JP2004297297A - デジタルカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】被写体のフレーミングを邪魔することなく、位置座標を確認することができるデジタルカメラを提供する。
【解決手段】GPSモジュール40は、アンテナ18を介してGPS衛星からの位置座標データを受信する。GPSモジュール40で受信した位置座標データは、不揮発性メモリ36に一時記録される。レリーズボタン17が半押しされて撮影準備処理が行われる際に、不揮発性メモリ36に一時記録された位置座標データを読み出し、フレームメモリ37に格納する。CPU30は、このとき読み出した位置座標をLCD21に表示し、レリーズボタン17の半押しが解除された場合、または撮影が実行された後、LCD21の位置座標の表示をオフする。
【選択図】 図6
【解決手段】GPSモジュール40は、アンテナ18を介してGPS衛星からの位置座標データを受信する。GPSモジュール40で受信した位置座標データは、不揮発性メモリ36に一時記録される。レリーズボタン17が半押しされて撮影準備処理が行われる際に、不揮発性メモリ36に一時記録された位置座標データを読み出し、フレームメモリ37に格納する。CPU30は、このとき読み出した位置座標をLCD21に表示し、レリーズボタン17の半押しが解除された場合、または撮影が実行された後、LCD21の位置座標の表示をオフする。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影場所の位置座標を検出する機能を備えたデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
CCDイメージセンサなどの撮像素子で撮像した被写体画像をデジタルの画像データに変換し、内蔵メモリやメモリカードなどの記憶媒体に記録するデジタルカメラが普及している。また、最近では、デジタルカメラで撮影した画像を独自に編集してホームページで公開したり、電子アルバムを作成する利用者が増加の傾向にある。特に旅行などで撮影枚数が多くなる場合、枚数ごとに撮影場所が分かるように、コメントや周辺の地図を添えるなどして、撮影場所の雰囲気を伝える工夫を凝らしている。
【0003】
上記のような利用者の要望に応えるために、撮影場所の位置座標と画像データとを関連付けて記録・表示するカメラが提案されている(特許文献1参照)。このカメラには、車載用ナビゲーション装置や携帯電話に利用されているGPS(グローバル・ポジショニング・システム)機能が搭載され、レリーズボタンが半押しされたときにGPS衛星から定期的に送信される位置座標を確定して、撮影が実行されたときに画像データと位置座標とを関連付けて記録する。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−265126号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載されるカメラでは、GPS衛星からの位置座標が常時LCDに表示されている。しかしながら、デジタルカメラのLCDは、通常被写体のフレーミングを行うビューファインダとして機能するため、位置座標が常時表示されているとフレーミングの邪魔になって扱い難くなる。
【0006】
本発明は、被写体のフレーミングを邪魔することなく、位置座標を確認することができるデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、被写体画像を表示する画像表示手段と、撮影場所の位置座標を検出する位置座標検出手段とを備えたデジタルカメラにおいて、前記被写体画像を撮影する前に行われる撮影準備処理時に、前記位置座標検出手段で検出した位置座標を格納する位置座標格納手段と、前記撮影準備処理時に、撮影する画像と合わせて前記画像表示手段に位置座標を表示するとともに、撮影準備処理が中断されたとき、または撮影が行われた後に、前記位置座標の表示をオフにする表示制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、被写体画像を表示する画像表示手段と、撮影場所の位置座標を検出する位置座標検出手段から位置座標を受信する通信手段とを備えたデジタルカメラにおいて、前記被写体画像を撮影する前に行われる撮影準備処理時に、前記位置座標検出手段で検出され、前記通信手段で受信した位置座標を格納する位置座標格納手段と、前記撮影準備処理時に、撮影する画像と合わせて前記画像表示手段に位置座標を表示するとともに、撮影準備処理が中断されたとき、または撮影が行われた後に、前記位置座標の表示をオフにする表示制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0009】
なお、前記撮影が行われた後、前記位置座標格納手段に格納された位置座標と撮影した画像データとを関連付けて記憶する記憶手段を設けることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1および図2において、デジタルカメラ2には、撮像レンズ10が組み込まれたレンズ鏡胴11、光学ファインダを構成するファインダ対物窓12とファインダ接眼窓13、およびストロボ発光部14が設けられている。側面および上面には、グリップ部15、モードダイヤル16、レリーズボタン17、およびアンテナ18が設けられており、他方の側面には、メモリカード19が着脱自在に装填されるメモリカードスロット20が設けられている。
【0011】
撮像レンズ10の背後には、図示しないCCDイメージセンサが配置されており、これらとレンズ鏡胴11とで撮像部32(図3参照)を構成している。CCDイメージセンサからの撮像信号は、A/D変換器34(図3参照)によりデジタルの画像データに変換される。この画像データは、デジタルカメラ2の背面に設けられた液晶表示器(LCD)21で、いわゆるスルー画像として表示される。また、このLCD21、あるいは光学ファインダを通して被写体画像のフレーミングが行われる。
【0012】
レリーズボタン17は、2段階押しのスイッチとなっており、LCD21または光学ファインダによるフレーミングの後にレリーズボタン17を軽く押圧すると、露光調整、撮像レンズ10の焦点調整などの各種撮影準備処理が施される。撮影準備処理が施された撮像信号は、レリーズボタン17を離すまでデータロックされる。そして、この状態でレリーズボタン17をもう1度強く押圧すると、撮影準備処理が施された1画面分の撮像信号が画像データに変換された後、後述する位置座標データと関連付けてメモリカード19に記録される。
【0013】
デジタルカメラ2の背面には、LCD21のほかに、電源のオン/オフ切替えを行う電源ボタン、撮像レンズ10のズームレンズをワイド側、テレ側に変倍するズーム操作ボタン、およびLCD21に表示されるメニュー画面内でカーソルを移動させるカーソル操作キーなどからなる操作部22が設けられている。
【0014】
デジタルカメラ2では、静止画撮影を行う静止画撮影モード、撮影した画像をLCD21に表示する再生モード、および各種設定を行うセットアップモードが選択可能となっている。これらのモードの切り替えは、モードダイヤル16を回動操作させることで行われる。
【0015】
デジタルカメラ2の電気的構成を示す図3において、CPU30は、バス31を介してデジタルカメラ2の各部を制御する。撮像部32は、撮像レンズ10からの光学的な被写体画像をCCDイメージセンサで電気的な撮像信号に変換する。撮像部32からの撮像信号は、信号処理部33により輪郭強調、ガンマ補正、ホワイトバランス調整などの各種信号処理を施され、A/D変換器34でデジタルの画像データに変換される。
【0016】
システムメモリ35は、撮影シーケンスを行うための各種プログラムが記憶されるROMや、プログラムの実行に必要な各種データが一時記憶されるRAMから構成される。CPU30は、バス31を介してシステムメモリ35に記憶されたプログラムやデータを読み出し、これらに基づいてデジタルカメラ2の各部を制御する。
【0017】
不揮発性メモリ36は、EEPROMなどの書き換え可能な記憶媒体からなり、デジタルカメラ2を動作させるために必要な各種設定情報が記録される。この各種設定情報は、新機能を追加する際などに新しい情報に書き換えられる。フレームメモリ37には、画像処理が施された1フレーム分の画像データが書き込まれる。フレームメモリ37に書き込まれた画像データは、次回の撮影を実行するまで保存される。
【0018】
画像圧縮・伸張回路38は、フレームメモリ37に書き込まれた画像データに対して、例えばJPEG形式で圧縮処理を施す。圧縮処理後の画像データは、カードI/F39を介してメモリカード19に記録される。
【0019】
GPSモジュール40は、アンテナ18を介してGPS衛星からの位置座標データ(撮影場所の経緯度)を受信する。GPS衛星からの位置座標データは、例えば1秒周期で送信される。GPSモジュール40で受信した位置座標データは、不揮発性メモリ36に一時記録される。このようにすると、撮影環境によりGPSモジュール40がGPS衛星からの位置座標データを取得することができなかった場合、最後に取得した位置座標データを、その撮影場所の位置座標データとして代用することができる。なお、不揮発性メモリ36ではなく、システムメモリ35のRAMに位置座標データを一時記録してもよい。
【0020】
不揮発性メモリ36に一時記録された位置座標データは、レリーズボタン17が半押しされて撮影準備処理が行われる際に、不揮発性メモリ36から読み出され、撮影準備処理された画像データとともにフレームメモリ37に格納される。また、図4に示すように、このとき読み出された位置座標は、LCDドライバ41を介してLCD21に表示される。なお、LCD21に表示する位置座標としては、図4に示すような経緯度だけでなく、この経緯度を元にして割り出した撮影場所周辺の住所や施設名などでもよい。また、撮影環境によりGPS衛星からの位置座標データを取得できなかった場合は、アンダーバーや×を表示してもよい。さらに、位置座標の表示箇所は、LCD21の画面下側でもよい。
【0021】
フレームメモリ37に格納された位置座標データは、レリーズボタン17がもう一度押圧され撮影が実行された後、図5に示すように、撮影した画像データ50、サムネイル画像51とともにタグ情報52に添付され、メモリカード19に記録される。
【0022】
CPU30は、レリーズボタン17の半押しが解除された場合、または撮影が実行された後、LCD21の位置座標の表示をオフする。このような構成であると、LCD21のビューファインダとしての機能が損なわれず、正確に被写体のフレーミングを行うことができる。また、レリーズボタン17を半押しした状態で、これから撮影する画像の位置座標が分かるので、適当な撮影位置であるか否かを撮影前に確認することができる。
【0023】
図3において、ストロボ装置42は、ストロボ制御回路43により動作制御される。デジタルカメラ2には、上記の他にも、タイマ44、撮影日時を記録するためのカレンダー・時計機能45、操作部22と入出力信号の授受を行うI/Oポート46、各部に電源を供給する電源供給部47などが設けられている。なお、GPSモジュール40には、デジタルカメラ2の電源投入後、直ちに位置座標データを取得することができるように、デジタルカメラ2の動作状態(電源のオン/オフ)に関わらず、個別に電源が供給されている。
【0024】
次に、上記実施形態による作用について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。まず、モードダイヤル16を操作して静止画撮影モードを選択し、被写体のフレーミングを行った後、レリーズボタン17を半押しして撮影準備処理を施す。このとき、CPU30により一時記録された位置座標データが不揮発性メモリ36から読み出され、撮影準備処理が施された画像データとともにフレームメモリ37に格納される。また、図4に示すように、位置座標がLCD21に表示される。
【0025】
レリーズボタン17の半押しが解除された場合、LCD21の位置座標の表示がオフされ、再び撮影待機状態に戻る。一方、半押しの状態からレリーズボタン17がもう1度強く押圧され撮影が実行された場合、位置座標データはタグ情報52に添付され、画像データとともにメモリカード19に記録される。画像データの記録後、LCD21の位置座標の表示がオフされ、再び撮影待機状態に戻る。
【0026】
上記実施形態では、GPSモジュール40を内蔵したデジタルカメラ2を挙げて説明したが、図7に示すように、外付けまたは別体で設けられたGPSモジュール61から位置座標データを受信する通信手段62(例えばブルートゥースなどの無線通信手段)を備えたデジタルカメラ60についても、本発明は有効である。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明のデジタルカメラによれば、被写体画像を撮影する前に行われる撮影準備処理時に、位置座標検出手段で検出した位置座標を格納する位置座標格納手段と、撮影準備処理時に、撮影する画像と合わせて画像表示手段に位置座標を表示するとともに、撮影準備処理が中断されたとき、または撮影が行われた後に、位置座標の表示をオフにする表示制御手段とを設けたので、被写体のフレーミングを邪魔することなく、位置座標を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したデジタルカメラの正面概観斜視図である。
【図2】図1に示すデジタルカメラの背面概観斜視図である。
【図3】デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】LCDに位置座標を表示した状態を示す図である。
【図5】画像ファイルの構成を示す模式図である。
【図6】デジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の別の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
2 デジタルカメラ
10 撮像レンズ
17 レリーズボタン
18 アンテナ
19 メモリカード
21 液晶表示器(LCD)
30 CPU
36 不揮発性メモリ
37 フレームメモリ
40、61 GPSモジュール
52 タグ情報
62 通信手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影場所の位置座標を検出する機能を備えたデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
CCDイメージセンサなどの撮像素子で撮像した被写体画像をデジタルの画像データに変換し、内蔵メモリやメモリカードなどの記憶媒体に記録するデジタルカメラが普及している。また、最近では、デジタルカメラで撮影した画像を独自に編集してホームページで公開したり、電子アルバムを作成する利用者が増加の傾向にある。特に旅行などで撮影枚数が多くなる場合、枚数ごとに撮影場所が分かるように、コメントや周辺の地図を添えるなどして、撮影場所の雰囲気を伝える工夫を凝らしている。
【0003】
上記のような利用者の要望に応えるために、撮影場所の位置座標と画像データとを関連付けて記録・表示するカメラが提案されている(特許文献1参照)。このカメラには、車載用ナビゲーション装置や携帯電話に利用されているGPS(グローバル・ポジショニング・システム)機能が搭載され、レリーズボタンが半押しされたときにGPS衛星から定期的に送信される位置座標を確定して、撮影が実行されたときに画像データと位置座標とを関連付けて記録する。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−265126号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載されるカメラでは、GPS衛星からの位置座標が常時LCDに表示されている。しかしながら、デジタルカメラのLCDは、通常被写体のフレーミングを行うビューファインダとして機能するため、位置座標が常時表示されているとフレーミングの邪魔になって扱い難くなる。
【0006】
本発明は、被写体のフレーミングを邪魔することなく、位置座標を確認することができるデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、被写体画像を表示する画像表示手段と、撮影場所の位置座標を検出する位置座標検出手段とを備えたデジタルカメラにおいて、前記被写体画像を撮影する前に行われる撮影準備処理時に、前記位置座標検出手段で検出した位置座標を格納する位置座標格納手段と、前記撮影準備処理時に、撮影する画像と合わせて前記画像表示手段に位置座標を表示するとともに、撮影準備処理が中断されたとき、または撮影が行われた後に、前記位置座標の表示をオフにする表示制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、被写体画像を表示する画像表示手段と、撮影場所の位置座標を検出する位置座標検出手段から位置座標を受信する通信手段とを備えたデジタルカメラにおいて、前記被写体画像を撮影する前に行われる撮影準備処理時に、前記位置座標検出手段で検出され、前記通信手段で受信した位置座標を格納する位置座標格納手段と、前記撮影準備処理時に、撮影する画像と合わせて前記画像表示手段に位置座標を表示するとともに、撮影準備処理が中断されたとき、または撮影が行われた後に、前記位置座標の表示をオフにする表示制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0009】
なお、前記撮影が行われた後、前記位置座標格納手段に格納された位置座標と撮影した画像データとを関連付けて記憶する記憶手段を設けることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1および図2において、デジタルカメラ2には、撮像レンズ10が組み込まれたレンズ鏡胴11、光学ファインダを構成するファインダ対物窓12とファインダ接眼窓13、およびストロボ発光部14が設けられている。側面および上面には、グリップ部15、モードダイヤル16、レリーズボタン17、およびアンテナ18が設けられており、他方の側面には、メモリカード19が着脱自在に装填されるメモリカードスロット20が設けられている。
【0011】
撮像レンズ10の背後には、図示しないCCDイメージセンサが配置されており、これらとレンズ鏡胴11とで撮像部32(図3参照)を構成している。CCDイメージセンサからの撮像信号は、A/D変換器34(図3参照)によりデジタルの画像データに変換される。この画像データは、デジタルカメラ2の背面に設けられた液晶表示器(LCD)21で、いわゆるスルー画像として表示される。また、このLCD21、あるいは光学ファインダを通して被写体画像のフレーミングが行われる。
【0012】
レリーズボタン17は、2段階押しのスイッチとなっており、LCD21または光学ファインダによるフレーミングの後にレリーズボタン17を軽く押圧すると、露光調整、撮像レンズ10の焦点調整などの各種撮影準備処理が施される。撮影準備処理が施された撮像信号は、レリーズボタン17を離すまでデータロックされる。そして、この状態でレリーズボタン17をもう1度強く押圧すると、撮影準備処理が施された1画面分の撮像信号が画像データに変換された後、後述する位置座標データと関連付けてメモリカード19に記録される。
【0013】
デジタルカメラ2の背面には、LCD21のほかに、電源のオン/オフ切替えを行う電源ボタン、撮像レンズ10のズームレンズをワイド側、テレ側に変倍するズーム操作ボタン、およびLCD21に表示されるメニュー画面内でカーソルを移動させるカーソル操作キーなどからなる操作部22が設けられている。
【0014】
デジタルカメラ2では、静止画撮影を行う静止画撮影モード、撮影した画像をLCD21に表示する再生モード、および各種設定を行うセットアップモードが選択可能となっている。これらのモードの切り替えは、モードダイヤル16を回動操作させることで行われる。
【0015】
デジタルカメラ2の電気的構成を示す図3において、CPU30は、バス31を介してデジタルカメラ2の各部を制御する。撮像部32は、撮像レンズ10からの光学的な被写体画像をCCDイメージセンサで電気的な撮像信号に変換する。撮像部32からの撮像信号は、信号処理部33により輪郭強調、ガンマ補正、ホワイトバランス調整などの各種信号処理を施され、A/D変換器34でデジタルの画像データに変換される。
【0016】
システムメモリ35は、撮影シーケンスを行うための各種プログラムが記憶されるROMや、プログラムの実行に必要な各種データが一時記憶されるRAMから構成される。CPU30は、バス31を介してシステムメモリ35に記憶されたプログラムやデータを読み出し、これらに基づいてデジタルカメラ2の各部を制御する。
【0017】
不揮発性メモリ36は、EEPROMなどの書き換え可能な記憶媒体からなり、デジタルカメラ2を動作させるために必要な各種設定情報が記録される。この各種設定情報は、新機能を追加する際などに新しい情報に書き換えられる。フレームメモリ37には、画像処理が施された1フレーム分の画像データが書き込まれる。フレームメモリ37に書き込まれた画像データは、次回の撮影を実行するまで保存される。
【0018】
画像圧縮・伸張回路38は、フレームメモリ37に書き込まれた画像データに対して、例えばJPEG形式で圧縮処理を施す。圧縮処理後の画像データは、カードI/F39を介してメモリカード19に記録される。
【0019】
GPSモジュール40は、アンテナ18を介してGPS衛星からの位置座標データ(撮影場所の経緯度)を受信する。GPS衛星からの位置座標データは、例えば1秒周期で送信される。GPSモジュール40で受信した位置座標データは、不揮発性メモリ36に一時記録される。このようにすると、撮影環境によりGPSモジュール40がGPS衛星からの位置座標データを取得することができなかった場合、最後に取得した位置座標データを、その撮影場所の位置座標データとして代用することができる。なお、不揮発性メモリ36ではなく、システムメモリ35のRAMに位置座標データを一時記録してもよい。
【0020】
不揮発性メモリ36に一時記録された位置座標データは、レリーズボタン17が半押しされて撮影準備処理が行われる際に、不揮発性メモリ36から読み出され、撮影準備処理された画像データとともにフレームメモリ37に格納される。また、図4に示すように、このとき読み出された位置座標は、LCDドライバ41を介してLCD21に表示される。なお、LCD21に表示する位置座標としては、図4に示すような経緯度だけでなく、この経緯度を元にして割り出した撮影場所周辺の住所や施設名などでもよい。また、撮影環境によりGPS衛星からの位置座標データを取得できなかった場合は、アンダーバーや×を表示してもよい。さらに、位置座標の表示箇所は、LCD21の画面下側でもよい。
【0021】
フレームメモリ37に格納された位置座標データは、レリーズボタン17がもう一度押圧され撮影が実行された後、図5に示すように、撮影した画像データ50、サムネイル画像51とともにタグ情報52に添付され、メモリカード19に記録される。
【0022】
CPU30は、レリーズボタン17の半押しが解除された場合、または撮影が実行された後、LCD21の位置座標の表示をオフする。このような構成であると、LCD21のビューファインダとしての機能が損なわれず、正確に被写体のフレーミングを行うことができる。また、レリーズボタン17を半押しした状態で、これから撮影する画像の位置座標が分かるので、適当な撮影位置であるか否かを撮影前に確認することができる。
【0023】
図3において、ストロボ装置42は、ストロボ制御回路43により動作制御される。デジタルカメラ2には、上記の他にも、タイマ44、撮影日時を記録するためのカレンダー・時計機能45、操作部22と入出力信号の授受を行うI/Oポート46、各部に電源を供給する電源供給部47などが設けられている。なお、GPSモジュール40には、デジタルカメラ2の電源投入後、直ちに位置座標データを取得することができるように、デジタルカメラ2の動作状態(電源のオン/オフ)に関わらず、個別に電源が供給されている。
【0024】
次に、上記実施形態による作用について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。まず、モードダイヤル16を操作して静止画撮影モードを選択し、被写体のフレーミングを行った後、レリーズボタン17を半押しして撮影準備処理を施す。このとき、CPU30により一時記録された位置座標データが不揮発性メモリ36から読み出され、撮影準備処理が施された画像データとともにフレームメモリ37に格納される。また、図4に示すように、位置座標がLCD21に表示される。
【0025】
レリーズボタン17の半押しが解除された場合、LCD21の位置座標の表示がオフされ、再び撮影待機状態に戻る。一方、半押しの状態からレリーズボタン17がもう1度強く押圧され撮影が実行された場合、位置座標データはタグ情報52に添付され、画像データとともにメモリカード19に記録される。画像データの記録後、LCD21の位置座標の表示がオフされ、再び撮影待機状態に戻る。
【0026】
上記実施形態では、GPSモジュール40を内蔵したデジタルカメラ2を挙げて説明したが、図7に示すように、外付けまたは別体で設けられたGPSモジュール61から位置座標データを受信する通信手段62(例えばブルートゥースなどの無線通信手段)を備えたデジタルカメラ60についても、本発明は有効である。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明のデジタルカメラによれば、被写体画像を撮影する前に行われる撮影準備処理時に、位置座標検出手段で検出した位置座標を格納する位置座標格納手段と、撮影準備処理時に、撮影する画像と合わせて画像表示手段に位置座標を表示するとともに、撮影準備処理が中断されたとき、または撮影が行われた後に、位置座標の表示をオフにする表示制御手段とを設けたので、被写体のフレーミングを邪魔することなく、位置座標を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したデジタルカメラの正面概観斜視図である。
【図2】図1に示すデジタルカメラの背面概観斜視図である。
【図3】デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】LCDに位置座標を表示した状態を示す図である。
【図5】画像ファイルの構成を示す模式図である。
【図6】デジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の別の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
2 デジタルカメラ
10 撮像レンズ
17 レリーズボタン
18 アンテナ
19 メモリカード
21 液晶表示器(LCD)
30 CPU
36 不揮発性メモリ
37 フレームメモリ
40、61 GPSモジュール
52 タグ情報
62 通信手段
Claims (3)
- 被写体画像を表示する画像表示手段と、撮影場所の位置座標を検出する位置座標検出手段とを備えたデジタルカメラにおいて、
前記被写体画像を撮影する前に行われる撮影準備処理時に、前記位置座標検出手段で検出した位置座標を格納する位置座標格納手段と、
前記撮影準備処理時に、撮影する画像と合わせて前記画像表示手段に位置座標を表示するとともに、撮影準備処理が中断されたとき、または撮影が行われた後に、前記位置座標の表示をオフにする表示制御手段とを設けたことを特徴とするデジタルカメラ。 - 被写体画像を表示する画像表示手段と、撮影場所の位置座標を検出する位置座標検出手段から位置座標を受信する通信手段とを備えたデジタルカメラにおいて、
前記被写体画像を撮影する前に行われる撮影準備処理時に、前記位置座標検出手段で検出され、前記通信手段で受信した位置座標を格納する位置座標格納手段と、
前記撮影準備処理時に、撮影する画像と合わせて前記画像表示手段に位置座標を表示するとともに、撮影準備処理が中断されたとき、または撮影が行われた後に、前記位置座標の表示をオフにする表示制御手段とを設けたことを特徴とするデジタルカメラ。 - 前記撮影が行われた後、前記位置座標格納手段に格納された位置座標と撮影した画像データとを関連付けて記憶する記憶手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のデジタルカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003084844A JP2004297297A (ja) | 2003-03-26 | 2003-03-26 | デジタルカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003084844A JP2004297297A (ja) | 2003-03-26 | 2003-03-26 | デジタルカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004297297A true JP2004297297A (ja) | 2004-10-21 |
Family
ID=33399912
Family Applications (1)
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JP2003084844A Pending JP2004297297A (ja) | 2003-03-26 | 2003-03-26 | デジタルカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004297297A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007025483A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Ricoh Co Ltd | 画像記憶処理装置 |
CN108268847A (zh) * | 2018-01-18 | 2018-07-10 | 逄泽沐风 | 一种电影蒙太奇语言分析的方法与系统 |
-
2003
- 2003-03-26 JP JP2003084844A patent/JP2004297297A/ja active Pending
Cited By (3)
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