JP2004293229A - 下枠フラットサッシのレール構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建築物の屋外開口部に備えられた引き違い障子の外障子及び内障子の下框より垂下片51e,61eを垂下させ、略フラット面に形成した下枠上面に細い条状の外障子スライド溝13a及び内障子スライド溝13bを設け、それぞれ上記垂下片を嵌入させた下枠構造において、外障子及び内障子下框に設けた戸車が走行する下枠上面の走行部が曲線的に微小隆起した断面形状からなる擬似レール19a,19bとした。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅等の建築物の屋外開口部に備えられる2枚又は4枚等の引き違い障子が戸車を介して走行する下枠構造に関し、特にゴミや埃が溜まりにくく、清掃がしやすい下枠フラットサッシのレール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
出願人は先にビル住宅用サッシとして、下枠上面をフラットに形成した技術について特許出願している(特開2002−213154)。
その模式図を図8に示す。
障子の戸車のタイヤが走行する部分の下枠上面にV字状のレール部を形成させたものである。
しかし、一般住宅用においては、下枠上面に埃やゴミが溜まりやすく、V字状レール部に一旦埃等が溜まるとその上を戸車が走行して下枠に圧着する恐れがあり、清掃性が低下する恐れが生じた。
また、図9に示すように突条レールを小さくしたとしても、バリアフリーの観点からすれば突起が気になるだけでなく、突起の立ち上がりコーナー部(隅)に埃やゴミあるいは水が溜まりやすかった。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−213154号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような状況を鑑みて、障子下框から垂下片を垂下させ、下枠上面のスライド溝に嵌入させた引き違い障子戸、もしくは片引き障子戸等において、より、バリアフリー化を図ることが出来、障子戸車走行部にゴミや埃あるいは水が溜まりにくく、下枠の清掃がしやすい構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明が上記目的を達成するために講じた手段は、第1に、建築物の屋外開口部に備えられた引き違い障子の外障子及び内障子の下框より垂下片を垂下させ、略フラット面に形成した下枠上面に細い条状の外障子スライド溝及び内障子スライド溝を設け、それぞれ上記垂下片を嵌入させた下枠構造において、外障子及び内障子下框に設けた戸車が走行する下枠上面の走行部が曲線的に微小隆起した断面形状からなる擬似レールとした。
【0006】
ここで、曲線的に微小隆起した擬似レールとは、擬似レールの側面が基底部より傾斜して立ち上がっていることを意味し、仮にゴミ、埃、水(雨水、結露水等)がこの擬似レール部に落ちたとしても曲線状の微小隆起なのでレール部に溜まりにくい。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、擬似レールの長手方向に沿って、この擬似レールの側部近傍に排水溝あるいは排水孔を備えた。
【0008】
このように、擬似レールの側部に排水溝を設けると擬似レール部に仮に埃等が落ちても直に排水溝部に落下するように作用し、水は排水溝からも下枠内に流れ落ちる。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成に加えて、擬似レール頭頂部が、下枠上面の他の平面部分より突出しないように擬似レールの基底部を低くした。
【0010】
これにより、下枠上面フラット化をより推進でき、歩行時に擬似レールに足を乗せても全く気にならない。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3いずれかの発明の構成に加えて、下枠のスライド溝部を清掃しやすいように、下枠上面部材を下枠ベース部に擬似レールとは独立して着脱可能に取り付けた。
【0012】
下枠上面部材を擬似レール部とは関係なく着脱式にしたので、仮に下枠上面部材を長手方向に分割して取り付けたとしても、そのつなぎ目部に戸車が走行することがないので、障子の走行安定性が図れ、つなぎ目部が原因で異音が生じるということもない。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の構成に加えて、外障子1枚と内障子1枚とからなる引き違い2枚戸において、下枠上面部材を召合部を境にして分割して着脱可能に取り付けた。
【0014】
このように、上面部材を召合部を境にして分割し、着脱可能に取り付けることで、上面部材は障子を一方に寄せることで障子を外さなくても容易に着脱が出来る。
【0015】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の構成に加えて、外障子の屋外側に位置する上面部材は、召合部で突き付け状に分割し、外障子スライド溝と内障子スライド溝の間に位置する上面部材は召合部の止水ブロックを境にして左右に分離して取り付けた。
【0016】
このように、外障子スライド溝と内障子スライド溝の間に位置する上面部材は、止水ブロックを境にして左右に分離して取り付けたため、止水ブロックにより内障子スライド溝内を室内側と室外側にシールした状態を実現しながらも、上面部材は障子を一方に寄せることで容易に着脱出来る。
【0017】
請求項7記載の発明は、請求項1〜請求項6記載のいずれかの発明の構成に加えて、外障子用擬似レールの室外側に外障子スライド溝を形成し、内障子用擬似レールの室外側に内障子スライド溝を形成し、内・外障子下框の室外側から垂下片を垂下させて、上記それぞれのスライド溝に嵌入させた。
【0018】
このように、障子下框の屋外側よりから垂下片を垂下することにより、レール上端へ屋外からのゴミや埃が載ることを防止し、レール上を障子戸車がゴミや埃を踏みながら走行することで発生する恐れのある傷を防止することが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明に係るサッシ構造の縦断面図を図1に示し、その横断面図を図2に示す。
また、下枠部分の拡大図を図3に示す。
建築物の躯体開口部に下枠10、上枠20及び室内から室外側に向かって右縦枠30、左縦枠40にて略方形の枠体を形成し、その開口部に室外側から順に、網戸70、外障子50、内障子60がスライド開閉可能に取り付けられている。
なお、網戸は必要に応じて取り付けられるものである。
【0020】
上枠20は、強度が確保しやすいアルミ押出材等の金属製からなる上枠ベース部材20aと20cを樹脂材等の断熱部材20dで連結し、断熱と意匠性を考慮して上枠室内部材20bをその室内側に配設した構造になっている。
【0021】
右縦枠30及び左縦枠40は、それぞれ金属製の縦枠ベース部材30a、40a、の室内側に樹脂製等の縦枠室内部材30b、40bを連結した断熱構造になっている。
【0022】
下枠10の下枠ベース部は、室外側下枠ベース部材11と室内側下枠ベース部材12を断熱部材17にて躯体取付け面1a上で連結して形成されている。
下枠上面には、外障子50の戸車51c及び内障子60の戸車61cが走行する小さな条状の凸部からなる擬似レール19a、19bが形成されている。
下枠上面は、通常その上を通過する際に躓きや嵌り込みの原因となる凹凸のない略フラットに形成されている。
【0023】
図4にレール断面形状を拡大して模式的に表した図を示す。
内障子側擬似レール19bは、基底部4bから角を設けないで、傾斜して側面部2bが立ち上がっている。
なお、図はわかりやすくするため基底部を広く描いてある。
擬似レール19bは、戸車61cの凹部61dが当接し、回転走行する走行部3bが下枠上面に位置する基底部4bから曲線的に微小隆起した断面形状で形成されている。
外障子側擬似レール19aも同様に、走行部3aが微小隆起した断面形状で形成されている。
擬似レール断面形状を曲線的に微小隆起した形状としているため、仮にゴミや埃、水(雨水、結露水等)がこの擬似レール部に落ちたとしても、曲線状の微小隆起であるために、レール部分へ溜まりにくい構造となっている。
また、水が擬似レール上に落ちた場合にも、擬似レールには角が無いために、角部分に水滴が溜まらず、スムーズに流れていく。
【0024】
擬似レール19aの長手方向に沿った室外側側部近傍には、細い条状の外障子スライド溝13aが、その直下に排水溝として外障子下枠排水凹部14aを形成して設けられ、擬似レール19bの長手方向に沿った室外側側部近傍には、細い条状の内障子スライド溝13bがその直下に排水溝として内障子下枠排水凹部14bを形成して設けられている。
仮に、擬似レール上に埃等が落ちた場合でも、これらのスライド溝が擬似レール近傍に設けられているために、埃等はスライド溝からその直下に設けられている下枠排水凹部へ落下するように作用する。
擬似レール近傍には、擬似レールに沿って複数の排水孔を設ける構造としても良い。
【0025】
外障子スライド溝13aの室外側側壁は、室外側下枠ベース部材11に擬似レール19aとは独立して着脱可能に嵌め入れられた下枠上面部材15で形成され、内障子スライド溝13bの室外側側壁も室外側下枠ベース部材11に擬似レール19bとは独立して着脱可能に嵌め入れられた下枠上面部材16で形成されている。
外障子スライド溝13aまたは内障子スライド溝13bへ掃き入れられたゴミは、スライド溝部内を清掃しやすいように下枠上面部材15または下枠上面部材16を取り外すことで、まとめて掃除機等により容易に取り除くことが出来る。
下枠上面部材15、16は、召合部で分割されているため、外障子もしくは内障子を一方に寄せることで簡単に取り外せる。
【0026】
図5に下枠を上方から見た模式図を示す。
図5においては、説明のために外障子と内障子及び網戸の位置を枠状の線で示してある。
上面部材15は見付け方向に分割されて、左右に上面部材15a、上面部材15bとして取り付けられ、召合部で突き付けの状態となっている。
上面部材16は、召合部に設けられ内障子スライド溝13b直下の下枠排水凹部14bを室内側と室外側にシールしている止水ブロック80を境にして左右に上面部材16a、上面部材16bに分離して取り付けられている。
上面部材15は、網戸を一方に寄せることで上方に障子戸等が無い状態となり、上面部材15aもしくは上面部材15bが容易に着脱出来る構造となっている。
上面部材16においては、止水ブロック80へ突き付ける位置が、外障子及び内障子を一方に寄せた状態の召合框の端に合わせて設けてあるため、外障子及び内障子を同時に一方に寄せることで上面部材16aもしくは上面部材16bの上方には障子等が無い状態になり、容易に着脱出来る構造となっている。
これにより、内障子スライド溝13b内を止水ブロック80により室内側と室外側をシールした状態としながら、上面部材16は外障子及び内障子を一方に寄せることで容易に着脱出来る構造となっている。
上面部材は擬似レールとは関係なく独立して着脱できるために、このように下枠上面部材を長手方向に分割したとしても、そのつなぎ目部を戸車が走行することはないため、戸車は安定して走行する。
つなぎ目上を戸車が走行し、異音が生じるということもない。
【0027】
図6は外障子及び内障子を取り外して、下枠の召合部付近を見た図である。
止水ブロック80は、内障子下枠排水凹部14bの召合部位置に嵌め込まれている。
止水ブロック80には、基底ブロック81の上面に上方を向いたモヘア部82a、室内側方向を向いたモヘア部82b及び基底ブロック部81の中腹から上方を向いたモヘア部82cが設けられている。
【0028】
図7に下枠の召合部分の断面図を示す。
止水ブロック80は、基底ブロック部81により内障子スライド溝13b直下に設けられる内障子下枠排水凹部14bの室外と室内のシールを行い、モヘア部82aは外障子下框51下端に摺接して室外と室内のシールを行っている。
モヘア部82bは、内障子下框垂下片61eの室外側側面に摺接して室外と室内のシールを行い、モヘア部82cは内障子下框垂下片61e下端からタイト材61fに摺接して室外と室内のシールを行っている。
【0029】
擬似レール19aを設けている基底部4a及び擬似レール19bを設けている基底部4bの高さは擬似レールを設けていない他の下枠上面より低く形成されている。
下枠上面部材15、16及び上面部材111の上面の平面で構成されるフラット頂面110の高さは、擬似レール19a及び19bの頭頂部5a及び5bと略同じ高さであり、擬似レールが擬似レールを設けていない下枠上面の他の平面部分より構成されるフラット頂面110部分から突出しない良好な状態の下枠上面略フラット状態が形成されている。
これにより、歩行時に擬似レール上に足を乗せても全く気にならない。
【0030】
外障子は、外障子下框51、外障子上框52、及び外障子戸当り框53と外障子召合框54にて略方形の枠を形成し、内側にガラス55等が装着されている。
なお、図1、図2に示す例では、二重のペアガラスタイプになっている。
また、上記下框、上框、戸当り框は、それぞれ金属製のベース部材51a、52a、53aの室内側に樹脂材等の断熱部材からなる室内部材51b、52b、53bが連結されたクラッドサッシ構造となっている。
【0031】
外障子下框構造を図3にて説明する。
外障子の下框51の室外側よりから外障子下框垂下片51eが垂下され、下枠上面に形成した外障子用スライド溝13aに嵌入するようになっている。
外障子下框垂下片51eの室内側には、タイト材51fが取り付けられ、下枠のスライド溝側壁(下枠凹部)との間をシールする。
外障子下框の底部と下枠上面との間にタイト材を取り付けてもよい。
外障子下框底部には戸車51cが取り付けられ、戸車のタイヤの外周中央部は凹部形状51dになっていて、擬似レール19aと当接回転するようになっている。
【0032】
内障子60は、内障子下框61、上框62、戸当り框63、召合框64で略方形の枠を形成され、ガラス65等が取り付けられている。
なお、図1、図2に示す例では、二重のペアガラスタイプになっている。
また、上記下框、上框、戸当り框、召合框は、それぞれ金属製のベース部材61a、62a、63a、64aの室内側に樹脂材等の断熱部材からなる室内部材61b、62b、63b、64bが連結されたクラッドサッシ構造となっている。
【0033】
内障子の下框61の室外側よりから内障子下框垂下片61eが垂下され、下枠上面に形成した内障子用スライド溝13bに嵌入するようになっている。
本実施例においては、外障子下框の垂下片が室外側よりからのみ垂下され、内障子も内障子下框の室外側よりからのみ垂下片を垂下させた構造になっている。
このように、障子下框の屋外側よりから垂下片を垂下することにより、レール上端へ屋外からのゴミや埃が載ることを防止し、レール上を障子の戸車がゴミや埃を踏みながら走行することで発生する恐れのある傷を防止している。
内障子下框垂下片61eの室内側にはタイト材61fが取り付けられ、下枠のスライド溝側壁(下枠凹部)との間をシールする。
内障子下框底部には戸車61cが取り付けられ、戸車のタイヤの外周中央部は凹部形状61dになっていて、擬似レール19bと当接回転するようになっている。
【0034】
外障子50には取っ手121が、内障子60には取っ手122が設けられている。
外障子50の取っ手121は、外障子50の開放を使用者がスムーズに行えるようにする他に、その柄部121aが外障子50の全開放時に内障子召合框64に当接し、開放規制するストッパ機能も有している。
内障子60には、戸当框63の取っ手122に対向する位置にストッパ部材122aが設けられ、内障子60全開放時にストッパ部材122aが外障子召合框54に当接し、開放規制する。
このように、障子の開放規制のためのストッパを下枠部分には設けておらず、下枠の略フラット構造はストッパの突起を設けることなく、良好に実現されている。
【0035】
網戸70は、下框71、上框72、左右の縦框73、74にて略方形の枠を形成し、枠内に網75が張設されている。
網戸の下框には室内側よりから垂下片が垂下され、下枠のスライド溝に嵌入し、この垂下片と下枠のスライド溝にて虫押えラインを形成している。
【0036】
【発明の効果】
本発明においては、レールの下枠上面の平面部分からの立ち上がりを角を設けずに微小隆起した曲線で行うことにより、ゴミ、埃、水(雨水、結露水等)が擬似レール部分に溜まりにくい。
【0037】
また、擬似レールの側部に排水溝もしくは排水孔を設けると、埃や水は擬似レール上から排水溝もしくは排水孔へ落下するように作用し、水は下枠内へ流れ落ちる。
【0038】
擬似レールの頭頂部は、擬似レールを設けていない他の下枠上面の平面部より突出しない高さに形成することで、レールの存在が意識されない程の良好な下枠上面フラット状態が実現出来、歩行時にレール上へ足を乗せても全く気にならなくなる。
【0039】
スライド溝部を形成している下枠上面部材は、擬似レールとは独立して着脱できるために、長手方向に分割して取り付けても、そのつなぎ目部を戸車が走行することはないため障子の走行安定性が図れ、また、つなぎ目が原因で異音が生じることもない。
上面部材を召合部を境にして分割し、外障子スライド溝と内障子スライド溝の間に位置する上面部材は、止水ブロックを境にして左右に分離して取り付けたため、止水ブロックにより内障子スライド溝内を室内側と室外側にシールした状態を実現しながらも、上面部材は外障子及び内障子を一方に寄せることで容易に着脱出来スライド溝内の清掃を行える構造を実現した。
【0040】
障子下框の屋外側よりから垂下片を垂下することにより、レール上端へ屋外からのゴミや埃が載ることを防止し、レール上を障子の戸車がゴミや埃を踏みながら走行することで発生する恐れのある傷を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレール形状を適用したサッシの縦断面図を示す。
【図2】本発明に係るレール形状を適用したサッシの横断面図を示す。
【図3】本発明に係るレール形状を適用したサッシの下枠の拡大図を示す。
【図4】本発明に係るレール形状の模式的な断面図を示す。
【図5】下枠を上方から見た模式図を示す。
【図6】下枠の召合部付近を見た図を示す。
【図7】召合位置の下枠付近の断面図を示す。
【図8】従来のV字状のレール形状例を示す。
【図9】従来の突条レール形状例を示す。
【符号の説明】
1 躯体取付け部
1a 躯体取付け面
2b 擬似レール側面部
3a、3b 戸車走行部
4a、4b 基底部
5a、5b 擬似レール頭頂部
10 下枠
11 室外側下枠ベース部材
12 室内側下枠ベース部材
13a 外障子用スライド溝
13b 内障子用スライド溝
14a 外障子用下枠排水凹部
14b 内障子用下枠排水凹部
15、15a、15b 下枠上面部材
15c、15d 断熱部材
16、16a、16b 下枠上面部材
17 断熱部材
18 下枠排水穴
18a 逆止弁
19a、19b 擬似レール
20 上枠
20a、20c 上枠ベース部材
20b 上枠室内部材
20d 断熱部材
30 右縦枠
30a 右縦枠ベース部材
30b 右縦枠室内部材
40 左縦枠
40a 左縦枠ベース部材
40b 左縦枠室内部材
50 外障子
51 外障子下框
51a 外障子下框ベース部材
51b 外障子下框断熱室内部材
51c 外障子戸車
51d 外障子戸車凹部
51e 外障子下框垂下片
51f 外障子下框タイト材
60 内障子
61 内障子下框
61a 内障子下框ベース部材
61b 内障子下框断熱室内部材
61c 内障子戸車
61d 内障子戸車凹部
61e 内障子下框垂下片
61f 内障子下框タイト材
70 網戸
80 止水ブロック
81 基底ブロック部
82a、82b、82c モヘア部
110 フラット頂面
111 上面部材
121、122 取っ手
121a 柄部
122a ストッパ部材
Claims (7)
- 建築物の屋外開口部に備えられた引き違い障子の外障子及び内障子の下框より垂下片を垂下させ、略フラット面に形成した下枠上面に細い条状の外障子スライド溝及び内障子スライド溝を設け、それぞれ上記垂下片を嵌入させた下枠構造において、外障子及び内障子下框に設けた戸車が走行する下枠上面の走行部が曲線的に微小隆起した断面形状からなる擬似レールとしたことを特徴とする下枠フラットサッシのレール構造。
- 擬似レールの長手方向に沿って、この擬似レールの側部近傍に排水溝あるいは排水孔を備えたことを特徴とする請求項1記載の下枠フラットサッシのレール構造。
- 擬似レール頭頂部が、下枠上面の他の平面部分より突出しないように擬似レールの基底部を低くしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の下枠フラットサッシのレール構造。
- 下枠のスライド溝部を清掃しやすいように、下枠上面部材を下枠ベース部に擬似レールとは独立して着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の下枠フラットサッシのレール構造。
- 外障子1枚と内障子1枚とからなる引き違い2枚戸において、下枠上面部材を召合部を境にして分割して着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項4記載の下枠フラットサッシのレール構造。
- 外障子の屋外側に位置する上面部材は、召合部で突き付け状に分割し、外障子スライド溝と内障子スライド溝の間に位置する上面部材は召合部の止水ブロックを境にして左右に分離して取り付けたことを特徴とする請求項5記載の下枠フラットサッシのレール構造。
- 外障子用擬似レールの室外側に外障子スライド溝を形成し、内障子用擬似レールの室外側に内障子スライド溝を形成し、内・外障子下框の室外側から垂下片を垂下させて、上記それぞれのスライド溝に嵌入させたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の下枠フラットサッシのレール構造。
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