JP2004302737A - 作業手順表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】作業者の経験を問わず、作業者に適切な作業指示をすることによって、作業者の個人差による作業時間や製品の品質のばらつきを抑えるととも、過去の生産ノウハウを容易に活用し得るようにする。
【解決手段】入力情報と出力情報とが一致する作業項目情報のうち当該出力情報に対応する作業項目情報を当該入力情報に対応する作業項目情報の上位階層とし、対応付けられた入力情報が異なる作業項目情報と同階層とするよう作業項目登録手段に登録された作業項目情報を配列する作業項目配列手段と、作業項目登録手段に登録された作業項目情報を作業項目配列手段によって定めれられた配列に従って表示するとともに、入力情報登録手段に登録された入力情報及び出力情報登録手段に登録された出力情報を表示された作業項目情報に対応して表示する作業項目表示手段とを備えるようにした。
【選択図】 図7
【解決手段】入力情報と出力情報とが一致する作業項目情報のうち当該出力情報に対応する作業項目情報を当該入力情報に対応する作業項目情報の上位階層とし、対応付けられた入力情報が異なる作業項目情報と同階層とするよう作業項目登録手段に登録された作業項目情報を配列する作業項目配列手段と、作業項目登録手段に登録された作業項目情報を作業項目配列手段によって定めれられた配列に従って表示するとともに、入力情報登録手段に登録された入力情報及び出力情報登録手段に登録された出力情報を表示された作業項目情報に対応して表示する作業項目表示手段とを備えるようにした。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工場の作業者に対して作業手順を表示する作業手順表示システムにおいて、作業者の経験によることなく作業時間、製品の品質を均一にすることができるものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、工場での製品生産においては、製品の開発部門が製品のデザイン設計・工程設計・ライン設計(以下、単に製品設計という。)をし、当該製品設計に基づいて製品を実際に組立てるための作業指示書を作成した後、作業者が当該作業指示書に基づいて製品の加工・組立て作業を行うことによって製品を生産している。工場で新製品を生産する場合、新製品であっても過去に生産した製品と類似の製品であれば、基本的な設計作業又は生産工程に大きな違いが無いため、当該設計作業又は生産工程を利用して新製品用の設計を行っている。
【0003】
従来、過去の設計情報に基づいて製品設計を行う場合、例えば、デザイン設計の分野では、特許文献1に示すように、基本となる複数の設計データを予めデータベースに登録しておき、当該設計データの中から類似する設計データ読出し、当該読出した設定データをカスタマイズして新製品用のデザイン設計を行っていた。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−230041号公報(第3−9頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、実際に製品を生産する過程においては、作業に取り掛かるために必要な情報(以下、入力情報という。)や、作業を進行する上で参考にする情報、例えば、作業をする上での生産ノウハウ、当該作業内容及びその作業で決定すべき事項、作業の協力を依頼するに適した人材の人材情報等物的・人的な情報(以下、生産ノウハウ情報という。)が必要不可欠となる。
【0006】
ところが、これら情報は、作業者の経験と勘そして人脈によるところが大きいため個人差が激しい。従って、ベテランの作業者は、自分の過去の経験に基づいてこれら入力情報や生産ノウハウ情報を適切に入手することができるため必要最小限の作業時間で品質の高い製品を生産することができるが、経験が浅い作業者は、入力情報や生産ノウハウ情報を入手するのに手間がかかるため作業時間を要し、必ずしも品質の高い製品を生産できるとは限らない。このため経験の有無等の個人差によって作業時間や製品の品質にばらつきが発生してしまうという問題があった。
【0007】
また、上述のように作業時間や製品の品質に影響を与える生産ノウハウ等の生産ノウハウ情報は、作業者の経験によって得られるものであり、作業者によって必要に応じて紙面等で記録される。ところが、この生産ノウハウ情報が新製品の開発に流用できるものであったとしても、過去の生産ノウハウ情報と新製品開発とは直接関連性を有していないため、記録された生産ノウハウ情報が利用されがたいという問題があった。
従って、作業時間や製品の品質のばらつきを抑えるために記録された生産ノウハウ情報がうまく利用されずにいた。
【0008】
この発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、作業者の経験を問わず、作業者に適切な作業指示をすることによって、作業者の個人差による作業時間や製品の品質のばらつきを抑えることを目的とする。
【0009】
また、作業者の個人差による作業時間や製品の品質のばらつきを抑えるとともに、過去の生産ノウハウを容易に活用し得るようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明において、作業手順を作業項目情報として登録する作業項目登録手段と、作業項目情報で必要とされる入力情報を当該作業項目情報に対応付けて登録する入力情報登録段と、作業項目情報で必要とされる出力情報を当該作業項目情報に対応付けて登録する出力情報登録手段と、入力情報と出力情報とが一致する作業項目情報のうち当該出力情報に対応する作業項目情報を当該入力情報に対応する作業項目情報の上位階層とし、対応付けられた入力情報が異なる作業項目情報と同階層とするよう作業項目登録手段に登録された作業項目情報を配列する作業項目配列手段と、作業項目登録手段に登録された作業項目情報を作業項目配列手段によって定めれられた配列に従って表示するとともに、入力情報登録手段に登録された入力情報及び出力情報登録手段に登録された出力情報を表示された作業項目情報に対応して表示する作業項目表示手段とを備えるようにした。
【0011】
また、本発明は、作業項目表示手段が、作業項目情報の上流に当該作業項目情報の入力情報を表示し、この作業項目情報の下流に当該作業項目情報の出力情報を表示して、作業項目情報を流れ図として表示するようにした。
【0012】
また、本発明は、作業項目登録手段は製品毎に複数設けられ、当該作業項目登録手段ごとに識別符号を割当てる識別符号割当て手段を備え、作業項目表示手段が、外部から識別符号が指定されたことを検出すると、識別符号に対応する作業項目登録手段に登録された作業項目情報及び当該作業項目情報に対応する入力情報及び出力情報を表示するようにした。
【0013】
また、本発明は、作業項目情報の作業に必要となる詳細な作業詳細情報を、当該作業項目情報に関連づけて登録する詳細情報登録手段を備えるようにした。
【0014】
また、本発明は、新たな作業項目情報、当該作業項目情報に対応する入力情報及び出力情報並びに作業詳細情報を入力する入力手段と、入力手段によって入力された各情報を対応する作業項目登録手段、入力情報登録段、出力情報登録手段、詳細情報登録手段に更新登録する更新登録手段とを備えるようにした。
【0015】
また、本発明は、入力手段が、作業詳細情報を作業項目登録手段に登録された単数又は複数の作業項目情報に対応づけて登録を行い、作業項目情報に基づいて単数又は複数の作業詳細情報を表示する詳細情報表示手段を備えるようにした。
【0016】
【発明の実施の形態】
(1)作業手順表示システムの構成
図1は、本実施形態に係る作業手順表示システムを示し、例えば、生産工場に設置されており、生産作業に従事する作業者に対し適切な作業手順を表示することによって生産の効率化を向上させている。
【0017】
作業手順表示システムは、作業者が行う作業内容又は作業手順を示す作業手順書を作成する端末(以下、作業手順書作成装置という。)10と、当該作成された作業手順書を登録するデータベース(以下、作業手順書登録データベースという。)12と、作業に使用される情報を登録するデータベース(以下、作業情報登録データベースという。)13と、作業手順書作成装置10が設置された場所と異なる場所で作業手順書を表示する端末(以下、作業者端末という。)14がネットワーク15を介して接続されている。
【0018】
この作業手順書作成装置10は、内部の図示しないCPUがメモリに格納された作業手順書作成プログラムを実行することにより、図2に示すように、作業手順書を作成する作業手順書作成手段20と、当該作業手順書作成手段によって作成された作業手順書を画面に表示する作業手順書実行手段21と、MMI(Man−Machine−Interface)である入力手段25を介して作業手順書作成手段20又は作業手順書実行手段21に入力された情報を作業手順書に反映する作業手順書反映手段22とを構成する。
【0019】
作業手順書作成手段20及び作業手順書実行手段21は、入力手段25から入力された作業情報を作業情報登録データベース13に登録する。この作業情報登録データベース13に登録された作業情報は、製品の設計に必要な情報、不具合関連文書、作業上のノウハウを文書化した資料等の生産ノウハウ情報、組織内で作成された文書等設計上必要な情報である。
【0020】
また、作業手順作成手段20は、自己が作成した作業手順書、又は作業手順書反映手段22によって追加された情報に基づいて改めて作成した作業手順書を作業手順書登録データベース12に登録する。
この作業手順書登録手段12に登録された作業手順書は、製造を行うのに必要な作業項目を記載した作業項目書(以下、WBS:Work Breakdown Structureという。)、当該作業項目をフロー図に示した作業流れ図(以下、WPF:Work Package Flowという。)、及び当該作業項目の内容を詳細に記述した作業記述書(以下、WPD:Work Package Descriptionと呼ぶ。)から構成されている。
【0021】
このWBS・WPF・WPDは、図3に示すように階層的な構成からなり、WBS27に作業項目の内容を詳細に記述したWPD28が、当該作業項目を介してWBS27の作業項目、及びWBS27の作業項目に従って作成されたフロー図の作業項目とリンク付けられて構成されている。
【0022】
さらに、WBSは、図4に示すように、作業項目情報(「作業項目」)情報が、例えば、部・課・担当者又は作業者とういような職制ごとに大項目・中項目・小項目と階層分けされている。
そして、図4に示すWBSの場合、システム開発という作業項目を遂行するのに必要な作業項目として、システム検討評価という作業項目が大項目として割当てられ、当該システム検討評価という作業項目を遂行するにあたり予備調査・現状分析・ニーズ調査・調査まとめという作業項目が中項目として割当てられ、当該調査まとめという作業項目を遂行するにあたり概念設計・報告書作成・報告書レビューという作業項目が小項目として割当てられている。
【0023】
すなわち、WBSで記載される「作業項目」は、作業手順として必要な作業項目が担当者(個人)レベルまでブレークダウンされ構成されている。このため、各「作業項目」には、作業者の識別情報(工場での作業に従事する者に割当てられた番号)が埋め込まれており、作業者は、後述するように自己の識別番号に基づいて担当する作業を把握することができる。
【0024】
さらに、各「作業項目」には、当該作業項目の作業を取纏める者を記載した取纏め情報(「取り纏め」)、当該作業項目の作業で必要となる入力情報(「入力」)、当該作業項目の作業成果として出力される出力情報(「出力」)が対応付けられて記載されている。
【0025】
そして、「入力」には、各作業項目を行うために必要となる情報として、例えば、現状調査・ニーズ分析には、予備調査報告及び議事録が記載され、概念設計・報告書作成・報告書レビューにはニーズ調査結果・業務フローが記載されている。また、「出力」には、各項目の成果物となる情報として、例えば、予備調査には予備調査報告書・議事録が記載され、現状調査には現状分析結果、ニーズ調査には調査結果、概念設計には概念図が記載されている。
【0026】
そして、予備調査の「出力」である予備調査報告書・議事録は、現状分析・ニーズ調査の「入力」と同一のものであり、当該現状分析・ニーズ調査では、予備調査の「出力」である予備調査報告書・議事録を「入力」として使用することを示している。すなわち、現状分析・ニーズ調査は、予備調査が行われた後行われる作業項目であることを意味している。
【0027】
ここで、「入力」と「出力」のリンク付けは、MMIであるマウスを利用し、マウスクリックで対応する入力情報と出力情報をリンク付ける、例えば、予備調査の出力である予備調査報告と現状分析の入力である予備調査報告と、予備調査の出力である予備調査報告とニーズ調査の入力である予備調査報告とをマウスクリックによってリンク付けを行っている。これによって、各データ階層に登録された入力情報と出力情報の対応をとっている。
【0028】
また、本実施の形態において、実際のWBSのデータ構成は、図4のアドレス欄に示すように、システム開発の関する作業項目情報が最も上位の階層(例えば、アドレス1桁の階層)に格納されている。次に、このシステム開発の細項目であるシステム検討評価に関する作業項目情報がシステム開発の階層とリンクされ、当該階層の下位の階層(例えば、アドレス2桁の階層)に格納されている。次に、このシステム検討評価の細項目である予備調査・現状分析・ニーズ調査・調査まとめが、当該システム検討評価の階層とリンクされ、当該階層の下位の階層(例えば、アドレス3桁の階層)に登録されている。
【0029】
かかる予備調査・現状分析・ニーズ調査・調査まとめに関する作業項目情報には、当該作業項目情報と同階層に作業項目情報に対応する取り纏め情報、入力情報及び出力情報がリンク付けられている。この現状分析・ニーズ調査に関する作業は、予備調査が終了した後に並列して行われる作業であるため、予備調査に関する作業項目情報に現状分析・ニーズ調査に関する作業項目が並列にリンクされている。
【0030】
さらに、WPFは、図5に示すように、WBSを元に作成され、WBSで定義された作業項目の実施順序及び入力情報、出力情報がフローとして並んだ図であり、作業項目間の関係がビジブルに表示されている。
【0031】
具体的に、図5は、作業項目「システム検討評価」作業から呼び出されるフローを示す。そして、「予備調査」「調査まとめ」「現状調査」「ニーズ調査」は、「システム検討評価」の子作業(作業項目)となっており、WBSにおける作業項目「システム検討評価」の一階層下に位置する作業項目である。
また、各作業項目の前段に挿入される情報は各作業項目における「入力」情報であり、各作業項目の後段から出る情報は各作業項目における「出力」情報である。この「入力」情報、「出力」情報ともに、WBSとリンクがとられている。
さらに、「調査まとめ」の作業項目は、更にブレークダウン(「概念設計」、「報告書作成」、「報告書レビュー」に作業項目分割)することができるが、そのフローは更に下の階層の情報として、他の階層を示すWPFとして図示される。すなわち、WPFは、上述した階層アドレスに基づいて、同じ階層の作業項目毎に、「入力」情報と「出力」情報のリンクをとって、ビジブル表示する。
【0032】
特に、このWPFは、WBSの作業項目を実際の作業手順にそってフロー図として表示したものである。すなわち、WBSが必要な作業項目ごとに大項目・中項目・小項目として階層分けされた作業項目を表示するものであり、階層分けが作業手順を表していないのに対して、WPFは作業手順に沿って作業項目に従って作業項目を表示するものである。
【0033】
具体的には、WBS上予備調査・現状分析・ニーズ調査が同階層で表示されているが、実際の作業手順としては予備調査が終了した後、現状分析・ニーズ調査を行うこととなり、階層分けと作業手順は一致していない。従って、WBSからは、現状分析・ニーズ調査が予備調査終了後の作業であることが一目で把握することができないが、WBSに基づいてWPFを作成することによって、現状分析・ニーズ調査が予備調査終了後の作業であることが一目で把握できる。
【0034】
さらに、WPDは、図6に示すように構成されており、各作業で行うべき作業内容を詳細に記述した作業指示書であり、WBSの作業項目分作成される。
そして、作業者は、WPDに記述された標準作業内容通りに作業を進めていくことにより、作業経験の浅い場合でも、ベテラン並みの成果を出すことができる。すなわち、高い品質の製品を生産することができる。
【0035】
具体的に、「入力」は、該当作業(図6では調査まとめ作業)を行うにあたっての入力情報を表しており、どの部門(部門情報として情報を作業手順書登録データベース12に格納)のどの情報が入力情報として必要か明記している。また、「出力」は、該当作業を行うにあたっての出力情報を表しており、出力情報を渡す部門(部門情報として情報を作業手順書登録データベース12に格納)と渡す情報とを明記している。なお、この部門情報は、図示しない部門データベースに格納された情報とリンクしている。すなわち、部門の名称や部門の所属員の異動に伴なって部門データベースの内容が書き換わると、作業手順書登録データベース12中に格納された部門情報も自動的に書き換わるようになされているが、その書き換えの詳細についてはここでは説明を割愛する。
【0036】
「作業内容」は、該当作業を行うにあたっての詳細な作業内容として、作業内容はもとより該当作業を行う際に決定すべき項目や注意事項及び該当作業を過去におこなったことがある経験者のメモなどが記述されている。なお、この「作業内容」は、実際に作業をおこなった作業者が追加記述を行うことが可能である。
【0037】
「ツール」は、作業項目を行う際に必要となるワープロツールやCADツール等が記述されている。
【0038】
「文書」は、過去に該当作業をおこなった作業者が参考とした情報で有効だったもの及び該当作業を行う際に発生する可能性のある不具合情報及び作業者のノウハウ文書の中で該当作業に利用可能であるもの及び作業を行うにあたっての標準書が記述されている。因みに、ナレッジとは、経験者が得たノウハウを工場内で展開するため連絡書としてまとめた書類をいう。
なお、これらの情報は、作業情報登録データベース13に保管されている。
【0039】
また、ナレッジ等のこれら情報(以下、単にナレッジ情報という。)は、作業情報データベース13で構成されるデータベースに登録されているが、作業手順書登録データベース12に登録される作業項目情報とリンクされている。すなわち、作業項目情報とナレッジ情報とはまったく別階層で管理されることとなる。
なお、作業項目情報とナレッジ情報のリンクは、1対1の対応でも、作業項目情報に1に対して複数のナレッジ情報をリンクさせても良い。
【0040】
そして、作業項目情報にナレッジ情報をリンクさせているため、使用する作業項目情報に基づき、例えば、単語検索機能によって当該作業項目に対応するナレッジ情報を抽出することができる。この作業項目情報に複数のナレッジ情報がリンクされている場合は、作業項目情報に基づき、単語検索機能によって当該作業作業項目に対応するナレッジ情報をさらに多く抽出することができる。勿論、作業項目とは無関係に、関連しそうな単語を含んだナレッジ情報を取得することもできる。この場合、単語検索機能によって当該関連単語に対応するナレッジ情報を、作業情報データベース13から抽出すれば良い。
これによって、作業者は、作業項目に関する作業情報のうち、過去の作業者が得たノウハウ等の情報をより多く入手することができる。
【0041】
(2)作業手順書作成手段による作業手順書作成方法の説明
次に、実際に新規製品が受注され新製品の生産をする場合、作業手順書作成装置10が当該新製品に応じた作業手順書を作成することが製品の生産開始となるので、以下、作業手順書の作成手順、すなわち、WBS・WPFの作成手順について説明する。
【0042】
新規製品の受注がされると、WBSの作成を必要とするWBS作成者は、作業手順書作成装置10を操作して作業手順書作成プログラムを実行する。作業手順書作成装置10は、まず作業手順書作成手段20を起動することにより、図7に示すような制御手段を構成し、図8に従ってWBS等を作成する。
【0043】
作業手順書作成手段20において、WBS抽出手段30は、入力手段25を介して新製品の製品種別コード(この製品種別コードとは、工場内で生産する製品を、例えば、テレビジョンの場合にはブラウン管テレビ、液晶テレビ、プラズマテレビというように分類して商品ごとに割当ててコードをいう。)が入力されると、予め商品種別コードが付されて作業手順書登録データベース12に登録されたWBSを検索する。(ステップSP1)
【0044】
続いて、WBS抽出手段30は、入力された製品種別コードと同一の製品種別コードの付されたWBSを検出すると、当該検出したWBSを作業手順書登録データベース12から読出す。(ステップSP2)
【0045】
WBS表示手段31は、WBS抽出手段30によって抽出されたWBSを図示しない画面を介して、WBS作成者に提示する。
WBS作成者は、画面に表示された標準WBSデータを検討し、入力手段25を介して当該標準WBSデータの中から新製品に適用可能な作業項目を選択するとともに、当該標準WBSには登録されていない新製品特有の作業項目を追加する。入力手段25は、受け取った作業項目選択情報や、追加の作業項目情報をWBS作成手段32に出力する。
【0046】
WBS作成手段32は、入力手段25から情報が入力されたことを検出する(ステップSP3)と、受け取った作業項目選択情報に基づいてWBSの作業項目のうち選択されなかった作業項目を削除する。また、WBS作成手段32は、受け取った追加の作業項目情報をWBSに追加する(ステップSP4)。
【0047】
続けて、WBS作成手段32は、WBSの作業項目にリンク付けられているWPDの標準作業時間と入力手段25によって別途入力された製品の納期とに基づき、当該標準時間を圧縮及び伸縮することによって、「タイトなスケジュール」「標準スケジュール」「余裕のあるスケジュール」のWBSの雛型を3パターン作成する(ステップSP5)。なお、WBS作成手段32は、標準作業時間(A)から所定の時間(α)を加減することによって標準作業時間を圧縮及び伸張している。
【0048】
また、WBS作成手段32は、一切入力手段25から情報が入力されない場合、WBSに対して変更を加えることなく、WBSの雛型を3パターン作成する。
【0049】
WBS表示手段31は、WBS作成手段32が作成したWBSの雛型を図示しない画面上に表示する(ステップSP6)。WBS作成者、若しくは当該WBS作成者の管理者は、表示されたWBSを検討し、作成されたWBSにおける作業工程の実際の予定される作業との適合性や、WBSに記載された作業項目の十分性を審議する。
【0050】
この審議によってWBSが承認された場合、入力手段25を介して承認されたWBSの通知をWBS作成手段32に行い、WBS作成手段32は、作成した3パターンのWBSのうち通知を受けたWBSを作業手順書登録データベース12に登録する(ステップSP7)とともに、通知を受けた無かったWBSを破棄する。また、WBS作成手段32は、WBSの登録作業を行った場合、その旨をWPF作成手段33に通知する。
【0051】
WPF作成手段33は、受け取った通知によって作業手順書登録データベース12にWBSが登録されたことを確認すると、当該WBSの記載内容に従ってWPFを作成し(ステップSP8)、作業手順書作成処理を終了する(ステップSP9)。
【0052】
すなわち、WPF作成手段33は、図4に示すように、WBSが「作業項目」が階層構造でなり、当該「作業項目」ごとに「取り纏め」、「入力」、「出力」及び「標準工数」が対応付けられて構成されていることから、各「作業項目」に対応する「入力」と「出力」とを確認し、各「作業項目」で出力される「出力」と、各「作業項目」で必要とされる入力とを接合することによって、図5に示すような、WPFを作成する。
【0053】
なお、WPDの作成手順については、ここでは説明の都合上詳細な作成手順を割愛する。例えば、先に説明したWBS、WPFの作成に用いられた情報を、作業手順書登録データベース12から参照して、図6に示すような表示形式で表示する。そして、この際、作業内容、ツールなどの表示されない新規の情報を、図示しない入力手段を通じて入力すれば良い。
【0054】
(3)作業手順書実行手段による作業手順書の実行方法の説明
次に、上述のように作成したWBS・WPF・WPDの実行手順について説明する。
製品を製造する場合、WBSを使用する作業者は、作業者端末14を操作し、ネットワーク15、作業手順書作成装置10の外部入出力I/F(以下、入出力手段という)40を介して当該作業手順書作成装置10に搭載された作業手順書作成プログラムを実行すると、作業手順書作成装置10は、作業手順書実行手段21を起動することにより、図9に示すような制御手段を構成する。
【0055】
まず、作業者が自己の識別番号を作業者端末14に入力すると、当該識別番号がネットワーク15を介して作業手順書作成装置10の入出力手段40に送信され、当該入出力手段40は、受け取った識別番号を作業項目実行手段21の作業項目抽出手段41に通知する。
【0056】
作業項目抽出手段41は、受け取った識別番号に基づいて、WBSの作業項目のうち当該識別番号と同一の識別番号を有する作業項目、及び当該作業項目に対応する標準工数を作業手順書登録データベース12に格納されたWBSから読出すとともに、当該読出した作業項目及び標準工数を作業項目表示手段42に与える。
作業項目表示手段42は、与えられた作業項目及び標準工数を入出力手段40を介して作業者端末14の画面上に表示する。
【0057】
また、入出力手段40は、作業者端末14からWBSを表示する通知がされた場合、当該旨の命令をWBS表示手段43に通知する。WBS表示手段43は、対応するWBSを作業手順書登録データベース12から読出し、当該読出したWBSを入出力手段40を介して作業者端末14の画面上に表示する。
【0058】
また、入出力手段40は、作業者端末14の画面上に表示された作業項目が押下されたことを検出すると、当該検出結果をWPF表示手段44に通知する。WPF表示手段44は、入出力手段40から作業項目が押下された通知を受けると、WBSの作業項目の階層に対応して当該作業項目にリンクされたWPFを作業手順書登録データベース12から読出す。
【0059】
その後、WPF表示手段44は、WPFに記載されている入力情報、出力情報が既に作成され作業情報登録データベース13に登録されているか否かを確認し、その結果に基づいて読出したWPF記載の入力情報、出力情報の文字色を変えて画面上に表示する。
【0060】
例えば、登録済みの場合は青色表示、未登録の場合は赤色表示といった具合に表示する。作業者は画面に表示されたWPFを閲覧し、作業の流れ及び作業間の相互関係を把握し、どのような手順で作業を進め、その際に必要な入力情報や、作業の成果としての出力情報を把握することができる。
【0061】
この場合、入力情報・出力情報が作業情報登録データベース13に登録されている状況としては、作業手順書実行手段21が起動する前にから作業情報登録データベース13に登録されている場合や、作業手順書実行手段21が起動した後、作業項目に関わる作業をし、当該作業結果として入力情報・出力情報を作業情報登録データベース13に登録した場合とがある。
【0062】
また、作業者が入出力手段40を介してWPFの作業項目を押下すると、WPD表示手段45は、当該作業項目に応じたWPDを作業手順書登録データベース12から読出し、この読出したWPDを画面上に表示する。作業者は、WPDに記載されている作業内容、参考資料を参考に作業を進めていく。
【0063】
さらに、作業者は、WPF及び標準工数を把握したうえで、自分に割り当てられた作業項目の分解能が低いと判断し、作業項目をブレークダウンする必要がある場合は、表示されているWPFもしくはWBSの作業項目に新たな作業項目を追加する処理を以下のとおり行う。
【0064】
作業者が作業者端末14を操作し、入出力手段40を介して追加情報登録手段46に対しWBS若しくはWPFへの作業項目追加命令を出すと、当該作業項目追加命令に従って、現在使用されているWBSを編集可能なWBS(以下、編集用WBSという)として、若しくは現在使用されているWPFを編集可能なWPF(以下、編集用WPFという)として作業者端末14の画面上に表示する。
【0065】
編集用WBSに作業項目が追加される場合、作業者は、新たな作業項目を編集用WBSの適切な階層に追加するが、追加情報登録手段46は、新たな作業項目が追加されると、当該作業項目に対応する入力情報及び出力情報を請求する。これは、作業項目のみ入力されても入力情報及び出力情報がない場合、追加の作業項目をWPFに反映できないためである。
この追加情報登録手段46は、編集用WBSに追加された新たな作業項目、入力情報及び出力情報をこれら情報の追加対象となったWBSに関連づけて作業手順書登録データベース12に一次的に登録しておく。
【0066】
また、編集用WPFに作業項目を追加する場合、作業者は、新たな作業項目、入力情報及び出力情報を編集用WPFの画面上、作業手順からみて適切な位置に追加する。追加情報登録手段46は、編集用WPFに追加された新たな作業項目、入力情報及び出力情報をこれら情報の追加対象となったWPFに関連づけて作業手順書登録データベース12に一次的に登録しておく。
【0067】
さらに、作業者は、作業項目に従って作業を行った際、生産ノウハウ情報を入手し、当該生産ノウハウ情報を残しておきたい場合は、表示されているWBS、WPFの作業項目に対応するWPDにこれら情報の追加処理を以下のとおり行う。
【0068】
すなわち、作業者が作業者端末14を操作し、入出力手段40を介して追加情報登録手段46に対しWPDへの情報追加命令を出すと、追加情報登録手段46は、現在使用されているWBS、WPFの作業項目のうち、作業者が行っている作業項目に対応するWPDを編集可能なWPD(以下、編集用WPDという)として作業者端末14の画面上に表示する。
【0069】
追加情報登録手段46は、作業者によって編集用WPDに新たな情報が追加されると、編集用WPDに追加された新たな情報を追加対象となったWPDに関連づけて作業手順書登録データベース12に一次的に登録し、編集用WPDに新たに資料が添付されると、編集用WPDに添付された新たな資料を追加対象となったWPDに関連づけて作業情報登録データベース13に登録する。
【0070】
(4)作業手順書反映手段による追加情報の反映方法の説明
次に、追加情報登録手段46によって作業手順書登録データベース12又は作業情報登録データベース13に登録された追加情報を作業手順書に反映する方法について説明する。
この場合、WBSを作成する作業者は、作業手順書作成装置10を操作して作業手順書作成プログラムを実行すると、作業手順書作成装置10は、作業手順書反映手段22を起動することにより、図10に示すような制御手段を構成する。
【0071】
作業手順書反映手段22の追加情報抽出手段50は、上述の追加情報登録手段46によって追加された情報(作業項目、入力情報及びアウトプット情報及び作業内容等)をWBS、WPF又はWPDから抽出し、当該抽出した追加情報を反映候補選定手段51に与える。
【0072】
反映候補選定手段51は、受け取った追加情報を、当該追加情報へのアクセス回数及び他作業との関連の強さ、作業情報登録データベース13に新規に追加された作業項目及び入力情報及び出力情報及び作業内容及び標準作業工数のWBS情報が登録されたタイミングに基づいて、追加情報をランク付けし、当該ランク付けによって「標準への反映が必須な情報」「標準に反映すべき情報」「場合によっては標準に反映したほうがよい情報」の3段階にランク付けする。
【0073】
すなわち、反映候補選定手段51は、WBSやWPFに追加された作業項目が、当該追加されたWBSやWPFに対して更に作業項目が追加されたり、当該追加された作業項目に関連するWPDが読出されたりすることによってアクセスされると、当該アクセスされた回数(以下、アクセス回数という)をカウントする。
【0074】
この反映候補選定手段51は、カウント数に対して第1の閾値と第2の閾値と2つ有しており、第1の閾値以上であれば「標準WBSへの反映が必須な情報」としてランク付けでき、第1の閾値以下であり第2の閾値以上であれば「標準WBSに反映すべき情報」としてランク付けでき、第2の閾値以下であれば「場合によっては標準WBSに反映したほうがよい情報」とランク付けできるようになされている。
【0075】
そして、反映候補選定手段51は、カウントしたアクセス回数がかかる第1の閾値と第2の閾値に対してどのように位置するかを判断することによって、追加された作業項目を上述のようにランク付けする。
【0076】
また、作業の進行に応じて必要となる作業項目が生じてくるのでその際、作業項目を追加する必要があり、作業者は端末を操作して作業項目を追加する。この場合、反映候補選定手段51は、WBSで要する全作業時間(WPDに記載される標準工数から算出する)のうち、WBS作業が開始されてから当該WBSに作業項目が追加されるタイミングに基づいて、追加された作業項目を「標準WBSへの反映が必須な情報」「標準WBSに反映すべき情報」「場合によっては標準WBSに反映したほうがよい情報」とランク付けする。
WBSの作業に要する作業時間が指数関数的に3つの領域に振分けられ(作業開始が最も時間的幅が狭く、作業終了に向かうに従って時間的幅が広くなる)、作業項目が追加されたタイミングが当該振分けら領域のどの領域かで判断する。
【0077】
すなわち、作業当初から登録されている作業項目は、製造工程において重要な作業項目であることを意味しているが、製造工程が進んだ後登録された作業項目は、製造工程の特質によっては当初予定されていなかった作業項目が必要となる可能性があるものや、共通の製造工程において重要な作業工程であるが当初考慮されていなかったものが考えられる。重要なものは当初考慮に入れられていなくても作業が開始された時点で考慮されるものであるので、工程のどの段階で追加されるかによって重要度を推し量ることができる。従って、反映候補選定手段51は、時定数を考慮することによって次に反映する作業の重要度を推定することができる。
【0078】
そして、反映候補表示手段52は、反映候補選定手段51によって選定された追加情報を、「標準への反映が必須な情報」「標準に反映すべき情報」「場合によっては標準に反映したほうがよい情報」に分類して図示しない画面を介して提示する。
【0079】
WBS作成者は、提示された選定候補をもとに、標準として反映すべき追加情報があれば、当該追加情報をWBSに反映し、反映されたWBSを作業手順書登録データベース12に登録する。
【0080】
かくして、本実施の形態における作業手順表示システムは、標準WBSの利用→製品別WBSの作成→作業段階でのWBS、WPF、WPDへのノウハウ及び作業時間蓄積→標準WBSへのフィードバックを繰り返すことにより、標準WBSとしての精度を向上することができる。
【0081】
【発明の効果】
本発明に係る作業手順表示システムによれば、作業者の経験を問わず、作業者に適切な作業指示をすることによって、作業者ごとの作業時間や製品の品質のばらつきを抑えることができる。
【0082】
また、作業者ごとの作業時間や製品の品質のばらつきを抑えるとともに、過去の生産ノウハウを容易に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における作業手順表示システムを示す略線図である。
【図2】作業手順書作成装置の構造を示す略線図である。
【図3】WBS、WPF、WPDの関係を説明する略線図である。
【図4】WBSの説明に供する略線図である。
【図5】WBFの説明に供する略線図である。
【図6】WBDの説明に供する略線図である。
【図7】作業手順書作成手段の構成を示すブロック図である。
【図8】作業手順書作成手順を示すフローチャートである。
【図9】作業手順書実行手段の構成を示すブロック図である。
【図10】作業手順書反映手段の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 作業手順書作成装置、12 作業手順書登録データベース、20 作業手順書作成手段、21 作業手順書実行手段、22 作業手順書反映手段。
【発明の属する技術分野】
本発明は、工場の作業者に対して作業手順を表示する作業手順表示システムにおいて、作業者の経験によることなく作業時間、製品の品質を均一にすることができるものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、工場での製品生産においては、製品の開発部門が製品のデザイン設計・工程設計・ライン設計(以下、単に製品設計という。)をし、当該製品設計に基づいて製品を実際に組立てるための作業指示書を作成した後、作業者が当該作業指示書に基づいて製品の加工・組立て作業を行うことによって製品を生産している。工場で新製品を生産する場合、新製品であっても過去に生産した製品と類似の製品であれば、基本的な設計作業又は生産工程に大きな違いが無いため、当該設計作業又は生産工程を利用して新製品用の設計を行っている。
【0003】
従来、過去の設計情報に基づいて製品設計を行う場合、例えば、デザイン設計の分野では、特許文献1に示すように、基本となる複数の設計データを予めデータベースに登録しておき、当該設計データの中から類似する設計データ読出し、当該読出した設定データをカスタマイズして新製品用のデザイン設計を行っていた。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−230041号公報(第3−9頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、実際に製品を生産する過程においては、作業に取り掛かるために必要な情報(以下、入力情報という。)や、作業を進行する上で参考にする情報、例えば、作業をする上での生産ノウハウ、当該作業内容及びその作業で決定すべき事項、作業の協力を依頼するに適した人材の人材情報等物的・人的な情報(以下、生産ノウハウ情報という。)が必要不可欠となる。
【0006】
ところが、これら情報は、作業者の経験と勘そして人脈によるところが大きいため個人差が激しい。従って、ベテランの作業者は、自分の過去の経験に基づいてこれら入力情報や生産ノウハウ情報を適切に入手することができるため必要最小限の作業時間で品質の高い製品を生産することができるが、経験が浅い作業者は、入力情報や生産ノウハウ情報を入手するのに手間がかかるため作業時間を要し、必ずしも品質の高い製品を生産できるとは限らない。このため経験の有無等の個人差によって作業時間や製品の品質にばらつきが発生してしまうという問題があった。
【0007】
また、上述のように作業時間や製品の品質に影響を与える生産ノウハウ等の生産ノウハウ情報は、作業者の経験によって得られるものであり、作業者によって必要に応じて紙面等で記録される。ところが、この生産ノウハウ情報が新製品の開発に流用できるものであったとしても、過去の生産ノウハウ情報と新製品開発とは直接関連性を有していないため、記録された生産ノウハウ情報が利用されがたいという問題があった。
従って、作業時間や製品の品質のばらつきを抑えるために記録された生産ノウハウ情報がうまく利用されずにいた。
【0008】
この発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、作業者の経験を問わず、作業者に適切な作業指示をすることによって、作業者の個人差による作業時間や製品の品質のばらつきを抑えることを目的とする。
【0009】
また、作業者の個人差による作業時間や製品の品質のばらつきを抑えるとともに、過去の生産ノウハウを容易に活用し得るようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明において、作業手順を作業項目情報として登録する作業項目登録手段と、作業項目情報で必要とされる入力情報を当該作業項目情報に対応付けて登録する入力情報登録段と、作業項目情報で必要とされる出力情報を当該作業項目情報に対応付けて登録する出力情報登録手段と、入力情報と出力情報とが一致する作業項目情報のうち当該出力情報に対応する作業項目情報を当該入力情報に対応する作業項目情報の上位階層とし、対応付けられた入力情報が異なる作業項目情報と同階層とするよう作業項目登録手段に登録された作業項目情報を配列する作業項目配列手段と、作業項目登録手段に登録された作業項目情報を作業項目配列手段によって定めれられた配列に従って表示するとともに、入力情報登録手段に登録された入力情報及び出力情報登録手段に登録された出力情報を表示された作業項目情報に対応して表示する作業項目表示手段とを備えるようにした。
【0011】
また、本発明は、作業項目表示手段が、作業項目情報の上流に当該作業項目情報の入力情報を表示し、この作業項目情報の下流に当該作業項目情報の出力情報を表示して、作業項目情報を流れ図として表示するようにした。
【0012】
また、本発明は、作業項目登録手段は製品毎に複数設けられ、当該作業項目登録手段ごとに識別符号を割当てる識別符号割当て手段を備え、作業項目表示手段が、外部から識別符号が指定されたことを検出すると、識別符号に対応する作業項目登録手段に登録された作業項目情報及び当該作業項目情報に対応する入力情報及び出力情報を表示するようにした。
【0013】
また、本発明は、作業項目情報の作業に必要となる詳細な作業詳細情報を、当該作業項目情報に関連づけて登録する詳細情報登録手段を備えるようにした。
【0014】
また、本発明は、新たな作業項目情報、当該作業項目情報に対応する入力情報及び出力情報並びに作業詳細情報を入力する入力手段と、入力手段によって入力された各情報を対応する作業項目登録手段、入力情報登録段、出力情報登録手段、詳細情報登録手段に更新登録する更新登録手段とを備えるようにした。
【0015】
また、本発明は、入力手段が、作業詳細情報を作業項目登録手段に登録された単数又は複数の作業項目情報に対応づけて登録を行い、作業項目情報に基づいて単数又は複数の作業詳細情報を表示する詳細情報表示手段を備えるようにした。
【0016】
【発明の実施の形態】
(1)作業手順表示システムの構成
図1は、本実施形態に係る作業手順表示システムを示し、例えば、生産工場に設置されており、生産作業に従事する作業者に対し適切な作業手順を表示することによって生産の効率化を向上させている。
【0017】
作業手順表示システムは、作業者が行う作業内容又は作業手順を示す作業手順書を作成する端末(以下、作業手順書作成装置という。)10と、当該作成された作業手順書を登録するデータベース(以下、作業手順書登録データベースという。)12と、作業に使用される情報を登録するデータベース(以下、作業情報登録データベースという。)13と、作業手順書作成装置10が設置された場所と異なる場所で作業手順書を表示する端末(以下、作業者端末という。)14がネットワーク15を介して接続されている。
【0018】
この作業手順書作成装置10は、内部の図示しないCPUがメモリに格納された作業手順書作成プログラムを実行することにより、図2に示すように、作業手順書を作成する作業手順書作成手段20と、当該作業手順書作成手段によって作成された作業手順書を画面に表示する作業手順書実行手段21と、MMI(Man−Machine−Interface)である入力手段25を介して作業手順書作成手段20又は作業手順書実行手段21に入力された情報を作業手順書に反映する作業手順書反映手段22とを構成する。
【0019】
作業手順書作成手段20及び作業手順書実行手段21は、入力手段25から入力された作業情報を作業情報登録データベース13に登録する。この作業情報登録データベース13に登録された作業情報は、製品の設計に必要な情報、不具合関連文書、作業上のノウハウを文書化した資料等の生産ノウハウ情報、組織内で作成された文書等設計上必要な情報である。
【0020】
また、作業手順作成手段20は、自己が作成した作業手順書、又は作業手順書反映手段22によって追加された情報に基づいて改めて作成した作業手順書を作業手順書登録データベース12に登録する。
この作業手順書登録手段12に登録された作業手順書は、製造を行うのに必要な作業項目を記載した作業項目書(以下、WBS:Work Breakdown Structureという。)、当該作業項目をフロー図に示した作業流れ図(以下、WPF:Work Package Flowという。)、及び当該作業項目の内容を詳細に記述した作業記述書(以下、WPD:Work Package Descriptionと呼ぶ。)から構成されている。
【0021】
このWBS・WPF・WPDは、図3に示すように階層的な構成からなり、WBS27に作業項目の内容を詳細に記述したWPD28が、当該作業項目を介してWBS27の作業項目、及びWBS27の作業項目に従って作成されたフロー図の作業項目とリンク付けられて構成されている。
【0022】
さらに、WBSは、図4に示すように、作業項目情報(「作業項目」)情報が、例えば、部・課・担当者又は作業者とういような職制ごとに大項目・中項目・小項目と階層分けされている。
そして、図4に示すWBSの場合、システム開発という作業項目を遂行するのに必要な作業項目として、システム検討評価という作業項目が大項目として割当てられ、当該システム検討評価という作業項目を遂行するにあたり予備調査・現状分析・ニーズ調査・調査まとめという作業項目が中項目として割当てられ、当該調査まとめという作業項目を遂行するにあたり概念設計・報告書作成・報告書レビューという作業項目が小項目として割当てられている。
【0023】
すなわち、WBSで記載される「作業項目」は、作業手順として必要な作業項目が担当者(個人)レベルまでブレークダウンされ構成されている。このため、各「作業項目」には、作業者の識別情報(工場での作業に従事する者に割当てられた番号)が埋め込まれており、作業者は、後述するように自己の識別番号に基づいて担当する作業を把握することができる。
【0024】
さらに、各「作業項目」には、当該作業項目の作業を取纏める者を記載した取纏め情報(「取り纏め」)、当該作業項目の作業で必要となる入力情報(「入力」)、当該作業項目の作業成果として出力される出力情報(「出力」)が対応付けられて記載されている。
【0025】
そして、「入力」には、各作業項目を行うために必要となる情報として、例えば、現状調査・ニーズ分析には、予備調査報告及び議事録が記載され、概念設計・報告書作成・報告書レビューにはニーズ調査結果・業務フローが記載されている。また、「出力」には、各項目の成果物となる情報として、例えば、予備調査には予備調査報告書・議事録が記載され、現状調査には現状分析結果、ニーズ調査には調査結果、概念設計には概念図が記載されている。
【0026】
そして、予備調査の「出力」である予備調査報告書・議事録は、現状分析・ニーズ調査の「入力」と同一のものであり、当該現状分析・ニーズ調査では、予備調査の「出力」である予備調査報告書・議事録を「入力」として使用することを示している。すなわち、現状分析・ニーズ調査は、予備調査が行われた後行われる作業項目であることを意味している。
【0027】
ここで、「入力」と「出力」のリンク付けは、MMIであるマウスを利用し、マウスクリックで対応する入力情報と出力情報をリンク付ける、例えば、予備調査の出力である予備調査報告と現状分析の入力である予備調査報告と、予備調査の出力である予備調査報告とニーズ調査の入力である予備調査報告とをマウスクリックによってリンク付けを行っている。これによって、各データ階層に登録された入力情報と出力情報の対応をとっている。
【0028】
また、本実施の形態において、実際のWBSのデータ構成は、図4のアドレス欄に示すように、システム開発の関する作業項目情報が最も上位の階層(例えば、アドレス1桁の階層)に格納されている。次に、このシステム開発の細項目であるシステム検討評価に関する作業項目情報がシステム開発の階層とリンクされ、当該階層の下位の階層(例えば、アドレス2桁の階層)に格納されている。次に、このシステム検討評価の細項目である予備調査・現状分析・ニーズ調査・調査まとめが、当該システム検討評価の階層とリンクされ、当該階層の下位の階層(例えば、アドレス3桁の階層)に登録されている。
【0029】
かかる予備調査・現状分析・ニーズ調査・調査まとめに関する作業項目情報には、当該作業項目情報と同階層に作業項目情報に対応する取り纏め情報、入力情報及び出力情報がリンク付けられている。この現状分析・ニーズ調査に関する作業は、予備調査が終了した後に並列して行われる作業であるため、予備調査に関する作業項目情報に現状分析・ニーズ調査に関する作業項目が並列にリンクされている。
【0030】
さらに、WPFは、図5に示すように、WBSを元に作成され、WBSで定義された作業項目の実施順序及び入力情報、出力情報がフローとして並んだ図であり、作業項目間の関係がビジブルに表示されている。
【0031】
具体的に、図5は、作業項目「システム検討評価」作業から呼び出されるフローを示す。そして、「予備調査」「調査まとめ」「現状調査」「ニーズ調査」は、「システム検討評価」の子作業(作業項目)となっており、WBSにおける作業項目「システム検討評価」の一階層下に位置する作業項目である。
また、各作業項目の前段に挿入される情報は各作業項目における「入力」情報であり、各作業項目の後段から出る情報は各作業項目における「出力」情報である。この「入力」情報、「出力」情報ともに、WBSとリンクがとられている。
さらに、「調査まとめ」の作業項目は、更にブレークダウン(「概念設計」、「報告書作成」、「報告書レビュー」に作業項目分割)することができるが、そのフローは更に下の階層の情報として、他の階層を示すWPFとして図示される。すなわち、WPFは、上述した階層アドレスに基づいて、同じ階層の作業項目毎に、「入力」情報と「出力」情報のリンクをとって、ビジブル表示する。
【0032】
特に、このWPFは、WBSの作業項目を実際の作業手順にそってフロー図として表示したものである。すなわち、WBSが必要な作業項目ごとに大項目・中項目・小項目として階層分けされた作業項目を表示するものであり、階層分けが作業手順を表していないのに対して、WPFは作業手順に沿って作業項目に従って作業項目を表示するものである。
【0033】
具体的には、WBS上予備調査・現状分析・ニーズ調査が同階層で表示されているが、実際の作業手順としては予備調査が終了した後、現状分析・ニーズ調査を行うこととなり、階層分けと作業手順は一致していない。従って、WBSからは、現状分析・ニーズ調査が予備調査終了後の作業であることが一目で把握することができないが、WBSに基づいてWPFを作成することによって、現状分析・ニーズ調査が予備調査終了後の作業であることが一目で把握できる。
【0034】
さらに、WPDは、図6に示すように構成されており、各作業で行うべき作業内容を詳細に記述した作業指示書であり、WBSの作業項目分作成される。
そして、作業者は、WPDに記述された標準作業内容通りに作業を進めていくことにより、作業経験の浅い場合でも、ベテラン並みの成果を出すことができる。すなわち、高い品質の製品を生産することができる。
【0035】
具体的に、「入力」は、該当作業(図6では調査まとめ作業)を行うにあたっての入力情報を表しており、どの部門(部門情報として情報を作業手順書登録データベース12に格納)のどの情報が入力情報として必要か明記している。また、「出力」は、該当作業を行うにあたっての出力情報を表しており、出力情報を渡す部門(部門情報として情報を作業手順書登録データベース12に格納)と渡す情報とを明記している。なお、この部門情報は、図示しない部門データベースに格納された情報とリンクしている。すなわち、部門の名称や部門の所属員の異動に伴なって部門データベースの内容が書き換わると、作業手順書登録データベース12中に格納された部門情報も自動的に書き換わるようになされているが、その書き換えの詳細についてはここでは説明を割愛する。
【0036】
「作業内容」は、該当作業を行うにあたっての詳細な作業内容として、作業内容はもとより該当作業を行う際に決定すべき項目や注意事項及び該当作業を過去におこなったことがある経験者のメモなどが記述されている。なお、この「作業内容」は、実際に作業をおこなった作業者が追加記述を行うことが可能である。
【0037】
「ツール」は、作業項目を行う際に必要となるワープロツールやCADツール等が記述されている。
【0038】
「文書」は、過去に該当作業をおこなった作業者が参考とした情報で有効だったもの及び該当作業を行う際に発生する可能性のある不具合情報及び作業者のノウハウ文書の中で該当作業に利用可能であるもの及び作業を行うにあたっての標準書が記述されている。因みに、ナレッジとは、経験者が得たノウハウを工場内で展開するため連絡書としてまとめた書類をいう。
なお、これらの情報は、作業情報登録データベース13に保管されている。
【0039】
また、ナレッジ等のこれら情報(以下、単にナレッジ情報という。)は、作業情報データベース13で構成されるデータベースに登録されているが、作業手順書登録データベース12に登録される作業項目情報とリンクされている。すなわち、作業項目情報とナレッジ情報とはまったく別階層で管理されることとなる。
なお、作業項目情報とナレッジ情報のリンクは、1対1の対応でも、作業項目情報に1に対して複数のナレッジ情報をリンクさせても良い。
【0040】
そして、作業項目情報にナレッジ情報をリンクさせているため、使用する作業項目情報に基づき、例えば、単語検索機能によって当該作業項目に対応するナレッジ情報を抽出することができる。この作業項目情報に複数のナレッジ情報がリンクされている場合は、作業項目情報に基づき、単語検索機能によって当該作業作業項目に対応するナレッジ情報をさらに多く抽出することができる。勿論、作業項目とは無関係に、関連しそうな単語を含んだナレッジ情報を取得することもできる。この場合、単語検索機能によって当該関連単語に対応するナレッジ情報を、作業情報データベース13から抽出すれば良い。
これによって、作業者は、作業項目に関する作業情報のうち、過去の作業者が得たノウハウ等の情報をより多く入手することができる。
【0041】
(2)作業手順書作成手段による作業手順書作成方法の説明
次に、実際に新規製品が受注され新製品の生産をする場合、作業手順書作成装置10が当該新製品に応じた作業手順書を作成することが製品の生産開始となるので、以下、作業手順書の作成手順、すなわち、WBS・WPFの作成手順について説明する。
【0042】
新規製品の受注がされると、WBSの作成を必要とするWBS作成者は、作業手順書作成装置10を操作して作業手順書作成プログラムを実行する。作業手順書作成装置10は、まず作業手順書作成手段20を起動することにより、図7に示すような制御手段を構成し、図8に従ってWBS等を作成する。
【0043】
作業手順書作成手段20において、WBS抽出手段30は、入力手段25を介して新製品の製品種別コード(この製品種別コードとは、工場内で生産する製品を、例えば、テレビジョンの場合にはブラウン管テレビ、液晶テレビ、プラズマテレビというように分類して商品ごとに割当ててコードをいう。)が入力されると、予め商品種別コードが付されて作業手順書登録データベース12に登録されたWBSを検索する。(ステップSP1)
【0044】
続いて、WBS抽出手段30は、入力された製品種別コードと同一の製品種別コードの付されたWBSを検出すると、当該検出したWBSを作業手順書登録データベース12から読出す。(ステップSP2)
【0045】
WBS表示手段31は、WBS抽出手段30によって抽出されたWBSを図示しない画面を介して、WBS作成者に提示する。
WBS作成者は、画面に表示された標準WBSデータを検討し、入力手段25を介して当該標準WBSデータの中から新製品に適用可能な作業項目を選択するとともに、当該標準WBSには登録されていない新製品特有の作業項目を追加する。入力手段25は、受け取った作業項目選択情報や、追加の作業項目情報をWBS作成手段32に出力する。
【0046】
WBS作成手段32は、入力手段25から情報が入力されたことを検出する(ステップSP3)と、受け取った作業項目選択情報に基づいてWBSの作業項目のうち選択されなかった作業項目を削除する。また、WBS作成手段32は、受け取った追加の作業項目情報をWBSに追加する(ステップSP4)。
【0047】
続けて、WBS作成手段32は、WBSの作業項目にリンク付けられているWPDの標準作業時間と入力手段25によって別途入力された製品の納期とに基づき、当該標準時間を圧縮及び伸縮することによって、「タイトなスケジュール」「標準スケジュール」「余裕のあるスケジュール」のWBSの雛型を3パターン作成する(ステップSP5)。なお、WBS作成手段32は、標準作業時間(A)から所定の時間(α)を加減することによって標準作業時間を圧縮及び伸張している。
【0048】
また、WBS作成手段32は、一切入力手段25から情報が入力されない場合、WBSに対して変更を加えることなく、WBSの雛型を3パターン作成する。
【0049】
WBS表示手段31は、WBS作成手段32が作成したWBSの雛型を図示しない画面上に表示する(ステップSP6)。WBS作成者、若しくは当該WBS作成者の管理者は、表示されたWBSを検討し、作成されたWBSにおける作業工程の実際の予定される作業との適合性や、WBSに記載された作業項目の十分性を審議する。
【0050】
この審議によってWBSが承認された場合、入力手段25を介して承認されたWBSの通知をWBS作成手段32に行い、WBS作成手段32は、作成した3パターンのWBSのうち通知を受けたWBSを作業手順書登録データベース12に登録する(ステップSP7)とともに、通知を受けた無かったWBSを破棄する。また、WBS作成手段32は、WBSの登録作業を行った場合、その旨をWPF作成手段33に通知する。
【0051】
WPF作成手段33は、受け取った通知によって作業手順書登録データベース12にWBSが登録されたことを確認すると、当該WBSの記載内容に従ってWPFを作成し(ステップSP8)、作業手順書作成処理を終了する(ステップSP9)。
【0052】
すなわち、WPF作成手段33は、図4に示すように、WBSが「作業項目」が階層構造でなり、当該「作業項目」ごとに「取り纏め」、「入力」、「出力」及び「標準工数」が対応付けられて構成されていることから、各「作業項目」に対応する「入力」と「出力」とを確認し、各「作業項目」で出力される「出力」と、各「作業項目」で必要とされる入力とを接合することによって、図5に示すような、WPFを作成する。
【0053】
なお、WPDの作成手順については、ここでは説明の都合上詳細な作成手順を割愛する。例えば、先に説明したWBS、WPFの作成に用いられた情報を、作業手順書登録データベース12から参照して、図6に示すような表示形式で表示する。そして、この際、作業内容、ツールなどの表示されない新規の情報を、図示しない入力手段を通じて入力すれば良い。
【0054】
(3)作業手順書実行手段による作業手順書の実行方法の説明
次に、上述のように作成したWBS・WPF・WPDの実行手順について説明する。
製品を製造する場合、WBSを使用する作業者は、作業者端末14を操作し、ネットワーク15、作業手順書作成装置10の外部入出力I/F(以下、入出力手段という)40を介して当該作業手順書作成装置10に搭載された作業手順書作成プログラムを実行すると、作業手順書作成装置10は、作業手順書実行手段21を起動することにより、図9に示すような制御手段を構成する。
【0055】
まず、作業者が自己の識別番号を作業者端末14に入力すると、当該識別番号がネットワーク15を介して作業手順書作成装置10の入出力手段40に送信され、当該入出力手段40は、受け取った識別番号を作業項目実行手段21の作業項目抽出手段41に通知する。
【0056】
作業項目抽出手段41は、受け取った識別番号に基づいて、WBSの作業項目のうち当該識別番号と同一の識別番号を有する作業項目、及び当該作業項目に対応する標準工数を作業手順書登録データベース12に格納されたWBSから読出すとともに、当該読出した作業項目及び標準工数を作業項目表示手段42に与える。
作業項目表示手段42は、与えられた作業項目及び標準工数を入出力手段40を介して作業者端末14の画面上に表示する。
【0057】
また、入出力手段40は、作業者端末14からWBSを表示する通知がされた場合、当該旨の命令をWBS表示手段43に通知する。WBS表示手段43は、対応するWBSを作業手順書登録データベース12から読出し、当該読出したWBSを入出力手段40を介して作業者端末14の画面上に表示する。
【0058】
また、入出力手段40は、作業者端末14の画面上に表示された作業項目が押下されたことを検出すると、当該検出結果をWPF表示手段44に通知する。WPF表示手段44は、入出力手段40から作業項目が押下された通知を受けると、WBSの作業項目の階層に対応して当該作業項目にリンクされたWPFを作業手順書登録データベース12から読出す。
【0059】
その後、WPF表示手段44は、WPFに記載されている入力情報、出力情報が既に作成され作業情報登録データベース13に登録されているか否かを確認し、その結果に基づいて読出したWPF記載の入力情報、出力情報の文字色を変えて画面上に表示する。
【0060】
例えば、登録済みの場合は青色表示、未登録の場合は赤色表示といった具合に表示する。作業者は画面に表示されたWPFを閲覧し、作業の流れ及び作業間の相互関係を把握し、どのような手順で作業を進め、その際に必要な入力情報や、作業の成果としての出力情報を把握することができる。
【0061】
この場合、入力情報・出力情報が作業情報登録データベース13に登録されている状況としては、作業手順書実行手段21が起動する前にから作業情報登録データベース13に登録されている場合や、作業手順書実行手段21が起動した後、作業項目に関わる作業をし、当該作業結果として入力情報・出力情報を作業情報登録データベース13に登録した場合とがある。
【0062】
また、作業者が入出力手段40を介してWPFの作業項目を押下すると、WPD表示手段45は、当該作業項目に応じたWPDを作業手順書登録データベース12から読出し、この読出したWPDを画面上に表示する。作業者は、WPDに記載されている作業内容、参考資料を参考に作業を進めていく。
【0063】
さらに、作業者は、WPF及び標準工数を把握したうえで、自分に割り当てられた作業項目の分解能が低いと判断し、作業項目をブレークダウンする必要がある場合は、表示されているWPFもしくはWBSの作業項目に新たな作業項目を追加する処理を以下のとおり行う。
【0064】
作業者が作業者端末14を操作し、入出力手段40を介して追加情報登録手段46に対しWBS若しくはWPFへの作業項目追加命令を出すと、当該作業項目追加命令に従って、現在使用されているWBSを編集可能なWBS(以下、編集用WBSという)として、若しくは現在使用されているWPFを編集可能なWPF(以下、編集用WPFという)として作業者端末14の画面上に表示する。
【0065】
編集用WBSに作業項目が追加される場合、作業者は、新たな作業項目を編集用WBSの適切な階層に追加するが、追加情報登録手段46は、新たな作業項目が追加されると、当該作業項目に対応する入力情報及び出力情報を請求する。これは、作業項目のみ入力されても入力情報及び出力情報がない場合、追加の作業項目をWPFに反映できないためである。
この追加情報登録手段46は、編集用WBSに追加された新たな作業項目、入力情報及び出力情報をこれら情報の追加対象となったWBSに関連づけて作業手順書登録データベース12に一次的に登録しておく。
【0066】
また、編集用WPFに作業項目を追加する場合、作業者は、新たな作業項目、入力情報及び出力情報を編集用WPFの画面上、作業手順からみて適切な位置に追加する。追加情報登録手段46は、編集用WPFに追加された新たな作業項目、入力情報及び出力情報をこれら情報の追加対象となったWPFに関連づけて作業手順書登録データベース12に一次的に登録しておく。
【0067】
さらに、作業者は、作業項目に従って作業を行った際、生産ノウハウ情報を入手し、当該生産ノウハウ情報を残しておきたい場合は、表示されているWBS、WPFの作業項目に対応するWPDにこれら情報の追加処理を以下のとおり行う。
【0068】
すなわち、作業者が作業者端末14を操作し、入出力手段40を介して追加情報登録手段46に対しWPDへの情報追加命令を出すと、追加情報登録手段46は、現在使用されているWBS、WPFの作業項目のうち、作業者が行っている作業項目に対応するWPDを編集可能なWPD(以下、編集用WPDという)として作業者端末14の画面上に表示する。
【0069】
追加情報登録手段46は、作業者によって編集用WPDに新たな情報が追加されると、編集用WPDに追加された新たな情報を追加対象となったWPDに関連づけて作業手順書登録データベース12に一次的に登録し、編集用WPDに新たに資料が添付されると、編集用WPDに添付された新たな資料を追加対象となったWPDに関連づけて作業情報登録データベース13に登録する。
【0070】
(4)作業手順書反映手段による追加情報の反映方法の説明
次に、追加情報登録手段46によって作業手順書登録データベース12又は作業情報登録データベース13に登録された追加情報を作業手順書に反映する方法について説明する。
この場合、WBSを作成する作業者は、作業手順書作成装置10を操作して作業手順書作成プログラムを実行すると、作業手順書作成装置10は、作業手順書反映手段22を起動することにより、図10に示すような制御手段を構成する。
【0071】
作業手順書反映手段22の追加情報抽出手段50は、上述の追加情報登録手段46によって追加された情報(作業項目、入力情報及びアウトプット情報及び作業内容等)をWBS、WPF又はWPDから抽出し、当該抽出した追加情報を反映候補選定手段51に与える。
【0072】
反映候補選定手段51は、受け取った追加情報を、当該追加情報へのアクセス回数及び他作業との関連の強さ、作業情報登録データベース13に新規に追加された作業項目及び入力情報及び出力情報及び作業内容及び標準作業工数のWBS情報が登録されたタイミングに基づいて、追加情報をランク付けし、当該ランク付けによって「標準への反映が必須な情報」「標準に反映すべき情報」「場合によっては標準に反映したほうがよい情報」の3段階にランク付けする。
【0073】
すなわち、反映候補選定手段51は、WBSやWPFに追加された作業項目が、当該追加されたWBSやWPFに対して更に作業項目が追加されたり、当該追加された作業項目に関連するWPDが読出されたりすることによってアクセスされると、当該アクセスされた回数(以下、アクセス回数という)をカウントする。
【0074】
この反映候補選定手段51は、カウント数に対して第1の閾値と第2の閾値と2つ有しており、第1の閾値以上であれば「標準WBSへの反映が必須な情報」としてランク付けでき、第1の閾値以下であり第2の閾値以上であれば「標準WBSに反映すべき情報」としてランク付けでき、第2の閾値以下であれば「場合によっては標準WBSに反映したほうがよい情報」とランク付けできるようになされている。
【0075】
そして、反映候補選定手段51は、カウントしたアクセス回数がかかる第1の閾値と第2の閾値に対してどのように位置するかを判断することによって、追加された作業項目を上述のようにランク付けする。
【0076】
また、作業の進行に応じて必要となる作業項目が生じてくるのでその際、作業項目を追加する必要があり、作業者は端末を操作して作業項目を追加する。この場合、反映候補選定手段51は、WBSで要する全作業時間(WPDに記載される標準工数から算出する)のうち、WBS作業が開始されてから当該WBSに作業項目が追加されるタイミングに基づいて、追加された作業項目を「標準WBSへの反映が必須な情報」「標準WBSに反映すべき情報」「場合によっては標準WBSに反映したほうがよい情報」とランク付けする。
WBSの作業に要する作業時間が指数関数的に3つの領域に振分けられ(作業開始が最も時間的幅が狭く、作業終了に向かうに従って時間的幅が広くなる)、作業項目が追加されたタイミングが当該振分けら領域のどの領域かで判断する。
【0077】
すなわち、作業当初から登録されている作業項目は、製造工程において重要な作業項目であることを意味しているが、製造工程が進んだ後登録された作業項目は、製造工程の特質によっては当初予定されていなかった作業項目が必要となる可能性があるものや、共通の製造工程において重要な作業工程であるが当初考慮されていなかったものが考えられる。重要なものは当初考慮に入れられていなくても作業が開始された時点で考慮されるものであるので、工程のどの段階で追加されるかによって重要度を推し量ることができる。従って、反映候補選定手段51は、時定数を考慮することによって次に反映する作業の重要度を推定することができる。
【0078】
そして、反映候補表示手段52は、反映候補選定手段51によって選定された追加情報を、「標準への反映が必須な情報」「標準に反映すべき情報」「場合によっては標準に反映したほうがよい情報」に分類して図示しない画面を介して提示する。
【0079】
WBS作成者は、提示された選定候補をもとに、標準として反映すべき追加情報があれば、当該追加情報をWBSに反映し、反映されたWBSを作業手順書登録データベース12に登録する。
【0080】
かくして、本実施の形態における作業手順表示システムは、標準WBSの利用→製品別WBSの作成→作業段階でのWBS、WPF、WPDへのノウハウ及び作業時間蓄積→標準WBSへのフィードバックを繰り返すことにより、標準WBSとしての精度を向上することができる。
【0081】
【発明の効果】
本発明に係る作業手順表示システムによれば、作業者の経験を問わず、作業者に適切な作業指示をすることによって、作業者ごとの作業時間や製品の品質のばらつきを抑えることができる。
【0082】
また、作業者ごとの作業時間や製品の品質のばらつきを抑えるとともに、過去の生産ノウハウを容易に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における作業手順表示システムを示す略線図である。
【図2】作業手順書作成装置の構造を示す略線図である。
【図3】WBS、WPF、WPDの関係を説明する略線図である。
【図4】WBSの説明に供する略線図である。
【図5】WBFの説明に供する略線図である。
【図6】WBDの説明に供する略線図である。
【図7】作業手順書作成手段の構成を示すブロック図である。
【図8】作業手順書作成手順を示すフローチャートである。
【図9】作業手順書実行手段の構成を示すブロック図である。
【図10】作業手順書反映手段の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 作業手順書作成装置、12 作業手順書登録データベース、20 作業手順書作成手段、21 作業手順書実行手段、22 作業手順書反映手段。
Claims (6)
- 製品を生産する作業手順を表示する作業手順表示システムにおいて、
上記作業手順を作業項目情報として登録する作業項目登録手段と、
上記作業項目情報で必要とされる入力情報を当該作業項目情報に対応付けて登録する入力情報登録手段と、
上記作業項目情報で必要とされる出力情報を当該作業項目情報に対応付けて登録する出力情報登録手段と、
上記入力情報と上記出力情報とが一致する上記作業項目情報のうち当該出力情報に対応する作業項目情報を当該入力情報に対応する作業項目情報の上位階層とし、対応付けられた上記入力情報が異なる作業項目情報と同階層とするよう上記作業項目登録手段に登録された作業項目情報を配列する作業項目配列手段と、
上記作業項目登録手段に登録された作業項目情報を上記作業項目配列手段によって定めれられた配列に従って表示するとともに、上記入力情報登録手段に登録された入力情報及び上記出力情報登録手段に登録された出力情報を上記表示された作業項目情報に対応して表示する作業項目表示手段と
を備えることを特徴とする作業手順表示システム。 - 上記作業項目表示手段は、上記作業項目情報の上流に当該作業項目情報の入力情報を表示し、この作業項目情報の下流に当該作業項目情報の出力情報を表示して、上記作業項目情報を流れ図として表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の作業手順表示システム。 - 上記作業項目登録手段は上記製品毎に複数設けられ、当該作業項目登録手段ごとに識別符号を割当てる識別符号割当て手段を備え、
上記作業項目表示手段は、外部から上記識別符号が指定されたことを検出すると、上記識別符号に対応する作業項目登録手段に登録された作業項目情報及び当該作業項目情報に対応する上記入力情報及び出力情報を表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の作業手順表示システム。 - 上記作業項目情報の作業に必要となる詳細な作業詳細情報を、当該作業項目情報に関連づけて登録する詳細情報登録手段
を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の作業手順表示システム。 - 新たな作業項目情報、当該作業項目情報に対応する入力情報及び出力情報並びに作業詳細情報を入力する入力手段と、
上記入力手段によって入力された各情報を対応する作業項目登録手段、入力情報登録段、出力情報登録手段、詳細情報登録手段に更新登録する更新登録手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の作業手順表示システム。 - 上記入力手段は、上記作業詳細情報を上記作業項目登録手段に登録された単数又は複数の作業項目情報に対応づけて登録し、
上記作業項目情報に基づいて単数又は複数の上記作業詳細情報を表示する詳細情報表示手段を備える
ことを特徴とする請求項4乃至5のいずれか記載の作業手順表示システム。
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