JP2004301390A - ヒートポンプ給湯器 - Google Patents

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Koryu Watanabe
興隆 渡邊
Masahiko Maruyama
真彦 丸山
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】加熱中にヒートポンプサイクルの除霜運転をした場合にも、運転音を上げることなく所定時間に沸き上げるヒートポンプ給湯器を提供する。
【解決手段】ヒートポンプサイクルを用いて給湯用の液体を加熱し、その加熱された液体を貯湯タンク2に蓄えるヒートポンプ式給湯器1において、加熱中にヒートポンプサイクル9の除霜運転をした場合に、除霜運転後、ファン15の回転数を増加させてヒートポンプサイクルの加熱能力を除霜運転前の加熱能力よりも増大させて運転する加熱能力増大手段7aを備えたものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はヒートポンプサイクルを利用したヒートポンプ給湯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のヒートポンプ給湯器においては、停電等が発生した場合でも可能な限り予定されていた時間までに貯湯が完了できるようにするために、停電復帰後に予定されていた時間までに所定温度になるように圧縮機の運転能力を演算し、圧縮機の能力を高くして駆動している。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−78156号公報(第4頁、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のヒートポンプ給湯器は、温度センサの取り付け位置の検出温度から貯湯タンク内の残湯量の有無を検出し、残湯量が所定量以下になると、ヒートポンプ本体の加熱動作を開始し、低外気温で運転した場合に、除霜運転をして所定時間貯湯タンクの沸き上げを停止した場合に、圧縮機の回転数をアップさせて加熱能力をアップさせるため、運転音が大きくなるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、加熱中にヒートポンプサイクルの除霜運転をした場合にも、運転音を上げることなく所定時間に沸き上げ可能なヒートポンプ給湯器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るヒートポンプ給湯器は、ヒートポンプサイクルを用いて給湯用の液体を加熱し、その加熱された液体を貯湯タンクに蓄えるヒートポンプ給湯器において、加熱中にヒートポンプサイクルの除霜運転をした場合に、除霜運転後、ファンの回転数を増加させてヒートポンプサイクルの加熱能力を除霜運転前の加熱能力よりも増大させて運転する加熱能力増大手段を備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1を示すヒートポンプ給湯器の沸き上げ制御動作を示すフローチャートであり、ヒートポンプ給湯器の構成及びヒートポンプ本体の構成については、図2及び図3である。
【0008】
図4において、1は給湯器本体、2は前記本体1内に配設された貯湯タンク、3は前記貯湯タンク2の下部と接続された給水配管、3aはこの給水配管3に設けられた減圧弁、4は前記貯湯タンク2の上部と接続された給湯配管、4aは逃し弁、5は前記貯湯タンク2の外壁面に取り付けられ、貯湯タンク2内の水の温度を検出する温度センサAで、その温度センサA5を貯湯タンク2の外壁面のある所定容量の位置に取り付けることにより、その取り付け位置の検出温度から前記貯湯タンク2内の残湯量も検出する。
【0009】
6はヒートポンプ本体9のヒートサイクルで発生した熱を貯湯タンク2内の水に置換するため、冷水管9aと温水管9bとにより貯湯タンク2内の水をヒートポンプ本体9との間で循環させる循環ポンプである。貯湯タンク2下部に接続された冷水管9aより循環ポンプ6でヒートポンプ本体9に水が供給され、ヒートポンプ本体9で加熱された水を貯湯タンク2の上部に接続された温水管9bにより戻し貯湯タンク2内上部より貯湯する。
【0010】
7は通電時間帯(昼間時間帯、夜間時間帯)を検出して前記貯湯タンク2内の水の沸き上げを制御する制御部であり、前記温度センサA5の検出値及び温度センサB16の検出値と沸き上げ温度等を設定する操作部8からの入力値に基づいて、前記ヒートポンプ本体9への加熱開始・停止、及び循環ポンプ6の運転を制御するとともに、沸き上げ中に除霜運転をした場合に、除霜運転後、ファンの回転数を増加させてヒートポンプサイクルの加熱能力を除霜運転前の加熱能力よりも増大する加熱能力増大手段7aを備えている。
【0011】
図5おいて、ヒートポンプ本体9のヒートポンプサイクルは圧縮機10、給湯用熱交換器11、膨張弁12、室外熱交換器13、アキュームレータ14を順次冷媒配管9cにより接続して構成されている。ここで、室外熱交換器13に吸熱するためにファン15が取り付けてあり、ヒートポンプサイクル運転時の室外熱交換器の温度を測定するために温度センサB16が取り付けてある。また、給湯用熱交換器11は圧縮器10より吐出された高圧のガス冷媒と給湯用の水とを熱交換するもので、冷媒が流れる冷媒通路11aと給湯用の水が流れる給湯用水通路11bを有する。
【0012】
次に、沸き上げ制御動作について、図1のフローチャートを用いて説明する。まず、沸き上げ制御をスタートすると(S1)、制御部7が通電時間帯を検出する(S2)。ここで、通電時間帯とは昼間時間帯の朝7時から夜11時までと、夜間時間帯の夜11時から翌朝7時までをいう。
そして、夜間時間帯か否か判断され、夜間時間帯の場合は(S3)、温度センサA5の取り付け位置の検出温度から貯湯タンク2内の残湯量の有無を検出し(S4)、制御部7で該残湯量が所定量(例えば150L)以下か否か判断され、残湯量が所定量以上であれば、沸き上げを行わず、通電時間帯検出に戻る(S5)。もし、所定量以下であれば制御部7の指示で循環ポンプ6、及びヒートポンプサイクルを運転してヒートポンプ本体9で加熱動作を開始し(S6)、貯湯タンク2上部より沸き上げる。この時の加熱能力は所定時間内で沸き上げられるような所定加熱能力(例えば3.0KW、ファン回転数は500rpm)である(S7)。
【0013】
沸き上げ中に、ヒートポンプ本体9の内の温度センサB16で温度を検出し(S8)、除霜運転開始温度(例えば0℃)以下を検出すると(S9)、制御部7は室外熱交換器13の破損を防止するため給湯器本体1内の循環ポンプ6の運転を停止させ(S10)、ヒートポンプサイクルのみ運転をして室外熱交換器13の温度を上昇させる除霜運転を開始する(S11)。温度センサB16で除霜運転停止温度(例えば3℃)以上を検出すると(S12)、制御部7は循環ポンプ6を運転再開させて(S13)、通常の沸き上げ運転に戻る。除霜運転中は貯湯タンク2への沸き上げは停止しているので、沸き上げ運転再開後は除霜運転を行った時間分の沸き上げ所定時間内に沸き上げが完了するように、ファンの回転数を増加させて加熱能力を増大させて5.0KW、ファン回転数700rpmで運転する(S13A)。
【0014】
そして、温度センサA5による貯湯タンク2内の水の検出温度が、操作部8で設定された沸き上げ温度T℃(例えば90℃)に達したか否か判断され(S14)、T℃を検出するとヒートポンプ本体9の加熱動作を停止して(S15)、沸き上げ制御を終了する(S16)。
【0015】
このように、本実施の形態1によれば、除霜運転前にはヒートポンプサイクルの加熱能力を3.0KW、ファン回転数500rpmに設定して運転していたものを、除霜運転後、ファン回転数を700rpmに増加させてヒートポンプサイクルの加熱能力を5.0KWに設定し、沸き上げ能力を増大するので、低外気温時に除霜運転のために沸き上げを一時停止しても、所定時間内に沸き上げを確実に完了して、湯切れの発生を防止することができる。
【0016】
実施の形態2.
図4は本発明の実施の形態2におけるヒートポンプ給湯器の構成図であり、図5は本発明の実施の形態2における沸き上げ制御動作のフローチャートである。図5は加熱能力と運転音との関係を示すグラフである。
図6に示すように、この種のヒートポンプサイクルの運転音は、加熱能力にほぼ比例して高くなり、加熱能力5.0KW、ファン回転数700rpmの運転では運転音が50dB、加熱能力4.0KW、ファン回転数600rpmの運転では運転音が40dB、加熱能力3.0KW、ファン回転数500rpmの運転では運転音が30dBという測定結果となっている。また、一般論ではあるが、屋内設置の低騒音機器としては40dB以下の基準がある。
【0017】
なお、本発明の実施の形態2におけるヒートポンプ給湯器の構成及びヒートポンプ本体9の構成については、図2及び図3で示した実施の形態1と同一構成なので、ここでは同一符号を用い、詳細な説明は省略する。
【0018】
この実施の形態2では、図4に示すように、制御部7は、残湯量の多少に応じてヒートポンプサイクルの加熱能力を可変する加熱能力可変手段7bと、沸き上げ中に除霜運転をした場合に、除霜運転後、ファン回転数を増加させてヒートポンプサイクルの加熱能力を除霜運転前の加熱能力よりも増大する加熱能力増大手段7aとを備えている。
【0019】
図5に示す実施の形態2の沸き上げ制御動作で、上記実施の形態1と異なる部分は、S7において、制御部7は加熱能力可変手段7bによってヒートポンプサイクルの加熱能力を残湯量に応じて設定していることと、S13Aにおいて、制御部7は加熱能力増大手段7aによって除霜運転した後の沸き上げ運転再開時に、ファンの回転数を600rpmに制限して増加させてヒートポンプサイクルの加熱能力を4.0KWに上限を設定して運転し、運転音の不具合が発生しない40dB以下になるように加熱能力の増大を制限していることである。
【0020】
このように、本実施の形態2においては、ヒートポンプサイクルの加熱能力を運転開始時の残湯量に応じて設定するとともに、除霜運転した後の沸き上げ運転再開時に、ファンの回転数を600rpmに制限して増加させてヒートポンプサイクルの加熱能力を4.0KW以下に制限して運転音を40dB以下に抑えるようにしており、低外気温時に除霜運転をして沸き上げを一時停止した場合にも、所定時間内に沸き上げを完了して、湯切れを防止できるばかりでなく、運転音の不具合低減も確実に図れるものである。
【0021】
【発明の効果】
以上のように、本発明のヒートポンプ給湯器によれば、除霜運転後はファンの回転数を増加させて沸き上げ能力を増大するので、低外気温時に除霜運転をして沸き上げを一時停止した場合にも、所定時間内に沸き上げを完了して、湯切れを防止でき、かつ運転音を低減できるヒートポンプ給湯器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ給湯器の沸き上げ制御動作のフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ給湯器の構成図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ本体の構成図である。
【図4】本発明の実施の形態2におけるヒートポンプ給湯器の構成図である。
【図5】本発明の実施の形態2におけるヒートポンプ給湯器の沸き上げ制御動作のフローチャートである。
【図6】ヒートポンプ給湯器の加熱能力と運転音との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 給湯器本体、2 貯湯タンク、5 温度センサA、7 制御部、7a 加熱能力増大手段、7b 加熱能力可変手段、9 ヒートポンプ本体、15 ファン、16 温度センサB。

Claims (3)

  1. ヒートポンプサイクルを用いて給湯用の液体を加熱し、その加熱された液体を貯湯タンクに蓄えるヒートポンプ給湯器において、加熱中にヒートポンプサイクルの除霜運転をした場合に、除霜運転後、ファンの回転数を増加させてヒートポンプサイクルの加熱能力を除霜運転前の加熱能力よりも増大させて運転する加熱能力増大手段を備えていることを特徴とするヒートポンプ給湯器。
  2. ヒートポンプサイクルを用いて給湯用の液体を加熱し、その加熱された液体を貯湯タンクに蓄えるヒートポンプ給湯器において、運転開始時の残湯量に応じてヒートポンプサイクルの加熱能力を可変する加熱能力可変手段と、加熱中にヒートポンプサイクルの除霜運転をした場合に、除霜運転後、ファンの回転数を増加させてヒートポンプサイクルの加熱能力を除霜運転前の加熱能力よりも増大させて運転する加熱能力増大手段とを備えていることを特徴とするヒートポンプ給湯器。
  3. 前記加熱能力増大手段は、除霜運転後、ファンの回転数を制限しながら増加させて、ヒートポンプサイクルの加熱能力を運転音が40dB以下となるようにヒートポンプサイクルの加熱能力を増大することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のヒートポンプ給湯器。
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