JP2004295928A - 再生装置 - Google Patents

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浩之 正田
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Abstract

【課題】記録媒体上の再生リストに基づく再生を行う場合に、再生リストが選択されてから曲が再生されるまでに要する時間を短縮する。
【解決手段】再生データが記録された記録媒体の再生を行うための再生装置に、記録媒体に記録された、再生データの再生の順序を表した再生リストファイルと、記録媒体に記録された、記録媒体内の再生データの位置に関する情報とに基づいて、再生データの再生の順序情報と、再生データの位置に関する情報とを互いに関連付けて記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された情報に基づいて再生処理を行う再生処理手段と、を付加する。再生処理手段は、記憶手段に記憶された情報を用いることで、迅速に、再生リストファイルに基づく再生を行う。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオデータを再生するための機器に関し、詳細には、再生リストを用いた圧縮オーディオデータの再生に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、オーディオCD(CD−DA形式)並みの音質を維持しながらデータ量を圧縮することのできる音声圧縮方式が提案され、これらの方式による圧縮オーディオファイルが記録された記録媒体を再生するための再生機器も提供されつつある。このような圧縮方式としては、MPEG Audio Layer−3等が知られている。MPEG Audio Layer−3により圧縮されたデータファイルは、mp3ファイルと呼ばれ、通常はファイルの拡張子として”mp3”が使用されている。また、このような圧縮オーディオファイルを記録しておく媒体としては、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD、ハードディスク、メモリカード、フラッシュROM等様々な記録媒体を利用できる。
【0003】
再生リストファイル(プレイリストとも呼ばれる)は、主に、パーソナルコンピュータ(以下、PCと記す)上の音声等に関する再生ソフトウェアの機能によって作成されるファイルであり、ユーザの好みなどによって、例えば、記録媒体中の特定のジャンル、歌手等のデータファイルを再生順にリストアップしたものである。つまり、再生リストは、再生すべき圧縮オーディオファイルの一覧である。再生リストファイルには、所定の拡張子(”m3u”,”asx”など)が付けられる。再生リストファイルに基づく再生を行うことによって、記録媒体中の膨大な量の圧縮データファイルの中から、特定のジャンル等のデータファイルのみを再生させることができる。
【0004】
通常は、このような再生リストファイルは、PCのハードディスク、CD−Rなどに格納され、PC上では、所定の操作を行うことにより再生リストファイルを選択することによって、再生リストファイルに書かれた曲の順番で再生が行われる。
【0005】
下記特許文献1には、再生リストに基づく再生を行うことのできる再生機器の構成の例が記載されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−202085号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような、再生リストを用いた再生処理は、表示画面の解像度やサイズ、メモリの容量等が十分なPC上では実現可能であるが、CPUの処理能力、CDメカの読み込み速度などのスペックがPCに比較すると低いカーオーディオやポータブル機器等の小型の再生機器で実現することは困難である。そのため、今まで、CD−R上の再生リストに基づく再生を行うことのできるカーオーディオ等は知られていなかった。
【0008】
具体的には、CD−R上の再生リストに基づく再生をカーオーディオ等で行う場合、次のような点が問題となる。すなわち、CD−R上の再生リストに基づく再生をカーオーディオ等で行う場合、例えば、ある再生リストに基づいて再生を行っているときに、他の再生リストに切り替え操作されると、新たに選択された再生リストファイルのCD−Rからの読み込み、ファイル位置情報の解析などが必要になり、再生までに時間がかかってしまうことである。
【0009】
通常再生から再生リストに基づく再生への切り替えが行われたときに、CD−R内の全ての再生リストファイルを読み込み、ファイル位置情報を解析し、その情報をカーオーディオ内のフラッシュROM等に格納しておけば、その後に再生リストに基づく再生を行う際には、再生にまでかかる時間を短縮することは可能である。しかしながら、フラッシュメモリの容量に制限があることから、このようなやり方では、CD−Rに格納された再生リストファイルの数、サイズ等によっては対応できない場合が生じる。
【0010】
また、たとえCD−R上のすべての再生リストファイルについてそのファイル位置情報をフラッシュROM内に格納できるように、大容量のフラッシュROMを再生装置内に設けることとしても、再生リストファイルの数が多い場合には、CDメカの読み込み速度等が原因となって、ファイル位置情報を最初に作成する際に時間がかかり、最初に再生リストに基づく再生を行う場合に再生までの時間がかかってしまうことになる。
【0011】
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明は、カーオーディオ等のような小型の再生機器において、CD−R等の記録媒体上の再生リストに基づく再生を行う場合に、再生リストが選択されてから曲が再生されるまでに要する時間を、上記のようにCD−R上の再生リストを単に読み込んで再生処理する場合よりも短い時間にすることができる再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、再生データが記録された記録媒体の再生を行うための再生装置に、記録媒体に記録された、再生データの再生の順序を表した再生リストファイルと、記録媒体に記録された、記録媒体内の再生データの位置に関する情報とに基づいて、再生データの再生の順序情報と、再生データの位置に関する情報とを互いに関連付けて記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された情報に基づいて再生処理を行う再生処理手段と、を付加することにする。このような構成によれば、記憶手段に記憶された情報を用いることで、再生処理手段は、迅速に、再生リストファイルに基づく再生を行うことができる。
【0013】
記憶手段は、記録媒体が再生装置に挿入された際に、記録媒体内の再生データの位置に関する情報を読み込んで記憶する構成とすることができる(請求項2)。
【0014】
再生装置が、記録媒体に記録された再生データの順番で再生を行う通常再生モードと、再生リストファイルに基づいて再生を行う再生リスト再生モードとを有する構成である場合には、記憶手段は、所定のユーザ操作により再生リスト再生モードが選択された際に、再生リストファイルから再生の順序情報を取得して記憶する構成とすることができる(請求項3)。
【0015】
或いは、記憶手段は、記録媒体が再生装置に挿入された際に、再生リストファイルから再生の順序情報を取得して記憶する構成であっても良い(請求項4)。
【0016】
記録媒体に記録された再生データは、圧縮オーディオデータであっても良い(請求項5)。
【0017】
記憶手段は、互いに関連付けられた、再生データの再生の順序情報と再生データの位置に関する情報とを、再生装置内の記憶素子に記憶する構成であっても良い(請求項6)。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態としての、圧縮オーディオ再生機器100の構成を表す図である。圧縮オーディオ再生機器100は、記録媒体からデータを読み出し、オーディオCDを再生する機能と、MP3のような圧縮オーディオデータを再生する機能とを兼ね備えた兼用プレーヤとして構成されており、また、ラジオ受信機能をも併せ持っている。最終的に作成されたアナログオーディオ信号は、アンプ81を介してスピーカ82に供給され音声が再生される。なお、圧縮オーディオ再生機器100は、いわゆる1DINまたは2DINサイズの車載用機器として構成される。
【0019】
図1を参照し圧縮オーディオ再生機器100の構成について説明する。圧縮オーディオ再生機器100は、CD媒体1(以下、ディスク1と記す)が装着される機構ユニット2を備えている。この機構ユニット2には、ディスク回転用のスピンドルモータ3、ピックアップ4が設けられると共に、詳細には図示していないが、ディスクの有無および定位置の検知機構、ディスクの装着完了の検知機構、ディスクのローディング機構、ピックアップの最内周位置の検知機構、ピックアップ移動用のスピンドルモータ等の機構が設けられている。また、ピックアップ4は、フォーカスコイル、トラッキングコイル、レーザダイオード、光検出器等の構成要素を備えている。スピンドルモータ3、ピックアップ4等の駆動制御およびサーボコントロールが、CD用信号処理部20のサーボ制御部22および機構系制御部50による制御の下で行われる。
【0020】
例えばマイクロコンピュータICからなる機構系制御部50には、ドライバ5、CD用信号処理部20、デジタル信号処理部30、およびフラッシュROM55が続され、機構系制御部50はこれらの制御を司る。また、機構系制御部50は、各ディスクのリードインに記録されたTOC(Table Of Contents)をCD用信号処理部20から取得し、ディスク1がオーディオCDか、MP3圧縮オーディオファイルが記録されたCD−Rかを判定することができるように構成されている。
【0021】
ピックアップ4では、EFM(Eight−to−Fourteen Modulation)変調が施されたRF信号、トラッキング信号、およびフォーカス信号が得られ、これらの信号は、増幅回路であるRFアンプ10を介してCD用信号処理部20に供給される。トラッキング信号およびフォーカス信号は、ピックアップ4のトラッキングコイル、フォーカスコイルを制御するために用いられる。RF信号は、オーディオCD(CD−DA)のデータかMP3の圧縮データかを判別された後に、オーディオ信号に変換される。なお、CD用信号処理部20では、オーディオ信号の再生に必要な各種の基準クロックが生成され、これらの基準クロックが、適宜必要な部分に供給されている。
【0022】
EFMデコーダ21は、CDオーディオデータ(CD_DAデータ)をデコードし、それをL/Rクロック、ビットクロック、シリアルデータの3信号からなるデジタル化されたオーディオ信号に変換する。なお、L/Rクロックは、シリアルデータとして転送される音声サンプリングデータがLチャネルかRチャネルかを示すものであり、LチャネルデータとRチャネルデータの時分割周期に対応する周波数を有する。ビットクロックはシリアルデータとして転送される各サンプリングデータの同期クロックである。また、EFMデコーダ21は、圧縮オーディオデータを、L/Rクロック、ビットクロックと共にデジタル信号処理部30に供給する。すなわち、デジタル信号処理部30に対しては、装着されたディスクがオーディオCDの場合には、CDオーディオデータが供給され、装着されたディスクが圧縮オーディデータが記録されたCD−Rの場合には、圧縮オーディオデータが供給される。
【0023】
デジタル信号処理部30に供給されるデータがCDオーディオデータの場合には、バッファメモリであるRAM40を利用することによって、いわゆる音跳び防止機能が実行される。この音跳び防止機能は、CD−DA音跳び防止部31による制御の下で、オーディオデータを所定量だけバッファメモリであるRAM40に格納し、RAM40からオーディオデータを順次読み出しながら再生を行うようにし、エラー部分については再生中に再度読み出しを行うことによって実現される。デジタル信号処理部30からのオーディオデータは、D/Aコンバータ23に供給され、ここでアナログオーディオ信号に変換される。
【0024】
一方、デジタル信号処理部30に供給されるデータが圧縮オーディオデータである場合には、圧縮データは一旦RAM40に格納された後順次読み出され、MP3デコーダ32によって伸長処理される。ここで伸長されたオーディオデータは、D/Aコンバータ23によってアナログオーディオ信号に変換される。このようなデジタル信号処理部30の機能の切り替えは、機構系制御部50による制御の下で行われる。なお、フラッシュROM55には、機構系制御部50が所定の再生機能を達成する上で必要な各種のデータ、および再生リストに基づく再生で必要な各種のデータが格納される。再生リストに基づく再生においてフラッシュROM55に格納されるデータについては後述する。
【0025】
ホスト側制御部60には、ラジオ受信ユニット70、操作部63、および表示部65が接続されており、ホスト側制御部60は、これらの部分の制御を司る。ホスト側制御部60は、例えばマイクロコンピュータICで構成され、操作部63からの操作入力に応じてラジオ受信機とCD再生器の機能を切り替えること、操作部63の操作キーに様々な機能を割り当てること、表示部65に所定の情報を表示すること等の機能を担う。
【0026】
図2に、圧縮オーディオ再生機器100の前面パネルの構成図を示す。図のように前面パネルには、フラット表示パネルからなる表示部65や、各種の操作ボタンが設けられている。圧縮オーディオ再生機器100が、ラジオ受信機として動作する場合には、操作ボタン81−85はそれぞれ所定のチャンネルに割り当てられ、ホスト側制御部60は、操作された操作ボタンに対応するチャンネルの放送が選択されるようにラジオ受信ユニット70を制御する。
【0027】
ホスト側制御部60と機構系制御部50は互いに接続され、適宜、データ或いは制御情報の受け渡しを行い、圧縮オーディオ再生機器100が所定の機能を達成するように連携して動作する。
【0028】
図3、5、7および8は、圧縮オーディオ再生機器100における、圧縮オーディオデータが格納されたCD−Rを再生する場合の動作に関するフローチャートである。以下、図3〜8を参照して圧縮オーディオ再生機器100における再生リストに基づく再生の動作について説明する。以下で説明するように、圧縮オーディオ再生機器100では、CD−Rの挿入時に作成されるファイル位置情報101(図4)、および再生リスト再生モードが始めて選択された時に作成される再生リストデータ111(図6)が、フラッシュROM55内に格納され、再生リストに基づく再生を行う為に用いられる。
【0029】
図3は、CD−R媒体が挿入された際に実行される、ファイル位置情報作成処理を表すフローチャートである。図3に示すように、圧縮オーディオ再生機器100は、圧縮オーディオデータが記録されたCD−Rが挿入されるとローディングを行い、再生リストファイルの有無解析を行い、また、CD−R内の所定の領域に記録されたパステーブルの情報を読み込む(S11)。
【0030】
なお、再生リストは、再生すべき圧縮オーディオファイルのファイル名(パス情報)が、再生順に並べられた構造になっている。下記に、再生リストファイルの内容の例を示す。下記の再生リストファイルには4つのパス情報が含まれている。
(再生リストファイルの内容の例)
#EXTM3U
#EXTINF:209,01. INVISIBLE TOUCH
D:¥COM_WAVE¥MP3FILE¥01.INVISIBLE_TOUCH.MP3
#EXTINF:377, Utada Hikaru − Addicted To You.
D:¥COM_WAVE¥MP3FILE¥01UTADAHIKARU.MP3
#EXTINF:861, Utada Hikaru HIKKI !!! − Addicted To You
D:¥COM_WAVE¥MP3FILE¥03viva!hikki−.mp3
#EXTINF:250, Unknown Artist − Untitled
D:¥COM_WAVE¥MP3FILE¥08−Track.MP3
【0031】
次に、読み込んだパステーブルの情報に基づいてファイル位置情報101を作成し(S12)、フラッシュROM55に格納しておく(S13)。この処理を、パステーブル内の全てのオーディオデータファイルについて実行する(ステップS14)。
【0032】
図3の処理で作成されるファイル位置情報101の例を図4に示す。図4に示すように、ファイル位置情報101は、フラッシュROMのアドレス(符号91)、通し番号(符号92)、ファイル位置(符号93)からなり、フラッシュROMのアドレス50h番地単位で、各圧縮オーディオデータファイルのファイル位置の情報が記録される。それぞれの圧縮オーディオデータには通し番号が付けられる。
【0033】
圧縮オーディオ再生機器100に対して所定の操作を行うことにより、圧縮オーディオ再生機器100は再生リスト再生モードとなる。図5は、圧縮オーディオ再生機器100が起動後、初めて再生リスト再生モードに設定されたときに実行されることになる再生リストデータ作成処理の動作を表すフローチャートである。
【0034】
図5に示すように、圧縮オーディオ再生機器100が再生リスト再生モードに設定されると、まず、CD−R内の再生リストファイルが読み込まれる(S21)。次に、再生リストファイルに書き込まれた圧縮オーディオデータのパス情報が、フラッシュROM内のファイル位置情報101内に書き込まれているかどうかを検索し(S22)、存在するならば、すなわち、再生リストファイル内のパス情報に一致するファイル位置(符号93)を持つ圧縮オーディオデータがフラッシュROM55に存在する場合には(S23:YES)、その圧縮オーディオデータの通し番号を、再生リストデータとして、フラッシュROM内の所定のアドレスに書き込む(S24)。
【0035】
このような処理を、一つの再生リストファイル内のすべての圧縮オーディオデータについて実行する(S25)。さらに、図5の例では、再生リストファイルがCD−R上に複数存在する場合には、再生リストファイル5つ分まで、再生リストデータ111を作成することとしている(S26)。
【0036】
図6は、再生リストデータ作成処理(図5)によって作成される再生リストデータの例を表している。図6は、5つの再生リスト(PLAY LIST1〜5)について作成された再生リストデータの例である。図6に示すように、再生リストデータ111は、圧縮オーディオデータの通し番号(符号92)が、再生リストファイル内の再生順に記録されたデータである。再生リストデータ111は、フラッシュROMのアドレス2000h番地から記録されている。第1番目の再生リスト(PLAY LIST1)のデータは、2000h番地から、第2番目の再生リスト(PLAY LIST2)のデータは、2100h番地から、第3番目の再生リスト(PLAY LIST3)のデータは、2200h番地から、第4番目の再生リスト(PLAY LIST4)のデータは、2300h番地から、第5番目の再生リスト(PLAY LIST5)のデータは、2400h番地から、それぞれ格納される。すなわち、図6の再生リストデータの例では、1つの再生リストについて256個分の記憶領域が確保されている。
【0037】
上述のように、圧縮オーディオ再生機器100に対して所定の操作を行うことにより、圧縮オーディオ再生機器100は再生リスト再生モードとなる。図7は、圧縮オーディオ再生機器100が再生リスト再生モードに設定された際に実行される処理(再生リスト再生モードON処理)を表すフローチャートである。図7に示すように、再生リスト再生モードへの設定が行われると、まず、再生リストデータが作成済みであるかどうかが判定される(S31)、その結果、再生リストデータが未作成である場合には(S31:NO)、再生リストデータ作成処理(図5)が実行される(S32)。
【0038】
再生リストデータ111が作成済である場合には(S31:YES)、その再生リストデータを読み込む(S33)。例えば、所定の操作により、再生リスト再生モードにおいてPLAY LIST1が選択されているものとすると、ステップS33で読み込まれる再生リストデータは、PLAY LIST1についてのものとなる。次に、ステップS34では、読み込まれた再生リストデータ内の通し番号により、フラッシュROM55内のファイル位置情報101を検索して、再生すべき圧縮オーディオデータの位置情報を取得する。そして、得られた位置情報によりCR−R内のファイルにアクセスし再生処理を行う(S35)。
【0039】
圧縮オーディオ再生機器100は、再生リストを選択するための再生リストUP/DOWN操作、再生リスト内の曲を選択するためのUP/DOWN操作を行うことができるように構成されている。ファイル位置情報101、および再生リストデータ111が作成された後では、再生リストのUP/DOWN操作、曲のUP/DOWN操作がされたときに、ファイル位置情報101内の位置情報で指定されているファイルにアクセスすることで、ユーザ選択された再生リスト或いは曲を迅速に再生することが可能である。この場合、CD−R上の再生リストの読み込み、再生の処理は行わなくても良いので、再生リストの選択から実際に再生が行われるまでの時間が短縮されることになる。
【0040】
図8は、1つの再生リストを再生中に、再生リストのUP/DOWN操作が行われた場合の動作を表すフローチャートである。1つの再生リストを再生中に再生リストのUP/DOWN操作が行われ、新たな再生リストが選択されると、ステップS41では、指定された再生リストのデータが、再生リストデータ111から読み込まれる(S41)。次にステップS42では、読み込まれた再生リストデータ内の通し番号により、フラッシュROM55内のファイル位置情報101を検索して、再生すべき圧縮オーディオデータのファイル位置を取得する。そして、取得されたファイル位置によりCR−R内のファイルにアクセスし再生処理を行う(S43)。
【0041】
一旦再生リストデータ111が作成されれば、圧縮オーディオ再生機器100を通常再生モードに戻した後に再度、再生リスト再生モードに設定された場合には、すなわち、2回目以降の再生リストの再生では、CD−Rからの再生リストファイルの読み込み、解析、ファイル位置情報の作成、およびフラッシュROM55への情報の書込みの処理は必要ないので、1回目の再生リストの再生よりも迅速に曲の再生を行うことができる。
【0042】
なお、図5の再生リストデータ作成処理では、再生リストファイルは、5つまで記録することとしているが、これは、あまり多くの再生リストファイルについて再生リストデータに記録することとすると、再生リストデータ作成処理に要する時間が長くなることを考慮し、再生リストファイルを記録する数として実用的な値を選択したものである。したがって、CD−R上に6つ以上の再生リストファイルが存在する場合には、タイムスタンプの新しいものから順に5つの再生リストファイルについて再生リストデータ111に記録することとしても良い。なお、この5つという値は、一つの例であり、他の値とすることもできる。
【0043】
このように、再生リストデータ111に記録される再生リストファイルの数が限定されている為、最初に再生リスト再生モードが選択された場合(1回目の再生リストに基づく再生が行われる場合)、再生リストデータの作成のための時間は必要であるが、曲の再生までに要する時間は比較的短くなり、ユーザが違和感を感じるほどにはならない。そして、一旦、再生リストデータ111が作成された後の、2回目以降の再生リストに基づく再生では、既に作成されている再生リストデータ111を用いることができるので、1回目の再生リストに基づく再生よりもさらに迅速に曲の再生を開始することが可能になる。
【0044】
以上説明した本発明の実施形態は、カーオーディオにおいてCD−Rに記録された再生リストファイルに基づく再生に関して記載されてきたが、本発明は、カーオーディオ以外の再生装置にも適用可能であり、またCD−R以外の他の種類の記録媒体、例えばCD−ROM、CD−RW、DVD、ハードディスク、メモリカード、フラッシュメモリ等が用いられる場合にも同様に適用可能である。
【0045】
また、本発明は、圧縮オーディオデータに限らず、記録媒体上の様々な再生用データについて再生を行う再生装置に適用することができる。
【0046】
上述の実施形態では、ファイル位置情報101および再生リストデータ111を記憶するための記憶素子としてフラッシュROMが用いられているが、これは、RAM、バッテリバックアップされたRAM等で適宜、置き換えることも可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、再生リストに基づく再生が行われる場合の、曲の再生までに要する時間を、記録媒体上の再生リストを単に読み込んで再生処理する場合よりも短縮することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としての、圧縮オーディオ再生機器の構成を表す図である。
【図2】図1の圧縮オーディオ再生機器の前面パネルの構成を表す図である。
【図3】CD−R媒体が挿入された際に実行される、ファイル位置情報作成処理を表すフローチャートである。
【図4】図3の処理で作成されるファイル位置情報の例を表す図である。
【図5】圧縮オーディオ再生機器が起動後、初めて再生リスト再生モードに設定されたときに実行されることになる再生リストデータ作成処理の動作を表すフローチャートである。
【図6】図5の再生リストデータ作成処理によって作成される再生リストデータの例を表す図である。
【図7】圧縮オーディオ再生機器が再生リスト再生モードに設定された際に実行される処理(再生リスト再生モードON処理)を表すフローチャートである。
【図8】1つの再生リストを再生中に、再生リストのUP/DOWN操作が行われた場合の動作を表すフローチャートである。
【符号の説明】
2 機構ユニット
10 RFアンプ
20 CD用信号処理部
30 デジタル信号処理部
40 RAM
50 機構系制御部
55 フラッシュROM
60 ホスト側制御部
63 操作部
65 表示部
100 オーディオ再生機器

Claims (6)

  1. 再生データが記録された記録媒体の再生を行うための再生装置であって、
    前記記録媒体に記録された、再生データの再生の順序を表した再生リストファイルと、前記記録媒体に記録された、前記記録媒体内の再生データの位置に関する情報とに基づいて、前記再生データの再生の順序情報と、前記再生データの位置に関する情報とを互いに関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された情報に基づいて再生処理を行う再生処理手段と、
    を備えることを特徴とする再生装置。
  2. 前記記憶手段は、前記記録媒体が前記再生装置に挿入された際に、前記記録媒体内の再生データの位置に関する情報を読み込んで記憶すること、を特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記再生装置は、前記記録媒体に記録された再生データの順番で再生を行う通常再生モードと、前記再生リストファイルに基づいて再生を行う再生リスト再生モードとを有し、
    前記記憶手段は、所定のユーザ操作により前記再生リスト再生モードが選択された際に、前記再生リストファイルから前記再生の順序情報を取得して記憶すること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の再生装置。
  4. 前記記憶手段は、前記記録媒体が前記再生装置に挿入された際に、前記再生リストファイルから前記再生の順序情報を取得して記憶すること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の再生装置。
  5. 前記記録媒体に記録された再生データは、圧縮オーディオデータであること、を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の再生装置。
  6. 前記記憶手段は、互いに関連付けられた、前記再生データの再生の順序情報と前記再生データの位置に関する情報とを、前記再生装置内の記憶素子に記憶すること、を特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の再生装置。
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