JP2004299557A - 車両用監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】灯火体の前方に全方位カメラを設置したときでも、ハレーションを防止して明瞭な映像を撮像、表示できるようにする。
【解決手段】前バンパ1に装備された全方位式の前カメラ10は、反射鏡13と、反射鏡13に映し出された映像を撮像するカメラ14とを有する。全方位カメラ10で撮像された映像は、車内に設けられたディスプレイ20aに表示される。反射鏡13は、灯火体としてのヘッドランプ3の直前方に位置されている。ランプ3を点灯することによるハレーション防止のために、第1の例として反射鏡13の周囲のうちヘッドランプ3に対向する面に光遮蔽部材51(図6)が配設され、第2の例として反射鏡13の反射面に反射防止材52(図7)を塗布する等が行われ、第3の例としてカメラ14の入射部となるレンズに光遮蔽部材53(図8)が設けられる。光遮蔽部材54(図9)を変位可能として、ランプ3が点灯されるときにのみ、その照射光が反射鏡13に入射されるのを防止する高位置とすることもできる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の周囲状況、特に運転者から死角になりやすい周囲の状況を目視できるようにすることは、安全運転等の観点から重要となる。このため、車両の外部状況を撮像するための全方位カメラを設けて、このカメラで撮像した映像を、車内に設けた表示手段に表示することが提案されている。この場合、全方位カメラは、通常、凸面鏡と、凸面鏡を介して車両の周囲状況を撮像するCCD等の撮像手段(カメラ)とを有して、車両の広い範囲に渡っての周囲状況を表示手段に表示することが提案されている。特許文献1には、全方位カメラで撮像された映像が相当にゆがんだものとなって、運転者から容易には認識しづらいということから、全方位映像を円筒投影画像に変換して、この変化後の映像を表示手段に表示させることが提案されている。
【0003】
また、特許文献2には、車両の前端部に前側全方位カメラを設けると共に、車両後端部に後側全方位カメラを設けて、表示手段に表示する映像としては、前側の全方位カメラで撮像した映像と後側の全方位カメラで撮像した映像とのいずれか一方を選択的に表示することが開示されている。そして、表示手段へ表示する映像の選択を、車両の駆動系に介在された変速機の変速段(走行レンジ位置)に応じて自動的に切換えることも開示されている。すなわち、前進走行時には、前側の全方位カメラで撮像した映像を表示手段に表示させ、後退時には後側の全方位カメラで撮像した映像を表示手段に表示させるように自動切換えを行うことが開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−118298号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2003−023623号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、全方位カメラで車両周囲状況を撮像する場合、撮像したい車両周囲状況が車両に設けられた灯火体の前方位置とされる場合がある。例えば、車両の前方あるいは前部側方を撮像範囲とするときに、前バンパの上部に全方位カメラを配置することが考えられるが、この場合、全方位カメラはヘッドランプの前方に位置することになる。
【0007】
上述のように、全方位カメラの配設位置が灯火体の前方に位置にすると、灯火体を点灯しない場合は問題はないが、灯火体を点灯したときに、この灯火体から照射される強い照射光が反射鏡を介して撮像装置に入射されて、ハレーションを起こしてしまう事態を生じやすいものとなる。そして、ハレーションを生じると、撮像された映像を表示しても、乗員は映像を明確に認識することはもはや不可能となってしまう。このハレーションを避けるには、全方位カメラを灯火体とはオフセットさせた位置に設置すればよいが、この場合は、撮像範囲の設定に大きな制約を受けることになる。
【0008】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、灯火体の前方に全方位カメラを設置したときでも、ハレーションを防止して明瞭な映像を表示できるようにした車両用監視装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明はその第1の解決手法として次のようしてある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
車両外部を照射する灯火体の前方に位置するように設けられ、少なくとも一部に非平面を有する反射鏡と、
前記反射鏡を介して車両の周囲状況を撮像する撮像装置と、
車内に設けられ、前記撮像装置により撮像された映像を表示する表示手段と、
前記灯火体が点灯されているときに、該灯火体からの照射光が前記撮像装置に入射されるのを防止する入射阻止手段と、
を備えているようにしてある。このように、入射阻止手段を設けることによって、灯火体からの強い照射光が撮像装置に入射されてしまう事態が防止されて、ハレーションを防止することができる。
【0010】
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記入射阻止手段が、前記灯火体からの照射光が該灯火体から前記反射鏡を介して前記撮像装置に至るまでの光学系路に設けられて、照射光が該撮像装置側に向けて通過するのを阻止する光遮蔽手段とされている、ようにすることができる(請求項2対応)。この場合、入射阻止手段を、光遮蔽手段によって構成して、撮像装置に照射光が入射されてしまう事態を確実に防止することができる。
【0011】
前記光遮蔽手段が、前記撮像装置に設けられている、ようにすることができる(請求項3対応)。この場合、撮像装置に光遮蔽手段を設けることにより、全体としてコンパクトにしつつ、ハレーションを防止できる。
【0012】
前記光遮蔽手段が、前記灯火体と反射鏡との間に設けられている、ようにすることができる(請求項4対応)。この場合、照射光が反射鏡に到達することを防止して、ハレーションを防止できる。反射鏡と灯火体との間には、通常かなりのスペースがあるので、このスペースを有効に利用して、光遮蔽手段を設置することができる。
【0013】
前記反射鏡と相対向させて前記撮像装置が配設され、
前記反射鏡と撮像装置とを一体に保持するケーシングを備え、
前記ケーシングは、前記反射鏡の周囲において、外部光を通過可能な透明部を有し、
前記光遮蔽手段は、前記ケーシングのうち前記灯火体に対向する面に位置させて設けられている、
ようにすることができる(請求項5対応)。この場合、全方位カメラのケーシングを有効に利用して、光遮蔽手段を構成することができる。
【0014】
前記入射阻止手段が、前記反射鏡のうち前記灯火体からの照射光が入射される位置に部分的に設けられた非反射部とされている、ようにすることができる(請求項6対応)。この場合、反射鏡に部分的に非反射部を形成するだけでハレーションを防止でき、全体的にコンパクトに構成する上でも好ましいものとなる。
【0015】
前記入射阻止手段が、光を通過させない光遮蔽部材から構成されており、
前記光遮蔽部材は、変位可能とされて、その変位に応じて、前記反射鏡と灯火体との間に位置されて該灯火体からの照射光が該反射鏡に入射されるのを阻止する遮蔽位置と、該灯火体からの照射光が該反射鏡に入射されるのを許容する開放位置とをとり得るようにされ、
前記灯火体が点灯されているときは前記光遮蔽部材を前記遮蔽位置とし、該灯火体が点灯されていないときは該光遮蔽部材を前記開放位置にする駆動制御手段をさらに備えている、
ようにすることができる(請求項7対応)。この場合、灯火体を点灯したときにのみ光遮蔽部材を遮蔽位置として、灯火体を点灯しないときの撮像範囲を極力広く確保する上で好ましいものとなる。
【0016】
前記駆動制御手段は、前記撮像装置による撮像と該撮像された映像の前記表示手段への表示とが行われていることを条件として、前記光遮蔽部材を前記遮蔽位置とする、ようにすることができる(請求項8対応)。この場合、ハレーションが問題となる撮像を行わないときは、灯火体を点灯させても光遮蔽部材は開放位置とされるので、灯火体からの照射光を光遮蔽部材によって邪魔されることなく車両周辺の照射用として有効利用する上で好ましいものとなる。
【0017】
前記入射阻止手段は、前記灯火体からの照射光が該灯火体から前記反射鏡を介して前記撮像装置に至るまでの光学系路に設けられて、強い光を受けたときに光透過率を小さくする光透過率可変部材によって構成されている、ようにすることができる(請求項9対応)。この場合、光透過率可変部材を利用して、ハレーションを防止することができる。
【0018】
前記灯火体がヘッドランプとされている、ようにすることができる(請求項10対応)。この場合、強い照射光を発光するヘッドランプによるハレーションを防止することができる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、灯火体からの照射光を原因とするハレーションを防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1において、Vは車両としての自動車であり、その前バンパが符号1で示され、運転席に設けられるステアリングハンドルが符号2で示される。実施形態では、ステアリングハンドル2は、車両Vの右側に設けられた右ハンドル車とされている。
【0021】
車両前端部となる前バンパ1のうち、運転席とは反対側つまりステアリングハンドル2とは反対側となる左側端部には、全方位カメラ10が設けられている。より具体的には、全方位カメラ10は、前バンパ2の左側端部上面に、上方に突出するようにして取付けられている。なお、全方位カメラ10は、全体的に、前バンパ1の上面から上方へ突出した図1に示す使用位置と、この使用位置から下方へ変位されてその上面が前バンパ1の上面と略面一となった収納位置とを選択的にとり得るようになっているが、このための駆動機構等は本発明とは直接関係がない事項でもあり、かつ前述した特許文献2にも開示されているので、これ以上詳細な説明は省略する。全方位カメラ10で撮像された映像は、車内に設けた表示手段としてディスプレイに表示されて、乗員特に運転者に提供されることになる。なお、このディスプレイについては、後に説明する。
【0022】
全方位カメラ10の一例について、図2を参照しつつ説明する。まず、11はケーシングであり、このケーシング11の側壁のうち所定長さ部位は、その全集に渡って透明なカバー部材12によって構成されている。ケーシング11内には、カバー部材12の高さ位置に対応させて、反射鏡としての凸面鏡13が配置されている。この凸面鏡の表面は、所定の凸線を所定軸線(ケーシング11の上下方向軸線)回りに回転させて得られる凸型回転体の表面となる。上記凸線としては、例えば、円弧線、双曲線、放物線等がある。凸面鏡13は、全体的に下方に向けて凸となるように配設されて、カバー部材12を通して入射される外部からの光が、下方へ向けて反射されるように設定されている。
【0023】
ケーシング11内には、凸面鏡13の下方において、CCDあるいはCMOSイメージセンサ等の撮像手段としてのカメラ14が配置されている。このカメラ14は、凸面鏡で反射された外部からの光が入射されて、入射された光に対応した電気信号を出力する。図2の場合、反射鏡が全周囲が凸となった凸面鏡13であるために、水平方向からみたときに、全方位つまり360度の周囲を撮像可能となっている(車両V自身を除いて、ほぼ270度弱の水平方向の角度範囲の車両周囲状況が撮像可能)。なお、全方位カメラ10は、通常はその撮像範囲角度が180度以上のものをいうが、撮像角度範囲は特に限定されないものである。
【0024】
全方位カメラ10のケーシング11は、その軸線つまり反射鏡13の光軸が、車両上下方向軸線に対して、上方に向かうにつれて徐々に車体外方側に位置するように若干傾斜されている。より具体的には、上方に向かうにつれて車幅方向外側および車体前方側に位置するように傾斜されている。これにより、全方位カメラ10は、下方を向くような姿勢となり、車両V付近の地上面を撮像可能とされており、実施形態では、前バンパ1の一部(外周縁部)をも撮像するように設定されている(撮像された映像中に、前バンパ1の外周縁部が含まれる)。
【0025】
前述したような全方位カメラ10は、ヘッドランプ3の直側方に位置することになる。したがって、ヘッドランプ3を点灯させたときは、そのままでは、ヘッドランプ3からの強い照射光が反射鏡13を介してカメラ14に入射されることになり、ハレーションを生じてしまう可能性の高いものとなる。
【0026】
上記ヘッドランプ3の点灯に起因するハレーションを防止するために、本発明では、全方位カメラ10のうち、前述した透明なカバー部材12に対して、光遮蔽手段を構成すべく、部分的にマスキオング51の処理を施してある。このマスキング51は、カバー部材12の透明機能を、部分的に不透明にするもので、照射光の通過を阻止あるいは抑制することになる。このマスキング51の形成は、カバー部材12に対して不透明な塗料を塗布したり、不透明な薄い合成樹脂材あるいは金属材を貼り付ける等により行うことができる。また、合成樹脂あるいは金属で形成されるケーシング11を、上記マスキング51に相当する位置でも存在するように設定することによって形成することもでできる(ケーシング11をマスキング51の位置まで延長させる)。上記マスキング51の位置は、図5から明らかなように、へッドランプ3からの照射光を受ける部分とされる。
【0027】
図7は、本発明の第2の実施形態を示すものである。本実施形態では、反射鏡13のうち、ヘッドランプ3からの照射光を受ける部分にのみ、マスキング52の処理を行うようにしてある。すなわち、マスキング52の部分は、光を反射しない部材で形成されて、反射鏡13に向けてヘッドランプ3からの照射光が入射されたとしても、マスキング52部分では照射光の反射が防止あるいは抑制されて、カメラ14には入射されないことになる(ハレーション防止)。光の反射を抑制あるいは阻止するマスキング52は、例えば、光を反射しない(吸収する)塗料を塗布したり、布材等の光吸収部材を貼り付ける等により形成することができる。本実施形態では、反射鏡13に部分的にマスキング52を形成するだけでよいので、極めてコンパクトに構成できる。
【0028】
図8は、本発明の第3の実施形態を示すものである。本実施形態では、カメラ14のうち、ヘッドランプ3からの照射光が入射される部分(例えばカメラ14の入射レンズ)に対して、光通過を阻止するあるいは反射するマスキング53を形成してある。この場合、マスキング53の形成を極めて小さい面積範囲とすることができ、全体として極めてコンパクトになる。
【0029】
図9〜図11は、本発明の第4の実施形態を示すものである。本実施形態では、図5,図6に示すマスキング51に相当するマスキング部材54を、例えば不透明な薄い合成樹脂あるいは金属板により構成して、ケーシング11に対して上下方向にスライド変位可能に設けてある。そして、モータ31によって、ワイヤ等の連動機構を介して、上下方向に駆動するようにしてある。すなわち、マスキング部材54を高い位置にすると、ヘッドランプ3からの照射光が反射鏡13に入射されるのを阻止する遮蔽位置となる。また、この遮蔽位置からマスキング部材54を下降させて図9の低位置とすると、ヘッドランプ3からの照射光が反射鏡13に入射可能な開放位置となる。なお、モータ31や連動機構は、ケーシング11の下部に装備することができる。
【0030】
図10は、上述したモータ31によってマスキング部材54の駆動制御を行うための制御系統図を示す。この図10において、Uは、マイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラ(制御ユニット)である。このコントローラUには、カメラ10で撮像された映像信号、車速センサS1からの車速信号が入力される。また、コントローラUは、ナビゲーション装置20とで信号の授受を行う。本発明での表示手段としてのディスプレイは、ナビゲーション装置のディスプレイ20aを利用するようにしてあり、車内のうち、乗員特に運転者から目視しやすい位置に設けられる。
【0031】
以上に加えて、コントローラUには、マニュアル操作されるメインスイッチSW1からのON、OFF信号と、マニュアル操作されるヘッドランプスイッチSW2からのON、OFF信号が入力される。そして、コントローラUによって、ヘッドランプ3の点灯、消灯に応じたマスキング部材54(モータ31)の駆動制御が行われる。
【0032】
次に、コントローラUによる制御例について、図11のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、以下の説明でQはステップを示す。まず、Q1において、メインスイッチSW1がONであるか否かが判別される。このQ1の判別でYESのときは、Q2において、車速が所定車速(例えば20km/h)以下の低車速であるか否かが判別される。Q2の判別でYESのときは、Q3において、ヘッドランプスイッチSW2がONであるか否かが判別される。このQ3の判別でNOのときは、Q4において、マスキング部材54が低位置とされて、ヘッドランプ3からの照射光を遮蔽しない位置にされる。
【0033】
Q3の判別でYESのときは、Q5において、マスキング部材54が、図6に対応した高位置、つまりヘッドランプ3からの照射光を遮蔽して反射鏡13に入射されるのを規制する位置とされる。Q4、あるいはQ5の後は、それぞれQ6に移行して、全方位カメラ10による撮像と、撮像された映像のディスプレイ20aへの表示とが行われる。このように、ヘッドランプ3が点灯されたときは、マスキング部材54によって、ヘッドランプ3からの照射光が反射鏡13に入射されるのが規制されて、ハレーションが防止される。
【0034】
Q1の判別でNOのとき、あるいはQ2の判別でNOのときは、それぞれQ10に移行して、制御が終了される(全方位カメラ10による撮像の停止とディスプレイ20aへの表示停止)。
【0035】
ここで、メインスイッチSW1がOFFとされることにより、あるいは車速が高車速となることにより、全方位カメラ10による撮像が実行されないときは、ヘッドランプ3が点灯されても、マスキング部材54は低位置とされているので、ヘッドランプ3からの照射光は全方位カメラ10のカバー部材12を通って前方へそのまま照射されることになる。
【0036】
以上実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むものである。全方位カメラ10は、その反射鏡の表面が、一部のみに非平面、特に凸面を有するものであってもよい。全方位カメラ10の設ける位置は、実施形態で示す他、車両前端部の右側端部や中央部、車両後端部の左右端部のいずれか一方または両方、さらには中央部等、その配設位置が適宜設定できるものである。勿論、全方位カメラ10を複数設けることもできる。前方に全方位カメラ10が位置される灯火体としては、ヘッドランプ3に限らず、コーナランプやフォグランプ等、適宜の灯火体が対象となり得るものである。
【0037】
例えば光感光材のように、強い光を受けたときにその光透過率が小さくなる材料が既に実用化されて市販されている。このような光透過率が可変の材料を、例えばカバー部材12のうち灯火体からの照射光を受け得る部分に対して塗布しておく等により、ハレーションを防止することができる(図6のマスキング51対応)。勿論、このような光透過率可変の材料は、例えば図8のマスキング53の位置に塗布する等のこともできる。フロ−チャ−トに示す各ステップあるいはセンサやスイッチ等の各種部材は、その機能の上位表現に手段の名称を付して表現することができる。また、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された車両を斜め前方から見た斜視図。
【図2】全方位カメラの一例を示す側面断面図。
【図3】全方位カメラの傾斜方向の設定例を示す簡略平面図。
【図4】全方位カメラを車両の前方から見た要部簡略正面図。
【図5】全方位カメラのマスキング位置を示すもので、車両上方から見た要部簡略平面図。
【図6】全方位カメラに施されたマスキングの一例を示す簡略斜視図。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す簡略斜視図。
【図8】本発明の第3の実施形態を示す簡略斜視図。
【図9】本発明の第4の実施形態を示す簡略斜視図。
【図10】図9に示す実施形態で用いる制御系統図。
【図11】図9に示す実施形態での制御例を示すフローチャート。
【符号の説明】
V:車両
1:前バンパ
2:ステアリングハンドル
3:ヘッドランプ(灯火体)
10全方位カメラ
13:凸面鏡(反射鏡)
14:カメラ(撮像手段)
20:ナビゲーション装置
20a:ディスプレイ(表示手段)
31:モータ(マスキング部材駆動用)
51〜54:マスキング(光遮蔽等)
U:コントローラ
SW1:メインスイッチ
SW2:ヘッドランプスイッチ
S1:車速センサ

Claims (10)

  1. 車両外部を照射する灯火体の前方に位置するように設けられ、少なくとも一部に非平面を有する反射鏡と、
    前記反射鏡を介して車両の周囲状況を撮像する撮像装置と、
    車内に設けられ、前記撮像装置により撮像された映像を表示する表示手段と、
    前記灯火体が点灯されているときに、該灯火体からの照射光が前記撮像装置に入射されるのを防止する入射阻止手段と、
    を備えていることを特徴とする車両用監視装置。
  2. 請求項1において、
    前記入射阻止手段が、前記灯火体からの照射光が該灯火体から前記反射鏡を介して前記撮像装置に至るまでの光学系路に設けられて、照射光が該撮像装置側に向けて通過するのを阻止する光遮蔽手段とされている、ことを特徴とする車両用監視装置。
  3. 請求項2において、
    前記光遮蔽手段が、前記撮像装置に設けられている、ことを特徴とする車両用監視装置。
  4. 請求項2において、
    前記光遮蔽手段が、前記灯火体と反射鏡との間に設けられている、ことを特徴とする車両用監視装置。
  5. 請求項2において、
    前記反射鏡と相対向させて前記撮像装置が配設され、
    前記反射鏡と撮像装置とを一体に保持するケーシングを備え、
    前記ケーシングは、前記反射鏡の周囲において、外部光を通過可能な透明部を有し、
    前記光遮蔽手段は、前記ケーシングのうち前記灯火体に対向する面に位置させて設けられている、
    ことを特徴とする車両用監視装置。
  6. 請求項1において、
    前記入射阻止手段が、前記反射鏡のうち前記灯火体からの照射光が入射される位置に部分的に設けられた非反射部とされている、ことを特徴とする車両用監視装置。
  7. 請求項1において、
    前記入射阻止手段が、光を通過させない光遮蔽部材から構成されており、
    前記光遮蔽部材は、変位可能とされて、その変位に応じて、前記反射鏡と灯火体との間に位置されて該灯火体からの照射光が該反射鏡に入射されるのを阻止する遮蔽位置と、該灯火体からの照射光が該反射鏡に入射されるのを許容する開放位置とをとり得るようにされ、
    前記灯火体が点灯されているときは前記光遮蔽部材を前記遮蔽位置とし、該灯火体が点灯されていないときは該光遮蔽部材を前記開放位置にする駆動制御手段をさらに備えている、
    ことを特徴とする車両用監視装置。
  8. 請求項7において、
    前記駆動制御手段は、前記撮像装置による撮像と該撮像された映像の前記表示手段への表示とが行われていることを条件として、前記光遮蔽部材を前記遮蔽位置とする、ことを特徴とする車両用監視装置。
  9. 請求項1において、
    前記入射阻止手段は、前記灯火体からの照射光が該灯火体から前記反射鏡を介して前記撮像装置に至るまでの光学系路に設けられて、強い光を受けたときに光透過率を小さくする光透過率可変部材によって構成されている、ことを特徴とする車両用監視装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項において、
    前記灯火体がヘッドランプとされている、ことを特徴とする車両用監視装置。
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