JP2004300128A - 抗菌性を有する炭化物質 - Google Patents
抗菌性を有する炭化物質 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004300128A JP2004300128A JP2003128492A JP2003128492A JP2004300128A JP 2004300128 A JP2004300128 A JP 2004300128A JP 2003128492 A JP2003128492 A JP 2003128492A JP 2003128492 A JP2003128492 A JP 2003128492A JP 2004300128 A JP2004300128 A JP 2004300128A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antibacterial
- charcoal
- carbonized
- substance
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
【課題】これまでの抗菌性炭化物質や抗菌性無機物質などの多孔質体を濾過材やフイルターや触媒性を有した素材を複合物質化させ促進すると共に製造コストを削減し抗菌性金属を容易に溶出せずに安定化をした物質の開発
【解決手段】活性炭に結合させていた抗菌性金属物質を無機物質を表面に被覆若しくは、担持させる技術を焼成と同時に被覆させることを目的とし焼成炉の選定を行いバインダーを用いて溶出を抑制しさらに抗菌性金属の効果を向上させる技術の開発。
【選択図】図1
【解決手段】活性炭に結合させていた抗菌性金属物質を無機物質を表面に被覆若しくは、担持させる技術を焼成と同時に被覆させることを目的とし焼成炉の選定を行いバインダーを用いて溶出を抑制しさらに抗菌性金属の効果を向上させる技術の開発。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、有機物質並びに無機物質を混合被覆などの加工を施し多孔質結晶体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
木炭、活性炭、備長炭、竹炭、廃木材、パルプ、おからなどを焼成し得る炭化物質に抗菌性金属を被覆若しくは、担持又は、結合させた抗菌性を有した炭化物質としたものがある。
【0003】
無機系物質であるシリカ、炭化ケイ素、アルミナ、ジルコニア、カルシウム、アパタイト、マグネシウム、チタン、セリウム、ダイアモンド、シリカ、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化クロム、ムライトを1種類ないし2種類以上を混合し原料若しくは、被覆体若しくは、担持体とし金属単体若しくは、その結晶体(酸化物、非酸化物を含む)に抗菌性金属である銅、銀、亜鉛、錫、マンガン、マグネシウム、アルミニウムを担持若しくは、被覆させ抗菌性を有した無機金属物質とし濾過材、触媒などに加工された開発商品がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これまでに開発された木炭、活性炭、備長炭、竹炭、ヤシガラ炭、コーヒー炭、おから炭、もみがら炭や木質系の産業廃棄物、パルプ又は、再生パルプなどを焼成し得た炭化物(以下、炭化物質とする。)には、抗菌性があると称されているが湿度の多い所では、カビ類、藻類、が発生し炭化物質の特徴であるポーラスな表面を覆ってしまいます。
これらは微生物の繁殖による集落を構成し炭化物質の特性を劣化させ表面積が失われガス化交換作用、消臭効果が著しく阻害され問題が発生します。
【0005】
さらに活性炭に抗菌性金属である銀を被覆若しくは、担持又は、結合したものが存在しますがイオン状態での溶出が高く安定していないさらに炭化物質以外の無機系金属の結晶体に抗菌性金属を被覆若しくは、担持した無機系抗菌剤と称したシリカ、炭化ケイ素、アルミナ、ジルコニア、カルシウム、アパタイト、マグネシウム、チタン、セリウム、ダイアモンド、シリカ、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化クロム、ムライトを1種類ないし2種類以上を混合し原料若しくは、その結晶体(酸化物、非酸化物を含む)に被覆若しくは、混合した微粉末、粒状、ペレット、球状などに加工されたものがある。
【0006】
前記記載の炭化物質に用いる原料の中で木質、食品廃棄物などの繊維質を含む産業廃棄物は、重金属類を含み焼成後にも残存することは、公知されており、無機系抗菌剤にあっても低温焼成や乾燥による被覆若しくは担持では、同様に残存し水分を含むと溶出し環境を阻害することが知られている。
【0007】
炭化物質と無機金属物質であるシリカ等を主成分とし混合したセラミック炭(商品名)などが開発されていが市販されているほとんどのものは、炭化物質の主成分をシリカからなる微粉末(ベントナイト等)と炭化物質を混合しバインダーを用いて加工されたものである。また、これらに用いられる焼成方法は、密閉式が多く還流ガスにより水分と同時に気化され炭化炉内に循環し焼成が完了した炭化物質に結合する。
【0008】
上記記載の炭化物質を水中に投入した場合に重金属などが溶出し水を汚染する。また、抗菌性金属を混入し低温焼成を行ったものは、同様に水分中に溶出する。と行った問題点が生じ無機金属物質並びに炭化物質のどちらか一方に産業廃棄物などが混入している場合に特に重金属物質などが溶出し環境を汚染する。
【0009】
【発明が解決するための手段】
課題に記載した、炭化物質並びに無機系抗菌剤の双方とも焼成することにより物質化された開発品でありさらに物質の表面や気孔などにそれぞれの効果を有していることから炭化物質を焼成する方法と無機系抗菌剤の選定を行った。
【0010】
炭化炉にあっては、炭化物質を焼成する方法として密閉式(バッチ釜)を初めとし可動式にあっては、数多くの種類のものが存在する。それらの焼成炉の内、開放式のロータリーキルンが最も好適である。
ロタリーキルンは、使用目的により口径500mmから2000mmものが最も多く使用されており本発明に適しているものは、口径500mmから1000mm未満のものが好ましい。
【0011】
上記
【0010】に記載した焼成炉は、木質などを初めとする炭化物質を加工するのに適している。これらは、木質材などの可燃物を焼成する場合に密閉式と同様に原料物質が自然し炭化することが特徴であり乾留ガスに水分蒸発と同時に重金属や有害物質を焼成されている自然箇所より後部に吸引し残留濃度が抑制される。
また、乾留ガス温度は、酸素吸引量により800℃〜1350℃付近が好ましくより好ましのは1000℃〜1350℃である。
この乾留ガスによって炭化物質は、自然し原料発火の起因となりより高温になると炭化が促進される。温度が上昇すると炭化物質の水素イオン濃度は、アルカリ性へ移行することが知れている。
【0012】
抗菌性金属を焼成し被覆する温度において適している温度は、抗菌性金属に用いる溶剤並びにバインダーの種類により600℃〜1250℃が適している。また、この温度は、バインダー等の成分により異なる。
焼成温度並びにバインダー成分は、特開2000−042569に記載されたバインダーを用いることにより炭化物質被表面を覆い被覆化を形成する。
さらに抗菌性金属水溶液に含まれる金属は、微粉末状態が好ましくより好ましいものは、 0.5μ以下が好ましく微細化するほど安定する。
【0013】
前記
【0012】記載のバインダー成分固形分であるアルミナ、シリカ、ジルコニアを初め上記に記載した金属は、微粉末状であり粒径、材質により溶着、溶融、被覆温度に違いが生じ600℃以上の温度が必要であり炭化物質被表面に溶着若しくは、被覆する。
【0014】
また、抗菌性成分は、抗菌性金属である銀(Ag)単体若しくは、2以上の金属を複合し抗菌性金属溶液の配合が最も適しているのは、抗菌力が強く容易に加工できる前記
【0012】のバインダー成分と結合し炭化物質の表面に被覆若しくは、担持することが必要である。
【0015】
抗菌性金属を容易に被覆若しくは、担持させる方法として前記に上げた炭化炉で生産される炭化物質の生産量を調節する方法でありさらにバインダーと同等の成分である無機系物質としてシリカ、アルミナを多く含むベントナイト、カオリン、パーライト、珪藻土(以下粘土鉱物)などさらに炭化物質を焼成により構成する糖質をなどが上げられる。これらを炭化物質の表面に被覆若しくは、分散させ焼成することで硝煙、消火効果とバインダーとしての効果が得られる。
【0016】これらの粘土鉱物の内、シリカを主成分とし粒径10μ以下であり適しているものは、0.1μ以下のものが適しておりこの粒径のものは、焼成温度450℃から600℃付で溶融し炭化物質の表面に被膜する。
また、アルミナに於いても焼成温度600℃から800℃付近で溶融し被膜する。
これらが溶融し飛散することで炭化物質の表面に抗菌性金属の被膜であり粘土鉱物の被覆若しくは、担持がなされる結果となる。
【0017】
木質原料に1立米(700kg)に対し粘土鉱物としてベントナイトを重量比で1%〜20%入れロータリーキルンで焼成を行ったその結果、原料当たりに対する粘土鉱物の充填量は、5%〜15%の範囲が炭化物質の表面に被覆若しくは、担持することを確認しさらに適している粘土鉱物の重量比では、5%〜10%であった。
原料に対する粘土鉱物の適正量は、容積当たりの炭化物質の歩留まりを求め測定し、さら
【0018】
【発明の実施の形態】
【0019】
本発明が解決する手段に記載した内容によってローターキルンで焼成を行い用いる原料に対し粘土鉱物を配合し、その粘土鉱物に抗菌性金属物質を一定割合投入し焼成することによって抗菌性を有した炭化物質を得ることができる。
【0020】
実用例1
木質原料 杉40重量%、檜40重量%、松20重量%の割合で総重量700kgに対し混合し特開平11−060326に記載された抗菌性金属物質を50kg▲2▼と同 特開平11−060326抗菌性金属溶液のバインダー50kg▲3▼を投入したものの焼成を行った結果容積当たり両方とも容積あたり50%の炭化物を得て下記条件にて抗菌力比較テストを実施した。
上記に記載した抗菌力テストの結果
抗菌性金属溶液を使用した微粉末並びに液体は、抗菌性を有していることを示した。
水中殺菌効果試験
方法:水中に一定の検体を加え、大腸菌・黒カビに対する菌数変化を測定する。
【0021】
【発明の効果】
これまでに開発された炭化物質に抗菌性金属である銀若しくは、2以上の金属を活性炭の有する特性による結合によって抗菌性を有する活性炭は、存在したが焼成と同時に抗菌力を有した物質の製造は、なされていない。また、高温で焼成された活性炭類は、アルカリ性の特性により吸着する金属は、アニオン物質が主体であり表面にシリカを有することによりカチオン物質との結合を可能にすると共に焼成後物質的安定を有した活性炭となる。
また、抗菌性物質である銀の溶出性もこれまでの抗菌性活性炭より抑制せれる。水中に於ける微生物による活性炭の浸食が抑制されカビなどの集落が長期に渡り発生せず臭気も押さえられる。
【0022】主成分をシリカ、アルミナ、カルシウム等の無機金属からなる多孔質結晶体は、濾過材やフイルターなどに多く使用されているがこれらは、活性炭の気孔率より劣り表面積を有していなかったが主体を活性炭とすることにより表面積が増大し吸着面積を有することにより消臭性、抗菌性のより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炭化物質と無機物質を示す断面図
本発明の実施の形態を図1の説明をする。
図1に記載されたAは、炭化物質が異形であり特定の形状を有しておらず代表的な形態を示しその表面を覆うB、B−B’は、抗菌性成分を被覆若しくは、担持した無機物質を示した図面である。
【符号の説明】
A 炭化物質
B 無機物質の被膜
B−B’ Bと同じ
【発明が属する技術分野】
本発明は、有機物質並びに無機物質を混合被覆などの加工を施し多孔質結晶体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
木炭、活性炭、備長炭、竹炭、廃木材、パルプ、おからなどを焼成し得る炭化物質に抗菌性金属を被覆若しくは、担持又は、結合させた抗菌性を有した炭化物質としたものがある。
【0003】
無機系物質であるシリカ、炭化ケイ素、アルミナ、ジルコニア、カルシウム、アパタイト、マグネシウム、チタン、セリウム、ダイアモンド、シリカ、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化クロム、ムライトを1種類ないし2種類以上を混合し原料若しくは、被覆体若しくは、担持体とし金属単体若しくは、その結晶体(酸化物、非酸化物を含む)に抗菌性金属である銅、銀、亜鉛、錫、マンガン、マグネシウム、アルミニウムを担持若しくは、被覆させ抗菌性を有した無機金属物質とし濾過材、触媒などに加工された開発商品がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これまでに開発された木炭、活性炭、備長炭、竹炭、ヤシガラ炭、コーヒー炭、おから炭、もみがら炭や木質系の産業廃棄物、パルプ又は、再生パルプなどを焼成し得た炭化物(以下、炭化物質とする。)には、抗菌性があると称されているが湿度の多い所では、カビ類、藻類、が発生し炭化物質の特徴であるポーラスな表面を覆ってしまいます。
これらは微生物の繁殖による集落を構成し炭化物質の特性を劣化させ表面積が失われガス化交換作用、消臭効果が著しく阻害され問題が発生します。
【0005】
さらに活性炭に抗菌性金属である銀を被覆若しくは、担持又は、結合したものが存在しますがイオン状態での溶出が高く安定していないさらに炭化物質以外の無機系金属の結晶体に抗菌性金属を被覆若しくは、担持した無機系抗菌剤と称したシリカ、炭化ケイ素、アルミナ、ジルコニア、カルシウム、アパタイト、マグネシウム、チタン、セリウム、ダイアモンド、シリカ、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化クロム、ムライトを1種類ないし2種類以上を混合し原料若しくは、その結晶体(酸化物、非酸化物を含む)に被覆若しくは、混合した微粉末、粒状、ペレット、球状などに加工されたものがある。
【0006】
前記記載の炭化物質に用いる原料の中で木質、食品廃棄物などの繊維質を含む産業廃棄物は、重金属類を含み焼成後にも残存することは、公知されており、無機系抗菌剤にあっても低温焼成や乾燥による被覆若しくは担持では、同様に残存し水分を含むと溶出し環境を阻害することが知られている。
【0007】
炭化物質と無機金属物質であるシリカ等を主成分とし混合したセラミック炭(商品名)などが開発されていが市販されているほとんどのものは、炭化物質の主成分をシリカからなる微粉末(ベントナイト等)と炭化物質を混合しバインダーを用いて加工されたものである。また、これらに用いられる焼成方法は、密閉式が多く還流ガスにより水分と同時に気化され炭化炉内に循環し焼成が完了した炭化物質に結合する。
【0008】
上記記載の炭化物質を水中に投入した場合に重金属などが溶出し水を汚染する。また、抗菌性金属を混入し低温焼成を行ったものは、同様に水分中に溶出する。と行った問題点が生じ無機金属物質並びに炭化物質のどちらか一方に産業廃棄物などが混入している場合に特に重金属物質などが溶出し環境を汚染する。
【0009】
【発明が解決するための手段】
課題に記載した、炭化物質並びに無機系抗菌剤の双方とも焼成することにより物質化された開発品でありさらに物質の表面や気孔などにそれぞれの効果を有していることから炭化物質を焼成する方法と無機系抗菌剤の選定を行った。
【0010】
炭化炉にあっては、炭化物質を焼成する方法として密閉式(バッチ釜)を初めとし可動式にあっては、数多くの種類のものが存在する。それらの焼成炉の内、開放式のロータリーキルンが最も好適である。
ロタリーキルンは、使用目的により口径500mmから2000mmものが最も多く使用されており本発明に適しているものは、口径500mmから1000mm未満のものが好ましい。
【0011】
上記
【0010】に記載した焼成炉は、木質などを初めとする炭化物質を加工するのに適している。これらは、木質材などの可燃物を焼成する場合に密閉式と同様に原料物質が自然し炭化することが特徴であり乾留ガスに水分蒸発と同時に重金属や有害物質を焼成されている自然箇所より後部に吸引し残留濃度が抑制される。
また、乾留ガス温度は、酸素吸引量により800℃〜1350℃付近が好ましくより好ましのは1000℃〜1350℃である。
この乾留ガスによって炭化物質は、自然し原料発火の起因となりより高温になると炭化が促進される。温度が上昇すると炭化物質の水素イオン濃度は、アルカリ性へ移行することが知れている。
【0012】
抗菌性金属を焼成し被覆する温度において適している温度は、抗菌性金属に用いる溶剤並びにバインダーの種類により600℃〜1250℃が適している。また、この温度は、バインダー等の成分により異なる。
焼成温度並びにバインダー成分は、特開2000−042569に記載されたバインダーを用いることにより炭化物質被表面を覆い被覆化を形成する。
さらに抗菌性金属水溶液に含まれる金属は、微粉末状態が好ましくより好ましいものは、 0.5μ以下が好ましく微細化するほど安定する。
【0013】
前記
【0012】記載のバインダー成分固形分であるアルミナ、シリカ、ジルコニアを初め上記に記載した金属は、微粉末状であり粒径、材質により溶着、溶融、被覆温度に違いが生じ600℃以上の温度が必要であり炭化物質被表面に溶着若しくは、被覆する。
【0014】
また、抗菌性成分は、抗菌性金属である銀(Ag)単体若しくは、2以上の金属を複合し抗菌性金属溶液の配合が最も適しているのは、抗菌力が強く容易に加工できる前記
【0012】のバインダー成分と結合し炭化物質の表面に被覆若しくは、担持することが必要である。
【0015】
抗菌性金属を容易に被覆若しくは、担持させる方法として前記に上げた炭化炉で生産される炭化物質の生産量を調節する方法でありさらにバインダーと同等の成分である無機系物質としてシリカ、アルミナを多く含むベントナイト、カオリン、パーライト、珪藻土(以下粘土鉱物)などさらに炭化物質を焼成により構成する糖質をなどが上げられる。これらを炭化物質の表面に被覆若しくは、分散させ焼成することで硝煙、消火効果とバインダーとしての効果が得られる。
【0016】これらの粘土鉱物の内、シリカを主成分とし粒径10μ以下であり適しているものは、0.1μ以下のものが適しておりこの粒径のものは、焼成温度450℃から600℃付で溶融し炭化物質の表面に被膜する。
また、アルミナに於いても焼成温度600℃から800℃付近で溶融し被膜する。
これらが溶融し飛散することで炭化物質の表面に抗菌性金属の被膜であり粘土鉱物の被覆若しくは、担持がなされる結果となる。
【0017】
木質原料に1立米(700kg)に対し粘土鉱物としてベントナイトを重量比で1%〜20%入れロータリーキルンで焼成を行ったその結果、原料当たりに対する粘土鉱物の充填量は、5%〜15%の範囲が炭化物質の表面に被覆若しくは、担持することを確認しさらに適している粘土鉱物の重量比では、5%〜10%であった。
原料に対する粘土鉱物の適正量は、容積当たりの炭化物質の歩留まりを求め測定し、さら
【0018】
【発明の実施の形態】
【0019】
本発明が解決する手段に記載した内容によってローターキルンで焼成を行い用いる原料に対し粘土鉱物を配合し、その粘土鉱物に抗菌性金属物質を一定割合投入し焼成することによって抗菌性を有した炭化物質を得ることができる。
【0020】
実用例1
木質原料 杉40重量%、檜40重量%、松20重量%の割合で総重量700kgに対し混合し特開平11−060326に記載された抗菌性金属物質を50kg▲2▼と同 特開平11−060326抗菌性金属溶液のバインダー50kg▲3▼を投入したものの焼成を行った結果容積当たり両方とも容積あたり50%の炭化物を得て下記条件にて抗菌力比較テストを実施した。
上記に記載した抗菌力テストの結果
抗菌性金属溶液を使用した微粉末並びに液体は、抗菌性を有していることを示した。
水中殺菌効果試験
方法:水中に一定の検体を加え、大腸菌・黒カビに対する菌数変化を測定する。
【0021】
【発明の効果】
これまでに開発された炭化物質に抗菌性金属である銀若しくは、2以上の金属を活性炭の有する特性による結合によって抗菌性を有する活性炭は、存在したが焼成と同時に抗菌力を有した物質の製造は、なされていない。また、高温で焼成された活性炭類は、アルカリ性の特性により吸着する金属は、アニオン物質が主体であり表面にシリカを有することによりカチオン物質との結合を可能にすると共に焼成後物質的安定を有した活性炭となる。
また、抗菌性物質である銀の溶出性もこれまでの抗菌性活性炭より抑制せれる。水中に於ける微生物による活性炭の浸食が抑制されカビなどの集落が長期に渡り発生せず臭気も押さえられる。
【0022】主成分をシリカ、アルミナ、カルシウム等の無機金属からなる多孔質結晶体は、濾過材やフイルターなどに多く使用されているがこれらは、活性炭の気孔率より劣り表面積を有していなかったが主体を活性炭とすることにより表面積が増大し吸着面積を有することにより消臭性、抗菌性のより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炭化物質と無機物質を示す断面図
本発明の実施の形態を図1の説明をする。
図1に記載されたAは、炭化物質が異形であり特定の形状を有しておらず代表的な形態を示しその表面を覆うB、B−B’は、抗菌性成分を被覆若しくは、担持した無機物質を示した図面である。
【符号の説明】
A 炭化物質
B 無機物質の被膜
B−B’ Bと同じ
Claims (4)
- 炭化物質の表面に無機系物質を用いて表面に抗菌性金属である銀、銅、亜鉛、錫、鉛、マグネシウム、チタンなどの抗菌性を有する金属の内、抗菌力有しかつ、容易に加工できる金属を単体若しくは、2以上を被服した抗菌性炭化物質
- 木炭、活性炭、備長炭、竹炭、ヤシガラ炭、コーヒー炭、おから、もみがら炭などを初めとする1種類若しくは、2以上を混合した炭化物質に微粉末状の無機物質である【請求項1】記載の抗菌性物質を被覆若しくは、担持させ焼成をなした炭化物質。
- 【請求項2】上記記載外の廃木材、パルプ、繊維質を有する産業廃棄物を焼成することにより炭化物質となしさらに【請求項1】記載の抗菌性金属を被覆若しくは、担持させた複合炭化物質。
- 無機抗菌性金属である【請求項1】【請求項2】【請求項3】の担持体若しくは、被覆体としてシリカ、炭化ケイ素、アルミナ、ジルコニア、カルシウム、アパタイト、マグネシウム、チタン、セリウム、ダイアモンド、シリカ、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化クロム、ムライトを1種類ないし2種類以上を混合し原料若しくは、担持体又は、バインダー(結合材)として混合、配合し得た複合焼成物質
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003128492A JP2004300128A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | 抗菌性を有する炭化物質 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003128492A JP2004300128A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | 抗菌性を有する炭化物質 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004300128A true JP2004300128A (ja) | 2004-10-28 |
Family
ID=33410476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003128492A Pending JP2004300128A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | 抗菌性を有する炭化物質 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004300128A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100021560A1 (en) * | 2007-04-12 | 2010-01-28 | National Defense University | Products of Bamboo Charcoal Supporting Silver |
CN104474791A (zh) * | 2014-11-07 | 2015-04-01 | 桂林新竹大自然生物材料有限公司 | 有催化功能的微晶竹炭蜂窝陶质空气过滤板及其制备方法 |
CN107711828A (zh) * | 2017-09-15 | 2018-02-23 | 南京理工大学 | 银/阳离子共聚物改性纳米金刚石复合粒子及其制备方法 |
CN108307653A (zh) * | 2015-12-09 | 2018-07-20 | 中环凯茵生态环境发展(大连)有限公司 | 水蒸气流量控制结构及干燥装置 |
CN111962177A (zh) * | 2020-09-03 | 2020-11-20 | 福建海峡服装有限公司 | 一种抗菌涤纶纤维及其制备方法和应用 |
CN113244891A (zh) * | 2021-05-29 | 2021-08-13 | 黄勇辉 | 一种超亲油净水复合吸附剂及其制备方法 |
CN114713814A (zh) * | 2022-05-27 | 2022-07-08 | 苏州工业园区安泽汶环保技术有限公司 | 一种核壳结构炭包覆银锌纳米微球抗菌材料的制备方法 |
-
2003
- 2003-03-31 JP JP2003128492A patent/JP2004300128A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100021560A1 (en) * | 2007-04-12 | 2010-01-28 | National Defense University | Products of Bamboo Charcoal Supporting Silver |
CN104474791A (zh) * | 2014-11-07 | 2015-04-01 | 桂林新竹大自然生物材料有限公司 | 有催化功能的微晶竹炭蜂窝陶质空气过滤板及其制备方法 |
CN108307653A (zh) * | 2015-12-09 | 2018-07-20 | 中环凯茵生态环境发展(大连)有限公司 | 水蒸气流量控制结构及干燥装置 |
CN108307653B (zh) * | 2015-12-09 | 2020-09-08 | 中环凯茵生态环境发展(大连)有限公司 | 水蒸气流量控制结构及干燥装置 |
CN107711828A (zh) * | 2017-09-15 | 2018-02-23 | 南京理工大学 | 银/阳离子共聚物改性纳米金刚石复合粒子及其制备方法 |
CN111962177A (zh) * | 2020-09-03 | 2020-11-20 | 福建海峡服装有限公司 | 一种抗菌涤纶纤维及其制备方法和应用 |
CN113244891A (zh) * | 2021-05-29 | 2021-08-13 | 黄勇辉 | 一种超亲油净水复合吸附剂及其制备方法 |
CN113244891B (zh) * | 2021-05-29 | 2023-06-20 | 金建国 | 一种超亲油净水复合吸附剂及其制备方法 |
CN114713814A (zh) * | 2022-05-27 | 2022-07-08 | 苏州工业园区安泽汶环保技术有限公司 | 一种核壳结构炭包覆银锌纳米微球抗菌材料的制备方法 |
CN114713814B (zh) * | 2022-05-27 | 2023-12-26 | 苏州工业园区安泽汶环保技术有限公司 | 一种核壳结构炭包覆银锌纳米微球抗菌材料的制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101301550B (zh) | 一种炭晶复合微孔陶瓷滤芯及其制备方法 | |
JP2766459B2 (ja) | 吸着体の製造方法 | |
AU2011240485B2 (en) | Filter used for filtering molten metal and preparation method thereof | |
CN1821180A (zh) | 一种重结晶SiC高温气体过滤元件的制备方法 | |
JP2004300128A (ja) | 抗菌性を有する炭化物質 | |
CN109437924B (zh) | 一种抗菌陶瓷制品及其制备方法 | |
KR102257763B1 (ko) | 폐플라스틱 열분해용 염소 제거 촉매 조성물 및 그 제조방법 | |
Nijhawan et al. | Macroporous hydroxyapatite ceramic beads for fluoride removal from drinking water | |
JPWO2006054718A1 (ja) | ゼオライト含有組成物、ならびにこれを用いた多孔質焼成体および建材 | |
Kan et al. | Molten salt synthesis of porous chromium carbide/carbon biomorphic ceramics for Pb2+ removal from water | |
JP2000313611A (ja) | 活性炭及びその製造方法 | |
KR101461073B1 (ko) | 기능성 접착제 조성물 및 이의 제조방법 | |
JP2015042395A (ja) | ストロンチウム吸着剤の製造方法 | |
CN102475998A (zh) | 一种水过滤用炭晶复合梯度陶瓷滤芯 | |
JP3794003B2 (ja) | リン酸イオン吸着ろ材及び製造方法 | |
JPH10258228A (ja) | 粒状焼結体とその製造方法 | |
JP4116707B2 (ja) | 使い捨てカイロ用発熱組成物 | |
JP2002301482A (ja) | 水道の水を活性化する機能を有する焼結天然鉱石 | |
CN101733080A (zh) | 芳族烃残留量低的磷酸钙多孔体 | |
JP2003012366A (ja) | 炭化物成形体及びその製造方法 | |
RU2776253C1 (ru) | Способ получения огнеупорного углеродсодержащего материала | |
SU1090678A1 (ru) | Шихта дл изготовлени керамических изделий | |
AU2012101258A4 (en) | Filter used for filtering molten metal and preparation method thereof | |
JP2011092808A (ja) | 吸着材およびその製造方法 | |
JPH04243505A (ja) | 多孔質ガラス被覆無機質体及びその製造方法 |