JP3796442B2 - 画像形成装置のユニット、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置のユニット、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式の画像形成装置本体に着脱自在な画像形成装置のユニット、プロセスカートリッジおよび画像形成装置に関するものである。
【0002】
ここで、電子写真方式の画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものであり、例えば電子写真複写機、電子写真プリンター(レーザービームプリンター、LEDプリンター等)、ファクシミリ装置およびワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】
プロセスカートリッジとは、プロセス手段としての帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真方式の画像形成装置本体に対して着脱可能とするもの、また、プロセス手段としての帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して電子写真方式の画像形成装置本体に着脱可能とするもの、さらには、少なくともプロセス手段としての現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して電子写真方式の画像形成装置本体に着脱可能とするものをいう。
【0004】
画像形成装置のユニットとは、電子写真方式の画像形成装置本体に取り外し可能に取り付けられるものである。例えば、記録媒体に転写されたトナー画像を前記記録媒体に定着するための定着ユニット、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像ユニット、前記記録媒体を収納するための給送ユニットなどがある。
【0005】
前記画像形成装置のユニットおよびプロセスカートリッジは、プロセスカートリッジ、あるいは、ユニットに取り付けられてプロセスカートリッジ、あるいは、ユニットに関する情報を記憶する記憶素子を有する。記憶素子としては、例えば、FERAM、あるいは、強磁性体メモリ等の不揮発性メモリが用いられる。
【0006】
【従来の技術】
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真方式の画像形成装置においては、電子写真感光体および前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化してこのカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行なうことができるので、格段に操作性を向上させることができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
【0007】
このような電子写真方式の画像形成装置においては、画像形成装置本体あるいはプロセスカートリッジのメンテナンスを容易にする方法として次のような方法が採られている。
【0008】
プロセスカートリッジに記憶素子(記憶手段)を内蔵し、この記憶素子にプロセスカートリッジのサービス情報を登録しておく。そして、プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着した際に、該本体側に設けられたコネクタとプロセスカートリッジ側に設けられたコネクタとを接続させる。そしてコネクタを介して記憶素子の情報を画像形成装置本体に取り込む。
【0009】
画像形成装置本体ではその情報に基づいて、プロセスカートリッジの交換時期などを判断してその旨を表示する。これによって、ユーザーに対して、画像形成装置本体あるいはプロセスカートリッジのメンテナンスを促している。
【0010】
また前記コネクタを接続に用いる構成ではコネクタを取り付けるためにプロセスカートリッジが複雑化して、プロセスカートリッジが大型化する傾向があるこの問題を解決するために、前記記憶素子が記憶した情報を、アンテナを介して画像形成装置本体に伝達する方式が採用される。現像手段等のプロセス手段を着脱自在にユニット化した画像形成装置のユニットについても同様である。
【0011】
図4は、一従来例によるアンテナ方式の記憶素子を用いた構成を示すものである。プロセスカートリッジ107の枠体131には画像形成装置本体M0 への位置決め部132が設けられている。このため、矢印Aで示すようにプロセスカートリッジ107が画像形成装置本体M0 に装着されると、該本体M0 に設けられたプロセスカートリッジ受け142の受け部142aによって枠体131の位置決め部132が抱え込まれる。これにより、プロセスカートリッジ107の画像形成装置内での位置が決まる。記憶素子134はプロセスカートリッジ107の枠体131の長手中心部に取り付けられており、枠体131に一体に設けられた保護壁133によって四方を囲われている。ここで記憶素子134のアンテナ当接面134aは保護壁133の高さより低くなっている。
【0012】
前述のようにプロセスカートリッジ107が画像形成装置本体M0 に装着されると、記憶素子134のアンテナ当接面134aと画像形成装置本体M0 に設けられたアンテナ141とが接触し、記憶素子134とアンテナ141間で通信が可能になる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
記従来の技術においては、画像形成装置本体に設けられたアンテナから画像形成装置本体の両側に設けられた基板にアンテナの信号を伝達するのに、少なくとも画像形成装置本体がもつ幅の半分以上の長さのケーブルが必要になる。ところが、アンテナからの信号は非常に微弱な信号であるため、ケーブルを長くするとアンテナからの信号がノイズ等の影響を受けやすく通信エラー等の問題を引き起こすおそれがある。また、ユニットやプロセスカートリッジの画像形成装置本体への位置決め部より離れた所に記憶素子が配置されているため、プロセスカートリッジ等に駆動力がかかって枠体が撓んだ時などに、記憶素子の位置が変動しやすい。前述したようにアンテナの信号は非常に微弱なため、画像形成装置本体側のアンテナと、ユニットやプロセスカートリッジ側の記憶素子の相対位置が変動すると通信エラー等の問題を引き起こすおそれがある
【0014】
さらに、プロセスカートリッジ等に設けられた記憶素子の周りに記憶素子を保護する保護壁を4方向から全周を囲むように設けると、ロセスカートリッジの枠体から記憶素子を取り外すための工具を挿入するのが難しく、記憶素子を取り外しにくい。また、保護壁を記憶素子の厚みより高くすると、記憶素子がアンテナに当たる前に保護壁に当たってしまうことがあり、最悪の場合は、アンテナと記憶素子の間で通信ができなくなるおそれがある
【0015】
本発明は上記従来の技術の有する未解決の課題に鑑みてなされたものである。電子写真方式の画像形成装置本体に設けられたアンテナと、前記本体に着脱自在であるユニットやプロセスカートリッジ側に設けられた記憶素子との間の信号伝達の信頼性を高める。これにより、装置駆動中でも安定して通信を行なうことのできる性能安定性にすぐれた画像形成装置のユニット、プロセスカートリッジおよび画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置のユニットは、画像形成装置本体に着脱自在ユニットであって、長手方向一端に前記画像形成装置本体に対する位置決め部を有する枠体と、前記枠体に支持された画像形成のためのプロセス手段と、前記枠体に支持され、前記ユニットに関する情報を記憶する記憶素子とを有し、前記記憶素子が、前記位置決め部に近接して前記枠体の前記一端に固設されており、前記枠体が、前記記憶素子を3方向から囲み残りの一方向が開放された保護壁を有し、前記保護壁の高さが前記記憶素子の厚みより小さいことを特徴とする。
【0017】
前記ユニットが、前記画像形成装置本体に設けられた電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像手段を有する現像ユニットであるとよい。
【0018】
前記ユニットが、前記画像形成装置本体に設けられた電子写真感光体を帯電させる帯電装置を有するものでもよい。
【0019】
本発明のプロセスカートリッジは、画像形成装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジであって、長手方向一端に前記画像形成装置本体に対する位置決め部を有する枠体と、前記枠体に支持された、電子写真感光体および画像形成のためのロセス手段と、前記枠体に支持され、前記プロセスカートリッジに関する情報を記憶する記憶素子とを有し、前記記憶素子が、前記位置決め部に近接して前記枠体の前記一端に固設されており、前記枠体が、前記記憶素子を3方向から囲み残りの一方向が開放された保護壁を有し、前記保護壁の高さが前記記憶素子の厚みより小さいことを特徴とする。
【0020】
本発明の画像形成装置は、画像形成のためのプロセス手段およびユニットに関する情報を記憶する記憶素子を支持する枠体を備えたユニットと、前記ユニットを着脱自在である画像形成装置本体と、前記枠体の長手方向一端に設けられた位置決め部と、前記位置決め部に係合して前記画像形成装置本体に前記ユニットを位置決めするための位置決め手段と、前記画像形成装置本体に前記ユニットが位置決めされたときに、前記記憶素子に当接るアンテナとを有し、前記記憶素子が、前記位置決め部に近接して前記枠体の前記一端に固設されており、前記枠体が、前記記憶素子を3方向から囲み残りの一方向が開放された保護壁を有し、前記保護壁の高さが前記記憶素子の厚みより小さいことを特徴とする。
【0021】
また、電子写真感光体および画像形成のためのロセス手段およびプロセスカートリッジに関する情報を記憶する記憶素子を支持する枠体を備えたプロセスカートリッジと、前記プロセスカートリッジを着脱自在である画像形成装置本体と、前記枠体の長手方向一端に設けられた位置決め部と、前記位置決め部に係合して前記画像形成装置本体に前記プロセスカートリッジを位置決めするための位置決め手段と、前記画像形成装置本体に前記プロセスカートリッジが位置決めされたときに、前記記憶素子に当接るアンテナとを有し、前記記憶素子が、前記位置決め部に近接して前記枠体の前記一端に固設されており、前記枠体が、前記記憶素子を3方向から囲み残りの一方向が開放された保護壁を有し、前記保護壁の高さが前記記憶素子の厚みより小さいことを特徴とする画像形成装置でもよい。
【0022】
【作用】
画像形成装置本体にユニットやプロセスカートリッジを装着するときに、画像形成装置本体の位置決め手段がユニットやプロセスカートリッジの枠体の位置決め部に係合する。これと同時に、画像形成装置本体のアンテナがユニットやプロセスカートリッジ側の記憶素子に当接され、ユニットやプロセスカートリッジのサービス情報等(ユニットに関する情報またはプロセスカートリッジに関する情報)が伝達される。記憶素子と位置決め部は、ユニットやプロセスカートリッジの枠体の一端において枠体の厚さ方向あるいは長手方向に近接して配設されている。このため、ユニットやプロセスカートリッジの駆動中にその駆動力によって枠体が撓んだ場合でも記憶素子の位置がずれることなく、画像形成装置本体のアンテナとの間の信号の伝達を安定して行なうことができる。すなわち画像形成装置本体とユニットまたはプロセスカートリッジの間の通信の安定性を向上させることができる。
【0023】
また、枠体が、記憶素子を3方向から囲み残りの一方向が開放された保護壁を有し、前記保護壁の高さが前記記憶素子の厚みより小さい。このため、記憶素子をユニットまたはプロセスカートリッジから取り外す作業が簡単であるとともに、ユニットまたはプロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着するときにアンテナが記憶素子より先に保護壁に触れてしまうのを回避できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0025】
図1は、第1の実施の形態による画像形成装置を示すもので、これは、カラー画像形成装置の一態様であるフルカラーレーザービームプリンタの全体構成を示す縦断面図である。
【0026】
〔全体構成の説明〕
図1に示すカラー画像形成装置は、垂直方向に並設された4個の電子写真感光体である感光体ドラム1(1a、1b、1c、1d)を備えている。各感光体ドラム1は、図示しない駆動機構によって、同図中、反時計回りに回転駆動される。感光体ドラム1の周囲には、その回転方向に従って順に、感光体ドラム1表面を均一に帯電するプロセス手段である帯電装置2(2a、2b、2c、2d)、画像情報に基づいてレーザービームを照射し感光体ドラム1上に静電潜像を形成するスキャナユニット3(3a、3b、3c、3d)、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像するプロセス手段(現像手段)である現像装置4(4a、4b、4c、4d)、感光体ドラム1上のトナー像を転写材Sに転写させる静電転写装置5、転写後の各感光体ドラム1表面に残った転写残トナーを除去するクリーニング装置6(6a、6b、6c、6d)等が配設されている。
【0027】
ここで、感光体ドラム1と帯電装置2、現像装置4、クリーニング装置6は一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジ7(7a、7b、7c、7d)を形成しており、各プロセスカートリッジ7は、画像形成装置本体Mに着脱自在に装着されている。
【0028】
各感光体ドラム1は、例えば直径30mmのアルミシリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC感光体)を塗布して構成したものである。感光体ドラム1は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持されており、図示しない駆動力伝達機構によって、感光体ドラム1の一方の端部に後述するモータ駆動力が伝達され反時計周りに回転駆動される。
【0029】
帯電装置2としては、接触帯電方式のものを使用することができる。帯電部材は、ローラ状に形成された導電性ローラであり、このローラを感光体ドラム1表面に当接させるとともに、このローラに帯電バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム1表面を一様に帯電させるものである。
【0030】
スキャナユニット3は、感光体ドラム1の略水平方向に配置されている。レーザーダイオード(不図示)によって画像信号に対応する画像光が、スキャナモーター(不図示)によって高速回転されるポリゴンミラー8(8a、8b、8c、8d)に照射される。各ポリゴンミラー8に反射した画像光は、結像レンズ9(9a、9b、9c、9d)を介して帯電済みの感光体ドラム1表面を選択的に露光して静電潜像を形成するように構成されている。
【0031】
各現像装置4はそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーを図示時計方向に回転する現像ローラ10(10a、10b、10c、10d)の外周に塗布し、かつトナーに電荷を付与する。
【0032】
そして潜像が形成された感光体ドラム1と対向した現像ローラ10に現像バイアスを印加することにより、潜像に応じて感光体ドラム1上にトナー現像を行なうものである。
【0033】
すべての感光体ドラム1a、1b、1c、1dに対向し、接するように循環移動する静電転写ベルト11が配設される。静電転写ベルト11は1011〜1014Ω・cmの体積固有抵抗を持たせた厚さ約150μmのフィルム状部材で構成される。この静電転写ベルト11は、垂直方向に4軸でローラに支持され、図中左側の外周面に転写材Sを静電吸着して上記感光体ドラム1に転写材Sを接触させるべく循環移動する。これにより、転写材Sは静電転写ベルト11により転写位置まで搬送され、感光体ドラム1上のトナー像を転写される。
【0034】
この静電転写ベルト11の内側に当接し、4個の感光体ドラム1a、1b、1c、1dに対向した位置に転写ローラ12(12a、12b、12c、12d)が並設される。これら転写ローラ12から正極性の電荷が静電転写ベルト11を介して転写材Sに印加され、この電荷による電界により、感光体ドラム1に接触中の用紙に、感光体ドラム1上の負極性のトナー像が転写される。
【0035】
静電転写ベルト11は周長約700mm、厚み150μmのベルトであり、駆動ローラ13、従動ローラ14a、14b、テンションローラ15の4本のローラにより掛け渡され、図の矢印方向に回転する。これにより、上述した静電転写ベルト11が循環移動して転写材Sが従動ローラ14a側から駆動ローラ13側へ搬送される間にトナー像を転写される。
【0036】
給紙部16は、画像形成部に転写材Sを給紙搬送するものであり、複数枚の転写材Sが
給紙カセット17に収納されている。画像形成時には給紙ローラ18(半月ローラ)、レジストローラ対19が画像形成動作に応じて駆動回転し、給紙カセット17内の転写材Sを1枚毎分離給送するとともに、転写材S先端はレジストローラ対19に突き当たり一旦停止し、ループを形成した後静電転写ベルト11の回転と画像書出し位置の同期をとって、レジストローラ対19によって静電転写ベルト11へと給紙されていく。
【0037】
定着部20は、転写材Sに転写された複数色のトナー画像を定着させるものであり、回転する加熱ローラ21aと、これに圧接して転写材Sに熱及び圧力を与える加圧ローラ21bとからなる。
【0038】
すなわち、感光体ドラム1上のトナー像を転写した転写材Sは定着部20を通過する際に定着ローラ対21a、21bで搬送されるとともに、定着ローラ対21a、21bによって熱と圧力を与えられる。これによって複数色のトナー像が転写材S表面に定着される。
【0039】
画像形成の動作としては、プロセスカートリッジ7a、7b、7c、7dが、印字タイミングに合わせて順次駆動され、その駆動に応じて感光体ドラム1a、1b、1c、1dが、反時計回り方向に回転駆動される。そして、各々のプロセスカートリッジ7に対応するスキャナユニット3が順次駆動される。この駆動により、帯電装置2は感光体ドラム1の周面に一様な電荷を付与し、スキャナユニット3は、その感光体ドラム1周面に画像信号に応じて露光を行なって感光体ドラム1周面上に静電潜像を形成する。現像装置4内の現像ローラ10は、静電潜像の低電位部にトナーを転移させて感光体ドラム1周面上にトナー像を形成(現像)する。
【0040】
最上流の感光体ドラム1周面上に形成されたトナー像の先端が、静電転写ベルト11との対向点に回転搬送されてくるタイミングで、その対向点に転写材Sの印字開始位置が一致するように、レジストローラ対19が回転を開始して転写材Sを静電転写ベルト11へ給送する。
【0041】
転写材Sは静電吸着ローラ22と静電転写ベルト11とによって挟み込むようにして静電転写ベルト11の外周に圧接し、かつ静電転写ベルト11と静電吸着ローラ22との間に電圧を印加する。これにより、誘電体である転写材Sと静電転写ベルト11の誘電体層に電荷を誘起し、転写材Sを静電転写ベルト11の外周に静電吸着するように構成している。その結果、転写材Sは静電転写ベルト11に安定して吸着され、最下流の転写部まで搬送される。
【0042】
このように搬送されながら転写材Sは、各感光体ドラム1と転写ローラ12との間に形成される電界によって、各感光体ドラム1のトナー像を順次転写される。
【0043】
4色のトナー像を転写された転写材Sは、駆動ローラ13の曲率により静電転写ベルト11から曲率分離され、定着部20に搬入される。転写材Sは、定着部20で上記トナー像を熱定着された後、排紙ローラ対23によって、排紙部24から画像面を下にした状態で本体外に排出される。
【0044】
〔プロセスカートリッジの記憶素子の配置〕
図2に示すように、各プロセスカートリッジ7の枠体31には、画像形成装置本体M1 へのプロセスカートリッジ7の位置を決める位置決め部32が一体に設けられている。プロセスカートリッジ7が画像形成装置本体M1 に対して矢印A方向に装着される。すると、位置決め部32は画像形成装置本体M1 に設けられた位置決め手段であるプロセスカートリッジ受け部材42の受け部42aによって受けられ、プロセスカートリッジ7の位置が決まる。
【0045】
枠体31の位置決め部32の近傍には、記憶素子34の長手方向がプロセスカートリッジ7の長手方向に対して垂直方向になるように、記憶素子34が取り付けられている。
【0046】
プロセスカートリッジ7が画像形成装置本体M1 に対して矢印A方向に装着されると、記憶素子34のアンテナ当接面34aが、画像形成装置本体M1 に固設されたアンテナ41に当接して、記憶素子34とアンテナ41間で通信が可能になる。
【0047】
記憶素子34は一側面34b以外の3方向が、枠体31と一体に設けられた保護壁33によって囲われている。
【0048】
図2の(b)に拡大して示すように、保護壁33の高さD1 は記憶素子34の厚みT1 より低くなっており、記憶素子34の枠体31に対する貼り付け面を保護している。
【0049】
図3は一変形例を示す。プロセスカートリッジ7の枠体31には、画像形成装置本体M1 へのプロセスカートリッジ7の位置を決める位置決め部32が一体に設けられている。プロセスカートリッジ7が画像形成装置本体M1 に対して矢印A方向に装着される。すると、位置決め部32は画像形成装置本体M1 に設けられた位置決め手段であるプロセスカートリッジ受け部材62の受け部62aによって受けられプロセスカートリッジ7の位置が決まる。
【0050】
枠体31の位置決め部32の近傍には、記憶素子54の長手方向がプロセスカートリッジ7の長手方向に平行になるように、記憶素子54が取り付けられている。
【0051】
プロセスカートリッジ7が画像形成装置本体M1 に対して矢印A方向に装着されると、記憶素子54のアンテナ当接面54aがアンテナ61に当接して、記憶素子54とアンテナ61間で通信が可能になる。
【0052】
記憶素子54は側面54b以外の3方向が、枠体31と一体に設けられた保護壁53によって囲われている。
【0053】
ここで保護壁53の高さD2 は記憶素子54の厚みT2 より低くなっており、記憶素子54の枠体31に対する貼り付け面を保護している。
【0054】
本発明の実施の形態によれば、まず、記憶素子をプロセスカートリッジの枠体の長手方向端部でかつプロセスカートリッジの電子写真方式の画像形成装置本体への位置決め部に近接して配置する。これにより、画像形成装置本体に設けられたアンテナから一方の側板に設けられた基板に信号を伝達するのに必要なケーブル長さを最小限に短縮できる。また、プロセスカートリッジの駆動時でも位置決め部近傍のため記憶素子の位置が変動することが無い。その結果、プロセスカートリッジの記憶素子と画像形成装置本体のアンテナとの間の信号伝達を確実に行ない、画像形成装置の性能安定性を大幅に改善できる。
【0055】
また、プロセスカートリッジの枠体には、記憶素子を保護する保護壁が3方向に設けられているが、保護壁は一方向が開放されており、しかも保護壁の高さは記憶素子の厚みより低い。このため、保護壁が無い方向から工具を容易に入れることが可能であり、リサイクル時には、プロセスカートリッジの枠体から記憶素子を容易に取り外すことができる。
【0056】
加えて、記憶素子の表面より保護壁の方が低いので、プロセスカートリッジの装着時に記憶素子よりも保護壁が先に画像形成装置本体のアンテナに触れてしまうことが無い。このように、画像形成装置のリサイクル性や装置組立作業性の向上にも貢献できる。
【0057】
なお、本実施の形態は、プロセスカートリッジに限らず、画像形成装置のプロセス手段である現像装置等をユニット(現像ユニット等)として画像形成装置本体に着脱自在に装着する構成にも適用できることは言うまでもない。
【0058】
【発明の効果】
本発明は上述のとおり構成されているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0059】
プロセスカートリッジやユニット側の記憶素子と画像形成装置本体側のアンテナとの間の通信の信頼性を向上させるとともに、能の安定した安価なユニット、プロセスカートリッジおよび画像形成装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態によるプロセスカートリッジを使用する画像形成装置の全体構成を示す断面説明図である。
【図2】 図1のプロセスカートリッジと記憶素子とアンテナの配置を示すもので、(a)はプロセスカートリッジと画像形成装置本体の一部を示す斜視図、(b)は保護壁と記憶素子を拡大して示す拡大部分斜視図である。
【図3】 一変形例によるプロセスカートリッジと記憶素子とアンテナの配置を示すもので、(a)はプロセスカートリッジと画像形成装置本体の一部を示す斜視図、(b)は保護壁と記憶素子を拡大して示す拡大部分斜視図である。
【図4】 一従来例によるプロセスカートリッジと記憶素子とアンテナの配置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d 感光体ドラム
2、2a、2b、2c、2d 帯電装置
3、3a、3b、3c、3d スキャナユニット
4、4a、4b、4c、4d 現像装置
5 静電転写装置
6、6a、6b、6c、6d クリーニング装置
7、7a、7b、7c、7d プロセスカートリッジ
10、10a、10b、10c、10d 現像ローラ
11 静電転写ベルト
12 転写ローラ
13 駆動ローラ
14a、14b 従動ローラ
15 テンションローラ
16 給紙部
17 給紙カセット
18 給紙ローラ
19 レジストローラ対
20 定着部
21 定着ローラ
22 静電吸着ローラ
23 排紙ローラ
24 排紙部
31 枠体
32 位置決め部
33、53 保護壁
34、54 記憶素子
34a、54a アンテナ当接面
34b、54b 側面
41、61 アンテナ
42、62 プロセスカートリッジ受け部材
42a、62a 受け部

Claims (6)

  1. 画像形成装置本体に着脱自在ユニットであって、長手方向一端に前記画像形成装置本体に対する位置決め部を有する枠体と、前記枠体に支持された画像形成のためのプロセス手段と、前記枠体に支持され、前記ユニットに関する情報を記憶する記憶素子とを有し、前記記憶素子が、前記位置決め部に近接して前記枠体の前記一端に固設されており、前記枠体が、前記記憶素子を3方向から囲み残りの一方向が開放された保護壁を有し、前記保護壁の高さが前記記憶素子の厚みより小さいことを特徴とする画像形成装置のユニット。
  2. 前記ユニットが、前記画像形成装置本体に設けられた電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像手段を有する現像ユニットであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置のユニット。
  3. 前記ユニットが、前記画像形成装置本体に設けられた電子写真感光体を帯電させる帯電装置を有することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置のユニット。
  4. 画像形成装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジであって、長手方向一端に前記画像形成装置本体に対する位置決め部を有する枠体と、前記枠体に支持された、電子写真感光体および画像形成のためのロセス手段と、前記枠体に支持され、前記プロセスカートリッジに関する情報を記憶する記憶素子とを有し、前記記憶素子が、前記位置決め部に近接して前記枠体の前記一端に固設されており、前記枠体が、前記記憶素子を3方向から囲み残りの一方向が開放された保護壁を有し、前記保護壁の高さが前記記憶素子の厚みより小さいことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 画像形成のためのプロセス手段およびユニットに関する情報を記憶する記憶素子を支持する枠体を備えたユニットと、前記ユニットを着脱自在である画像形成装置本体と、前記枠体の長手方向一端に設けられた位置決め部と、前記位置決め部に係合して前記画像形成装置本体に前記ユニットを位置決めするための位置決め手段と、前記画像形成装置本体に前記ユニットが位置決めされたときに、前記記憶素子に当接るアンテナとを有し、前記記憶素子が、前記位置決め部に近接して前記枠体の前記一端に固設されており、前記枠体が、前記記憶素子を3方向から囲み残りの一方向が開放された保護壁を有し、前記保護壁の高さが前記記憶素子の厚みより小さいことを特徴とする画像形成装置。
  6. 電子写真感光体および画像形成のためのロセス手段およびプロセスカートリッジに関する情報を記憶する記憶素子を支持する枠体を備えたプロセスカートリッジと、前記プロセスカートリッジを着脱自在である画像形成装置本体と、前記枠体の長手方向一端に設けられた位置決め部と、前記位置決め部に係合して前記画像形成装置本体に前記プロセスカートリッジを位置決めするための位置決め手段と、前記画像形成装置本体に前記プロセスカートリッジが位置決めされたときに、前記記憶素子に当接るアンテナとを有し、前記記憶素子が、前記位置決め部に近接して前記枠体の前記一端に固設されており、前記枠体が、前記記憶素子を3方向から囲み残りの一方向が開放された保護壁を有し、前記保護壁の高さが前記記憶素子の厚みより小さいことを特徴とする画像形成装置。
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