JP2004296767A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004296767A
JP2004296767A JP2003086850A JP2003086850A JP2004296767A JP 2004296767 A JP2004296767 A JP 2004296767A JP 2003086850 A JP2003086850 A JP 2003086850A JP 2003086850 A JP2003086850 A JP 2003086850A JP 2004296767 A JP2004296767 A JP 2004296767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
hydrogen
resistance element
semiconductor device
high resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003086850A
Other languages
English (en)
Inventor
Taichi Miyazaki
太一 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP2003086850A priority Critical patent/JP2004296767A/ja
Publication of JP2004296767A publication Critical patent/JP2004296767A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】高抵抗素子を有する半導体装置では、この高抵抗素子の上にパッシベーション膜からの水素拡散を防止する膜を形成する必要がある。従来は、通常の半導体装置を製造する工程とは別にこの水素拡散防止膜を設ける工程が必要だった。また、パッシベーション膜中の水素濃度を測定するには専用の装置が必要だった。
【解決手段】水素拡散防止膜として、半導体装置を製造する工程で通常金属配線の材料として用いている金属材料を用いる。
また、水素拡散防止膜を設ける高抵抗素子と、設けない高抵抗素子とを同一半導体基板11上に併設し、各々の抵抗値を測定することにより、水素が高抵抗素子に与える影響を抵抗値の低下として測定することができる。すなわち、水素の量を電気特性として得ることができ、水素量を測定する専門の装置を必要としない。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体基板上に多結晶シリコン膜で構成した高抵抗素子を有する半導体装置に関する。さらに詳しくは、水素拡散防止膜を備える高抵抗素子を有する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体基板上に形成されるトランジスタや抵抗などは、不純物を注入する工程と、熱処理をする工程と、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜や多結晶シリコン膜などを成膜する工程と、成膜された各種膜をホトリソ工程でパターニングしエッチング処理によりパターン加工する工程などを組み合わせて形成される。
【0003】
多結晶シリコン膜を用いた高抵抗素子を半導体装置内に形成する場合、高抵抗素子部となる領域に目的の抵抗値を得るために必要な不純物をイオン注入法で導入し、熱処理によって不純物を活性化させ、パターニングすることにより得る。
【0004】
多結晶シリコン膜を用いた高抵抗素子は、高抵抗素子を形成した後に成膜するパッシベーション膜からの水素拡散により抵抗値が変化してしまうという問題があることが知られている。
この問題を解決するため、水素拡散防止膜としてシリコン窒化膜を高抵抗素子部の上部に形成する方法が提案されている。(例えば、特許文献1)
【0005】
【特許文献1】
特開平5−21717号公報(第4頁、図1)
【0006】
特許文献1に示す従来技術について、図を用いて説明する。図12は特許文献1に示す従来技術の断面図である。半導体基板11上に素子分離膜12を設け、多結晶シリコン膜13上にシリコン窒化膜14を設けている。このシリコン窒化膜14が水素防止膜として機能する。
【0007】
次に、図9から図12を用いて特許文献1に示す従来技術の製造方法を説明する。
図9に示すように、半導体基板11上に熱酸化法によりシリコン酸化膜からなる素子分離膜12を形成する。
次に、素子分離膜12上に多結晶シリコン膜13を化学的気相成長法を用いて成膜する。
次に、多結晶シリコン膜13に低濃度の不純物をイオン注入法で導入する。
【0008】
次に、図10に示すように、多結晶シリコン膜13の全面にシリコン窒化膜14を知られている化学的気相成長法で成膜する。
次に、シリコン窒化膜14上に知られているホトリソ技術によりホトレジスト膜15を形成する。
【0009】
次に、図11に示すように、ホトレジスト膜15をマスクとしてエッチング技術によりシリコン窒化膜14を所望の形状にパターニングする。
次に、ホトレジスト膜15をマスクとして、多結晶シリコン膜13に高濃度の不純物をイオン注入法で導入する。
【0010】
次に、図12に示すように、ホトレジスト膜15を除去した後、ホトリソ技術とエッチング技術とで多結晶シリコン膜13を所望の形状にパターニングする。
次に、半導体基板11上に層間絶縁膜16を化学的気相成長法で成膜する。
【0011】
多結晶シリコン膜13にイオン注入された不純物は、層間絶縁膜16形成工程、知られている金属配線形成工程、後の工程で形成されるパッシベーション膜の成膜工程、熱処理工程などの熱処理によって活性化させる。
高濃度の不純物をイオン注入した箇所は低抵抗部13aとなり、低濃度の不純物をイオン注入した箇所は高抵抗部13bとなる。
低抵抗部13aと高抵抗部13bとは半導体基板11と素子分離膜12で電気的に絶縁されている。
【0012】
多結晶シリコン膜を用いた高抵抗素子の抵抗値は高抵抗素子の上部に形成したパッシベーション膜からの水素拡散の影響を受けて低下する。このため、特許文献1に示した従来の技術では図12に示すように高抵抗部13bの上部に水素拡散防止膜としてシリコン窒化膜14を形成し、抵抗値の低下を防止している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来、多結晶シリコン膜を用いた高抵抗素子の抵抗値を安定化するために、水素拡散防止膜を高抵抗部の上に形成する必要があった。高抵抗部の上に水素拡散防止膜を形成する工程は通常の半導体装置を製造する工程とは別に必要であり、工程増加になり問題であった。
【0014】
ところで、パッシベーション膜中には必ず水素が含まれる。このため、半導体装置の製造工程では高抵抗素子の抵抗値の低下を防止するために水素拡散防止膜を形成するとともに工程内でパッシベーション膜の水素濃度を測定している。以下に説明する。
【0015】
パッシベーション膜中の水素濃度を測定する方法の一例として、赤外分光分析機を用いた測定方法がある。
赤外分光分析機による測定は、赤外領域の光吸収スペクトルにおける吸収バンドの位置や強度からの物質の同定、分子内結合の状態やその濃度などを求める分析方法で、半導体製造プロセスで使われるシリコン酸化膜、シリコン窒化膜などの絶縁膜の組成や膜中の不純物に対する評価に有効である。応用例としてパッシベーション膜中の水素濃度を測定している。
【0016】
半導体装置に用いられているパッシベーション膜としてはプラズマ励起を用いた化学的気相成長法によるシリコン窒化膜がある。
【0017】
赤外分光分析機を用いて、パッシベーション膜として用いたシリコン窒化膜の水素濃度を測定することにより、多結晶シリコン膜で形成した高抵抗素子の抵抗変化がわかる。すなわち、水素濃度が高い場合、多結晶シリコン膜で形成した高抵抗素子の抵抗値は低下する。
【0018】
このように、半導体装置の製造工程においては、多結晶シリコン膜で形成した高抵抗素子を低下させないため、赤外分光分析機のような分析機器を用いてパッシベーション膜として用いられるシリコン窒化膜中に含まれる水素濃度を測定し、シリコン窒化膜中の水素濃度を一定に保つように半導体装置の製造プロセスを管理する必要があった。
【0019】
特に、高抵抗素子の抵抗値を安定化させるために、高抵抗部の上部に形成されたパッシベーション膜中の水素濃度を赤外分光分析機のような分析機器を用いて測定する必要があった。
【0020】
また、半導体装置内に拡散される水素濃度を見積もるためには、赤外分光分析機のような分析機器から得られたパッシベーション膜の水素濃度と高抵抗素子の抵抗値の変化との関係から算出するしかなかった。
【0021】
しかしながら、従来行われている赤外分光分析機のような分析機器を用いて水素濃度を測定する方法では、高抵抗素子の抵抗値低下が発生した場合、パッシベーション膜からの水素拡散による原因なのか、半導体装置の製造工程における工程上の不具合なのかを区別することが出来ないという問題があった。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記問題点を解決するために、半導体基板上に多結晶シリコン膜で構成した高抵抗素子を有する半導体装置において、高抵抗素子は電気特性を測定するための測定端子部を有し、高抵抗素子の上部に水素拡散防止膜を設ける第1の高抵抗素子と、高抵抗素子の上部に水素拡散防止膜を設けない第2の高抵抗素子とを同一半導体基板上に設けていることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態における半導体装置の構造について図を用いて説明する。
【0024】
[本発明の高抵抗素子:図1]
図1は本発明の第1の高抵抗素子31の構造を示す断面図である。すでに説明した従来の技術と同様の構成には同一の記号を付与し、説明を省略する。
本発明の第1の高抵抗素子31は、多結晶シリコン膜13の上の層間絶縁膜16上に金属膜19を設けている。この金属膜19が水素防止膜として機能する。
【0025】
さらに詳しく説明する。半導体基板11上に形成する低抵抗部13aと高抵抗部13bとからなる多結晶シリコン膜13と半導体基板11とは電気的に絶縁されるように素子分離膜12を設ける。
【0026】
層間絶縁膜16は、金属配線18と金属膜19とが、低抵抗部13aと高抵抗部13bとの間で電気的に絶縁されるように設ける。
層間絶縁膜16には多結晶シリコン膜からなる低抵抗部13aと金属配線18が電気的に導通するようにコンタクトホール17を設ける。
【0027】
層間絶縁膜16の上部に多結晶シリコン膜13の低抵抗部13aと金属配線18とがコンタクトホール17を介して電気的に接続するように配線する。高抵抗部13b上部の層間絶縁膜16の上部には金属膜19を設ける。金属配線18と金属膜19とは離間して配置する。
【0028】
半導体基板11上に形成する半導体装置を外部環境から保護するために、パッシベーション膜20を設ける。
パッシベーション膜20には半導体基板上11に形成する第1の高抵抗素子31の電気特性が外部の電気的測定器を用いて測定できるように、測定端子部21を設ける。
このような構成にすることによって、高抵抗部13bの上部には金属膜19が形成され、パッシベーション膜20からの水素の拡散を防止することができる。
【0029】
さて、次に、本発明の高抵抗素子を利用して、パッシベーション膜20に含まれる水素濃度を電気的に測定する方法を説明する。そのためには、本発明の第1の高抵抗素子31と第2の高抵抗素子32とを用いる。まず、製造方法とともに説明する。図1〜4を用いて説明する。
【0030】
ただし、従来例の説明と同様に、多結晶シリコン膜で構成する抵抗体の製造方法はすでに知られていることから、説明を省略し、測定端子部を有する高抵抗素子の製造方法について説明する。
【0031】
[製造方法:図1〜図4]
図2に示すように、知られている半導体装置の製造方法を用いて半導体基板11上に素子分離膜12を設け、多結晶シリコン膜13に所望の濃度の不純物を導入し低抵抗部13aと高抵抗部13bとを形成し、層間絶縁膜16を設け、コンタクトホール17を形成する。
【0032】
次に、図3に示すように、スパッタ技術とエッチング技術とを用いてで層間絶縁膜16の上部に金属配線18と高抵抗部13bの上部の層間絶縁膜16の上部に金属膜19を同時に形成する。属配線18と金属膜19とは離間して配置する。
【0033】
高抵抗部13bの上部の層間絶縁膜16の上部に金属膜19を形成した半導体装置は第1の高抵抗素子31になる。
【0034】
金属配線18はコンタクトホール17を介して、低抵抗部13aと接続する。
【0035】
同時に、図4に示すように、スパッタ技術とエッチング技術とを用いて層間絶縁膜16の上部に金属配線18を形成し、高抵抗部13bの上部の層間絶縁膜16の上部に金属膜19(図示せず)を形成しない第2の高抵抗素子32を第1の高抵抗素子31と同一半導体基板11上に形成する。
【0036】
低抵抗部13aと高抵抗部13bは素子分離膜12で半導体基板11と電気的に絶縁する。
【0037】
金属配線18はコンタクトホール17を介して、低抵抗部13aと接続する。
【0038】
次に、図1に示すように、半導体基板11上に化学的気相成長法でパッシベーション膜20を形成し、知られているホトリソ技術とエッチング技術とにより、測定端子部21を形成する。
【0039】
[水素濃度測定方法:図5]
次に、図5を用いてパッシベーション膜20に含まれる水素濃度を調べる方法を詳しく説明する。図5は、同一半導体基板上に第1の高抵抗素子31と第2の高抵抗素子32とを併設した平面図を示す。
【0040】
第1の高抵抗素子31の高抵抗部13bの両端に形成している低抵抗部13aはコンタクトホール17を介して金属配線18と接続している。
【0041】
金属配線18には第1の高抵抗素子31の抵抗値を外部の電気的測定器を用いて測定できるように、測定端子部21を設けている。
測定端子部21を介して外部の電気的測定器を電気的に接続することによって第1の高抵抗素子31の抵抗値を測定することができる。
【0042】
第1の高抵抗素子31は金属膜19により、パッシベーション膜20からの高抵抗部13bへの水素拡散を防止することができるため、高抵抗部13bの抵抗値の低下を防止できる。
【0043】
第2の高抵抗素子32は高抵抗部13bの上部に金属膜19を形成していない。
【0044】
高抵抗部13bの両端に形成してある低抵抗部13aはコンタクトホール17を介して金属配線18と接続している。
金属配線18には高抵抗素子31の抵抗値を外部の電気的測定器を用いて測定できるように、測定端子部21を設けている。
測定端子部21を介して外部の電気的測定器を電気的に接続することによって第2の高抵抗素子31の抵抗値を測定することができる。
【0045】
第2の高抵抗素子32は、金属膜19が形成されていないことから、高抵抗部13bの真上と斜め上方とに形成したパッシベーション膜20(図示せず)からの水素拡散を防止できず、パッシベーション膜20(図示せず)からの水素の影響を受け抵抗値は下がる。
【0046】
第1の高抵抗素子31と第2の高抵抗素子32は同一基板上に形成する。半導体装置の製造工程は同一になるため、半導体装置の製造工程起因による第1の高抵抗素子31と第2の高抵抗素子32の抵抗値の変化は考慮する必要はない。
【0047】
さらに、隣接して設けることにより、他の影響、例えば、半導体基板の反りや多結晶シリコン層13の膜厚のばらつきなどを無くすことができる。
このことから、第1の高抵抗素子31の抵抗値と第2の高抵抗素子32の抵抗値の違いを測定するだけで、その抵抗値からパッシベーション膜20に含まれる水素濃度を算出することができる。
【0048】
本発明の特徴は、多結晶シリコン膜13の高抵抗部13bの上部に金属膜19を設ける第1の高抵抗素子31と、金属膜19を設けない第2の高抵抗素子32とを同一の半導体基板11上に併設することである。その効果は、互いの抵抗値を測定することで、パッシベーション膜20からの高抵抗素子への水素拡散量を電気的な数値として知ることができる。したがって、パッシベーション膜中の水素濃度を赤外分光分析機のような分析機器を用いて測定する必要がない。
【0049】
本発明の実施の形態で示す第1の高抵抗素子31において、多結晶シリコン膜13の上部に設ける金属膜19の形状を様々に変更することができる。図6〜図8を用いて説明する。
【0050】
[本発明の異なる実施の形態:図6]
図6は本発明の異なる実施の形態を示した平面図である。図6に示した例では、第1の高抵抗素子31において、多結晶シリコン膜13の高抵抗部13b上部に形成した金属膜19は、高抵抗部13bより大きく形成したものである。
【0051】
このような構成とすることにより、高抵抗部13bの真上及び斜め上方に形成したパッシベーション膜20(図示せず)からの水素拡散を金属膜19が防止することができる。
金属膜19を高抵抗部13bより大きくすることで、水素拡散をより有効に防止できる。
【0052】
[本発明の異なる実施の形態:図7]
図7に示した例では、高抵抗部13b上部に形成した金属膜19は低抵抗部13aと高抵抗部13bとを合わせた大きさとほぼ同じ大きさで形成する。
【0053】
このような構成とすることにより、金属膜19は、低抵抗部13aと高抵抗部13bとを合わせた大きさとほぼ同じ大きさで形成してあることから、高抵抗部13bの斜め上方の低抵抗部13aの上部に形成したパッシベーション膜20(図示せず)からの水素拡散を防止できるとともに、高抵抗部13bの真上に形成したパッシベーション膜20(図示せず)からの水素拡散を防止でき、より有効に第1の高抵抗素子31の抵抗値の低下を防止できる。
【0054】
同時に、低抵抗部13aの抵抗値の低下を防止できることから、第1の高抵抗素子31の抵抗値を外部の電気的測定器で測定する場合、測定された抵抗値に低抵抗部13aの抵抗低下による抵抗値変化は生じなく第1の高抵抗素子31の抵抗値をより正確に測定できる。
【0055】
[本発明の異なる実施の形態:図8]
図8に示した例では、高抵抗部13b上部に形成した金属膜19は低抵抗部13aと高抵抗部13bとを合わせた大きさより大きく形成する。
【0056】
このような構成とすることにより、金属膜19により、低抵抗部13aの真上と斜め上方に形成したパッシベーション膜20(図示せず)からの水素拡散を防止できるとともに、高抵抗部13bの真上と斜め上方に形成したパッシベーション膜20(図示せず)からの水素拡散を防止でき、より有効に第1の高抵抗素子31の抵抗値の低下を防止できる。
【0057】
以上図6〜図8を用いて説明したが、いずれの場合においても低抵抗部13aの抵抗値の低下をより有効に防止できることから、第1の高抵抗素子31の抵抗値をより正確に測定できる。
【0058】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、測定端子部を有し多結晶シリコン膜を用いた高抵抗部上に金属の水素拡散防止膜を設けた。この金属膜は、半導体装置を製造する工程で通常金属配線の材料として用いている金属材料を用いることができるために、従来の技術のように半導体装置の製造プロセスの工程を増加させることはない。
したがって、半導体装置製造工程でのコストが増加しないというすぐれた効果を有する。
また、測定端子部を有し多結晶シリコン膜を用いた高抵抗部上に水素拡散防止膜を形成した第1の高抵抗素子と測定端子部を有し多結晶シリコン膜を用いた高抵抗部上に水素拡散防止膜を形成しない第2の高抵抗素子とを併設し、その抵抗値の違いを測定することにより、パッシベーション膜からの水素拡散が与える高抵抗素子特性への影響が抵抗値の低下として測定することができる。すなわち、水素の量を電気特性に変換して得ることができる。
このことにより、半導体装置が完成した後に通常行われる半導体装置の性能確認を目的とする試験工程において、定量的に水素濃度が高抵抗素子特性に与える影響を判断できるという従来にない格別の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の断面図である。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【図3】本発明の半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【図4】本発明の半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【図5】本発明の半導体装置の平面図である。
【図6】本発明の半導体装置の平面図である。
【図7】本発明の半導体装置の平面図である。
【図8】本発明の半導体装置の平面図である。
【図9】従来の半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【図10】従来の半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【図11】従来の半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【図12】従来の半導体装置を示す断面図である。
【符号の説明】
11 半導体基板
12 素子分離膜
13 多結晶シリコン膜
13a 低抵抗部
13b 高抵抗部
14 シリコン窒化膜
15 ホトレジスト膜
16 層間絶縁膜
17 コンタクトホール
18 金属配線
19 金属膜
20 パッシベーション膜
21 測定端子部
31 第1の高抵抗素子
32 第2の高抵抗素子

Claims (4)

  1. 半導体基板上に多結晶シリコン膜で構成した高抵抗素子を有する半導体装置において、
    前記高抵抗素子は電気特性を測定するための測定端子部を有し、
    前記高抵抗素子の上部に水素拡散防止膜を設ける第1の高抵抗素子と、
    前記高抵抗素子の上部に水素拡散防止膜を設けない第2の高抵抗素子とを同一半導体基板上に設けていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の高抵抗素子と前記第2の高抵抗素子とは隣接して設けることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記水素拡散防止膜に金属配線材料を用いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記水素拡散防止膜の面積は、前記高抵抗素子の面積より大きいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の半導体装置。
JP2003086850A 2003-03-27 2003-03-27 半導体装置 Pending JP2004296767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003086850A JP2004296767A (ja) 2003-03-27 2003-03-27 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003086850A JP2004296767A (ja) 2003-03-27 2003-03-27 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004296767A true JP2004296767A (ja) 2004-10-21

Family

ID=33401366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003086850A Pending JP2004296767A (ja) 2003-03-27 2003-03-27 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004296767A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7795701B2 (en) * 2007-03-12 2010-09-14 Panasonic Corporation Semiconductor device and manufacturing method thereof
JP2011176134A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Oki Semiconductor Co Ltd 半導体装置、及びその製造方法
KR101464766B1 (ko) 2007-12-18 2014-11-24 세이코 인스트루 가부시키가이샤 반도체 장치
KR20150054820A (ko) * 2012-09-14 2015-05-20 세이코 인스트루 가부시키가이샤 분압 회로

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7795701B2 (en) * 2007-03-12 2010-09-14 Panasonic Corporation Semiconductor device and manufacturing method thereof
US8084314B2 (en) 2007-03-12 2011-12-27 Panasonic Corporation Semiconductor device and manufacturing method thereof
KR101464766B1 (ko) 2007-12-18 2014-11-24 세이코 인스트루 가부시키가이샤 반도체 장치
JP2011176134A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Oki Semiconductor Co Ltd 半導体装置、及びその製造方法
KR20150054820A (ko) * 2012-09-14 2015-05-20 세이코 인스트루 가부시키가이샤 분압 회로
KR102150242B1 (ko) * 2012-09-14 2020-09-01 에이블릭 가부시키가이샤 분압 회로

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100604708B1 (ko) 반도체 부품 제조 방법
US5670891A (en) Structures to extract defect size information of poly and source-drain semiconductor devices and method for making the same
KR100365173B1 (ko) 실리콘 카바이드 크롬 박막 저항기를 형성하기 위한 방법
US7253436B2 (en) Resistance defect assessment device, resistance defect assessment method, and method for manufacturing resistance defect assessment device
US7611957B2 (en) Method of manufacturing semiconductor device
KR100365174B1 (ko) 실리콘 카바이드 크롬 박막 저항기
US6960979B2 (en) Low temperature coefficient resistor
US20030037590A1 (en) Method of self-testing a semiconductor chemical gas sensor including an embedded temperature sensor
US20030153196A1 (en) Method for reducing fluorine induced defects on a bonding pad surface
JP2004296767A (ja) 半導体装置
JP2011040497A (ja) 電子デバイスおよびその製造方法
JP4789747B2 (ja) 半導体装置及びその下層導電パターンのシート抵抗の測定方法
KR100663145B1 (ko) 반도체 장치 및 그 반도체 장치의 제조 방법
JP6541620B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
KR100370791B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
JP2004281918A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3779307B2 (ja) 抵抗不良評価装置、抵抗不良評価方法及び抵抗不良評価装置の製造方法
JPS6310579B2 (ja)
CN115621148B (zh) 形成金属硅化物的工艺参数的检测方法
JP2008300642A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2009049167A (ja) 半導体装置の製造方法
KR100294543B1 (ko) 모니터 장치용 패턴을 가지는 반도체 장치
JP2008060213A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2002043526A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2007317918A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置