JP2004301146A - 位相管理クラッチ、記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

位相管理クラッチ、記録装置及び液体噴射装置 Download PDF

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将史 古山
Yasuharu Harada
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Abstract

【課題】予め定められた位相で正転方向に回転するように設けられた複数の制御軸の位相が、何らかの原因でずれても、再び元の予め定められた位相に戻ってから各制御軸の駆動対象を駆動可能とし、且つ当該制御軸が逆転方向の駆動力を受けた際には、当該制御軸の変形や破損を防止するように構成された位相管理クラッチを提供すること。
【解決手段】複数の制御軸72、91を駆動する駆動源が各制御軸72、91を逆転方向に回転させて、制御軸72が逆転阻止部41によって当該逆転方向の回転を止められると、当該逆転阻止部41に止められた制御軸72への動力を遮断し、前記駆動源が制御軸72、91を回転させる方向が、逆転方向から正転方向の回転となると、前記制御軸72、91同士が前記予め定められた位相に復帰して正転方向に回転するように位相管理クラッチ170を構成する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも2つの制御軸を有して各制御軸が正転方向に回転するように構成された動力伝達装置において、制御軸同士の位相がずれた際には当該制御軸同士の位相を一致させるように作用する位相管理クラッチに関する。また本発明は、該位相管理クラッチを備えた記録装置及び液体噴射装置に関する。
【0002】
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
【0003】
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
【0004】
【従来の技術】
従来のインクジェットプリンタ等の記録装置には、積畳された被記録媒体を支持して当該被記録媒体を積畳方向に往復移動させるホッパや、被記録媒体が重送されることを防止するために給送動作時に被記録媒体に対して進退可能な分離手段や、被記録媒体の一例である記録用紙の給紙動作において前記分離手段に留められた記録用紙を前記ホッパに戻す戻し手段等を備え、それぞれを制御軸によって駆動するものがある。
【0005】
例えば、特許文献1に記載の記録装置は、ホッパ、分離手段としての分離パッド・ユニット、戻し手段としての戻しレバー等を備え、これらを1つの制御軸によって駆動している。すなわち、1つの制御軸が1回転する間に、当該制御軸は、ホッパと分離パッドを給紙ローラに押圧して、記録用紙を1単位ずつに分離しつつ、記録部に向けて給紙(給送)し、その後、前記ホッパと前記分離パッドを給紙ローラから離間して、紙戻しレバーを駆動して前記分離手段に留められた記録用紙を前記ホッパに戻すように構成されている。
【0006】
特許文献1の記録装置は、1つの制御軸によってホッパ、分離パッド、紙戻しレバーの駆動を実行しているが、動作の複雑化や装置の大型化によって、前記各構成要素(ホッパ、分離手段である分離パッド、戻し手段である紙戻しレバー等)を、別々の制御軸によって駆動することがある。そのような場合には、コストを抑えるために、例えば特許文献2に記載された動力伝達切換装置を用いて、1つの駆動源で複数の制御軸を駆動することがある。
【0007】
特許文献3に記載の記録装置においては、被記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、該記録ヘッドに対向して配設されたプラテンとの距離を変更可能であるように当該記録ヘッドを移動させるための駆動源と、ポンプ装置の駆動源と、が共通となっており、どちらの駆動源として用いるか、必要に応じて切り換え可能な動力伝達切換装置が備えられている。
【0008】
ポンプ装置は、駆動モータの正転方向の回転も逆転方向の回転も利用するが、特許文献1に示されているような制御軸は、複雑な形状のカム等を有しており、誤動作などによって逆転方向に回転すると、前記カム等が他の部材に当接して、当該制御軸がそれ以上逆転方向に回転できない回転停止状態となる場合がある。
【0009】
そして、回転停止状態にある制御軸にそのまま逆転方向の負荷が継続的に加えられたり、何度も繰り返して逆転方向の回転が実行されると、当該制御軸や当該当接している部材が変形することがあり、極端な場合には破損に至る可能性もある。
【0010】
したがって、正転方向及び逆転方向のどちらの回転も利用する制御軸と、一方の回転のみを用いる制御軸の駆動源を共通化するには、当該他の部材と当接することで回転停止状態となる制御軸と駆動源である駆動モータとの間に、例えば一方向クラッチを設けて、駆動源が逆転方向に回転した際には当該一方向クラッチによって当該制御軸への動力が遮断されるように構成する必要がある。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−233473号公報
【特許文献2】
特開2000−272145号公報
【特許文献3】
特開2001−171094号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ホッパや分離手段や戻し手段等は、各動作のタイミングがずれてしまうと、給送中の被記録媒体を戻し手段によって傷つけてしまったり、給送自体が困難となったりする。
【0012】
すなわち、特許文献1の記録装置ならば、1本の制御軸にカムがまとめられ、各動作のタイミングがずれないように構成されているため、単に一方向クラッチを設けて、駆動源が逆転方向に回転した際に当該一方向クラッチによって当該制御軸への動力が遮断されるように構成すれば良いが、複数の制御軸の駆動源を共通化するためには、制御軸が逆転方向に回転した際に、当該制御軸に過負荷が加わることを避けるだけでなく、正転方向の回転時には予め定められた位相で各制御軸同士が回転し、各動作のタイミングがずれないようにしなければならない(例えば、ホッパや分離手段や戻し手段を駆動する制御軸は、正転方向の回転時には予め定められた位相を保って回転する必要がある)。
【0013】
そこで、本発明の課題は、予め定められた位相で正転方向に回転するように設けられた複数の制御軸の位相が、何らかの原因でずれても、再び元の予め定められた位相に戻ってから各制御軸の駆動対象を駆動可能とし、且つ当該制御軸が逆転方向の駆動力を受けた際には、当該制御軸の変形や破損を防止するように構成された位相管理クラッチを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本願発明の第1の態様に係る位相管理クラッチは、複数の制御軸と、該制御軸を駆動する駆動源と、を備え、前記各制御軸に前記駆動源の動力を伝達して、前記制御軸同士を予め定められた位相で正転方向に回転させるように構成された動力伝達装置において、前記駆動源が前記制御軸を逆転方向に回転させて、少なくとも1つの制御軸が逆転阻止部によって当該逆転方向の回転を止められると、当該逆転阻止部に止められた制御軸への動力を遮断するように設けられた位相管理クラッチであって、前記駆動源が前記制御軸を回転させる方向が、前記逆転方向から再び前記正転方向の回転となると、前記制御軸同士が前記予め定められた位相に復帰して前記正転方向に回転する、ように構成されていることを特徴とするものである。
【0015】
第1の態様によれば、制御軸が逆転方向に回転して、逆転阻止部によって当該制御軸の逆転方向の回転が止められ、駆動源の動力が各制御軸に過負荷として作用する際には、位相管理クラッチが逆転阻止部に止められた制御軸への動力を遮断するため、当該制御軸や逆転阻止部の変形及び破損を防止することができる。
【0016】
さらに、位相管理クラッチは、制御軸が逆転方向に回転して、位相管理クラッチが駆動源の動力を遮断した際に、各制御軸同士の位相がずれても、駆動源が再び正転方向に制御軸を回転させると、各制御軸同士の位相が予め定められた位相に復帰するように構成されているため、制御軸同士の位相管理が容易となる。
【0017】
本願発明の第2の態様に係る位相管理クラッチは、第1の態様において、前記位相管理クラッチは、駆動側部材と従動側部材とを備え、前記駆動側部材は、前記動力源からの動力を前記従動側部材に伝達可能に構成され、前記従動側部材は、前記制御軸と一体的に回転するように設けられており、前記駆動側部材と前記従動側部材は、前記駆動側部材が前記正転方向に回転すると、動力伝達可能で有るように互いに当接し、且つ前記駆動側部材が前記逆転方向に回転すると動力伝達を回避するように構成されていることを特徴とするものである。
【0018】
第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果を得ることができる。さらに、逆転方向の回転から正転方向の回転に変わった後に生じる各制御軸同士の位相の復帰動作が、機械的な構成によって実現され、位相管理クラッチの構造を簡素化することができる。
【0019】
本願発明の第3の態様に係る位相管理クラッチは、第2の態様において、前記位相管理クラッチは、前記従動側部材を前記駆動側部材に向けて押圧する付勢手段を備え、前記駆動側部材は、前記従動側部材に向かって突出するように設けられた当接部を有し、前記従動側部材は、前記当接部が引っ掛かる掛止部と前記当接部が摺動可能な傾斜面とを有し、前記駆動側部材が正転方向に回転すると、前記当接部が前記掛止部に引っ掛かって、前記駆動側部材と前記従動側部材が一体的に正転方向に回転し、前記駆動側部材が逆転方向に回転すると、前記当接部は、前記逆転阻止部に止められて回転停止状態にある前記従動側部材の前記傾斜面上を摺動しつつ当該傾斜面を押圧して、前記従動側部材を前記付勢手段の付勢力に対抗して前記軸線方向にスライドさせるように構成されていることを特徴とするものである。
【0020】
第3の態様によれば、第2の態様と同様の作用効果を得ることができる。さらに、付勢手段が駆動側部材に従動側部材を押圧するため、駆動側部材が正転方向に回転した際に当接部が掛止部に引っ掛かり易く、制御軸同士の位相を復帰させる復帰動作の確実性を向上させることが可能である。
【0021】
また、駆動側部材が逆転方向に回転した際には、駆動側部材の当接部が従動側部材の傾斜面を押圧して従動側部材をスライドさせることで、動力伝達を回避するため、逆転時に逆転阻止部と当該逆転阻止部に止められた制御軸に生じる負荷を低減することができる。さらに、位相管理クラッチに備えられた駆動側部材と従動側部材の形状がシンプルであるため、当該位相管理クラッチの小型化及び低コスト化を図ることもできる。
【0022】
本願発明の第4の態様に係る記録装置は、第1から第3の態様のいずれか一態様に係る位相管理クラッチと、前記制御軸の位相を検出する位相検出手段と、前記制御軸の回転量を計測可能な制御部と、を備えていることを特徴とするものである。
【0023】
第4の態様によれば、制御部によって制御軸の回転量を測定できると共に、制御軸の回転量が各制御軸同士の位相を予め定まられた位相に復帰するのに十分な回転量に達しているか判断させることができる。そのため、各制御軸同士の位相が確実に復帰してから、次の動作に移行させることが可能であり、記録装置における誤動作を無くすことができる。
【0024】
本願発明の第5の態様に係る記録装置は、動力源から複数の制御軸に動力を伝達するように構成された動力伝達装置と、被記録媒体積畳部に積畳された被記録媒体を支持して当該被記録媒体を積畳方向に往復移動可能なホッパと、該ホッパを駆動するホッパ制御軸が設けられたホッパ駆動部と、前記被記録媒体を単位数ずつに分離して給送可能であるように構成された給送部に設けられた分離手段と、該分離手段に留められた被記録媒体を前記ホッパに向けて戻す戻し手段と、を備えた記録装置であって、前記動力伝達装置は、前記ホッパ制御軸と、前記分離手段を駆動する分離手段制御軸と、戻し手段を駆動する戻し手段制御軸と、を備えており、当該動力伝達装置が、第1から第3の態様のいずれか一態様に係る動力伝達装置であることを特徴とするものである。
【0025】
第5の態様によれば、記録装置における被記録媒体の給送動作の誤動作をなくすことができるため、当該誤動作に起因する被記録媒体の無駄を削減することが可能である。
【0026】
本願発明の第6の態様に係る液体噴射装置は、動力源から複数の制御軸に動力を伝達するように構成された動力伝達装置と、被噴射媒体積畳部に積畳された被噴射媒体を支持して当該被噴射媒体を積畳方向に往復移動可能なホッパと、該ホッパを駆動するホッパ制御軸が設けられたホッパ駆動部と、前記被噴射媒体を単位数ずつに分離して給送可能であるように構成された給送部に設けられた分離手段と、前記分離手段に留められた被噴射媒体を前記ホッパに向けて戻す戻し手段と、を備えた液体噴射装置であって、前記動力伝達装置は、前記ホッパ制御軸と、前記分離手段を駆動する分離手段制御軸と、戻し手段を駆動する戻し手段制御軸と、を備えており、当該動力伝達装置が、第1から3の態様のいずれか一態様に係る動力伝達装置であることを特徴とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る液体噴射装置の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、液体噴射装置の一例である記録装置の主要部を側面から示す要部拡大側面図であり、図2は、記録装置の被記録媒体積畳部に備えられたホッパ及び該ホッパへと動力を伝達するホッパ駆動部を備えた動力伝達装置を示す斜視図であり、図3は、動力伝達装置の側面図であり、図4は、各制御軸がフレームに備えられた状態を示す斜視図であり、図5は、ホッパ駆動部及び給紙部をホッパ側から見た斜視図である。
【0028】
図6は、本願発明に係る位相管理クラッチの分解斜視図であり、駆動側部材と従動側部材とを分解した状態を示している。図7は、従動側部材の拡大斜視図である。図8は、本発明に係る位相管理クラッチの正面図であり、駆動側部材の駆動側凹凸部と従動側部材の従動側凹凸部とが嵌合した状態を示している。
【0029】
図9は、本発明に係る位相管理クラッチの動作を示しており、図9(a)は、逆転阻止部の一例であるリバースローラホルダが制御軸の逆転方向の回転を阻止した直後の状態を示す図であり、図9(b)は、回転停止状態にある従動側部材の傾斜面が逆転方向に回転する駆動側部材の当接部によって押圧され始めた直後の状態を示す図であり、図9(c)は、位相管理クラッチにおいて駆動側部材の当接部が従動側部材の傾斜面上を摺動しつつ押圧して、従動側部材を付勢手段に対抗して押し切った直後の状態を示す図であり、図9(d)は、図9(a)の状態の駆動側部材が逆転方向の回転を始めてから一回転する直前の状態を示す図である。
【0030】
図10は、給紙部についての側面からの拡大図であり、分離手段上の被記録媒体を戻し手段によって被記録媒体積畳部へと戻す動作を示した図である。図11は、給紙部に備えられたリバースローラ近傍についての上方からの斜視図である。
【0031】
図1に示すように、「液体噴射装置」の一例である記録装置は、「被噴射媒体」の一例である被記録媒体を多数積畳可能な「被噴射媒体積畳部」の一例である被記録媒体積畳部15と、当該被記録媒体積畳部15に積畳された被記録媒体を1単位ずつに分離して給送可能に構成された給送部20と、当該給送部20から給送された被記録媒体に記録を実行する記録部11と、を備えている。
【0032】
該記録部11には、「液体噴射実行手段」の一例である記録実行手段10として被記録媒体にインク(液体)を吐出(噴射)する記録ヘッド(液体噴射ヘッド)100を備えたキャリッジ101と、該キャリッジ101を支持するキャリッジガイド軸103と、記録ヘッド100と対向するように設けられたプラテン104と、記録実行手段10の上流側に位置して、被記録媒体をプラテン104に沿って記録ヘッド100と対向する状態で搬送する搬送手段として搬送用ローラ対27と、記録ヘッド100の下流側に位置して、被記録媒体を記録装置の外部に向けて送る排出手段として排出用ローラ対31と、が備えられている。
【0033】
後述する給送部20から記録部11に向けて給送された被記録媒体は、前記搬送ローラ対27に達して、当該搬送ローラ対27に挟持される。搬送ローラ対27は、挟持した被記録媒体をプラテン104に沿って間欠的に一定量ずつ搬送する。前記キャリッジ101は、被記録媒体が一定量送られる毎に、紙面表裏方向に伸びるキャリッジガイド軸103に沿って往復移動する。
【0034】
当該移動中に前記記録ヘッド100が被記録媒体に向けてインクを吐出することで記録が実行され、被記録媒体はそのまま下流側へと送られて、排出用ローラ対31に達して、当該排出用ローラ対31に挟持される。排出用ローラ対31は、挟持した被記録媒体をさらに下流へと送ることで、記録実行領域から被記録媒体を排出し、当該被記録媒体は、補助ローラ34にガイドされて、記録装置の外部へと排出される。
【0035】
被記録媒体の搬送経路の上流に位置する被記録媒体積畳部15には、積畳された被記録媒体を支持して当該被記録媒体を積畳方向に往復移動可能なホッパ203が備えられ、図2に示すように該ホッパ203の側方(図1についての紙面表裏方向表面側)には、動力伝達装置150が備えられている。図2に示すように、当該動力伝達装置150には前記ホッパ203を駆動するホッパ制御軸91が設けられたホッパ駆動部200と、駆動源である駆動モータ50からの動力を当該ホッパ駆動部200に動力を伝達する第1歯車列151と、前記駆動モータ50からの動力をポンプ55に伝達する第2歯車列152が設けられている。
【0036】
本実施例において、第1歯車列151は、駆動源である駆動モータ50から複数の制御軸(ホッパ制御軸91と第3制御軸72)に動力を伝達するように構成されている。また、第1歯車列151の減速比は、両制御軸同士の、すなわち第3制御軸72とホッパ制御軸91との互いの回転数の比が、1対1と成るように設定されており、両制御軸72、91は予め定まられた位相で回転するように構成されている。
【0037】
まず当該動力伝達装置150に備えられた第1歯車列151と第2歯車列152の構成について説明することで、動力の伝達される経路を明らかにする。
【0038】
図3に示すように、第1歯車列151は、駆動モータ50の出力軸に備えられたピニオンギア50aと、該ピニオンギア50aと歯合する第1太陽歯車61と、該第1太陽歯車61と一体的に回転する第2太陽歯車62と、該第2太陽歯車62と歯合する遊星歯車63と、該遊星歯車63と歯合する第3歯車71と、当該第3歯車71と歯合する第4歯車73と、該第4歯車73と歯合する第5歯車75と、該第5歯車75と一体的に回転する第6歯車76と、前記第5歯車75と歯合する第7歯車77と、該第7歯車77と歯合して前記ホッパ制御軸91と一体的に回転するように構成された第8歯車79と、を備えている。
【0039】
また、第3制御軸72(図2)は、第3歯車71の回転軸である第3歯車軸71a及び後述する位相管理クラッチ170(図4、図5参照)を介して、動力を受けて回転可能であるように設けられており、図4に示すように、当該第3制御軸72は、フレーム5に回転自在であり、且つ第3制御軸72の軸線方向にスライド可能であるように支持されている。
【0040】
第3制御軸72は、被記録媒体を単位数ずつに分離して給送可能な給送部20に設けられた「分離手段24」の一例であるリバースローラ23を給送ローラ21から離間するように駆動するレリースカム72aと、前記リバースローラ23上に留められた被記録媒体を前記ホッパ203に向けて戻す「戻し手段18」の一例である戻しレバー17を駆動する戻しレバー用カム72b(図5参照)と、を備えており、「分離手段24」(リバースローラ23)を駆動する「分離手段制御軸24a」と、「戻し手段18」(戻しレバー17)を駆動する「戻し手段制御軸18a」とを兼ねている。給送部20の詳細については後述する。
【0041】
図2に示すように、本実施例に係る記録装置には、前記ホッパ制御軸91の位相を検出する位相検出手段85と、前記ホッパ制御軸91の回転量を計測可能な制御部87と、が備えられており、前記位相検出手段85は、外縁部にスリット81aを有して前記ホッパ制御軸91と一体的に回転する位相検出円盤81と、当該外縁部を跨ぐように設けられたセンサ83と、を備えている。ホッパ駆動部200の詳細については後述する。
【0042】
尚、第2太陽歯車62の回転軸である太陽歯車軸62aには、開口部66を有する回動アーム64が回動自在に設けられ、前記遊星歯車63の回転軸である遊星歯車軸63aは当該回動アーム64に設けられており、当該遊星歯車63が回動アーム64と共に当該太陽歯車軸62aを中心に回動可能であるように構成されている。
【0043】
すなわち、当該遊星歯車63は、前記遊星歯車軸63a回りに回転可能であり、且つ前記太陽歯車軸62aに対して公転可能である。ここで、太陽歯車軸62aと遊星歯車軸63aとの距離は一定であるため、遊星歯車63が太陽歯車軸62aに対して公転しても、第2太陽歯車62と遊星歯車63は常に歯合している。
【0044】
したがって、遊星歯車63は、第2太陽歯車63と歯合したまま公転することによって、第3歯車71と接離可能であり、第2太陽歯車62(第1太陽歯車61)が駆動モータ50によって、図3における反時計回りに回転されると、回動アーム64と共に遊星歯車63は太陽歯車軸62a回りに図3における反時計回りに回動するため、当該遊星歯車63は、第3歯車71に接近して互いに歯合して第1歯車列151全体に動力が伝達される。
【0045】
逆に、第2太陽歯車62(第1太陽歯車61)が駆動モータ50によって、図3における時計回りに回転されると、回動アーム64と共に遊星歯車63は太陽歯車軸62a回りに図3における時計回りに回動するため、当該遊星歯車63は、第3歯車71から互いに歯合しない位置まで離間して第3歯車71からホッパカム93側に対する動力が切断されるように構成されている。
【0046】
そのため、第3歯車71からホッパ駆動部200側に位置する歯車は基本的には一方向(第2太陽歯車62が図3における反時計回りに回転する方向であり、以下、正転方向とする)にのみ回転するように構成されている。
【0047】
したがって、動力伝達装置150は、複数の制御軸(第3制御軸72とホッパ制御軸91)と、該制御軸72、91を駆動する駆動モータ50と、を備え、各制御軸72、91に駆動モータの動力を伝達して、予め定められた位相で正転方向に回転させるように構成されている。
【0048】
尚、前記回動アーム64の開口部66には、フレーム5に固定されたピン65が挿通しており、当該ピンによって回動アーム64の可動範囲、及び前記遊星歯車63の公転可能な範囲が規制されている。
【0049】
動力伝達装置150に備えられた第2歯車列152は、図3に示すように、前記ピニオンギア50aと歯合する第9歯車161と、該第9歯車161と一体的に回転する第10歯車163と、該第10歯車163と歯合する第11歯車165と、該第11歯車165と歯合する第12歯車167と、を備えて前記ポンプ55に動力を伝達している。本実施例において、駆動モータ50の駆動力はポンプ55に対して常に伝達されるが、第1歯車列151側と同様に駆動モータ50の駆動方向によって動力が伝達されたり、切断されるように構成しても良い。
【0050】
動力伝達装置150は、前記第3制御軸72と前記ホッパ制御軸91を予め定められた位相で正転方向に回転させるように構成されているが、駆動モータ50が逆転方向(第2太陽歯車62が図3における時計回りに回転する方向)に回転している際に、回動アーム64に対して図3における反時計回りの方向のトルクを強制的に加えることで、第3制御軸72及びホッパ制御軸91を逆転方向に回転させることができる。また、駆動モータ50が逆転方向(第2太陽歯車62が図3における時計回りに回転する方向)に回転する際に、強制的なトルク等を前記回動アーム64に加えなくても、遊星歯車63と第3歯車71とが離れず歯合したままの状態が保たれて、第3歯車71からホッパカム93側に位置する歯車が逆転方向に回転することもまれにある。
【0051】
各制御軸72、91を逆転方向に回転させることは可能であるが、図4に示すように第3制御軸72には、レリースカム72aや、戻しレバー用カム72bが設けられており、当該第3制御軸72を逆転方向に回転させると、当該各カム72a、72bは、対応する各カムフォロア部(リバースローラ23の支持軸を保持するリバースローラホルダ23cに設けられたレリース用カムフォロア部43や戻しレバー17に設けられた戻しレバー・カムフォロア部117)の背面に接触する。各カムフォロア部43、117は、背面から押圧されても動かないように構成されており、第3制御軸72の逆転方向の回転を阻止する逆転阻止部41として作用する。各カムフォロア部43、117については後述する。
【0052】
したがって、駆動モータ50が第3歯車71及びを第3制御軸72を逆転方向に回転させると、当該第3制御軸72は、前記逆転阻止部41によって逆転方向の回転を止められ、当該第3制御軸72及び逆転阻止部41には、過負荷が加わることになる。
そこで、既述したように、駆動モータ50から第3制御軸72への動力伝達は、位相管理クラッチ170を介して行われる。
【0053】
当該位相管理クラッチ170は、駆動モータ50が各制御軸72、91を逆転方向に回転させて、第3制御軸72が逆転阻止部41によって当該逆転方向の回転を止められると、当該逆転阻止部41に止められた第3制御軸72への動力を遮断するように設けられている。第3制御軸72への動力が遮断されることによって、当該第3制御軸72は回転しない(当該第3制御軸72が停止した)回転停止状態となる。
【0054】
また、駆動モータ50の逆転方向の回転が第3歯車71に伝達されると、第3制御軸72は回転停止状態となるため、当該第3制御軸72とそのまま逆転方向の回転を続ける第3歯車71との位相は、ずれることとなり、同時に当該第3制御軸72とホッパ制御軸91との位相も、ずれることとなる。
【0055】
位相管理クラッチ170は、係る場合にホッパ制御軸91と第3制御軸72との位相が一時的にずれても、駆動モータ50が前記各制御軸72、91を回転させる方向が、逆転方向から再び正転方向の回転となると、前記制御軸同士が前記予め定められた位相に復帰して正転方向に回転する、ように構成されている。
【0056】
以下、位相管理クラッチ170の詳細について説明する。
図5は、ホッパ側(図3の紙面裏側)から見たホッパ駆動部200及び給紙部20を示す斜視図であり、図4のフレーム5を除いた状態で位相管理クラッチ170近傍を拡大した図でもある。図5は、説明を容易にするために、動力伝達装置150の駆動モータ50からポンプ55側に動力を伝達する第2歯車列152及びピックアップローラ25については省略している。
【0057】
図5に示すように、本発明に係る位相管理クラッチ170は、第3歯車71と第3制御軸72との間に設けられ、当該位相管理クラッチ170は、駆動側部材174と従動側部材176とを備えている。
【0058】
前記駆動側部材174は、図6に示すように、第3歯車71から伸びる段付の筒状部172に備えられている。一方、前記従動側部材176は、第3制御軸72と一体的に回転するように設けられている。
【0059】
前記駆動側部材174を備えた前記円筒部172の中心には穴172cが設けられており、当該穴172cには前記従動側部材176から伸びる軸端部72cが挿入され、円筒部172と軸端部72cは互いに回転可能であるように構成されている。
【0060】
前記筒状部172は、大径部分172aと小径部分172bを有する段付の形状であって、本実施例において当該円筒部172は、図4に示すように、その小径部分172bがフレーム5によって支持され、当該フレーム5に対して回転自在に設けられている。すなわち、駆動側部材174を備えた円筒部172は、第3制御軸72の一端(軸端部72c)を支持する軸受けを兼ねるように形成されている。
【0061】
円筒部172に備えられた駆動側部材174は当接部175を有し、当該当接部175は第3制御軸71と一体的に回転するように設けられた従動側部材176に向かって突出するように設けられている。
【0062】
既述したように、従動側部材176は、第3制御軸72と一体的に回転するように設けられており、当該従動側部材176には、図7に示すように、前記当接部175が当接可能な掛止部177が備えられ、駆動側部材174と従動側部材176は、駆動側部材174が正転方向に回転すると、動力伝達可能で有るように互いに当接し、駆動モータ50からの動力を当該従動側部材176及び第3制御軸72に伝達可能であるように構成されている。
【0063】
また、図7に示すように、従動側部材176は、駆動側部材174が逆転した際に、第3制御軸72に動力が伝達されないように、前記当接部175と前記掛止部177とが引っ掛からないように、傾斜面178が設けられている。
【0064】
より詳細には、図8に示すように、駆動側部材174の当接部175に形成された駆動側凹凸部175aと、当該駆動側凹凸部175aが引っ掛かるように従動側部材176の掛止部177に設けられた従動側凹凸部177aと、が嵌合しており、正転方向に回転すると、前記当接部175が前記掛止部177に引っ掛かって一体的に正転方向に回転して、動力伝達可能となっている。
【0065】
位相管理クラッチ170は、駆動側部材174が正転方向に回転すると従動側部材176へと動力伝達が可能であるように構成されている一方で、駆動側部材176が逆転方向に回転すると動力伝達を回避(遮断)するように構成されている。
【0066】
すなわち、既述したように、従動側部材176は第3制御軸72と共に、当該第3制御軸72の軸線方向にスライド可能であるように設けられ、さらに図4に示すように、第3制御軸72とフレーム5の間には、従動側部材176を駆動側部材174に向けて付勢する「付勢手段」として圧縮ばね180が備えられている。そして、従動側部材176は、駆動側部材174の当接部175が摺動可能な傾斜面178を備えており、駆動側部材174が逆転方向に回転すると、当接部175は、逆転阻止部41に止められて回転停止状態にある従動側部材176の傾斜面178上を摺動しつつ当該傾斜面178を押圧して、従動側部材176を圧縮ばね180の付勢力に対抗して第3制御軸172の軸線方向にスライドさせるように構成されている。
【0067】
図9は駆動側部材174が逆転方向に回転し、動力伝達を回避する過程を示しており、図9(a)は、駆動側部材174と従動側部材176及び第3制御軸72が逆転方向に回転して、リレースカム72aが逆転阻止部41であるリバースローラホルダ23cの背面に当接した直後を示しており、駆動側凹凸部175aと従動側凹凸部177aとの嵌合がはずれた状態にある。
【0068】
図9(a)の状態からさらに、駆動側部材174が逆転方向に回転すると、図9(b)に示すように、当接部175が紙面表裏方向の裏面側から表面側へと回り込むようにして傾斜面178上を摺動しつつ当該傾斜面178を押圧して、徐々に従動側部材176と第3制御軸72とを、駆動側部材174から遠ざかるようにスライドさせる。
【0069】
図9(b)の状態からさらに、駆動側部材174が逆転方向に回転すると、図9(c)に示すように、当接部175は傾斜面178を当該当接部175の端面まで押し切り、このとき圧縮ばね180は最も縮んだ状態をとなる。
【0070】
図9(d)は、駆動側部材174が図8の状態から逆転方向に1回転する直前を示しており、この後さらに駆動側部材174が逆転方向に回転すると、従動側凹凸部177aは、駆動側凹凸部175aから離れると共に、圧縮ばね180の付勢力によって、円筒部172の端面に向けて押し付けられて、再び図9(a)の状態となる。
【0071】
そして、さらに駆動側部材174が逆転方向に2周目の回転を始めると、再び図9(b)の状態となって、当接部175が傾斜面178上を摺動しつつ押圧し、従動側部材176が第3制御軸72の軸線方向にスライドする動作が繰り返される。
【0072】
尚、第1歯車列151が逆転方向に回転する時には、第3制御軸72への動力伝達を回避するように構成されていれば良く、必ずしも従動側部材176が第3制御軸72の軸線方向にスライドする必要はない。例えば、駆動側部材174と従動側部材176の位相が予め定められた位相となる位置でのみ動力伝達可能な摩擦クラッチが備えられ、制御軸が逆転して逆転阻止部に止められた後は、制御軸と共に従動側部材が回転停止状態となることで、回転停止状態の従動側部材と逆転方向の回転を続ける駆動側部材との間で滑りが生じて、当該制御軸及び逆転阻止部への動力伝達が回避さるように構成されていても良い。
【0073】
本実施例において、逆転方向に回転していた第3歯車71が再び正転方向に回転し始めると、図9のどの状態にあっても、第3歯車71が1回転する間に、駆動側凹凸部175aは従動側凹凸部177aに引っ掛かって互いに嵌合し、駆動側部材174と従動側部材176が一体的に正転方向に回転して、再び図4、図5に示すように、第3歯車71に伝えられた動力が第3制御軸72まで伝達されて、レリースカム72aがリバースローラホルダ23cの下部に設けられたレリース用カムフォロア部43を押圧可能な状態となる。
【0074】
次に、被記録媒体積畳部15に備えられたホッパ203を駆動するホッパ制御軸91を備えたホッパ駆動部200と、被記録媒体を単位数ずつ記録部11に向けて給送するように構成された給送部20の構成について説明し、続いて逆転阻止部(各カムフォロア部43、117)41について説明し、その後、本発明に係る位相管理クラッチ170は、第3制御軸72とホッパ制御軸91が逆転方向に回転されて互いの位相にずれが生じても、再び正転方向に回転されると予め定まられた位相に復帰するように構成されていることについて説明する。
【0075】
図2に示すように、ホッパ駆動部200には、前記ホッパ203の下方に位置してホッパレバー揺動中心205a回りに揺動するホッパレバー205を有しており、該ホッパレバー205は、図4に示すようにE字状に形成され、上面にホッパレバー・カムフォロア部207が設けられた1本のアーム部205cと、該アーム部205cと平行でホッパ203の下方に位置する2本の作用部205bを備えている。
【0076】
また、前記アーム部205cとフレーム5に設けられた取付部226との間には前記ホッパレバー205を引き上げるように設けられた引っ張りばね225が備えられている。
【0077】
前記ホッパレバー・カムフォロア部207の上方には、前記第8歯車79と一体的に回転するホッパ制御軸91が備えられており、当該ホッパ制御軸72と一体的に回転するホッパカム93には、前記引っ張りばね225の付勢力によって前記ホッパー・カムフォロア部207が押圧されている。
【0078】
したがって、当該ホッパー・カムフォロア部207は、ホッパ制御軸91回りに回転するホッパカム93の周面に押し下げられる一方で、前記引っ張りばね225に引き上げられることで、前記ホッパカム93の周面に追従し、前記ホッパレバー揺動中心205a回りに揺動する。同時にホッパレバー205もホッパレバー・カムフォロア部207と一体となって揺動する。
【0079】
尚、図4に示すようにホッパ制御軸91は、フレーム5に支持され、当該フレーム5に対して回転自在であるように備えられており、第1歯車列151を介して駆動モータ50からの動力を受けて回転する。
【0080】
またホッパレバー205の作用部205bはホッパ203の下部と当接しているため、ホッパレバー205の揺動によって、当該ホッパ203もホッパ揺動中心203a回りに揺動する。そして、ホッパ203に支持された被記録媒体を積畳方向に往復移動させることができるように構成されている。
【0081】
前記位相検出手段85の基準位置を、図3又は図5に示すように、前記スリット81aと前記センサ83とが重なる位置とすると、当該基準位置においてホッパレバー205は最も押し下げられた位置にあり、ホッパ203もホッパ203自体の自重及び被記録媒体の自重によって下方に位置している。尚、本実施例においてホッパカム93が1回転すると、ホッパレバー205は揺動可能な範囲を1往復するように構成されている。
【0082】
続いて、給紙部20の詳細について説明する。図1に示すように、給送部20は被記録媒体積畳部15の下流側に位置して、ピックアップローラ25と、給送ローラ21とリバースローラ23と、を備えており、ピックアップローラ25は、前記ホッパ203が被記録媒体積畳部15に積畳された被記録媒体を押し上げることによって、被記録媒体が押圧可能であるように構成されている。
【0083】
ピックアップローラ25は、符号SFの方向に回転することで、下方から押圧された被記録媒体を給送ローラ21及びリバースローラ23に向けて送出すように構成されている。
【0084】
給送ローラ21は、ピックアップローラ25から送られた被記録媒体をさらに下流側に位置する記録部11に向けて給送するように、符号AFの方向に回転し、リバースローラ23は、被記録媒体を上流側に戻すように、符号RRの方向に回転するように構成されている。
【0085】
さらにリバースローラ23は、給送ローラ21に対して接離可能で、被記録媒体の給送時には、被記録媒体は給送ローラ21とリバースローラ23との間に挟持された状態で給送ローラ21の回転によって下流へと給送される。
【0086】
また、リバースローラ23は、支持軸23aに対してトルクリミッタ23bを介して設けられており、当該リバースローラ23に対して被記録媒体を給送する方向の負荷トルクが加わり、当該負荷トルクが所定の負荷トルクを上回ると、当該リバースローラ23は被記録媒体を下流に位置する記録部11向けて給送する方向に回転するように構成されている。そして、給送ローラ21とリバースローラ23との間に挟持された被給送体が1単位の場合には、給送ローラ21が当該被給送体を介してリバースローラ23を駆動し、リバースローラ23は被記録媒体を下流に位置する記録部11向けて給送する方向に回転する
したがって、被記録媒体を給送する際には、図1に示すように、ホッパ203が押し上げられて、積畳された被記録媒体がピックアップローラ23に押圧されて、ピックアップローラ25が回転することによって、被記録媒体は給送ローラ21及びリバースローラ23に向けて送出される。送出された被記録媒体は、被記録媒体は給送ローラ21とリバースローラ23に挟持されて、両ローラ21、23の回転によって、記録部11に向けて単位数ずつ給送される。すなわち、最上位に位置する被記録媒体のみを給送して、次位以下の被記録媒体をリバースローラ23上に留める。
【0087】
リバースローラ23上に留められた被記録媒体は、第3制御軸72沿いにリバースローラ23と並んで設けられた「戻し手段18」の一例である戻しレバー17によってホッパ203に向けて戻される。
【0088】
図5に示すように第3制御軸72沿いには、リバースローラ23と並んで、当該リバースローラ23上に留められた被記録媒体をホッパ203へと戻す「戻し手段18」として戻しレバー17が備えられている。該戻しレバー17は、戻しレバー軸17a回りに回転自在に設けられ、下部に戻しレバー・カムフォロア部117を有し、下部の背面には当該戻しレバー・カムフォロア部117を第3制御軸72の方向に付勢するレバー付勢手段19が備えられている。尚、図1、図2については、説明を容易にするため、戻しレバー17を図示していない。
【0089】
第3制御軸72に設けられた戻しレバー用カム72bは、当該第3制御軸72が正転方向に回転することで、前記戻しレバー・カムフォロア部117を押圧して、戻しレバー17を駆動するように構成されている。
【0090】
第3歯車71が正転方向に回転すると、レリースカム72aはレリース用カムフォロア部43を押圧し、戻しレバー用カム72bは、戻しレバー・カムフォロア部117を押圧してリバースローラ23上の被記録媒体をホッパ203に向けて戻すように動作する。
【0091】
すなわち、図10に示すように、リバースローラ23は、給送ローラ21から離間して、被記録媒体が挟持されない状態となり、戻しレバー17は、リバースローラ23上の被記録媒体を押し戻す。また、既述したように、基準位置においてホッパ203は、下方に位置するため、ピックアップローラ25とホッパ203に積畳された被記録媒体とは離間しており、前記押し戻される被記録媒体は、積畳された被記録媒体の上面を滑るようにしてホッパ203上へと戻る。
【0092】
第3制御軸72がさらに正転方向に回転すると、レリースカム72aはレリース用カムフォロア部43から離間し、リバースローラ23は前記リバースローラ付勢手段によってリバースローラホルダ23cと共に再び給送ローラへと向けて押し戻されて、戻しレバー用カム72bはレバー付勢手段によって戻しレバー・カムフォロア部117から離間し、戻しレバー17は上部が前記制止部材120と当接する待機位置まで戻される。
【0093】
続いて、逆転阻止手段(レリ−ス用カムフォロア部43、戻しレバー・カムフォロア部117)41について説明する。図11に示すように、リバースローラ23の支持軸23aは、リバースローラホルダ23cに支持されており、当該リバースローラホルダ23cの上端部にはフレーム5との接続部45が設けられ、当該接続部45は、フレーム5に設けられた保持部47に保持されている。
【0094】
リバースローラホルダ23cは、接続部45を支点として、リバースローラ23の支持軸23aと平行な軸回りに回転可能であるように構成されている。さらに、リバースローラホルダ23cは、図示しないリバースローラ付勢手段によって給送ローラ21に向けて付勢されている。尚、図1、図2、図10については、説明を容易にするため、リバースローラホルダ23cを図示していない。
【0095】
また図4に示すように、リバースローラホルダ23cの下部には、レリース用カムフォロア部43が設けられており、前記第3制御軸72が正転方向に回転させてレリ−スカム72aによって、当該レリース用カムフォロア部43を前記リバースローラ付勢手段に対抗するように押圧することで、リバースローラ23を給送ローラ21から離間させることができる。
すなわち、リバースローラ23を離間させることによって、被記録媒体がリバースローラ23と給送ローラ21との間に挟持されていない状態を作り出すことができる。
【0096】
第3制御軸72が逆転方向に回転すると、レリースカム72aは前記レリース用カムフォロア部43の背面と当接する。リバースローラ23は、図5に示すように、給送ローラ21に向けて押圧されており、それ以上、給送ローラ21に向かって動かず、レリース用カムフォロア部43は、逆転方向に回転するレリースカム72aの回転を阻止する逆転阻止部41として作用する。
【0097】
図4の符号120は、フレーム5から伸びる制止部材120であり、前記レバー付勢手段19は、戻しレバー17の上部が当該制止部材120と当接するように当該戻しレバー17を付勢して当該戻しレバー17を待機位置に留める。
【0098】
また戻しレバー17が、制止部材120によって待機位置に留められるため、第3制御軸72が逆転方向に回転して、戻しレバー用カム72bが、前記戻しレバー・カムフォロア部117の背面に当接しても、当該戻しレバー17は、それ以上動かず、前記リバースローラホルダ23cと同様に、逆転阻止部41として作用する。
【0099】
続いて、本発明に係る位相管理クラッチ170は、第3制御軸72とホッパ制御軸91が逆転方向に回転されて互いの位相にずれが生じても、再び正転方向に回転されると予め定められた位相に復帰するように構成されていることについて説明する。
【0100】
例えば図5に示す位置にある第3制御軸72が、正転方向に回転を始めて1回転すると、当該第3制御軸72は再び図5の状態へと戻り(駆動側凹凸部175aが同じ位置に戻る)、既述したように、位相検出円盤81と一体的に回転するホッパ制御軸91と第3制御軸72は、互いの回転数の比が1対1となるように第1歯車列151の減速比が設定されているため、位相検出円盤81も図5の状態、すなわち、基準位置へと戻る。
【0101】
第3歯車71が逆転方向に回転した際には、第3制御軸72は逆転阻止部41と当接した後、図9のように駆動側凹凸部175aと従動側凹凸部177aとの嵌合がはずれて位相管理クラッチ170によって動力が遮断される。そして第3制御軸の回転が止められているために、ホッパ制御軸91と第3制御軸72との位相にずれが生じる。
【0102】
したがって、第3歯車71が逆転した際には、位相検出円盤81が基準位置にあっても、第3制御軸72と当該第3制御軸72と一体的に回転する従動側部材176の位置は当該図5に示す位置からずれることになる。
【0103】
ただし、駆動側部材174については、第3歯車71と一体的に回転するように構成されており、逆転方向に回転しても動力は遮断されず、常に回転している。すなわち、当該第3歯車は、位相検出円盤81と、常に一定の位相を保って回転し、位相検出円盤81が基準位置にあるとき、第3歯車71も駆動側部材174も基準位置に位置する。
【0104】
したがって、位相検出円盤81が基準位置にあるとき、例えば、駆動側凹凸部175aが図5に示す位置にあるならば、第1歯車列151がどのように回転した後であっても、位相検出円盤81が基準位置に戻ると、駆動側凹凸部175aも図5に示す位置に戻る。
【0105】
位相管理クラッチ170全体としてみると、逆転方向の回転が生じると図9に示すように、第3制御軸72及び従動側部材176は、位相検出円盤81に対して位相がずれてしまうが、既述したように駆動側部材174は、位相検出円盤81との位相が保たれている。図9に示すように駆動側凹凸部175aと従動側凹凸部177aとがはずれた状態にあっても、そこから正転方向の回転を開始すると、駆動側部材174は、位相検出円盤81との位相が保たれたまま、正転方向の回転を開始し、駆動側凹凸部175aが従動側凹凸部177aと引っ掛かった後、駆動側凹凸部175aと従動側凹凸部177aとが互いに嵌合して、ホッパ制御軸91と第3制御軸72との位相が予め定められた位相に復帰する。したがって、この正転方向の回転開始から、駆動側凹凸部175aと従動側凹凸部177aとが互いに嵌合するまでの復帰動作の後、正常な被記録媒体の給送が可能となる。
【0106】
本実施例においては、制御部87は、センサ83から送られるスリット81aの検出信号を元に復帰動作を開始してからの位相検出円盤81の回転量を計測して、当該回転量が予め定められた回転量を超えると、復帰動作に十分な回転量の正転方向の回転があったと判断し、記録装置の給送部20が被記録媒体を新たに給送することを許容する。
【0107】
より具体的には、位相検出円盤81が正転方向に回転するように駆動モータ50によって第1歯車列151を駆動し、前記復帰動作を開始してからセンサ83が位相検出円盤81のスリット81aを検出するたびに、当該センサ83からスリット81aを検出した検出信号が制御部87へと送られ、該制御部87は復帰動作開始した後、当該検出信号を2回受け取ると、復帰動作に十分な回転量の正転方向の回転があったと判断し、記録装置の給送部20が被記録媒体を新たに給送することを許容する。
【0108】
尚、復帰動作の確実性を増すために、センサ83が位相検出円盤81の基準位置を3回以上検出した後に、記録装置の給送部20が被記録媒体を新たに給送することを許容しても良い。また、ロータリエンコーダ等の他のセンサによって、回転量を計測し、制御部87によって回転量が復帰動作に十分であるか判断させるように構成しても良い。
【0109】
【図面の簡単な説明】
【図1】記録装置の主要部を側面から示す要部拡大図。
【図2】ホッパ駆動部を備えた動力伝達装置を示す斜視図。
【図3】動力伝達装置の側面図。
【図4】各制御軸がフレームに備えられた状態を示す斜視図。
【図5】ホッパ側からのホッパ駆動部及び給紙部についての斜視図。
【図6】本願発明に係る位相管理クラッチの分解組み立て図。
【図7】従動側部材の拡大図。
【図8】本発明に係る位相管理クラッチの正面図。
【図9】本発明に係る位相管理クラッチの動作を示す図。
【図10】給紙部についての側面からの拡大図。
【図11】給紙部に備えられたリバースローラ近傍の上方からの斜視図。
【符号の説明】
17 戻しレバー、 17a 戻しレバー軸、 18 戻し手段、
18a 戻し手段制御軸、 19 レバー付勢手段、 20 給紙部、
21 給紙ローラ、 23 リバースローラ、 23a 支持軸、
23b トルクリミッタ、 23c リバースローラホルダ、
24 分離手段、 24a 分離手段制御軸、 41 逆転阻止部、
43 レリース用カムフォロア部、 45 接続部、 47 保持部、
71 第3歯車、 72 第3制御軸、 72a レリースカム、
72b 戻しレバー用カム、 73 第4歯車、 75 第5歯車、
76 第6歯車、 77 第7歯車、 79 第8歯車、
81 位相検出円盤、 81a スリット、 83 センサ、
85 位相検出手段、 91 ホッパ制御軸、
117 戻しレバー・カムフォロア部、 120 制止部材、
150 動力伝達装置、 151 第1歯車列、 170 位相管理クラッチ、
172 円筒部、 172a 大径部分、 172b 小径部分、
174 駆動側部材、 175 当接部、 175a 駆動側凹凸部、
176 従動側部材、 177 掛止部、 177a 従動側凹凸部

Claims (6)

  1. 複数の制御軸と、該制御軸を駆動する駆動源と、を備え、前記各制御軸に前記駆動源の動力を伝達して、前記制御軸同士を予め定められた位相で正転方向に回転させるように構成された動力伝達装置において、前記駆動源が前記制御軸を逆転方向に回転させて、少なくとも1つの制御軸が逆転阻止部によって当該逆転方向の回転を止められると、当該逆転阻止部に止められた制御軸への動力を遮断するように設けられた位相管理クラッチであって、
    前記駆動源が前記制御軸を回転させる方向が、前記逆転方向から再び前記正転方向の回転となると、前記制御軸同士が前記予め定められた位相に復帰して前記正転方向に回転する、ように構成されていることを特徴とする位相管理クラッチ。
  2. 請求項1において、前記位相管理クラッチは、駆動側部材と従動側部材とを備え、前記駆動側部材は、前記動力源からの動力を前記従動側部材に伝達可能に構成され、前記従動側部材は、前記制御軸と一体的に回転するように設けられており、
    前記駆動側部材と前記従動側部材は、前記駆動側部材が前記正転方向に回転すると、動力伝達可能で有るように互いに当接し、且つ前記駆動側部材が前記逆転方向に回転すると動力伝達を回避するように構成されていることを特徴とする位相管理クラッチ。
  3. 請求項2において、前記位相管理クラッチは、前記従動側部材を前記駆動側部材に向けて押圧する付勢手段を備え、
    前記駆動側部材は、前記従動側部材に向かって突出するように設けられた当接部を有し、
    前記従動側部材は、前記当接部が引っ掛かる掛止部と前記当接部が摺動可能な傾斜面とを有し、
    前記駆動側部材が正転方向に回転すると、前記当接部が前記掛止部に引っ掛かって、前記駆動側部材と前記従動側部材が一体的に正転方向に回転し、
    前記駆動側部材が逆転方向に回転すると、前記当接部は、前記逆転阻止部に止められて回転停止状態にある前記従動側部材の前記傾斜面上を摺動しつつ当該傾斜面を押圧して、前記従動側部材を前記付勢手段の付勢力に対抗して前記軸線方向にスライドさせるように構成されていることを特徴とする位相管理クラッチ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の位相管理クラッチと、前記制御軸の位相を検出する位相検出手段と、前記制御軸の回転量を計測可能な制御部と、を備えていることを特徴とする記録装置。
  5. 動力源から複数の制御軸に動力を伝達するように構成された動力伝達装置と、
    被記録媒体積畳部に積畳された被記録媒体を支持して当該被記録媒体を積畳方向に往復移動可能なホッパと、該ホッパを駆動するホッパ制御軸が設けられたホッパ駆動部と、
    前記被記録媒体を単位数ずつに分離して給送可能であるように構成された給送部に設けられた分離手段と、
    該分離手段に留められた被記録媒体を前記ホッパに向けて戻す戻し手段と、を備えた記録装置であって、
    前記動力伝達装置は、前記ホッパ制御軸と、前記分離手段を駆動する分離手段制御軸と、戻し手段を駆動する戻し手段制御軸と、を備えており、
    当該動力伝達装置が、請求項1から3のいずれか一項に記載の動力伝達装置であることを特徴とする記録装置。
  6. 動力源から複数の制御軸に動力を伝達するように構成された動力伝達装置と、
    被噴射媒体積畳部に積畳された被噴射媒体を支持して当該被噴射媒体を積畳方向に往復移動可能なホッパと、該ホッパを駆動するホッパ制御軸が設けられたホッパ駆動部と、
    前記被噴射媒体を単位数ずつに分離して給送可能であるように構成された給送部に設けられた分離手段と、
    前記分離手段に留められた被噴射媒体を前記ホッパに向けて戻す戻し手段と、を備えた液体噴射装置であって、
    前記動力伝達装置は、前記ホッパ制御軸と、前記分離手段を駆動する分離手段制御軸と、戻し手段を駆動する戻し手段制御軸と、を備えており、
    当該動力伝達装置が、請求項1から3のいずれか一項に記載の動力伝達装置であることを特徴とする液体噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012180216A (ja) * 2011-03-03 2012-09-20 Seiko Epson Corp 媒体搬送装置、スキャナ装置、記録装置

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