JP2004295851A - 建築物の耐震診断方法及びその方法を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建築構成表示部3、構成要素選択部5、免震部品選択部6及び耐震評価表示部7からなる建築構成画面2をコンピュータ画面上に表示する。構成要素選択部5から適宜壁面部、開口部を選択し、建築構成表示部3の適宜位置にその壁面部、開口部を配置し、建築物の概略構成を表示する。免震部品選択部6から適宜免震部品を選択し、建築構成表示部3に表示された壁面部、開口部の適宜位置にその免震部品を配置し、建築物の補強形態を表示する。建築物の概略構成が決定された場合には、自動的に耐震診断計算を実行し、耐震評価表示部7に診断結果を表示する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、既存の建築物はもとより増改築後の建築物の耐震性を簡易に診断することができる建築物の耐震診断方法及びその方法を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
既存の建築物の耐震診断をする場合、従来にあっては、専門家がその建築物を実際に観察して概略図面を作成した後、事務所に戻って耐震診断計算をして診断結果を抽出していた。
【0003】
又、最近にあっては、耐震診断用プログラムを使用し、壁面部の配置等を入力してコンピュータの画面上に表示し、これに基づいて、耐震診断計算をして診断結果を抽出している(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−338012号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、建築物を実際に観察して概略図面を作成し、耐震診断計算をして診断結果を抽出する方法では、専門家でなければ耐震診断することができないとともに、診断結果を抽出するまでに時間が係り、顧客への回答が遅れるために、効率的な営業をすることはできなかった。
【0006】
一方、壁面部の配置等をコンピュータの画面上に表示し、耐震診断計算をして診断結果を抽出する方法によれば、比較的簡易、迅速に耐震診断することができるが、壁面部の配置等を入力するのは、やはり、専門家でなければ困難であり、同様に、効率的な営業をすることはできなかった。
【0007】
さらに、上記何れの方法によっても、耐震補強金具等を設置して増改築する場合には、増改築後における建築物の耐震診断をすることは容易ではなく、専門家が事務所に戻って詳細な耐震診断計算をして診断結果を抽出せざるを得ず、効率的な営業をすることはできなかった。
【0008】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、特に専門家でなくとも、簡易、迅速に建築物の耐震診断をすることができるとともに、耐震補強金具等を設置して増改築する場合にも、増改築後における建築物の耐震診断を容易にすることができる建築物の耐震診断方法を提供することにある。
【0009】
本発明は、又、その耐震診断方法を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することをも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の建築物の耐震診断方法は、建築物の概略構成及び建築物の補強形態を表示することができるようにした建築構成表示部と、建築物の構成要素である壁面部、扉、窓等の開口部を形態及び寸法を考慮しつつ選択することができるようにした構成要素選択部と、建築構成部材を補強する耐震補強金具等の免震部品を形態及び寸法を考慮しつつ選択することができるようにした免震部品選択部と、からなる建築構成画面をコンピュータ画面上に表示し、前記構成要素選択部から適宜形態及び寸法の壁面部、開口部を選択し、次いで、前記建築構成表示部の適宜位置にその壁面部、開口部を配置して、建築物の概略構成を前記建築構成表示部に表示し、前記免震部品選択部から適宜形態及び寸法の免震部品を選択し、次いで、前記建築構成表示部に表示された壁面部、開口部の適宜位置にその免震部品を配置して、建築物の補強形態を前記建築構成表示部に表示することを特徴とする。
【0011】
耐震診断結果を表示することができるようにした耐震評価表示部を建築構成画面に設けてコンピュータ画面上に表示し、建築物の概略構成が決定された場合に、自動的に耐震診断計算を実行し、前記耐震評価表示部に診断結果を表示するのが好ましい。
さらに、建築物の補強形態が決定された場合にも、自動的に耐震診断計算を実行し、前記耐震評価表示部に診断結果を表示するのが好ましい。
【0012】
又、建築物を立体的に表示することができるようにした立体表示画面をコンピュータ画面上に表示し、前記建築構成表示部に表示された建築物を前記立体表示画面上に立体的に表示するようにしてもよい。
さらに、前記立体表示画面上に立体的に表示された建築物を回転移動するようにしてもよい。
【0013】
コンピュータ画面上に表示されたボタンを押下することによって、前記選択された免震部品の見積書、契約書、保証書等の関係書式を表示、印刷するようにしてもよい。
【0014】
又、本発明の耐震診断方法を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、建築構成画面において、建築物の概略構成及び建築物の補強形態を表示することができるようにした建築構成表示部、建築物の構成要素である壁面部、扉、窓等の開口部を形態及び寸法を考慮しつつ選択することができるようにした構成要素選択部、建築構成部材を補強する耐震補強金具等の免震部品を形態及び寸法を考慮しつつ選択することができるようにした免震部品選択部を配置、表示する処理、前記構成要素選択部から適宜形態及び寸法の壁面部、開口部を選択する処理、前記建築構成表示部の適宜位置にその壁面部、開口部を配置、表示する処理、前記免震部品選択部から適宜形態及び寸法の免震部品を選択する処理、前記建築構成表示部に表示された壁面部、開口部の適宜位置にその免震部品を配置、表示する処理、を実行させるプログラムを記録したものである。
【0015】
建築構成画面において、耐震診断結果を表示することができるようにした耐震評価表示部を配置、表示する処理、建築物の概略構成が決定された場合に、自動的に耐震診断計算を実行して、前記耐震評価表示部に診断結果を表示する処理、を実行させるプログラムを記録してもよい。
さらに、建築物の補強形態が決定された場合にも、自動的に耐震診断計算を実行して、前記耐震評価表示部に診断結果を表示する処理、を実行させるプログラムを記録してもよい。
【0016】
又、建築物を立体的に表示することができるようにした立体表示画面をコンピュータ画面上に表示する処理、前記建築構成表示部に表示された建築物を前記立体表示画面上に立体的に表示する処理、を実行させるプログラムを記録してもよい。
さらに、前記立体表示画面上に立体的に表示された建築物を回転移動する処理、を実行させるプログラムを記録してもよい。
【0017】
さらに、コンピュータ画面上に表示されたボタンを押下することによって、前記選択された免震部品の見積書、契約書、保証書等の関係書式を表示、印刷する処理を実行させるプログラムを記録してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の建築物の耐震診断方法について、図面を参照して具体的に説明する。
尚、本発明の建築物の耐震診断方法は、コンピュータを使用してデータを演算、処理することによって実施される。
【0019】
[実施例1]
本発明の建築物の耐震診断方法を実行させるプログラムの一実施例を使用した場合には、先ず、コンピュータを起動させれば、図1に示すように、コンピュータの画面上には初期画面1が表示される。この初期画面1は、山が噴火したことによって麓に火山性地震が襲うことをイメージしたものである。
初期画面は、顧客の地震に対する印象を強烈にして営業効果を向上する等のために表示されるものであって、地震に関連する写真、図画等、適宜ものを採用すればよい。
【0020】
耐震診断を実行するためには、図2に示すように、建築構成画面2を表示させる。建築構成画面2において、中央部は建築構成表示部3としてあり、その周囲部には基礎選択部4、構成要素選択部5、免震部品選択部6、耐震評価表示部7を配置してある。
【0021】
基礎選択部4においては、コンクリート、鉄筋コンクリート等の建築物の基礎構造を選択することができるようになっている。
【0022】
構成要素選択部5においては、建築物の構成要素である壁面部、扉、窓等の開口部を形態及び寸法を考慮しつつ選択することができるようになっている。
【0023】
免震部品選択部6においては、建築構成部材を補強する耐震補強金具等の免震部品を形態及び寸法を考慮しつつ選択することができるようになっている。
【0024】
そして、構成要素選択部5にマウスポインタを移動して、適宜形態及び寸法の壁面部、開口部を選択し、次いで、建築構成表示部3にマウスポインタを移動して、適宜位置にその壁面部、開口部を配置すれば、建築物の概略構成が決定され、建築構成表示部3に表示されるようになっている。
【0025】
又、免震部品選択部6にマウスポインタを移動して、適宜形態及び寸法の免震部品を選択し、次いで、建築構成表示部3にマウスポインタを移動して、壁面部の適宜位置にその免震部品を配置すれば、建築物の補強形態が決定され、建築構成表示部3に表示されるようになっている。
【0026】
耐震評価表示部7においては、建築物の概略構成が決定された場合に、自動的に耐震診断計算が実行され、「施工前」の欄に診断結果が表示されるとともに、建築物の補強形態が決定された場合に、自動的に耐震診断計算が実行され、「施工後」の欄に診断結果が表示されるようになっている。
【0027】
このように、構成要素選択部5、免震部品選択部6にマウスポインタを移動するだけで、適宜形態及び寸法の壁面部、開口部を選択することができ、適宜形態及び寸法の免震部品を選択することができるから、特に専門家でなくとも、簡易、迅速に建築物の概略構成、補強形態を決定することができる。
【0028】
そして、建築物の概略構成が決定された場合に、又、建築物の補強形態が決定された場合にも、自動的に耐震診断計算が実行され、「施工前」の欄又は「施工後」の欄に診断結果が表示されるから、特に専門家でなくとも、簡易、迅速に建築物の耐震診断をすることができる。
【0029】
耐震診断結果に基づいて構成された建築物を確認するためには、図3に示すように、立体表示画面8を表示させる。この立体表示画面8においては、耐震診断結果に基づいて構成された建築物が立体的に表示されるようになっている。又、マウスポインタを移動することによって、建築物を回転移動させることもできるようになっている。
【0030】
このように、立体表示画面8においては、耐震診断結果に基づいて構成された建築物が立体的に表示されるとともに、建築物を回転移動させることもできるから、建築物の構成を視覚的に理解し易いとともに、多方向から診断結果を確認することができる。
【0031】
建築構成画面2において選択された免震部品については、建築物構成画面2に配置された「見積書印刷」ボタンを押下することによって、図4に示すように、その見積書9を直ちに印刷出力することができるようになっている。
【0032】
このように、選択された免震部品については、その見積書9を直ちに印刷出力することができるから、増改築に要する費用を直ちに顧客に提示することができ、極めて効率的な営業をすることができる。
【0033】
[実施例2]
本発明の建築物の耐震診断方法を実行させるプログラムの他実施例を使用した場合には、先ず、コンピュータを起動させれば、図5に示すように、コンピュータの画面上にはログイン画面20が表示される。
ここで、ユーザー名選択欄21において適宜ユーザー名を選択し、ログインボタン22を押下すれば、図6に示すように、そのユーザー名に対応した初期画面23が表示される。
この初期画面23は、ドミノ倒しによって「長年の苦労が一瞬にして水の泡となる」ことをイメージして、耐震補強の必要性を訴えたものであるが、顧客の趣向等に対応させて、適宜初期画面23を表示させればよい。
【0034】
初期画面23が表示され、所定時間経過すると、図7に示すように、初期画面23が消失し、自動的に建築構成画面24が表示される。
建築構成画面24において、中央部は建築構成表示部25としてあり、その周囲部には構成要素選択部26、免震部品選択部27、表示範囲指定部28、部所名選択部29、耐震評価表示部30を配置してある。
又、左側部にはコマンド表示部31、選択ボタン32、削除ボタン33、部品詳細表示ボタン34を、上側部には基本構造設定ボタン35、見積書表示ボタン36、契約書表示ボタン37、保証書表示ボタン38、階層選択欄39、階層削除ボタン40、立体表示ボタン41を、右側下部には新規作成ボタン42、ファイル表示ボタン43、保存ボタン44、終了ボタン45を配置してある。
【0035】
構成要素選択部26は、壁面部選択部46、開口部選択部47、壁面部ボタン48、開口部ボタン49及び屋根部ボタン50から構成される。
壁面部選択部46においては、建築物の構成要素である壁面部Wを形態及び寸法を考慮しつつ選択できるようになっており、壁面部ボタン48によれば、斜めに設置される壁面部Wを描画できるようになっている。
開口部選択部47においては、建築物の構成要素である扉、窓等の開口部Oを形態及び寸法を考慮しつつ選択することができるようになっており、開口部ボタン49によれば、斜めに設置される開口部Oを描画できるようになっている。
又、屋根部ボタン50によれば、適宜形態及び寸法の屋根部Rを描画できるようになっている。
【0036】
そして、壁面部選択部46、開口部選択部47にマウスポインタを移動して、適宜形態及び寸法の壁面部W、開口部Oを選択し、次いで、建築構成表示部26にマウスポインタを移動して、適宜位置にその壁面部W、開口部Oを配置すれば、図8に示すように、建築物の概略構成が決定され、建築構成表示部25に表示されるようになっている。
【0037】
部所名選択部29においては、建築物内における構成部所である玄関、居間、台所、風呂、寝室等の部所名Nを選択できるようになっている。もし選択対象となる部所名Nがない場合には、部所名追加欄51によって、新たな部所名Nを追加できるようになっている。
【0038】
そして、部所名選択部29にマウスポインタを移動して、適宜部所名Nを選択し、次いで、建築構成表示部25にマウスポインタを移動して、適宜位置にその部所名Nを貼付すれば、図9に示すように、建築物内の構成部所が明確となる。
【0039】
以上の如く、建築物1階における概略構成を決定し、建築構成表示部26に表示したら、階層選択欄39において2階を選択する。そして、同様に、建築物2階における概略構成を決定し、建築構成表示部25に表示する。
次いで、階層選択欄39において3階を選択し、屋根部ボタン50を押下した後、建築構成表示部25にマウスポインタを移動して、図10に示すように、適宜形態及び寸法の屋根部Rを描画する。
【0040】
ここで、立体表示ボタン41を押下すれば、図11に示すように、立体表示画面52が表示され、建築構成表示部25に表示された建築物が立体的に表示されるようになっている。
そして、外観表示欄53を選択すれば、建築物の外観が表示され、内部表示欄54を選択すれば、建築物の内部骨格が透視されて表示される。さらに、回転移動欄55を選択すれば、建築物が回転移動するようになっている。
【0041】
免震部品選択部27においては、建築構成部材を補強する耐震補強金具等の免震部品Pを形態及び寸法を考慮しつつ選択できるようになっている。
又、部品詳細表示ボタン34を押下すれば、図12に示すように、部品詳細表示画面56が表示され、それら免震部品Pの写真、説明等が表示されるようになっている。
【0042】
そして、免震部品選択部27にマウスポインタを移動して、適宜形態及び寸法の免震部品Pを選択し、次いで、建築構成表示部25にマウスポインタを移動して、壁面部W又は開口部Oの適宜位置にその免震部品Pを配置すれば、図13に示すように、免震部品装着画面57が表示される。
この免震部品装着画面57において、免震部品Pの装着位置を適宜選択すれば、図13に示すように、建築構成表示部25に表示された壁面部W又は開口部Oの適宜位置に免震部品Pが装着されたことが○印で表示され、又、装着された免震部品Pの製品名等が数字等によって表示される。
【0043】
以上の如く、建築物1階における補強形態を決定し、建築構成表示部25に表示したら、階層選択欄39において2階、3階を選択し、同様に、建築物2階、3階における補強形態を決定し、建築構成表示部25に表示する。
【0044】
ここで、立体表示ボタン41を押下すれば、図14に示すように、立体表示画面52が表示され、次いで、内部表示欄54を選択すれば、建築物の骨格が表示されて、免震部品Pが装着されている位置を視覚的に把握することができる。
【0045】
基本構造設定ボタン35を押下すれば、図15に示すように、基本構造設定画面58が表示される。この基本構造設定画面58において、地盤・基礎、建物形状、壁の配置等の選択欄に関して、適宜項目を選択することによって、建築物の基本構造を設定することができる。
【0046】
耐震評価表示部30においては、建築物の概略構成が決定された場合に、自動的に耐震診断計算が実行され、数値、又、コメントによって、診断結果が表示される。
耐震診断計算は、例えば、次のような式によって実行される。
総合評価点=A×B×C×D×E×F ・・・(1)
ここで、Aは地盤・基礎に関する評価点、Bは建物形状に関する評価点、Cは壁面部の配置に関する評価点、Dは筋交に関する評価点、Eは壁面部の割合に関する評価点、Fは老朽度に関する評価点である。
そして、総合評価点が1.5以上ならば「安全」、1.0以上1.5未満ならば「一応安全」、0.7以上1.0未満ならば「やや危険」、0.7未満ならば「危険」という判定をすることができる。
【0047】
建築構成表示部25において装着された免震部品Pについては、見積書発行ボタン36を押下することによって、図16に示すように、自動的に見積書59が作成されて、表示、印刷できるようになっている。又、契約書発行ボタン37を押下することによって、図17に示すように、自動的に契約書60が作成されて、表示、印刷できるようになっている。さらに、保証書表示ボタン38を押下することによって、図18に示すように、自動的に保証書61が表示されるようになっている。
尚、免震部品Pの見積書、契約書、保証書に限らず、他の関係書式も作成、表示、印刷できるようにしてもよい。
【0048】
建築構成表示部25に表示された建築物の概略構成は、表示範囲指定部28において、マウスポインタによって枠体を移動させることによって、建築構成表示部25の適宜位置に移動させることができる。
【0049】
建築構成表示部25に表示された建築物の概略構成において、壁面部W、開口部O、屋根部R等の構成要素は、選択ボタン32を押下した後、マウスポインタにより選択し、移動することによって、適宜位置に移動させることができ、マウスポインタにより選択し、削除ボタン33を押下することによって、削除することができる。
ここで、選択ボタン32を押下した後、選択された壁面部W、開口部O、屋根部R等の構成要素は、コマンド表示部31に表示されるようになっている。
又、建築物各階における概略構成は、階層選択欄39において適宜階層を選択し、階層削除ボタン40を押下することによって、削除することができる。
【0050】
尚、新規作成ボタン42を押下すれば、建築構成表示部25を新規なものとすることができ、ファイル表示ボタン43を押下すれば、既に保存されている建築物の概略構成を建築構成表示部25に表示することができ、保存ボタン44を押下すれば、建築構成表示部25に表示された建築物の概略構成を保存することができる。
又、終了ボタン45を押下すれば、耐震診断方法を実行させるプログラムが終了するようになっている。
【0051】
又、本発明の建築物の耐震診断方法を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記建築物の耐震診断方法をCD−ROM等の適宜記録媒体に記録したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐震診断方法を実行させるプログラムの一実施例を使用した場合にあって、本発明の建築物の耐震診断方法を実施して、コンピュータの画面上に初期画面を表示した状態を示す図である。
【図2】コンピュータの画面上に建築構成画面を表示した状態を示す図である。
【図3】コンピュータの画面上に立体表示画面を表示した状態を示す図である。
【図4】印刷出力された見積書を示す図である。
【図5】本発明の耐震診断方法を実行させるプログラムの他実施例を使用した場合にあって、本発明の建築物の耐震診断方法を実施して、コンピュータの画面上にログイン画面を表示した状態を示す図である。
【図6】コンピュータの画面上に初期画面を表示した状態を示す図である。
【図7】コンピュータの画面上に建築構成画面を表示した状態を示す図である。
【図8】コンピュータの画面上に建築構成画面を表示し、建築構成画面の建築構成表示部に建築物の概略構成を表示した状態を示す図である。
【図9】コンピュータの画面上に建築構成画面を表示し、建築構成画面の建築構成表示部に建築物の概略構成を表示した状態を示す図である。
【図10】コンピュータの画面上に建築構成画面を表示し、建築構成画面の建築構成表示部に建築物の概略構成を表示した状態を示す図である。
【図11】コンピュータの画面上に立体表示画面を表示し、建築物の外観を立体表示した状態を示す図である。
【図12】コンピュータの画面上に部品詳細表示画面を表示し、免震部品の写真、説明等を表示した状態を示す図である。
【図13】コンピュータの画面上に免震部品装着画面を表示し、免震部品の装着位置を適宜選択した状態を示す図である。
【図14】コンピュータの画面上に立体表示画面を表示し、建築物の骨格を立体表示した状態を示す図である。
【図15】コンピュータの画面上に基本構造設定画面を表示し、建築物の基本構造を設定した状態を示す図である。
【図16】印刷出力された見積書を示す図である。
【図17】印刷出力された契約書を示す図である。
【図18】コンピュータの画面上に表示された保証書を示す図である。
【符号の説明】
2 建築構成画面
3 建築構成表示部
5 構成要素選択部
6 免震部品選択部
7 耐震評価表示部
8 立体表示画面
9 見積書
24 建築構成画面
25 建築構成表示部
26 構成要素選択部
27 免震部品選択部
30 耐震評価表示部
52 立体表示画面
59 見積書
60 契約書
61 保証書
Claims (12)
- 建築物の概略構成及び建築物の補強形態を表示することができるようにした建築構成表示部と、建築物の構成要素である壁面部、扉、窓等の開口部を形態及び寸法を考慮しつつ選択することができるようにした構成要素選択部と、建築構成部材を補強する耐震補強金具等の免震部品を形態及び寸法を考慮しつつ選択することができるようにした免震部品選択部と、からなる建築構成画面をコンピュータ画面上に表示し、前記構成要素選択部から適宜形態及び寸法の壁面部、開口部を選択し、次いで、前記建築構成表示部の適宜位置にその壁面部、開口部を配置して、建築物の概略構成を前記建築構成表示部に表示し、前記免震部品選択部から適宜形態及び寸法の免震部品を選択し、次いで、前記建築構成表示部に表示された壁面部、開口部の適宜位置にその免震部品を配置して、建築物の補強形態を前記建築構成表示部に表示することを特徴とする建築物の耐震診断方法。
- 耐震診断結果を表示することができるようにした耐震評価表示部を建築構成画面に設けてコンピュータ画面上に表示し、建築物の概略構成が決定された場合に、自動的に耐震診断計算を実行し、前記耐震評価表示部に診断結果を表示することを特徴とする請求項1に記載の建築物の耐震診断方法。
- 建築物の補強形態が決定された場合にも、自動的に耐震診断計算を実行し、前記耐震評価表示部に診断結果を表示することを特徴とする請求項2に記載の建築物の耐震診断方法。
- 建築物を立体的に表示することができるようにした立体表示画面をコンピュータ画面上に表示し、前記建築構成表示部に表示された建築物を前記立体表示画面上に立体的に表示することを特徴とする請求項1乃至3に記載の建築物の耐震診断方法。
- 前記立体表示画面上に立体的に表示された建築物を回転移動することを特徴とする請求項4に記載の建築物の耐震診断方法。
- コンピュータ画面上に表示されたボタンを押下することによって、前記選択された免震部品の見積書、契約書、保証書等の関係書式を表示、印刷することを特徴とする請求項1乃至5に記載の建築物の耐震診断方法。
- 建築構成画面において、建築物の概略構成及び建築物の補強形態を表示することができるようにした建築構成表示部、建築物の構成要素である壁面部、扉、窓等の開口部を形態及び寸法を考慮しつつ選択することができるようにした構成要素選択部、建築構成部材を補強する耐震補強金具等の免震部品を形態及び寸法を考慮しつつ選択することができるようにした免震部品選択部を配置、表示する処理、前記構成要素選択部から適宜形態及び寸法の壁面部、開口部を選択する処理、前記建築構成表示部の適宜位置にその壁面部、開口部を配置、表示する処理、前記免震部品選択部から適宜形態及び寸法の免震部品を選択する処理、前記建築構成表示部に表示された壁面部、開口部の適宜位置にその免震部品を配置、表示する処理、を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 建築構成画面において、耐震診断結果を表示することができるようにした耐震評価表示部を配置、表示する処理、建築物の概略構成が決定された場合に、自動的に耐震診断計算を実行して、前記耐震評価表示部に診断結果を表示する処理、を実行させるプログラムを記録した請求項7に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 建築物の補強形態が決定された場合にも、自動的に耐震診断計算を実行して、前記耐震評価表示部に診断結果を表示する処理、を実行させるプログラムを記録した請求項8に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 建築物を立体的に表示することができるようにした立体表示画面をコンピュータ画面上に表示する処理、前記建築構成表示部に表示された建築物を前記立体表示画面上に立体的に表示する処理、を実行させるプログラムを記録した請求項7乃至9に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記立体表示画面上に立体的に表示された建築物を回転移動する処理、を実行させるプログラムを記録した請求項10に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- コンピュータ画面上に表示されたボタンを押下することによって、前記選択された免震部品の見積書、契約書、保証書等の関係書式を表示、印刷する処理を実行させるプログラムを記録した請求項7乃至11に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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