JP2004301249A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】マニュアルバルブと締結要素とを結ぶ回路にアキュムレータを有する自動変速機の油圧制御装置において、低油温時における締結要素からの油抜けの遅延を防止すること。
【解決手段】マニュアルバルブと、走行レンジにおいて締結する締結要素とを結ぶ油路上に設けられたアキュムレータと、油温が所定油温以下のときは、ライン圧及びアキュムレータ背圧を最高圧に設定するライン圧MAX制御手段と、を備えた自動変速機の油圧制御装置において、前記ライン圧MAX制御手段に、走行レンジから動力非伝達レンジに切り換えられたときは、前記ライン圧MAX制御を禁止するMAX制御禁止部を設けたこととした。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機の油圧制御装置に関し、特に走行レンジから動力非伝達レンジにセレクトした際の油圧制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両停止時の動力非伝達レンジから走行レンジへのセレクト時における前後進クラッチの締結ショック軽減を目的として、マニュアルバルブと前後進クラッチとを結ぶ回路に、アキュムレータを設けた自動変速機の油圧制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この油圧制御装置では、このアキュムレータの背圧を、ライン圧とスロットル開度に応じて制御することで、例えば、N→Dセレクトの際、マニュアルバルブから供給されるライン圧の一部を、スロットル開度に応じてアキュムレータの蓄圧室に蓄圧させ、発進クラッチの急激な油圧変化を緩和し、締結ショックの発生を抑制している。
【0004】
また、このような車両にあっては、油温が所定油温以下のときは、スロットル開度などのエンジン負荷に関係なくライン圧を最高圧に設定することで、油の粘性により油の流れが遅れたとしても応答性の悪化を防止する、所謂ライン圧MAX制御を実行するものも知られている(非特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−42823号公報
【0006】
【非特許文献1】
整備要領書(NISSANフルレンジ電子制御オートマチックトランスミッション 資料コードA261C14 発行年月日1989年8月)(A−37頁 低温時のライン圧制御参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記油圧制御装置において、発進クラッチの解放時には、発進クラッチとアキュムレータの背圧が共に1つの油路からマニュアルバルブへ排出される。すなわち、お互いの排圧が1つの油路で合流するため、アキュムレータを設けない構成に比して、発進クラッチからの油圧の排出が遅れがちとなる。
【0008】
この発進クラッチからの油抜けの遅れは、常温時には問題となることはないが、油の粘度が高い低温時では、常温時と比較して油抜けがさらに遅れるおそれがある。また、上記油圧制御装置にライン圧MAX制御を実行している場合には、低温時にはアキュムレータ背圧も最高圧に設定されていることになるため、走行レンジから動力非伝達レンジへセレクトされたときに、アキュムレータの蓄圧室に蓄圧された油が勢いよく排出され、更に発進クラッチの油の抜けが悪化するという問題があった。
【0009】
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、マニュアルバルブと締結要素とを結ぶ回路にアキュムレータを有する自動変速機の油圧制御装置において、低油温時における締結要素からの油抜けの遅延を防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置にあっては、走行レンジから動力非伝達レンジに切り換えられたときは、ライン圧MAX制御を禁止するMAX制御禁止部を設けたこととした。
【0011】
請求項2に記載の自動変速機の油圧制御装置にあっては、油温に応じてライン圧MAX制御禁止時間を設定することとした。
【0012】
請求項3に記載の自動変速機の油圧制御装置にあっては、検出された油圧が所定油圧以下のときは、MAX制御禁止を解除することとした。
【0013】
【発明の作用及び効果】
請求項1に記載の発明では、走行レンジから動力非伝達レンジへのレンジ切換時にライン圧を最高圧に設定するライン圧MAX制御を禁止することで、アキュムレータ背圧を小さく設定することができる。これにより、アキュムレータの油の抜けが優先されることがなくなり、締結要素からの油の抜け遅れを防止することが可能となり、走行レンジから動力非伝達レンジに切り換えられたときに短時間で動力を遮断することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明では、例えば油温が低く、粘性抵抗の高いときは、ライン圧MAX制御の禁止時間を長く設定することで、ライン圧MAX制御禁止時間を油の抜けの時間に応じて適切に設定することができる。
【0015】
請求項3に記載の発明では、締結要素の油圧が抜けたかどうかを油圧検出手段により直接検出することで、確実に油圧の抜けたタイミングを検出することが可能となり、ライン圧MAX制御の禁止を適切に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて各実施例について説明する。図1は、実施の形態の自動変速機用歯車変速装置を示すスケルトン図を示す。
図1において、G1,G2,G3は遊星ギヤ、M1,M2は連結メンバ、C1,C2,C3はクラッチ、B1,B2,B3,B4はブレーキ、F1,F2,F3はワンウェイクラッチ、INは入力軸(入力部材)、OUTは出力軸(出力部材)である。
【0017】
第1遊星ギヤG1は、第1サンギヤS1と、第1リングギヤR1と、両ギヤS1,R1に噛み合うピニオンを支持する第1キャリアPC1を有するシングルピニオン型の遊星ギヤである。
【0018】
第2遊星ギヤG2は、第2サンギヤS2と、第2リングギヤR2と、両ギヤS2,R2に噛み合うピニオンを支持する第2キャリアPC2を有するシングルピニオン型の遊星ギヤである。
【0019】
第3遊星ギヤG3は、第3サンギヤS3と、第3リングギヤR3と、両ギヤS3,R3に噛み合うピニオンを支持する第3キャリアPC3を有するシングルピニオン型の遊星ギヤである。
【0020】
第1連結メンバM1は、第1キャリアPC1と第3リングギヤR3とを一体的に連結するメンバである。
【0021】
第2連結メンバM2は、第2リングギヤR2と第3キャリアPC3とを一体的に連結するメンバである。
【0022】
インプットクラッチC1は、第1リングギヤR1と第2リングギヤR2とを選択的に断接するクラッチである。
【0023】
ハイ&ローコーストクラッチC2は、第2サンギヤS2と第3サンギヤS3とを選択的に断接するクラッチである。このハイ&ローコーストクラッチC2には、並列に第1ワンウェイクラッチF1が設けられている。
【0024】
ダイレクトクラッチC3は、第3キャリアPC3と第3サンギヤS3とを選択的に拘束するクラッチである。
【0025】
リバースブレーキB1は、第2連結メンバM2の回転を選択的に停止させるブレーキである。
【0026】
フロントブレーキB2は、第1サンギヤS1の回転を選択的に停止させるブレーキである。この第2ブレーキB2には、並列に第2ワンウェイクラッチF2が設けられている。
【0027】
ローコーストブレーキB3は、第2サンギヤS2の回転を選択的に停止させるブレーキである。この第3ブレーキB3には、並列にフォワードブレーキB4および第3ワンウェイクラッチF3(B4とF3とは互いに直列配置)が設けられている。
【0028】
前記入力軸INは、第1リングギヤR1に連結され、エンジン回転駆動力を図外のトルクコンバータに介して入力する。
【0029】
前記出力軸OUTは、第2キャリアPC2に連結され、出力回転駆動力を図外のファイナルギヤ等を介して駆動輪に伝達する。
【0030】
各クラッチC1,C2,C3およびブレーキB1,B2,B3,B4には、各変速段にて締結圧や解放圧を作り出すための後述するコントロールバルブユニット1とこれを制御する図外の制御装置が接続されている。
【0031】
図2は、実施の形態の自動変速機用歯車変速装置での締結作動表を表す図である。
図2において、△はパワーオン時はトルク伝達に関与する状態、Cはコースト時はトルク伝達に関与する状態、●は締結要素に油圧は供給するが、出力に影響する作用はない状態、(○)はオーバーランモードでは締結する状態、(○)*はセレクト時は締結し、その後オーバーランモード以外は解放する状態、(○)**は高負荷時のみ締結する状態、○は締結状態を示す。なお、オーバーランモードとは、図示しないセレクトレバーのレンジ位置が2レンジや1レンジを選択している場合や、自動変速モードと手動変速モードとを有する自動変速機である場合には手動変速モードが選択されている場合を総称してオーバーランモードと呼んでいる。すなわち、本発明の実施の形態の自動変速機では、セレクトレバーがDレンジからNレンジに切り換えられた場合には、通常はフォワードブレーキB4とフロントブレーキB2に供給されていた油が排出されることとなる。
【0032】
図3は、本発明の自動変速機の油圧制御装置を表すシステム図である。コントロールユニット20には、車速センサ21からの車速信号、エンジン回転数センサ22からのエンジン回転数信号、油温センサ23からの油温信号、インヒビタスイッチ24からのインヒビタ信号が入力される。
【0033】
コントロールユニット20では、これら各センサ信号に基づいて、自動変速機内に設けられた各種締結要素の締結・解放制御を実行し、変速制御を行うものである。
【0034】
次に、コントロールバルブユニット30内における、主要回路部について説明する。本実施の形態では、前進用の締結要素について説明するが、走行時に締結が必要な締結要素(例えば後退用の締結要素)であってもよく、特に限定するものではない。
図4はコントロールバルブユニットの主要回路図である。オイルポンプユニット13から吐出された油圧は、プレッシャレギュレータバルブ16により調圧され、ライン圧を出力する。このライン圧は、マニュアルバルブ7の入力ポート10へ供給される。また、ライン圧は、アキュムコントロールバルブ17により調圧され、アキュムレータ14の背圧ポート15に入力される。プレッシャレギュレータバルブ16及びアキュムコントロールバルブ17は、ライン圧リニアソレノイド18により制御される。
【0035】
運転者によりDレンジが選択されると、マニュアルバルブ7は、出力ポート101からライン圧を出力する。マニュアルバルブ7から出力されたライン圧は油路101→油路106→油路107及び油路108へと供給される。そして、フォワードブレーキB4に締結圧を供給すると共に、アキュムレータ14に蓄圧する。アキュムレータ14は、アキュームコントロールバルブ17により背圧制御され、この背圧制御によって締結ショックを緩和している
【0036】
ここで、油路101→油路106における油の流れについて説明する。
(フォワードブレーキ締結時)
フォワードブレーキB4締結時は、マニュアルバルブ7からフォワードブレーキB4及びアキュムレータ14へ油を供給する。このとき、油路101から油路106へ供給する際、以下の三つの経路をたどる。
(1) 油路101→油路102→オリフィス102a→ワンウェイバルブ102b→油路105→油路113→オリフィス113a→油路106。
(2) 油路101→油路103→オリフィス103a→油路113→オリフィス113a→油路106。
(3) 油路101→油路104→オリフィス104a→ワンウェイバルブ104b→油路106。
【0037】
(フォワードブレーキ解放時)
フォワードブレーキB4解放時は、フォワードブレーキB4及びアキュムレータ14の油をドレンする。このとき、油路106から油路101へドレンする際、以下の二つの経路をたどる。
(1) 油路106→油路112→オリフィス112a→ワンウェイバルブ112b→油路105→オリフィス103a→油路103→油路101。
(2) 油路106→油路113→オリフィス113a→オリフィス103a→油路103→油路101。
【0038】
(第1実施例)
請求項1に記載の発明に対応する第1実施例について図5のフローチャートに基づいて説明する。本実施の形態では、通常ライン圧制御において、例えば図6のスロットル開度−ライン圧マップに示すように、エンジン負荷又はエンジントルクに基づいてライン圧を設定するものとする。また、ライン圧MAX制御において、低油温時(例えば−10℃以下)の粘性抵抗により油の流れる速度が小さくなることに起因する摩擦要素の作動遅れを解消するために、低温時にはエンジン負荷又はエンジントルクに関係なくライン圧を常に最高圧に設定することで、摩擦要素の作動をスムーズに行うよう構成されている。また、ライン圧MIN制御において、低温時にはエンジン負荷又はエンジントルクに関係なくライン圧を常に最低圧に設定するものとする。
ステップS1では、インヒビタスイッチ24からのシフト信号を入力する。
ステップS2では、油温センサ23からの油温信号を入力する。
【0039】
ステップS3では、油温信号が所定油温T以下かどうかを判断し、T以下のときはステップS5へ進み、それ以外はステップS4へ進む。
【0040】
ステップS4では、通常のライン圧制御を実行する。
【0041】
ステップS5では、シフト信号が前回の制御周期で走行レンジにあり、今回の制御周期でPレンジもしくはNレンジといった動力非伝達レンジにあるかどうかを判断し、PもしくはNレンジのときはステップS6へ進み、それ以外はステップS7へ進む。
【0042】
ステップS6では、ライン圧MIN制御を実行する。
【0043】
ステップS7では、ライン圧MAX制御を実行する。
【0044】
上記制御について図7のタイムチャートに基づいて説明する。尚、実線が本実施例であり、点線が比較例を示している。比較例では、時刻t1において、運転者の操作によりDレンジからNレンジへ切り換えられた場合、所定油温T以下ではライン圧MAX制御が実行され続ける。しかしながら、ライン圧MAX制御中は、ライン圧が高く設定されると共に、アキュムレータ14の背圧も高く設定されることとなるため、アキュムレータ14の蓄圧室14aの油が勢いよく押し出され、フォワードブレーキB4からの油の抜けが遅くなる。
【0045】
一方、第1実施例では、時刻t1において、運転者の操作によりDレンジからNレンジへ切り換えられた場合、所定油温T以下ではあるが、前回のレンジ位置がDレンジであり、今回のレンジ位置がNレンジであるため、ライン圧MIN制御が実行される。このため、アキュムレータ背圧を小さく設定することが可能となり、アキュムレータ14の蓄圧室14aの油が優先的に排出されることが防止される。その結果、優先的にフォワードブレーキB4の油の抜け遅れを防止できて、走行レンジから動力非伝達レンジに切り換えられたときに、短時間で動力を遮断することができる。
【0046】
(第2実施例)
請求項2に記載の発明に対応する第2実施例について説明する。図8は、走行レンジ→動力非伝達レンジへのセレクト時のライン圧制御を表すフローチャートである。尚、基本的な制御内容は第1実施例と同様であるため、異なるステップについてのみ説明する。
【0047】
ステップS61では、図9に示す油温−禁止時間マップにより設定された所定禁止時間を経過したかどうかを判断し、所定時間経過したときはステップS7へ進み、ライン圧MAX制御を実行する。
【0048】
上記制御内容を図10のタイムチャートに基づいて説明する。時刻t1において、運転者の操作によりDレンジからNレンジに切り換えられると、図9に示す油温−禁止時間マップから禁止時間T1がセットされる。同時にタイマのカウントアップが開始される。時刻t2において、タイマ値が禁止時間T1に到達すると、フォワードブレーキB4からの油は完全に抜けたと判断してライン圧MAX制御に移行する。
【0049】
すなわち、本願発明の目的は、アキュムレータ14の蓄圧室14aの油が優先的に排出されないようにすることである。油温が低いような場合は、応答性を考慮すると油が抜けた後はライン圧MAX制御を実行することが望ましい。そこで、油温に応じた禁止時間を設け、粘性抵抗に応じた禁止時間の間、ライン圧MIN制御を実行し、それ以降はライン圧MAX制御を実行することで、第1実施例の作用効果に加えて、次回動力非伝達レンジ→走行レンジへのセレクト時の応答性の悪化を防止することができる。
【0050】
(第3実施例)
請求項3に記載の発明に対応する第3実施例について説明する。図11は主要回路を表す回路図である。基本的な構成は第1実施例と同様であるが、フォワードブレーキB4の油圧によって作動する油圧スイッチ25を設けた点が異なる。
【0051】
図12は第3実施例における走行レンジ→動力非伝達レンジへのセレクト時のライン圧制御を表すフローチャートである。尚、基本的な制御内容は第1実施例と同様であるため、異なるステップについてのみ説明する。
【0052】
ステップS62では、油圧スイッチ25がONかどうかを判断し、ONのときはステップS6へ戻ってライン圧MIN制御を継続し、OFFのときはステップS7へ進み、通常ライン圧制御を実行する。
【0053】
すなわち、油圧スイッチ25がONの間は、まだフォワードブレーキB4に油が残っているため、ライン圧MIN制御を継続することでアキュムレータ14の蓄圧室14aの油が優先的に排出されないようにし、油圧スイッチ25がOFF、すなわちフォワードブレーキB4の油が抜けたと判断したときは、ライン圧MAX制御を実行する。これにより、第1実施例の作用効果に加えて、フォワードブレーキB4の油が抜けた直後に通常制御に切り換えることが可能となり、更に次回N→Dセレクト時の応答性の悪化を防止することができる。
【0054】
尚、第3実施例では油圧スイッチ25を設けたが、元来クラッチ圧を供給する油路に油圧スイッチを有する特開2001−50382号公報に示すような自動変速機の油圧制御装置にあっては、この油圧スイッチを流用することで、部品点数の追加なく本願発明を達成することができる。
【0055】
(その他の実施の形態)
以上、本発明を実現する実施の形態を説明してきたが、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定されるものではなく、例えば、前後進締結要素をリバースブレーキとした構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機用歯車変速装置を示すスケルトン図を示す。
【図2】自動変速機用歯車変速装置での締結作動表を表す図である。
【図3】実施の形態における自動変速機の油圧制御装置を表すシステム図である。
【図4】第1実施例の主要回路を表す回路図である。
【図5】第1実施例における走行レンジ→動力非伝達レンジへのセレクト時のライン圧制御を表すフローチャートである。
【図6】第1実施例における通常制御時のライン圧−スロットル開度マップである。
【図7】第1実施例におけるD→Nセレクト時のタイムチャートである。
【図8】第2実施例における走行レンジ→動力非伝達レンジへのセレクト時のライン圧制御を表すフローチャートである。
【図9】第2実施例における禁止時間−油温の関係を表すマップである。
【図10】第2実施例におけるD→Nセレクト時のタイムチャートである。
【図11】第3実施例の主要回路を表す回路図である。
【図12】第3実施例における走行レンジ→動力非伝達レンジへのセレクト時のライン圧制御を表すフローチャートである。
【符号の説明】
B1〜B4 ブレーキ
F1〜F3 ワンウェイクラッチ
G1〜G3 遊星ギヤ
M1,M2 連結メンバ
R1〜R3 リングギヤ
PC1〜PC3 キャリア
S1〜S3 サンギヤ
7 マニュアルバルブ
10 入力ポート
13 オイルポンプユニット
14 アキュムレータ
15 背圧ポート
16 プレッシャレギュレータバルブ
17 アキュムコントロールバルブ
18 ライン圧デューティソレノイド
19 フォワードブレーキ
20 コントロールユニット
21 車速センサ
22 エンジン回転数センサ
23 油温センサ
24 インヒビタスイッチ
25 油圧スイッチ

Claims (3)

  1. マニュアルバルブと、走行レンジにおいて締結する締結要素とを結ぶ油路上に設けられたアキュムレータと、
    油温が所定油温以下のときは、ライン圧及びアキュムレータ背圧を最高圧に設定するライン圧MAX制御手段と、
    を備えた自動変速機の油圧制御装置において、
    前記ライン圧MAX制御手段に、走行レンジから動力非伝達レンジに切り換えられたときは、前記ライン圧MAX制御を禁止するMAX制御禁止部を設けたことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置において、
    前記ライン圧MAX制御手段に、油温に応じて前記ライン圧MAX制御禁止時間を設定する禁止時間設定部を設けたことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  3. 請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置において、
    前記締結要素の油圧を検出する油圧検出手段を設け、
    前記MAX制御禁止部は、検出された油圧が所定油圧以下のときは、前記MAX制御禁止を解除することを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
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