JP2004300879A - 排水管路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】S字状トラップの導出端の内径より小さい内径を有する排出管を使用する場合であっても、排水をスムーズに行って異音の発生を極力抑えたが排水管路装置を提供すること。
【解決手段】S字状トラップ1下方の第3垂直管26先端の拡径部30の内径30aが、この内径30aより小さい内径を有する排水用ホース14と接続されている排水管路装置であって、拡径部30上方の第3垂直管26内を流れてきた排水Wの大部分が直接排水用ホース14に導入されるようにエッジ部26を設ける。これにより、拡径部30内に排水Wが滞留することがなく、この拡径部30より上流部側にはピストン状下降流が形成し難くなり、異音の発生を抑制することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排水が排水投入側管路より投入されるS字状トラップの導出端が、該導出端の内径よりの小さい内径を有する排出管路と接続されている排水管路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、洗面台等の下部に設けたS字状トラップを設けた排水管路装置は、特許文献1の「排水トラップ」に記載の如く周知である。図5は前記特許文献1に記載のS字状トラップ部を有する排水管路装置の部分側断面図を示したもので、排水投入側管路より排水が第1下降部01、上昇部02及び第2下降部03から成るS字状トラップ04を経て、S字状トラップ04の導出部05と接続された図示しない排出管路へと流れて排出される。そしてこのS字状トラップ04の封水部06のところで下水側からの臭気が逆流しないようにしている。
【0003】
このような排水管路装置において、例えば、洗面台に溜めてある水を、栓をあけて一気に排水した場合に、溜め水がS字状トラップ04に排出された直後にズルーないしゴボゴボといった異音の発生を防止するために、第2下降部03の上部に凸部07を設け、第2下降部03内にピストン状の下降水流が発生しないようにしたものが知られていた(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−333784号公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載の排水トラップは、そのS字状トラップの導出端が、該導出端の内径とほぼ等しいか大きい内径を有する排出管を使用する場合には問題がないが、近年、S字状トラップの導出端と接続される排出管路が低コスト化の影響を受けて細径化傾向にあり、S字状トラップの導出端の内径より小さい内径を有する排出管を使用する場合は、排水がスムーズに行われず異音の発生が避けられなかった。
【0006】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、S字状トラップの導出端の内径より小さい内径を有する排出管を使用する場合であっても、排水をスムーズに行って異音の発生を極力抑えた排水管路装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の排水管路装置は、排水が排水投入側管路より投入されるS字状トラップの導出端が、該導出端の内径より小さい内径を有する排出管路と接続されている排水管路装置であって、前記導出端近傍にS字状トラップ内を流れてきた排水の大部分が直接排出管路に導入されるように構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、排水の大部分が直接排出管路に導入することで、S字状トラップの導出端のところで排水が留まって、導出端より上流部でピストン状下降流を形成しやすくなることが防げるので、異音の発生が抑制できる。
【0008】
本発明の排水管路装置において、前記導出端近傍のS字状トラップ内壁面に排水を排出管路に指向するエッジ部が形成されていることが好ましい。
このようにすれば、エッジ部を介して排水がスムーズに排出管路に流れるので、S字状トラップの導出端のところに排水が留まることが防げる。
【0009】
本発明の排水管路装置において、前記S字状トラップの導出端近傍に排水を排出管路に指向する漏斗体が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、漏斗体を設けることで排水がスムーズに排出管路に流れるので、S字状トラップの導出端のところに排水が留まることが防げる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0011】
図1は本発明の一実施形態に係る排水管路装置をシンク排水口に適用した流し台の断面側面図、図2は排水管路装置の一部を構成するS字状トラップの断面図、図3はS字状トラップへの導入部に投入される排水の状態を示す作用説明図である。
【0012】
図1に示す2は例えばキッチン流し台であって、このキッチン流し台2は、天板5の一部にシンク4が設けられていて、シンク4後方の上面には水道の蛇口6が臨むように配置されシンク4底面の一部に設けられた排水口8には、排水投入側管路となる大径管状の排水口本体10が設けられ、排水口本体10の底面排水口には継手12aを介してS字状トラップ1の導入部を構成する屈曲導入管18と液密に接続されると共に、S字状トラップ1の拡径部30の下端開口には継手12bを介して排水出口側管路となる蛇腹状の排水用ホース14が接続されている。
【0013】
S字状トラップ1は、図2に示すように、導入部となる屈曲導入管18と、これに連なる第1垂直管24と、この第1垂直管24より180度右側に湾曲して上方を向く下部湾曲部20と、この下部湾曲部20から上方に立ち上げられ、第1垂直管24と平行に近接配置されている第2垂直管25と、この第2垂直管25の上方にて180度右側に湾曲して下方に向く上部湾曲部22と、この上部湾曲部22の下方に第2垂直管25と平行に近接配置されて延びる第3垂直管26とにより構成され、第1垂直管24と下部湾曲部20と第2垂直管25とで封水部Hが形成されている。
【0014】
そして、第3垂直管26の下方には拡径部30が形成され、この拡径部30には蛇腹状の排水用ホース14が接続している。そして、拡径部30の内径30aに比し排水用ホース14内径が小径に形成されている排水用ホース14を使用する場合、拡径部30の外径に螺合される継手となる大径ナット12bによって係止されるスリーブ28を介して排水用ホース14は接続される。
【0015】
更に、拡径部30上部の第3垂直管26の先端内壁面には、排水Wを下方の排水用ホース14側に向けて流すことができるように環状エッジ部26aが形成されている。
【0016】
段付きスリーブ28は、図3に示すように、大径部28aと小径部28bからなる段突き構造であり、大径部28aはその先端が拡径部30下端に嵌挿され、小径部28bには排水用ホース14が外嵌している。
【0017】
そこで、拡径部30の下端に排水用ホース14を接続する際は、先ず、拡径部30下端の開口内部に段付きスリーブ28の大径部28aを挿嵌し、小径部28b側から挿通した大径ナット12bを拡径部30外周に形成されたねじ部30bに螺合した後、これを締付けて段付きスリーブ28を下方から上方に向けて押圧し、拡径部30の下端と大径部28aに形成した両者のテーパ部を互いに密着させて密封を保つ。この状態で大径ナット12bの下端から突出している段付きスリーブ28の小径部28bに排水用ホース14が外嵌固定される。
【0018】
次に、上記のように構成された本発明の排水管路装置の作用に付き図3を参照して以下に説明する。
【0019】
先ず、キッチン流し台2のシンク4底面の排水口8を封鎖した図示しない栓体を開放することで、貯留されていたシンク4内の排水Wが排水口8から一気に排出され、排水口本体10からS字状トラップ1内を介して拡径部30側に流下する。
【0020】
拡径部30側に向かって流下した排水Wは、第3垂直管26の先端内壁面に形成した環状エッジ部26aによって点線で示されるように段付きスリーブ28の小径部28b内径部に向けて指向する。
【0021】
従って、排水Wの大部分が直接排水用ホース14に導入することで、S字状トラップ1の拡径部30に排水Wが留ることがなく、この拡径部30より上流部においてピストン状下降流が形成し難くなるので、異音の発生を抑制することができる。
【0022】
次に、排水管路装置に係る他の実施形態に付き図4を参照して説明する。図4は他の実施形態に係る排水管路装置であって、S字状トラップへの導出部より排水される状態を示す作用説明図である。尚、上記実施形態で説明した構成部材と同一構成部材に付いては同一符号を付し重複する説明を省略する。
【0023】
本実施形態では、上記実施形態における環状エッジ部26aに代えて、その部位に漏斗体34を設けたものである。
【0024】
すなわち、図4において符号34は漏斗体であって、この漏斗体34は、上端外周に形成された大径外周には雄ねじ34aが螺設されると共に、大径円柱部の下方には先細のテーパ状の絞り管34bとして形成されている。そして、拡径部30の上部内壁面には、漏斗体34の雄ねじ34aが螺合できる雌ねじ30cが螺設されている。
【0025】
この雌ねじ30cに漏斗体34上部の雄ねじ34aを螺着することで、第3垂直管26の先端内壁面から漏斗体34を介して排水が排水用ホース14に指向して円滑に流下することができ、拡径部30に排水が溜まることがない。
【0026】
従って、本実施形態における作用は前記実施形態と同じ作用となり、S字状トラップ1を通過した排水Wが排水用ホース14に指向して円滑に流下するので、S字状トラップの導出端となる拡径部30の内部空間に排水Wが留まることを防ぐことができる。
【0027】
尚、漏斗体34を拡径部30内に設けているが、これに限らず、例えば、段付きスリーブ28を上方に漏斗状に延在させてもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0029】
(a)請求項1項の発明によれば、排水の大部分が直接排出管路に導入することで、S字状トラップの導出端のところで排水が留まって、導出端より上流部でピストン状下降流を形成しやすくなることが防げるので、異音の発生が抑制できる。
【0030】
(b)請求項2項の発明によれば、エッジ部を介して排水がスムーズに排出管路に流れるので、S字状トラップの導出端のところに排水が留まることが防げる。
【0031】
(c)請求項3項の発明によれば、漏斗体を設けることで排水がスムーズに排出管路に流れるので、S字状トラップの導出端のところに排水が留まることが防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る排水管路装置をシンク排水口に適用した流し台の断面側面図である。
【図2】排水管路装置の一部を構成するS字状トラップの断面図である。
【図3】S字状トラップへの導入部に投入される排水の状態を示す作用説明図である。
【図4】他の実施形態に係る排水管路装置であって、S字状トラップの導出部より排水される状態を示す作用説明図である。
【図5】S字状トラップ部を有する従来の排水管路装置の部分側断面図である。
【符号の説明】
1 S字状トラップ
2 キッチン流し台
4 シンク
5 天板
6 蛇口
8 排水口
10 排水口本体
12a 継手
12b 継手(大径ナット)
14 排水用ホース
18 屈曲導入管
20 下部湾曲部
22 上部湾曲部
24 第1垂直管
25 第2垂直管
26 第3垂直管
26a 環状エッジ部
28 段付きスリーブ
28a 大径部
28b 小径部
30 拡径部
30a 内径
30b ねじ部
30c 雌ねじ
34 漏斗体
34a 雄ねじ
34b 絞り管
H 封水部
W 排水

Claims (3)

  1. 排水が排水投入側管路より投入されるS字状トラップの導出端が、該導出端の内径より小さい内径を有する排出管路と接続されている排水管路装置であって、前記導出端近傍にS字状トラップ内を流れてきた排水の大部分が直接排出管路に導入されるように構成されていることを特徴とする排水管路装置。
  2. 前記導出端近傍のS字状トラップ内壁面に排水を排出管路に指向するエッジ部が形成されている請求項1に記載の排水管路装置。
  3. 前記S字状トラップの導出端近傍に排水を排出管路に指向する漏斗体が設けられている請求項1に記載の排水管路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010180997A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Takiron Co Ltd 排水管路構造
JP2016050446A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 丸一株式会社 管トラップ

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