JP4144461B2 - 映像信号変更設定装置およびプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像信号変更設定装置および映像信号変更設定用プログラムに関するものである。
特に、1または複数チャンネルの映像信号を入力して映像信号処理を行うビジュアル・ミキサ(ビデオミキサ)装置に適したものである。
【0002】
【従来の技術】
ライブ演奏のステージを撮影して得られる映像信号などの、複数の映像信号の合成、切り替えなどを行って映像信号を出力するビジュアル・ミキサ装置が知られている。
ビジュアル・ミキサ装置として、映像オペレータが入力チャンネルの切り替えや、各入力チャンネルの映像信号に映像効果を付与するためにシーンデータを再生するものが、特許文献1等で知られている。
このビジュアル・ミキサ装置によれば、操作パネル上の複数の操作子による映像加工パラメータの設定状態を、一括してシーンデータとして記憶装置に記録しておき、その後にシーンデータの再生操作をすれば、映像加工パラメータの設定状態が一括して再現される。
ここで、シーンデータの再生機能とは、VTR(ビデオテープレコーダ)のように映像信号そのものを再生するのではなく、映像加工パラメータを再生するものである。
【0003】
このようなシーンデータの再生機能を用いれば、映像オペレータは、映像加工パラメータの設定を、ワンタッチで切り替えることができる。その結果、音楽イベントなどにおいて、例えば、ライブでの多チャンネルの映像に対し、なるべくリアルタイムで直感的に面白い編集操作ができる。
しかし、単調で退屈な映像変化にならないように、映像内容および音楽演奏などの時間進行に合わせて、映像加工パラメータを次々に切り替えたい場合がある。このように、リアルタイムに変更指示を与えて行く装置において、映像オペレータは、演奏等の状況を把握してシーン指定スイッチを次々に切り替え操作しなければならない。
しかし、切り替えのタイミングや、切り替えの繰り返し周期を即断することは難しく、思い通りにならないで困惑してしまうこともあった。
このように、一般のユーザが、映像内容および音楽演奏などの時間進行に都合のよいタイミングで切り替わり、変化に富んだ出力映像を作り込むことは難しかった。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−262179号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、映像信号を変更させる切り替えタイミングの指定が容易となる映像信号変更設定装置および映像信号変更設定用プログラムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項1に記載の発明においては、映像信号処理装置に対し、それぞれ、第1の繰り返し周期,第2の繰り返し周期で生成される第1,第2系統のテンポ信号の一方の拍位置において、映像信号を変更させる映像信号変更設定装置であって、ユーザ操作に応じて前記第1の繰り返し周期が任意に設定される前記第1系統のテンポ信号を生成する第1テンポ信号生成手段と、ユーザ操作に応じて前記第2の繰り返し周期が任意に設定される前記第2系統のテンポ信号を生成する第2テンポ信号生成手段と、前記第1,第2系統のテンポ信号のいずれかを選択する系統選択操作子と、該系統選択操作子の操作に応じて前記第1,第2テンポ信号生成手段において生成される第1,第2系統のテンポ信号のいずれかを選択的に出力する系統選択手段と、前記映像信号処理装置に対し、前記系統選択手段から選択的に出力されるテンポ信号の拍位置において、前記映像信号を変更させる映像信号変更手段と、前記第1,第2テンポ信号生成手段において生成される第1,第2系統のテンポ信号の拍位置をそれぞれ報知するテンポ信号報知手段を有するものである。
従って、テンポ信号の拍位置を可視表示あるいは可聴音で直接的に報知することにより、リアルタイムで、テンポ信号の拍位置および繰り返し周期を明確に把握することができる。
このテンポ信号によって映像信号を変更させるタイミングの決定が容易になる。その結果、映像信号処理装置の側において、映像内容や音楽演奏などの時間進行に合致し、変化に富んだ映像信号の変更が可能となる。
2系統のテンポ信号を生成して、いずれか一方を選択して出力することにより、現在において採用されていない系統のテンポ信号の繰り返し周期を予め調節しておくことができるので、テンポ信号の拍位置および繰り返し周期を、リアルタイムで変更することが容易になる
、切り替えようとするテンポ信号の拍位置を事前に適切に調整してから変更することが容易になる。
なお、映像信号処理装置に対し、それぞれ、第1の繰り返し周期〜第N(Nは3以上の整数)の繰り返し周期で生成される第1系統から第N系統までのテンポ信号の1つの拍位置において、映像信号を変更させる映像信号変更設定装置、であっても同様の発明が成立する。このような装置であっても、第1系統のテンポ信号と第2系統のテンポ信号しか使用していない状態では、元々2系統しかない映像信号変更設定装置と変わりない。
【0007】
本発明は、請求項2に記載の発明においては、映像信号処理装置に対し、それぞれ、第1の繰り返し周期,第2の繰り返し周期で生成される第1,第2系統のテンポ信号の一方の拍位置において、映像信号を処理する映像加工パラメータを設定する映像信号変更設定装置であって、ユーザ操作に応じて前記第1の繰り返し周期が任意に設定される前記第1系統のテンポ信号を生成する第1テンポ信号生成手段と、ユーザ操作に応じて前記第2の繰り返し周期が任意に設定される前記第2系統のテンポ信号を生成する第2テンポ信号生成手段と、前記第1,第2系統のテンポ信号のいずれかを選択する系統選択操作子と、該系統選択操作子の操作に応じて前記第1,第2テンポ信号生成手段において生成される第1,第2系統のテンポ信号のいずれかを選択的に出力する系統選択手段と、前記映像信号処理装置に対して設定する映像加工パラメータの値を、前記系統選択手段から選択的に出力されるテンポ信号の拍位置において変更する映像信号変更手段と、前記第1,第2テンポ信号生成手段において生成される第1,第2系統のテンポ信号の拍位置をそれぞれ報知するテンポ信号報知手段、を有するものである。
従って、映像加工パラメータの切り替えタイミングを設定することが容易になり、請求項1に記載の発明と同様の作用を奏する。
【0008】
さらに、請求項2に記載の映像信号変更設定装置において、前記映像信号変更手段は、映像加工パラメータ値一括指定手段および映像加工パラメータ変更処理手段を有し、前記映像加工パラメータ値一括指定手段は、複数の前記映像加工パラメータの値を、シーンデータとして一括指定し、前記映像加工パラメータ変更処理手段は、前記映像信号処理装置に対して設定する前記複数の映像加工パラメータの値を、前記系統選択手段から選択的に出力されるテンポ信号の拍位置において、前記映像加工パラメータ値一括指定手段により一括指定される前記複数の映像加工パラメータの値に変更するものとすることができる。
この場合、複数の映像加工パラメータの設定であっても、シーンデータとして一括指定できるので、リアルタイムで個別に設定するという複雑な操作が必要がなく、簡単な操作で設定が行える。
なお、上述した映像加工パラメータ値一括指定手段は、複数種類のシーンデータを指定可能なものであって、ユーザの操作により、複数種類ある前記シーンデータの中から、ある1つのシーンデータを指定したり、1つずつシーンデータを指定したり、オペレータの意図に合うように、予め設定しておいた所定の順序でシーンデータを選択したりすることができる。
【0009】
請求項3に記載の発明においては、上述した請求項1に記載の映像信号変更設定装置をコンピュータに実行させるプログラムの形態で実現するものである。
上述した請求項2に記載の映像信号変更設定装置、上述したように、これをさらに限定したものも同様に、コンピュータに実行させるプログラムの形態で実現することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の映像信号変更設定装置の実施の一形態を説明するための機能構成図である。
図中、1は映像信号処理装置、2は映像信号変更設定装置であって、両装置を合わせて映像処理装置となり、ビジュアル・ミキサ装置を実現することができる。
映像信号処理装置1は、映像信号として動画,静止画を入力し、映像信号を加工処理して出力する。1または複数の入力チャンネル(ch1〜chN)の映像信号を同時に入力し、映像信号の加工処理をしつつ、少なくとも1つの出力チャンネルの映像信号を出力する。
映像信号は、例えば、ビデオカメラ、DVD(Digital Versatile Disk)等のビデオプレーヤ、パーソナルコンピュータ等から入力される。一方、出力チャンネルの映像信号は、モニタディスプレイ等に出力される。オペレータのモニタ用チャンネルのように、異なるミキシング処理がなされた映像信号を出力する出力チャンネルが複数設けられてもよい。
【0011】
映像信号変更設定装置2は、映像信号処理装置1に対し、それぞれ、第1の繰り返し周期,第2の繰り返し周期で生成される第1,第2系統のテンポ信号(切り替えタイミングを決める繰り返し信号)の一方のテンポ信号の拍位置(切り替えタイミング)において、映像信号を変更させる。
映像信号の変更例としては、複数系統の映像信号の入力のオンオフまたは切り替え、映像信号に加える画質調整,映像配置などの映像効果の変更、映像記録装置に記録された映像信号を再生するときの読み出し位置(時刻)の制御、映像記録装置に記録された映像信号を再生するときの映像信号の時間進行の一時停止と再開の制御などがある。
ユーザが操作子を用いて演奏信号を変更する操作をすると、上述した第1,第2系統のテンポ信号の一方の拍位置に至ったときに、映像信号処理装置1に対し、映像信号を変更させる。
より具体的な変更方法としては、上述したように映像信号を変更するのに必要な映像加工パラメータを設定する。例えば、複数系統の映像信号の入力のオンオフまたは切り替えを制御するデータ、映像信号に加える画質調整,映像配置などの映像効果の種類とその制御値のデータ、映像記録装置に記録された映像信号を再生するときの読み出し位置(時刻)の値、映像記録装置に記録された映像信号を再生するときの映像信号の時間進行の一時停止と再開の指示データなどがある。
映像信号処理装置1は、複数の映像加工パラメータの値に応じて、映像信号を加工して出力する。
この映像信号変更設定装置2は、テンポ信号出力部3、映像信号変更部4、テンポ信号報知部5を備えている。
【0012】
テンポ信号出力部3は、第1系統のテンポ信号および第2系統のテンポ信号を生成し、その一方の系統を選択的に出力する。
テンポ信号出力部3の機能構成の一具体例を示す。
第1系統のテンポ信号生成部3a,第2系統のテンポ信号生成部3bは、それぞれ、第1系統,第2系統のテンポ信号を生成する。それぞれの第1の繰り返し周期,第2の繰り返し周期は、繰り返し周期設定部3cにおいて、第1,第2系統のテンポ設定操作子7a,7bの個別の操作により個別に設定される。第1系統,第2系統のテンポ信号の拍位置は、通常、異なるタイミングになる。
ここで、第1系統のテンポ信号の第1の繰り返し周期と第2系統のテンポ信号の第2の繰り返し周期とは、独立して設定するようにしてもよいし、連動して設定するようにしてもよい。
連動して設定する場合としては、例えば、第2の繰り返し周期を、第1の繰り返し周期に対して相対値で設定する(例えば、第2の繰り返し周期を、第1の繰り返し周期を100%とした%値、あるいは増減の%値で設定する)ような場合がある。
生成された第1,第2系統のテンポ信号は、系統選択部3dにおいて、系統選択操作子6の操作によりその一方が選択的に採用されて映像信号変更部4に出力される。
なお、第1,第2系統のテンポ信号は同時には出力されないので、第1系統のテンポ信号生成部3a,第2系統のテンポ信号生成部3bは、常時同時にテンポ信号を生成する必要がないことから、内部構成を簡略化でき、種々変形が可能である。
【0013】
テンポ信号報知部5は、テンポ信号出力部3の内部において生成されている第1,第2系統のテンポ信号に関し、少なくとも一方のテンポ信号の拍位置をユーザに報知する。
テンポ信号は、拍位置で「クリック音」を出力することにより可聴表示したり、拍位置で発光ダイオードを点灯することにより可視表示したりする。
従って、報知のための部材に操作パネル面を余計に取られることがなく、また、部品点数を増加させることがない。
可視表示の場合は、ディスプレイの一部にテンポ信号の拍位置を仮想的なランプの点灯で表示させることもできる。
報知設定操作子8の操作により、報知の有無、および、報知する場合に報知するテンポ信号の系統を設定することができる。いずれか一方の系統を指定したり、現在採用中である系統、あるいは、現在採用されていない系統を指定したりすることができる。詳細な具体例は、図4,図8,図9を参照して後述する。
【0014】
図2は、図1に示した映像信号変更部4の一具体例を示す説明図である。
図中、11aはシーンデータメモリ、11bはアルペジェータパターンデータメモリである。12は映像加工パラメータ変更部、13はシーン指定スイッチ、14はパターン指定スイッチである。
映像信号変更部2は、映像加工パラメータ値一括指定部11および映像加工パラメータ変更部12を有する。
映像加工パラメータ値一括指定部11は、シーンデータメモリ11aおよびアルペジェータパターンデータメモリ11bを内部あるいは外部に備え、シーン指定スイッチ13の操作に応じてシーンデータメモリ11aからシーンデータを読み出し、複数の映像加工パラメータの値を、シーンデータとして一括指定する。
【0015】
シーンデータメモリ11aには、複数種類の「シーンデータ」が記憶され、各「シーンデータ」として、複数の映像加工パラメータの値が一括して記憶されている。
シーンデータとして一括指定される複数の映像加工パラメータとして、例えば、1または複数の入力チャンネルに割り当てる入力映像信号の選択(複数台のテレビカメラ出力の選択など)、入力チャンネルのオンオフ、入力チャンネル毎の、画質調整,映像配置(映像の縦横サイズや、全体の画面上における映像の配置),レベルに関する映像加工パラメータなどがある。
なお、合成後の出力映像信号のチャンネルに対して映像加工パラメータを設定してもよい。
「シーンデータ」は、例えば、操作パネル上の複数の設定操作子の各操作状態に対応する映像加工パラメータを一括して保存することにより作成される。
シーン指定スイッチ13は、シーンデータメモリ11aに対する「シーンデータ」の読み書きにおいて、「シーンデータ」の種類の指定を行う。
【0016】
一方、アルペジェータパターンデータメモリ11bには、複数種類の「アルペジェータパターン」が記憶され、各「アルペジェータパターン」には、複数種類のシーンデータを指定する順序等が記述されている。
「アルペジェータパターン」は、例えば、複数のシーン指定スイッチ13を操作する順番を保存することにより作成される。
アルペジエータパターン指定スイッチ14は、アルペジェータパターンデータメモリ11bに対する「アルペジェータパターン」の読み書きにおいて、「アルペジェータパターン」の種類の指定を行う。
上述した「シーンデータ」や「アルペジェータパターン」は、予めプリセットされて工場出荷されたものを記憶装置に保存しておいてもよい。
【0017】
映像加工パラメータ値一括指定部11は、複数種類あるシーンデータの中から、ある1つのシーンデータを指定したり、1つずつシーンデータを指定したり、オペレータの意図に合うように予め「アルペジェータパターン」として設定しておいた所定の順序でシーンデータを選択したりすることができる。
映像加工パラメータ変更部12は、映像信号処理装置1に対して設定する複数の映像加工パラメータの値を、図1に示したテンポ信号出力部3から選択的に出力されるテンポ信号の拍位置において、映像加工パラメータ値一括指定部11により一括指定される複数の映像加工パラメータの値に変更する。
【0018】
図3は、図2に示したシーンデータの変更処理を示す説明図である。
図3(a)はアルペジェータパターンを示す図である。アルペジェータパターンデータメモリ11bには、予め決められた順序(アルペジェータパターン)として、[シーンa]→[シーンb]→[シーンc]という「シーンデータを特定する情報」によって、例えば、3シーンからなる順序が指定されている。各順序におけるチェンジタイムとして、例えば、0%,25%,50%が、「アルペジェータパターン」中に指定されているか、再生時に、オペレータがチェンジタイムダイアルを操作することにより、拍位置間において補間処理の開始タイミングを設定する。
【0019】
複数の「シーンデータ」は、1つずつ、アルペジェータパターンメモリ11bに記憶された「アルペジェータパターン」に従って、「シーンaデータ」→「シーンbデータ」→「シーンcデータ」というように順次指定され、チェンジタイムが0%という補間処理をしない例では、拍位置毎に切り替えられる。
本明細書において、「アルペジェータ」という用語は、入力された1または複数の入力チャンネルの映像信号に対する、映像加工パラメータのセットであるシーンデータを、所定の順序を指定するパターン(一種のシーケンスパターンである)で順次切り替えて行くという、映像加工パラメータの1つの設定手法の意味で使用している。
なお、アルペジエータパターン指定スイッチ14を設けることなく、ユーザが複数種類のシーンデータの中から、順次、シーンデータを選択し、アルペジェータパターンデータメモリ11bに選択したシーンデータの一連の順序を記憶させておき、この順序を読み出すことにより、順次、シーンデータを指定することができる。
さらに、アルペジェータパターンデータメモリ11bも設けることなく、テンポ信号の次の拍位置になる前に、ユーザが、複数種類のシーンデータの中から次のシーンデータを指定することもできる。
【0020】
映像信号変更部4において補間処理をすることができる。
図3(b)はアルペジェータパターンによって順次切り替えられて行くシーンデータの補間処理の一具体例を示す図である。
横軸は時間、縦軸は映像加工パラメータに乗算する補間係数である。
映像信号処理装置1に対して設定する映像加工パラメータの値を、チェンジタイムで決まる変更開始タイミングにおいて現に設定している値から、映像加工パラメータ値一括指定部11により一括指定される複数のパラメータの値まで、なめらかに変更する。
変更処理期間において、各映像加工パラメータについて、変更前の値(現在の設定値)に乗算する補間係数を1から0まで漸減させる。変更後のシーンデータにより指定される変更後の各映像加工パラメータについて、変更後の値に乗算する補間係数を0から1まで漸増させる。
次に、各映像加工パラメータについて、上述した補間係数が乗算された変更前の値と、上述した補間係数が乗算された変更後の値とを加算した値を、変更処理期間中の値とする。
クロスフェード補間処理は、一括指定される拍位置とその1つ前の拍位置との間に開始タイミングが設定され、隣接する拍位置の間隔を基準(100%)として、開始タイミングが何%の位置にあるかを示すチェンジタイムの値によって決定される。チェンジタイムが100%のときは、1つ前の拍位置から既に補間処理がなされ、チェンジタイムが0%のときは、補間処理されることなく、拍位置になったとき、瞬時に変更される。
なお、「現在の設定値」から最初のシーンaデータにより設定される値に変更する際に、アルペジエータ再生の開始タイミングと補間処理の開始タイミングとの相互関係に応じて、異なる処理を行う必要がある。
【0021】
図4は、図1に示した機能構成におけるテンポ信号出力部3の動作を示す説明図である。
第1系統のテンポ設定操作子7a,第2系統のテンポ設定操作子7bとしては、どのような操作子を用いても構わない。
しかし、メインテンポを出力する第1系統のテンポ設定操作子7aとしては、タップスイッチを使用するとよい。
この操作子を少なくとも2回叩くことによる、タイミングの時間間隔に応じて、テンポ信号の繰り返し周期を簡単に設定することができる。より具体的には、最後の所定回数(任意に設定可能)だけ叩いたときの、各タイミング間隔の平均値をメインテンポ(拍位置の繰り返し周期)として設定する。
一方、従となる系統の切り替えタイミングの繰り返し周期は、主となる系統の切り替えタイミングの繰り返し周期とは独立して設定されてもよいが、主となる系統の切り替えタイミングの繰り返し周期を基準として相対的に(例えば%値、あるいは、増減の%値)設定されてもよい。
この場合、サブとなる系統のテンポ信号を、メインとなる系統のテンポ信号の繰り返し周期から少し変更するような設定が容易になる。具体的には、サブテンポを出力する第2系統のテンポ設定操作子7bとして、テンポダイアルを使用して、メインテンポを基準として相対的にサブテンポを調整する。
【0022】
図4においては、メイン系統の拍位置を拍位置m、サブ系統の拍位置を拍位置sとして表示している。
図示の例では、2系統のテンポ信号を並行して同時発生させている。図1に示した系統選択操作子6は、メインテンポの拍位置とサブテンポの拍位置のどちらを使用して、映像加工パラメータの切り替えを行うかを設定する。
上述したテンポ信号出力部3は、系統選択操作子6の操作により、メイン系統のテンポ信号から、サブ系統のテンポ信号に切り替えられたときは、サブ系統のテンポ信号を拍位置にリセットすることにより拍位置を調整するとともに、サブ系統のテンポ信号の拍位置sを出力するものとしてもよい。
サブ系統は、演奏が盛り上がったときに、映像加工パラメータを激しく切り替えたいときなど、一時的にテンポを上げたい場合に使用する。逆に、一時的にテンポを下げたいときにも使用できる。
それぞれのテンポ信号は並列に生成されていれば、即座に切り替えが可能である。サブテンポに切り替えたときは、サブ系統の切り替えタイミングが直ちに出力され、直ちにシーンデータを切り替えることになるので、状況に素早く対応することができる。
【0023】
一方、図示の例のように、テンポ信号出力部3が、系統選択操作子6の操作に応じてサブとなる第2系統のテンポ信号から、メインとなる第1系統のテンポ信号に変更されるときは、メインとなる第1系統のテンポ信号の位相をリセットすることなく、メインとなる第1系統のテンポ信号の拍位置mを出力するようにしてもよい。
メインテンポに戻るときに、メインとなる第1系統のテンポ信号の位相をリセットすることにより、拍位置を調整してシーンデータを直ちに切り替えてもよい。しかし、メインとなる第1系統のテンポ信号の位相をリセットしないでおいた場合には、一時的な拍位置の変更の後、再び定常的な繰り返し周期の位相で拍位置mが出力されるので、一時的な効果を際立たせることができて好都合である。
【0024】
なお、図2に示した映像加工パラメータ値一括指定部11は、複数の映像加工パラメータの値を一括指定する際に、テンポ信号出力部3から出力されるテンポ信号の位相をリセットしてテンポ信号を出力させる第1のモードと、このテンポ信号の位相をリセットしない第2のモードとを有し、いずれかのモードが指定されることにより、テンポ信号の位相を制御するものとしてもよい。この場合、複数の映像加工パラメータの値を一括指定する際に、繰り返し出力されるそれまでのテンポ信号の位相関係を維持させた方がよい場合と、直ちにテンポ信号を出力することにより直ちに一括指定させた方がよい場合とに応じて、第1,第2のモードを選択することができる。
例えば、現在選択中のシーンデータと同じシーンデータを再度一括指定する場合は直ちに一括指定を行い、異なるシーンデータを一括指定する場合は位相関係を維持させたまま、次に来る拍位置の出力により一括指定を行うことができる。なお、上述したようなシーンデータの指定内容に依存せずに、オペレータが任意に上述した第1,第2のモードを選択する方法を採用してもよい。
【0025】
次に、図1のテンポ信号報知部5の動作を説明しておく。
報知設定操作子8の操作により、テンポ信号報知部5が、第1系統(メイン)のテンポ信号,第2系統(サブ)のテンポ信号のうち、いずれの拍位置を報知するかを設定する。例えば、(1)メインテンポの拍位置の報知、(2)サブテンポの拍位置の報知、(3)メインテンポの拍位置とサブテンポの拍位置の同時報知、(4)現在において採用されているテンポ(表テンポ)の拍位置の報知、(5)現在において採用されていないテンポ(裏テンポ)の拍位置の報知がある。
【0026】
図4の下段には、報知をクリック音で可聴表示する例であって、メインテンポとサブテンポとで、音色を異ならせた場合について示している。
この場合、報知対象を可聴表示と可視表示とで異ならせることができる。例えば、第1系統のテンポ設定操作子7a,第2系統のテンポ設定操作子7bのそれぞれの近傍に発光ダイオードなどのランプを設け、それぞれ、メインテンポの拍位置、サブテンポの拍位置で点灯するようにする。
一方、可聴表示は、現在採用している表テンポの拍位置または現在採用していない裏テンポの拍位置を、ユーザが確認したい方に適宜切り替えるようにするとよい。この場合でも、メインテンポとサブテンポとでは音色、周波数等の少なくとも1つについて異なるようにすることが好ましい。
なお、上述した説明では、2系統のテンポ信号を同時に走らせるものを例として説明したが、3以上の複数系統のテンポ信号(第1系統,第2系統,,…,第N系統)(Nは3以上の整数)があってもよい。その場合は、「現在のもの」の他に、「切り替えようと考えているもの」または「切り替えようとするものの候補」が複数あることになる。
これらの中から、系統選択操作子6の操作に応じて1つの系統が選択されて出力される。また、テンポ信号報知部5は、複数系統のテンポ信号の中から少なくとも1つの系統のテンポ信号の拍位置を報知する。
全ての系統が繰り返し周期を独立して設定できてもよい。1または複数の系統が繰り返し周期を独立して設定でき、その他の系統は、それぞれ、独立した各系統のいずれかの繰り返し周期に連動し、相対的に設定されてもよい。
【0027】
図5は、図1に示した機能構成を実現する構成例を示すブロック図である。
図中、CPU22は、ROM23に格納された制御プログラムや各種データを用い、RAM24をワークエリアとして、装置全体の制御動作を行う。
バス21を介し、操作パネル上のシーンデータ,アルペジェータ自動再生モード関連の各種操作子27、ダイアル、フェーダ、ボタンスイッチ等、その他の操作子26の操作イベントを検出して、複数の映像加工パラメータを映像信号処理装置1に設定することにより、入力チャンネルの選択,オンオフ,画質,映像配置等の映像加工をする。
なお、入力される映像信号がアナログ信号である場合に必要なアナログ/ディジタル変換器、複数入力チャンネルの映像信号の相互の同期をとるためのバッファ、出力チャンネルから出力される映像信号をアナログコンポジット信号に変換し、図示しない映像表示装置に出力して表示させる映像出力回路等の図示は省略した。
複数の映像加工パラメータは、シーンデータ,アルペジェータパターンの記憶部25(例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリ・カードとする)に記憶(Save)させて、これから読み出して装置本体のRAM24に書き込む(Load)ことができる。また、インターフェース29を経由して、外部装置からシーンデータ,アルペジェータパターンの記憶部25に書き込むこともできる。
表示器28は、例えば、操作パネル上に設けられた液晶ディスプレイであり、操作子やシーンデータによって映像信号処理装置1に、これから設定しようとする映像加工パラメータ、あるいは、現に設定されている映像加工パラメータの設定状況を示す。また、テンポ信号の拍位置を報知するランプ、各種操作子に設けられた操作子の設定状態を指示するランプを含む。
【0028】
映像信号処理装置1は、例えばDSP(Digital Signal Processor)で実現される。CPU22により、入力チャンネル、ミキシング信号経路等を含む映像加工パラメータの値が設定され、入力された映像信号に対してリアルタイムで混合する。
バス21には、外部のパーソナルコンピュータ等と接続するためのインターフェース29が接続されている。外部のパーソナルコンピュータは、その表示画面に操作子を表示させ、キーボード,マウスを使用して操作を行い、CPU22と同様に、映像信号処理装置1を制御することが可能である。
【0029】
ROM23の少なくとも一部をフラッシュメモリとすれば、制御プログラムの更新ができる。制御プログラムは、インターフェース29を介しサーバからダウンロードしてもよいし、メモリ・カードからインストールしてもよい。
図示を省略したが、外部記憶装置として、HDD(ハードディスクドライブ)、CD-ROM(コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ),MO(Magneto Optical Disk),DVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体用のドライブをバス21に接続すれば、HDDに制御プログラムをインストールしてもよい。また、HDDから読み出した映像信号を入力したり、HDDに映像信号処理された出力映像信号を書き込んだりすることができる。
音源部30は、テンポ信号のクリック音をメトロノームで発するような音にするために、打楽器音色の楽音信号を短時間発生させ、サウンドシステム31を経て内蔵のスピーカ、あるいは、別に設けたヘッドホン等から出力する。なお、音源部30,サウンドシステム31に代えて、電子機器一般で使用されているような動作確認用の可聴音をサウンダ等の発音体から出力させてもよい。
【0030】
映像信号処理装置1については、入力チャンネルを4チャンネル、出力チャンネルを1チャンネルとして図示した。
40は入力チャンネル割り当て部であり、入力映像信号の選択も映像加工パラメータにより制御される。複数台あるビデオカメラから出力される映像信号の切り替えも行われる。
411〜414は画質調整部であり、入力チャンネル毎に画質調整を行う。図示しない操作パネル上にある、ポジ表示/ネガ表示選択スイッチ,トリムボリューム,色調整ボリューム,色ゲインボリューム等の操作に応じて設定される映像加工パラメータによって制御される。
【0031】
421〜424は映像(画像)配置調整部であり、各入力チャンネルの映像(画像)の場所移動(Position),多分割表示数(Division),映像(画像)の反転(Reverse:左右,上下,両軸),映像(画像)のサイズ(Size),歪み(Distortion:歪み度、LFOスピード、歪み種類),レイヤ(Layer:レイヤ表示の可否)等のパラメータによって制御される。一具体例としては、各映像加工パラメータの操作子を全入力チャンネルに共通のものとし、設定するチャンネルを選択する操作子との組み合わせで使用される。
431〜434はゲイン調整部であり、チャンネル毎に設けられたフェーダ等により設定される映像加工パラメータによって制御される。
441〜444はオンオフスイッチ部であり、ゲイン調整部431〜434を通した映像信号を出力するか否かを制御する。各チャンネルの使用/不使用を設定するミュート(mute)スイッチおよびソロ(solo)スイッチに応じて設定されるパラメータよって制御される。
【0032】
451〜454は、各入力チャンネルch1〜ch4から、クロスゲイン調整部46への割り当て経路を選択するスイッチ部であり、「A入力」,「B入力」または「スルー」から1つが選択される。クロスフェーダアサインスイッチ等の操作に応じた映像加工パラメータによって制御される。ここで、「A入力」,「B入力」,「スルー」における映像信号入力の結線は、映像信号が加算合成されることを表す。
46は「A入力」,「B入力」に割り当てられた2つの映像信号を、互いに反対方向に変化する重みで合成して出力するクロスゲイン調整部であり、クロスフェーダ等の操作に応じた映像加工パラメータによって制御される。クロスゲイン調整部46の出力と各入力チャンネルの「スルー」出力との結線は、映像信号が加算合成されることを表す。
【0033】
47はメインゲイン調整部であり、出力チャンネルフェーダの操作に応じた映像加工パラメータによって制御される。
上述した入力チャンネル割り当て部40,画質調整部41、映像配置調整部42、フェーダ部43、オンオフスイッチ部44の操作に応じた映像加工パラメータは、「シーンデータ」によって一括指定される映像加工パラメータ等によっても制御される。
なお、全ての映像加工パラメータをシーンデータとして一括指定する必要はない。例えば、ユーザがリアルタイムで手動調節する図示しないマスターフェーダの映像加工パラメータなどは、シーンデータとして記憶する必要がない。従って、一括指定する映像加工パラメータをユーザが選択することもできるようにする。
【0034】
図5に示した構成では、図1に示した映像信号処理装置1と映像信号変更設定装置2とが、1台の映像処理装置に実装された構成である。これに代えて、両装置の間に接続インターフェースを設けて両者を別装置構成にしたシステムとすることもできる。
また、逆に、図1に示した映像信号処理装置1の機能についても、この図5に示したCPU22あるいは別のCPUを用いてソフトウェアプログラムによって信号処理することも可能である。従って、映像信号変更設定装置2、あるいは、これに、映像信号処理装置1を加えた機能を実行するソフトウェアプログラムをパーソナルコンピュータにインストールして機能を実現してもよい。
【0035】
図6〜図11は、図5に示した構成例の処理動作を説明するフローチャートである。
図6は、メインのフローチャートである。
図7〜図10は、メインのフローチャートに含まれるステップを詳細に説明するフローチャートである。これらと、図11に示す割込処理ルーチンのフローチャートとで、図5に示した構成例の処理動作を説明する。
アルペジェータ自動再生におけるテンポ信号報知に関係する処理を重点的に説明している。
【0036】
図6のメインフローチャートは電源投入によって起動する。
S51において初期化され、S52において操作パネル上の各操作子の操作を受け付け、操作パネル上の何らかの操作子が操作されたことを検出し、S53において映像信号を加工制御するための映像加工パラメータの設定および映像信号の加工を行う。
映像信号処理装置1は、映像加工パラメータの設定状態に基づいて、入力映像信号の信号処理を行って映像信号を出力する。以上の処理が繰り返し実行される。
【0037】
図7は、図6に示すS52における操作子受け付け処理の詳細を説明するフローチャートである。
S61において映像加工関連の操作子の操作が検出されたときには、S62において、操作に対応した映像加工パラメータの値をRAM24上に設定する。
例えば、画質調整の操作子が操作されたとき、対応するチャンネルの記憶領域に画質調整の映像加工パラメータの値を変更する。画像の位置/大きさの設定操作子であったなら、その対応するチャンネルの記憶領域に、画像の位置の映像加工パラメータの値を変更する。
【0038】
S63においてシーン記録指示関連の操作子(シーンデータのストアボタン)の操作が検出されたときには、S64において、現時点での操作パネルの操作状態に対応した複数の映像加工パラメータの設定状態をシーン指定スイッチに対応づけて「シーンデータ,アルペジェータパターンの記憶部」25に記録する。
具体的には、任意のシーン指定スイッチが押され、再び、ストアボタンが押されると、複数の映像加工パラメータの値を割り当てて記憶する。
別法として、シーン指定スイッチの1つが長押しされたときに、そのシーン指定スイッチに現在の複数の映像加工パラメータの値の設定状態を記録してもよい。
【0039】
S65においてアルペジェータパターン記録指示の操作子(パターンストアボタン)が押されたときは、S66において、アルペジェータパターン(アルペジエータストリーム)を、アルペジェータパターン指定スイッチに割り付けて、「シーンデータ,アルペジェータパターンの記憶部」25に記録する。
具体的には、パターンストアボタンが押され、シーン指定スイッチを順次操作して行くと、シーン番号など、シーンを特定する情報が順次RAM24に記憶される。
再び、パターンストアボタンが押されると、パターン指定スイッチに、順次保持されていた複数のシーンを特定する情報を割り当てて記憶する。
S68においてトリガスイッチの操作が検出されたときには、第1系統のテンポ信号およびまたは第2系統のテンポ信号の拍位置をリセットして位相調整を行う。具体的には、トリガフラグをセットして、割込処理ルーチンにおいてテンポ信号をリセットする。
【0040】
S69においてシーン読み出し指示関連の操作子(シーン指定スイッチ)の1つの操作が検出されたときには、S70において、指示された操作子にシーンデータとして割り当てて記憶されていた、映像効果や大きさ、入力チャンネルの選択など、複数の映像加工パラメータの値を、「シーンデータ,アルペジェータパターンの記憶部」25から読み出して、RAM24に設定する。
一方、S69においてアルペジェータパターン読み出し指示関連の操作子(アルペジェータパターン指定スイッチ)の1つが検出されたときには、S70において、指示された操作子に割り当てて、アルペジェータパターンとして順番に記録されていたシーンデータを順次読み出し、それぞれのシーンデータに一括設定されていた、複数の映像加工パラメータの値を、「シーンデータ,アルペジェータパターンの記憶部」25から順次読み出して、RAM24に設定する。
S71において、アルペジェータ自動再生を終了する操作子が操作されたことを検出されたときには、S72において、アルペジェータ自動再生モードから出る。
【0041】
図8は、図7に引き続き、図6のS52における操作子受け付け処理の詳細を説明するフローチャートである。
S73においてテンポ基準設定指示の操作子(図1では第1系統のテンポ設定操作子7a、タップスイッチ)の操作が検出されたときは、S74においてメインの系統のテンポ値を変更する。直前のタップとの時間差でテンポ値が算出されて設定される。
S75においてテンポ調整指示の操作子(第2系統のテンポ設定操作子7b、ダイアルスイッチ)の操作が検出されたときは、S76においてサブの系統のテンポ値を変更する。メインの系統のテンポ値を増減してサブの系統のテンポ値を設定する。
S77において採用テンポの切り替え指示の操作子(系統選択操作子6)の操作が検出されたときは、S78において採用するテンポを、メイン,サブ間で切り替える。
【0042】
S79においてテンポ報知の設定指示の操作子(報知設定操作子8)の操作が検出されたときは、S80において報知有無の設定を受け付け、S82,S83において報知有または報知無の設定をする。
S82において報知有りの設定をしたときは、S84において報知対象の受け付けを行う。図4を参照して説明したように、複数の選択肢がある。
S81においてその他の操作子の操作が検出されたときは、S86において、その他の操作子の指示に対応した制御処理を行う。例えば、シーンあるいはアルペジエータパターンを切り替えた時点で、拍位置をリセットするモードとリセットしないモードとの切り替えを指示する操作子の操作を検出して対応する設定を行う。
【0043】
図9は、図6に示したメインフローのS53における映像信号の加工制御の詳細を示すフローチャートである。
S91において、テンポ信号の報知が設定されていたとき、S93において、現在の時刻がメインテンポの拍位置であるか否かを判定する。なお、現在時刻は図11を参照して後述する割込処理のフローにおいて計数されている。
S92において、メインテンポの報知が設定されていたとき、S95において、現在の時刻がサブテンポの拍位置であるか否かを判定する。
S96においてメインテンポ,サブテンポの両者の同時報知が設定されていたとき、S93に処理を進める。
【0044】
S97において、現在において採用テンポ(表テンポ)の報知が設定されていたときは、S98に処理を進め、採用されているテンポがメインテンポであればS93に処理を進め、そうでなければS95に処理を進める。
一方、S99において、採用されていないテンポ(裏テンポ)の報知が設定されていたときは、S99に処理を進め、現在採用されているテンポがメインテンポであればS95に処理を進め、そうでなければS93に処理を進める。
S93においてメインテンポの拍位置であるときには、S100において音色mの報知音を発生し、S101において両テンポの報知が設定されていたときは、さらにS95に処理を進める。
S95においてサブテンポの拍位置であるときには、S102に処理を進め、音色sの報知音を発生する。
【0045】
図10は、図9に引き続き、図6に示すS53における映像信号の加工制御の詳細を示すフローチャートである。
メインテンポおよびサブテンポを可視表示によって報知する処理と、アルペジェータ自動再生時におけるシーンデータを読み出すことによる映像加工パラメータの一括設定の処理を示している。
箇々のシーン指定スイッチにより、シーンデータを単独で読み出す自動再生モードについては説明を省略している。
【0046】
S103において、系統選択操作子6の操作により、メインである第1系統のテンポ信号が選択されていると判定したときはS105に処理を進め、メインテンポの拍位置であるか否かを判定する。そうでなければS105に処理を進め、サブテンポの拍位置であるか否かを判定する。いずれの場合も、拍位置であればS106に処理を進め、そうでなければS107に処理を進める。
S106において、発光ダイオードを一瞬点灯させる。
図示しないパネル上にテンポ信号表示用発光ダイオードを1個設けた場合には、選択されて採用されているテンポ信号の拍位置で点灯することになる。
【0047】
なお、第1系統(メイン)のテンポ設定操作子7a、第2系統(サブ)のテンポ設定操作子7bに対応する場所に、それぞれ、メインテンポ信号表示用発光ダイオード,サブテンポ表示用発光ダイオードを設けた場合には、S104からS106に進んだときは、メインテンポ表示用の発光ダイオードを点灯させ、S105からS106に進んだときは、サブテンポ表示用の発光ダイオードを点灯させるように処理を変更すればよい。2個の発光ダイオードのうち、選択され採用されているテンポ信号に対応する発光ダイオードのみが点灯するので、メイン系統/サブ系統の選択状態識別を兼ねる。
あるいは、メイン系統の拍位置m/サブ系統の拍位置sを、常時モニタできるように、常に、それぞれの拍位置の瞬時に点灯させるように処理を変更してもよい。その際、選択され採用されている系統を識別できるように、選択されている系統側の発光ダイオードの輝度を他方よりも高くしたり、選択されている系統側の色を赤にし、選択されていない系統側の色を緑にするなど、発光色を異ならせてもよい。
【0048】
S107において、アルペジェータ自動再生モードが設定されている(図7のS70において設定される)か否かを判定し、そうであれば、S108に処理を進める。
S108において、補間処理をしない場合(チェンジタイムが0%)を考えると、アルペジェータパターンによって順次指定されるシーンデータとして一括指定される複数の映像加工パラメータを、「シーンデータ,アルペジェータパターンの記憶部」25から読み出してRAM24に設定し、S109に処理を進める。S109においては、RAM24に一時記憶されている、一括設定された複数の映像加工パラメータを映像信号処理部1に転送し、映像信号処理部1において、この映像加工パラメータに従って、映像信号処理を行う。
【0049】
補間処理をする場合(チェンジタイムが0%でない)は、処理ステップを変更する。例えば、S108をなくし、S107または(D)からの処理進行によって行われ、S109の前に処理される処理ステップを設ける。この処理ステップにおいて、指定されたパターン指定スイッチに割り付けられたアルペジェータパターンの次の順番のチェンジタイムが時間計測値と一致したときに、上述したアルペジェータパターンの次のシーンデータを読み出し、このシーンデータにより一括指定される映像加工パラメータの値と、現在において映像信号処理装置1に設定されている映像加工パラメータの値とのクロスフェード補間処理をし、次のテンポ信号の拍位置において補間処理が完了するようにする。
ただし、図7に示したS68などにおいて、テンポ信号をリセットした場合などは、クロスフェード補間処理を開始する前にテンポ信号の拍位置にリセットされてしまうので、S108と同様の処理が必要となる。
【0050】
図11は、図6に示したメインの処理と同時に行われる割込処理のフローチャートである。タイマに従って定期的に処理され、時間計測処理を行う。
S111において、メインの第1系統のテンポ信号が選択中であるか否かを、系統選択操作子6の操作を検出することにより判定する。そうであればS112に処理を進め、そうでなければS113に処理を進める。
S112において、リセットフラグ=1であるか否かを判定する。そうでなければS113に処理を進め、そうであればS114に処理を進めてリセットフラグを1に戻し、S116まで処理を進める。
S113において、メイン時間(tm)の計測を行う。すなわち、Δtmを加算する。S115において、時間計測が第1系統のテンポ設定操作子(タップスイッチ)7aで設定された第1系統のテンポ信号の1周期(tempom)に達したか否かを判定する。そうであればS116に処理を進め、メイン時間計測をリセット(tm←0)し、メインの拍位置を示すメインの拍タイミング信号を出力する。
【0051】
次のS117〜S122においても、同様の処理を行い、S119においてサブ時間(ts)の計測を行い、時間計測が第1系統のテンポ設定操作子(タップスイッチ)7aおよび第2系統のテンポ設定操作子(テンポダイアル)7bとで設定されたサブテンポの1周期(tempos)に達したとき、および、S120においてリセットフラグが0に戻されたときには、S122において、サブの第2系統の時間計測をリセット(ts←0)し、サブの拍位置であることを示すサブの拍タイミング信号を出力する。
上述したように、メインの第1系統のテンポ信号とサブの第2系統のテンポ信号とは独立し、タイマ割込毎に、同時に時間計測が行われ、選択され採用されているテンポ信号は、リセットフラグ(例えば、図7のS68においてセットされた)によってリセットされ拍タイミング信号を出力している。
【0052】
上述した説明では、テンポ信号の報知を、可聴表示と可視表示という異なる態様で同時に行い、かつ、異なる処理ステップで異なる報知対象について行っている。しかし、同じ処理ステップで同じ報知対象について行ってもよい。また、可聴表示と可視表示のいずれか一方の態様で行ってもよい。
上述した説明では、映像信号をリアルタイムに入力してリアルタイムで信号処理をして出力していたが、データファイル化されて記録された映像信号を処理して、処理後の映像信号をファイル化して再び記録したり、リアルタイムで再生したりする場合にも本発明を適用可能である。
【0053】
【発明の効果】
本発明は、上述した説明から明らかなように、映像信号を変更させる切り替えタイミングの指定が容易となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の映像信号変更設定装置の実施の一形態を説明するための機能構成図である。
【図2】 図1に示した映像信号変更部の一具体例を示す説明図である。
【図3】 図2に示したシーンデータの変更処理を示す説明図である。
【図4】 図1に示した機能構成におけるテンポ信号出力部の動作を示す説明図である。
【図5】 図1に示した機能構成を実現する構成例を示すブロック図である。
【図6】 図5に示した構成例の処理動作を説明するメインのフローチャートである。
【図7】 図6に示すS52における操作子受け付け処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図8】 図7に引き続き、図6のS52における操作子受け付け処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図9】 図6に示したメインフローのS53における映像信号の加工制御の詳細を示すフローチャートである。
【図10】 図9に引き続き、図6に示すS53における映像信号の加工制御の詳細を示すフローチャートである。
【図11】 図6に示したメインの処理と同時に行われる割込処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…映像信号処理装置、2…映像信号変更設定装置、3…テンポ信号出力部、4…映像信号変更部、5…テンポ信号報知部、6…系統選択操作子、7a…第1系統のテンポ設定操作子、7b…第2系統のテンポ設定操作子、8…報知設定操作子

Claims (3)

  1. 映像信号処理装置に対し、それぞれ、第1の繰り返し周期,第2の繰り返し周期で生成される第1,第2系統のテンポ信号の一方の拍位置において、映像信号を変更させる映像信号変更設定装置であって、
    ユーザ操作に応じて前記第1の繰り返し周期が任意に設定される前記第1系統のテンポ信号を生成する第1テンポ信号生成手段と、
    ユーザ操作に応じて前記第2の繰り返し周期が任意に設定される前記第2系統のテンポ信号を生成する第2テンポ信号生成手段と、
    前記第1,第2系統のテンポ信号のいずれかを選択する系統選択操作子と、
    該系統選択操作子の操作に応じて前記第1,第2テンポ信号生成手段において生成される第1,第2系統のテンポ信号のいずれかを選択的に出力する系統選択手段と、
    前記映像信号処理装置に対し、前記系統選択手段から選択的に出力されるテンポ信号の拍位置において、前記映像信号を変更させる映像信号変更手段と、
    前記第1,第2テンポ信号生成手段において生成される第1,第2系統のテンポ信号の拍位置をそれぞれ報知するテンポ信号報知手段、
    を有することを特徴とする映像信号変更設定装置。
  2. 映像信号処理装置に対し、それぞれ、第1の繰り返し周期,第2の繰り返し周期で生成される第1,第2系統のテンポ信号の一方の拍位置において、映像信号を処理する映像加工パラメータを設定する映像信号変更設定装置であって、
    ユーザ操作に応じて前記第1の繰り返し周期が任意に設定される前記第1系統のテンポ信号を生成する第1テンポ信号生成手段と、
    ユーザ操作に応じて前記第2の繰り返し周期が任意に設定される前記第2系統のテンポ信号を生成する第2テンポ信号生成手段と、
    前記第1,第2系統のテンポ信号のいずれかを選択する系統選択操作子と、
    該系統選択操作子の操作に応じて前記第1,第2テンポ信号生成手段において生成される第1,第2系統のテンポ信号のいずれかを選択的に出力する系統選択手段と、
    前記映像信号処理装置に対して設定する映像加工パラメータの値を、前記系統選択手段から選択的に出力されるテンポ信号の拍位置において変更する映像信号変更手段と、
    前記第1,第2テンポ信号生成手段において生成される第1,第2系統のテンポ信号の拍位置をそれぞれ報知するテンポ信号報知手段、
    を有することを特徴とする映像信号変更設定装置。
  3. 映像信号処理装置に対し、それぞれ、第1の繰り返し周期,第2の繰り返し周期で生成される第1,第2系統のテンポ信号の一方の拍位置において、映像信号を変更させる映像信号変更設定用プログラムであって、
    ユーザ操作に応じて前記第1の繰り返し周期が任意に設定される前記第1系統のテンポ信号を生成する第1テンポ信号生成ステップと、
    ユーザ操作に応じて前記第2の繰り返し周期が任意に設定される前記第2系統のテンポ信号を生成する第2テンポ信号生成ステップと、
    前記第1,第2系統のテンポ信号のいずれかを選択する系統選択操作子の操作に応じて前記第1,第2テンポ信号生成ステップにおいて生成される第1,第2系統のテンポ信号のいずれかを選択的に出力する系統選択ステップと、
    前記映像信号処理装置に対し、前記系統選択ステップから選択的に出力されるテンポ信号の拍位置において、前記映像信号を変更させる映像信号変更ステップと、
    前記第1,第2テンポ信号生成ステップにおいて生成される第1,第2系統のテンポ信号の拍位置をそれぞれ報知するテンポ信号報知ステップ、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする映像信号変更設定用プログラム。
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