JP2004294462A - 廃トナーの処理方法および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の大型化を招くことがほとんどなく、廃トナー回収容器のような廃トナー回収構造物の交換作業を交換する作業などをできる限り不要にすることができる新たな廃トナーの処理方法等を提供する。
【解決手段】トナーからなる画像を記録媒体に形成する画像形成装置の内部で発生する廃トナーThを回収する回収構造物(回収容器60など)に存在する廃トナーの少なくとも一部を、シート状部材P、P´に付着させた状態で当該画像形成装置の外部に搬出するようにした。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式、静電記録方式等を利用してトナー(現像剤としての微粉体)からなる画像を形成するプリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に適用される廃トナーの処理方法及びその方法を用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置では、一般に以下のようにして画像の形成が行われている。すなわち、回転するドラム形態等の感光体に静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを供給して静電的に付着させることでトナー像として顕像化した後、その感光体上のトナー像を記録用紙等のシート状記録媒体に直接または中間転写体を介して転写させる。続いて、そのトナー像が転写された記録媒体を定着装置に搬送してトナー像を記録媒体に定着させる。これにより、トナーからなる画像が記録媒体に形成される。
【0003】
また、このような画像形成装置においては、一般に、その後の画像形成工程で使用されず不要となるトナーいわゆる廃トナーが発生する。この廃トナーとしては、例えば、トナー像の転写時において感光体、中間転写体等に残留する未転写トナーや、画像濃度制御、カラー画像の位置合わせ制御等のために感光体、中間転写体等に一時的に形成される制御検出用トナー像がある。そして、このように感光体、中間転写体に存在する廃トナーは、通常、クリーニング装置により回収されて廃トナー回収容器に収容されている。
【0004】
ところで、上記廃トナー回収容器は、クリーニング動作が行われるたびに廃トナーが新たに収容されて廃トナーで徐々に満たされた状態になるため、かかる廃トナーが所定量溜まった段階になると、新しい回収容器に交換する必要がある。これは、回収容器が廃トナーで満杯になって廃トナーが飛散することによる不具合の発生を回避するためである。このため、廃トナー回収容器は、交換作業が可能な部位に配置されるとともに、その交換作業がしやすい着脱構造や容器形態となるように工夫が施されている。
【0005】
しかし、この廃トナー回収容器の交換は案外煩わしい作業である。しかも、その交換時に取扱いを誤ることもあり、その場合には廃トナーをこぼして画像形成装置や作業者を汚染してしまう問題があった。
【0006】
そこで、このような問題に対する対策としては、例えば、廃トナー回収容器を大容量のものにすることでその交換時期が到来する間隔を延ばして交換回数をできる限り減らす方法が考えられる。また、廃トナー回収容器に圧縮手段を設けて廃トナーを圧縮しながら収容することで廃トナーの回収容器への充填効率を高め、もってその交換時期が到来する間隔を伸ばし交換回数を減らすことが可能な方法の提案がある(特許文献1)。
【0007】
【特許文献1】特開平8−166748号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の廃トナー回収容器を大容量にする対策方法は、回収容器そのものが大型になってしまうので、画像形成装置の小型化を進めるうえでは障害となり得るものであり、また、既に限界近くまで小型化されたような画像形成装置にはその大型化した回収容器を設置するためのスペースを確保すること自体が困難であって適用できないこともある。
【0009】
また、上記の圧縮手段を採用する対策方法にあっては、収容する廃トナーを圧縮してもいずれは回収容器が廃トナーで満杯になってしまうため、回収容器の交換作業を行わざるを得ない。
【0010】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その主な目的とするところは、装置の大型化を招くことがほとんどなく、廃トナー回収容器のような廃トナー回収構造物の交換作業などをできる限り不要にすることができる新たな廃トナーの処理方法を提供するとともに、かかる方法を用いた新たな画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の廃トナーの処理方法は、トナーからなる画像をシート状の記録媒体に形成する画像形成装置の内部で発生する廃トナーを回収する回収構造物に存在する廃トナーの少なくとも一部を、シート状部材に付着させた状態で当該画像形成装置の外部に搬出することを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明の画像形成装置は、トナーからなる画像をシート状の記録媒体に形成するとともに、装置の内部で発生する廃トナーを回収する回収構造物を有する画像形成装置において、前記回収構造物に存在する廃トナーの少なくとも一部をシート状部材に付着させた状態で外部に搬出する機能を備えていることを特徴とするものである。
【0013】
このような廃トナーの処理方法や画像形成装置によれば、画像形成装置における回収構造物に廃トナーが回収されることがあっても、その回収構造物に存在する廃トナーの少なくとも一部はシート状部材を介して画像形成装置の外部に搬出されることになる。これにより、回収構造物が廃トナーで最終的に満杯になることを回避できるようになるため、回収構造物の交換を不要にすることや、交換のために新たな回収構造物などの交換部品を別途用意することを不要にすることが可能になる。ちなみに、シート状部材により装置の外部に搬出された廃トナーは、シート状部材として廃棄処分することができる。
【0014】
上記トナーは、少なくとも電子写真方式や静電記録方式等を利用した画像形成プロセスにおける現像剤として使用されるものであり、例えば、一成分現像剤や、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤(のトナー成分)である。また、このトナーは、通常は有色の微粉体であるが、無色透明のものであっても構わない。一方、上記廃トナーは、上記トナーのうちでその後の画像形成に使用されず不要となるトナーである。かかる廃トナーとしては、例えば、前記したようにトナー像の転写時に発生する未転写トナーやトナー像の形成を伴う制御時に形成される制御検出用トナーがあるが、その発生源等については特に限定されるものではない。
【0015】
上記シート状の記録媒体は、トナーからなる画像を形成することができるとともに、画像形成装置の内部に配設される記録媒体搬送路を通して搬送することができるものであればよい。具体的には、普通紙、コート紙、厚紙、薄紙等の記録用紙や、OHPシート、はがき、封筒等の特殊媒体が挙げられる。
【0016】
上記回収構造物は、廃トナーを回収して保持することができるように構成されたものであればよい。具体的には、例えば、回収される廃トナーを収容する回収容器であるが、この他にも、例えば、廃トナーをその付着している対象部品(像担持体)から一時的に回収して保持する廃トナー回収保持部材や、その対象部品から廃トナーを取り除いて回収する、廃トナー収容部を備えたクリーニング装置などであってもよい。回収容器の場合には、その回収容器をシート状部材の搬送経路に近い位置に配置することが好ましい。また、その回収容器は、シート状部材を後述するように既存の記録媒体搬送路により搬送する場合には、少なくともその搬送路の定着装置よりも上流側の位置に配置することが好ましい。
【0017】
廃トナーのシート状部材への付着は、トナー自体が有する接着力や帯電電荷による静電気力によって実現させるように構成してもよいが、廃トナーのシート状部材からの脱落等を確実に回避する観点からすると、シート状部材上の廃トナーを加熱して定着させた後に搬出するように構成することが好ましい。廃トナーの定着は、その廃トナーを定着のために加熱する専用の加熱手段を設置して行うことも可能であるものの、画像形成装置が前記した記録媒体上のトナーを加熱してその記録媒体に定着させる定着装置を有している場合には、その定着装置に廃トナーを付着させたシート状部材を通過させることで行うように構成することが好ましい。定着装置は、トナーや廃トナーを記録媒体やシート状部材に熱定着できるものであれば、その構成については特に制約されるものではない。
【0018】
シート状部材への廃トナーの付着量については適宜設定することができる。また、廃トナーの付着させる部分は、シート状部材の片面全面に限らず、その片面の一部領域であってもよい。さらに、シート状部材の搬出を含む搬送は、画像形成装置に形成されている既存の記録媒体搬送路を利用して行うことが好ましいが、必要に応じてシート状部材を搬送する専用の搬送経路を設け、その専用の搬送経路で行うように構成しても構わない。また、シート状部材は、専用の搬送用収容部に予め収容するか、あるいは、記録媒体用の搬送用収容部に予めまたは必要時に収容するか、あるいは、手差しトレイなどに必要時に収容するように構成すればよい。
【0019】
シート状部材は、廃トナーを付着させることが可能でかつ画像形成装置の内部を搬送することが可能なものであればよい。そのシート状部材としては、例えば、前記シート状の記録媒体(未使用のもの)をそのまま使用することが可能であるが、廃棄するものを有効に利用できる等の観点からすると、画像が形成された後の記録媒体(使用済みのもの)を使用することが好ましい。
【0020】
シート状部材として画像形成後の記録媒体を使用した場合には、かかる使用済みの記録媒体は通常であれば単に廃棄処分等されることが多いが、その使用済みのものであっても廃棄処分前に廃トナー搬出用材料としてもう一度有効に利用できる。また、その画像形成後の記録媒体が機密情報等のように秘密保持を要する画像が形成されたものである場合には、その秘密保持を要する画像を、廃トナーの付着により判別できないようにすることが可能である。これにより、廃トナーの廃棄処分と画像の機密保持を併せて行うことができる。
【0021】
廃トナーの回収構造物からシート状部材への付着供給方式は、その回収構造物に存在する廃トナーを適量ずつシート状部材に転移させて付着させることができるものであれば特に制約されるものではなく、例えば、回収構造物の配設位置とシート状部材の通過位置との関係などに基づいて適宜選定すればよい。
【0022】
その付着供給方式としては、例えば以下のようなものが適用可能である。回収構造物に開設する網目部材付きの排出口から廃トナーを振動の付与により排出させる振動排出機構や、回収構造物に開設する排出口等に廃トナーを送り出すために回転する送出ロールを設け、その送出ロールの回転動作により廃トナーをシート状部材に送り出すロール送出機構である。また、回収構造物に開設する排出口等に廃トナーを掻き出すための羽根(ブレード)を有して回転するブレード付き回転体を設け、そのブレード付き回転体の回転動作により廃トナーをシート状部材に掻き出すブレード送出機構や、回収構造物に開設する排出口にその開閉を行うための開閉蓋を設けるとともにシート状部材と接近する位置にならし部材を設け、その開閉蓋により排出口をあけて廃トナーを排出させるとともにシート状部材にならし部材により平滑にならした状態で排出させる、ならし排出機構である。さらに、回収構造物に存在する廃トナーを帯電させ、その帯電した廃トナーをシート状部材に静電吸着させる静電付着機構などである。また、これらの各機構を複数組み合わせて用いることも可能である。
【0023】
廃トナーのシート状部材への付着とその付着後のシート状部材の搬出を行う時期は、主に、画像形成を行わない時期いわゆる非画像形成時とすればよい。また、画像形成が形成される記録媒体の裏面等に廃トナーを微量に付着させて搬出する場合には、その画像形成時とすればよい。廃トナーのシート状部材による搬出は、回収構造物に実際に存在する廃トナーの量を計測し、その計測結果に応じて行うように構成したり、あるいは、所定の画像形成を行った後にその都度行うように構成することができるが、特にこのような構成に限定されるものではない。また、廃トナーのシート状部材による搬出作業とその廃トナーが付着するシート状部材の破棄処分は、メンテナンス等を行うサービスマンが行うように構成するか、またはユーザが行うように構成すればよい。
【0024】
画像形成装置は、電子写真方式、静電記録方式等の作像方式を利用することにより、トナーからなる画像(単色画像と多色画像の一方またはその双方)をシート状の記録媒体に形成することができるものであればよい。また、画像形成装置は、像担持体等に形成するトナー像を中間転写体を介して記録媒体に転写する中間転写方式を採用したものであってもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を適用したプリンタの要部を模式的に示す概念図である。図中の実線矢印は各構成部品の回転方向を示している。
【0026】
このプリンタは、支持フレーム、外装カバー等からなる筐体1の内部に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーTからなる単色トナー像を形成する4つの作像ユニット10(Y,M,C,K)と、この各作像ユニット10(の転写位置)を通過するように記録用紙Pを担持して搬送する用紙搬送ユニット20と、記録用紙Pを収容する給紙トレイ40と、記録用紙Pに転写されたトナー像を熱定着する定着装置50と、プリンタ内で発生する廃トナーThを回収して収容する回収容器60等が配置されている。図中の一点鎖線Rは記録用紙Pの主な用紙搬送路とその搬送方向を示すものであり、この用紙搬送路Rは複数の搬送ロール対や搬送ガイド等にて構成されている。また、図中の符号2は手差しトレイである。
【0027】
上記作像ユニット10(Y,M,C,K)では、図2に示すように電子写真方式により前記各色のトナー像が感光ドラム11にそれぞれ個別に形成されるようになっている。
【0028】
すなわち、各作像ユニット10では、まず矢印方向に回転駆動する感光ドラム11の表面(感光層)をロール形態等の帯電器12により一様に帯電させた後、その帯電した感光ドラム11に像露光装置(例えばレーザ光を走査露光するROS、LEDアレイなど)13から画像情報に応じた露光を行って色成分ごとの静電潜像を形成する。続いて、感光ドラム11上の各色成分の静電潜像を現像装置14から供給する対応色のトナーによりそれぞれ現像することにより各色成分のトナー像として形成した後、そのトナー像を用紙搬送ユニット20により搬送される記録用紙Pに対し、ロール形態等の転写器15により静電的に転写する。また、この転写後の感光ドラム11は、その表面に付着する未転写トナー等がブレード方式、ブラシ方式等のドラム用クリーニング装置16により除去されて次の画像形成プロセスのために供される。
【0029】
用紙搬送ユニット20は、絶縁性材料等からなる無端状の用紙搬送ベルト21を複数のロール22a、22b等に張架して矢印方向に回転させるとともに、そのベルト21の外周面に記録用紙Pを吸着用帯電器23により静電的に吸着させることにより、その記録用紙Pを前記各作像ユニット10の感光ドラム11と転写器15が対向する転写位置を通過させるように搬送する。これにより、その記録用紙Pには各作像ユニット10の各感光ドラム11に形成されたトナー像がそれぞれ転写される。
【0030】
この際、記録用紙Pは、給紙トレイ40から送り出し機構41により1枚ずつ用紙搬送路(給紙路)Rに送り出された後、レジストロール42により所定のタイミングで用紙搬送ベルト21の吸着位置に搬送される。また、記録用紙Pは、手差しトレイ2から供給することも可能であり、そのトレイ2から用紙搬送路Rに送り込まれた後、レジストロール42により所定のタイミングで用紙搬送ベルト21の吸着位置に搬送される。
【0031】
また、用紙搬送ユニット20には、その用紙搬送ベルト21の外周面に付着するトナーや紙粉を除去するブレード方式、ブラシ方式等のベルト用クリーニング装置24が設けられている。このクリーニング装置24は、画像濃度制御時や画像位置合わせ制御(レジストレーション)時に各作像ユニット10で形成されて用紙搬送ベルト21に直接転写される制御検出用トナー像(パッチ像)も除去するようになっている。
【0032】
トナー像が転写された後の記録用紙Pは、用紙搬送ベルト21から剥離された後に用紙搬送路R(中継路)を通して定着装置50に搬送される。定着装置50は、回転する加熱ロール51とこれに圧接して回転する加圧ロール52とを備えており、その両ロールの圧接部に記録用紙Pを通過させることによりトナー像を加熱加圧して用紙に定着する。この定着がされた後の記録用紙Pは、用紙搬送路(排紙路)Rを通して筐体1の外部(例えば排出トレイ)に排出される。これにより、記録用紙Pにトナーからなる画像が形成される。
【0033】
また、このプリンタでは、上記画像形成時に各作像ユニット10のドラム用クリーニング装置16にて取り除かれた未転写トナーが廃トナーThとしてトナー搬送路(点線61)を通して回収容器60に搬送されて回収される。また、用紙搬送ユニット20のベルト用クリーニング装置24にて取り除かれる制御検知用トナー等も廃トナーThとしてトナー搬送路(点線62)を通して回収容器60に搬送されて回収される。
【0034】
<廃トナー搬出機能の構成>
そして、このプリンタにおいては、廃トナーの回収容器60内の廃トナーを記録用紙P等のシート状部材に付着させた状態で筐体1の外部に搬出する廃トナー搬出機能を備えている。
【0035】
この廃トナー搬出機能のため上記回収容器60は、最下流側にあるブラックの作像ユニット10Kと定着装置50との間となりかつ用紙搬送ベルト21の上方側となる部位に配置している。また、回収容器60には、その容器内に収容される廃トナーThを用紙搬送ベルト21により搬送される記録用紙P等に向けて排出する廃トナー排出機構70が設けられている。
【0036】
廃トナー排出機構70は、回収容器60の底部に開設された排出口61に取り付ける廃トナー通過可能なメッシュ部材71aと、その排出口61を開閉するように矢印方向に可動する開閉蓋71bと、回収容器60に振動を与える振動発生器71cとからなる振動排出機構71にて構成されている。非作動時には、排出口61が開閉蓋71aにより閉じられており、振動発生器71cが停止している。この廃トナー排出機構70を動作させることにより廃トナー搬出機能が実行される。
【0037】
また、廃トナー排出機構70は、プリンタのシステムコントローラに接続されてその排出機構の動作内容が制御されるようになっており、プリンタの操作パネル内に設けられる入力キーやスイッチなどを適宜操作することにより所定の時間だけ稼動するように構成されている。この廃トナー排出機構70の作動時には、作像ユニット10などの一部を除き、画像形成時と同様にプリンタ全体が稼動するようになっている。なお、廃トナー排出機構70を動作させるときのプリンタの動作速度は通常の画像形成時よりも遅い速度に設定してもよい。また、必要であれば、廃トナーを付着させる記録用紙等を搬送する用紙搬送ベルト21を、その記録用紙等が排出機構70を通過する際に低速駆動させるかあるいは一時的に停止させるようにしてもよい。
【0038】
このような廃トナー搬出機能は、例えば、プリンタの保守点検作業を行うサービスマン等の操作によって実行される。また、この排出機能は、任意の時期に実行することができるほか、回収容器60内に収容されている廃トナーの量を検知するトナー検知センサが設けられ、このセンサからの検知結果に応じて(所定量を超えたと判断した時点で)廃トナー搬出機能の実行を促すメッセージなどを操作パネルの画面表示部などに表示させて実行時期が告知された後に実行することができる。さらに、この搬出機能の実行時には、その廃トナーの搬送媒体として給紙トレイ40に収容されている記録用紙Pを使用するほか、手差しトレイ2に収容する画像形成後の記録用紙などを使用することが可能である。
【0039】
そして、このプリンタでは、廃トナー搬出機能の実行操作が行われると、記録用紙Pが給紙トレイ40から送り出されて用紙搬送ベルト21により回収容器60まで搬送されるとともに、この記録用紙Pの搬送タイミングに同期して廃トナー排出機構70が始動する。
【0040】
すなわち、廃トナー排出機構70では、開閉蓋71aが移動して回収容器の排出口61を開けるとともに、振動発生器71cが振動して回収容器60に振動を与える。これにより、回収容器60内に存在する廃トナーThが排出口61のメッシュ部材71bを通して用紙搬送ベルト21にて搬送される記録用紙P上に落下して付着する(図3)。一方、この廃トナーの排出が終了すると、廃トナー排出機構70は、振動発生器71cの動作が停止するとともに開閉蓋71aが移動して回収容器の排出口61を閉じる。
【0041】
続いて、廃トナーThが付着した記録用紙Pは、用紙搬送ベルト21から剥離して定着装置50に送りこまれて加熱加圧されることにより、その廃トナーThが記録用紙Pに定着される。この定着後、廃トナーThが定着した記録用紙Pは用紙搬送路を介して筐体1の外部に排出される。この廃トナー搬出機能に関する動作は、予め設定された所要回数だけ同様に繰り返される。
【0042】
このようにして回収容器60内の廃トナーThは、図4に示すように記録用紙Pに排出されて定着された後に記録用紙Pと共々プリンタの外部に搬出される。この搬出された廃トナーTh付きの記録用紙Pはその用紙ごと廃棄処分される。この結果、廃トナーThが所定量ずつ搬出されるため、回収容器60内に存在する廃トナーThが減少して満杯になることはない。このため、廃トナーの満杯に伴い回収容器60を交換する必要がなくなる。また、回収容器60の交換が不要になるため、回収容器60の容量を大きくしておく必要がなく、しかも、交換するための構成を採用する必要もなくなる。
【0043】
また、この振動排出機構71では、そのメッシュ部材71aの網目の大きさ(粗さ)や振動発生器71cの振動幅、振動周波数等の条件を適宜設定することにより、廃トナーThの排出状態(例えば廃トナーの排出量、排出速度)が調整される。これにより、廃トナーを所要の量だけ記録用紙Pにほぼ均一に排出させることが可能になるとともに、定着装置50での廃トナーの安定した定着を行うことも可能になる。
【0044】
この廃トナー搬出機能を使用する際、その廃トナーの搬送媒体として廃棄予定の画像形成後の記録用紙P´を使用した場合には、未使用である記録用紙Pの無駄使いを無くし、廃棄予定である使用済みの記録用紙P´を有効に利用することができ有益である。画像形成後の記録用紙P´を使用して廃トナー搬出機構を実行する場合には、その記録用紙P´を手差しトレイ2に収容して供給するようにすればよい。さらに、その画像形成後の記録用紙P´として、図5に示すように秘密保持を要する画像Eが形成された記録用紙P´を使用すれば、その画像Eの上から廃トナーThを付着させて画像Eが判別できないようにすることができ、これにより廃トナーの廃棄処分と画像Eの機密保持を併せて行うことができる。
【0045】
<廃トナー排出機構の他の構成例>
上記廃トナー排出機構70としては、振動排出機構71に代えて、図6〜図9に示すような排出方式が異なるものを適用してもよい。
【0046】
図6に示す廃トナー排出機構70は、回収容器60の底部に開設する排出口61に廃トナーを送り出すために回転駆動する送出ロール72aを設けたロール送出機構72である。送出ロール72aは、その表面が小孔を有するゴム材からなるものであり、そのロール表面が廃トナーを排出させて付着させる対象の記録用紙P等に接触または近接した状態となるように設けられる。また、このロール排出機構72は、廃トナー排出時には送出ロール72aが記録用紙P等に接触または近接する位置まで下降する一方で、廃トナー非排出時には送出ロール72aが記録用紙P等から離間した位置まで退避するように回収容器60ごと上下方向に変位する仕組みになっている。
【0047】
このロール排出機構72では、廃トナー搬出機能の実行時になると、回収容器60が用紙搬送ベルト21に接近する位置まで下降するとともに、送出ロール72aが矢印方向に回転し始める。これにより、回収容器60内にある廃トナーThが送出ロール72aの表面に担持された状態で送り出されて記録用紙P等に付着する(図6)。なお、このロール排出機構72においては、その送出ロール72aの表面層の材質、硬度、表面状態等の条件を適宜設定することにより、廃トナーThの排出状態を調整することができる。
【0048】
図7に示す廃トナー排出機構70は、回収容器60の底部に開設された排出口61を開閉するように矢印方向に可動する開閉蓋73aと、廃トナーを掻き出すための複数枚のブレード板73bを有して回転するブレード付き回転ロール73cとからなるブレード送出機構73である。排出口61には、必要に応じて廃トナー通過可能なメッシュ部材を取り付ける。
【0049】
このブレード送出機構73では、廃トナー搬出機能の実行時になると、開閉蓋73aが移動して回収容器60の排出口61を開けるとともに、ブレード付き回転ロール73cが矢印方向に回転し始める。これにより、回収容器60内にある廃トナーThが回転ロール73cのブレード板73bにより掻き出されるような状態で排出口61から送り出されて記録用紙P等に付着する(図7)。なお、このブレード送出機構73においては、その送出ロール72aの表面層の材質、硬度、表面状態等の条件を適宜設定することにより、廃トナーThの排出状態を調整することができる。
【0050】
図8に示す廃トナー排出機構70は、回収容器60の底部に開設された排出口61を開閉するように矢印方向に可動する開閉蓋74aと、排出口61から排出されて記録用紙P等の上に堆積する廃トナーを掻きならすためのならし板(スキージ)74bとからなる、ならし排出機構74である。ならし板74bは、記録用紙Pとの間に適度な隙間が形成されるような状態で、排出口61の付近に取り付けられる。また、ならし板74bは、その先端部と記録用紙等の間の隙間を調整する方向に可動するように取り付けてもよい。排出口61には、必要に応じて廃トナー通過可能なメッシュ部材を取り付ける。
【0051】
このならし排出機構74では、廃トナー搬出機能の実行時になると、開閉蓋74aが移動して回収容器60の排出口61を開ける。これにより、回収容器60内にある廃トナーThが排出口61を通して記録用紙P等に落下して堆積し、その堆積した廃トナーがならし板74bにより掻きならされて記録用紙等に平滑な状態で付着する(図8)。また、このならし排出機構74の場合には、廃トナーが所定量落下した時点で開閉蓋74aが移動して排出口61を閉じ、それ以上の廃トナーの落下を停止させている。なお、このならし排出機構74においては、その先端部と記録用紙等の間の隙間を適宜調整することにより、廃トナーThの排出状態(廃トナーの付着量や厚みなど)を調整することができる。
【0052】
図9に示す廃トナー排出機構70は、回収容器60の底部に開設する排出口61に廃トナーを送り出すために回転駆動するように設けられる送出ロール75aと、回収容器60内の廃トナーThを所定の極性(マイナス)に帯電させる帯電用ロール75bと、記録用紙P等(用紙搬送ベルト21を含む)を挟んで送出ロール75aと対向する位置に設置する対向電極板75cとからなる静電付着機構75である。
【0053】
送出ロール75aは、その表面が小孔を有するゴム材からなるものであり、廃トナーを排出させて付着させる対象の記録用紙P等に接触または近接した状態となるように設けられる。帯電用ロール75bは、その表面がポリイミド等の帯電性を有する材料からなるものであり、そのロール表面が送出ロール75aの表面に接触して従動回転するように設けられる。帯電用ロール75bには、帯電用電源75dから所定の電圧(この例ではマイナス極性の電圧)が印加される。対向電極板75cには、転写用電源75eから所定の電圧(この例では帯電電圧とは反対極性となるプラス極性の電圧)が印加される。さらに、この静電付着機構75では、前記ロール排出機構72の場合と同様に、廃トナー非排出時には送出ロール75aが記録用紙P等から離間した位置まで退避するように回収容器60ごと上下方向に変位する仕組みになっている。
【0054】
この静電付着機構75では、廃トナー搬出機能の実行時になると、回収容器60が用紙搬送ベルト21に接近する位置まで下降する。そして、帯電用ロール75bにより廃トナーThがマイナス極性に帯電され始めるとともに、送出ロール75aが矢印方向に回転し始める。これにより、回収容器60内にある廃トナーThが帯電された状態で送出ロール75aの表面に付着した状態で送り出されると同時に、その送出ロール75aと対向電極75cとの間に形成される転写電界により記録用紙P等に静電的に引き付けられて付着する(図9)。この静電付着機構75の場合には、廃トナーを静電的に記録用紙等に引き付けて付着させるため、廃トナーの付着対象である記録用紙P等が回収容器60の下方側に位置しなくとも(位置関係に制約されることなく)、廃トナーを記録用紙等に安定して付着させることが可能である。
【0055】
<画像形成装置および廃トナー搬出機能の他の構成例>
図10は、前記プリンタ(図1)の用紙搬送ユニット20に代えて、中間転写ユニット30を採用したプリンタの要部を模式的に示す概念図である。前記プリンタと共通する部品については同じ符号を付し、その説明については省略する。
【0056】
中間転写ユニット30は、ポリイミド等からなる無端状の中間転写ベルト31を複数のロール32a、32b、32c等に張架して矢印方向に回転させるとともに、そのベルト31を前記各作像ユニット10(図2参照)の感光ドラム11と(一次)転写器15が対向する転写位置を通過させるようになっている。また、中間転写ベルト31を挟んでロール33cと対向する位置には、そのベルト31に担持されて搬送されるトナー像を記録用紙P等に転写するロール方式等の二次転写器35が配置されている。
【0057】
また、中間転写ユニット30には、その中間転写ベルト31の外周面に付着するトナー等を除去するブレード方式、ブラシ方式等のベルト用クリーニング装置34が設けられている。このクリーニング装置34は、画像濃度制御時や画像位置合わせ制御時に各作像ユニット10で形成されて中間転写ベルト31に転写される制御検出用トナー像も除去するようになっている。記録用紙P等については、図示しない給紙装置から筐体1内に搬入されるようになっている。
【0058】
この中間転写ユニット30を採用するプリンタにおいては、各作像ユニット10(Y,M,C,K)により感光ドラム11に形成される各色のトナー像が中間転写ベルト31に順次転写され、その後、二次転写器35を通過する際に中間転写ベルト31上のトナー像が記録用紙Pに静電的に二次転写される。トナー像が転写された記録用紙Pは、中間転写ベルト31から剥離された後に用紙搬送路(用紙搬送ベルトなど)Rを通して定着装置50に搬送されて定着処理され、最後に用紙搬送路(排紙路)Rを通して筐体1の外部(例えば排出トレイ)に排出される。これにより、記録用紙Pにトナーからなる画像が形成される。
【0059】
また、このプリンタでは、上記画像形成時に各作像ユニット10のドラム用クリーニング装置16にて取り除かれた未転写トナーが廃トナーThとしてトナー搬送路(点線61)を通して回収容器60に搬送されて回収される。また、中間転写ユニット30のベルト用クリーニング装置34にて取り除かれる制御検知用トナー等も廃トナーThとしてトナー搬送路(点線62)を通して回収容器60に搬送されて回収される。
【0060】
回収容器60は、中間転写ユニット30の二次転写位置と定着装置50の間の用紙搬送路Rに面した部位に配置されている。また、この回収容器60には前記したような廃トナー排出機構70(71〜75)が同様に設けられている。
【0061】
そして、この中間転写方式を採用したプリンタにおいても、前記したプリンタと同様に廃トナー搬出機能が装備されている。この廃トナー搬出機能の実行操作が行われると、記録用紙Pが中間転写ユニット30の二次転写位置を通過して回収容器60まで搬送されるとともに、この記録用紙Pの搬送タイミングに同期して廃トナー排出機構70が始動する。これにより、回収容器60内に存在する廃トナーThが用紙搬送路Rを通過する記録用紙P等上に落下して付着する。続いて、廃トナーThが付着した記録用紙Pは、定着装置50に送りこまれて定着処理された後、用紙搬送路を介して筐体1の外部に排出される。
【0062】
このようにして回収容器60内の廃トナーThは、図4に示すように記録用紙P等に排出されて定着された後、その記録用紙Pと共々プリンタの外部に搬出される。また、この搬出された廃トナーTh付きの記録用紙Pはその用紙ごと廃棄処分される。この結果、廃トナーThが所定量ずつ搬出されるため、回収容器60内に存在する廃トナーThが減少して満杯になることはない。
【0063】
このプリンタ(図10)では、中間転写ユニット30のベルト用クリーニング装置34が中間転写ユニット30の二次転写位置と定着装置50の間における用紙搬送路Rの近くでかつその上方の位置に配置されているため、図11に例示するように、そのクリーニング装置34で除去されて回収される中間転写ベルト31上の廃トナーThを、回収容器60に回収せず、クリーニング装置34と連結するトナー搬送パイプ76を通して用紙搬送路R上の記録用紙P等に落下させて付着させるように構成してもよい。
【0064】
この場合、廃トナー排出機構70は、クリーニング装置34側に取り付けるが、必要であればトナー搬送パイプ76の先端部側に取り付けてもよい。図11において符号34aはクリーニング装置34のクリーニングブレード、34bは廃トナー収容部を示す。このように構成した場合には、回収容器60を設ける必要がなく、プリンタの小型化等に有利である。
【0065】
図12は、前記中間転写ユニット30を採用したプリンタ(図10)において、各作像ユニット10(Y,M,C,K)を中間転写ベルト31の下方側の位置に配置するとともに、定着装置50を中間転写ユニット30の二次転写位置よりも上方側に配置したものである。
【0066】
そして、このプリンタにおいては、上記のような構成に違いに伴い、回収容器60をその中間転写ユニット30の二次転写位置と定着装置50の間となる位置に配置するように変更した。また、回収容器60のトナー排出機構70としては、前記静電付着機構75を適用する。この静電付着機構75を適用することにより、ほぼ垂直方向に搬送される記録用紙P等に対しても、回収容器80内にある廃トナーThを確実に付着させることができるようになる。また、各作像ユニット10のドラム用クリーニング装置16で取り除いた廃トナーについても、回収容器60に回収するように構成してもよい。
【0067】
図13は、前記中間転写ユニット30を採用したプリンタ(図12)において、中間転写ベルト31を3つの中間転写ドラム36〜38(第1中間転写ドラム36、37と第2中間転写ドラム38)に変更するとともに、各作像ユニット10(Y,M,C,K)の感光ドラム11のドラム用クリーニング装置16に代えてトナー一時保持ブラシロール17を設け、また中間転写ドラム36〜38に付着するトナーを一時的に除去するためのトナー一時保持ブラシロール18を設けた。図中の符号39は二次転写ロール、81は二次転写ロール39のクリーニング装置である。
【0068】
そして、このプリンタにおいては、上記のような構成に違いに伴い、回収容器60をそのドラム型中間転写ユニット30の二次転写位置と定着装置50の間となる位置に配置するように変更した。また、回収容器60のトナー排出機構70としては前記静電付着機構75を適用した。
【0069】
トナー一時保持ブラシロール17、18は、感光ドラム11や中間転写ドラム36〜38との間に所定の電位勾配を形成することにより各ドラムに付着するトナー(特に逆帯電しているトナー)を静電気力で引き付けて捕獲し保持するものである。また、クリーニング動作時になると、先の電位勾配を逆の関係にすることで、その各一時保持ブラシロール17、18に保持した廃トナーを感光ドラム11または第1中間転写ドラム36、37に吐き出すように転移させるとともに、それらを二次転写ロール39にむけて静電的に転移させて、二次転写ロール39のクリーニング装置81で除去して回収するようになっている。クリーニング装置81で回収した廃トナーは、トナー搬送路62を介して回収容器60に回収される。
【0070】
このプリンタにおける廃トナー搬出機能は、図14に示すように、特にトナー一時保持ブラシロール17、18に保持されている廃トナーThが、感光ドラム11や中間転写ドラム36〜38を介して記録用紙P等に転写されて付着され、その後、定着装置50を通して筐体1の外部に搬出される。また、回収容器60にある廃トナーが、二次転写位置を通過して用紙搬送路Rにて搬送される記録用紙P等に付着され、その後、定着装置50を通して筐体1の外部に搬出される。そして、このトナー一時保持ブラシロール17、18を採用するプリンタでは、回収容器60やクリーニング装置81を設置せず、その一時保持ブラシロール17、18で捕獲した廃トナーを常に記録用紙P等にて搬出させることが可能となる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の廃トナーの処理方法およびそれを用いた画像形成装置によれば、装置の大型化を招くことがほとんどなく、廃トナー回収容器のような廃トナー回収構造物の交換作業などをできる限り不要にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプリンタの要部を模式的に示す概念図。
【図2】作像ユニットの構成を模式的に示す概念図。
【図3】廃トナー排出機構の一例(振動排出機構)を示す断面概略図。
【図4】廃トナーの主な処理工程を示す概略説明図。
【図5】廃トナー搬出機能の実行時において秘密保持を要する記録用紙を使用した場合の廃トナーの付着状態を示す概略説明図。
【図6】廃トナー排出機構の他の構成例(ロール送出機構)を示す断面概略図。
【図7】廃トナー排出機構の他の構成例(ブレード送出機構)を示す断面概略図。
【図8】廃トナー排出機構の他の構成例(ならし排出機構)を示す断面概略図。
【図9】廃トナー排出機構の他の構成例(静電付着機構)を示す断面概略図。
【図10】本発明を適用したプリンタの他例を模式的に示す概念図。
【図11】図10のプリンタに適用可能な廃トナーの排出機構の変形例を模式的に示す概念図。
【図12】本発明を適用したプリンタの他例を模式的に示す概念図。
【図13】本発明を適用したプリンタの他例を模式的に示す概念図。
【図14】図13のプリンタにおける廃トナー搬出機能の実行内容の一部を模式的に示す概念図。
【符号の説明】
1…筐体、10…作像ユニット、17,18…トナー一時保持ブラシロール(回収構造物)、34…クリーニング装置(回収構造物)、60…回収容器(回収構造物)、70…廃トナー排出機構、P…記録用紙(記録媒体またはシート状部材)、P´…画像形成後の記録用紙(シート状部材)、Th…廃トナー。

Claims (7)

  1. トナーからなる画像をシート状の記録媒体に形成する画像形成装置の内部で発生する廃トナーを回収する回収構造物に存在する廃トナーの少なくとも一部を、シート状部材に付着させた状態で当該画像形成装置の外部に搬出することを特徴とする廃トナーの処理方法。
  2. 前記シート状部材上の廃トナーを加熱してその部材に定着させた後に搬出する請求項1に記載の処理方法。
  3. 前記シート状部材として画像形成後の前記記録媒体を使用する請求項1に記載の処理方法。
  4. トナーからなる画像をシート状の記録媒体に形成するとともに、装置の内部で発生する廃トナーを回収する回収構造物を有する画像形成装置において、
    前記回収構造物に存在する廃トナーの少なくとも一部をシート状部材に付着させた状態で外部に搬出する機能を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記記録媒体上のトナーを加熱してその記録媒体に定着させる定着装置を有する場合、
    この定着装置に前記廃トナーが付着するシート状部材を通過させた後に搬出するように構成されている請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記シート状部材が画像形成後の前記記録媒体である請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記回収構造物が回収容器である請求項4〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
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