JP2004290851A - 柱状触媒または柱状触媒担体の選別方法 - Google Patents

柱状触媒または柱状触媒担体の選別方法 Download PDF

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Kazuya Tsuchimoto
和也 土本
Osamu Yamanishi
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Abstract

【課題】規定長(L)以下の長さ(L)の柱状触媒類(1)を容易に選別できる方法を提供する。
【解決手段】本発明の選別方法は、内周面(21)に凹部(3)が設けられ回転自在に略水平に横設された回転ドラム(2)を回転させて、この凹部(3)によって、規定長(L)以下の長さ(L)の柱状触媒類(1)をすくい上げ、この回転ドラム(2)内に設置された受具(4)に落下させて集める。規定長(L)を超える長さ(L)の柱状触媒類(1’)は、そのまま回転ドラム(2)の底部(22)に落下する。凹部の径(d)は柱状触媒類の規定長(L)の0.8〜1、深さ(h)は柱状触媒類(1)の径(d)の0.5〜1である。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は柱状触媒または柱状触媒担体の選別方法に関し、詳しくは規定長以下の長さの柱状触媒または柱状触媒担体を選別して得る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
柱状触媒は、柱状に成形された触媒であって、例えば不飽和アルデヒド、不飽和カルボン酸を合成するための触媒(特許文献1:特開平09−052053号公報、特許文献2:特開2001−096162号公報)、イソブチレン、メタクロレインを製造するための触媒(特許文献3:特開平07−010782号公報)などとして用いられている。また、柱状触媒担体は、柱状に成形された触媒担体であって、通常は、この触媒担体上に触媒成分が担持されて使用される。
【0003】
かかる柱状触媒および柱状触媒担体(以下、柱状触媒類と称する。)は、例えば粉末状の触媒原料または担体原料を溶剤と混練しながらダイから押し出しつつ、規定の長さで切断する方法や、切断後さらに焼成する方法で製造されている。得られた柱状触媒類は、そのままで、例えば多管式反応装置を構成する反応管などに充填されて用いられる(特許文献1)。また、柱状触媒担体は、触媒成分を担持して柱状触媒として用いられる。
【0004】
かかる柱状触媒類は、長さが規定長以下であることが、反応管の中に均一に充填できる点で好ましい。このため、得られた柱状触媒類に規定長を超える長さの柱状触媒類が混入していると、手作業で選別して取り除いていた。
【0005】
【特許文献1】特開平09−052053号公報
【特許文献2】特開2001−096162号公報
【特許文献3】特開平07−010782号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明者は、規定長以下の長さの柱状触媒類を容易に選別できる方法を開発するべく鋭意検討した結果、内周面に凹部が設けられた回転ドラム内で、規定長以下の長さの柱状触媒類をこの凹部によってすくい上げて、回転ドラム内に設置された受部に落下させて集めることとすれば、規定長以下の長さの柱状触媒類を容易に選別できることを見出し、本発明に至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、内周面(21)に凹部(3)が設けられ回転自在に略水平に横設された回転ドラム(2)の中に柱状触媒類(1、1’)を入れ、前記回転ドラム(2)を回転させて、
前記柱状触媒類(1、1’)のうち規定長(L)以下の長さ(L)の柱状触媒類(1)を前記凹部(3)によってすくい上げ、前記回転ドラム(2)内に設置された受部(4)に落下させることを特徴とする柱状触媒類(1)の選別方法を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1および図2を用いて本発明の選別方法を説明する。図1には、本発明の選別方法で選別される柱状触媒類の斜視図を示す。図2には、本発明の選別方法に使用される回転ドラム(2)の横断面図を示し、図3には、回転ドラムの縦断面図を示し、図4には凹部(3)を拡大して示す。
【0009】
図1に示すように、柱状触媒類(1)の断面形状は、円形であってもよいし(図1(a))、楕円形であってもよいし(図1(b))、星型であってもよい。また、柱状触媒は中実構造であってもよいし(図1(a)〜(b))、中空構造であってもよい(図1(c))。かかる柱状触媒類(1)の径(d)は通常1mm〜10mmであり、規定長(L)は通常2mm〜20mm程度である。ここで径(d)は最大径で示され、通常は径(d)よりも長さ(L)が大きい。
【0010】
本発明の方法で用いられる回転ドラム(2)は、内周面(21)に凹部(3)が設けられている。この凹部の径(d)は柱状触媒類(1)の規定長(L)と等しいか、これよりも僅かに小さい程度、具体的には柱状触媒類の規定長(L)の0.8倍以上1倍以下程度である。0.8倍未満では、柱状触媒類(1)をすくい上げにくくなる傾向にある。1倍を超えると、受部(4)に規定長(L)を超える長さ(L)の柱状触媒類(1’)が混入するおそれがある。凹部(3)の深さ(h)は、柱状触媒類(1)の径(d)の0.5倍以上1倍以下程度である。径(d)を超える深さ(h)であると、規定長(L)を超える長さ(L)の柱状触媒類(1’)が混入するおそれがあり、0.5倍未満では、規定長(L)と等しいか、これよりも僅かに小さい長さ(L)の柱状触媒類(1’)を集めることができなくなるおそれがある。回転ドラムの内周面(21)には通常、かかる凹部(3)が全面に亙って多数設けられている。
【0011】
かかる回転ドラム(2)は、回転自在に略水平に横設されており、厳密に水平であってもよいが、実用的には実質的に水平に設置されて入ればよい。回転ドラムの内周径(d)は通常10cm〜1m程度、長さ(L)は通常20cm〜2m程度である。
【0012】
本発明の選別方法では、かかる回転ドラム(2)を回転させる。回転ドラム(2)を回転させることで、回転ドラム(2)内の柱状触媒(1、1’)は、回転ドラムの内周面(21)に設けられた凹部(3)に嵌まり込み、回転ドラム(2)の回転に伴なってすくい上げられる。
【0013】
図3に示すように、長さ(L)が規定長(L)よりも長い柱状触媒類(1’)が凹部(3)に嵌まり込むと、回転ドラム(2)が僅かに回転したところで、この柱状触媒(1)は凹部(3)から抜け落ち、そのまま回転ドラムの底部(22)に落下する。
【0014】
長さ(L)が規定長(L)と等しいか、これよりも小さい柱状触媒類(1)が凹部(3)に嵌まり込んだ場合、この柱状触媒類(1)は、回転ドラム(2)がさらに回転するまで凹部(3)に保持されて、すくい上げられる。すくい上がられた柱状触媒類(1)が、凹部(3)から抜け出して、落下するところには、受部(4)が設置されていて、長さ(L)が規定長(L)以下の柱状触媒(1)は受部(4)上に落下する。
【0015】
受部(4)は回転ドラム(2)内の長さ方向に全体に亙って設けられ、回転ドラムによってすくい上げられたのち、落下してくる柱状触媒類(1)を受け止める部材である。かかる受部(4)の位置は、凹部(3)から落下してくる柱状触媒類(1)を受け止めることができる位置であればよく、回転ドラム内であまりに高い位置に受部(4)を設置すると、規定長(L)と等しいか、これよりも僅かに短い程度の長さ(L)の柱状触媒類(1’)を集めることができなくなるおそれがある。あまりに低い位置に設置すると、規定長(L)を超える長さ(L)の柱状触媒(1’)が混入するおそれがある。
【0016】
受部(4)の幅(W)は、落下してくる、長さ(L)が規定長(L)以下の柱状触媒類(1)を受け止めることができる程度であればよく、あまりに広いと、規定長(L)を超える長さ(L)の柱状触媒類(1’)が混入するおそれがあり、あまりに狭いと、規定長(L)以下の長さ(L)の柱状触媒類(1)を受け止めることができないおそれがある。
【0017】
回転ドラム(2)の回転を続けることで、受部(4)上には、規定長(L)と等しいか、これよりも短い長さの柱状触媒(1)が集められ、回転ドラムの底部(22)には、規定長(L)を超える長さ(L)の柱状触媒類(1’)が凹部(3)からそのまま落下して、ここに集められる。受部(4)に落下したのちの柱状触媒類(1)は、回転ドラムの回転を止めて取り出してもよいし、回転ドラムを回転させながら取り出してもよい。
【0018】
受部(4)から取り出された柱状触媒または柱状触媒担体(1)は、長さ(L)が規定長(L)以下であるので、この柱状触媒(1)や、この柱状触媒担体(1)に触媒成分を担持させた柱状触媒は、反応管などに均一に充填することが容易である。
【0019】
【発明の効果】
本発明の選別方法によれば、規定長以下の長さの柱状触媒類を容易に選別して、集めることができる。
【0020】
【実施例】
以下、実施例によって本発明をより詳細に説明するが、本発明はかかる実施例によって限定されるものではない。
【0021】
実施例1
内径(d)が40cm、長さ(L)が50cmで、内周面(21)には、径(d)が12mmで深さ(h)が6mmの凹部(3)が多数設けられた回転ドラム(2)を略水平に横設し、この回転ドラム(2)の中に、直径(d)が4.8mm〜5.5mmで長さ(L)が6mm〜8mmの円柱状の触媒125kgを入れた。用いた触媒には、長さ(L)が規定値(L)12mmを超えるものが混入していた。回転ドラム(2)の中には、回転ドラム(2)の内周面(21)の底部(22)から25cmの位置に幅27cmの受部(4)が回転ドラム(2)の長さ方向に亙って設置されていた。
【0022】
この回転ドラム(2)を長さ方向の回転中心を回転軸として19.6回転/分(rpm)の回転速度で回転させたところ、受部(4)上には規定値(L)12mm以下の長さの円柱状触媒(1)だけが集められた。回転を開始してから90分後に回転を止めたところ、受部(4)上に集められた円柱状触媒(1)は全て、長さが12mm以下であった。回転ドラム(2)の底部に残った円柱状触媒(1’)は全て、長さが12mmを超えていた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の選別方法で選別される柱状触媒類の一例を模式的に示す斜視図である。
【図2】本発明の選別方法に用いられる回転ドラムの一例を模式的に示す正面図である。
【図3】本発明の選別方法に用いられる回転ドラムの一例を模式的に示す断面図である。
【図4】回転ドラムの内周面に設けられる凹部を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1:長さが規定値以下の柱状触媒類
1’:長さが規定値を超える柱状触媒類
:柱状触媒類の径 L:柱状触媒類の長さ
2:回転ドラム 21:回転ドラムの内周面 22:底部
:回転ドラムの内周径 L:回転ドラムの長さ
3:凹部 d:凹部の内径 h:凹部の深さ
4:受部 w:受部の幅

Claims (2)

  1. 内周面に凹部が設けられ回転自在に略水平に横設された回転ドラムの中に柱状触媒または柱状触媒担体を入れ、前記回転ドラムを回転させて、前記柱状触媒または柱状触媒担体のうち規定長以下の長さの柱状触媒または柱状触媒担体を前記凹部によってすくい上げ、前記回転ドラム内に設置された受部に落下させることを特徴とする柱状触媒または柱状触媒担体の選別方法。
  2. 前記凹部の径が、柱状触媒または柱状触媒担体の規定長の0.8倍以上1倍以下であり、深さが柱状触媒または柱状触媒担体の径の0.5倍以上1倍以下である請求項1に記載の選別方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2013141121A1 (ja) * 2012-03-19 2015-08-03 三菱レイヨン株式会社 柱状体分別方法および柱状体分別装置

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