JP2004295449A - 自動車再資源化料金管理システムおよび再資源化料支払い証明用ラベル - Google Patents

自動車再資源化料金管理システムおよび再資源化料支払い証明用ラベル Download PDF

Info

Publication number
JP2004295449A
JP2004295449A JP2003086780A JP2003086780A JP2004295449A JP 2004295449 A JP2004295449 A JP 2004295449A JP 2003086780 A JP2003086780 A JP 2003086780A JP 2003086780 A JP2003086780 A JP 2003086780A JP 2004295449 A JP2004295449 A JP 2004295449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
label
recycling
recycling fee
fee
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003086780A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Nakasone
聡 中曾根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2003086780A priority Critical patent/JP2004295449A/ja
Publication of JP2004295449A publication Critical patent/JP2004295449A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/56Reuse, recycling or recovery technologies of vehicles

Landscapes

  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】使用済自動車の物流やリサイクル料の収受を完全にするための管理システムとそれに使用するリサイクル料証明用ラベルを提供する。
【解決手段】本発明の自動車再資源化料金の管理システム10は、新車購入時に、自動車所有者13aが再資源化料金を資金管理法人20に預託することと、目視で認識可能な車両識別番号と機械認識可能な車両IDコードを記録した証明用ラベル1を車両の窓ガラスの内側に貼付しておくことと、車両を使用済自動車とする際には、車両の引取業者14が前記証明用ラベルの車両識別番号と車両IDコードを読取りして両者が対応付けを確認することと、管理センター21のデータベース21dとの照合により当該車両識別番号または車両IDコードの自動車の再資源化料金が預託されていることを確認すること、を特徴とする。
本発明のリサイクル料証明用ラベル1はOVD効果を有し、レーザー光等により改ざん不能に描画可能なことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車再資源化料金管理システムおよび再資源化料支払い証明用ラベルに関する。
詳しくは、自動車再資源化制度における使用済自動車の再資源化料金預託の確認を目的とし、目視可能な車両識別番号と機械認識可能な車台IDコードをレーザー光により改ざん不能に記録したOVD(Optical Variable Device )ラベルを配布し、購入者は車体の窓ガラス内側に当該ラベルを貼付しておき、自動車を使用済自動車(廃車)とする際には引取業者が専用リーダにて車台番号を機械認識し、管理システムのデータベースとの照合を行うことで、再資源化料金預託の有無を確認をすることができる自動車再資源化料金管理システムとそれに使用する再資源化料支払い証明用ラベルに関する。
【0002】
【従来技術】
いわゆる自動車リサイクル法(使用済自動車の再資源化等に関する法律)が、平成14年7月12日に成立し、2年6月以内に完全施行の予定である。
年間500万台と言われる使用済み自動車のリサイクル、廃棄処理の体制を整えるのが目的で、循環型社会構造のための重要な法案となる。
再資源化料金は自動車製造メーカーが個別に定めて公表する。再資源化の難易度は使用する材料や組み立て構造等に左右されるので、製造メーカーが主体的に料金決定することで、競争原理が働き、リサイクルし易い設計や製造を促す効果が期待できると考えられている。
なお、同法の内容は、非特許文献1等に記載されている。
【0003】
【非特許文献1】使用済自動車の再資源化等に関する法律
平成14年7月12日公布
以下、非特許文献1を「法」と表示する。
【0004】
この制度では、新車購入の際(制度施行時の既販車は最初の自動車検査票の交付を受ける際)に、再資源化料金の支払いを自動車の所有者がしなければならない(法73条)。実際は再資源化料金を資金管理法人に預託することになる。
再資源化した際に使用済自動車を処理したフロン類回収業者、解体業者が、料金の支払いを自動車製造業者に請求することができ、自動車製造業者は、求めに応じて回収料金の支払いをしなければならない(法23条)。
自動車製造業者等は、フロン類回収業者、解体業者または破砕業者から特定再資源化物品を受け取ったときは、当該再資源化物品にかかる預託金の支払いを資金管理法人に対し請求することができる(法76条)。
これらには膨大な情報処理の必要があり、第三者機関(情報管理センター)による一元的な情報管理がされるものとされている。
【0005】
自動車の最終所有者は、自動車が使用済自動車(廃車)となったときは、引取業者(ディーラー、整備業者等)に当該使用済自動車を引き渡さなければならない(法8条)。引取業とは、自動車の所有者から使用済自動車の引き取りを行う事業をいい、引取業者とは、引取業を行うことについて所定の登録を受けた者をいう(法2条)。
引取業者は、使用済自動車の引取りを求められたときは、当該使用済自動車について再資源化預託金が資金管理法人にに対し預託されているかどうかを確認し、預託されていない場合等を除き当該使用済自動車を引き取らなければならない(法9条)、とされている。
引取業者が、使用済自動車を引き取ったときは、エアコンディショナーが搭載されている場合はフロン類回収業者に、搭載されていない場合は解体業者に、当該使用済自動車を引き渡さなければならない(法10条)。
【0006】
フロン類回収業とは、特定エアコンディショナーからフロン類の回収を行う事業をいい、フロン類回収業者とは、フロン類回収を行うことについて所定の登録を受けた者をいう(法2条)。
解体業とは、使用済自動車または解体自動車の解体を行う事業をいい、解体業者とは解体業を行うことについて所定の登録を受けた者をいう(法2条)。
破砕業とは、解体業者から解体自動車を引き取り、使用済自動車または解体自動車の破砕および破砕前処理を行う事業をいい、破砕業者とは破砕業を行うことについて所定の登録を受けた者をいう(法2条)。
【0007】
ところで、このような制度の下では新車購入や自動車検査票(車検票)交付の際、支払った再資源化料金を何らかの方法で証明する手段が必要となる。証明手段は、ラベルやその他の表示方法になると考えられるが、偽造、変造を招くような証明手段では、制度の円滑な運用を図れなくなる。
そこで、車体認証等に用いられるラベルや管理システム等に関して従来技術を調査すると、以下のような先行技術が見られる。
【0008】
特許文献1は、「車両認証用ステッカー」に関するものである。この技術は、ナンバー情報および情報読取用バーコードの印刷層を透明ホログラム層にて隠蔽した車両認証ラベルに関するが、印刷層は熱転写プリンタによる印字であるため、改ざんされ易いことと、意匠的にも優れたものを製造し難い問題がある。
特許文献2は、「商品管理システム」に関するものである。この技術は、ホログラムの複数ドットにレーザー光照射によりドットを任意に消去し可変情報を記録したOVDラベルを用い、商品流通の各段階(注文、請求、支払いなど)でリーダにて情報を読み取りし、サーバーのデータベースにアクセスして管理するシステムであるが、専用リーダを使用して初めて可変情報の意味が分かり、目視で直接に確認はできないという煩わしさがある。
【0009】
また、特許文献3は、「ホログラム情報記録システム及びホログラム情報記録方法」に関するが、この技術は、上記特許文献2の内容に加え、使用時の各段階において情報をレーザーで追記していくOVDおよびシステムについて記載している。ただし、特許文献2と同様に目視での確認はできないという煩わしさがある。
特許文献4は、「使用済自動車リサイクル情報管理システム」に関するが、コンピュータによる管理のみを記載するもので、目視による確認手段をも採用する本発明とは相違している。
【0010】
【特許文献1】特開2002−366036号公報
【特許文献2】特開2001−180813号公報
【特許文献3】特開2002−245420号公報
【特許文献4】特開2000−53045号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の使用済自動車リサイクル情報管理システム等には、コンピュータによる情報処理手段が用いられてはいるが、人間が目視で直接確認する手段が採用されてはいないので、現実のリサイクル管理では円滑な運用に支障が生じる問題がある。また、リサイクル管理システムに必然的に用いられると考えられる証明用ラベルにも適切なものを見出し得ない。
そこで、本願発明者は、目視可能な情報を担持し改ざんや偽造を防止できる証明用ラベルを用いた自動車リサイクル管理システム、を構築すべく研究して本発明の完成に至ったものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第1は、自動車再資源化料金の管理システムであって、(1)新車購入時に、自動車を購入した所有者が当該自動車にかかる再資源化料金を資金管理法人に預託金として預託することと、(2)当該再資源化料金預託をした際に、再資源化料金預託の証明として、事前に管理センターのデータベースに登録され、目視で認識可能な車両識別番号と機械認識可能な車両IDコードを記録した再資源化料支払い証明用ラベルを発行して当該車両の所有者に配布することと、(3)車両の所有者は、当該所有にかかる車両の窓ガラスの内側に前記再資源化料支払い証明用ラベルを貼付しておくことと、
(4)車両を使用済自動車とする際には、車両の引取業者が専用リーダを用いて前記再資源化料支払い証明用ラベルの車両識別番号と車両IDコードを読取りして両者が対応付けされたものであることを確認することと、(5)前記管理センターのデータベースとの照合により当該車両識別番号または車両IDコードの自動車の再資源化料金が預託されているものであるか否かを確認すること、のプロセスを包含することを特徴とする自動車再資源化料金管理システム、にある。
【0013】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第2は、自動車再資源化料金の管理システムであって、(1)自動車検査証の交付を受ける際に、自動車の所有者が当該自動車にかかる再資源化料金を資金管理法人に預託金として預託することと、(2)当該再資源化料金預託をした際に、再資源化料金預託の証明として、事前に管理センターのデータベースに登録され、目視で認識可能な車両識別番号と機械認識可能な車両IDコードを記録した再資源化料支払い証明用ラベルを発行して当該車両の所有者に配布することと、(3)車両の所有者は、当該所有にかかる車両の窓ガラスの内側に前記再資源化料支払い証明用ラベルを貼付しておくことと、(4)車両を使用済自動車とする際には、車両の引取業者が専用リーダを用いて前記再資源化料支払い証明用ラベルの車両識別番号と車両IDコードを読取りして両者が対応付けされたものであることを確認することと、(5)前記管理センターのデータベースとの照合により当該車両識別番号または車両IDコードの自動車の再資源化料金が預託されているものであるか否かを確認すること、のプロセスを包含することを特徴とする自動車再資源化料金管理システム、にある。
【0014】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第3は、車両に貼付する再資源化料金支払い証明用ラベルであって、目視で認識可能な車両識別番号と、当該車両識別番号とリンクし目視では認識不能であって機械認識可能な車両IDコードを、レーザー光照射により、当該証明用ラベルのホログラム反射金属層に記録したことを特徴とする自動車再資源化料金支払い証明用ラベル、にある。
【0015】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第4は、車両に貼付する再資源化料金支払い証明用ラベルであって、支持体シート/ホログラム層/光反射金属層/粘着剤層/透明セパレート紙、の層構成からなり、目視で認識可能な車両識別番号と、当該車両識別番号とリンクし目視では認識不能であって機械認識可能な車両IDコードを、レーザー光照射により、当該光反射金属層に記録したことを特徴とする自動車再資源化料金支払い証明用ラベル、にある。
【0016】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第5は、車両に貼付する再資源化料金支払い証明用ラベルであって、支持体シート/剥離層/ホログラム層/光反射金属層/粘着剤層/透明セパレート紙、の層構成からなり、目視で認識可能な車両識別番号と、当該車両識別番号とリンクし目視では認識不能であって機械認識可能な車両IDコードを、レーザー光照射により、当該光反射金属層に記録したことを特徴とする自動車再資源化料金支払い証明用ラベル、にある。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明は、自動車再資源化料金管理システム(以下、「リサイクル料管理システム」と略称する。)と自動車再資源化料金支払い証明用ラベル(以下、「リサイクル料証明用ラベル」と略称する。)に関するが、以下順次、説明する。
図1は、リサイクル料管理システム(新車の場合)を説明する図、図2は、同(既販車の場合)を説明する図、である。
【0018】
図1のように、リサイクル料管理システム10は、自動車製造業者等(以下および図面において「自動車製造メーカー等」とする。)、ディーラー(自動車販売者)12、自動車所有者(新車購入者)13a、自動車最終所有者13b、引取業者14、車両のフロン類回収業者16、解体業者17、破砕業者18、資金管理法人20、等の間で運用されるシステムに関する。
なお、自動車製造メーカー等11には、自動車を輸入する者も含まれるものとする。また、自動車引取の引取業者14には、ディーラー、整備業者等が該当するものとする。
以下、図1、図2の図中において、自動車車体の流れについては二重線の実線で、資金の流れについては鎖線で、情報、その他の流れについては細い実線で図示して説明する。
【0019】
新車を購入した際、自動車所有者13aはリサイクル料金を預託金として資金管理法人20に支払いする。リサイクル料金は、前記のように自動車の製造メーカー等が決定するが、新車の場合、リサイクル料金は、自動車の販売価格に上乗せして(組み込んで)設定するのが料金の支払いを円滑にする上で好ましい。
本発明のリサイクル料金管理システム10では、再資源化料金支払い済みであることの証明用に、リサイクル料証明用ラベル1が用いられる特徴がある。
したがって、実際的には新車の購入者が自動車購入費用と共にリサイクル料金のディーラー12への支払いにより、リサイクル料証明用ラベル1が新車購入者に渡されることになると考えられる。
【0020】
新車の場合、車両識別番号と車両IDコードをリサイクル料証明用ラベル1に記録し、新車と共に購入者13aに配布する。車両識別番号は、車台番号かナンバープレートに関連した番号となる。それらの双方であっても良く、製造番号、製造日、車種コード、製造工場・販売店コード、等を含んでいても良い。これらは目視で直ちに認識可能な記録内容とする。
後述するように、ラベルへの記録にはレーザー光描画機が好ましく用いられるが、設備費を安価にできるサーマル印字、インクジェット印字、等の印刷方式ももちろん可能であり、併用もできる。
【0021】
車両IDコードは、車種や新車の引き渡し日、あるいは販売者または購入者等との関係で決定されるコードであって、車両識別番号と何らかの関係付けのある(リンクした)ものが好ましく、目的によって任意に設定できる。
ただし、重複したIDコードが発生するようでは、車の特定が困難になるので、製造メーカー間の識別も含め、特定容易な方法でIDコードを決定する。車両IDコードはバーコード等の機械認識可能な記録内容とする。バーコードは1次元バーコードでも、2次元バーコードでも良い。
【0022】
上記のように、リサイクル料証明用ラベル1には車両識別番号と車両IDコードが記録されているが、車両識別番号と車両IDコード、およびその対応関係等が、関係者間で共通に使用さる情報管理センター21の管理データベース21dにも登録される特徴をさらに有する。
なお、請求項1または請求項2記載の「管理センターのデータベース」は、第三者機関である情報センターの管理データベースに限らず、民間で設立する「管理センターのサーバー等における管理データベース」であっても良い。
資金管理法人20は預託金を受けたことの上記情報を管理センター21の管理データベース21dに蓄積する。この際は、車両識別番号と車両IDコードと共に、支払い者や実際に受領したリサイクル料金、受領日、等をインプットしても良い。
【0023】
指定回収物品や特定エアコンディショナーを自動車の所有者13aが新車購入とは別に、後に搭載した場合は、追加の再資源化料金の支払いを行う(法73条2項)。このような場合は、追加のリサイクル料証明用ラベル1の発行、または新規ラベルへの更新等が必要となる。
【0024】
既販自動車の場合も同様であるが、図2のシステムとなる。
自動車が既販売車である場合は、前述のように制度施行後の最初の車検時に、受検者から再資源化料金の支払いを求める。この際も検査票の受領時にリサイクル料金が資金管理法人20に支払われ、支払いと引換えにリサイクル料証明用ラベル1が、受検者である自動車の所有者13aに渡されることになる。
リサイクル料証明用ラベル1は、資金管理法人20から整備業者(またはディーラー)15に預託金の支払いと請求により配布されることになる。
【0025】
整備業者15は、あらかじめ製造メーカー等11が車種毎に決定したリサイクル料金を自動車所有者(既販車の車検受検者)13aから徴収する。
料金を受け取った自動車整備業者15は、同様に、車両識別番号と車両IDコードをリサイクル料証明用ラベル1に記録し受検者に配布する。自動車整備業者15がリサイクル料証明用ラベル1に記録したデータは、前記のように情報管理センター21の管理データベース21dに登録される。
【0026】
リサイクル料証明用ラベル1を受け取った新車購入者または受検者である自動車所有者13aは、当該リサイクル料証明用ラベル1を自分の車の窓ガラスの内側に貼着しておく。
車の窓ガラスに貼着するのは、未支払い車を発見し易いことと、未支払い車のリサイクル只のりを防止し易くする目的のためである。また、窓ガラスの内側に貼着するのは汚損や破損、紛失を防止したり、第三者による剥ぎ取りや悪戯を防止する目的である。
【0027】
リサイクル料証明用ラベル1は、逐次の車検の際、自動車検査票の交付の都度に、更新するものであることが好ましい。数年から十数年の長期間にわたって保有される車の場合は、リサイクル料証明用ラベル1自体が破損したり劣化する場合もあるからである。
【0028】
自動車の中古販売等がある場合は、自動車最終所有者13bが所有するところになる。自動車最終所有者13bが自動車を使用済自動車(廃車)にする場合は、引取業者(自動車販売または整備業者等)14に連絡し処置を依頼する。
引取業者14は、車体のリサイクル料証明用ラベル1を専用リーダライタで読み取って、車両IDコードを機械認識する。さらに当該車両IDコードの自動車についての預託金の有無を引取業者14の端末を介して情報管理センター21の管理データベース21dに問い合わせする。
預託金が無ければ資金管理法人20に対するリサイクル料支払いを自動車最終所有者13bに請求し、預託金が支払われているものであれば、車体を引き取って所定の処理を行う。
車両識別番号は目視で認識可能なので、車台番号またはナンバープレートに関連した番号と当該自動車自体のものとの比較は直ちに行うことができる。
【0029】
車体の処理は、フロン類回収業者16、解体業者17および破砕業者18によって行われる。
フロン類回収業者16は、フロン類を適正に回収し、自動車製造メーカー等に引き渡し、引取する義務があり使用済み自動車を解体業者17に引き渡す。
フロン類を自動車製造メーカー等に引き渡した場合は、フロン類回収業者16は処理した車台番号を自動車製造メーカー等11に報告してフロン類回収料金を請求し支払いを受けることができる。
【0030】
解体業者17は、使用済自動車の再資源化を適正に行い、エアバッグを回収して、自動車製造メーカー等に引き渡し、引取りする義務があり、解体動車を破砕業者18に引き渡す。エアバッグを自動車製造メーカー等11に引き渡した場合は、解体業者17は処理した車台番号を自動車製造メーカー等11に報告して、エアバッグ回収料金を請求し支払いを受けることができる。
有用な再利用部品等は有用部品市場、有用金属等市場19において販売し再利用することができる。
【0031】
破砕業者18は、使用済自動車または解体自動車の破砕および破砕前処理を行い、シュレッダーダストを自動車製造メーカー等11に引き渡し、引取りする義務がある。破砕業者18は処理した車台番号を製造メーカー等11に報告する。
有用な金属等は有用部品市場、有用金属等市場19において販売し再利用することができる。
自動車製造メーカー等11は、リサイクルが完了した際には、処理した車台番号を報告してリサイクル料金の支払いを資金管理法人20に請求することができ、資金管理法人20はその支払いを行う。
以上のような各種のリサイクルデータの全て、または必要な一部のデータは管理データベース21dに登録される。
【0032】
車を廃車として処理する場合は、車両の引取業者14に車を持ち込むことが一般的であるが、新車購入のための下取りとする場合もあり、単に廃車とする場合も生じる。また、回収した自動車が実際には、国内で解体処理されないで中古車として海外に販売される場合もある。
このような場合により生じる剰余金については、不法投廃棄対策、離島対策、ユーザー負担の軽減等にあてられると言われる。
【0033】
本発明のリサイクル料管理システム10に使用するリサイクル料証明用ラベル1は、OVDラベルで構成されており、それ自体が製造が困難である。
また、レーザー光記録することも一般的には困難である。さらに、レーザー光記録が可能であったとしても車両識別番号と車両IDコードを管理データベース21dに登録されている内容と同一に記録することは、コード体系を知らない第三者には極めて困難である。
したがって、実質的にリサイクル料証明用ラベル1の模造、改ざんは不可能と考えて良い。
【0034】
次に、本発明のリサイクル料証明用ラベル1について説明することとする。
図3は、リサイクル料証明用ラベルの層構成を示す図、図4は、リサイクル料証明用ラベルにレーザー光描画する状態を示す図、図5は、リサイクル料証明用ラベルを車両の窓ガラスに貼着した状態を示す図、図6、図7は、リサイクル料証明用ラベルの読み取り状態を示す図、である。
【0035】
リサイクル料証明用ラベル1の層構成は、図3のように、支持体シート2の上に剥離層3を介して、または介さないで、ホログラム形成層4を設け、さらに光反射金属層5を形成してから、粘着剤層6と透明セパレート紙7を設けた構成となっている。剥離層3を設けない場合は、一般的な粘着型ラベルになる。
剥離層3は、ラベルを自己破壊型ラベルとするためのもので、改ざん等を試みた場合に容易に剥離して復元できなくするためのものである。従って、そのような目的としない場合は剥離層3を設けなくても良い。通常、剥離層材料には、後述するように支持体シート2に対して強接着しない材料を選択する。
剥離層とホログラム形成層との間に中間層を設ける場合、または光反射層と粘着剤層間にアンカー層を設ける場合には自己破壊性が一層増進される。
【0036】
ホログラム形成層4は、ホログラムの干渉縞波面や光回折格子を記録したもので、これらの記録原版を複製した複製用型版から熱硬化性や熱可塑性樹脂材料面にエンボス的に複製再現するものである。
通常、ホログラム形成層4には、光の波長の1/4から2倍程度の干渉縞ピッチや回折格子が記録されているが、波形の凹凸高さは一般に、それよりは小さい値となる。ホログラム形成層4の厚みは、0.1〜6μm程度に形成する。
このホログラム形成層4により、ホログラム像や光の回折光パターンが生じることになる。回折格子絵柄を加える場合はラベルの意匠性を高め、かつ偽造防止性の向上を図ることができる。
【0037】
ホログラム形成層4は、まず、ホログラムの干渉縞を記録したホログラム原パターンを形成する。ホログラム原パターン自体もエンボス形成層に使用できるが、量産する場合は、これをホログラム型に記録した後、ベースフィルム上のホログラム転写層材料に連続的に転写することにより行なう。
ホログラム形成層材料は一般に熱硬化性樹脂や電離放射線硬化性樹脂が用いられ、ホログラムパターンを転写した後、熱または紫外線等の電離放射線を照射して熱硬化させることが行なわれる。
このようにホログララムや回折格子のように、光学的効果を有するラベルは、OVDラベルといわれている。
【0038】
リサイクル料証明用ラベル1は、ホログラム形成層4の粘着剤層6側面に、光反射性金属材料を蒸着またはスパッタリングして設けた光反射金属層5を有している。当該光反射金属層5により、ホログラム像や回折格子パターンをより明るく鮮明にすると共に、目視で認識可能な車両識別番号と機械認識可能な車両IDコードを当該層に書き込みすることができる。
光反射金属層5の使用材料は、後述するように各種の材料があるが、蒸着等が容易なものとしては、アルミニウムが最適と考えられる。ただし、ニッケル、錫、インジウム、等も実用性が望める。
【0039】
光反射金属層5は、光反射や光回折効率を高めるためにホログラム形成層4に薄膜状に設けるものである。光を全反射するシルバータイプの他、半透明な透明タイプとが用いられる場合もある。
金属反射層の形成方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などの薄膜形成法が挙げられる。
当該光反射金属層5の厚みは、5nm〜1μmもあれば十分である。
【0040】
リサイクル料証明用ラベル1を自動車の窓ガラスに貼着する際は、透明セパレート紙7を剥離して粘着剤層6により窓ガラス面に貼着する。セパレート紙を透明にするのはレーザー光描画を可能とするためである。
レーザー光描画による車両識別番号と車両IDコードの記録は、リサイクル料証明用ラベル1を自動車所有者13に渡す前に行うので、当然に窓ガラスに貼着する前に行われる。
【0041】
リサイクル料証明用ラベル1にレーザー描画する場合は、図4の状態になる。
レーザー光描画機のレーザー光光源25から照射されたレーザー光25Lは、対物レンズ26により収束されてリサイクル料証明用ラベル1の光反射金属層5を照射する。光反射金属層5は、レーザー光により加熱溶融して描画部分27を形成する。図示の状態とはやや異なるが、光反射金属層5が無くなって透明になる状態を意味する。
このようなレーザー光描画機は、各種機種が市販されていて通常の文字や微細文字、バーコードパターン等の短時間の記録が可能である。
【0042】
リサイクル料証明用ラベル1を車両の窓ガラスに貼着した状態は、図5のようになる。図5(A)は、車両窓ガラスに貼着した状態の断面図、図5(B)は、同平面図である。
図5(A)のように、リサイクル料証明用ラベル1を車両の窓ガラス8に貼り付けた場合、車両の外側から識別番号である車台番号27Sや車両IDコードであるバーコード27Nを視認することができる(図5(B))。バーコード27Nは車両の外部から専用読み取り装置による読み取りが可能である。
ホログラムパターン(星形)や回折格子による「車リサイクル」の文字4Pは、車内からも車外からも視認可能である。
【0043】
図6、図7は、リサイクル料証明用ラベルの読み取り状態を示す図である。
車両IDコードをバーコードパターンで記録した場合であるが、バーコードに重ねて回折格子パターンを記録することもできる。
図6は、回折格子パターンがバーコード部に無い場合である。この場合、リサイクル料証明用ラベル1の車両IDコード部の機械読み取りは、例えば、赤色LED等の発光部31とCCDラインセンサーからなる受光部32を有する読み取り装置30を用いて行うことができる。
バーコード27N部分の読み取りは、レーザー光で除去しないで残した金属層部分5kから反射したLED光L1は受光部32に正反射し、金属層を破壊し金属層部の無いスペース部分(樹脂層部)5nからはLED反射光が生じないで、拡散光のみが生じることを示している。
受光部32を正反射光位置に設置して反射率差を測定することにより、コードパターンを読取りすることができる。
【0044】
図7もリサイクル料証明用ラベルの読み取り状態を示す図であるが、バーコーパターン部に回折格子パターンがある場合である。この例では、レーザー回折光による検知状態を示している。金属層部分5kから反射したレーザー光L2は受光部32に45°の角度で回折し、金属層部の無い部分5nからのレーザー光L2も受光部32に45°の角度で回折するが、反射層を有するバーの部分の回折強度の方が強いため、バー/スペースの回折強度差により、CCDラインセンサーがコードパターンを検知することを示している。
回折光受光位置に設置したCCDラインセンサーからなる受光部32にて検知し、コードパターンを読取りすることができる。回折光の検知であるため、光源にはレーザー光を用いるのが望ましい。
【0045】
<その他の材質に関する実施形態>
(1)支持体シート
積層する各層を順次コーティングなどにより形成する際の耐熱性および耐溶剤性、また形成されたラベルをガラス面に転写する際、熱転写方式を利用する場合には、その耐熱性が必要とされる。
これらの性能を備えるプラスチックフィルムとしては、例えば2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、「PETフィルム」と表示する。)を好ましく使用できる。PETフィルムを使用する場合、支持体シート2の厚みは、5〜250μmのものが好ましく、加工適性や引張り強度、熱転写の際の熱効率を考慮すると10〜50μmがさらに好ましい。
【0046】
(2)剥離層
リサイクル料証明用ラベル1の剥離層3には、アクリル骨格樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、酢酸セルロースと熱硬化型アクリル樹脂、メラミン樹脂、ニトロセルロース樹脂、およびこれらとポリエチレンワックスとの混合物等から形成されるが、特にアクリル骨格樹脂を主成分とすることが好ましい。
または剥離層と支持体シート2との密着力を調整するために、ポリエステル樹脂等が好ましく用いられる。逆に剥離性を高めるためには、ワックス、シリコン系樹脂を添加することが行われる。
剥離層は、上記樹脂を適宜な溶剤に溶解または分散して、剥離層用塗工液を調整しこれを支持体シート2上に、グラビア印刷法、スクリーン印刷法またはリバースコーティング法、等の手段により塗布、乾燥して形成することができる。
剥離層の厚みは、0.1〜10μm程度の薄層にして用いる。
【0047】
(3)ホログラム形成層
ホログラムや光回折格子の精細パターンを再現できる樹脂材料が使用される。
一般的には、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン、エポキシ、アクリレート等の熱硬化性樹脂をそれぞれ単独、あるいは上記熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂とを混合して使用することができ、さらにラジカル重合性不飽和基を有する熱成形性物質、あるいはこれらにラジカル重合性不飽和単量体を加え、電離放射線硬化性としたものなどを使用することができる。
このようなエンボス形成層の膜厚は、0.1〜6μmの範囲が好ましく、1〜4μmの範囲がさらに好ましい。
【0048】
(4)光反射金属層材料
光を全反射する金属材料は、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、金(Au)、銀(Ag)、コバルト(Co)、錫(Sn)、セレン(Se)、チタニウム(Ti)、テルル(Te)、銅(Cu)、鉛(Pb)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)などの単体金属、もしくはそれらの合金を使用し得る。
金属薄膜の厚みは、色調やデザイン、用途等に応じて調整し得るが、一般的には5nm〜1μmの範囲が好ましく、より好ましくは10nm〜100nmの範囲である。透明性を有する着色光反射金属層を設けたい場合は、膜厚を20nm以下にするのが好ましい。また、隠蔽性を有する着色光反射金属層を設けたい場合は、膜厚を20nm以上にするのが望ましい。
【0049】
(5)粘着剤層
粘着剤層5に使用する粘着剤としては、アクリル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、またはこれらの共重合体、スチレンブタジエン共重合体樹脂、天然ゴム、カゼイン、ゼラチン、ロジンエステル、テルペン樹脂、フェノール系樹脂、スチレン系樹脂、クロマンインデン樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、シリコーン樹脂、または、アルファシアノアクリレート系、シリコーン系、マレイミド系、スチロール系、ポリオレフィン系、レゾルシノール系、ポリビニルエーテル系、等の粘着剤を挙げることができる。
【0050】
また、粘着剤として、ヒートシール剤を使用してもよく、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−イソブチルアクリレート共重合樹脂、ブチラール樹脂、ポリ酢酸ビニルおよびその共重合樹脂、セルロース誘導体、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)共重合体樹脂、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS)共重合体樹脂等の各種熱可塑性エラストマー、または反応ホットメルト系樹脂等が挙げられる。
リサイクル料証明用ラベルは、前記のように車検の都度に更新することを前提とするので、粘着剤は貼付後に剥離し易いことも必要な条件となる。
粘着剤層の厚みとしては、3μm〜30μmとするのが好ましい。
【0051】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように本発明によれば以下の効果が得られる。
(1)本発明のリサイクル料管理システムによれば、光学効果を有するOVDラベルを用いて、使用済自動車の物流やリサイクル料の収受を完全に管理するための仕組みを確立することができる。
(2)本発明のリサイクル料証明用ラベルは、それ自体が製造が困難なOVDラベルで構成されており、レーザー光記録することも一般的には困難である。
また、第三者が車両識別番号と車両IDコードを管理データベースに登録されている内容と同一に記録することは極めて困難であるため、偽造、模造を高度に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リサイクル料管理システム(新車)を説明する図である。
【図2】リサイクル料管理システム(既販車)を説明する図である。
【図3】リサイクル料証明用ラベルの層構成を示す図である。
【図4】リサイクル料証明用ラベルにレーザー光描画する状態を示す図である。
【図5】リサイクル料証明用ラベルを車両の窓ガラスに貼着した状態を示す図である。
【図6】リサイクル料証明用ラベルの読み取り状態を示す図である。
【図7】リサイクル料証明用ラベルの読み取り状態を示す図である。
【符号の説明】
1 リサイクル料証明用ラベル
2 支持体シート
3 剥離層
4 ホログラム形成層
5 光反射金属層
6 粘着剤層
7 透明セパレート紙
8 車両の窓ガラス
10 自動車再資源化料金管理システム(リサイクル料管理システム)
11 自動車製造メーカー等
12 ディーラー(自動車販売者)
13a 自動車所有者
13b 自動車最終所有者
14 引取業者
15 整備業者
16 フロン類回収業者
17 解体業者
18 破砕業者
19 有用部品市場・有用金属等市場
20 資金管理法人
21 情報管理センター
21d 管理データベース

Claims (13)

  1. 自動車再資源化料金の管理システムであって、(1)新車購入時に、自動車を購入した所有者が当該自動車にかかる再資源化料金を資金管理法人に預託金として預託することと、(2)当該再資源化料金預託をした際に、再資源化料金預託の証明として、事前に管理センターのデータベースに登録され、目視で認識可能な車両識別番号と機械認識可能な車両IDコードを記録した再資源化料支払い証明用ラベルを発行して当該車両の所有者に配布することと、
    (3)車両の所有者は、当該所有にかかる車両の窓ガラスの内側に前記再資源化料支払い証明用ラベルを貼付しておくことと、(4)車両を使用済自動車とする際には、車両の引取業者が専用リーダを用いて前記再資源化料支払い証明用ラベルの車両識別番号と車両IDコードを読取りして両者が対応付けされたものであることを確認することと、(5)前記管理センターのデータベースとの照合により当該車両識別番号または車両IDコードの自動車の再資源化料金が預託されているものであるか否かを確認すること、
    のプロセスを包含することを特徴とする自動車再資源化料金管理システム。
  2. 自動車再資源化料金の管理システムであって、(1)自動車検査証の交付を受ける際に、自動車の所有者が当該自動車にかかる再資源化料金を資金管理法人に預託金として預託することと、
    (2)当該再資源化料金預託をした際に、再資源化料金預託の証明として、事前に管理センターのデータベースに登録され、目視で認識可能な車両識別番号と機械認識可能な車両IDコードを記録した再資源化料支払い証明用ラベルを発行して当該車両の所有者に配布することと、(3)車両の所有者は、当該所有にかかる車両の窓ガラスの内側に前記再資源化料支払い証明用ラベルを貼付しておくことと、(4)車両を使用済自動車とする際には、車両の引取業者が専用リーダを用いて前記再資源化料支払い証明用ラベルの車両識別番号と車両IDコードを読取りして両者が対応付けされたものであることを確認することと、(5)前記管理センターのデータベースとの照合により当該車両識別番号または車両IDコードの自動車の再資源化料金が預託されているものであるか否かを確認すること、のプロセスを包含することを特徴とする自動車再資源化料金管理システム。
  3. 車両識別番号が、車台番号またはナンバープレートに関連した情報であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動車再資源化料金管理システム。
  4. 再資源化料支払い証明用ラベルを自動車検査証の交付の都度に更新することを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動車再資源化料金管理システム。
  5. 車両識別番号と車両IDコードをレーザ光により記録することを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動車再資源化料金管理システム。
  6. 車両の引取業者は、車両の再資源化料金が支払い済みであることを再資源化料支払い証明用ラベルの読み取りと前記管理センターのデータベースとの照合により確認した後に、フロン類回収業者、解体業者または破砕業者に対して車両を引き渡しし、フロン類回収業者、解体業者または破砕業者は再資源化料支払い証明用ラベルにより車両のIDコードを読取りすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動車再資源化料金管理システム。
  7. 車両に貼付する再資源化料金支払い証明用ラベルであって、目視で認識可能な車両識別番号と、当該車両識別番号とリンクし目視では認識不能であって機械認識可能な車両IDコードを、レーザー光照射により、当該証明用ラベルのホログラム反射金属層に記録したことを特徴とする自動車再資源化料金支払い証明用ラベル。
  8. 車両に貼付する再資源化料金支払い証明用ラベルであって、支持体シート/ホログラム層/光反射金属層/粘着剤層/透明セパレート紙、の層構成からなり、目視で認識可能な車両識別番号と、当該車両識別番号とリンクし目視では認識不能であって機械認識可能な車両IDコードを、レーザー光照射により、当該光反射金属層に記録したことを特徴とする自動車再資源化料金支払い証明用ラベル。
  9. 車両に貼付する再資源化料金支払い証明用ラベルであって、支持体シート/剥離層/ホログラム層/光反射金属層/粘着剤層/透明セパレート紙、の層構成からなり、目視で認識可能な車両識別番号と、当該車両識別番号とリンクし目視では認識不能であって機械認識可能な車両IDコードを、レーザー光照射により、当該光反射金属層に記録したことを特徴とする自動車再資源化料金支払い証明用ラベル。
  10. 剥離層とホログラム層との間に中間層、光反射金属層と粘着剤層との間にアンカー層、を入れたことを特徴とする請求項9記載の自動車再資源化料金支払い証明用ラベル。
  11. 車両識別番号が、車台番号またはナンバープレートに関連した情報であることを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか1の請求項に記載の自動車再資源化料金支払い証明用ラベル。
  12. 光反射金属層をレーザー光照射によりバーコード状に破壊して記録し、金属層バー部分の正反射光と樹脂層スペース部分の拡散反射光の反射率差を、正反射光受光位置に設置したセンサーにて検知し、車両IDコードを読取りすることを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか1の請求項に記載の自動車再資源化料金支払い証明用ラベル。
  13. 光反射金属層をレーザー光照射によりバーコード状に破壊して記録し、金属層上の回折格子バー部分の回折光と樹脂層上の回折格子スペース部分の回折光との回折光強度差を、回折光受光位置に設置したセンサーにて検知し、車両IDコードを読取りすることを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか1の請求項に記載の自動車再資源化料金支払い証明用ラベル。
JP2003086780A 2003-03-27 2003-03-27 自動車再資源化料金管理システムおよび再資源化料支払い証明用ラベル Pending JP2004295449A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003086780A JP2004295449A (ja) 2003-03-27 2003-03-27 自動車再資源化料金管理システムおよび再資源化料支払い証明用ラベル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003086780A JP2004295449A (ja) 2003-03-27 2003-03-27 自動車再資源化料金管理システムおよび再資源化料支払い証明用ラベル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004295449A true JP2004295449A (ja) 2004-10-21

Family

ID=33401314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003086780A Pending JP2004295449A (ja) 2003-03-27 2003-03-27 自動車再資源化料金管理システムおよび再資源化料支払い証明用ラベル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004295449A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006285945A (ja) * 2005-03-11 2006-10-19 Tsubasa System Co Ltd リサイクル情報共有方法、リサイクル情報共有プログラム、リサイクル情報共有システム
CN111401362A (zh) * 2020-03-06 2020-07-10 上海眼控科技股份有限公司 车辆vin码的篡改检测方法、装置、设备和存储介质
WO2020203005A1 (ja) * 2019-04-04 2020-10-08 コベルコ建機株式会社 車両管理システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006285945A (ja) * 2005-03-11 2006-10-19 Tsubasa System Co Ltd リサイクル情報共有方法、リサイクル情報共有プログラム、リサイクル情報共有システム
WO2020203005A1 (ja) * 2019-04-04 2020-10-08 コベルコ建機株式会社 車両管理システム
JP2020170393A (ja) * 2019-04-04 2020-10-15 コベルコ建機株式会社 車両管理システム
CN111401362A (zh) * 2020-03-06 2020-07-10 上海眼控科技股份有限公司 车辆vin码的篡改检测方法、装置、设备和存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5971435A (en) Method and system for verifying the authenticity of an autograph
TWI282763B (en) System of controlled certificate production and management
GB2221870A (en) Security device
JP4289542B2 (ja) 光回折icタグ表示体と製品情報管理システム
JP2005091786A (ja) 真偽判定用媒体、真偽判定用媒体ラベル、真偽判定用媒体転写シート、真偽判定可能なシート、および真偽判定可能な情報記録体
JP2004077954A (ja) 真正性確認用媒体および真正性確認方法
JP2004295449A (ja) 自動車再資源化料金管理システムおよび再資源化料支払い証明用ラベル
JP3984470B2 (ja) 真正性識別体、真正性識別用具、およびそれらの組み合わせ、並びに真正性識別方法
JP2004341146A (ja) 車両検査・管理システムおよび車両検査済証明用ラベル
JP2827788B2 (ja) カード及びその真偽判定方法並びにカードの製造に用いるホログラム転写箔
JP2005301093A (ja) 真偽判定用媒体、真偽判定用媒体ラベル、真偽判定用媒体転写シート、真偽判定可能なシート、および真偽判定可能な情報記録体
JP7222189B2 (ja) 光学素子読取方法
JP4286941B2 (ja) ホログラム積層体およびその製造方法
JP6136574B2 (ja) スクラッチカード
JP6314367B2 (ja) スクラッチラベル
JP2004333530A (ja) 車両認証用ラベルを使用する保険システムとそれに使用する車両認証用ラベル
JP6136643B2 (ja) スクラッチカード
JP6379936B2 (ja) スクラッチカード
JP2002215010A (ja) 真正性識別体
JP2004151273A (ja) 識別媒体およびそれを用いた真正品の真贋識別方法
JP2004258583A (ja) 情報記録媒体およびこれを用いた真偽判定方法
JP2016071290A (ja) スクラッチラベル
JP4170618B2 (ja) 真正性識別方法
JP2004348201A (ja) 車両保管場所管理システムと車両保管場所ラベル発行システム、および車両保管場所ラベル
JP2010079308A (ja) 真偽判定用媒体、真偽判定用媒体ラベル、真偽判定用媒体転写シート、真偽判定可能なシート、および真偽判定可能な情報記録体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090113

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090527