JP2004299703A - 物品仕分け設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】箱詰め作業を効率的に行い得る物品仕分け設備を提供する。
【解決手段】第1収納ラックに段積みされたカートンを1個ずつ自動的に取り出した後、5ずつ段積みして、それぞれ搬送用カセットに収納させる第1切出しライン1と、第2収納ラックに5個ずつ段積みされてなるカートン群を、カートン群ごとに自動的に取り出しそれぞれ搬送用カセットに収納する第2切出しライン2と、これら両切出しラインにて得られた搬送用カセットを同一の搬送コンベヤに合流させて搬送する搬送ライン3と、この搬送ラインから搬送された搬送用カセットからカートン群を取り出した後、空箱に箱詰めする自動箱詰めライン4および手動箱詰めライン5とを具備したもの。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばタバコのカートンなどの物品を各販売店ごとに仕分けする設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、10個のタバコを1まとめにしたカートンを各販売店からの注文に応じて、銘柄ごとに且つ所定の注文数でもって仕分けを行うシステムには、少なくとも、銘柄ごとに多数のカートンを収納するとともにカートンを1個ずつ所定の個数だけ切り出す自動ピッキング装置と、この自動ピッキング装置からベルトコンベヤ上に切出されて搬送されるカートンをガイド板に当接させて受け台上に落下させることにより、当該受け台上に所定個数ずつ段積みする段積み装置と、この段積み装置にて段積みされたカートンを、手作業にて空箱に詰めるための箱詰めラインとが具備されていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
そして、上記自動ピッキング装置においては、ベルトコンベヤの両側に配置されるとともにラック部に多数段積みされたカートンが1個ずつ切出し装置により上記ベルトコンベヤ上に切り出されるものであった。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−263406号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したシステムによると、自動ピッキング装置により、1個ずつカートンが切り出されて箱詰めが行われるため、たとえ、同一種類のカートンの注文個数が纏まってある場合、または1個である場合でも、箱詰め作業については同じラインで行われるため、効率的ではないという課題があった。
【0006】
そこで、本発明は、箱詰め作業を効率的に行い得る物品仕分け設備を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る物品仕分け設備は、収納部に段積みされた物品を1個ずつ自動的に取り出した後、所定個数ずつ段積みして、それぞれ搬送用カセットに収納させる第1切出しラインと、
収納部に所定個数ずつ段積みされてなる物品群を、物品群ごとに自動的に取り出しそれぞれ搬送用カセットに収納する第2切出しラインと、
上記両切出しラインにて得られた搬送用カセットを同一の搬送手段に合流させて搬送する搬送ラインと、
この搬送ラインから搬送された搬送用カセットから物品群を取り出した後、空箱に箱詰めする箱詰めラインとを具備したものである。
【0008】
また、請求項2に係る物品仕分け設備は、請求項1に記載の仕分け設備における第1切出しラインに、収納部に収納された物品を1個ずつ自動的に切り出す切出手段と、この切出手段により切り出された物品を所定個数でもって段積みする段積手段と、この段積手段により段積みされた物品群を搬送用カセットに収納する収納手段とを具備させ、
上記第2切出しラインに、所定個数ずつ段積み状態で収納部に収納された物品を所定個数ずつ自動的に切り出すとともにこの切り出された所定個数の物品群をそれぞれ搬送用カセットに収納する切出収納手段とを具備させたものである。
【0009】
また、請求項3に係る物品仕分け設備は、請求項1に記載の仕分け設備における箱詰めラインに、複数個並置された搬送用カセット群から物品を取り出す取出手段と、この取出手段により取り出された複数個の物品群を、箱搬送手段により搬送された空箱内に押し込む自動箱詰め手段とを具備させたものである。
【0010】
また、請求項4に係る物品仕分け設備は、請求項3に記載の仕分け設備における箱詰めラインの自動箱詰め手段の後段に、当該自動箱詰め手段により箱詰めされた箱の余空間部にさらに物品を手作業により箱詰めを行う手動箱詰め部を配置したものである。
【0011】
さらに、請求項5に係る物品仕分け設備は、請求項4に記載の仕分け設備における手動箱詰め部に、物品群が箱詰めされた箱を搬送する搬送手段と、この搬送手段の近傍に配置された物品の貯留手段とを具備させるとともに、上記搬送手段により搬送される箱に詰めるべき物品の種類および個数を表示する表示手段を具備させたものである。
【0012】
上記の構成によると、物品を1個ずつ切り出す第1切出しラインと、所定個数ずつ切り出す第2切出しラインとを設けたので、例えば1つの切出しラインから、1個ずつ物品を切り出す場合に比べて、物品の切出しが効率良く行われ、したがって箱詰め作業の効率化を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る物品仕分け設備を、図1〜図5に基づき説明する。
【0014】
本実施の形態に係る物品仕分け設備は、例えばタバコが10個収納されたカートン(物品の一例で、長尺状の箱である)を、タバコの販売店(注文主である)からの注文に応じて、その注文個数分を自動的に箱詰めして各販売店ごとに仕分けを行うためのものである。
【0015】
この物品仕分け設備は、図1および図2に示すように、大きく分けて、収納箇所に多数段積みされたカートンCを1個ずつ自動的に取り出した後、所定個数ずつ、例えば5個ずつ段積みして、それぞれ搬送用カセット(以下、カセットという)Kに収納させる第1切出しライン1と、上記収納箇所と異なる収納箇所に所定個数ずつ、例えば5個ずつ段積みされてなるカートン群(物品群)CGを、カートン群ごとに自動的に取り出しそれぞれ荷崩れ防止用のカセットKに収納する第2切出しライン2と、上記両切出しライン1,2にてカートンが収納されたカセット(実カセットともいう)を同一の搬送手段に合流させて搬送するための搬送ライン3と、この搬送ライン3により搬送された実カセットからカートン群CGを取り出すとともに搬送されてくる空の箱Bに自動的に箱詰めする自動箱詰めライン4と、この自動箱詰めライン4の下流側(後段)に配置されて、当該自動箱詰めライン(箱詰めライン)4により箱詰めされた箱の余空間部(残部空間部である)にさらにカートンを手作業により箱詰めする手動箱詰めライン(箱詰めライン)5とから構成されている。
【0016】
なお、設置スペースの関係上、第1および第2切出しライン1,2および手動箱詰めライン5が1階に配置されるとともに、自動箱詰めライン4が2階に配置される。これに合わせて、搬送ライン3における搬送経路の下流側部分が2階に配置されるとともに、自動箱詰めライン4にて箱詰めされた箱を手動箱詰めライン4に搬送する搬送経路の下流側部分が1階側に傾斜して設けられている(勿論、スペースが十分に確保できる場合には、2階を使用する必要はない)。図1は1階部分の平面図を示し、図2は主として2階部分の平面図を示す。但し、図2には、自動箱詰めライン4の下流側に配置される手動箱詰めライン5が図示されている。図3に、図1および図2を簡単にしたフロー図を、また図4にその構成を機能的に説明したブロック図を示しておく。
【0017】
上記第1切出しライン1は、収納箇所に多数段状に積み重ねられたカートンCを1個ずつ第1搬送コンベヤ11上に1個ずつ切り出すための切出手段12と、第1搬送コンベヤ11上に切り出されたカートンを5個ずつ段積みするための段積手段13と、5個ずつ段積みされたカートン群CGを第2搬送コンベヤ14にて導き、搬送ライン3側にて搬送されてくる空のカセットK内に当該カートン群を収納させる収納手段15とから構成されている。なお、上記第1および第2搬送コンベヤ11,14としては、例えばベルトコンベヤが用いられる。
【0018】
上記切出手段12は、第1搬送コンベヤ11の上方で且つその搬送方向の所定範囲に亘って一列でもって多数配置され、且つそれぞれカートンCを上下方向で段積み状態で多数収納し得る収納空間を有するとともに下端にカートンの取出口が形成された第1収納ラック(収納箇所、収納部)21と、この収納ラック21内に収納されたカートンCを取出口から1個ずつ切り出すための切出機(図示せず)とから構成されており、この切出機により、カートンが1個ずつ第1搬送コンベア11上に、しかもその長手方向が搬送方向と直交する方向で切り出される。
【0019】
上記段積手段13には、少なくとも、第1搬送コンベヤ11にて搬送されるとともにその端部から放出されるカートンCを、5個ずつ(勿論、注文個数が少ない場合には、4個以下の場合もある)段積み状に受け取った後、支持台上に受け渡すようにされた受け板(図示せず)と、この支持台上に段積みされたカートン群CGを第2搬送コンベヤ14上に押し出すための押出機(図示せず)とが具備されている。
【0020】
上記収納手段15には、少なくとも、第2搬送コンベヤ14の下流側端部に配置されて当該第2搬送コンベヤ14上のカートン群CGを、搬送ライン3側にて搬送されてくる空のカセットK内に、カートン群の側面より少し小さい形状をした当接板22を出退させて当該カートン群CGを押し込み収納させる押出機23が具備されている。
【0021】
したがって、この第1切出しライン1においては、制御装置からの指令により、所定銘柄のカートンCが、必要個数分だけ、第1収納ラック21から1個ずつ切り出された後、第1搬送コンベヤ11により段積手段13まで搬送され、ここで、受け板上に5個ずつ段積みされた後、第2搬送コンベヤ14上に移動される。この第2搬送コンベヤ14上に移動されたカートン群CGは収納手段15まで搬送され、そして押出機23により当接板22が突出されて搬送ライン3側にて搬送されてくる空のカセットK内に押し出されて収納が行われる。
【0022】
また、上記第2切出しライン2には、5個ずつ段積み状態で収納されたカートン群CGを、それぞれ自動的に搬送ライン3側に切り出すとともにこの切り出されたカートン群をそれぞれカセットKに収納する切出収納手段31が具備されている。
【0023】
この切出収納手段31は、5個ずつ段積みされたカートン群CGを複数個並列状態にて収納する複数個の第2収納ラック(収納箇所、収納部)32と、これら各第2収納ラック32の端部に配置されて当該ラック内のカートン群を、その側面より少し小さい形状をした当接板33を出退させて当該カートン群CGを押し込み収納させる押出機34とが具備されている。
【0024】
したがって、搬送ライン3側にて搬送されてくる空のカセットKが、その収納位置(押出機の位置)にくると、押出機34により当接板33が突出されて第2収納ラック32に収納されている1個のカートン群CGがカセットK内に押し出されて(切り出されて)収納が行われる。
【0025】
次に、上記搬送ライン3には、第1切出しライン1にて切り出されたカートン群CGが収納された実カセットKを搬送する第1カセット搬送コンベヤ41および第2切出しライン2にて切り出されたカートン群CGが収納された実カセットKを搬送するとともにその先端部が上記第1カセット搬送コンベヤ41に合流し得る合流部Gとされた第2カセット搬送コンベヤ42の他に、この第2カセット搬送コンベヤ42の下流側端部に配置されて搬送されてくる実カセットKを所定個数ずつ例えば5個ずつ一纏めに並置させるとともに2階に上昇させる並置手段43と、この並置手段43にて一纏めにされた実カセット群KGを取出位置(イ)まで搬送するための第3カセット搬送コンベヤ44と、この第3カセット搬送コンベヤ44の下流側端部に配置されて実カセット群KGに収納されている5個のカートン群CGを同時に押し出すことにより、自動箱詰めライン4側に取り出すための取出手段45とが具備されている。なお、上記各カセット搬送コンベヤ41,42,44としては、例えばローラコンベヤが用いられる。
【0026】
上記並置手段43には、第2カセット搬送コンベヤ42の下流側端部に昇降可能に設けられるとともに当該コンベヤから搬送される5個の実カセット群KGを5列でもって並置し得る載置台46と、この載置台46を昇降させる昇降機(図示せず)とが具備されている。
【0027】
上記取出手段45には、第2カセット搬送コンベヤ42の下流側端部に配置されて5列に並置された実カセット群KGを載置する載置台47と、この載置台47上に位置する各実カセットK内のカートン群CGを、その側面より少し小さい形状をした5個の当接板48を同時に出退させることにより、当該カートン群CGを一緒に押出し取り出すための押出機49とが具備されている。
【0028】
したがって、両切出しライン1,2から切り出されたカートンCは、それぞれカセットKに5個ずつ収納されて、最終的に、第1カセット搬送コンベヤ41上に移動される。なお、この第1カセット搬送コンベヤ41の第2カセット搬送コンベヤ42の合流部Gより下流側部分については所定の長さが確保されて、実カセットKを一時的に貯留し得るカセットバッファ部KBにされている。
【0029】
そして、第1カセット搬送コンベヤ41からの実カセット群KGは、並置手段43の載置台46上に5個ずつ並置された後、2階まで上昇される。
この上昇された実カセット群KGは、第3カセット搬送コンベヤ44にて取出位置(イ)まで搬送され、取出手段45の載置台47上に移動された後、押出機49により自動箱詰めライン4側に押し出される。
【0030】
また、上記自動箱詰めライン4には、空の箱Bを箱詰位置(ロ)に搬送するとともにカートン群CGが箱詰めされた箱を手動箱詰めライン5まで搬送するための箱搬送コンベヤ(箱搬送手段の一例で、例えばローラコンベヤが用いられる)51と、上記取出手段45にて取り出された5列のカートン群CGを受け取り箱搬送コンベヤ51にて搬送される空箱B内に押し込むことにより、自動的に箱詰めするための自動箱詰め手段52とが具備されている。
【0031】
この自動箱詰め手段52には、第3カセット搬送コンベヤ44と箱搬送コンベヤ51との間で且つこれら両コンベヤと平行に配置されて、1纏まりにされた5列のカートン群CGを取出位置(イ)から箱詰位置(ロ)に移送するカートン移送コンベヤ(例えば、ベルトコンベヤが用いられる)53と、箱詰位置(ロ)におけるカートン移送コンベヤ53上の5列のカートン群CGを、その側面より少し小さい形状をした当接板54を出退させることにより、空箱B内に押し込み箱詰めを行う押出機54と、箱搬送コンベヤ51側に配置されて箱詰位置(ロ)における空箱Bの蓋部を強制的に開放させる蓋開放機(図示せず)とが具備されている。
【0032】
したがって、第3カセット搬送コンベヤ44により、実カセット群KGが取出位置(イ)に搬送されると、押出機49により当接板48が突出されて各カセットK内のカートン群CGがカートン移送コンベヤ53上に取り出される。
【0033】
この取り出されたカートン群CGが箱詰位置(ロ)まで移送されると、自動箱詰め手段52の押出機55により当接板54が突出されて、各カートン群CGが空箱B内に押し込まれて自動的に箱詰めされる。なお、ここでの箱詰め作業については、その注文個数に応じて、例えば2段にて(寝かせた状態では、奥側と手前側である)箱詰めが行われる。勿論、注文個数が、5個ずつではなく、半端な個数である場合には、当然、箱内に余空間部ができる。
【0034】
さらに、上記手動箱詰めライン5には、上記自動箱詰めライン4にて箱詰めが行われた箱Bの余空間部に、手作業により、注文が少ない僅少銘柄のカートンを箱詰めするための第1手動箱詰め部61と、この第1手動箱詰め部61の下流側に配置されて、同じく手作業により、例えば特種な形状をした特種銘柄のタバコ(または、そのカートン)を箱詰めするための第2手動箱詰め部62とが具備されている。
【0035】
上記第1手動箱詰め部61としては、例えばディジタルピッキングシステムが用いられている。
この第1手動箱詰め部61には、箱搬送コンベヤ51に接続れさるとともに自動箱詰めライン4にて箱詰めが行われた箱Bを搬送する手動箱詰め用搬送コンベヤ(搬送手段の一例で、例えばローラコンベヤが用いられる)63と、この手動箱詰め用搬送コンベヤ63の両側に配置された特種銘柄に係るカートンCを貯留する貯留棚(貯留手段)64と、これら貯留棚64に設けられて制御装置からのピッキング情報(例えば、箱番号、ピッキング個数)を表示する表示器、ピッキング作業の完了を通知する完了ボタン(図示せず)などが配置された表示装置(表示手段)65とが具備されている。
【0036】
また、第2手動箱詰め部62においても、図示しないが、第1手動箱詰め部61と同様の構成にされている。
なお、上記自動箱詰め手段52にて発生した空のカセットを、各切出しライン1,2側に戻すための第1および第2空カセット返却コンベヤ(返却ライン)71,72が設けられている。
【0037】
ところで、上記カセットバッファ部KBは、2つの自動切出しライン1,2を設けることにより、切出し作業の効率化を図った際に、例えば1販売店当たりの注文個数が少ない場合に、箱詰めすべき箱数が多くなって箱詰め作業が追い付かなくなるのに対処するためのもので、勿論、カセットバッファ部KBの長さは、予め、注文個数が少ない注文が続いた場合を想定して求められている。
【0038】
次に、上記構成において、販売店から注文に応じてタバコの仕分けを行う仕分け作業について説明する。
本構成においては、自動的にカートンを切り出すためのラインが2箇所に設けられているが、上述したように、一方の第1切出しライン1は、カートンを1個ずつ切り出すようにしており、他方の第2切出しライン2は、カートンを5個ずつ纏めて切り出すようにしている。
【0039】
例えば、その注文内容が、自動箱詰めが行われる銘柄としては、A銘柄が8カートン、B銘柄が5カートン、C銘柄が6カートン、D銘柄が12カートン、E銘柄が7カートン、F銘柄が3カートン、G銘柄が2カートンであり、手動箱詰めが行われる僅少銘柄としてH銘柄が2カートンおよび特種銘柄としてI銘柄が1カートンであるとする。
【0040】
上記自動箱詰めが行われる銘柄の内、注文個数が特に多い特定銘柄A〜Eについては、第2切出しライン2からも切り出しが行われる。勿論、この第2切出しライン2を使用する場合には、各銘柄の注文個数が5個以上であることが条件となる。
【0041】
上述したような注文内容であると、制御装置からの切出指令により、第2切出しライン2に、A〜E銘柄についての注文個数が5の倍数を超えている場合には、その倍数の数だけに相当するカートン群CGが第2カセット搬送コンベヤ42上を搬送されてくるカセットK内にそれぞれ収納されて合流部G側に搬送される。
【0042】
一方、第1切出しライン1には、A〜E銘柄についての残余(5の倍数分を差し引いた残り)の個数分、および特定銘柄以外のF銘柄およびG銘柄の個数分の切り出し作業が行われる。
【0043】
これら両切出しライン1,2から運び出されるカセット内の銘柄を示すと、図5のようになる。
そして、第2切出しライン2からのカセットは合流部Gを経て、第1切出しライン1からの第1カセット搬送コンベヤ41に移動されて、同じ販売店からの注文分として纏められて1塊状でもって搬送される。
【0044】
これら1塊状のカセット群KGは、並置手段43により5個ずつ2階に上昇されて、第3カセット搬送コンベヤ44上に移送される。
この第3カセット搬送コンベヤ44上に移送された5列ずつのカセット群KGは取出位置(イ)まで搬送され、ここで、取出手段45により、各カセットK内のカートン群CGが自動箱詰め手段52のカートン移送コンベヤ53上に押し出された後、箱詰位置(ロ)に移動される。
【0045】
箱詰位置(ロ)に移動された5列のカートン群KGは、自動箱詰め手段52により、箱搬送コンベヤ51により搬送されてきた空箱B内に押し出されて箱詰めが行われる。なお、5列以上のカートン群がある場合には、2段にて箱詰めが行われる。
【0046】
そして、この箱詰めが行われた箱は、箱搬送コンベヤ51により、手動箱詰めライン5に搬送される。
この手動箱詰めライン5においては、やはり、制御装置からの指令により、貯留棚64に設けられた表示装置65に、詰めるべき箱Bを特定する箱番号およびH銘柄のカートンの個数(2個)が表示され、この表示にしたがって、作業員が、その個数分だけH銘柄のカートンを、その箱Bの余空間部に箱詰めする。
【0047】
さらに、その注文内容に特種銘柄であるI銘柄が含まれているので、第2手動箱詰め部62において、制御装置からの指令に基づき表示装置に表示された内容にしたがって、作業員により、さらに箱Bの余空間部に箱詰めが行われる。
【0048】
そして、最後に、封函が行われて搬出される。
このように、カートンを1個ずつ切り出す第1切出しライン1と、5個ずつ切り出す第2切出しライン2とを設けて、注文個数が多い特定銘柄については、この第2切出しライン2から、一度に、纏めて5個ずつ切り出すようにしたので、第1切出しライン1から全ての銘柄を1個ずつ切り出すものに比べて、その切り出し作業、すなわち箱詰め作業の効率化を図ることができる。
【0049】
また、搬送ライン3の第2カセット搬送コンベヤ42上に実カセットKを、少なくとも所定個数分だけは貯留し得るカセットバッファ部KBを設けたので、2つの切出しライン1,2を設けて、切出し作業の効率化を図った際に、例えば1販売店当たりの注文個数が少ない場合に、箱詰めすべき箱数が多くなって箱詰め作業が追い付かなくなるような場合でも、支障なく対処することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上のように本発明の物品の仕分け設備の構成によると、物品を1個ずつ切り出す第1切出しラインと、所定個数ずつ切り出す第2切出しラインとを設けたので、例えば従来のように、1つの切出しラインから、1個ずつ物品を切り出す場合に比べて、物品の切出しが効率良く行われ、したがって箱詰め作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る物品仕分け設備における1階部分の概略構成を示す平面図である。
【図2】同物品仕分け設備における2階部分の概略構成を示す平面図である。
【図3】同物品仕分け設備における構成の概略フロー図である。
【図4】同物品仕分け設備における構成を機能的に示したブロック図である。
【図5】同物品仕分け設備における仕分け作業の説明図である。
【符号の説明】
B 箱
C カートン
CG カートン群
K カセット
KG カセット群
1 第1切出しライン
2 第2切出しライン
3 搬送ライン
4 自動箱詰めライン
5 手動箱詰めライン
11 第1搬送コンベヤ
12 切出手段
13 段積手段
14 第2搬送コンベヤ
15 収納手段
21 第1収納ラック
31 切出収納手段
32 第2収納ラック
41 第1カセット搬送コンベヤ
42 第2カセット搬送コンベヤ
43 並置手段
44 第3カセット搬送コンベヤ
45 取出手段
51 箱搬送コンベヤ
52 自動箱詰め手段
53 カートン移送コンベヤ
61 第1手動箱詰め部
62 第2手動箱詰め部
63 手動箱詰め用搬送コンベヤ

Claims (5)

  1. 収納部に段積みされた物品を1個ずつ自動的に取り出した後、所定個数ずつ段積みして、それぞれ搬送用カセットに収納させる第1切出しラインと、
    収納部に所定個数ずつ段積みされてなる物品群を、物品群ごとに自動的に取り出しそれぞれ搬送用カセットに収納する第2切出しラインと、
    上記両切出しラインにて得られた搬送用カセットを同一の搬送手段に合流させて搬送する搬送ラインと、
    この搬送ラインから搬送された搬送用カセットから物品群を取り出した後、空箱に箱詰めする箱詰めラインとを具備したことを特徴とする物品仕分け設備。
  2. 第1切出しラインに、収納部に収納された物品を1個ずつ自動的に切り出す切出手段と、この切出手段により切り出された物品を所定個数でもって段積みする段積手段と、この段積手段により段積みされた物品群を搬送用カセットに収納する収納手段とを具備させ、
    上記第2切出しラインに、所定個数ずつ段積み状態で収納部に収納された物品を所定個数ずつ自動的に切り出すとともにこの切り出された所定個数の物品群をそれぞれ搬送用カセットに収納する切出収納手段とを具備させたことを特徴とする請求項1に記載の物品仕分け設備。
  3. 箱詰めラインに、複数個並置された搬送用カセット群から物品を取り出す取出手段と、この取出手段により取り出された複数個の物品群を、箱搬送手段により搬送された空箱内に押し込む自動箱詰め手段とを具備させたことを特徴とする請求項1に記載の物品仕分け設備。
  4. 箱詰めラインの自動箱詰め手段の後段に、当該自動箱詰め手段により箱詰めされた箱の余空間部にさらに物品を手作業により箱詰めを行う手動箱詰め部を配置したことを特徴とする請求項3に記載の物品仕分け設備。
  5. 手動箱詰め部に、物品群が箱詰めされた箱を搬送する搬送手段と、この搬送手段の近傍に配置された物品の貯留手段とを具備させるとともに、上記搬送手段により搬送される箱に詰めるべき物品の種類および個数を表示する表示手段を具備させたことを特徴とする請求項4に記載の物品仕分け設備。
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