JP2004294195A - 焦点距離及び/又は画角算出方法ならびに焦点距離算出用光投射装置 - Google Patents
焦点距離及び/又は画角算出方法ならびに焦点距離算出用光投射装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】所定の角度Θをなす2方向に光を投射し、撮像装置によって上記光が被写体上に描く光点7a、7bを含んだ画像12を撮影し、その結果得られた写真画像12から光点の像14a、14bを検出し、光点の像14a、14bの座標及び所定角度Θを用いて、焦点距離および画角を算出する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置を用いて撮影された画像から、その撮影時の撮像装置の焦点距離及び/または画角を算出する方法に関する。また、その方法に用いられる焦点距離算出用光投射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
3次元的な物体が撮影された画像から、その物体の3次元的な形状や寸法に関するデータを算出することができる。そのためには、その画像の撮影時に使用されたカメラの正確な焦点距離を知る必要がある。従来、カメラの焦点距離の計測は、以下のような方法および構成で行われている。例えば、特許文献1においては、カメラの視野内に平行エッジを有する特定のマーカを撮影対象の被写体に設置し、これを撮影する。そして撮影されたマーカ像のエッジ成分を検出して消失点を求め、その座標から焦点距離を計測(算出)している。また、特許文献2においては、2組の斜交した平行線からなる較正用格子パターンを有するマーカをカメラで撮影し、入力画像から、撮影された前記2組の平行線の消失点を求め、消失点から焦点距離を算出している。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−98214号公報
【特許文献2】
特開平6−221832号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような焦点距離算出方法は、構成上、2方向に延びる平行なエッジ群を画像上に捉えなければ焦点距離を算出できない。即ち、建屋の天井部などのように、マーカの設置が困難な場所を被写体とした場合、上記方法では焦点距離の算出が非常に困難なものとなる。また、マーカのエッジがカメラの光軸と直交するように設置された場合、平行エッジが画像中でも平行となり、従って消失点が求まらず、焦点距離が得られないという問題を有する。また、マーカの設置方向によって、画像上でエッジ成分の像とそれから求められる消失点との距離が大きく離れている場合がある。そのような場合、エッジ成分の検出に微小な誤差が生じることで、検出されたエッジの傾きと実際の傾きとの間に僅かな誤差が生じ、消失点までの距離に比例して、本来の直線とのずれは大きくなり、求めた消失点と本来の消失点との間に大きなずれが生じる。当然のことながら、求めた消失点に大きな誤差が含まれれば、その結果得られる焦点距離と実際の焦点距離との間の誤差も大きくなる。
【0005】
さらには、カメラのズーム機構を使用する場合、焦点距離の値は撮影ごとに変化する。従って、撮影ごとにマーカを設置し、画像中にマーカが写るようにして、その像から焦点距離を算出することになる。この場合、マーカがカメラの視野に入るように、また、カメラから見て最も適切な向きになるように、さらに、マーカが目的の撮影対象を遮らないように、撮影ごとにマーカの設置位置を調整しなければならない。
【0006】
マーカ設置位置の調整にあたっては、カメラの視野はファインダから確認される。従い、マーカ設置位置の調整の度に、撮影者はカメラとマーカとの間を往復しなければならない。
【0007】
本発明は上記の課題を解決すべくなされたものであり、単眼視静止画カメラまたは単眼視動画カメラの焦点距離の算出において、マーカの設置を必要とせず、あらゆる被写体を対象として常に安定的に正確な焦点距離を算出可能な焦点距離算出用光投射装置ならびに焦点距離および画角の算出方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る方法は、撮像装置で撮影された画像から撮影時の焦点距離及び/又は画角を算出する方法であって、光を被写体に対して投射するステップ、撮像装置によって、被写体上に描かれた光点を含む画像を撮影するステップ、撮影された画像から光点の像の座標を検出するステップ、および、検出された光点の像の座標及び前記所定角度を用いて撮像装置の焦点距離及び/又は画角を算出するステップを有する。
【0009】
本発明に係る装置は、撮像装置で撮影された画像から撮影時の焦点距離及び/又は画角を算出するための光を投射する装置であって、基準方向と所定の角をなす光を被写体に対して発する投射手段を備えたことを特徴とする光投射装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、画像に基いて、その撮影時の撮像装置の焦点距離及び画角を算出する方法及びそれに用いる光投射装置を説明する。
【0011】
実施の形態1.
図1は、本発明に係る焦点距離及び画角の算出方法に用いる焦点距離算出用光投射装置(以下「光投射装置」と称す。)を示した図である。光投射装置4は被写体に対して2つの光点を投射する装置である。光投射装置4により投射された光点を含む画像がカメラ等の撮像装置により撮影され、その撮影された画像上の光点の座標に基いて撮像装置の撮影時の焦点距離及び画角の算出が行なわれる。なお、本実施形態において、撮像装置として単眼視静止画カメラまたは単眼視動画カメラを使用することが可能である。
【0012】
光投射装置4は発光装置5aおよび5bを2つ備えている。発光装置5aおよび5bは共に、実質的に波長を制御可能でかつ直線光を発することができる光源であればよい。本実施の形態においては、発光装置5aおよび5bは、既知の波長のレーザ光源である。発光装置5aおよび5bから発せられた光は光投射装置4内部または光投射装置4外部近傍にて互いに交差する。発光装置5aおよび5bから発せられた光の光路をそれぞれ光軸6aおよび6bとし、両者のなす角をΘとする。この角Θは所定の値である。つまり、一方の光を基準方向とみなし、他方の光を基準方向と所定角Θをなす方向に投射している。
【0013】
光投射装置4は図2に示すように例えばグリップ17によりカメラ1のアクセサリーシュー18に固定される。そうすることで、装置を保持する手間が省かれ、さらに、光軸6aおよび6bとy軸との距離を小さくすることができる。なお、以下の説明では、同図に示すように、カメラの光軸8上に位置する、カメラ1のレンズ中心を投影中心9と称す。投影中心9からカメラ1の撮像面を構成するフィルム面27までの距離fが焦点距離となる。
【0014】
本実施の形態において光投射装置4は、図3に示すように、カメラ1に固定され、そのカメラ1には演算装置16が接続される。光投射装置4から発せられた光は互いに角Θをなして被写体3に投射され、被写体3上に光点7aおよび7bを描く。この2つの光点7aおよび7bが同時にカメラ1の視野内に収まるように、光投射装置4からレーザ光は被写体3に向けて発せられる。
【0015】
次に、光投射装置4により投射された光点を含んで撮影された画像から焦点距離と画角を算出するための方法を説明する。
【0016】
図4は、以下の説明で用いる座標系を説明した図である。同図に示された2つの座標系はカメラ1の光軸8を法線とする別々の平面上にあり、それらの平面とカメラ1の光軸8との交点を原点とした直交座標系である。
【0017】
一つの座標系は投影中心9を原点とし、被写体からカメラに向かう方向をz軸の正方向とする。この座標系を「カメラ座標系」と称す。カメラ座標系において、x軸およびy軸はカメラ1の光軸8を法線とする平面に含まれ、y軸はカメラの鉛直上方方向を正方向としている。
【0018】
他方の座標系(以下「画像座標系」と称す。)は投影中心9から距離fだけ被写体側に離れた位置に想定される画像投影面10上に設けられている。画像投影面10は次のように想定される。図2に示すように投影中心9からカメラ1の撮像面を構成するフィルム面27までの距離(焦点距離)がfの場合、図4において、カメラ1のフィルム面27はz=fの位置に位置する。このフィルム面に対する投影中心9を中心とした対称位置に、すなわちz=−fの位置に画像投影面10を設定する。このように画像投影面10を設定することにより、カメラ1により撮影される写真画像12は画像投影面10に含まれる。画像座標系は、画像投影面10とz軸との交点11を原点とし、そのX軸およびY軸はカメラ座標系のx軸およびy軸にそれぞれ平行となる。
【0019】
図5を参照し、光投射装置4の発する光およびその被写体3における反射光のうちカメラに入射する光の示す幾何学的特徴を説明する。発光装置5aおよび5bから発せられた光の光路である2つ光軸6aおよび6bのなす角をΘとする。この2つの光軸6を含む平面は、zx平面に平行であることが望ましい。また、光軸6aおよび6bは、y軸と交点を有するか、または、その極めて近傍を通ることが望ましい。このように設置された光投射装置4から光を投射すれば、被写体3(図3参照)上に光点7aおよび7bを描き、画像投影面10内の写真画像12上に光点の像14aおよび14bを描く。光点の像14aおよび14bは、それぞれ投影中心9と光点7aおよび7bを結ぶ光線13aおよび13bと画像投影面10との交点と一致している。図6にそのような光点の像14aおよび14bが被写体とともに撮像された写真画像12の一例を示す。
【0020】
図5に戻って、光点の像14aおよび14bのXY座標平面における座標をそれぞれPa(Xa、Ya)およびPb(Xb、Yb)とし、また、投影中心9から光点の像14aおよび14bに向かうベクトルの互いになす角をθとする。前記ベクトルは、カメラ座標系を用いて成分表示すればそれぞれ、(Xa、Ya、−f)および(Xb、Yb、−f)となる。よって、焦点距離fとθとの関係は、
【数1】
となる。
【0021】
図7に示すように、投射光の光軸6aと投影中心9との距離dに比して、光点7aと投影中心9との距離Lが大きければ、光軸6aと入射光線13aのなす角δは小さくなる。光軸6bと光線13bとの関係も同様である。従い、θは近似的にΘとみなすことが可能となる。例えば、δが1度以下となるためには、カメラと光投射装置との距離dと、カメラと被写体との距離Lとがd/L≦sin(1deg.)=0.017の関係を満たせば良い。dを5cmと仮定すれば、この条件を満たすLは2.8m以上となり、これは写真画像の一般的な撮影状況を満たす。よって、θ=Θとし、
【数2】
より、焦点距離fを求めることができる。まず、「数2」式を二乗し、F=f×f、A=cosΘ×cosΘとしたFに関する2次方程式、
【数3】
よりFを求める。
【数4】
Fは2個得られるが、求める焦点距離fは、そのうち、次式を満たすFの正平方根である。
【数5】
【0022】
図8は、光軸6aおよび6bの含まれる平面がzx平面と平行であり、かつ、光軸6aおよび6bがy軸と交差するような設定がなされている場合を示している。この場合、光点の像14aおよび14bのxy座標はそれぞれPa(Xa、Ya)およびPb(Xb、Yb)であり、そこからX軸におろした垂線の足15の座標はそれぞれVa(Xa、0)およびVb(Xb、0)となる。よって投影中心9から垂線の足15に向かうベクトル(成分表示で(Xa、0、−f)および(Xb、0、−f))はそれぞれ光軸6aおよび6bとそれぞれ平行となり、これらベクトルが互いになす角はΘとなる。従って、「数3」式において、Ya=Yb=0とした、
【数6】
より、
【数7】
とFが求められる。このFから焦点距離fを求めることができる。
【0023】
さらに、光軸6aおよび6bがカメラの光軸8に関して対称にとられていれば、Xb=−Xaなので、
【数8】
である。これより、
【数9】
として焦点距離fを得る。厳密な意味において光軸6aおよび6bがカメラの光軸8に関して対称でなくとも、Xbと−Xaとの差が微小である場合には、このようにして焦点距離fを得ることが可能である。
【0024】
次に、写真画像12の水平画角の算出について説明する。図9に示すように、写真画像12の水平画角φは焦点距離fと写真画像の幅Wとの間に、次式の関係が成立し、これにより、水平画角を算出することができる。
【数10】
【0025】
上記の画像座標系(X、Y)は写真画像12を構成する画素を単位として構成してもよい。その場合、画素単位で表された距離fは、長さの単位で表されたカメラレンズの焦点距離に、撮像面の単位長さ当たりの撮像画素数を乗じた値として得られる。または、画像座標系を写真画像12の画素を単位として構成してfを算出し、その後、撮像面の単位長さ当たりの撮像画素数で割って、例えばmmで表されるカメラレンズの焦点距離を求めるように構成してもよい。
【0026】
ここで、光点の像14aおよび14bの座標値検出における誤差について議論する。例えばPa(Xa,Ya)が、誤差eを含んでPa’(Xa+e,Ya)と検出されたとしても、Xaが十分大きければ、なす角θへの影響は小さくなる。画像座標系が画素を単位として構成されている場合、Xaが100でeが1、また、θが30度でXa=−Xbとすれば、eによってθにかかる変位Δθは、tan(15度+Δθ)=1.01×tan(15度)であり、Δθ=0.14度程度である。
【0027】
次に、演算装置16(図2参照)において焦点距離を計算する一連の処理の一例を図10のフローチャートを用いて説明する。
【0028】
ステップST1は、変数θにΘを代入するステップである。ここでのΘの値は予め演算装置16に記憶されていてもよいし、あるいは、操作者が値を入力するような構成であってもよい。
【0029】
ステップST2は、光投射装置4により投射された光点が撮像された写真画像の中から、光点の像を検出するステップである。このステップでは、発光装置5から発せられる光が、例えば赤色であり、写真画像がRGBの輝度値として得られている場合、次のように処理される。写真画像の各画素についてRGBの輝度値を調べ、RがRGBの中で最大となる画素から、Rが大きい順に2点を検出する。もし、検出された2点が互いに近接しているなら、例えば、写真画像の幅の1/5以下の距離にあるならば、同一の像内の2画素を検出している可能性があるので、上記2点のうち、R値の小さい点を棄却し、再度もう1点の検出を行う。あるいは、演算装置16によりカメラに付属の液晶モニター(図示せず)または、演算装置16は外部のマイクロコンピュータであって、それに接続されたディスプレイ(図示せず)に写真画像を表示し、操作者がポインティングデバイスにより表示されている写真画像の画素を指定できる構成を有するならば、そのポインティングデバイスによって光点の像14を指定することで検出してもよい。
【0030】
ステップST3は、上述した計算過程を用いて焦点距離fの値を計算するステップである。
【0031】
前段の焦点距離算出のための演算は、カメラがCCDを備えた電子カメラまたはビデオカメラで構成されている場合、カメラが構成する写真画像を、例えばカメラに装備されたマイクロコンピュータで演算処理するように構成してもよい。あるいは、写真画像を表す映像信号または画像データを、カメラから外部へ出力し、外部のマイクロコンピュータに入力して、マイクロコンピュータで行えるように構成してもよい。また、カメラが銀塩写真カメラである場合には、撮影された写真画像を、例えばスキャナによってマイクロコンピュータに入力し、そのマイクロコンピュータで演算処理するように構成する。
【0032】
また、ズーム固定式のカメラにおいて、予めカメラの焦点距離を算出しておく場合などのように、特に撮影対象がなく焦点距離のみを算出する目的で撮影を行う場合には、焦点距離算出用の被写体、例えば、発光装置5の光をよく拡散反射する光軸8に直交する面を備えた被写体を、被写体3として用いて、焦点距離の算出を実行すればよい。
【0033】
このように、本発明による簡易な構成と計算処理により、常に焦点距離を得ることができ、光点の像14aおよび14bの検出に当たって誤差が生じたとしても、それが増大することはなく、安定して正確な焦点距離を算出することができるようになる。また、写真画像の焦点距離を算出する上で、マーカをカメラの視野内に設置調整する必要がない。従って、マーカの設置が困難な天井や壁などを被写体とする場合においても、容易に焦点距離を算出することができるようになる。
【0034】
実施の形態2.
図11は光投射装置の別の構成を示した図である。同図は光投射装置4を上方より見た図である。本実施形態における光投射装置4は光投射装置4の光投射角度を調整する調整装置19を備えている。調整装置19により、光軸6aおよび6bのなす角Θは固定したまま、光投射装置4の光投射方向を水平方向に変更可能にしている。ここで、調整装置19は例えば、ターンテーブルによって構成される。ただし、調整装置19はターンテーブルに限定されない。また、調整装置19による光投射装置4の可動方向は垂直方向であってもよい。
【0035】
本構成により、被写体3(図3参照)上、光点7aおよび7b(図3参照)の描かれる場所の反射率が小さく、または、光点7aおよび7b(図3参照)の描かれる場所の周囲の色が、発光装置の発する光と同系統であって、描かれた光点7aおよび7bを判別することが困難である場合に、光点7aおよび7b(図3参照)を、それが顕著に示される場所に移動させて算出することが可能となる。
【0036】
実施の形態3.
本実施の形態において、発光装置5aおよび5b(図1参照)は、それぞれ、複数の異なる波長の光を投射可能に構成されている。また撮影時に投射される光の波長を選択可能に構成してもよい。
【0037】
本構成により、光点7aまたは7b(図3参照)の描かれる場所の色が、投射される光と同系統であって、光点7aまたは7b(図3参照)を判別しにくい場合には、発光装置から発せられる光の波長を変更し、光点7aまたは7b(図3参照)を明瞭に観測できるようにすることが可能である。
【0038】
実施の形態4.
図12は光投射装置のさらに別の構成を示した図である。同図は実施の形態4を構成する光投射装置4を上方より見た平面図である。本実施形態の光投射装置4は、発光装置5aおよび5bを2つ有しており、その一方のみに調整装置19が取りつけられている。調整装置19の取り付けられていない方の発光装置5aの発する光の方向は、光投射装置4に関して固定されている。一方、調整装置19が取りつけられた発光装置5bの発する光の方向は光投射装置4に関して可変であり、その方向は複数から選択可能になっている。図中にはそれらのうち2つの方向を、それぞれ光軸6bまたは光軸6cとして示している。従って、光軸6aと、光軸6cまたは光軸6bとのなす角は、Θ1またはΘ2のように変更可能となる。つまり、2つの光のうちいずれか1つの光の方向を基準方向とし、もう一方の光が基準方向と所定角Θ1またはΘ2をなす方向に投射している。このとき、選択された方向によって光の波長を変えるように構成してもよい。
【0039】
本構成により、光点7aおよび7bが写真画像12内に入り(図3および図6参照)、かつ、光点7aおよび7bの像14aおよび14b(図5参照)間の距離が大きくなるように設定可能で、その結果、焦点距離の算出精度を上げることができるようになる。また、波長を変えることによって、光軸がなす角の値が写真画像12から判別できるので、誤った角の値により誤った焦点距離の値を得ることを防ぐことができる。
【0040】
実施の形態5.
図13には光投射装置のさらに別の構成を示した図である。本実施形態の光投射装置4は、発光装置5を1つのみ有し、その発光装置5が発する光6と、カメラの光軸8と平行かつ発光装置5を通る直線26とのなす角が所定値Ψになるように発光装置5を設置している。つまり、カメラの光軸8の方向を基準方向とし、光6は基準方向と角Ψをなす方向に投射される。好ましくは、発光装置5が発する光6がzx平面に平行で、かつ、y軸と交差するように、あるいはその近傍を通過するように発光装置5の光投射装置4内の取りつけ角度が設定される。
【0041】
本実施形態における焦点距離算出について説明する。図14に示すように、本実施形態は1本の光を被写体3に向けて投射しており、その光は被写体3上に光点7を描く。図15に示すように、光軸6はカメラ1の光軸8と平行かつ発光装置5を通る直線26とのなす角がΨとなるように設定される。このように設定された発光装置5から光を投射すると、光は直線26とΨの角をなして光点7を描く。投影中心9と光点7を結ぶ光線13と写真画像12面の光点に、光点の像14が描かれる。この光点の像14のXY座標をPa(Xa、Ya)とし、また、光線13と光軸8とが投影中心9においてなす角をψとする。焦点距離fとψとの関係は、
【数11】
となる。先の実施形態と同様、投影中心9と光点7との距離が大きくなればなるほど、光軸6と光線13とが光点7においてなす角δは小さくなり、ψはΨに漸近する。そこで、投影中心9と光点7との距離が十分に大きいと考え、ψをΨとみなせば、ψ=Ψとして、
【数12】
より、焦点距離fを求める。
【0042】
光軸6がzx平面に平行、かつ、y軸と交差する構成の場合、図16に示すように、光点の像14からそのX軸へ降ろした垂線の足15V(Xa、0)と投影中心9を結ぶ直線20は光軸6と平行になる。従って、直線20とカメラ1の光軸8とのなす角はΨと一致する。よって、
【数13】
より、焦点距離fを得る。光軸6がy軸と交差するように構成されていない場合においても、光軸6とy軸との距離が、投影中心9から光点7までの距離に較べて十分に小さいなら、この式によって焦点距離を十分な精度で近似することができる。
【0043】
次に、本実施形態において、演算装置16(図2参照)において焦点距離を計算する一連の処理の一例を図17のフローチャートを用いて説明する。
【0044】
ステップST11は、変数ψにΨを代入するステップである。ここでのΨの値は予め演算装置16に記憶されていてもよいし、あるいは、操作者が値を入力するような構成であってもよい。
【0045】
ステップST12は、写真画像の中から、光点の像を検出するステップである。このステップは、発光装置5から発せられる光が、例えば赤色であり、写真画像がRGBの輝度値として得られている場合、次のように処理される。写真画像の各画素についてRGBの輝度値を調べ、RがRGBの中で最大となる画素を1点検出する。あるいは、演算装置16によりカメラに付属の液晶モニター(図示せず)または、演算装置16は外部のマイクロコンピュータであって、それに接続されたディスプレイ(図示せず)に写真画像を表示し、ユーザがポインティングデバイスにより表示されている写真画像の画素を指定できる構成を有するならば、そのポインティングデバイスによって光点の像14を指定することで検出してもよい。
【0046】
ステップST13は、上述した計算過程を用いて焦点距離fの値を計算するステップである。
【0047】
本実施形態のような構成をとることで、光投射装置4に発光装置5を一つのみ設けるだけでよく、装置を小型軽量化可能である。よって、光軸6をカメラ1により接近させて構成することが可能となる。さらに、焦点距離測定方法の動作においても、写真画像12中の光点の像14を一つ検出すればよいので、処理を簡略にすることができるようになる。
【0048】
実施の形態6.
図18を用いて別の実施の形態を説明する。本実施形態において、光投射装置4に組み込まれる発光装置は、カメラ1の光軸8と平行に発光装置を通過する直線26に対して、それぞれ所定の角度Ψ1、Ψ2をなす2本の光を照射する。つまり、カメラの光軸8を基準方向とし、2つの光はそれぞれ角Ψ1および角Ψ2をなす方向に投射されるようにしている。
【0049】
光軸6aおよび6bはそれぞれ、zx平面に平行に、かつ、y軸と交差するか、もしくは、その近傍を通過するように構成されることが好ましい。
【0050】
また、写真画像12の画像座標系は、その原点が主点11と一致するとは限らないX’軸およびY’軸で構成されてもよい。
【0051】
発光装置5から光を投射すると、それらは直線26とΨ1、Ψ2の角をなし、被写体上に光点7aおよび7bが描かれる。これら光点7aおよび7bは、投影中心9と光点7aおよび7bを結ぶ光線13aおよび14bと写真画像12との交点に、光点の像14aおよび14bを描く。この光点の像14aおよび14bの座標を(X’a、Y’a)、(X’b、Y’b)とする。それぞれのX軸へ降ろした垂線の足15のX’座標をX’a、X’bとすれば、主点のX’座標X’pは、
【数14】
となる。なお、光はカメラの光軸8に対して、左右の異なる側に投射されるものとしている。
よって、
【数15】
として、焦点距離fを求めるとこができる。
【0052】
特に、Ψ1=Ψ2である場合には、X’pを、X’p=(X’a+X’b)/2より、容易に求めることが可能である。
【0053】
このような構成により、画像座標系が平行移動し、写真画像12上の主点11の位置がわからない場合、例えば、写真画像12が撮影後にトリミングされているような場合にも、焦点距離を正確に求めることが可能となる。
【0054】
実施の形態7.
図19に光投射装置の別の構成を示す。本光投射装置4は3つの発光装置5aないし5cを備える。各投射光のなす角が所定置となるよう、発光装置5aないし5cが配置される。第1の光軸6aと第2の光軸6bのなす角がΘ1、第2の光軸6bと第3の光軸6cのなす角がΘ2である。つまり、3つの光のうちの1つの光の方向を基準方向とし、他の2つの光の方向と基準方向とがそれぞれ所定の角度を有するように構成する。
【0055】
図20に示すように、光軸6aないし6cそれぞれによる光点の像14aないし14cの座標をPa(X’a、Y’a)、Pb(X’b、Y’b)、Pc(X’c、Y’c)とすると、それぞれのX軸への垂線の足15aないし15cの座標はVa(X’a、0)、Vb(X’b、0)、Vc(X’c、0)となる。図21に示すように、投影中心9は、垂線の足15aと足15bとを通り、かつ、それらの間の円周角がΘ1となる円21aと、垂線の足15bと足15cとを通り、かつ、それらの間の円周角がΘ2となる円21bとの交点として得られる。この投影中心9と画像投影面10との距離から、焦点距離fを得る。
【0056】
このような構成により、画像座標系の平行移動によって写真画像12上の主点11の位置がわからなくなっている場合、例えば写真画像12が撮影後にトリミングされているような場合の焦点距離の算出においても、その焦点距離を正確に算出することができ、また発光装置の光軸とカメラの光軸8とのなす角を求めなくてもよく、光投射装置4の位置と体勢をカメラ1に対して厳密に調整しなくても算出の安定性を確保できるようになる。
【0057】
実施の形態8.
図22は本実施の形態における光投射装置の平面図である。この光投射装置4は発光装置5を1つ備えており、その発光装置5から投射される光は、ビームスプリッタ22および反射鏡23によって2つあるいは3つの光に分光される。なお、分光された光の光軸6aおよび6bが互いになす角Θは所定値に設定される。また、図示されていないが、3つの光に分光される場合においても、同様にそれぞれの光のなす角は所定値に設定される。
【0058】
このように構成することで、光投射装置4は発光装置5を1つ有するだけで、複数の光を投射可能な光投射装置4を構成することができる。そのため装置4は小型化が可能である。よって、光軸6aおよび6bをカメラ1により接近させて構成することが可能となる。
【0059】
実施の形態9.
図23は本実施の形態における光投射装置の側面図である。本実施の形態においては、光投射装置4のグリップ17の、それを固定するためのカメラ1のアクセサリーシュー18とが接触する部分に接点24を有している。アクセサリーシュー18はホットシューであり、接点24はシャッター操作検出手段としての機能を有し、操作者によるシャッター操作の検出時に撮影信号を送信する。光投射装置4は、接点24を通じて撮影信号を受け取り、光投射装置4の動作を制御可能な制御装置25を備えている。シャッターが切られ、カメラ1が撮影を開始する時点で、制御装置25はカメラ1の接点24を介して、撮影信号を受け取る。制御装置25はカメラ1の撮影時間、即ちシャッターの開いている時間内に光投射装置4内の発光装置5から光を投射するように制御する。発光装置5は、前記実施形態のいずれか1つのように、1つの発光装置から構成されても複数の発光装置から構成されるものであってもよい。
【0060】
このように構成することで、写真画像12を撮影する短い時間の間のみ、適切に発光装置5から光を投射するようにできる。従って、発光にかかるエネルギを最低限のものとすることができ、エネルギ消費量を抑えることができる。また、発光装置5からの光が誤って目に入る危険性を極力回避しており、仮に誤って目に入った場合においても、その影響は、長時間発光しつづける形態のそれよりも小さくなっている。
【0061】
実施の形態10.
本実施の形態における構成は図23に示された実施の形態9の構成と同一である。本実施形態では、焦点距離の算出のための光点の像14が撮影された第1の写真画像と、像14が撮影されていない第2の写真画像とを連続して撮影可能に構成されている。
【0062】
具体的には、制御装置25は、カメラ1のシャッターが切られた時点で、接点24を介して撮影動作の開始を示す撮影信号を受け取る。撮影信号を受け取った制御装置25は発光装置5から光を投射し、焦点距離算出用の第1の写真画像を撮影する。次にこの写真画像12を用いて焦点距離を算出し、その後、光の投射を中止し、光点の像を有しない、被写体のみが撮影された第2の写真画像を撮影する。
【0063】
このような構成により、実施の形態9の有する有利点を備え、かつ、焦点距離の算出を行いながら、光点の像が付加されていない写真画像を得ることが可能となる。
【0064】
実施の形態11.
上記実施形態において、光投射装置4はレーザ光源を発光装置5に用いているが、本形態においては、ビデオプロジェクタを用いている。
【0065】
本構成では、ビデオプロジェクタが2つ(または3つ)の光点を含むような画像を投影する。このとき、各光点を投影する光の光軸がなす角度は所定値Θとなるように設定される。ビデオプロジェクタのズームおよびピント調節に連動し、常に互いの光が角Θとなるように、投射する画像を調整可能に構成してもよい。さらには、投射する光の輝度を反転させて前記実施形態において明点であった光点を暗点とし、その周囲が明るい画像を投射するように構成してもよい。
【0066】
本構成により、撮影環境が暗い場合においても、光投射装置4が照明の機能をも発揮し、それにより光点7を識別可能としている。
【0067】
また、実施の形態1ないし実施の形態10で投影する光は直線光として説明したが、例えば、所定の角度内に光を投射するスリット光を用いて被写体上に線分等の図形を描くように構成してもよい。スリット光を用い、光軸6aおよび光軸6bで構成される中心角Θの扇形内に光を投射するように構成すれば、投射された線図形の始点および終点をそれぞれ光点7aおよび光点7bとみなして焦点距離を算出することができる。また、光軸6aおよび光軸6bのそれぞれについて、光軸6aまたは光軸6bを含みy軸に平行な面内にスリット光を投射するように構成すれば、光軸6aおよび光軸6bがy軸に十分近い場合、スリット光の像は写真画像12上でY軸に平行な2本の線分となるため、おのおのの線分の同一Y座標、例えばY座標が0の点を光点の像14aおよび14bとみなして焦点距離を算出することができる。以上、2つの光を投射する場合について説明したが、1つの光や3つの光を投射する場合にも、同様に実施できる。また、実施の形態11においても、投影する画像を線分等の図形を含む画像とすることで同様に実施できる。
【0068】
前段のような構成を取ることにより、被写体が光点と類似する場合においても、上記の光点を容易かつ確実に抽出することができるようになり、従って、上記の光点の像14aおよび14bを撮影画像内から容易かつ確実に特定し、前記のような被写体の場合においても焦点距離の算出が可能となる。
【0069】
【発明の効果】
本発明により、マーカを設置することなく焦点距離の算出が可能となる。また、被写体の位置および被写体の設置されている周囲の環境に拠らず、常に安定して正確な焦点距離の算出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の光投射装置の斜視図である。
【図2】実施の形態1のカメラに取り付けられた光投射装置の側面図である。
【図3】光投射装置から投射された光点及び投射光のなす角Θを説明した図である。
【図4】カメラ座標系および画像座標系を示した図である。
【図5】光投射装置からの投射光と、その反射光のうちカメラに入射する光との関係を示す図である。
【図6】撮影される写真画像の一例を示す図である。
【図7】投射光の光軸と投影中心との距離d、投射される光点と投影中心までの距離L、光軸6aと入射光線13aのなす角δ等の関係を示す図である。
【図8】2つ投射光のなす平面がzx平面と平行な場合の、投射光およびその反射光のうちカメラに入射する光との関係を示す図である。
【図9】写真画像の幅W、焦点距離f、および、画角φの関係を示す図である。
【図10】実施の形態1の焦点距離算出処理のフローチャートである。
【図11】実施の形態2の光投射装置の平面図である。
【図12】実施の形態4の光投射装置の平面図である。
【図13】実施の形態5の光投射装置の平面図である。
【図14】実施の形態5において被写体に投射される光点を説明した図である。
【図15】実施の形態5の投射光およびその反射光のうちカメラに入射する光との関係を示す図である。
【図16】投射光がzx平面と平行平面に含まれる場合の、投射光およびその反射光のうちカメラに入射する光との関係を示す図である。
【図17】実施の形態5の焦点距離算出処理のフローチャートである。
【図18】実施の形態6の投射光およびその反射光のうちカメラに入射する光との関係を示す図である。
【図19】実施の形態7の光投射装置の平面図である。
【図20】実施の形態7の投射光およびその反射光のうちカメラに入射する光との関係を示す図である。
【図21】実施の形態7の画像投影面上の垂線の足15aないし15c、投影中心、および、焦点距離fの関係を示す図である。
【図22】実施の形態8の光投射装置の平面図である。
【図23】実施の形態9および10の光投射装置の側面図である。
【符号の説明】
1 カメラ、 2 、 3 被写体、 4 光投射装置、 5および5aないし5c 発光装置、 6および6aないし6c 投射光光軸、 7および7aないし7c 光点、 8 カメラ光軸、 9 カメラ投影中心、 10 画像投影面、 11 主点、 12 写真画像、 13および13aないし13c 光線、 14および14aないし14c 光点の像、 15および15aないし15c 垂線の足、 16 演算装置、 17 グリップ、 18 アクセサリーシュー、 19 調整装置、 20 垂線の足と投影中心を通る直線、 22 ビームスプリッタ、 23 反射鏡、 24 接点、 25 制御装置、 26 カメラの光軸と平行に発光装置を通る直線、 27 フィルム面。
Claims (16)
- 撮像装置で撮影された画像から撮影時の焦点距離及び/又は画角を算出する方法であって、
被写体に対して光を投射するステップ、
前記撮像装置を用いて、前記光を投射するステップによって被写体上に描かれた光点を含む画像を撮影するステップ、
撮影された画像から光点の像の座標を検出するステップ、および、
上記検出された光点の像の座標及び前記所定角度を用いて上記撮像装置の焦点距離及び/又は画角を算出するステップ
を有することを特徴とする方法。 - 前記光を投射するステップが、互いに所定の角をなす2つの光を投射することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記光を投射するステップが、撮像装置の光軸と所定の角をそれぞれなす2つの光を投射することを特徴とする、請求項2に記載の方法。
- 前記光を投射するステップが、互いに所定の角をなす3つの光を投射することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記光を投射するステップが、撮像装置の光軸と所定角度をなす1つの光を投射することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記光を投射するステップは、前記投射する光を、撮像装置の光軸に垂直な直線であって撮像装置の投影中心を通る直線を法線とする面内に含まれ、該直線と直交するか、または、該直線の近傍を通過するように投射することを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の方法。
- 撮像装置で撮影された画像から撮影時の焦点距離及び/又は画角を算出するための光を投射する装置であって、
基準方向と所定の角をなす光を被写体に対して発する投射手段を備えたことを特徴とする光投射装置。 - 前記投射手段は、第1及び第2の発光手段を備え、前記第1発光手段から発せられる光の方向を基準方向とし、第2の発光手段から発せられる光の方向が基準方向と所定角度をなすことを特徴とする請求項7に記載の光投射装置。
- 前記第1及び第2の発光手段の発する2つの光の方向が、前記所定の角度を一定に保った状態で変更可能であることを特徴とする、請求項8に記載の光投射装置。
- 前記光投射手段が、第1、第2及び第3の発光手段を備え、第1、第2及び第3の発光手段から発する3本の光のうち1つの光の方向を基準方向とし、他の2つの光がそれぞれ基準方向と所定角度をなすことを特徴とする、請求項7に記載の装置。
- 前記光投射手段は、撮像装置のレンズの光軸を基準方向とし、基準方向と所定の角度をなす方向に光を発する発光手段を1つのみ備えたことを特徴とする請求項7に記載の光投射装置。
- 前記投射手段が発する光の波長が可変であることを特徴とする、請求項7ないし11のいずれか1つに記載の光投射装置。
- 前記発光手段がレーザ光を発することを特徴とする、請求項7ないし請求項12のいずれか1つに記載の光投射装置。
- 前記撮像手段に固定するためのグリップ手段を備えたことを特徴とする、請求項7ないし請求項13のいずれか一つに記載の光投射装置。
- 前記撮像装置から、撮像装置の撮像動作の開始を示す撮影信号を受信する手段と、該撮影信号により前記発光手段の発光を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする、請求項7ないし請求項14のいずれか一つに記載の光投射装置。
- 前記投射手段がビデオプロジェクタであることを特徴とする請求項7に記載の光投射装置。
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