JP2004295350A - 電動アクチュエータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】電動アクチュエータシステムにおいて、なぜ初期設定が行われたかの原因の究明できるようにする。
【解決手段】電動モータ110と、電動モータ110の回転角度に応じて発生するパルス信号に基づいて出力軸127の回転角度を検出するCPU300とを有し、このCPU300は、出力軸127の原点位置を検出することが必要となった原因毎に、原点位置検出させる回数をカウントして記憶回路230に記憶させる。これにより、初期設定が行われた場合、それがなぜ行われたかの原因を究明できるので、不具合の早期解決を行うことができる。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動アクチュエータシステムに関するもので、車両用空調装置のエアミックスドアやモード切替ドア等の可動部材を駆動する電動アクチュエータシステムに適用して有効である。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、車両用電動アクチュエータシステムにおいては、ストッパ等の機械的な規制手段に拘束される作動限界まで電動アクチュエータを作動させ、この作動限界点を原点位置として電動アクチュエータの作動角を制御するものが提案されている。なお、以下、このように原点位置にて回転を停止させることを初期設定と呼ぶ。
【0003】
また、近年、車両駐停車時、つまりイグニッションスイッチを遮断しているときに、バッテリから車載電気機器に供給される暗電流の消費を抑制するために、イグニッションスイッチを遮断した後、所定時間が経過した時にバッテリから車載電気機器への電力供給を停止する車両が増加傾向にある。
【0004】
一方、バッテリから電力の供給を受けて原点位置に関する情報を保持記憶する記憶装置を備える電動アクチュエータシステムでは、電力の供給が停止すると、記憶装置に保持されている原点位置情報が消滅するため、次回起動時に、初期設定を再度行う。
【0005】
このため、バッテリを取り外して記憶装置への電力供給を停止した場合は勿論のこと、バッテリを取り外さなくてもイグニッションスイッチを遮断した後、記憶装置に保持されている原点位置情報が消滅するため、実質的にイグニッションスイッチを投入する毎に初期設定が行われることとなる。
【0006】
したがって、ストッパ及び電動アクチュエータ等に頻繁に衝突力が作用することとなるので、ストッパ及び電動アクチュエータ等の機械的強度を増大させる必要性があり、ストッパ及び電動アクチュエータ等の大型化及び製造原価上昇を招いてしまう。
【0007】
そこで、本発明者等は、初期設定を行う必要性が高いときに初期設定を行い、初期設定を行う回数を低減することについて検討した。
【0008】
具体的には、▲1▼バッテリおよび電動アクチュエータ間を接続した後に初めてイグニッションスイッチを起動(ON)させたとき、▲2▼その起動後にイグニッションスイッチを遮断されたとき、▲3▼異常状態が生じたとき、といった▲1▼〜▲3▼の状態でのみ初期設定を行うようにして、初期設定を行う回数を低減することについて考えた。
【0009】
しかし、本発明者等の検討によれば、▲3▼の場合、異常状態が生じても、異常状態がリセットされて正常状態に戻ると、どのような異常状態により初期設定を行うことになったのかが分からない。
【0010】
例えば、電動アクチュエータの電動モータに電力供給するためのバッテリが取り外されて、バッテリと電動モータとの間が遮断されてバッテリから電動モータへの電力供給が停止されても、その後、バッテリが装着されて電動モータへの電力供給が開始されると初期設定が行われることとなる。
【0011】
したがって、バッテリの取り外しが行われた履歴が残らず、この初期設定が行われた後では、バッテリの取り外しが行われたこと自体が分からない。このため、なぜ、初期設定が行われたかの原因を究明することができないといったことが分かった。
【0012】
本発明は、上記点に鑑み、なぜ初期設定が行われたかの原因の究明できるようにした電動アクチュエータシステムを提供する目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、電動モータ(110)と、電動モータの回転角度に応じて発生するパルス信号に基づいて出力軸(127)の回転角度を検出する検出手段(220、310)と、出力軸の原点位置を検出するための初期位置設定手段(S120)と、を備える電動アクチュエータシステムであって、初期位置設定手段による出力軸の原点位置検出が必要となった原因を検出して記憶する検出記憶手段(S231、S182、S212)を備えることを特徴とする。
【0014】
これにより、初期位置設定が行われた場合、それがなぜ行われたかの原因を究明できるので、不具合の早期解決を行うことができる。
【0015】
具体的には、請求項2に記載の発明のように、検出記憶手段が、初期位置設定手段により行われた原点位置検出の回数を原因毎にカウントして記憶すれば、初期位置設定手段による原点位置検出の回数を原因毎に知ることができる。
【0016】
さらに、請求項3に記載の発明では、検出記憶手段(S183、S220)は、原点位置検出が必要になった原因が生じたときに検出される回転角度を記憶することを特徴とする。
【0017】
これにより、例えば異物の噛み込みにより原点位置検出が必要になった原因が生じた場合には、上述した回転角度を基に、異物の噛み込みした箇所を容易に見つけることが可能になり、不具合の早期解決をより一層容易に行うことができる。
【0018】
また、請求項4に記載の発明のように、検出記憶手段は、回転角度をパルス信号のパルス数にて記憶してもよい。
【0019】
さらに、請求項5に記載の発明のように、検出記憶手段は、電動モータに給電するためのバッテリと電動モータとの間の遮断、パルス信号のレベル変化の停止、および、パルス信号のパルス飛び、のうちいずれか1つを原因として検出するように構成してもよい。
【0020】
また、請求項6に記載の発明のように、使用者により操作される操作手段(400)と、操作手段が使用者により操作されたとき、出力軸の原点位置を検出させるマニュアル初期位置設定手段と、を備えるようにしてもよい。また、請求項7に記載の発明のように、マニュアル初期位置設定手段により原点位置検出される回数をカウントして記憶する手動カウント記憶手段を有するようにしてもよい。そして、請求項8に記載の発明のように、手動カウント記憶手段は、原点位置検出させるために操作手段が操作されたときに検出される回転角度を記憶するようにしてもよい。また、請求項9に記載の発明のように、検出記憶手段は、回転角度をパルス信号のパルス数にて記憶するようにしてもよい。
【0021】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1に本発明の第1実施形態に係る電動アクチュエータシステム(以下、単にアクチュエータという)を車両用空調装置のエアミックスドアの駆動装置に適用したものである。
【0023】
ここで、エアミックスドア1とは、図1は車両用空調装置において、エンジン2の冷却水を熱源として室内に吹き出す空気を加熱するヒータコア3を迂回して流れる風量を調節することにより室内に吹き出す空気の温度を調節するものである。
【0024】
なお、ヒータコア3及び蒸発器4等の熱交換器やエアミックスドア1等は樹脂製の空調ケーシング5内に収納されており、アクチュエータは、空調ケーシング5にネジ等の締結手段により固定されている。
【0025】
次に、アクチュエータ100について述べる。
【0026】
図2はアクチュエータ100の外観図であり、図3はアクチュエータ100の構成図である。そして、図3中、直流モータ110は車両に搭載されたバッテリ(図示せず)から電力を得て回転するものであり、減速機構120はモータ110から入力された回転力を減速してエアミックスドア1に向けて出力する変速機構である。なお、以下、直流モータ110及び減速機構120等の回転駆動する機構部を駆動部130と呼ぶ。
【0027】
ここで、減速機構120は、モータ110の出力軸111に圧入されたウォーム121、このウォーム121と噛み合うウォームホィール122、及び複数枚の平歯車123、124、125からなる歯車列であり、出力側に位置する最終段歯車(出力側歯車)126には、出力軸127が設けられている。
【0028】
なお、ケーシング140は駆動部130を収納するととともに、後述するブラシ(電気接点)155〜157が固定されたケーシングである。
【0029】
また、減速機構120のうち、直流モータ110により直接駆動される入力歯車(ウォーム121)より出力側(出力軸127)には、図3〜6(特に、図6参照)に示すように、パルスパターンプレート(以下、パターンプレートと呼ぶ。)153が設けられており、このパターンプレート153は、円周方向に交互に並んだ導電部151a、152a及び非導電部151b、152bからなる第1、2パルスパターン151、152が設けられたもので、出力軸127と一体的に回転する。
【0030】
このとき、導電部151a、152aの円周角α1、α2及び非導電部151b、152bの円周角β1、β2を互いに等しくするとともに、第1パルスパターン151の位相を第2パルスパターン152の位相に対して円周角α1、α2(=円周角β1、β2)の略1/2ずらしている。
【0031】
なお、第1、2パルスパターン151、152は電気的に繋がっており、第1、2パルスパターン151、152は、両パルスパターン151、152より内周側に設けられたコモンパターン(共通導電部パターン)154と電気的に繋がって、後述するブラシ157を介してバッテリ(図示せず)の負極側に電気的に繋がっている。
【0032】
一方、ケーシング140側には、バッテリの正極側に接続された銅系導電材料製の第1〜3ブラシ(電気接点)155〜157が樹脂一体成形により固定されており、第1ブラシ155は第1パルスパターン151に接触し、第2ブラシ156は第2パルスパターン152に接触し、第3ブラシ157はコモンパターン154に接触するように構成されている。
【0033】
なお、本実施形態では、第1〜3ブラシ155〜157とパターンプレート153との接点を2点以上(本実施形態では、4点)とすることにより、第1〜3ブラシ155〜157と導電部151a、152a(コモンパターン154を含む。)との電気接続を確実なものとしている。
【0034】
また、図2に示すように、出力軸127には、エアミックスドア1を揺動させるリンクレバー160が圧入固定されているとともに、空調ケーシング5には、リンクレバー160を衝突させるためのストッパ5aが設けられている。
【0035】
次に、アクチュエータ100の概略作動を述べる。
【0036】
図7はモータ制御手段をなすアクチュエータ100の電気制御回路200を示す模式図である。
【0037】
この電気制御回路200は、直流モータ110を正逆転駆動するモータ駆動回路210、出力軸127の回転角及び回転の向きを検出するためにパターンプレート153で発生するパルス信号を検出するパルス検知回路220、各種制御情報をバッテリから電力の供給を受けることなく保持することができるEEPROM等の記憶回路230、モータ駆動回路210およびCPU300へ流れる暗電流を遮断して電力消費を抑える遮断回路240、バッテリから出力される電圧を一定電圧に変換してパルス信号検知回路220およびCPU300に出力する定電圧回路250と、を有して構成されている。
【0038】
CPU300は、パルス検知回路220で検出されるパルス信号のパルス数(すなわち1周期を1つのパルスとして幾つのパルスが出力されたか)をカウントするパルス数カウント310、パルス数や各種フラグを記憶するためのRAM320、各種の時間を計時するタイマー330、モータ駆動回路210に回転方向や停止を指令するための指令信号を出力するモータ制御回路340などの機能を有して構成されている。
【0039】
さらに、CPU300には、マニュアルイニシャライズスイッチ400、出力回路410、およびデータモニタ装置420が接続されている。マニュアルイニシャライズスイッチ400は、使用者により操作されて後述する初期位置設定を行うために操作されるスイッチであり、このスイッチ400が押下されると、CPU300が初期位置設定を行うことになる(マニュアル初期設定手段)。また、出力回路410は、後述するように各種情報をデータモニタ装置420に出力させる。また、データモニタ装置420は、例えば、液晶ディスプレイ装置であって、出力回路410から出力された各種情報を表示する。
【0040】
また、アクチュエータ100において、直流モータ110が回転して出力軸127(パターンプレート153)が回転すると、第1、2ブラシ155、156と導電部151a、152aとが接触する通電(ON)状態、及び第1、2ブラシ155、156と非導電部151b、152bとが接触する非通電(OFF)状態が相互に周期的に発生する。
【0041】
したがって、第1、2ブラシ155、156には、図8に示すように、直流モータ110が所定角度回転する毎にパルス信号が発生するので、このパルス信号をパルス信号検知回路220で検出してパルス数カウント310にてパルス数を数えることにより出力軸127の回転角度を検出することができる。
【0042】
なお、上述の説明から明らかなように、本実施形態では、第1、2ブラシ155、156とパターンプレート153とにより出力軸127が所定角度回転する毎にパルス信号を発するパルス発生器(パルス発生手段)158(図7参照)を構成している。
【0043】
また、第1パルスパターン151の位相と第2パルスパターン152の位相とがずれているため、パルス発生器158では、第1パルスパターン151と第1ブラシ155とにより発生するパルス信号(以下、このパルス信号をA相パルスと呼ぶ。)と、第2パルスパターン152と第2ブラシ156とにより発生するA相パルス対して位相のずれたパルス信号(以下、このパルス信号をB相パルスと呼ぶ。)とが発生する。
【0044】
このため、本実施形態では、A相パルス及びB相パルスのうちいずれの信号が先にパルス信号検出回路220に入力されるかによって、直流モータ110(出力軸127)の回転方向を検出している。
【0045】
また、直流モータ110の回転量、つまり出力軸127の回転量を制御するに当たっては、リンクレバー160をストッパ5aに衝突させて直流モータ110の回転を機械的に停止させた位置を原点位置として記憶し、その後は、バッテリが外れた場合及びパルス信号に異常が発生した場合を除き、原点位置から2パルスずれた位置を作動基準として直流モータ110を制御する。
【0046】
以下、リンクレバー160をストッパ5aに衝突させて直流モータ110の回転を機械的に停止させた位置を原点位置として記憶し、その原点位置からずれた作動基準を設定する行為を「初期位置設定」と呼ぶ。因みに、本実施形態では、この「初期位置設定」が、請求項1に記載の初期位置設定手段に相当し、直流モータ110の回転を機械的に停止させた位置を原点位置として記憶するとともにその原点位置からずれた作動基準を設定することが、「原点位置検出」に相当する。また、パルス信号の変化が停止したときに、リンクレバー160がストッパ5aに衝突したものと判定する。
【0047】
次に、CPU300によるアクチュエータ100、つまり直流モータ110の制御について図9、10に基づいて説明する。
【0048】
車両のイグニッションスイッチ(IGスイッチ)が投入されている場合には、バッテリを接続した後、初めてイグニッションスイッチが投入されたか否かを記憶回路230に記憶されフラグに基づいて判定し(S110)、バッテリを接続した後、初めてイグニッションスイッチが投入された場合には、初期位置設定を行った後(S120)、イグニッションスイッチが投入されている場合にはエアミックスドア1の開度が目標位置(目標回転角)となるように直流モータ110を制御する(S130〜S220)。
【0049】
なお、イグニッションスイッチとは、直流モータ110に電力を供給することを許可する始動許可スイッチをなすものである。
【0050】
一方、バッテリを接続した後、初めてイグニッションスイッチが投入された場合でないときには、記憶回路230に記憶保持されたバッテリが接続されていることを意味する情報をなすバッテリ外し判定フラグ(バッテリ外し判定ビット)が立っているか否かを判定する(S230)。つまり、RAM320において、バッテリが過去に取り外されてバッテリと直流モータ110との間が遮断されたことを示す履歴が記憶されているか否かを判定する。
【0051】
そして、バッテリ外し判定フラグが立っていない、つまりRAM320にてバッテリが過去に取り外されたことを示す履歴が記憶されている場合には、バッテリ外しカウンタをインクリメントして(S231)、初期位置設定を行った後(S120)、エアミックスドア1の開度が目標位置となるように直流モータ110を制御する(S130〜S220)。また、バッテリ外し判定フラグが立っている、つまりRAM320にてバッテリが過去に取り外されたことを示す履歴が記憶されていない場合には、記憶回路230からバッテリ外し判定フラグ消去した後(S240)、エアミックスドア1の開度が目標位置となるように直流モータ110を制御することになる(S130〜S220)。
【0052】
また、エアミックスドア1の開度が目標位置となるように直流モータ110を制御するとき(S130〜S220)、つまり直流モータ110に駆動電流が通電されているときであって、パルス信号のレベル変化が停止したときには、パルス信号に異常が発生している可能性が高いため、駆動電流を通電し始めてから所定時間経過後においてもパルス信号の変化が停止しているときには、パルス信号に異常が発生したものと判定して、駆動電流の通電を停止してアクチュエータ100を停止する。
【0053】
これに加えて、パルス信号のレベル変化が停止していることを意味する情報をなすパルス停止判定フラグを立てて記憶回路230に記憶保持した後(S212)、パルス停止カウンタをインクリメントし、さらに、現時点にてパルス数カウント310にて数えられたパルス数を記憶回路230に記憶させる(S220)。このことにより、パルス信号の変化停止を検出したときの出力軸127の回転角度を記憶させることができる。
【0054】
一方、直流モータ110に駆動電流が通電されているときであって、パルス信号が変化しているときには、パルス波形(図8参照)に乱れが発生せずにパルス信号が規則正しく発生しているか否か、つまりパルス飛び等が発生していないか否か等を判定し(S180)、パルス飛び等が発生していないときには、S130に戻ってエアミックスドア1の開度が目標位置となるように直流モータ110を制御し、パルス飛び等が発生しているときには、パルス飛びが発生したことを意味する情報なすパルス飛び判定フラグを立てる。
【0055】
つまり、パルス飛びが発生したことを示す履歴を記憶回路230に記憶保持した後(S181)、パルス飛びカウンタをインクリメントして(S182)、現時点にてパルス数カウント310にて数えられたパルス数を記憶回路230に記憶させる(S183)。このことにより、パルス飛びを検出したときの出力軸127の回転角度を記憶させることができる。その後、S130に戻ってエアミックスドア1の開度が目標位置となるように直流モータ110を制御する。
【0056】
なお、パルス飛び等が発生したまま直流モータ110を制御するので、実際のエアミックスドア1の開度が目標位置と異なる可能性が高い。そこで、後述するように、イグニッションスイッチが遮断された後、初期値設定を行う。
【0057】
また、イグニッションスイッチが遮断(OFF)されている場合であっても、バッテリを接続した後、初めてイグニッションスイッチが遮断された場合には、初期位置設定を行い(図10中のS300、S120)、上述した各フラグを消去する(S121)。さらに、イグニッションスイッチが遮断された時から所定時間が経過したした時にバッテリ外し判定フラグを記憶回路230に記憶保持する(S303、S304)。
【0058】
なお、バッテリ外し判定フラグが記憶回路230に保持されている場合には、バッテリが車両に接続されていることを意味する。そして、バッテリが取り外されるとバッテリから電気制御回路200への電力供給が停止されてバッテリ外し判定フラグが記憶回路230に保持されなくなるので、バッテリ外し判定フラグが記憶回路230に保持されていない場合には、バッテリが過去に取り外されていることを意味することになる。
【0059】
一方、イグニッションスイッチが遮断されている場合であっても、バッテリを接続した後、初めてのイグニッションスイッチの遮断でない場合には、記憶回路230に記憶された情報に基づいてパルス飛びがあった否かを判定し(S301)、パルス飛び判定フラグが記憶されているときには、直流モータ110を駆動しているときにパルス飛びがあったと判定して初期位置設定を行った後(S120)、上述した各フラグを消去する(S121)。そして、イグニッションスイッチが遮断された時から所定時間が経過したときにはバッテリ外し判定フラグを記憶回路230に記憶保持させる(S303、S304)。
【0060】
また、S301において、パルス飛びが発生しなかったことを判定した場合には、記憶回路230に記憶された情報に基づいてパルス信号の停止があった否かを判定し(S302)、パルス停止判定フラグが記憶されている場合には、パルス信号の停止があったと判定して、初期位置設定を行った後(S120)、上述した各フラグを消去する(S121)。そして、イグニッションスイッチが遮断された時から所定時間が経過したときにはバッテリ外し判定フラグを記憶回路230に記憶保持させる(S303、S304)。
【0061】
さらに、イグニッションスイッチが遮断(OFF)されている場合であっても、バッテリを接続した後、イグニッションスイッチが二回以上遮断され、かつ、パルス停止判定フラグおよびパルス飛び判定フラグのいずれも記憶されていない場合には、イグニッションスイッチが遮断された時から所定時間が経過した時にバッテリ外し判定フラグを記憶回路230に記憶保持する(S303、S304)。
【0062】
以上説明した本実施形態によれば、CPU300が、パルス飛びカウンタ、パルス停止カウンタ、バッテリ外しカウンタのうちいずれかのカウントを、初期位置設定を行う毎にインクリメントする。このことにより、初期位置設定が必要となった原因を初期位置設定を行う毎に検出して記憶し、さらに原因毎に初期位置設定を行った回数を数えて記憶することになる。したがって、初期設定が必要となった原因毎に初期設定を行った回数を数えて記憶することになる。
【0063】
このため、例えば、車両用空調装置のメンテナンスサービスを行う際に、例えばサービスススイッチ(図示せず)が押下されたときには、出力回路410から各カウンタのカウンタ値をデータモニタ装置420に出力させれば、各カウンタのカウンタ値、つまり初期設定を行った回数を原因毎にデータモニタ装置420に表示させることができる。よって、初期設定を行った場合には、それがなぜ行われたかの原因を究明することが容易に行うことができ、アクチュエータの不具合の早期解決を行うことができる。
【0064】
また、本実施形態では、パルス飛びを検出したときの出力軸127の回転角度、およびパルス信号の変化停止を検出したときの出力軸127の回転角度を記憶させている。つまり、初期位置設定が必要となった原因毎に初期位置設定が必要となった原因が生じたときの出力軸127の回転角度を記憶している。このため、この記憶される原因毎の回転角度を出力回路410からデータモニタ装置420に出力させて表示させれば、異物の噛み込み等で初期位置設定が必要となった原因が生じた場合には、異物の噛み込み箇所を早く見つけることが可能になる。したがって、アクチュエータの不具合の早期解決をより一層容易に行うことができる。
【0065】
(第2実施形態)
本実施形態は、図11に示すように、複数個のアクチュエータ100及び制御装置をデータ通信によるネットワークで繋ぎ、電気配線の本数を減少させた電動アクチュエータシステムに本発明を適用したものである。
【0066】
なお、通信ラインには、所定のプロトコルで定められた手順に従って各アクチュエータ100を制御するためのデータ信号及びパルス数に関するデータ信号がCPUと各アクチュエータ100との間で授受されており、各アクチュエータ100は通信ラインを介して送信されるデータ信号に基づいて作動する。
【0067】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、マニュアルイニシャライズスイッチ400が使用者により操作されたとき出力軸127の回転を初期位置にて停止させる例を示したが、これに加えて、出力軸127の回転を初期位置にて停止させるためにマニュアルイニシャライズスイッチが操作されたときに検出される出力軸127の回転角度を記憶するようにしてもよい(手動カウント記憶手段)。さらに、出力軸127の原点位置検出される回数をカウントして記憶回路230に記憶するようにしてもよい。
【0068】
上述の実施形態では、RAM320において、バッテリが過去に取り外されたことを示す履歴が記憶されているか否かを判定するようにした例を示したが、これに加えて、バッテリが過去に取り外されたときの出力軸127の回転角度(以下、バッテリ外し回転角度という)を記憶手段230に記憶させるようにしてもよい。
【0069】
この場合、一定期間毎に出力軸127の回転角度を記憶回路230に上書きさせる。ここで、バッテリが取り外されると、記憶回路230への回転角度の上書きが停止されることになる。したがって、その後、バッテリが接続されて、バッテリが外し判定フラグが立っていないと判定されるときには、記憶回路230が、バッテリ外し回転角度を記憶していることになる。このため、バッテリが外し判定フラグが立っていないと判定されるときには、記憶回路230に記憶された回転角度を、バッテリ外し回転角度と設定することになる。
【0070】
上述の実施形態では、原点位置検出の作動として、リンクレバー160をストッパ5aに衝突させて直流モータ110の回転を機械的に停止させた位置を原点位置として記憶する例について説明したが、次のように電気的に出力軸127の原点位置を検出して記憶するようにしてもよい。
【0071】
すなわち、直流モータ110の回転に伴い、一定パルスパターンを発生するパルスパターン発生器を用いて、パルスパターン発生器から出力される一定パルスパターンを検出したとき、出力軸127が原点位置まで回転しているとして記憶するようにしてもよい。
【0072】
上述の実施形態では、リンクレバー160をストッパ5aに衝突させて直流モータ110の回転を機械的に停止させた位置を原点位置として記憶し、その後は、原点位置からずれた位置を作動基準として直流モータ110を制御したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、原点位置を作動基準としてもよい。
【0073】
つまり、「原点位置検出」としては、直流モータ110の回転を停止させた位置を原点位置として記憶してその原点位置を作動基準として設定するように構成してもよい。
【0074】
また、上述の実施形態では、摺動接点方式の位置検出装置を例に本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、光学式のエンコーダ等のその他の位置検出装置にも適用することができる。
【0075】
上述の実施形態では、出力軸127にパルス発生器158を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばパルス発生器158(パルスプレート153)用にさらに減速した回転部を設けパルス信号を発生させてもよい。
【0076】
また、上述の実施形態では、両パルスパターン151、152より内周側に設けられたコモンパターン(共通導電部パターン)154を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、両パルスパターン151、152より外周側にコモンパターン154を設ける、又は両パルスパターン151、152間にコモンパターン154を設ける等してもよい。
【0077】
また、上述の実施形態では、車両用空調装置に本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置の模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る電動アクチュエータの外観図である。
【図3】第1実施形態に係る電動アクチュエータの模式図である。
【図4】(a)は第1実施形態に係るパルスプレートの正面図であり、(b)は(a)の側面図である。
【図5】図3のA−A断面図である。
【図6】第1実施形態に係るパルスプレートの拡大図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る電動アクチュエータの制御回路を示す模式図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係る電動アクチュエータのパルス信号チャートである。
【図9】本発明の第1実施形態に係る電動アクチュエータの制御フローチャートである。
【図10】本発明の第1実施形態に係る電動アクチュエータの制御フローチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態に係る電動アクチュエータシステムの模式図である
【符号の説明】
100…電動アクチュエータ、110…直流モータ、120…減速機、
127…出力軸、151…第1パルスパターン、
152…第2パルスパターン、153…パルスパターンプレート、
154…コモンパターン、155…第1ブラシ、156…第2ブラシ、
157…第3ブラシ、300…CPU、320…RAM。

Claims (9)

  1. 電動モータ(110)と、
    前記電動モータの回転角度に応じて発生するパルス信号に基づいて出力軸(127)の回転角度を検出する検出手段(220、310)と、
    前記出力軸の原点位置を検出するための初期位置設定手段(S120)と、を備える電動アクチュエータシステムであって、
    前記初期位置設定手段による前記出力軸の原点位置検出が必要となった原因を検出して記憶する検出記憶手段(S231、S182、S212)を備えることを特徴とする電動アクチュエータシステム。
  2. 前記検出記憶手段は、前記初期位置設定手段により行われた前記原点位置検出の回数を前記原因毎にカウントして記憶することを特徴とする請求項1に記載の電動アクチュエータシステム。
  3. 前記検出記憶手段は、前記原点位置検出が必要になった原因が生じたときに前記検出される回転角度を記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の電動アクチュエータシステム。
  4. 前記検出記憶手段(S183、S220)は、前記回転角度を前記パルス信号のパルス数にて記憶することを特徴とする請求項3に記載の電動アクチュエータシステム。
  5. 前記検出記憶手段は、前記電動モータに給電するためのバッテリと前記電動モータとの間の遮断、前記パルス信号のレベル変化の停止、および、前記パルス信号のパルス飛び、のうちいずれか1つを前記原因として検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の電動アクチュエータシステム。
  6. 使用者により操作される操作手段(400)と、
    前記操作手段が使用者により操作されたとき、出力軸の原点位置を検出させるマニュアル初期位置設定手段と、を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の電動アクチュエータシステム。
  7. 前記マニュアル初期位置設定手段により原点位置検出される回数をカウントして記憶する手動カウント記憶手段を有することを特徴とする請求項6に記載の電動アクチュエータシステム。
  8. 前記手動カウント記憶手段は、前記原点位置検出させるために前記操作手段が操作されたときに前記検出される回転角度を記憶することを特徴とする請求項7に記載の電動アクチュエータシステム。
  9. 前記検出記憶手段は、前記回転角度を前記パルス信号のパルス数にて記憶することを特徴とする請求項8に記載の電動アクチュエータシステム。
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