所定の書式で掲載される。
【0080】
オリジナル画像は、予め、定められた圧縮形式で圧縮された画像データである。画像データの圧縮形式はJPEG形式でもよいし、TIF 形式や他の圧縮形式を適用してもよい。なお、画像データの圧縮形式は2種類以上設定してもよい。
【0081】
また、オリジナル画像は、携帯電話16のカメラ機能を用いて撮影された画像データ(写真)でもよいし、他の撮像装置により撮影された画像データでもよい。
【0082】
なお、他の撮像装置には、デジタルスチルカメラ(DSC)他に、静止画撮影可能なデジタルビデオカメラ、カメラ付きノート型PC、カメラ付きPDA、スキャナーやファクシミリ等が含まれる。
【0083】
また、画像登録メールに添付する画像データは1枚だけでなく、2枚以上添付することも可能である。携帯電話16で撮影した画像データと他の撮像装置から取得された画像データが混在してもよい。さらに、異なる圧縮形式で圧縮された画像データを混在させることも可能である。
【0084】
一般的に、デジタルカメラなどの被写体像を撮影しデジタルデータ(画像データ)変換して記録する撮像装置では、該画像データが記録媒体に記録される際に、撮影された撮像機器によって自動的にファイル名が付与される。また、画像データにはヘッダーに画像の情報が記録されている。前記画像の情報には、撮影日、ファイルサイズ(記録容量)、撮影条件(露出値、絞り値、シャッタースピード、ISO 感度等)などがある。
【0085】
複数の画像データが画像登録メールに添付される場合には、このファイル名によって画像データが識別される。また、画像データのファイル名には圧縮形式を示す拡張子が付与されており、この拡張子に基づいて圧縮形式が識別される。
【0086】
同じファイル名(拡張子を含む)を持つ画像データは1つの電子メールに添付した場合、送信先において添付ファイルを開けないことがある。したがって、同じファイル名の画像データが複数ある場合には、ファイル名を変更する必要がある。
【0087】
サーバ10が画像登録メールを受信すると(ステップS206)、添付ファイルがエンコードされ画像データが復元される。画像DB部54に生成されている画像データの登録情報をデータベース化した画像データベースが参照され、復元された画像データが画像DB部54に登録されているか否かを識別される(ステップS208)。
【0088】
画像登録メールに添付された画像データが既に画像DB部54に登録されている画像データであれば(NO判定)、画像DB部54に登録されている画像の情報を画像DB部54から読み出し(ステップS210)、さらに該画像と関連付けされている絵文字の情報を絵文字DB部56から読み出し(ステップS212)、電子メールでこれらをクライアント機器14に送信する(ステップS218)。画像の情報には当該画像データの保存先のURLが含まれており、その他には、圧縮形式、ファイルサイズ、オリジナル画像サイズなどがある。
【0089】
一方、ステップS208において画像登録メールに添付された画像データが画像DB部54に登録されていない画像である場合には(YES判定)、該画像を画像DB部54に登録し(ステップS214)、また、画像登録メールに掲載されている絵文字を画像DB部54に記録した画像データと関連付けして絵文字DB部56に記録する(ステップS216)。
【0090】
画像データベースおよび絵文字データベースはクライアントごとに少なくとも1つ生成される。したがって、画像DB部54にはクライアント別に複数の画像データベースが生成され、絵文字DB部56にはクライアント別に複数の絵文字データベースが生成されることになる。また、1クライアントが複数の画像データベースおよび絵文字データベースを持ってもよい。
【0091】
画像登録メールに添付された画像データと絵文字とを、それぞれ画像BD部54および絵文字DB部56への登録が完了すると、サーバ10は電子メール(登録情報メール)を携帯電話16へ送信する(ステップS218)。
【0092】
その後、サーバ10は次の画像登録メールの受信を監視し(ステップS226)、次の画像登録メールを受信しない場合には(NO判定)、画像登録を終了し(ステップS228)、次の画像登録メールを受信した場合には(YES判定)、ステップS208に進み、画像登録処理を行う。
【0093】
前記登録情報メールには、登録が完了した画像データおよび絵文字を確認できるサイト(登録情報閲覧サイト)のURLが掲載されている。クライアント14は携帯電話16を介して登録情報メールに掲載されているURLにアクセスして、どのような絵文字とどのような画像とが関連付けされて登録されているかを確認することができる。前記登録情報閲覧サイトは、クライアントごとに作成されている。
【0094】
前記登録情報閲覧サイトにクライアント14が携帯電話16を介してアクセスする際には、サーバ10はクライアント14に対してパスワードを要求し、クライアント14が携帯電話16を介して正しいパスワードを入力した場合に、前記登録情報閲覧サイトへのアクセスを許可するように構成することも可能である。
【0095】
さらに、本サービス登録者が共用できる画像データベースおよび絵文字データベースを備えると、画像データを共用化することができ、大変便利である。
【0096】
携帯電話16が登録情報メールを受信すると(ステップS220)、ステップS222に進み、次の画像を登録しない場合には(NO判定)、画像登録を終了し(ステップS224)、別のオリジナル画像を登録する場合には(YES判定)、ステップS204に進み、別のオリジナル画像を登録する。
【0097】
一度登録したオリジナル画像は、クライアントの要求に応じて画像DB部54から削除することができるよう構成すると、ストレージ12の記録容量を節約でき、また、不要な画像が削除されるとクライアントの使い勝手がよくなる。さらに、クライアントの権限で予めサーバ10に用意された画像を削除できるように構成すると、ストレージ12の記録容量の節約およびクライアントの使い勝手の向上に寄与する。
【0098】
画像データベースに記録されている画像を画像DB部54から削除する際には、パスワードによるユーザ認証を行うことが好ましい。
【0099】
画像登録が完了すると、ユーザ登録されているクライアントと前記クライアントが登録した電子メール送信先との間で、本サービスの提供が受けられる。
【0100】
クライアント14が携帯電話16の有する電子メール作成機能を用いてクライアント20およびクライアント26宛ての電子メールを作成する。この電子メールには、図4に示したハートマークの絵文字100および猫の顔文字102が含まれている。
【0101】
クライアント14が作成した絵文字および顔文字を含んだ電子メールを、携帯電話16を介してクライアント20のメールアドレスに送信すると(図4のステップS18)、サーバ10では、メールサーバ機能が起動し、該電子メールの処理を開始する。
【0102】
メール変換部58では、絵文字DB部56の絵文字データベースを参照しながら(ステップS20)、絵文字DB部56に登録されている絵文字を検出すると、画像DB部54の画像データベースを参照して(ステップS22)、該電子メール上にある絵文字に該絵文字に関連付けられている画像データが貼り付けられる。
【0103】
すべての絵文字に対応する画像データが貼り付けられると、サーバ10は絵文字に対応した画像データを貼り付けたHTMLメールを作成し、クライアント20の電子メールアドレスに送信する(ステップS24)。
【0104】
クライアント20がクライアント14から送信されたHTMLメールを受信し、該HTMLメールを開封すると、ブラウザ上で、図3に示す表示装置24に表示された、笑った顔の画像104および猫の顔の画像106が含まれた電子メールを見ることができる。また、笑った顔の画像104および猫の顔の画像106にはURLが自動挿入される。
【0105】
ただし、貼り付けられた画像データの解像度や記録容量、画像の大きさがメール受信者側の表示装置の表示能力に合わず、好ましい表示がなされない場合には、当該画像データが貼り付けられた部分には、貼り付けられた画像データが好ましい形態で表示されないことを示す表示を行ってもよい。
【0106】
画像データが好ましい形態で表示されないことを示す表示は、文字によって警告する態様でもよいし、絵文字等の象徴を示す態様でもよいし、決められた文字、数字、記号で表す態様でもよい。
【0107】
画像データを貼り付ける態様には、画像データの保存先のURLを貼り付ける態様でもよい。
【0108】
本実施形態では、絵文字および顔文字を画像に変換する電子メールサービスについて開示したが、本発明の適用範囲は絵文字に限定されず、文字、数字、記号およびこれらの組み合わせによる文字列等にも適用可能である。
【0109】
絵文字と画像データとのリンクは、電子メール受信者が複数ある場合にはそれぞれの電子メール受信者について設定できるので、例えば、ハートマークの絵文字は、クライアント20宛ての電子メールでは笑った顔の画像に変換し、クライアント26宛ての電子メールでは女性の顔に変換するといったサービスが可能である。この場合、前述した画像閲覧サイトに電子メール受信者もアクセスできるように構成するとよい。
【0110】
また、絵文字を画像に変換しない電子メールを送信する場合には、該電子メールのタイトルの前と後ろに指定された記号(!や#など)を挿入すると、該電子メール内の絵文字はサーバ10で変換されない態様が考えられる。該電子メールのヘッダに絵文字を画像に変換するか否かの情報を入れてもよい。
【0111】
さらに、電子メール内に変換する絵文字と変換しない絵文字が混在している場合には、変換しない絵文字の前と後ろに!や#などの指定された記号を挿入すると、前と後ろに指定された記号が挿入されていない絵文字は、受信者側の表示装置では登録された画像に変換されて表示され、前と後ろに指定された記号が挿入されている絵文字は、受信者側の表示装置には絵文字がそのまま表示される態様が考えられる。なお、前記!や#などの指定された記号は、電子メールのタイトルや電子メール本文には使用できない文字とすることが好ましい。
【0112】
絵文字や外字が含まれた電子メールでは、受信者側で正しく表示されないことがある。これは、OS、携帯電話事業者の違いや電子メール作成機能の違いおよび携帯電話の機種の違いにより、絵文字および外字に異なるコードが割り付けられているために起こる現象である。これらの互換性を保つために、OS、電子メール作成機能(通信端末がPC、PDAの場合)、携帯電話事業者、携帯電話機種名(通信端末が携帯電話であり、携帯電話の電子メール機能を使用する場合)等の情報を絵文字データベースに記録する必要がある。
【0113】
例えば、携帯電話の電子メール機能を使用して作成された電子メールでは、電子メールアドレスのドメインから携帯電話事業者を判断し、携帯電話事業者に合わせて絵文字を変換すればよい。
【0114】
本絵文字サービスに登録していないクライアントの電子メールアドレス宛ての電子メールでは、サーバ10において絵文字は画像に変換されない態様が考えられる。また、テキスト形式で送信された電子メールでは、絵文字を関連付けされている画像は添付ファイルとして該電子メールに添付される態様がよい。
【0115】
本実施形態に係る絵文字サービスでは、ユーザ登録を行ったクライアントに対して月額使用料を徴収する課金形態が可能である。また、電子メールに含まれる絵文字を画像に変換した電子メールの数に応じて送信者にシステム利用料を徴収する課金形態が可能である。また、システム利用料は受信者から徴収してもよいし、送信者と受信者と両方からシステム利用料を徴収してもよい。電子メールの数でなく変換した画像の数に応じてシステム利用料を徴収してもよいし、通信量に応じて利用料を徴収してもよい(パケット課金)。さらに、画像の登録数や登録画像の記録容量に応じてサーバ使用料を徴収する課金態様も考えられる。
【0116】
上記の如く構成された画像変換システムおよび絵文字サービスでは、絵文字サービスの提供を受けるためにユーザ登録を行い、ユーザ登録されたクライアントは、該クライアントが有する電子メール機能において使用することができる絵文字を該クライアントが準備した画像と関連付けして登録でき、前記クライアントが登録された絵文字を含んだ電子メールを他のクライアントの電子メールアドレスに送信すると、サーバ10は該電子メールに含まれている絵文字の代わりにその絵文字と関連付けられて登録されている画像を貼り付けて、該電子メールを送信する。該電子メールの受信者が該電子メールを受信し開封すると、前記絵文字が関連付けされた登録されている画像に置き換えられ、ブラウザ上で表示される。したがって、文字入力に労力を必要とする携帯電話やモバイル機器では、文字情報として絵文字などを用いて感情や雰囲気を表現することがあり、画像が付加された表現力豊かな電子メールを実現することができる。
【0117】
さらに、1つの絵文字に複数の画像をリンクさせて登録することができ、1つの電子メールを異なる受信者に送信し、受信者ごとに異なる画像を表示させることもでき、また、絵文字を画像に変換しない電子メールを送信することも可能である。
【0118】
クライアントが有する機器(通信端末を含む)が画像変換処理を行わないので、クライアントの有する機器(通信端末を含む)は画像を記録する記録装置や絵文字と画像とを変換する処理機能を必要としない。
【0119】
メール送信者の通信端末とサーバとの間では、画像データのような大容量データを取り扱わずにすみ、送信データを減らすことができ、回線の速度、安定性の確保に寄与する。
【0120】
【発明の効果】
本発明よれば、電子メール処理サーバに備えられたクライアント情報記録手段にクライアント情報を登録し、登録されたクライアントから送信された電子メールに前記画像記録手段に記録されている画像に関連付けされている文字情報が含まれている場合には前記文字情報を前記文字情報に関連付けされている画像に変換し、前記文字情報が前記文字情報と関連付けされている画像に変換された電子メールをクライアントが指定した送信先へ送信する。したがって、電子メール受信先では、文字情報はクライアントが所望する画像と置き換えられ、画像を効果的かつ効率的に電子メール内に利用でき、電子メールの利用拡大に寄与する。
【0121】
また、クライアントがオリジナル画像を記録できるので画像の使用範囲が広がり、また一度記録しておけば、以後、該画像を何度も使うことができ便利である。画像記録手段に共有領域を備え、複数のクライアントが画像を共有できると便利である。
【0122】
さらに、電子メール送信先に応じて1つの文字情報が異なる画像に変換されるので、電子メール送信者は容易に電子メール送信先に応じて様々な画像を用いた電子メールを送ることができる。
【0123】
文字入力に労力を必要とする携帯電話やモバイル機器では、文字情報として絵文字などを用いて感情や雰囲気を表現することがある。さらに、絵文字だけでは表現できない部分を写真などの画像で表現することによりコミュニケーションが大幅に上昇する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子メール送受信システムのブロック図
【図2】本発明の実施形態に係る電子メール処理サーバのブロック図
【図3】本発明の実施形態に係る電子メール処理サーバの機能ブロック図
【図4】本発明の実施形態に係る絵文字サービスの送信者の表示と受信者の表示
【図5】電子メールの絵文字サービスの制御の流れを示したフローチャート
【図6】絵文字サービスのユーザ登録の制御の流れを示したフローチャート
【図7】絵文字サービスの画像登録の制御の流れを示したフローチャート
【符号の説明】
10…サーバ、14,20,26…クライアント、16,22,28…通信端末部、30…ネットワーク、42…メール受信部、44…メール送信部、52…ユーザDB部、54…画像DB部、56…絵文字DB部、58…メール変換部、100,102…絵文字、104,106…画像
Claims (8)
- 電子メール処理サーバと、電子メール機能を備えたクライアント端末と、を備え、前記電子メール処理サーバと前記クライアント端末とがネットワーク接続される電子メール送受信システムであって、
前記電子メール処理サーバは、前記クライアント端末から送信されるクライアント情報を記録するクライアント情報記録手段と、
前記クライアント端末を使用するクライアントによる定義に基づいて文字もしくは絵文字を含む文字情報と画像とを関連付けして記録する画像記録手段と、
前記クライアントが指定した送信先へ前記クライアント端末から送信される電子メールを受信する電子メール受信手段と、
前記電子メール受信手段によって受信された電子メールのうち、前記クライアント情報記録手段にクライアント情報が記録されているクライアントから送信され、且つ、前記画像記録手段に画像と関連付けて記録されている文字情報が含まれている電子メールについて、前記文字情報を該文字情報と関連付けられている画像に変換する変換手段と、
前記変換手段によって前記文字情報が前記画像に変換された電子メールを前記クライアントが指定した送信先へ送信する電子メール送信手段と、
を備えたことを特徴とする電子メール送受信システム。 - 電子メール機能を備えたクライアント端末とネットワーク接続される電子メール処理サーバであって、
前記ネットワークとの接続を行う通信手段と、
前記ネットワークを介して前記クライアント端末から送信されるクライアント情報を記録するクライアント情報記録手段と、
前記クライアント端末を使用するクライアントによる定義に基づいて文字もしくは絵文字を含む文字情報と画像とを関連付けして記録する画像記録手段と、
前記クライアントが指定した送信先へ前記クライアント端末から送信される電子メールを受信する電子メール受信手段と、
前記クライアント情報記録手段にクライアント情報が記録されているクライアントのクライアント端末から送信され、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールのうち、前記画像記録手段に記録されている画像に関連付けされている文字情報が含まれている電子メールについて、その文字情報を該文字情報と関連付けられている画像に変換する変換手段と、
前記変換手段によって前記文字情報が前記画像に変換された電子メールを前記クライアントが指定した送信先へ送信する電子メール送信手段と、
を備えたことを特徴とする電子メール処理サーバ。 - 前記画像記録手段は、前記クライアント端末から送信される画像を前記クライアント情報と関連付けし、且つ、文字もしくは絵文字を含む文字情報と関連付けして記録することを特徴とする請求項2記載の電子メール処理サーバ。
- 前記クライアント情報記録手段に記録する前記クライアント情報には、前記クライアントの電子メールアドレスが含まれることを特徴とする請求項2または3記載の電子メール処理サーバ。
- 前記画像記録手段に記録された前記文字情報と前記画像との関連付けに従って前記変換手段による変換処理を適用する電子メール送信先の情報を記録しておく適用対象記録手段を備えていることを特徴とする請求項2、3または4記載の電子メール処理サーバ。
- 前記変換手段は、前記適用対象記録手段に記録されている電子メール送信先の情報に従い、電子メール送信先ごとに定められた変換則に従って前記文字情報と前記文字情報に関連付けられた画像とを変換することを特徴とする請求項5記載の電子メール処理サーバ。
- 前記画像記録手段は、1クライアントにつき少なくとも1つ具備されることを特徴とする請求項2乃至5のうち何れか1項に記載の電子メール処理サーバ。
- 電子メール機能を備えたクライアント端末と電子メール処理サーバとがネットワーク接続され、前記クライアント端末から送信される電子メールを前記電子メール処理サーバ経由で配信する電子メールシステムにおける電子メール処理方法であって、
前記電子メール処理サーバを利用するクライアントのクライアント情報を前記電子メール処理サーバに登録するクライアント登録工程と、
前記クライアント端末から送信された画像を該クライアントのクライアント情報と関連付けし、且つ、該画像を文字もしくは絵文字を含む文字情報と関連付けして画像記録手段に記録する画像登録工程と、
前記クライアント端末から送信された電子メールを前記電子メール処理サーバで受信する電子メール受信工程と、
前記受信工程において受信された電子メールが前記画像記録手段に記録されている画像と関連付けされている文字情報を含んでいる場合に、その文字情報を該文字情報と関連付けされている画像に変換する変換工程と、
前記変換工程によって前記文字情報が前記画像に変換された電子メールを前記クライアントの指定に係る送信先へ送信する電子メール送信工程と、
を含むことを特徴とする電子メール処理方法。
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