JP2004295108A - 光スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 経路の違いによる光損失の差を低減することができる光スイッチを提供する。
【解決手段】 光スイッチ1は、スイッチ部2A〜2Dとスイッチ部3A〜3Dとを備えている。スイッチ部2A〜2Dは、接続用光導波路5a〜5d及び入力用光導波路6を含む平面導波路4と、入力用光導波路6からの光を接続用光導波路5a〜5dに反射させる反射ミラー8a〜8dとを有している。スイッチ部3A〜3Dは、接続用光導波路10a〜10d及び出力用光導波路11を含む平面導波路9と、接続用光導波路10a〜10dからの光を出力用光導波路11に反射させる反射ミラー13a〜13dとを有している。また、光スイッチ1は、スイッチ部2A〜2Dの各接続用光導波路5a〜5dをそれぞれ異なるスイッチ部3A〜3Dの接続用光導波路10a〜10dに接続する複数の光ファイバ20を備えている。
【選択図】 図1


Description

本発明は、光通信システム等で用いられる光スイッチに関するものである。
光通信システムで用いられる光スイッチとしては、例えば非特許文献1に記載されているものが知られている。この文献に記載の光スイッチは4×4のマトリックススイッチであり、4つの入力ポートと4つの出力ポートとを有する平面導波路チップと、入力ポートからの光を出力ポートに向けて反射させる16個のマイクロミラーを有するスイッチチップとを備えている。
4×4 MATRIX SWITCH BASED ON MEMS SWITCHES AND INTEGRATED WAVEGUIDES, The 11th International Conference on Solid-State Sensors and Actuators,Munich,Germany,June 10-14,2001
上記従来技術においては、光の経路によって、入力ポートから出力ポートまでの光導波路の距離が異なるが、光が通る光導波路の距離が長くなるほど、光導波路による光損失(導波路損失)が増大する。このため、光導波路の距離が最短の経路と最長の経路とでは、光損失に大きな差が生じることになる。また、入力ポートから出力ポートまでの光導波路の途中に、マイクロミラーが入り込む溝部(凹部)が形成されている場合に、溝部を通る回数によっても光損失に大きな差が生じる。
本発明の目的は、経路の違いによる光損失の差を低減することができる光スイッチを提供することである。
本発明は、光が入射されるnヶ所(nは複数)の入力ポートと、光が出射されるnヶ所の出力ポートとを有する光スイッチであって、1ヶ所の入力ポートと、nヶ所の第1接続ポートと、入力ポートから各第1接続ポートへの光路を切り替える第1光路切り替え部とを有するn個の第1スイッチ部と、1ヶ所の出力ポートと、nヶ所の第2接続ポートと、出力ポートから各第2接続ポートへの光路を切り替える第2光路切り替え部とを有するn個の第2スイッチ部と、第1スイッチ部の各第1接続ポートをそれぞれ異なる第2スイッチ部の第2接続ポートに接続する(n×n)本の光ファイバとを備え、入力ポートから出力ポートに至るまでの各光路において、第1光路切り替え部及び第2光路切り替え部を通る合計回数の最大値と最小値との差が4回以下であることを特徴とするものである。
このような光スイッチにおいては、第1スイッチ部の入力ポートから第1光路切り替え部、第1接続ポート、光ファイバ、第2スイッチ部の第2接続ポート、第2光路切り替え部、出力ポートに至るまでの(n×n)本の光路が形成される。ところで、複数の入力ポートと複数の出力ポートとを有する光スイッチが通常使用される状況では、各光路間の光損失差は0.8dB以下であることが必要とされている。他方、各光路の途中に凹部が形成されている場合には、たとえ凹部に屈折率整合剤が充填されていても、凹部を1回通るたびに、0.1〜0.2dBの光損失が発生する。そこで、本発明では、各光路において第1光路切り替え部及び第2光路切り替え部を通る合計回数の最大値と最小値との差を4回以下とすることにより、第1光路切り替え部及び第2光路切り替え部が屈折率整合剤入りの凹部を有している場合であっても、各光路間の光損失差を0.8dB以下に抑えることができる。なお、各光路間の光損失差は0.4dB以下であるのが好ましいとされている事から、各光路において第1光路切り替え部及び第2光路切り替え部を通る合計回数の最大値と最小値との差を2回以下とするのが好ましい。
好ましくは、第1スイッチ部の各第1接続ポートのうち、入力ポートから第1接続ポートまでの各光路において、第1光路切り替え部を通る合計回数が少ない方からi番目である第1接続ポートをQ1iポートとし、第2スイッチ部の各第2接続ポートのうち、第2接続ポートから出力ポートまでの各光路において、第2光路切り替え部を通る合計回数が多い方からi番目である第2接続ポートをQ2iポートとしたときに、Q1iポートとQ2iポートとが接続されている。
この場合、例えば各第1接続ポート及び各第2接続ポートのうち、入力ポートまでの各光路において第1光路切り替え部を通る回数が少ない第1接続ポートと、出力ポートまでの各光路において第2光路切り替え部を通る回数が多い第2接続ポートとを接続する。また、入力ポートまでの各光路において第1光路切り替え部を通る回数が多い第1接続ポートと、出力ポートまでの各光路において第2光路切り替え部を通る回数が少ない第2接続ポートとを接続する。このような接続形態とすることにより、各光路において第1光路切り替え部及び第2光路切り替え部を通る合計回数の最大値と最小値との差を確実に4回以下とすることが可能となる。
また、好ましくは、入力ポートから出力ポートに至るまでの各光路において、第1光路切り替え部及び第2光路切り替え部を通る合計回数が同一である。これにより、第1光路切り替え部及び第2光路切り替え部を通ることにより生じる光損失は、光路に係わらずほぼ等しくなるため、各光路間の光損失差をより低減することができる。
また、本発明は、光が入射されるnヶ所(nは複数)の入力ポートと、光が出射されるnヶ所の出力ポートとを有する光スイッチであって、1ヶ所の入力ポートと、nヶ所の第1接続ポートと、入力ポートから各第1接続ポートへの光路を切り替える第1光路切り替え部とを有するn個の第1スイッチ部と、1ヶ所の出力ポートと、nヶ所の第2接続ポートと、出力ポートから各第2接続ポートへの光路を切り替える第2光路切り替え部とを有するn個の第2スイッチ部と、第1スイッチ部の各第1接続ポートをそれぞれ異なる第2スイッチ部の第2接続ポートに接続する(n×n)本の光ファイバとを備え、第1スイッチ部の各第1接続ポートのうち、入力ポートから第1接続ポートまでの光路長が短い方からi番目である第1接続ポートをP1iポートとし、第2スイッチ部の各第2接続ポートのうち、第2接続ポートから出力ポートまでの光路長が長い方からi番目である第2接続ポートをP2iポートとしたときに、P1iポートとP2iポートとが接続されていることを特徴とするものである。
このような光スイッチにおいては、第1スイッチ部の入力ポートから第1光路切り替え部、第1接続ポート、光ファイバ、第2スイッチ部の第2接続ポート、第2光路切り替え部、出力ポートに至るまでの(n×n)本の光路が形成される。ここで、第1スイッチ部及び第2スイッチ部の光路を平面導波路として形成した場合には、各第1スイッチ部において、入力ポートから各第1接続ポートまでの光路長がそれぞれ異なり、各第2スイッチ部において、各第2接続ポートから出力ポートまでの光路長がそれぞれ異なる。そこで、第1スイッチ部の第1接続ポートと第2スイッチ部の第2接続ポートとを光ファイバで接続する際には、例えば各第1接続ポート及び各第2接続ポートの大部分について、P1iポートとP2jポートとを接続する形態とすることにより、各入力ポートと各出力ポートとの間における平面導波路の部分の光路長差を小さくすることが可能となる。これにより、光路長差の違いによる各光路間の光損失差を低減することができる。
好ましくは、入力ポートから出力ポートに至るまでの各光路のうち、光ファイバを除いた部分の光路長が実質的に同一である。これにより、光路長差の違いによる各光路間の光損失差をより低減することができる。
さらに、本発明は、光が入射されるnヶ所(nは複数)の入力ポートと、光が出射されるnヶ所の出力ポートとを有する光スイッチであって、入力ポートから出力ポートに至るまでの(n×n)本の光路上を通る光の損失が実質的に同等であることを特徴とするものである。これにより、入力ポートと出力ポートとの間の経路の違いによる光損失の差が十分に低減される。
また、本発明は、光が入射されるnヶ所(nは複数)の入力ポートと、光が出射されるnヶ所の出力ポートとを有する光スイッチであって、1ヶ所の入力ポートとnヶ所の第1接続ポートとを有するn個の第1スイッチ部と、1ヶ所の出力ポートとnヶ所の第2接続ポートとを有するn個の第2スイッチ部と、第1スイッチ部の各第1接続ポートをそれぞれ異なる第2スイッチ部の第2接続ポートに接続する(n×n)本の光ファイバとを備えることを特徴とするものである。
第1スイッチ部及び第2スイッチ部の光路を平面導波路として形成した場合、各第1スイッチ部において、入力ポートから各第1接続ポートまでの光路長がそれぞれ異なり、各第2スイッチ部において、各第2接続ポートから出力ポートまでの光路長がそれぞれ異なる。そこで、第1スイッチ部の第1接続ポートと第2スイッチ部の第2接続ポートとを光ファイバで接続する際には、例えば入力ポートまでの光路長が短い第1接続ポートと出力ポートまでの光路長が長い第2接続ポートとを接続し、入力ポートまでの光路長が長い第1接続ポートと出力ポートまでの光路長が短い第2接続ポートとを接続する。このように構成することにより、各入力ポートと各出力ポートとの間における平面導波路の部分の光路長をほぼ均等にすることが可能となる。これにより、入力ポートと出力ポートとの間の経路の違いによる光損失の差を低減することができる。
好ましくは、第1スイッチ部は、第1接続ポートをもったn本の第1接続用光導波路と、各第1接続用光導波路を横切るように形成され入力ポートをもった1本の入力用光導波路とを有する第1平面導波路と、第1平面導波路における各第1接続用光導波路と入力用光導波路との交差部に形成された凹部に入り込んだ状態で、入力用光導波路からの光を各第1接続用光導波路に向けて反射させるn個の第1反射ミラーと、各第1反射ミラーを個別に駆動する第1駆動手段とを有し、第2スイッチ部は、第2接続ポートをもったn本の第2接続用光導波路と、各第2接続用光導波路を横切るように形成され出力ポートをもった1本の出力用光導波路とを有する第2平面導波路と、第2平面導波路における各第2接続用光導波路と出力用光導波路との交差部に形成された凹部に入り込んだ状態で、各第2接続用光導波路からの光を出力用光導波路に向けて反射させるn個の第2反射ミラーと、各第2反射ミラーを個別に駆動する第2駆動手段とを有する。
上述したように、入力ポートまでの光路長が短い第1接続ポートと出力ポートまでの光路長が長い第2接続ポートとを接続し、入力ポートまでの光路長が長い第1接続ポートと出力ポートまでの光路長が短い第2接続ポートとを接続した場合には、どのような経路を通っても、入力ポートから出力ポートまでの間に通過する凹部の数を一定にすることが可能となる。この場合には、光が凹部を通過することにより生じる光損失は、経路に係わらず等しくなる。これにより、入力ポートと出力ポートとの間の経路の違いによる光損失の差を更に低減することができる。
また、好ましくは、第1及び第2反射ミラーは、第1及び第2平面導波路の上部に設けられた片持ち梁に固定され、第1及び第2駆動手段は、第1及び第2平面導波路の上部に設けられた電極と、片持ち梁と電極との間に静電引力を発生させる手段とを有する。この場合には、片持ち梁と電極との間に生じる静電引力によって片持ち梁が電極に引き寄せられ、これに伴って反射ミラーが移動する。このように静電引力を利用して反射ミラーを動かすことで、ほとんど電流を流さずに済むため、省電力化を図ることができる。
この場合、好ましくは、片持ち梁及び電極には、各々櫛歯部が互いに対向するように設けられている。このように電極に櫛歯部を設けることにより、電極の表面積が増えるので、片持ち梁と電極との間に生じる静電引力が大きくなる。従って、電極に供給する駆動電圧を低くしたり、片持ち梁を短くした場合でも、十分な駆動力が確保される。
本発明によれば、1ヶ所の入力ポートとnヶ所の第1接続ポートとを有するn個の第1スイッチ部と、1ヶ所の出力ポートとnヶ所の第2接続ポートとを有するn個の第2スイッチ部と、第1スイッチ部の各第1接続ポートをそれぞれ異なる第2スイッチ部の第2接続ポートに接続する(n×n)本の光ファイバとを設けたので、経路の違いによる光損失の差を低減することができる。
以下、本発明に係る光スイッチの好適な実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る光スイッチの一実施形態を示す概略構成図である。同図において、本実施形態の光スイッチ1は、4つの光入力部と4つの光出力部とを有する4×4スイッチである。光スイッチ1は、4個の4×1スイッチ部2A〜2Dと、4個の4×1スイッチ部3A〜3Dとを備えている。
スイッチ部2A〜2Dは平面導波路4を有し、この平面導波路4には、4本の接続用光導波路5a〜5dと1本の入力用光導波路6とが設けられている。各接続用光導波路5a〜5dは、互いに平行に延在すると共に等ピッチとなるように形成されている。入力用光導波路6は、各接続用光導波路5a〜5dを斜めに横切ると共に、両端部において接続用光導波路5a〜5dに対して平行に延在するように形成されている。
また、平面導波路4において、各接続用光導波路5a〜5dと入力用光導波路6との交差部には、接続用光導波路5a〜5dに対して垂直な方向に延びる溝部7a〜7dがそれぞれ形成されている。各溝部7a〜7d内には、入力用光導波路6からの光信号を各接続用光導波路5a〜5dに向けて反射させる反射ミラー8a〜8dが挿入される。また、各溝部7a〜7d内には、好ましくは屈折率整合剤が充填されている。
溝部7a〜7d及び反射ミラー8a〜8dは、入力用光導波路6から接続用光導波路5a〜5dへの光路を切り替える光路切り替え部40a〜40dを構成している。
スイッチ部3A〜3Dは、上記のスイッチ部2A〜2Dと同一の構造を有している。即ち、スイッチ部3A〜3Dは平面導波路9を有し、この平面導波路9には、4本の接続用光導波路10a〜10dと1本の出力用光導波路11とが設けられている。各接続用光導波路10a〜10dは、互いに平行に延在すると共に等ピッチとなるように形成されている。出力用光導波路11は、各接続用光導波路10a〜10dを斜めに横切ると共に、両端部において接続用光導波路10a〜10dに対して平行に延在するように形成されている。
また、平面導波路9において、各接続用光導波路10a〜10dと出力用光導波路11との交差部には、接続用光導波路10a〜10dに対して垂直な方向に延びる溝部12a〜12dがそれぞれ形成されている。各溝部12a〜12d内には、各接続用光導波路10a〜10dからの光信号を出力用光導波路11に向けて反射させる反射ミラー13a〜13dが挿入される。また、各溝部12a〜12d内には、好ましくは屈折率整合剤が充填されている。
溝部12a〜12d及び反射ミラー13a〜13dは、出力用光導波路11から接続用光導波路10a〜10dへの光路を切り替える光路切り替え部41a〜41dを構成している。
このような各スイッチ部2A〜2Dと各スイッチ部3A〜3Dは、互いに対向するように並設されている。スイッチ部2A〜2Dにおいて、入力用光導波路6の一端部(スイッチ部3A〜3D側の端部)は、光信号が入射される入力ポート14を構成し、各接続用光導波路5a〜5dの一端部は、光信号が出射される接続ポート15を構成している。また、スイッチ部3A〜3Dにおいて、各接続用光導波路10a〜10dの一端部(スイッチ部2A〜2D側の端部)は、光信号が入射される接続ポート16を構成し、出力用光導波路11の一端部は、光信号が出射される出力ポート17を構成している。
各スイッチ部2A〜2Dの入力用光導波路6(入力ポート14)には入力用光ファイバ18が接続され、各スイッチ部3A〜3Dの出力用光導波路11(出力ポート17)には出力用光ファイバ19が接続されている。
また、スイッチ部2A〜2Dの接続用光導波路5a〜5d(接続ポート15)とスイッチ部3A〜3Dの接続用光導波路10a〜10d(接続ポート16)とは、16(4×4)本の接続用光ファイバ20で接続されている。これらの接続用光ファイバ20は、スイッチ部2A〜2Dの各接続ポート15をそれぞれ互いに異なるスイッチ部3A〜3Dの接続ポート16に接続するように構成されている。
具体的には、スイッチ部2Aの接続用光導波路5aはスイッチ部3Aの接続用光導波路10aと接続され、スイッチ部2Aの接続用光導波路5bはスイッチ部3Bの接続用光導波路10bと接続され、スイッチ部2Aの接続用光導波路5cはスイッチ部3Cの接続用光導波路10cと接続され、スイッチ部2Aの接続用光導波路5dはスイッチ部3Dの接続用光導波路10dと接続されている。スイッチ部2Bの接続用光導波路5aはスイッチ部3Bの接続用光導波路10aと接続され、スイッチ部2Bの接続用光導波路5bはスイッチ部3Aの接続用光導波路10bと接続され、スイッチ部2Bの接続用光導波路5cはスイッチ部3Dの接続用光導波路10cと接続され、スイッチ部2Bの接続用光導波路5dはスイッチ部3Cの接続用光導波路10dと接続されている。スイッチ部2Cの接続用光導波路5aはスイッチ部3Cの接続用光導波路10aと接続され、スイッチ部2Cの接続用光導波路5bはスイッチ部3Dの接続用光導波路10bと接続され、スイッチ部2Cの接続用光導波路5cはスイッチ部3Bの接続用光導波路10cと接続され、スイッチ部2Cの接続用光導波路5dはスイッチ部3Aの接続用光導波路10dと接続されている。スイッチ部2Dの接続用光導波路5aはスイッチ部3Dの接続用光導波路10aと接続され、スイッチ部2Dの接続用光導波路5bはスイッチ部3Cの接続用光導波路10bと接続され、スイッチ部2Dの接続用光導波路5cはスイッチ部3Aの接続用光導波路10cと接続され、スイッチ部2Dの接続用光導波路5dはスイッチ部3Bの接続用光導波路10dと接続されている。
このとき、スイッチ部2A〜2Dにおいて入力ポート14から接続ポート15までの光導波路の距離(光路長)は、接続用光導波路5a〜5dの順に長くなっており、スイッチ部3A〜3Dにおいて接続ポート16と出力ポート17までの光導波路の距離は、接続用光導波路10a〜10dの順に短くなっている。従って、上記のような接続形態とすることにより、スイッチ部2A〜2Dにおける入力ポート14から各接続ポート15までの光路長と、スイッチ部3A〜3Dの各接続ポート16から出力ポート17までの光路長との合計は、16経路全てについて等しくなる。
スイッチ部2A〜2Dの入力ポート14及び接続ポート15と入力用光ファイバ18及び接続用光ファイバ20とは、ファイバアレイ21を介して接続されている。スイッチ部3A〜3Dの接続ポート16及び出力ポート17と接続用光ファイバ20及び出力用光ファイバ19とは、ファイバアレイ22を介して接続されている。ファイバアレイ21,22は、調心(光軸合わせ)を行った状態で、平面導波路4,9の端面に接着剤で接合されている。なお、この時に使用される接着剤は屈折率調整されているので、光伝送に支障をきたすことはない。
次に、スイッチ部2A〜2Dの構造について、図2〜図4により具体的に説明する。図2はスイッチ部2Aの水平方向概略断面図であり、図3はスイッチ部2Aの垂直方向断面図であり、図4はスイッチ部2Aの分解斜視図である。なお、スイッチ部2B〜2Dについても同様である。また、図2では、接続用光導波路5b〜5d、溝部7b〜7d及び反射ミラー8b〜8dを省略している。
各図において、スイッチ部2Aは、微小電子機械システム(MEMS)技術を用いて平面導波路4上に形成されたMEMS構造体23を有している。MEMS構造体23はSi基板24を有し、このSi基板24上には、4本の接続用光導波路5a〜5dに対応して4つのアクチュエータ25a〜25dが犠牲層(SiO層)42を介して設けられている。
各アクチュエータ25a〜25dは、導電性を有するSi等で形成された片持ち梁26を有し、この片持ち梁26には櫛歯部27が設けられている。片持ち梁26の先端には支持部28が設けられ、この支持部28には反射ミラー8(上記の反射ミラー8a〜8d)が固定されている。この反射ミラー8も、導電性を有するSi等で形成されている。また、反射ミラー8の光反射面には、入力用光導波路6からの光を各接続用光導波路5a〜5dに向けてほぼ全反射させるべく、Au等がコーティングされている。
また、各アクチュエータ25a〜25dは、導電性を有するSi等で形成された電極29を有し、この電極29は、片持ち梁26に対して平行に延在している。電極29には、櫛歯部30が片持ち梁26の櫛歯部27と対向するように設けられている。
片持ち梁26と電極29とは、電圧源31を介して接続されている。この電圧源31により片持ち梁26と電極29との間に所定の電圧を印加することで、両者間に静電引力(静電気力)を発生させて片持ち梁26を電極29側に撓ませ、反射ミラー8を水平方向(スイッチ部2Aの幅方向)に移動させる。
このように静電引力によって反射ミラー8を動かすので、ほとんど電流を流さずに済み、省電力化を図ることができる。また、電極29には櫛歯部30が設けられているので、電極29の表面積が全体的に大きくなる。従って、その分だけ片持ち梁26と電極29との間に生じる静電引力が増大するため、反射ミラー8を低電圧駆動することができる。
このようなMEMS構造体23は、各アクチュエータ25a〜25dの片持ち梁26が平面導波路4の接続用光導波路5a〜5dに対して平行に延在して、反射ミラー8a〜8dが平面導波路4の溝部7a〜7d内に入り込むように、ひっくり返した状態で、平面導波路4の上面にスペーサ43を介して貼り付けられている。
以上のようなスイッチ部2A〜2Dにおいて、通常は、図2に示すように、片持ち梁26が真っ直ぐに延びている。この状態では、入力用光導波路6に入射された光は、溝部7a〜7d内をそのまま通り、溝部7a〜7dを挟んで反対側の入力用光導波路6に導かれる。一方、電圧源31により片持ち梁26と電極29との間に所定の電圧を印加すると、両者間に生じる静電気力によって片持ち梁26の先端側部分が電極29に引き寄せられ、これに伴って反射ミラー8a〜8dが電極29側に移動する。この状態では、入力用光導波路6に入射された光は、反射ミラー8a〜8dで反射して接続用光導波路5a〜5dに導かれる。
スイッチ部3A〜3Dは、特に図示はしないが、上記のMEMS構造体23と同じ構造体を平面導波路9上に有している。このようなスイッチ部3A〜3Dにおいて、通常のオフ状態では、各接続用光導波路10a〜10dに入射された光は、溝部12a〜12d内をそのまま通過する。一方、反射ミラー13a〜13dを駆動してオン状態にすると、各接続用光導波路10a〜10dに入射された光は、反射ミラー13a〜13dで反射して出力用光導波路11に導かれる。
以上のように構成した光スイッチ1において、光信号をスイッチ部2Aの入力用光導波路6に入射させて、スイッチ部3Dの出力用光導波路11から出射させる場合は、図5に示すように、スイッチ部2Aの反射ミラー8d及びスイッチ部3Dの反射ミラー13dをオンにする。これにより、スイッチ部2Aの入力用光導波路6を通る光信号は、溝部7a〜7cをそのまま通過し、溝部7d内の反射ミラー8dで反射する。そして、その反射光は、接続用光導波路5dを通り、更にスイッチ部2A,3D同士を接続する光ファイバ20を通り、スイッチ部3Dの接続用光導波路10dに入射される。そして、接続用光導波路10dを通る光が溝部12d内の反射ミラー13dで反射し、その反射光が出力用光導波路11を通って出力される。
ここで、比較例として、従来一般の4×4光スイッチの一つを図6に示す。同図において、光スイッチ50はマトリックススイッチであり、横方向に延びる4本の光導波路51a〜51dと縦方向に延びる4本の光導波路52a〜52dとを有している。また、光スイッチ50は、光導波路51a〜51dと光導波路52a〜52dとの各交差部に形成された溝部53内に入り込んだ状態で、光導波路51a〜51dからの光を光導波路52a〜52dに向けて反射させる16個の反射ミラー54を有している。
このような光スイッチ50において、光信号を光導波路51aに入射させて光導波路52aから出射させる場合は、図6(a)に示すように、光導波路51a,52aの交差部に対応する反射ミラー54をオンにする。光信号を光導波路51dに入射させて光導波路52dから出射させる場合は、図6(b)に示すように、光導波路51d,52dの交差部に対応する反射ミラー54をオンにする。
図6(a)に示す経路と図6(b)に示す経路とでは、光が通る光導波路の距離(光路長)及び溝部53の数とが異なる。一般に平面導波路では、光が通る光導波路の距離が長くなるほど光損失が増大し、光が溝部を通る回数が多くなるほど光損失(挿入損失)が増大する。例えば波長1550nmでは、光導波路の損失は0.4dB/cmである。また、屈折率整合剤が充填された溝部を1つ通過するたびに、0.1〜0.2dBの損失が発生する。ちなみに、屈折率整合剤が充填されていない溝部を1つ通過すると、損失は約0.5dBとなる。
このため、光導波路51aの入力ポートIから光導波路52aの出力ポートOまでの光路長が2.4mm、光導波路51dの入力ポートIから光導波路52dの出力ポートOまでの光路長が10mmである場合には、光導波路による光損失の差が約0.3dBとなる。また、入力ポートIから出力ポートOまでの経路では、通過する溝部53が1つであるのに対し、入力ポートIから出力ポートOまでの経路では、通過する溝部53が7つであるため、屈折率整合剤入りの溝部53による光損失の差が約1.2dBとなる。従って、図6(a)に示す経路と図6(b)に示す経路では、光損失の差が全体として約1.5dBと非常に大きくなる。
一般に、この種の光スイッチが通常使用される状況下では、各光路間の損失差は0.8dB以下であることが必要であり、好ましくは0.4dB以下であることが必要である。
これに対し本実施形態の光スイッチ1では、上述したように、スイッチ部2A〜2Dの入力ポート14からスイッチ部3A〜3Dの出力ポート17までの間に通過する溝部の総数は、全ての経路について一定(5つ)である。また、スイッチ部2A〜2Dの入力ポート14からスイッチ部3A〜3Dの出力ポート17までの間において、接続用光ファイバ20の部分を除く光導波路の距離(光路長)は、全ての経路について同等である。また、各接続用光ファイバ20の長さが不均一な場合であっても、その長さが数cm〜数十cm程度であれば、接続用光ファイバ20の光損失は無視できる。従って、光スイッチ1の光損失は、経路に係わらず同等になる。これにより、経路の違いによる光損失の差を最小限に抑えることができる
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、スイッチ部2A〜2Dとスイッチ部3A〜3Dを同一構造としたが、特にこれには限らず、例えば図7に示すような光スイッチ60としてもよい。光スイッチ60は、スイッチ部2A〜2Dの入力用光導波路6とスイッチ部3A〜3Dの出力用光導波路11とが線対称となるように、スイッチ部2A〜2D及びスイッチ部3A〜3Dを構成・配置したものである。
また、上記実施形態では、スイッチ部2A〜2Dの入力ポート14からスイッチ部3A〜3Dの出力ポート17に至るまでの各光路において、溝部を通る合計回数が全て同一になり、更に平面導波路4,9における光路長が全て同一になるように、16本の接続用光ファイバ20を配線接続したが、特にそのような接続形態に限定しなくてもよい。
例えば、入力ポート14から出力ポート17に至るまでの各光路において、溝部を通る合計回数の最大値と最小値との差が4回以下になるように、接続ポート15,16同士を接続用光ファイバ20で接続すればよい。このような接続形態とすれば、各光路間の損失差を0.8dB以下とすることが可能となる。
このとき、スイッチ部2A〜2Dの各接続ポート15のうち、入力ポート14までの各光路において溝部を通る合計回数が少ない方からi番目(i≧1)である接続ポート15をQ1iポート、スイッチ部3A〜3Dの各接続ポート16のうち、出力ポート17までの各光路において溝部を通る合計回数が多い方からi番目である接続ポート16をQ2iポートとしたときに、各接続ポート15及び各接続ポート16の一部について、Q1iポートとQ2iポートとを接続してもよい。
また、各光路間の損失差が0.8dB以下という条件を満足するのであれば、スイッチ部2A〜2Dの各接続ポート15のうち、入力ポート14までの光路長が短い方からi番目(i≧1)である接続ポート15をP1iポート、スイッチ部3A〜3Dの各接続ポート16のうち、出力ポート17までの光路長が長い方からi番目である接続ポート16をP2jポートとしたときに、各接続ポート15及び各接続ポート16の一部について、P1iポートとP2iポートとを接続してもよい。
また、上記実施形態では、電極26と片持ち梁29との間に静電引力を発生させて反射ミラー8a〜8d,13a〜13dを動かすように構成したが、特にそのような静電アクチュエータに限られず、電磁力を利用する電磁アクチュエータ等を用いてもよい。
さらに、上記実施形態では、反射ミラー8a〜8d,13a〜13dを水平方向に動かす構成としたが、垂直方向に動かす構成としてもよい。
また、上記実施形態の光スイッチは4×4スイッチであるが、本発明は、nヶ所(nは複数)の入力ポートとnヶ所の出力ポートとを有するn×nスイッチであれば適用可能である。
本発明に係る光スイッチの一実施形態を示す概略構成図である。 図1に示すスイッチ部の水平方向概略断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図1に示すスイッチ部の分解斜視図である。 図1に示す光スイッチの動作状態の一例を示す図である。 比較例として、4×4光マトリックススイッチを示す概略構成図である。 図1に示す光スイッチの変形例を示す概略構成図である。
符号の説明
1…光スイッチ、2A〜2D…スイッチ部(第1スイッチ部)、3A〜3D…スイッチ部(第2スイッチ部)、4…平面導波路(第1平面導波路)、5a〜5d…接続用光導波路(第1接続用光導波路)、6…入力用光導波路、7a〜7d…溝部(凹部)、8a〜8d…反射ミラー(第1反射ミラー)、9…平面導波路(第2平面導波路)、10a〜10d…接続用光導波路(第2接続用光導波路)、11…出力用光導波路、12a〜12d…溝部(凹部)、13a〜13d…反射ミラー(第2反射ミラー)、14…入力ポート、15…接続ポート(第1接続ポート)、16…接続ポート(第2接続ポート)、17…出力ポート、20…接続用光ファイバ、26…片持ち梁、27…櫛歯部、29…電極(第1駆動手段、第2駆動手段)、30…櫛歯部、31…電圧源(第1駆動手段、第2駆動手段)、40a〜40d…光路切り替え部(第1光路切り替え部)、41a〜41d…光路切り替え部(第2光路切り替え部)、60…光スイッチ。

Claims (10)

  1. 光が入射されるnヶ所(nは複数)の入力ポートと、光が出射されるnヶ所の出力ポートとを有する光スイッチであって、
    1ヶ所の前記入力ポートと、nヶ所の第1接続ポートと、前記入力ポートから前記各第1接続ポートへの光路を切り替える第1光路切り替え部とを有するn個の第1スイッチ部と、
    1ヶ所の前記出力ポートと、nヶ所の第2接続ポートと、前記出力ポートから前記各第2接続ポートへの光路を切り替える第2光路切り替え部とを有するn個の第2スイッチ部と、
    前記第1スイッチ部の前記各第1接続ポートをそれぞれ異なる前記第2スイッチ部の前記第2接続ポートに接続する(n×n)本の光ファイバとを備え、
    前記入力ポートから前記出力ポートに至るまでの各光路において、前記第1光路切り替え部及び前記第2光路切り替え部を通る合計回数の最大値と最小値との差が4回以下であることを特徴とする光スイッチ。
  2. 前記第1スイッチ部の前記各第1接続ポートのうち、前記入力ポートから前記第1接続ポートまでの各光路において、前記第1光路切り替え部を通る合計回数が少ない方からi番目である前記第1接続ポートをQ1iポートとし、
    前記第2スイッチ部の前記各第2接続ポートのうち、前記第2接続ポートから前記出力ポートまでの各光路において、前記第2光路切り替え部を通る合計回数が多い方からi番目である前記第2接続ポートをQ2iポートとしたときに、
    前記Q1iポートと前記Q2iポートとが接続されていることを特徴とする請求項1記載の光スイッチ。
  3. 前記入力ポートから前記出力ポートに至るまでの各光路において、前記第1光路切り替え部及び前記第2光路切り替え部を通る合計回数が同一であることを特徴とする請求項1または2記載の光スイッチ。
  4. 光が入射されるnヶ所(nは複数)の入力ポートと、光が出射されるnヶ所の出力ポートとを有する光スイッチであって、
    1ヶ所の前記入力ポートと、nヶ所の第1接続ポートと、前記入力ポートから前記各第1接続ポートへの光路を切り替える第1光路切り替え部とを有するn個の第1スイッチ部と、
    1ヶ所の前記出力ポートと、nヶ所の第2接続ポートと、前記出力ポートから前記各第2接続ポートへの光路を切り替える第2光路切り替え部とを有するn個の第2スイッチ部と、
    前記第1スイッチ部の前記各第1接続ポートをそれぞれ異なる前記第2スイッチ部の前記第2接続ポートに接続する(n×n)本の光ファイバとを備え、
    前記第1スイッチ部の前記各第1接続ポートのうち、前記入力ポートから前記第1接続ポートまでの光路長が短い方からi番目である前記第1接続ポートをP1iポートとし、
    前記第2スイッチ部の前記各第2接続ポートのうち、前記第2接続ポートから前記出力ポートまでの光路長が長い方からi番目である前記第2接続ポートをP2iポートとしたときに、
    前記P1iポートと前記P2iポートとが接続されていることを特徴とする光スイッチ。
  5. 前記入力ポートから前記出力ポートに至るまでの各光路のうち、前記光ファイバを除いた部分の光路長が実質的に同一であることを特徴とする請求項4記載の光スイッチ。
  6. 光が入射されるnヶ所(nは複数)の入力ポートと、光が出射されるnヶ所の出力ポートとを有する光スイッチであって、
    前記入力ポートから前記出力ポートに至るまでの(n×n)本の光路上を通る光の損失が実質的に同等であることを特徴とする光スイッチ。
  7. 光が入射されるnヶ所(nは複数)の入力ポートと、光が出射されるnヶ所の出力ポートとを有する光スイッチであって、
    1ヶ所の前記入力ポートとnヶ所の第1接続ポートとを有するn個の第1スイッチ部と、
    1ヶ所の前記出力ポートとnヶ所の第2接続ポートとを有するn個の第2スイッチ部と、
    前記第1スイッチ部の前記各第1接続ポートをそれぞれ異なる前記第2スイッチ部の前記第2接続ポートに接続する(n×n)本の光ファイバとを備えることを特徴とする光スイッチ。
  8. 前記第1スイッチ部は、
    前記第1接続ポートをもったn本の第1接続用光導波路と、前記各第1接続用光導波路を横切るように形成され前記入力ポートをもった1本の入力用光導波路とを有する第1平面導波路と、
    前記第1平面導波路における前記各第1接続用光導波路と前記入力用光導波路との交差部に形成された凹部に入り込んだ状態で、前記入力用光導波路からの光を前記各第1接続用光導波路に向けて反射させるn個の第1反射ミラーと、
    前記各第1反射ミラーを個別に駆動する第1駆動手段とを有し、
    前記第2スイッチ部は、
    前記第2接続ポートをもったn本の第2接続用光導波路と、前記各第2接続用光導波路を横切るように形成され前記出力ポートをもった1本の出力用光導波路とを有する第2平面導波路と、
    前記第2平面導波路における前記各第2接続用光導波路と前記出力用光導波路との交差部に形成された凹部に入り込んだ状態で、前記各第2接続用光導波路からの光を前記出力用光導波路に向けて反射させるn個の第2反射ミラーと、
    前記各第2反射ミラーを個別に駆動する第2駆動手段とを有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の光スイッチ。
  9. 前記第1及び第2反射ミラーは、前記第1及び第2平面導波路の上部に設けられた片持ち梁に固定され、
    前記第1及び第2駆動手段は、前記第1及び第2平面導波路の上部に設けられた電極と、前記片持ち梁と前記電極との間に静電引力を発生させる手段とを有することを特徴とする請求項8記載の光スイッチ。
  10. 前記片持ち梁及び前記電極には、各々櫛歯部が互いに対向するように設けられていることを特徴とする請求項9記載の光スイッチ。
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