JP2004296954A - リードフレーム基板 - Google Patents
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Abstract
【課題】バーリング加工を施した導体金属の穴に搭載部品のリードを挿入してはんだ付けするにあたり、搭載部品が熱の影響を受けることがなく、また、ハンダクラックが発生することもないリードフレーム基板を提供する。
【解決手段】導体金属2の表面を不導体の樹脂3でコーティングし、実装する搭載部品6のリード7をはんだ付けする部分のみ樹脂3を除去したリードフレーム基板1において、リード7を挿入する穴4を樹脂3の除去部にバーリング加工により穿孔して搭載部品6の実装側と反対側にバリ5を形成し、リード7を穴4及びバリ5内に挿入してこれらリード7、穴4及びバリ5を包むようにはんだ付けする。
【選択図】 図1
【解決手段】導体金属2の表面を不導体の樹脂3でコーティングし、実装する搭載部品6のリード7をはんだ付けする部分のみ樹脂3を除去したリードフレーム基板1において、リード7を挿入する穴4を樹脂3の除去部にバーリング加工により穿孔して搭載部品6の実装側と反対側にバリ5を形成し、リード7を穴4及びバリ5内に挿入してこれらリード7、穴4及びバリ5を包むようにはんだ付けする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リードフレーム基板に係り、さらに詳しくは、リードフレーム基板に設けた穴に挿入した搭載部品のリードのはんだ付けに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種技術に、樹脂成形基板に埋設される金属回路パターンにおいて、実装される電気部品のランド挿入穴形状を、はんだ付け面と反対方向にバーリング加工を施したものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−74460号公報(第3頁、図6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載の技術においては、電気部品のランドのはんだ付け面と反対方向、したがって電気部品側にバーリング加工を施してあるため、ランドをはんだ付けする際、はんだがバーリング加工部に盛り上って電気部品との距離が近くなり、電気部品が熱の影響を受けて劣化したり壊れたりするという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、バーリング加工を施した導体金属の穴に搭載部品のリードを挿入してはんだ付けするにあたり、搭載部品が熱の影響を受けることがなく、また、ハンダクラックが発生することもないリードフレーム基板を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るリードフレーム基板は、導体金属の表面を不導体の樹脂でコーティングし、実装する搭載部品のリードをはんだ付けする部分のみ前記樹脂を除去したリードフレーム基板において、前記リードを挿入する穴を前記樹脂の除去部にバーリング加工により穿孔して前記搭載部品の実装側と反対側にバリを形成し、前記リードを穴及びバリ内に挿入してこれらリード、穴及びバリを包むようにはんだ付けするようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
導体金属に電気部品の如き搭載部品を実装する場合、導体金属に搭載部品のリードを挿通してはんだ付けするための穴をあけるが、この穴をあける際に導体金属のバリが発生する。これをバーリング加工と呼んでいる。従来はこのバリを取除いていたが、本発明においては、バリを取り除かずにそのまま利用するようにしたものである。
【0008】
図1は本発明の実施の形態に係るリードフレーム基板の要部の説明図である。
リードフレーム1を構成する導体金属2の表面は不導体の樹脂3でコーティングされており、この導体金属2は電気部品の如き搭載部品6のリード7をはんだ付けする近傍のみ樹脂3を除去して導体金属2を露出させ、この部分に搭載部品6のリード7を挿入する穴4があけられている。この穴4の穿孔にあたっては、搭載部品6を実装する側と反対側にバーリング加工によりバリ5が形成される。
【0009】
そして、この穴4及びバリ5内に、搭載部品6のリード7をその先端部がバリ5の先端部から突出するまで挿入し、バリ5の内外及びリード7を包み込むようにはんだ8を流してこれらをはんだ付けし、リード7を導体金属2に電気的、機械的に接続する。このとき、ハンダ8の上面(搭載部品6側)は、導体金属2の上面とほぼ同じ高さとし、搭載部品6との間には大きな空間部が形成される。
【0010】
本発明のように、リード7を挿入する穴4をバーリング加工により形成してバリ5をそのまま残した場合、搭載部品6のリード7が挿入される穴4の内壁の面積が、バリ5を取り除いた場合に比べて大幅に増加するため、リード7をはんだ付けする際のリード7と穴4との接触面積が増加し、両者の間に流れ込むはんだ8の量も増加する。はんだ8の量が増加するとリード7が確実に固定されることになり、搭載部品6の実装強度を高めることができる。また、はんだ8の量が増加することによりハンダクラックが発生しにくくなり、ハンダクラック防止対策としても有効である。
また、はんだ8の上面と搭載部品6との間には大きな空間部が形成されるので、はんだ付けの際の熱によって搭載部品6が劣化したり壊れたりすることがない。
【0011】
なお、前記の特許文献1の図5には、バーリング加工を電気部品の実装側と反対側に設けた例が示してあるが、このように構成するとはんだの接着寸法が減少するばかりでなく、円周状の輪切れのようなクラックが発生する危険性があるとしている。
これははんだの量が少ないためと考えられるが、本発明においては、リード7及びバリ5の周囲を多量のハンダ8により包むようにはんだ付けするので、ハンダクラックが発生することはない。
【0012】
【発明の効果】
本発明は、導体金属に設けた搭載部品のリードを挿入する穴をバーリング加工により搭載部品の実装側と反対側にバリを形成し、リードを穴及びバリ内に挿入してこれらリード、穴及びバリを包むようにはんだ付けし、はんだの上面と搭載部品との間に大きな空間部を形成するようにしたので、搭載部品がはんだの熱の影響によって劣化したり壊れたりすることがなく、信頼性の高いリードフレームを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るリードフレーム基板の要部の説明図である。
【符号の説明】
1 リードフレーム基板、2 導体金属、3 樹脂、4 穴、5 バリ、6 搭載部品、7 リード、8 はんだ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、リードフレーム基板に係り、さらに詳しくは、リードフレーム基板に設けた穴に挿入した搭載部品のリードのはんだ付けに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種技術に、樹脂成形基板に埋設される金属回路パターンにおいて、実装される電気部品のランド挿入穴形状を、はんだ付け面と反対方向にバーリング加工を施したものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−74460号公報(第3頁、図6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載の技術においては、電気部品のランドのはんだ付け面と反対方向、したがって電気部品側にバーリング加工を施してあるため、ランドをはんだ付けする際、はんだがバーリング加工部に盛り上って電気部品との距離が近くなり、電気部品が熱の影響を受けて劣化したり壊れたりするという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、バーリング加工を施した導体金属の穴に搭載部品のリードを挿入してはんだ付けするにあたり、搭載部品が熱の影響を受けることがなく、また、ハンダクラックが発生することもないリードフレーム基板を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るリードフレーム基板は、導体金属の表面を不導体の樹脂でコーティングし、実装する搭載部品のリードをはんだ付けする部分のみ前記樹脂を除去したリードフレーム基板において、前記リードを挿入する穴を前記樹脂の除去部にバーリング加工により穿孔して前記搭載部品の実装側と反対側にバリを形成し、前記リードを穴及びバリ内に挿入してこれらリード、穴及びバリを包むようにはんだ付けするようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
導体金属に電気部品の如き搭載部品を実装する場合、導体金属に搭載部品のリードを挿通してはんだ付けするための穴をあけるが、この穴をあける際に導体金属のバリが発生する。これをバーリング加工と呼んでいる。従来はこのバリを取除いていたが、本発明においては、バリを取り除かずにそのまま利用するようにしたものである。
【0008】
図1は本発明の実施の形態に係るリードフレーム基板の要部の説明図である。
リードフレーム1を構成する導体金属2の表面は不導体の樹脂3でコーティングされており、この導体金属2は電気部品の如き搭載部品6のリード7をはんだ付けする近傍のみ樹脂3を除去して導体金属2を露出させ、この部分に搭載部品6のリード7を挿入する穴4があけられている。この穴4の穿孔にあたっては、搭載部品6を実装する側と反対側にバーリング加工によりバリ5が形成される。
【0009】
そして、この穴4及びバリ5内に、搭載部品6のリード7をその先端部がバリ5の先端部から突出するまで挿入し、バリ5の内外及びリード7を包み込むようにはんだ8を流してこれらをはんだ付けし、リード7を導体金属2に電気的、機械的に接続する。このとき、ハンダ8の上面(搭載部品6側)は、導体金属2の上面とほぼ同じ高さとし、搭載部品6との間には大きな空間部が形成される。
【0010】
本発明のように、リード7を挿入する穴4をバーリング加工により形成してバリ5をそのまま残した場合、搭載部品6のリード7が挿入される穴4の内壁の面積が、バリ5を取り除いた場合に比べて大幅に増加するため、リード7をはんだ付けする際のリード7と穴4との接触面積が増加し、両者の間に流れ込むはんだ8の量も増加する。はんだ8の量が増加するとリード7が確実に固定されることになり、搭載部品6の実装強度を高めることができる。また、はんだ8の量が増加することによりハンダクラックが発生しにくくなり、ハンダクラック防止対策としても有効である。
また、はんだ8の上面と搭載部品6との間には大きな空間部が形成されるので、はんだ付けの際の熱によって搭載部品6が劣化したり壊れたりすることがない。
【0011】
なお、前記の特許文献1の図5には、バーリング加工を電気部品の実装側と反対側に設けた例が示してあるが、このように構成するとはんだの接着寸法が減少するばかりでなく、円周状の輪切れのようなクラックが発生する危険性があるとしている。
これははんだの量が少ないためと考えられるが、本発明においては、リード7及びバリ5の周囲を多量のハンダ8により包むようにはんだ付けするので、ハンダクラックが発生することはない。
【0012】
【発明の効果】
本発明は、導体金属に設けた搭載部品のリードを挿入する穴をバーリング加工により搭載部品の実装側と反対側にバリを形成し、リードを穴及びバリ内に挿入してこれらリード、穴及びバリを包むようにはんだ付けし、はんだの上面と搭載部品との間に大きな空間部を形成するようにしたので、搭載部品がはんだの熱の影響によって劣化したり壊れたりすることがなく、信頼性の高いリードフレームを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るリードフレーム基板の要部の説明図である。
【符号の説明】
1 リードフレーム基板、2 導体金属、3 樹脂、4 穴、5 バリ、6 搭載部品、7 リード、8 はんだ。
Claims (1)
- 導体金属の表面を不導体の樹脂でコーティングし、実装する搭載部品のリードをはんだ付けする部分のみ前記樹脂を除去したリードフレーム基板において、
前記リードを挿入する穴を前記樹脂の除去部にバーリング加工により穿孔して前記搭載部品の実装側と反対側にバリを形成し、前記リードを穴及びバリ内に挿入してこれらリード、穴及びバリを包むようにはんだ付けすることを特徴とするリードフレーム基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003089467A JP2004296954A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | リードフレーム基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003089467A JP2004296954A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | リードフレーム基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004296954A true JP2004296954A (ja) | 2004-10-21 |
Family
ID=33403309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003089467A Pending JP2004296954A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | リードフレーム基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004296954A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006294785A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 電子回路装置 |
JP2007165458A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | リードフレームとその製造方法 |
JP2016225377A (ja) * | 2015-05-28 | 2016-12-28 | 三菱電機株式会社 | 車載用電子制御装置 |
-
2003
- 2003-03-28 JP JP2003089467A patent/JP2004296954A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006294785A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 電子回路装置 |
JP2007165458A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | リードフレームとその製造方法 |
JP2016225377A (ja) * | 2015-05-28 | 2016-12-28 | 三菱電機株式会社 | 車載用電子制御装置 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050727 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080228 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20080311 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
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