JP2004302019A - プロセスカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【目的】突発事故から電気接点を含んだメモリへの不慮の事故を防ぐために、電気接点を含んだメモリの損傷を防ぐことができるプロセスカートリッジを提供すること。
【構成】電子写真感光体と前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するための現像手段とを有し、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、前記プロセスカートリッジを構成する何れかの容器枠体が、電気接点を含むメモリ手段と、前記プロセスカートリッジが置かれる載置面と当接する載置部を有し、前記メモリ手段近傍から前記載置部に繋がる部分の形状が1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成される。
【選択図】 図1
【構成】電子写真感光体と前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するための現像手段とを有し、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、前記プロセスカートリッジを構成する何れかの容器枠体が、電気接点を含むメモリ手段と、前記プロセスカートリッジが置かれる載置面と当接する載置部を有し、前記メモリ手段近傍から前記載置部に繋がる部分の形状が1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術】
本発明は、プロセスカートリッジに関するものである。ここで、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。又は、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つを電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものを言う。
【0002】
前記プロセスカートリッジは、使用者自身によって電子写真画像形成装置本体に対する着脱を容易に行うことができる。
【0003】
又、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するものである。例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置、電子写真ワードプロセッサー等が含まれる。
【0004】
【従来の技術】
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及び電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジによれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身で行うことができるので格段に操作性を向上させることができる。そこで、このプロセスカートリッジ方式が電子写真画像形成装置において広く用いられている。
【0005】
近年、前記プロセスカートリッジにおいては、メモリ(記憶手段、記憶素子)を内蔵し、この記憶素子にサービス情報又は印字品質制御情報等を登録することによって、前記画像形成装置本体或は前記プロセスカートリッジのメンテナンスや印字品質向上を容易にする方法が採られている(特許第3359245号参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来の技術を更に発展させたものである。
【0007】
前記プロセスカートリッジは、交換時等にプロセスカートリッジ単体で装置本体の機外へ取り出されることがある。そこで、電気接点を含んだメモリの電気接点にゴミ等が付着すること及び傷が付くことを防止する必要がある。
【0008】
又、電気接点を含んだメモリが静電気に犯されるのを防止する必要がある。これらの電気接点を含んだメモリへの不慮の事故を防ぐために、保護としてプロセスカートリッジと載置面との当接部から離れた所に配置され、プロセスカートリッジが大型化していた。
【0009】
更に、プロセスカートリッジへ電気接点を含んだメモリを搭載する場合は大型のプロセスカートリッジに限定されていた(図7参照)。
【0010】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、突発事故から電気接点を含んだメモリへの不慮の事故を防ぐために、電気接点を含んだメモリの損傷を防ぐことができるプロセスカートリッジを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載発明は、電子写真感光体と前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するための現像手段とを有し、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、前記プロセスカートリッジを構成する何れかの容器枠体が、電気接点を含むメモリ手段と、前記プロセスカートリッジが置かれる載置面と当接する載置部を有し、前記メモリ手段近傍から前記載置部に繋がる部分の形状が1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成されることを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記容器枠体に設けた1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された形状は、前記容器枠体の長手方向一端側及び他端側又は一端側の近傍及び他端側の近傍に設けたことを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記容器枠体に設けた1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された形状は、前記容器枠体の長手方向一端側及び他端側又は一端側の近傍及び他端側の近傍に1つ若しくは複数の円弧から結合した形状を非対象形状で設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記プロセスカートリッジを載置面に安定した姿勢で載置可能にする脚部又は脚機能を有する当接部と、を前記プロセスカートリッジを構成する一部の枠体に少なくとも3箇所以上設け、前記載置面に対する前記容器枠体の当接する部分の形状は、1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された形状を、前記脚機能を有する当接部から連続的に構成することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジを図1〜図3に基づいて具体的に説明する。
【0016】
ここでは説明の順序として、先ず図1及び図2を参照してプロセスカートリッジの全体構成について説明し、次に図3を参照して電気接点を含むメモリ(記憶手段)を搭載した容器枠体構成について説明する。
【0017】
尚、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写真感光体ドラムを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。又は、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものを言う。
【0018】
本実施の形態に係るプロセスカートリッジBは、図1に示すように、感光体ドラム7を回転し、その表面を帯電手段である帯電ローラ8への電圧印加によって一様に帯電する。そして、不図示の電子写真画像形成装置本体の光学系からのレーザー光Lを感光体ドラム7に露光して情報に応じた潜像を形成する。そして、この潜像を現像手段10によって現像する。
【0019】
前記現像手段10は、トナー収納部(トナー容器)10a内のトナーをトナー送り部材10bで送り出す。そして、固定磁石10cを内蔵した現像ローラ10dを回転させて、現像ブレード10eによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ10dの表面に形成する。そして、そのトナーを前記潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させることによってトナー像を形成して可視像化する。そして、前記トナー像を転写ローラ(不図示)に前記トナー像と逆極性の電圧を印加して記録媒体(不図示)に転写する。その後は、クリーニングブレード11aによって感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落とす。
【0020】
そして、掻き落としたトナーをスクイシート11bによってすくい取り、廃トナー容器(クリーニング容器)11cへ集める。このように、クリーニング手段11によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去する。
【0021】
尚、現像手段と、クリーニング枠体11dに感光体ドラム7やクリーニング手段11等を取り付けたクリーニングユニットとを結合している。このように構成したカートリッジ枠体内に各部材を収納してカートリッジ化され、不図示の装置本体に対して着脱可能に装着される。
【0022】
次に、前記装置本体(不図示)と通信を行い、情報を入出力する電気接点を含むメモリ(以下、メモリタグと称す)21と、前記メモリタグ21が設けられている容器枠体構成について図3を用いて説明する。
【0023】
図3は前記プロセスカートリッジBの斜視図である。メモリタグ21は、プリント(電装)基板上に、具体的にはRAMやROM等のメモリチップ21aと、電気接点部21bを設けた構成となっている。そして、このメモリチップ21aに必要な情報を予め入力しておき、プロセスカートリッジBを不図示の装置本体に装着したときに本体と情報をやり取りする、具体的にはプロセスカートリッジBのプロセス条件等の初期値や使用状況等の状態を装置本体の制御部(不図示)に報知し、画像形成動作に役立てたり、操作者にプロセスカートリッジの状態を表示する等の目的のために使用される。
【0024】
本実施の形態に用いているプロセスカートリッジB上のメモリタグ21は、前記プロセスカートリッジBを机上へ載置した際にC容器上面部に前記C容器最外形面より飛び出さないように一段凹んだ面を構成して配置している。
【0025】
前記電気接点部21bはメモリチップ21aと電気的に接続されており、表面が金メッキで構成されており、プロセスカートリッジBの表面に取り付けられ外気に晒されていても、電気的接触抵抗が変化することはない。更に、メモリタグ接点部21bの外周には、画像形成装置本体の接続手段の突き当てリブ(不図示)が当接する当接部21dを有する。
【0026】
メモリタグ21は、図3に示すように、感光体ドラム7の長手方向と交差する方向(長手方向)における搬送域内のクリーニング枠体11cの上部に位置決め取り付けられている。そして、メモリタグ21と不図示の装置本体に設けられた本体電気接点との電気的接続が確実に行われる。又、このメモリタグ21は、カバー部材で覆われた状態でクリーニング枠体11dに取り付けられていても構わない。
【0027】
更に、本実施の形態では、メモリタグ21をクリーニング枠体11dの上部に設けたが、長手方向記録転写材搬送域のクリーニング枠体11dの記録転写材通過面以外であれば良い。ここで、搬送域とは、プロセスカートリッジBが装置本体に装着された際に、記録転写材が搬送される搬送経路に相当するカートリッジの外周面領域である。又、記録転写材通過面とは、プロセスカートリッジBが装置本体に装着された際に、記録転写材が搬送される搬送経路に対面する領域である。
【0028】
前記メモリタグ21が取り付けられるクリーニング枠体11dの机上等の載置面との接触当接部分を含む当接外形形状は、1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された略円弧形状である(図4の31部)。
【0029】
又、前記“1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された略円弧形状”としたクリーニング枠体の当接外形形状は、前記クリーニング枠体の長手方向の一端側及び他端側、又は、一方及び両方の端側の近傍に設けた構成でも構わない(図3の32部)。
【0030】
又、前記“1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された略円弧形状”としたクリーニング枠体の当接外形形状は、前記クリーニング枠体の長手方向の両方の端側、又はその近傍に、非対称な略円弧形状にて設けた構成でも構わない(図5の31,32部)。
【0031】
更に、前記一体化したプロセスカートリッジBの推奨載置姿勢を保持する脚部又は脚機能を有する接地部(16b1〜16b3)から、連続的に1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された略円弧形状を形成した構成でも構わない(図4〜図6)。
【0032】
メモリタグ21を一体的なプロセスカートリッジBを構成する枠体の一部のクリーニング枠体11dに設け、本枠体の載置部との当接載置形状を1つ以上の円弧形状を含む外形で構成された結合した略円弧形状とすることにより、操作者がプロセスカートリッジBを画像形成装置(不図示)内から取り出して机上等に置く際に、感光ドラム7よりメモリタグ21側(本実施の形態においては、クリーニング枠体側)を下にして載置しようとしても(図6)、前記略円弧形状により、前記プロセスカートリッジBの寿命内(現像剤の残量変移に拘らず)において、プロセスカートリッジB自身の重量を受けても重心位置と当接部が釣り合わず、安定して載置することができない。
【0033】
即ち、前記脚部側を下にした姿勢状態か、前記脚部側を上にした姿勢状態でのみ安定する枠体構成となり、机上を伝わって静電気がリークして前記メモリタグ21を破壊したり、机上の突起物により傷を付ける等の事故を防ぐことができる。
【0034】
又、メモリタグ21と本体との電気的接続を安定させることができる。
【0035】
更に、上記枠体構成を用いることにより、プロセスカートリッジ及び画像形成装置本体の小型化を図ることができる。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、机上(載置面)等にプロセスカートリッジの脚部又は接地部以外で自立、倒立できないため、プロセスカートリッジを誤って倒して不慮の事故を防ぐことが容易に可能となる。
【0037】
又、電気接点を含むメモリが机上(載置面)に近接状態で状態維持することがないため、メモリが机上(載置面)から伝わる静電気よる破壊を受けない構成を部品を増やすことなく容易に実現することができ、この結果、容易にメモリが破壊しないプロセスカートリッジを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロセスカートリッジの断面図である。
【図2】本発明に係るプロセスカートリッジの側面図である。
【図3】本発明に係るプロセスカートリッジの斜視図である。
【図4】本発明に係る他の実施例の接地部を表すプロセスカートリッジ側面図である。
【図5】本発明に係るプロセスカートリッジの説明図である。
【図6】本発明に係るプロセスカートリッジの両側面図である。
【図7】従来例に係るプロセスカートリッジの断面図である。
【符号の説明】
7 感光ドラム(電子写真感光体)
8 帯電ローラ(帯電手段)
10 現像手段
11 クリーニング手段
21 メモリ手段(記憶手段:メモリタグ)
B プロセスカートリッジ
F 載置面(机上面)
【発明の属する技術】
本発明は、プロセスカートリッジに関するものである。ここで、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。又は、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つを電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものを言う。
【0002】
前記プロセスカートリッジは、使用者自身によって電子写真画像形成装置本体に対する着脱を容易に行うことができる。
【0003】
又、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するものである。例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置、電子写真ワードプロセッサー等が含まれる。
【0004】
【従来の技術】
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及び電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジによれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身で行うことができるので格段に操作性を向上させることができる。そこで、このプロセスカートリッジ方式が電子写真画像形成装置において広く用いられている。
【0005】
近年、前記プロセスカートリッジにおいては、メモリ(記憶手段、記憶素子)を内蔵し、この記憶素子にサービス情報又は印字品質制御情報等を登録することによって、前記画像形成装置本体或は前記プロセスカートリッジのメンテナンスや印字品質向上を容易にする方法が採られている(特許第3359245号参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来の技術を更に発展させたものである。
【0007】
前記プロセスカートリッジは、交換時等にプロセスカートリッジ単体で装置本体の機外へ取り出されることがある。そこで、電気接点を含んだメモリの電気接点にゴミ等が付着すること及び傷が付くことを防止する必要がある。
【0008】
又、電気接点を含んだメモリが静電気に犯されるのを防止する必要がある。これらの電気接点を含んだメモリへの不慮の事故を防ぐために、保護としてプロセスカートリッジと載置面との当接部から離れた所に配置され、プロセスカートリッジが大型化していた。
【0009】
更に、プロセスカートリッジへ電気接点を含んだメモリを搭載する場合は大型のプロセスカートリッジに限定されていた(図7参照)。
【0010】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、突発事故から電気接点を含んだメモリへの不慮の事故を防ぐために、電気接点を含んだメモリの損傷を防ぐことができるプロセスカートリッジを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載発明は、電子写真感光体と前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するための現像手段とを有し、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、前記プロセスカートリッジを構成する何れかの容器枠体が、電気接点を含むメモリ手段と、前記プロセスカートリッジが置かれる載置面と当接する載置部を有し、前記メモリ手段近傍から前記載置部に繋がる部分の形状が1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成されることを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記容器枠体に設けた1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された形状は、前記容器枠体の長手方向一端側及び他端側又は一端側の近傍及び他端側の近傍に設けたことを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記容器枠体に設けた1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された形状は、前記容器枠体の長手方向一端側及び他端側又は一端側の近傍及び他端側の近傍に1つ若しくは複数の円弧から結合した形状を非対象形状で設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記プロセスカートリッジを載置面に安定した姿勢で載置可能にする脚部又は脚機能を有する当接部と、を前記プロセスカートリッジを構成する一部の枠体に少なくとも3箇所以上設け、前記載置面に対する前記容器枠体の当接する部分の形状は、1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された形状を、前記脚機能を有する当接部から連続的に構成することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジを図1〜図3に基づいて具体的に説明する。
【0016】
ここでは説明の順序として、先ず図1及び図2を参照してプロセスカートリッジの全体構成について説明し、次に図3を参照して電気接点を含むメモリ(記憶手段)を搭載した容器枠体構成について説明する。
【0017】
尚、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写真感光体ドラムを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。又は、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものを言う。
【0018】
本実施の形態に係るプロセスカートリッジBは、図1に示すように、感光体ドラム7を回転し、その表面を帯電手段である帯電ローラ8への電圧印加によって一様に帯電する。そして、不図示の電子写真画像形成装置本体の光学系からのレーザー光Lを感光体ドラム7に露光して情報に応じた潜像を形成する。そして、この潜像を現像手段10によって現像する。
【0019】
前記現像手段10は、トナー収納部(トナー容器)10a内のトナーをトナー送り部材10bで送り出す。そして、固定磁石10cを内蔵した現像ローラ10dを回転させて、現像ブレード10eによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ10dの表面に形成する。そして、そのトナーを前記潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させることによってトナー像を形成して可視像化する。そして、前記トナー像を転写ローラ(不図示)に前記トナー像と逆極性の電圧を印加して記録媒体(不図示)に転写する。その後は、クリーニングブレード11aによって感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落とす。
【0020】
そして、掻き落としたトナーをスクイシート11bによってすくい取り、廃トナー容器(クリーニング容器)11cへ集める。このように、クリーニング手段11によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去する。
【0021】
尚、現像手段と、クリーニング枠体11dに感光体ドラム7やクリーニング手段11等を取り付けたクリーニングユニットとを結合している。このように構成したカートリッジ枠体内に各部材を収納してカートリッジ化され、不図示の装置本体に対して着脱可能に装着される。
【0022】
次に、前記装置本体(不図示)と通信を行い、情報を入出力する電気接点を含むメモリ(以下、メモリタグと称す)21と、前記メモリタグ21が設けられている容器枠体構成について図3を用いて説明する。
【0023】
図3は前記プロセスカートリッジBの斜視図である。メモリタグ21は、プリント(電装)基板上に、具体的にはRAMやROM等のメモリチップ21aと、電気接点部21bを設けた構成となっている。そして、このメモリチップ21aに必要な情報を予め入力しておき、プロセスカートリッジBを不図示の装置本体に装着したときに本体と情報をやり取りする、具体的にはプロセスカートリッジBのプロセス条件等の初期値や使用状況等の状態を装置本体の制御部(不図示)に報知し、画像形成動作に役立てたり、操作者にプロセスカートリッジの状態を表示する等の目的のために使用される。
【0024】
本実施の形態に用いているプロセスカートリッジB上のメモリタグ21は、前記プロセスカートリッジBを机上へ載置した際にC容器上面部に前記C容器最外形面より飛び出さないように一段凹んだ面を構成して配置している。
【0025】
前記電気接点部21bはメモリチップ21aと電気的に接続されており、表面が金メッキで構成されており、プロセスカートリッジBの表面に取り付けられ外気に晒されていても、電気的接触抵抗が変化することはない。更に、メモリタグ接点部21bの外周には、画像形成装置本体の接続手段の突き当てリブ(不図示)が当接する当接部21dを有する。
【0026】
メモリタグ21は、図3に示すように、感光体ドラム7の長手方向と交差する方向(長手方向)における搬送域内のクリーニング枠体11cの上部に位置決め取り付けられている。そして、メモリタグ21と不図示の装置本体に設けられた本体電気接点との電気的接続が確実に行われる。又、このメモリタグ21は、カバー部材で覆われた状態でクリーニング枠体11dに取り付けられていても構わない。
【0027】
更に、本実施の形態では、メモリタグ21をクリーニング枠体11dの上部に設けたが、長手方向記録転写材搬送域のクリーニング枠体11dの記録転写材通過面以外であれば良い。ここで、搬送域とは、プロセスカートリッジBが装置本体に装着された際に、記録転写材が搬送される搬送経路に相当するカートリッジの外周面領域である。又、記録転写材通過面とは、プロセスカートリッジBが装置本体に装着された際に、記録転写材が搬送される搬送経路に対面する領域である。
【0028】
前記メモリタグ21が取り付けられるクリーニング枠体11dの机上等の載置面との接触当接部分を含む当接外形形状は、1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された略円弧形状である(図4の31部)。
【0029】
又、前記“1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された略円弧形状”としたクリーニング枠体の当接外形形状は、前記クリーニング枠体の長手方向の一端側及び他端側、又は、一方及び両方の端側の近傍に設けた構成でも構わない(図3の32部)。
【0030】
又、前記“1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された略円弧形状”としたクリーニング枠体の当接外形形状は、前記クリーニング枠体の長手方向の両方の端側、又はその近傍に、非対称な略円弧形状にて設けた構成でも構わない(図5の31,32部)。
【0031】
更に、前記一体化したプロセスカートリッジBの推奨載置姿勢を保持する脚部又は脚機能を有する接地部(16b1〜16b3)から、連続的に1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された略円弧形状を形成した構成でも構わない(図4〜図6)。
【0032】
メモリタグ21を一体的なプロセスカートリッジBを構成する枠体の一部のクリーニング枠体11dに設け、本枠体の載置部との当接載置形状を1つ以上の円弧形状を含む外形で構成された結合した略円弧形状とすることにより、操作者がプロセスカートリッジBを画像形成装置(不図示)内から取り出して机上等に置く際に、感光ドラム7よりメモリタグ21側(本実施の形態においては、クリーニング枠体側)を下にして載置しようとしても(図6)、前記略円弧形状により、前記プロセスカートリッジBの寿命内(現像剤の残量変移に拘らず)において、プロセスカートリッジB自身の重量を受けても重心位置と当接部が釣り合わず、安定して載置することができない。
【0033】
即ち、前記脚部側を下にした姿勢状態か、前記脚部側を上にした姿勢状態でのみ安定する枠体構成となり、机上を伝わって静電気がリークして前記メモリタグ21を破壊したり、机上の突起物により傷を付ける等の事故を防ぐことができる。
【0034】
又、メモリタグ21と本体との電気的接続を安定させることができる。
【0035】
更に、上記枠体構成を用いることにより、プロセスカートリッジ及び画像形成装置本体の小型化を図ることができる。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、机上(載置面)等にプロセスカートリッジの脚部又は接地部以外で自立、倒立できないため、プロセスカートリッジを誤って倒して不慮の事故を防ぐことが容易に可能となる。
【0037】
又、電気接点を含むメモリが机上(載置面)に近接状態で状態維持することがないため、メモリが机上(載置面)から伝わる静電気よる破壊を受けない構成を部品を増やすことなく容易に実現することができ、この結果、容易にメモリが破壊しないプロセスカートリッジを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロセスカートリッジの断面図である。
【図2】本発明に係るプロセスカートリッジの側面図である。
【図3】本発明に係るプロセスカートリッジの斜視図である。
【図4】本発明に係る他の実施例の接地部を表すプロセスカートリッジ側面図である。
【図5】本発明に係るプロセスカートリッジの説明図である。
【図6】本発明に係るプロセスカートリッジの両側面図である。
【図7】従来例に係るプロセスカートリッジの断面図である。
【符号の説明】
7 感光ドラム(電子写真感光体)
8 帯電ローラ(帯電手段)
10 現像手段
11 クリーニング手段
21 メモリ手段(記憶手段:メモリタグ)
B プロセスカートリッジ
F 載置面(机上面)
Claims (4)
- 電子写真感光体と前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するための現像手段とを有し、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
前記プロセスカートリッジを構成する何れかの容器枠体が、電気接点を含むメモリ手段と、前記プロセスカートリッジが置かれる載置面と当接する載置部を有し、前記メモリ手段近傍から前記載置部に繋がる部分の形状が1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成されることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 前記容器枠体に設けた1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された形状は、前記容器枠体の長手方向一端側及び他端側又は一端側の近傍及び他端側の近傍に設けたことを特徴とする請求項1記載のプロセスカートリッジ。
- 前記容器枠体に設けた1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された形状は、前記容器枠体の長手方向一端側及び他端側又は一端側の近傍及び他端側の近傍に1つ若しくは複数の円弧から結合した形状を非対象形状で設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のプロセスカートリッジ。
- 前記プロセスカートリッジを載置面に安定した姿勢で載置可能にする脚部又は脚機能を有する当接部と、を前記プロセスカートリッジを構成する一部の枠体に少なくとも3箇所以上設け、前記載置面に対する前記容器枠体の当接する部分の形状は、1つ若しくは複数の円弧を含む外形で構成された形状を、前記脚機能を有する当接部から連続的に構成することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のプロセスカートリッジ。
Priority Applications (1)
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JP2003093716A JP2004302019A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | プロセスカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003093716A JP2004302019A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | プロセスカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004302019A true JP2004302019A (ja) | 2004-10-28 |
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ID=33406438
Family Applications (1)
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JP2003093716A Withdrawn JP2004302019A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | プロセスカートリッジ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103853024B (zh) * | 2012-11-30 | 2017-04-12 | 佳能株式会社 | 成像设备与盒 |
US10627780B2 (en) | 2018-01-23 | 2020-04-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Cartridge and image forming apparatus |
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2003
- 2003-03-31 JP JP2003093716A patent/JP2004302019A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103853024B (zh) * | 2012-11-30 | 2017-04-12 | 佳能株式会社 | 成像设备与盒 |
US10627780B2 (en) | 2018-01-23 | 2020-04-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Cartridge and image forming apparatus |
US10962927B2 (en) | 2018-01-23 | 2021-03-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Cartridge and imaging forming apparatus |
US11449001B2 (en) | 2018-01-23 | 2022-09-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Cartridge and image forming apparatus |
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