JP2004289741A - 映像加工パラメータ設定装置および映像加工パラメータ設定用プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】映像信号処理装置1、映像加工パラメータ設定装置2により、映像処理装置(ビジュアル・ミキサ装置)となる。パラメータ値一括指定部3は、シーンデータメモリ6に記憶された複数のパラメータの値を一括指定する複数のシーンデータを、アルペジェータパターンメモリ7に記憶された順序に従って指定する。変更処理部4は、映像加工パラメータの値を、チェンジタイムに対応するタイミングから変更処理を開始し、映像信号処理装置1に現に設定している値から、シーンデータとして一括指定される複数のパラメータの値に、時間をかけた変更処理を行い、次の切り替えタイミングにおいて変更処理を完了する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像加工パラメータ設定装置および映像加工パラメータ設定用プログラムに関するものである。
特に、1または複数チャンネルの映像信号を入力して映像処理を行うビジュアル・ミキサ(ビデオミキサ)装置に適したものである。
【0002】
【従来の技術】
音楽イベント等において、ライブ演奏のステージを撮影して得られる映像信号、ビデオテープレコーダから再生される映像信号、あるいは、パーソナルコンピュータから出力される映像信号などの、複数の映像信号の合成、切り替えなどを行い、後ろのスクリーンに映像を映す機能を有するビジュアル・ミキサ装置が知られている。
このようなビジュアル・ミキサ装置を用い、いわゆるVJ(Visual Jockey)と呼ばれる映像オペレータが、実演奏に合わせて映像加工パラメータの設定操作を行うことにより、入力チャンネルを選択したり、オンオフしたり、各入力チャンネルの映像信号や合成された映像信号に対して視覚的な映像効果を付与したりしている。
【0003】
映像オペレータは、従来、2つの入力チャンネルの映像信号のフェードやスイッチング等の切り替えや、各入力チャンネルの映像信号に映像効果を付与することが主であったが、特許文献1等で知られているように、シーンデータの記録再生機能を有するものが提案されている。
このビジュアル・ミキサ装置によれば、操作パネル上の複数の操作子による映像加工パラメータの設定状態を、一括してシーンデータ(リアルタイムシーンデータ)として記憶装置に記録しておき、その後にシーンデータの再生操作をすれば、何チャンネルであっても、操作パネル上の各操作子による映像加工パラメータの設定状態が一括して再現される。
なお、ビデオテープレコーダのように映像信号そのものを記録して再生するものではなく、再生された映像加工パラメータによって、入力された映像信号を切り替えあるいは合成したり、映像効果等を加えたりするものである。
【0004】
このようなシーンデータの再生機能を用いれば、入力チャンネルの数が増えても、映像オペレータは、映像加工パラメータの設定を、ワンタッチで切り替えることができることから、リアルタイム性を残しつつ操作を半自動化することができる。その結果、音楽イベントなどにおいて、例えば、ライブでの多チャンネルの映像に対し、なるべくリアルタイムで直感的に面白い編集操作ができる。
しかし、単調で退屈な映像変化にならないように、映像加工パラメータを次々に切り替えたい場合がある。このような場合、オペレータは、シーンスイッチを次々に切り替えなければならない。
また、映像加工パラメータを映像内容および音楽演奏などの時間進行に合わせて切り替えたい場合がある。このような場合、オペレータは、時間進行に合わせてシーンデータを切り替えなければならない。
このように、一般のユーザが、都合よいタイミングで切り替わる出力映像を作り込むことはむずかしかった。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−262179号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、パラメータの設定を簡単な操作で一括して行えるとともに、繰り返して指示される切り替えタイミングに合わせた映像加工ができる映像加工パラメータ設定装置および映像加工パラメータ設定用プログラムを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項1に記載の発明においては、映像信号処理装置に複数のパラメータの値を設定する映像加工パラメータ設定装置であって、パラメータ値一括指定手段と、切り替えタイミングの出力を繰り返す切り替えタイミング出力手段と、前記映像信号処理装置に対して設定する前記複数のパラメータの値を、前記切り替えタイミングにおいて、一括指定される前記複数のパラメータの値に変更する変更処理手段を有するものである。
従って、複雑なパラメータの設定であっても一括して設定が行えるとともに、繰り返し出力される切り替えタイミングに合わせた映像加工が、オペレータの簡単な操作で実現できる。その結果、オペレータの操作を補助して、音楽や映像などの時間進行に合致した映像加工が可能となる。切り替えタイミングに所定の繰り返し周期を設定することができる。
【0008】
なお、上述したパラメータ値一括指定手段は、複数の前記シーンデータを指定可能なものであって、該複数のシーンデータの中から1つずつシーンデータを順次指定するものとすることができる。その結果、オペレータの意図に合うように映像加工を順次切り替えることができる。
上述した変更処理手段は、映像信号処理装置に対して設定する複数のパラメータの値を、変更開始タイミングにおいて現に設定している値から、上述したパラメータ値一括指定手段により一括指定される複数のパラメータの値まで、時間をかけて変更する機能を持たせることができる。その結果、例えば、クロスフェード補間処理のような、時間をかけた変更処理により、映像加工のなめらかな変更が、オペレータの簡単な操作で実現できる。
また、上述した複数のパラメータ値は、少なくとも、1または複数チャンネルの映像のサイズおよびまたは配置を指定するものとすればよい。
【0009】
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の映像加工パラメータ設定装置において、切り替えタイミングの系統を切り替える系統切り替え手段を有し、前記切り替えタイミング出力手段は、繰り返し周期を個別に設定可能な複数系統の切り替えタイミングを出力可能なものであり、前記系統切り替え手段により、前記複数系統の切り替えタイミング中の1つの系統の切り替えタイミングを出力するものである。
従って、パラメータを一括指定する切り替えタイミングを、オペレータが状況に応じて変更することができる。
【0010】
なお、請求項2に記載の映像加工パラメータ設定装置において、前記切り替えタイミング出力手段は、従となる系統の切り替えタイミングの繰り返し周期を、主となる系統の切り替えタイミングの繰り返し周期を基準として相対的に設定するものとしてもよい。
この場合、従となる系統の切り替えタイミングを、主となる系統の切り替えタイミングの繰り返し周期から少し変更したいとき、その繰り返し周期の設定が容易になる。
【0011】
また、請求項2に記載の映像加工パラメータ設定装置において、前記切り替えタイミング出力手段は、前記主となる系統の切り替えタイミングから、前記従となる系統の切り替えタイミングに切り替えられるときは、前記従となる系統の切り替えタイミングの位相をリセットして前記従となる系統の切り替えタイミングを出力するものとしてもよい。
この場合、従となる系統の切り替えタイミングを、主となる系統の切り替えタイミングの繰り返し周期から変更したいときに、従となる系統の切り替えタイミングが直ちに出力されるので、パラメータ値一括指定手段が直ちにパラメータを一括指定できるので、状況に素早く対応することができる。
【0012】
なお、前記切り替えタイミング出力手段が、前記系統切り替え手段により、前記従となる系統の切り替えタイミングから、前記主となる系統の切り替えタイミングに切り替えられるときは、前記主となる切り替えタイミングの位相をリセットすることなく、前記主となる系統の切り替えタイミングを出力するようにすれば、従となる系統の切り替えタイミングによる出力を一時的に行った後、定常状態に戻すために、主となる切り替えタイミングに切り替えたとき、主となる切り替えタイミングに元の位相関係で戻すことができる。
また、前記切り替えタイミング出力手段は、操作子の操作により入力される少なくとも2回のタイミングの時間間隔に応じて、前記切り替えタイミングの繰り返し周期を設定することができる。
【0013】
なお、請求項1に記載の映像加工パラメータ設定装置において、前記パラメータ値一括指定手段は、前記複数のパラメータの値を一括指定する際に、前記切り替えタイミング出力手段から出力される前記切り替えタイミングの位相をリセットして前記切り替えタイミングを出力させる第1のモードと、該切り替えタイミングの位相をリセットしない第2のモードとを有し、前記モードが指定されることにより前記切り替えタイミングの位相を制御するものとしてもよい。
この場合、複数のパラメータの値を一括指定する際に、繰り返し出力されるそれまでの切り替えタイミングの位相関係を維持させた方がよい場合と、直ちに切り替えタイミングの出力をすることにより直ちに一括指定させた方がよい場合に応じて、第1,第2のモードを選択することができる。
例えば、現在選択中のシーンデータと同じシーンデータを再度一括指定する場合は直ちに一括指定を行い、異なるシーンデータを一括指定する場合は位相関係を維持させたまま、次に来る切り替えタイミングの出力により一括定を行うことができる。なお、上述したようなシーンデータの指定内容に依存せずに、オペレータが任意に上述した第1,第2のモードを選択する方法を採用してもよい。
【0014】
請求項3に記載の発明においては、映像信号を入力し該映像信号を複数のパラメータの値に応じて加工して出力する映像信号処理装置に対し、前記複数のパラメータの値を設定する映像加工パラメータ設定用プログラムであって、コンピュータに実行させることにより、請求項1に記載の映像加工パラメータ設定装置を実現することができる。
同様に、請求項2記載の映像加工パラメータ設定装置も、それに対応した映像加工パラメータ設定用プログラムをコンピュータに実行させることにより、実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の映像加工パラメータ設定装置の実施の一形態を説明するための機能構成図である。
図中、1は映像信号処理装置、2は映像加工パラメータ設定装置であって、両装置により、映像処理装置、具体的にはビジュアル・ミキサ装置となる。
映像信号処理装置1は、映像信号として動画,静止画を入力し、映像信号を加工処理して出力する。1または複数(1〜N)の入力チャンネルの映像信号を同時に入力し、映像信号の加工処理をしつつ、少なくとも1つの出力チャンネルの映像信号を映像表示装置に出力する。
映像信号は、例えば、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダ、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ、パーソナルコンピュータ等から入力される。
一方、出力チャンネルの映像信号は、モニタディスプレイ、ビデオプロジェクタ等に出力される。図示の出力チャンネルは1つであるが、例えば、オペレータのモニタ用チャンネルが考えられるように、異なるミキシング処理をして出力されるチャンネルが複数設けられてもよい。
【0016】
映像加工パラメータ設定装置2は、映像信号処理装置1が映像信号を加工するための複数のパラメータの値を設定するものである。
この映像加工パラメータ設定装置2は、切り替えタイミング(繰り返し出力される拍タイミング)の指示によりシーンデータを切り替える機能、アルペジェータパターンでシーンデータを順次切り替える機能、クロスフェード補間処理のような、時間をかけた変更処理を行う機能を有する点で、従来の「リアルタイム・シーンデータ」とは異なっている。また、上述した諸機能の組み合わせにより、種々の実施の形態が得られる。
従来の「リアルタイム・シーンデータ」の再生も可能であるし、従来の「リアルタイム・シーンデータ」の再生に対しても、繰り返し出力される拍タイミングでシーンデータを切り替えたり、時間をかけた変更処理をする機能をもたせたりすることができる。
【0017】
パラメータ値一括指定部3は、シーンデータメモリ6およびアルペジェータパターンメモリ7を有する。パラメータ値一括指定部3は、シーンデータメモリ6に記憶された複数のパラメータの値を「ビジュアル・アルペジェータ・シーンデータ」として一括指定するとともに、複数種類のシーンデータを指定可能なものである。
シーンデータとして一括指定されるパラメータ値としては、図2(a),図6等を参照して後述するが、1または複数の入力チャンネルに割り当てる映像信号の選択,入力チャンネルのオンオフ,入力チャンネルの映像配置を指定するものが含まれるとよい。各入力チャンネルの映像信号の画質を任意に指定することもできる。
シーンデータを順次指定することにより、入力チャンネルに割り当てられる映像が変更されたり、画面上の表示位置が変更されたりするので、印象の強い効果的な映像信号を出力することができる。
【0018】
パラメータ値一括指定部3は、複数の「ビジュアル・アルペジェータ・シーンデータ」の中から1つずつ、アルペジェータパターンメモリ7に記憶された所定の順序に従って順次指定することができる。その結果、複数のシーンデータを所定の順序で順次指定できることになり、複雑な映像加工が、オペレータの簡単な操作で実現することができる。
上述した「ビジュアル・アルペジェータ」という用語は、一般的な技術用語ではない。
鍵盤楽器やギターの演奏において、「アルペジオ(arpeggio)」は、和音構成音のそれぞれを時間をずらせて演奏するという「分散和音演奏」を意味している。本明細書において、「ビジュアル・アルペジェータ」(以下、単に「アルペジェータ」という)という用語は、入力された1または複数の入力チャンネルの映像信号に対する、映像加工パラメータのセットであるシーンデータを、所定の順序を指定するアルペジェータパターン(一種のシーケンスパターンである)で順次切り替えて行くという、映像加工パラメータの一つの設定手法の意味で使用している。
以下の記載では、原則として、本発明に関係する「アルペジェータ・シーンデータ」を、単に「シーンデータ」ということにする。
【0019】
変更処理部4は、各種の設定スイッチ、設定ボリューム、フェーダ等の各操作子に対応する複数の各映像加工パラメータの値を映像信号処理装置1に設定する。
変更処理部4は、また、アルペジェータ自動再生(ドライブ)モードにおいて、再生スイッチが操作されたとき、パラメータ値一括指定部3により、複数のパラメータの値を、シーンデータメモリ6から再生されるシーンデータとして一括指定される複数のパラメータの値に変更し、映像信号処理装置1に設定する。シーンデータは、既に説明したように、複数の中から1つずつ所定の順序に従って再生される。
【0020】
変更処理部4は、切り替えタイミング指示部5から切り替えタイミングが入力される毎に、複数のパラメータの値を、パラメータ値一括指定部2により順次指定されるシーンデータとして一括指定される、複数の対応するパラメータの値に変更する。
切り替えタイミング出力部5の内部には、周期を設定可能な拍タイミング発生部8があり、ここから繰り返して出力される拍タイミングにより、切り替えタイミングを出力することができる。従って、拍タイミングに同期してシーンデータを切り替えることができ、音楽や映像などの時間進行に合致した映像加工が、オペレータの簡単な操作で実現できる。
トリガスイッチが操作されたタイミングで切り替えタイミングを出力してシーンデータを変更することもできる。
拍タイミングに代えて、切り替えタイミングの箇々の発生タイミングを時間やクロック数で任意に設定してもよい。
【0021】
変更処理部4は、また、映像加工パラメータの値を、チェンジタイムに対応するタイミングから変更処理を開始し、映像信号処理装置1に現に設定している値から、シーンデータとして一括指定される複数のパラメータの値に、時間をかけた変更処理を行うようにしてもよい。その際、当該切り替えタイミングにおいて、変更処理を完了し映像信号処理装置1に設定するようにする。変更処理の完了時には、シーンデータとして一括指定された複数のパラメータの値になっている。
オペレータがチェンジタイムダイアルを操作することにより、隣り合う拍位置間において、映像加工パラメータの変更処理の開始タイミングを設定できる。
【0022】
パラメータ値一括指定部3は、シーン記録スイッチが操作されたときに、操作パネル上の複数の設定スイッチ,設定ボリューム,フェーダ等に対応した映像加工パラメータのうち、予めシーンデータとして保存することを決めたパラメータについて、操作量に応じた値をシーンデータメモリ6に保存できる。その際、シーンスイッチの操作により保存先を指定するので、複数のシーンデータを記録できる。
一方、パラメータ値一括指定部3は、パターン記録スイッチが操作されたときに、シーンスイッチを所望の順序で操作することにより、この順序をアルペジェータパターンメモリ7に保存することができる。その際、パターンスイッチの操作により保存先を指定するので、複数のアルペジェータパターンを記録できる。
【0023】
上述したシーンデータやアルペジェータパターンは、予めプリセットして工場出荷されたものを記憶装置に保存しておいてもよい。
操作パネル上の操作子に対応しない映像加工用のパラメータをシーンデータに含ませてもよい。
また、シーンデータやアルペジェータパターンを、予め決められたアルゴリズムで自動作成するようにしてもよい。この場合、アルゴリズムを記憶しておくだけでよい。
【0024】
図2は、図1に示した機能構成によるシーンデータの切り替え方法の説明図である。図中、図2(a)は1つのシーンデータ、図2(b)は、所定の順序に従って順次指定される複数のシーンデータを示す説明図である。
図2(a)に示すように、シーンデータとして一括指定される複数の映像加工パラメータとして、入力チャンネルに割り当てる映像信号の選択、入力チャンネル毎の、画質調整,映像配置(映像の縦横サイズや、全体の画面上における映像の配置),レベルに関するパラメータなどがある。
その他、出力映像信号のチャンネルに対してパラメータを設定してもよい。
図2(b)に示すように、複数のシーンデータは、予め決められた順序(アルペジェータパターン)に従って、シーンaデータ→シーンbデータ→シーンcデータ→……というように順次指定され、典型例では、拍位置毎に切り替えられる。オペレータがアルペジェータパターンの記録に際し、シーンスイッチ1,2,3,……を所望の順番で操作したときの順序が、アルペジェータパターンメモリ7に記憶されており、このパターンが再生される。
【0025】
変更処理部4において、クロスフェード補間処理をする場合は、各順序(1),(2),(3)に対し、チェンジタイム(1),(2),(3)が隣接する拍位置の間に指定される。
アルペジェータパターンは、「ループ」指定および「ループ回数」を指定できる。所定の順序の中の最後のシーンデータを指定したときに、次に当該所定の順序の最初に戻って、シーンaデータを指定できる。
アルペジェータモード中、または、各種設定スイッチ等のリアルタイム操作を同時に可能としてもよく、これを禁止するようにしてもよい。
アルペジェータパターンには、複数のシーンデータが含まれる。その中で、同じシーンデータが複数回含まれてもよい。また、1つのシーンデータしか含まない場合があってもよいし、この場合も、「ループ」指定を可能としてよい。
【0026】
上述した説明は、パラメータ値一括指定部3のアルペジェータ自動再生モードでの動作である。
この他、アルペジェータ・プッシュンプッシュ(Push’n Push)モードでは、再生スイッチを操作しないで、オペレータが複数のシーンスイッチを操作して行く毎に、対応するシーンデータにより一括指定される映像加工パラメータを、次の切り替えタイミングにおいて設定する。
また、アルペジェータ・ジョグ(Jog shuttle)モードでは、2つのシーンデータを割り付け、ジョグシャトルの操作量に応じて両シーンデータ間でクロスフェード補間処理を行った映像加工パラメータを設定する。
【0027】
図3は、図1に示した機能構成による映像効果の一具体例を示す説明図である。
図3(a)はシーンaデータとして映像加工パラメータを一括指定したときに表示される画面、図3(c)はシーンbデータとして映像加工パラメータを一括指定したときに表示される画面、図3(b)はクロスフェード補間処理を行う変更処理期間中の、あるタイミングで表示される画面である。映像信号により表される情報自体は、時間進行とともに変化する。
図中、10は出力チャンネルの映像信号により表示される画面、11〜14は入力チャンネル1〜4の映像信号のみにより表示される映像である。
図示の例では、各入力チャンネルを「レイヤモード」に設定し、かつ、入力チャンネル間のクロスフェード合成をしない場合について説明している。従って、入力チャンネル1〜4の映像信号のみにより表示される映像が重なる場合に優先順位がある。優先順位は、前面側から背面側への順番として入力チャンネル1>2>3>4・・であるが、任意に優先順位を設定できるようにしてもよい。レイヤモードとしないチャンネルは背景となる。
【0028】
入力チャンネル1の映像信号のみにより表示される映像11は、図3(a)から図3(c)に変更されたときには、映像サイズが拡大され、映像位置(中心位置)が右下方向に移動するようにパラメータが変更されている。図3(b)においては、変更期間中の時間経過に応じた映像サイズおよび映像位置になる。
一方、入力チャンネル2の映像信号のみにより表示される映像12は、図3(a)から図3(c)に変更されたときに消失する。図3(b)においては、変更期間中の時間経過に応じた不透明度の映像になる。すなわち、入力チャンネルがオンとなっているシーンaデータから、オフとなっているシーンbデータへのクロスフェード補間処理は、各入力チャンネルのゲイン(輝度信号Y,色差信号Cr,色差信号Cbの各利得)について行う。
【0029】
入力チャンネル3の映像信号により表示される映像13は、図3(a)から図3(c)に変更されたときには、映像サイズが拡大され、映像位置が右上方向に移動するようにパラメータが変更されている。図3(b)においては、変更期間中の時間経過に応じた映像サイズおよび映像位置になる。
入力チャンネル4の映像信号により表示される映像14は、図3(a)においては存在しないが、図3(c)に変更されたときには出現している。図3(b)においては、変更期間中の時間経過に応じた不透明度(各入力チャンネルのゲイン)の映像になっている。
図示の例では、各入力チャンネルの映像の縦横比や画質については変更していないが、これらについても変更できるとともに、変更期間中においてクロスフェード補間処理をすることができる。
【0030】
図2,図3を参照した説明では、2つのシーンデータ間の切り替えについて説明した。この他、オペレータが設定操作子をリアルタイムで操作してパラメータを映像信号処理装置1に設定している状態において、パラメータ値一括指定部3により、シーンデータが読み出され、所定の切り替えタイミングで、映像加工パラメータが一括設定される場合も同様である。この場合は、図3(a)の画面を、現在の状態の画面であるとみなせばよい。変更期間中のクロスフェード補間処理についても、シーンaデータにより一括指定される映像加工パラメータを、映像信号処理装置1に対し現に設定している映像加工パラメータに置き替えて考えればよい。
【0031】
図4は、図1に示した機能構成によるシーンデータの変更処理を示す第1の説明図である。
図4(a)はアルペジェータパターンを示す図である。アルペジェータパターンメモリ7には、アルペジェータパターンとして、[シーンa]→[シーンb]→[シーンc]という「シーンデータを特定する情報」によって、3シーンからなる順序が指定され、各順序におけるチェンジタイムとして、25%,25%,50%が指定されているものとする。
図4(b)はアルペジェータパターンによって順次切り替えられて行くシーンデータの変更処理の一具体例を示す図である。
横軸は時間、縦軸は映像加工パラメータに乗算する補間係数であって、0以上1以下である。
【0032】
チェンジタイムから開始される変更処理期間において、各映像加工パラメータについて、変更前の値(現在の設定値)に乗算する補間係数を1から0まで漸減させる。
変更後のシーンデータにより指定される変更後の各映像加工パラメータについて、変更後の値に乗算する補間係数を0から1まで漸増させる。
次に、各映像加工パラメータについて、上述した補間係数が乗算された変更前の値と、上述した補間係数が乗算された変更後の値とを加算した値を、変更処理期間中の値とする。
このような演算処理により、クロスフェード補間処理がなされる。補間係数の変化カーブは、直線的なものに限らず、カーブ形状を任意に決めることができ、また、変更前の値に乗算する補間係数と変更後の値に乗算する補間係数との合計値は1とするが、特殊な効果をねらうときには、必ずしも1にしなくてよい。
【0033】
変更処理は、一括指定される拍位置とその1つ前の拍位置との間に開始タイミングが設定され、隣接する拍位置の間隔を基準(100%)として、開始タイミングが何%の位置にあるかを示すチェンジタイムの値によって決定される。
チェンジタイムが100%のときは、1つ前の拍位置から既に補間処理がなされ、チェンジタイムが0%のときは、補間処理されることなく、拍位置になったとき、瞬時に変更される。
上述したクロスフェード補間処理は、変更前の映像から時間をかけて徐々に、変更後の映像に変化させる一手法である。従って、このような時間をかけて変化する映像が得られる手法であれば、クロスフェード補間処理に限られない。
【0034】
図4(b)においては、アルペジェータ自動再生の開始タイミングが、補間処理の開始タイミングよりも前であった。従って、シーンaデータからシーンbデータまでの変更処理と同様な変更処理によって、「現在の設定値」から最初のシーンaデータにより設定される値に切り替えできた。しかし、開始タイミングと拍位置との関係によっては、異なる変更処理を行う必要がある。
図4(c)〜図4(e)は、自動再生開始時のシーンデータ変更処理を示す図である。拍位置の間をA,B,Cという3期間に分けて示している。
図4(c)に示すように、まず、自動再生の開始タイミングが、拍位置のマージン期間A内にあるときは、この拍位置で開始タイミングの指示がなされたと見なし、最初のシーンaデータにより一括指定される映像加工パラメータを、映像信号処理装置1に直ちに設定する。
【0035】
図4(d)に示すように、自動再生の開始タイミングが、拍位置のマージン期間Aを過ぎ、かつ、最初のシーンaデータに指定されたチェンジタイム(1)になるまでの、Bの期間であるとき、パラメータの値を、映像信号処理装置1に現に設定している「現在の設定値」から、最初のシーンaデータとして一括指定される複数のパラメータの値まで時間をかけて変更する(チェンジタイム(1)のタイミングから開始し次の拍位置まで)。
図4(e)に示すように、自動再生の開始タイミングが、最初のシーンaデータに指定されたチェンジタイム(1)を過ぎ、かつ、次の拍位置のマージン期間A外である、Cの期間内であるときは、時間をかけた変更処理を行わず、パラメータの値を、次の拍位置において直ちに、最初のシーンaデータとして一括指定されるパラメータの値に変更させる。
図示の例では、マージン期間Aを設定することにより、自動再生の開始タイミングがこの期間内あるときには、切り替えタイミングで一括指定されたと見なすことにより、自動再生の開始タイミング操作のばらつきを考慮して、オペレータの操作の意図に合うようにパラメータの値を変更している。しかし、このマージン期間Aを無くして、拍位置の間をB,Cのみにしてもよい。
【0036】
上述したように、アルペジェータ自動再生の開始タイミングの位置に応じて変更処理を異ならせることにより、自動再生の開始時においても、拍タイミングに同期して違和感の少ない変更処理を行うことができる。
なお、上述した変更処理に代えて、最後のシーンcデータが指定されたときには、次に、最初のシーンaデータが再生される前において映像信号処理装置1に設定していた「現在の設定値」に戻す手法を採用してもよい。「現在の設定値」自体を、一括して1つのシーンデータとして一時保存しておき、アルペジェータパターンの最後に読み出せばよい。この場合にも、クロスフェード補間のような、時間をかけた変更処理期間を設けることができる。その際のチェンジタイムは、自動再生時におけるチェンジタイムダイアルの操作量により決定すればよい。
【0037】
図5は、図1に示した機能構成を実現する映像処理装置の操作パネルの一具体例を示す説明図である。
図中、21は操作パネルである。この操作パネル21には、本発明には直接関係しない操作子も示されている。
各入力チャンネル1〜4に対応してチャンネル別の操作子およびチャンネルを指定して操作する共通の操作子があり、映像信号を加工するパラメータの値が設定される。
【0038】
22は操作パネル21に印刷された、各チャンネルを示す表示パターンである。表示器40の表示画面において、選択された入力チャンネルの映像サイズや配置を表示するために用いられる。この図では、クロスフェーダ35の入力A,入力B,Thru(スルー)別の映像が表示されている。
23は、4つの映像信号入力端子および1つの静止画入力端子(External)に入力される映像信号を、入力チャンネル1〜4のいずれに割り当てるかを決めるスイッチ(5in1セレクタ)である。入力端子と入力チャンネルとは、必ずしも1対1対応させる必要はなく、1つの入力端子に入力される映像信号を、2以上の入力チャンネルに分配したり、2つの入力端子に入力される映像信号を合成して1つの入力チャンネルに供給することもできる。
24は各チャンネルの使用/不使用(ON/OFF)を設定するスイッチである。
25は各チャンネルの映像信号のポジ/ネガを切り替えるポジ表示/ネガ表示選択スイッチである。26はトリム(TRIM)ボリューム(Y,C共通のゲインボリューム)、27は色調整(HUE)ボリューム、28は色ゲイン(COLOR)ボリュームである。
29はアサイナブルボリュームであって、チャンネル共通制御部41で設定される映像加工パラメータの中から1つの映像加工パラメータを、このボリュームに割り付けることができる。
【0039】
31はクロスフェーダ35のA入力,B入力,スルー(クロスフェーダ35を通さない)のいずれに送るかを選択するクロスフェーダアサインスイッチであり、30は選択状態を表示する発光ダイオードである。
32は各入力チャンネルのレベルを調整するフェーダであり、33はフェーダ32の現在の操作量を表示する発光ダイオードによるレベルメータである。
34は合成された映像信号のレベルを調整する出力チャンネル(メイン)フェーダである。
35はクロスフェーダであって、A入力,B入力に送られた信号の混合比を設定する。36はクロスフェード方法(ディゾルブDissolveセレクト)を設定する各種のスイッチである。
【0040】
37は従来のリアルタイムシーンデータの設定をする各種のスイッチである。
38はメモリ・カードからExternal入力端子に静止画をロードする関係のスイッチである。
39はシステム制御関係のスイッチであり、全ての操作に関する決定(Enter),中止(Chancel),消去(Delete)等を行う。
40は映像加工パラメータの設定状況を示す表示器である。
41はチャンネル共通制御部であり、設定するチャンネルを指定して使用される、各種のスイッチ群やロータリエンコーダ群である。これに関連して、映像加工パラメータの種類を指定するスイッチ群42がある。各入力チャンネルの、映像の場所移動(Position),多分割表示数(Division),映像の反転(Reverse:左右,上下,両軸),フレームレート(FL.Rate:毎秒の映像フレーム数),映像のサイズ(Size),歪み(Distortion:歪み度、LFOスピード、歪み種類),レイヤ(Layer:レイヤ表示の可否)などがある。
【0041】
43はアルペジェータモードとリアルタイムモードとを交互に切り替えるアルペジェータモード選択スイッチである。
44はジョグシャトルであって、各入力チャンネルの映像加工パラメータの微調整を行うほか、シーンデータアサインスイッチA,B、アルペジェータ・ジョグスイッチ等45とともに、アルペジェータ・ジョグモードの制御にも用いられる。
46はアルペジェータ自動再生(ドライブ)モード関係の操作子であって、拡大図である図6を参照して説明する。
【0042】
図6は、図5に示した操作パネルの一部分を拡大した説明図である。
システム制御関係のスイッチ39も示しているが、これらは、後述するフローチャートの説明で引用するものであり、70は左方向指示[<]スイッチ,71は右方向指示[>]スイッチ,72は消去[Delete]スイッチ,73は中止[Chancel]スイッチである。
アルペジェータ自動再生モード関係の操作子46において、54はシーンスイッチであって、複数のシーンデータの個別の格納場所を指定する。
図示の例では、A〜D系列として、6×4=24個のボタンスイッチが用いられている。シフト[shift]スイッチ55を同時に操作すれば、各ボタンスイッチは、A〜D系列に代えて、A’〜D’系列の別の格納場所を指定できるので、計48個のアルペジェータ用のシーンデータを記憶することができる。
シーン記録[STR]スイッチ56は、シーンデータの記録を指示する。
51はパターンスイッチであって、複数のアルペジェータパターンを記憶させる個別の格納場所を指定する。
図示の例では、シフト[shift]スイッチ52を同時に操作すれば、各ボタンスイッチは、A系列に代えてA’系列の別の格納場所を指定できるので、計12個のアルペジェータパターンを記憶することができる。
パターン記録[STR]スイッチ53は、パターンの記録を指示する。
【0043】
図7も参照しながら、シーンデータおよびアルペジェータパターンについて詳しく説明する。
図7は、図1に示した機能構成におけるシーンデータおよびアルペジェータパターンを示すメモリ構成図である。
図7(a)はシーンデータを記憶するメモリ領域の説明図であり、シーンスイッチ54の1つに対応して、シーンデータの記録/再生領域が指定される。説明を簡単にするため、シーン1データ〜シーン6データがメモリに保存されているものとする。
図7(b)はアルペジェータパターンを記憶するメモリ領域の説明図であり、パターンスイッチ51の1つに対応して、アルペジェータパターンの記録/再生領域が指定される。
例えば、アルペジェータパターン(1)〜(4)がメモリに保存されているものとし、アルペジェータパターン(1)には、「シーンデータを特定する情報」として、「シーンa1」〜「シーンe1」が保存されている。図示の例では、シーンデータを特定する情報が保存されている順序に従って、アルペジェータパターンが指定される。
パターンの長さは任意であり1つでもよい。
【0044】
図示の例では、「シーンデータを特定する情報」とともに、アルペジェータパターンの各順序に対応させてチェンジタイム(11)〜チェンジタイム(51)が保存されている。これらのチェンジタイムは、シーンスイッチ54を1つずつ順番に操作してシーンを指定して行った際の、チェンジタイムダイアル59の操作量に応じた値である。
「ループ」、必要ならば「ループ回数」を、自動再生時にオペレータのその都度の操作によって指定してもよいが、あらかじめ、アルペジェータパターンメモリの最後のシーンの後に、指定を記録しておいてもよい。
シーンデータとして記録されるパラメータは、操作パネル21上の設定操作子等によって設定される全てのパラメータである必要はない。クロスフェーダアサインスイッチ31,出力チャンネルフェーダ34,クロスフェーダ35等のように、主としてリアルタイムでの手動調整を意図するものについては、除外しておくことが望ましい。
従って、シーンデータとして記憶させる対象のものとしては、各チャンネルに独立して設定されるパラメータ(クロスフェーダアサインを除く)、全チャンネルに共通して設定されるパラメータ、フォトロード関係のパラメータである。
【0045】
各入力チャンネルのフェーダ32による映像加工パラメータは、再生時に、その設定レベルがフェーダ32の摘みの現在位置と不一致となる場合がある。一方、レベルメータ33の表示は、設定されたレベルを常に指示している。
その後のフェーダ32の手動設定操作を有効にするためには、フェーダ32の摘み位置をレベルメータ33の表示位置に一度合わせたり、通過させたりすることを条件とすればよい。あるいはモータドライブのフェーダ32として、フェーダ32の摘み位置をシーンデータに設定された映像加工パラメータに対応した操作位置に自動移動させるようにしてもよい。
各シーンスイッチ54は、一括指定させたい映像加工パラメータに対応した全ての操作子による現在の設定状態しか記録できないのではない。オーバダビングの手法を用い、入力チャンネル毎に分けるなどして、複数回に分けて映像加工パラメータの記録を行い、各回で得られた映像加工パラメータを合成したものを、新たなシーンデータとして記録することもできる。
【0046】
再び図6に戻って説明を続ける。
シーンデータを指定する順序は任意であるが、操作パネル上に並んだ、シーンスイッチ54の配列、例えば、各系列A〜D,A’〜D’のその順番1〜6の並びが各1つのアルペジェータパターンとなるようにしてプリセット記憶させてもよい。
ビュー[View]スイッチ58が操作されると、表示器40の表示画面に、操作されたあるシーンスイッチ54により選択されているシーンデータの概略が表示される。次に、同じシーンスイッチ54を再操作すると、初めてこのシーンスイッチ54によって指定されるシーンデータが選択されたことになる。
プリセットパターン[Pattern]スイッチ57は、複数種類のプリセットシーンデータを読み出すためのスイッチであり、操作する度に、次々と異なるプリセットシーンデータが読み出される。ジョグシャトル44の操作によっても、異なるプリセットシーンデータを次々に読み出すことができる。
【0047】
あるパターンスイッチ51、例えば、パターン1スイッチに対応するメモリ領域に、既にアルペジェータパターン(1)の所定の順序が記憶されている場合に、再びこのパターン1スイッチを操作して同じメモリ領域を指定し、新たにシーンスイッチ54を順次操作したときには、既に記憶されている所定の順序に前記新たな順序を追記するように記憶することができる。
すなわち、図7(b)において、シーンe1の次に、新たなシーンf1,シーンg1,……が記録される。このようにすることにより、アルペジェータパターンをつないで長いパターンを作成することができる。
【0048】
59は既に説明したチェンジタイムダイアルであって、テンポの拍間隔を100%として、変更を開始させるタイミングを指定する。
60はリアルタイム/メモリ[RT/Mem]選択スイッチであって、変更の開始タイミングを、図7(b)のアルペジェータパターンに記憶されているチェンジタイムを用いて決めるのか、再生中のチェンジタイムボリューム59の操作状態によって決めるのかを選択する。
61はテンポダイアルであって、メイン系統のテンポ(拍タイミングの繰り返し周期)を基準として、相対的にサブ系統のテンポを設定する。すなわち、サブテンポはメインテンポに対し、どの程度速いか遅いかを調整する。設定可能なテンポは、25四分音符/分〜400四分音符/分である。
62は、サブ系統の拍タイミングを選択中であるときに、その拍位置毎に発光する発光ダイオードである。
【0049】
63はテンポタップスイッチであって、メイン系統のテンポを決定する。このタップスイッチ63を少なくとも2回叩いた内で、最後の所定回数(任意に設定可能)だけ叩いたときの、各タイミング間隔の平均値をメイン系統のテンポとして設定する。
64は、メイン系統の拍タイミングを選択中であるときに、その拍位置毎に発光する発光ダイオードである。
ダイアル/タップ切り替えスイッチ65は、上述したタップスイッチ63による拍位置とテンポダイアル61による拍位置のどちらを使用するか、すなわち、メイン/サブのいずれの系統を使用してシーンデータの切り替えを行うかを設定する。
【0050】
図8は、図1に示した機能構成における切り替えタイミング出力部5の機能を示す説明図である。
タップスイッチ63によるメイン系統の拍位置(切り替えタイミング)を拍位置m、テンポダイアル61によるサブ系統の拍位置(切り替えタイミング)を拍位置sとして表示している。
図示の例では、2系統の拍タイミングを並行して同時発生させておき、いずれか一方を出力する。
ダイアル/タップ切り替えスイッチ65の操作により、メイン系統からサブ系統に切り替えたときは、サブ系統の拍タイミング位相をリセットするとともに、拍位置sを出力する。
【0051】
サブ系統は、演奏が盛り上がったときに、映像加工パラメータを激しく切り替えたいときなど、一時的にテンポを上げたい場合に使用する。あるいは、逆に、一時的にテンポを下げたいときにも使用できる。それぞれのテンポは並列に動いているから、即座に切り替えが可能である。特に、サブテンポに切り替えたときは、直ちにシーンデータを切り替えることになるので、状況に即座に反応できる。
一方、図示の例では、ダイアル/タップ切り替えスイッチ65の操作により、サブ系統からメイン系統に切り替えたときは、メイン系統の拍タイミングをリセットすることなく、拍位置mを出力する。
メインテンポに戻るときに、メイン系統の拍タイミング位相リセットしてシーンデータを直ちに切り替えてもよい。しかし、メイン系統の拍タイミング位相リセットしないでおけば、一時的な拍タイミング変更の後、再び定常的な繰り返し周期の位相で拍位置mが出力されるので、一時的な効果を際立たせることができて好都合である。
【0052】
図示の例では、2系統の拍タイミングを設けたが、3以上であってもよい。独立して設定されるメイン系統が複数あってもよい。
上述した発光ダイオード62,64は、メイン/サブの選択状態識別を兼ねているが、メイン系統/サブ系統の拍位置m,拍位置sをモニタできるように、常に、それぞれの拍タイミングの瞬時に点灯するものでもよい。その際、出力されている系統を識別できるようにするため、出力されている系統側の発光ダイオードの輝度を他方よりも高くしたり、発光色を異ならせたりしてもよい。
【0053】
図9は、図1に示した機能構成によるシーンデータの変更処理を示す第2の説明図である。
図6,図4をあわせて参照しながら、アルペジェータ自動再生モード中において、先にアルペジェータ自動再生を開始させた再生スイッチ67,一時停止スイッチ68,先頭戻りスイッチ69,アルペジェータパターンスイッチ51,トリガスイッチ66が操作されたときのシーンデータ変更処理について説明する。
アルペジェータパターン(1)として、シーンa1,シーンb1,シーンc1からなる3個のシーンが指定されるものとする。
図9(a)に示すように、シーンb1データとして一括指定されている状態において、再生スイッチ67(本来は再操作されることがない)を再操作する。
そうすると、拍タイミング(メイン/サブのうち選択されている方の系統)の位相をリセットし、拍の頭に戻って切り替えタイミングを出力する。このとき、現在再生されているシーンb1データを再び指定し、直ちに、シーンb1データとして一括指定される複数の映像加工パラメータの値を再現する。
【0054】
ここで、まず、再生スイッチ67を再操作したタイミングが、図示のように、変更開始タイミングよりも以前であるときは、現在再生されているシーンb1データの期間を延長することができる。
特に、再生スイッチ67を再操作したタイミングがチェンジタイム(31)後の変更処理期間内であったときは、クロスフェード補間処理を中断し、シーンb1データとして一括指定された複数の映像加工パラメータの値が直ちに再現される。
あるいは、アルペジェータ自動再生モード中においても、オペレータが設定スイッチ等を手動操作することを許容した場合において、手動操作によって変更された映像加工パラメータの値を、再びシーンb1データとして一括指定された複数の映像加工パラメータの値に再現されることができる。
従って、現在再生されているシーンデータの期間延長、さらには、現在再生されているシーンデータの最初に戻って、繰り返しの効果を与えることができる。
【0055】
図9(b)に示すように、一時停止スイッチ68が操作されたときは、拍位置となっても映像信号処理装置1に現に設定している値を変更しないで、現状を維持するようにする。拍タイミングはリセットされない。
次に、この一時停止スイッチ68を再び操作したときは、次の拍位置から次のシーンデータを再生させる。その際、再び操作したタイミングと次のシーンデータに対する変更処理開始タイミングとの関係に応じて、図4(c)〜(e)と同様に、補間処理の方法を変えてもよい。
【0056】
図9(c)に示すように、先頭戻りスイッチ69が操作されたときは、拍タイミングの位相はリセットさせないで、次の拍位置において、映像加工パラメータの値を、映像信号処理装置1に現に設定している値(手動設定操作がない場合、現在のシーンb1データとして設定している値)から、現在において設定されているアルペジェータパターン(1)の最初のシーンa1データとして一括指定される値に変更させる。以後、拍位置になる毎にアルペジェータパターン(1)の順序に従って、シーンb1データ,シーンc1データが順次指定され、それぞれにより一括指定される複数のパラメータの値に変更させる。拍タイミングの位相はリセットしない。
【0057】
図9(d)に示すように、任意のアルペジェータパターンスイッチ、例えば、パターン2スイッチが操作されたとき(既に操作されているパターンスイッチ1も可)は、複数の映像加工パラメータの値を、映像信号処理装置1に現に設定している値から、操作されたアルペジェータパターン(2)の最初のシーンa2データとして一括指定される値に変更させる。以後、拍位置になる毎に、操作されたアルペジェータパターン2スイッチに対応したアルペジェータパターン(2)に従う所定の順序に従って、シーンa2データ,シーンb2データ,…を順次指定される。この場合も、拍タイミングの位相はリセットしない。
図9(e)に示すように、トリガ[Trigger]スイッチ66が操作されたときは、拍タイミング(メイン/サブのうち選択されている方の系統)の位相をリセットし、切り替えタイミングを出力することにより、シーンの開始タイミングを調整する。アルペジェータパターン(1)の順序に従って、次のシーンc1データが指定される。
上述した図9(a)〜図9(e)において、自動再生中の各スイッチの操作タイミングが、補間処理中であったときには、補間処理を停止してもよい。
【0058】
最後の図9(f)は、アルペジェータ自動再生モードではなく、アルペジェータ・プッシュンプッシュモードにおける変更操作を示すものである。
図5に示したアルペジェータモード選択スイッチ43によりアルペジェータモードになっているとき、最初に、任意のシーンスイッチ54が操作されると、アルペジェータ・プッシュンプッシュモードになるとともに、最初のシーンデータ(図示の例では、シーンa1データとする)により一括指定される複数の映像加工パラメータが直ちに設定される。
以後、任意のシーンスイッチ54が順次操作されると、拍位置になる毎に、操作されたシーンスイッチに対応したシーンデータが選択されて、映像加工パラメータが一括して設定される。後続のシーンデータは、チェンジタイムダイアル59の現在値に応じて変更を開始するチェンジタイムが設定され補間処理がなされる。
【0059】
図4(c)〜図4(e)の再生スイッチ67の操作と同様に、後続する任意のシーンスイッチ54の操作タイミングがチェンジタイムより後になる場合は、補間処理を行わないようにしてもよいし、また、切り替えタイミングにマージンを設けて、後続する任意のシーンスイッチ54の操作タイミングがマージン内に入る場合は、直ちに新たなシーンデータにより一括指定される映像加工パラメータを設定してもよい。
【0060】
図10は、図1に示した機能構成を実現する映像処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図中、CPU72は、ROM73に格納された制御プログラムや各種データを用い、RAM74をワークエリアとして、図1に示した映像信号処理装置1、映像加工パラメータ設定装置2を有する装置の制御動作を行う。
バス71を介し、図5,図6に示した操作パネル21上のアルペジェータ自動再生モード関連の各種操作子46、その他の操作子76の操作イベントを検出して、複数の映像加工パラメータを映像信号処理部82およびアナログ/ディジタル変換部801〜80Nに設定することにより、入力チャンネルの選択,オンオフ,画質,映像配置等の映像加工をする。
複数の映像加工パラメータは、シーンデータ,アルペジェータパターンの記憶部75(例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリ・カードとする)に記憶(Save)させたり、これから読み出して装置本体のRAM74に書き込む(Load)ことができる。インターフェース77を経由して、外部装置からシーンデータ,アルペジェータパターンの記憶部75に書き込むこともできる。
【0061】
801〜80Nは、アナログ/ディジタル変換部(ディジタルビデオデコーダ)であり、フレームバッファ811〜81Nを介して映像信号処理部82に接続される。図5に示した、チャンネル共通制御部41および映像加工パラメータの種類を設定するスイッチ群42により操作されるフレームレートのパラメータによって、フレームレートが可変制御される。また、フレームレートは、リアルタイム・シーンデータ、アルペジェータ・シーンデータによっても指定可能である。また、ジョグシャトル44の操作により調整することもできる。
アナログ/ディジタル変換部801〜80Nは、アナログのコンポジット信号(映像信号,カラーバースト,複合同期信号)形式の映像信号を、ディジタルデータのコンポジット信号に変換する。その際、映像信号は、輝度信号(Y信号),色差信号(Cb信号),色差信号(Cr信号)に分離する。
複数の入力チャンネル1〜Nの映像信号は必ずしも同期していないので、各入力チャンネル1〜Nの映像信号を、フレームバッファ801〜80Nに取り込み、同期タイミングを合わせてから映像信号処理部82に出力する。
【0062】
映像信号処理部82は、例えばDSP(Digital Signal Processor)で実現する。CPU72により、入力チャンネル、ミキシング信号経路等を含む映像加工パラメータの値が設定され、入力された映像信号に対してリアルタイムで混合する。
映像出力回路(ディジタルビデオエンコーダ)83は、映像信号処理部82から出力される映像信号のYCrCb信号からアナログコンポジット信号を生成し、図示しないビデオプロジェクタ等の映像表示装置に出力して、出力映像信号に応じた画面を構成して表示させる。
上述した説明では、コンポジット信号を入出力信号としているが、パーソナルコンピュータからディスプレイ装置に出力する映像信号を上述したコンポジット映像信号に変換して入力したり、ディジタル映像信号を直接にフレームバッファ81に入力したりしてもよい。また、入出力される映像信号はYCrCb信号に限らず、RGB信号のような映像の輝度や色合いを表す信号であればどのような信号でもよい。
【0063】
バス71には、外部のパーソナルコンピュータ等と接続するためのインターフェース77が接続されている。外部のパーソナルコンピュータは、その表示画面に操作子を表示させ、キーボード,マウスを使用して、GUI(グラフィカルユーザインターフェース)による操作子操作を行い、CPU72と同様に、映像信号処理部82を制御することが可能である。インターフェース79として、本来は楽器演奏データの転送用であるMIDI(Musical Instrument Digital Interface)インターフェースを用いることもできる。
図10に示したビジュアル・ミキサは、インターフェース77を経由して、もう一台のビジュアル・ミキサと接続し、マスター機側の操作に同調してスレーブ機側のクロスフェーダ,リアルタイムシーンメモリ,アルペジェータ自動再生モードを含むビジュアル・アルペジェータ全般,ディゾルブセレクトの操作を可能とする。
【0064】
ROM73の少なくとも一部をフラッシュメモリとすれば、制御プログラムの更新ができる。制御プログラムは、インターフェース77を介しサーバからダウンロードしてもよいし、メモリ・カードからインストールしてもよい。
外部記憶装置として、HDD(ハードディスクドライブ)、CD−ROM(コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ),MO(Magneto Optical Disk),DVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体用のドライブをバス71接続すれば、HDDに制御プログラムをインストールしてもよい。また、HDDから読み出した映像信号を入力したり、HDDに映像信号処理された出力映像信号を書き込んだりすることができる。
【0065】
図11は、図1に示した機能構成における映像信号処理装置1を説明するための信号経路図である。
以下の構成要素は、図1の映像信号処理装置1、図8の映像信号処理部82の機能を等価回路として示したものである。入力チャンネルを4チャンネル、出力チャンネルを1チャンネルとした。
90は入力チャンネル割り当て部であり、図5に示した5in1セレクタ等の操作に応じて指定される映像加工パラメータにより制御される。
911〜914は画質調整部であり、第1〜第4の入力チャンネルの画質調整を行う。図5に示したポジ表示/ネガ表示選択スイッチ25,トリムボリューム26,色調整ボリューム27,色ゲインボリューム28等の操作に応じて設定される映像加工パラメータによって制御される。
【0066】
921〜924は映像配置調整部であり、図5に示したチャンネル共通制御部41,映像加工パラメータの種類を指定するスイッチ群42によって設定される、各入力チャンネルの、映像の場所移動(Position),多分割表示数(Division),映像の反転(Reverse:左右,上下,両軸),映像のサイズ(Size),歪み(Distortion:歪み度、LFOスピード、歪み種類),レイヤ(Layer:レイヤ表示の可否)等のパラメータによって制御される。
931〜934はゲイン調整部であり、図5に示したフェーダ32等により設定される映像加工パラメータによって制御される。
941〜944はオンオフスイッチ部であり、ゲイン調整部931〜934を通した映像信号を出力するか否かを制御する。図5に示した各チャンネルの使用/不使用を設定するスイッチ24に応じて設定されるパラメータよって制御される。
【0067】
951〜954は、各入力チャンネル1〜4から、クロスゲイン調整部96への割り当て経路を選択するスイッチ部であり、「A入力」,「B入力」または「スルー」から1つが選択される。図5に示したクロスフェーダアサインスイッチ31等の操作に応じた映像加工パラメータによって制御される。ここで、「A入力」,「B入力」,「スルー」における映像信号入力の結線は、映像信号が加算合成されることを表す。
96は「A入力」,「B入力」に割り当てられた2つの映像信号を、互いに反対方向に変化する重みで合成して出力するクロスゲイン調整部であり、図5に示したクロスフェーダ35、クロスフェード方法を設定する各種のスイッチ36の操作に応じたパラメータによって制御される。クロスゲイン調整部96の出力と各入力チャンネルの「スルー」出力との結線は、映像信号が加算合成されることを表す。
【0068】
97はメインゲイン調整部であり、図5に示した出力チャンネルフェーダ34の操作に応じた映像加工パラメータによって制御される。
上述した入力チャンネル割り当て部90,画質調整部91、映像配置調整部92、フェーダ部93、オンオフスイッチ部94の操作に応じた映像加工パラメータは、リアルタイム・シーンデータ、アルペジェータ・シーンデータによって一括指定される映像加工パラメータ等によっても制御される。また、ジョグシャトル44の操作により、任意の映像加工パラメータを調整することもできる。
【0069】
図10に示したハードウェア構成では、図1に示した映像信号処理装置1と映像加工パラメータ設定装置2とが、1台の映像処理装置に実装された構成である。これに代えて、両装置の間に接続インターフェースを設けて両者を別装置構成にしたシステムとすることもできる。
また、図1に示した映像信号処理装置1の機能についても、図10に示したCPU72あるいは別のCPUを用いてソフトウェアプログラムによって信号処理することも可能である。
従って、専用の映像処理装置とするに代えて、映像加工パラメータ設定装置2、あるいは、これに、映像信号処理装置1を合わせた機能を実行するソフトウェアプログラムをパーソナルコンピュータにインストールして機能を実現してもよい。
【0070】
図12〜図17は、本発明の実施の一形態の動作例を示すフローチャートである。
図12は、メインのフローチャートである。このメインルーチンと図17に示す時間割込処理ルーチンとで実行されるものを説明するが、これに限られるものではない。
また、アルペジェータ自動再生に関係する処理を説明し、それ以外の処理に関してはフローチャートから除いている。また、アルペジェータ自動再生についても、説明を簡単にするため省略した処理がある。
【0071】
図12のメインフローチャートは電源投入によって起動する。
S101において初期化され、S102において操作パネル21上の各操作子の操作を受け付ける。
S103において操作子による映像加工パラメータの値の設定を行い、S104においてチェンジタイム、タップテンポなどのアルペジェータ自動再生に必要な設定を行う。
S105においてアルペジェータシーンの記録を行い、S106においてアルペジェータパターンの作成および記録を行う。
S107において、アルペジェータ自動再生を行い、映像加工パラメータを一括して自動設定する。
S108において、前回このステップを通過したときに比べ、いずれか1つの映像加工パラメータに変化があったか否かを判定する。変化があったときはS109に処理を進め、変化のあった映像加工パラメータの値を映像信号処理装置1に設定し、映像信号処理装置1に対し、入力映像信号の加工処理を行わせる。
S110において、その他の処理を行い、S102に処理を戻す。
【0072】
図13は、図12に示したアルペジェータシーンの記録ステップS105の詳細を示すフローチャートである。
このフローチャートに入る条件を判定するステップは省略した。アルペジェータモードになっていること、ただし、アルペジェータパターン格納場所選択モードになっていないこと、アルペジェータ自動再生モードになっていないこと等、既に他のモードになっていないという条件を満たすときにS121に処理を進める。そうでなければ図12のメインフローチャートに戻す。
各種のスイッチには発光ダイオード内蔵の自照式のものがあるが、その点灯状態については、フローチャートのステップ中に記載しているが、説明は省略する。
【0073】
S121において、シーン格納場所選択モードになっているか否かを判定する。そうでなければS122に処理を進め、シーン記録[STR]スイッチ56が操作されているか否かを判定する。そうであればS123に進め、「シーン格納場所選択モード」にする。なお、シフト[Shift]スイッチ55の同時操作があるときには、格納場所がABCからA’B’C’へと移る。
S124において、シーンスイッチ54の1つを操作したか否かを判定する。そうであればS125に処理を進め、操作されたシーンスイッチ54で指定された格納場所が選択される。立て続けにシーンスイッチ54が次々と選択される場合もあるが、最後のものが有効となる。
S126において、シーン記録[STR]スイッチ56が操作されたか否かを判定する。そうであればS127に処理を進め、図7(a)に示したようなシーンデータメモリの、操作されたシーンスイッチ54で指定される格納場所に、現時点の映像加工パラメータをシーンデータとして一括して格納する。
【0074】
なお、既にシーンデータが記録されている格納場所が指定されたときには、同じ入力チャンネルの同じ映像加工パラメータの値については、上書きあるいは加算などで書き替えるようにしてもよい。異なるチャンネルあるいは異なる映像加工パラメータの値については、追加記録とすることができる。このようなシーンデータの記録により、複雑な映像加工パラメータの設定ができる。
S128において、消去[DEL]スイッチ72(図6)が操作されたか否かを判定する。そうであればS129に処理を進め、操作されたシーンスイッチ54で指定される格納場所に格納されていた映像加工パラメータを消去する。
S130において、キャンセル[Cancel]スイッチ73(図6)が操作されたか否かを判定する。そうであれば、S131に処理を進め、シーン格納場所選択モードから出る。
【0075】
図14は、図12に示したアルペジェータパターンの記録ステップS106の詳細を示すフローチャートである。
このフローチャートに入る条件を判定するステップは省略した。アルペジェータモードになっていること、ただし、アルペジェータシーン格納場所選択モードになっていないこと、アルペジェータ自動再生モードになっていないこと等、既に他のモードになっていないという条件を満たすときにS141に処理を進める。そうでなければ図12のメインフローチャートに戻す。
【0076】
S141において、パターン作成記録モードであるか否かを判定する。そうでなければS142に処理を進め、パターン記録[STR]スイッチ53が操作されたか否かを判定する。そうであればS143に処理を進め、パターン作成記録モードにする。
S144において、パターンスイッチ51の1つが操作されたか否かを判定する。そうであればS145に処理を進め、図7(b)に示したアルペジェータパターンメモリの中で、操作されたパターンスイッチ51で指定される格納場所が選択される。
ここで、既にアルペジェータパターンが格納されている場所であれば、既に説明したように追加記録になる。
S146において、シーンスイッチ54の順次操作であるか否かを判定する。そうであれば、S147に処理を進め、順次操作されたシーンスイッチ54により指定されるシーン格納場所およびチェンジタイムダイアル59により指定されるチェンジタイムの値が一時バッファに順次保持される。
ただし、シーンスイッチ54の順次操作中において、オペレータが操作を間違えたとき、左方向指示[<]スイッチ70を操作したり、右方向指示[>]スイッチ71を操作すれば、一時バッファの保持内容を戻すことができる。
【0077】
S148において、パターン記録[STR]スイッチ53が操作(再度の操作)されたか否かを判定する。そうであればS149に処理を進め、図7(b)に示したアルペジェータパターンメモリの中の、操作されたパターンスイッチ51で指定される格納場所に、一時バッファに保持されていたシーン格納場所,チェンジタイムのパターンを格納する。
S150において、消去[DEL]スイッチ73(図6)が操作されたか否かを判定する。そうであればS151に処理を進め、操作されたパターンスイッチ51で指定される格納場所に格納されていたパターンを消去する。
S152において、キャンセル[Cancel]スイッチ73が操作されたか否かを判定する。そうであればS153に処理を進め、パターン作成記録モードから出てメインフローチャートに戻る。
なお、上述したフローチャートでは、ビュー[View]スイッチ58(図6)の操作に応じた処理については省略した。
【0078】
図15は、図12に示したアルペジェータ自動再生ステップの詳細を示す第1のフローチャートである。
このフローチャートに入る条件を判定するステップは省略した。アルペジェータモードになっていること、ただし、アルペジェータシーン格納場所選択モード,アルペジェータパターン格納場所選択モードなどの他のモードになっていないという条件を満たすときにS161に処理を進める。そうでなければ図12のメインフローチャートに戻す。
このフローチャートでは、アルペジェータ自動再生モード中の再生スイッチ67の再操作について、図4(d)、図9(a)のような単純なケースの処理のみを示している。トリガスイッチ66の操作を検出したときについても説明しているが、一時停止スイッチ68,パターンスイッチ51等の操作を検出したときの処理については省略した。
【0079】
S161において、パターンスイッチ51の1つを操作したか否かを判定する。そうであればS162に処理を進め、そうでなければS164に処理を進める。アルペジェータパターンが格納されている領域に対応したパターンスイッチ51は既に点灯しているが、S162において、その操作を判定した1つのパターンスイッチ51のみを点滅状態にする。
S163において、アルペジェータ自動再生モードであるか否かを判定する。そうでなければS164に処理を進め、再生スイッチ67が操作されたか否かを判定し、そうであればS166に処理を進め、アルペジェータ自動再生モードにする。
【0080】
自動再生モード中においても、S165において、再生スイッチ67が操作されたか否かを判定する。そうであればS167に処理を進め、リセットフラグを1にセットし、再スタートフラグを1にセットする。リセットフラグは、図17の割込処理において時間計測をリセットさせ拍位置にする。
S168において、トリガスイッチ66が操作されたか否かを判定する。そうであればS169に処理を進め、リセットフラグを1にセットし、トリガフラグを1にセットする。
S170において、キャンセル[Cancel]スイッチ73が操作されたか否かを判定する。そうであればS171に処理を進め、アルペジェータ自動再生モードから出る。
【0081】
S172において、ダイアル/タップ切り替えスイッチ65の操作によって、メインテンポが選択されたか否かを判定する。そうであればS173に処理を進め、メインテンポの拍位置であるか否かを判定し、そうでなければS174に処理を進め、サブテンポの拍位置であるか否かを判定し、いずれの場合も、拍位置であればS175に処理を進め、そうでなければ図16のS179に処理を進める。
S175において、メインテンポまたはサブテンポ表示用発光ダイオードを一瞬点灯させる。ただし、S173から処理が進められたときはメインテンポ表示用の発光ダイオード64を点灯させ、S174から処理が進められたときはサブテンポ表示用の発光ダイオード63を点灯させる。
後述する図16のS180で開始されたクロスフェード補間処理を完了させ、S176に処理を進める。この補間処理の完了時には、シーンデータによって一括指定された映像制御パラメータの値になっている。
【0082】
S176において、トリガフラグが1(S169でセットされる)のときはS177に処理を進め、再スタートフラグが1(S167でセットされる)のときはS178に処理を進め、その他のときは図16のS179に処理を進める。
S177においては、パターンスイッチ51(S161で選択されたもの)で指定された次のシーンデータにより一括指定される映像加工パラメータの値を得る。トリガフラグを0に戻し、図16のS179に処理を進める。
一方、S178において、パターンスイッチ51(S161で選択されたもの)で指定された現在のシーンデータにより一括指定される映像加工パラメータの値を得る。再スタートフラグを0に戻し、図16のS179に処理を進める。
【0083】
図16は、図12に示したアルペジェータ自動再生ステップの詳細を示す第2のフローチャートである。
S179において、図17を参照して後述する時間計測値がチェンジタイム(%)に対応する値(時間)になったか否かを判定する。そうであればS180に処理を進め、クロスフェード補間処理を開始する。
すなわち、パターンスイッチ51(S161で選択されたもの)で指定された次のシーンデータを読み出し、このシーンデータにより一括指定される映像加工パラメータを、次の拍位置におけるパラメータとして取得しておく。
チェンジタイムに対応する値になったタイミングにおける映像加工パラメータの現在値と、次の拍位置における上述した映像加工パラメータの値との、クロスフェード補間処理を開始させ、図12に示したメインフローチャートに戻る。
【0084】
図17は、図12に示したメインの処理と同時に行われる割込処理のフローチャートである。タイマに従って割込処理される。
アルペジェータ自動再生モードおよびアルペジェータ・プッシュンプッシュモードの場合に必要な処理である。
S191において、メインテンポが選択中であるか否かを、ダイアル/タップ切り替え[Dial/TAP]スイッチ65の操作状態を検出することにより判定する。そうであればS192に処理を進めるが、そうでなければS193に処理を進める。 S192において、リセットフラグ=1であるか否かを判定する。そうでなければS193に処理を進め、そうであればS194に処理を進めてリセットフラグを1に戻し、S196まで処理を進める。
S193において、メイン時間(tm)の計測を行う。すなわち、Δtmを加算する。S195において、時間計測がテンポタップスイッチ63で設定されたメインテンポの1周期(tempom)に達したか否かを判定する。そうであればS196に処理を進め、メイン時間計測をリセット(tm←0)し、メインの拍タイミング(メインテンポの拍位置であることを示す)を出力する。
【0085】
次のS197〜S202においても、同様の処理を行い、S199においてサブ時間(ts)の計測を行い、時間計測がテンポタップスイッチ63とテンポダイアル61で設定されたサブテンポの1周期(tempos)に達したとき、および、S200においてリセットフラグが0に戻されたときには、S202において、サブの時間計測をリセット(ts←0)し、サブの拍タイミング(サブテンポの拍位置であることを示す)を出力する。
上述したように、メインテンポとサブテンポは独立し、タイマ割込毎に、同時に時間計測が行われ、選択されている側のテンポは、リセットフラグ(図15のS167あるいはS169においてセットされた)によってリセットされ拍タイミング信号を出力している。
【0086】
上述した図15〜図17において、再生スイッチ67を操作したときには、S163−S164−S166−[リターン]によって自動再生モードになる。
その後、時間計測によりチェンジタイムに対応するタイミングになれば、S163−…−S179−S180となって、最初のシーンa1データが読み出され、映像加工パラメータを一括指定することにより、次の拍位置で設定される複数の映像加工パラメータの値を取得する。この映像加工パラメータの値と、それぞれ対応する複数の映像加工パラメータの現在の設定値との間で、クロスフェード補間処理をする。
さらにその後、次の時間計測により拍位置(例えば、メイン系統の拍位置とする)となれば、S163−…−S172−S173−S175となって、補間処理を完了させる。このとき、この拍位置での設定のためにS180で読み出されていたシーンデータにより一括指定される、複数の映像加工パラメータの値になって、図12のS109において映像信号処理装置1に設定される。
【0087】
また、自動再生モード中において、図9(a)に示したタイミング条件で再び再生スイッチ67を操作したときは、S165−S167−[リターン]によって、リセットフラグが1にセットされる。図17のS194においてリセットフラグが0に戻された上で、S196において拍タイミング信号が出力され拍位置となる。また、再スタートフラグが1にセットされる。
従って、次に、S172−S173−S175−S176−S178となって、現在のシーンb1データによって一括指定されている複数の映像加工パラメータの値を取得して、図12のS109において映像信号処理装置1に設定することになる。
自動再生モード中において、図9(e)に示したようなタイミング条件でトリガスイッチ66の操作が検出されたときには、S168−S169−[リターン]において、リセットフラグが1にセットされる。図17のS196において、拍タイミング信号が出力され拍位置となるとともに、また、トリガフラグが1にセットされる。次に、S172−S173−S175−S176−S177となって、次のシーンc1データによって一括指定されている複数の映像加工パラメータの値を得て、図12のS109において映像信号処理装置1に設定する。
【0088】
図示を省略したが、一時停止スイッチ68の操作が検出されたときには、トリガフラグを0のままにしておくとともに、チェンジタイムが来てもS180のクロスフェード補間処理を開始させなければよい。一時停止スイッチ68が再度操作されて一時停止を解除するときには、再び、S180のクロスフェード補間処理を行うようにすればよい。
また、先頭戻りスイッチ69の操作が検出されたときには、トリガフラグを0のままにしておくとともに、チェンジタイムが来てもS180のクロスフェード補間処理を開始させない。拍位置になったときには、S178に代わるものとして、現在のパターンスイッチ51で指定された最初のシーンa1データにより一括指定される映像加工パラメータの値を得て、図12のS109において映像信号処理装置1に設定する。
パターンスイッチ54の操作が検出されたときも、先頭戻りスイッチ69と同様であり、拍位置になったときには、S178に代わるものとして、検出したパターンスイッチ54で指定されたアルペジェータパターン(2)の最初のシーンa2データにより一括指定される映像加工パラメータの値を取り出せばよい。
【0089】
上述した説明では、再生スイッチ67の最初の操作について、図4(c),図4(e)に示したような、操作タイミングと、拍位置、チェンジタイムとの相互関係によって、異なる処理を行う場合のステップについては、説明を省略した。しかし、相互関係を検出して、それぞれに対応した処理ステップに進むようにすればよい。他のスイッチの操作についても、同様に、操作タイミングと、拍位置、チェンジタイムとの相互関係によって、異なる処理を行う必要があるが、これらの場合も、同様に、相互関係を検出して、それぞれに対応した処理ステップに進むようにすればよい
【0090】
上述した説明では、映像信号をリアルタイムに入力してリアルタイムで信号処理をして出力していたが、データファイル化されて記録された映像信号を処理して、処理後の映像信号をファイル化して再び記録したり、リアルタイムで再生する場合にも本発明を適用可能である。
【0091】
【発明の効果】
本発明は、上述した説明から明らかなように、複雑なパラメータの設定であってもオペレータの簡単な操作で一括して行えるとともに、繰り返して指示される切り替えタイミングに合わせた映像加工が実現できるという効果がある。
その結果、映像オペレータの操作を補助して、音楽や映像などの時間進行に合致した映像加工が可能となる。音楽の演奏シーンに対して映像を組み合わせやすくなり、音楽とあわせて映像に変化をつけることができるようになる。一般のユーザが映像オペレータとなって面白く飽きのこない映像を作り込む負担を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像加工パラメータ設定装置の実施の一形態を説明するための機能構成図である。
【図2】図1に示した機能構成によるシーンデータの切り替え方法を示す説明図である。
【図3】図1に示した機能構成による映像効果の一具体例を示す表示画面の説明図である。
【図4】図1に示した機能構成によるシーンデータの変更処理を示す第1の説明図である。
【図5】図1に示した機能構成を実現する映像処理装置の操作パネルの一具体例を示す説明図である。
【図6】図5に示した操作パネルの一部分を示す説明図である。
【図7】図1に示した機能構成におけるシーンデータおよびアルペジェータパターンを示すメモリ構成図である。
【図8】図1に示した機能構成における切り替えタイミング出力部5の機能を示す説明図である。
【図9】図1に示した機能構成によるシーンデータの変更処理を示す第2の説明図である。
【図10】図1に示した機能構成を実現する映像処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
【図11】図1に示した機能構成における映像信号処理装置を説明するための信号経路図である。
【図12】本発明の実施の一形態の動作例を示すメインのフローチャートである。
【図13】図12に示したアルペジェータシーンの記録ステップS105の詳細を示すフローチャートである。
【図14】図12に示したアルペジェータパターンの記録ステップS106の詳細を示すフローチャートである。
【図15】図12に示したアルペジェータ自動再生ステップの詳細を示す第1のフローチャートである。
【図16】図12に示したアルペジェータ自動再生ステップの詳細を示す第2のフローチャートである。
【図17】図12に示したメインの処理と同時に行われる割込処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…映像信号処理装置、2…映像加工パラメータ設定装置、3…パラメータ値一括指定部、4…変更処理部、5…切り替えタイミング出力部、6…シーンデータメモリ、7…アルペジェータパターンメモリ、8…拍タイミング発生部
Claims (3)
- 映像信号を入力し該映像信号を複数のパラメータの値に応じて加工して出力する映像信号処理装置に対し、前記複数のパラメータの値を設定する映像加工パラメータ設定装置であって、
前記複数のパラメータの値をシーンデータとして一括指定するパラメータ値一括指定手段と、
切り替えタイミングの出力を繰り返す切り替えタイミング出力手段と、
前記映像信号処理装置に対して設定する前記複数のパラメータの値を、前記切り替えタイミング出力手段から出力される前記切り替えタイミングにおいて、前記パラメータ値一括指定手段により一括指定される前記複数のパラメータの値に変更する変更処理手段、
を有することを特徴とする映像加工パラメータ設定装置。 - 切り替えタイミングの系統を切り替える系統切り替え手段を有し、
前記切り替えタイミング出力手段は、繰り返し周期を個別に設定可能な複数系統の切り替えタイミングを出力可能なものであり、前記系統切り替え手段により、前記複数系統の切り替えタイミング中の1つの系統の切り替えタイミングを出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の映像加工パラメータ設定装置。 - 映像信号を入力し該映像信号を複数のパラメータの値に応じて加工して出力する映像信号処理装置に対し、前記複数のパラメータの値を設定する映像加工パラメータ設定用プログラムであって、
前記複数のパラメータの値をシーンデータとして一括指定するパラメータ値一括指定ステップと、
切り替えタイミングの出力を繰り返す切り替えタイミング出力指示ステップと、
前記映像信号処理装置に対して設定する前記複数のパラメータの値を、前記切り替えタイミング出力ステップにより出力される前記切り替えタイミングにおいて、前記パラメータ値一括指定ステップにより一括指定される前記複数のパラメータの値に変更する変更処理ステップ、
をコンピュータに実行させることを特徴とする映像加工パラメータ設定用プログラム。
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