JP2004287081A - 画像形成装置の交換ユニット、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の記憶エリアを備え、当該複数の記憶エリアの少なくとも一つには画像形成条件が記憶されている記憶部を有する画像形成装置の交換ユニット。
複数の記憶エリアを備え、当該複数の記憶エリアの少なくとも一つには画像形成条件が記憶されている記憶部を有する画像形成装置の交換ユニットと、
当該交換ユニットが着脱可能であり、装着された交換ユニットの記憶部の特定記憶エリアの情報を読み取る読取部と、当該読取部により読み取られた情報に基づいて本画像形成条件を決定する決定部と、当該決定部により決定された本画像形成条件に基づいて記録媒体上に画像形成を形成する制御部とを有する画像形成装置の本体ユニットと、
を備える画像形成装置。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置、又はその交換ユニットに関し、より詳しくは、画像形成条件の決定技術の改良に係る。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平8−160680
【特許文献2】特開2000−258964
【特許文献3】特開2001−343797
【特許文献4】特開2002−214983
【特許文献5】特開2001−194963
【0003】
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置が広く知られている。このような画像形成装置は、本体ユニットに対して交換ユニット(例えば、プロセスカートリッジ)が着脱自在に構成される場合がある。例えば、特許文献1には、カートリッジ(交換ユニット)にプリント枚数を記憶するメモリを設け、当該メモリに記憶されるプリント枚数に応じて帯電電圧を設定する技術が開示されている。また、特許文献2には、カートリッジにそのカートリッジの最適なプロセス条件を記憶し、そのプロセス条件に基づいて帯電バイアス、現像バイアスを設定する技術が開示されている。また、特許文献3には、装着されたカートリッジが備える帯電器の種類を識別し、その帯電器の種類に応じた直流/交流帯電バイアスを設定する技術が開示されている。特許文献4には、カートリッジに画像担持体のダメージ指数を記憶させる記述が開示されている。特許文献5には、プロセスカートリッジに記憶される情報を読み取れない場合には、本体の情報を用いて画像形成条件を決定する技術が開示されている。
【0004】
ところで、画像形成装置の製品ライフサイクルは短縮化傾向にあり、次々と新製品の画像形成装置が市場に投入されている。その一方、あるプロセスカートリッジ(交換ユニット)が、複数種類の画像形成装置で使用可能な場合がある。さらに、それぞれの画像形成装置において最適な画像形成条件が異なる場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような画像形成装置では、交換ユニットを交換することにより、その画像形成装置に最適な画像形成条件で画像を形成することができなくなるおそれがある。
【0006】
本発明は、このような技術的な課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、交換ユニットを交換しても、その画像形成装置に最適な画像形成条件で画像を形成することができる画像形成装置及びその交換ユニットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、複数の記憶エリアを備え、当該複数の記憶エリアの少なくとも一つには画像形成条件が記憶されている記憶部を有する画像形成装置の交換ユニットである。また、前記複数の記録エリアには、(相異なる本体ユニットに対応する)相異なる複数の画像形成条件が記憶されている交換ユニットでもある。さらに、前記複数の記憶エリアの少なくとも一つには画像形成条件が記憶されていない交換ユニットでもある。
【0008】
また本発明は、次のような画像形成装置としてとらえることもできる。すなわち本発明は、複数の記憶エリアを備え、当該複数の記憶エリアの少なくとも一つには画像形成条件が記憶されている記憶部を有する画像形成装置の交換ユニットと、当該交換ユニットが着脱可能であり、装着された交換ユニットの記憶部の特定記憶エリアの情報を読み取る読取部と、当該読取部により読み取られた情報に基づいて本画像形成条件を決定する決定部と、当該決定部により決定された本画像形成条件に基づいて記録媒体上に画像形成を形成する制御部とを有する画像形成装置の本体ユニットと、を備える画像形成装置でもある。
【0009】
また本発明は、画像形成装置の交換ユニットと、当該交換ユニットが着脱可能であり、画像形成装置の本体ユニットとを備える画像形成装置であり、当該交換ユニットと本体ユニットの一方に、複数の記憶エリアを備え、当該複数の記憶エリアの少なくとも一つには画像形成条件が記憶されている記憶部を有し、当該交換ユニットと本体ユニットの他方に、当該記憶部の特定記憶エリアの情報を読み取る読取部と、当該読取部により読み取られた情報に基づいて本画像形成条件を決定する決定部と、当該決定部により決定された本画像形成条件に基づいて記録媒体上に画像形成を形成する制御部とを有する画像形成装置でもある。
【0010】
ここで、前記特定記憶エリアに画像形成条件が記憶されている場合には、前記決定部は、当該画像形成条件を本画像形成条件として決定することができる。また、前記決定部は予め初期画像形成条件を記憶しており、前記特定記憶エリアに画像形成条件が記憶されていない場合には、前記決定部は、当該初期画像形成条件を本画像形成条件として決定することができる。また、前記決定部は予め初期画像形成条件を記憶しており、前記特定記憶エリアに画像形成条件が記憶されている場合には、前記決定部は、いずれかの画像形成条件を本画像形成条件として決定することができる。また、前記決定部は予め初期画像形成条件とそのバージョンを記憶しており、前記特定記憶エリアに画像形成条件とそのバージョンが記憶されている場合には、前記決定部は、両バージョンに基づいて本画像形成条件を決定することができる。
【0011】
なお、画像形成条件とは、画像形成装置が記録媒体上に画像を形成する際の条件をいい、例えば、帯電条件、露光条件、現像条件、転写条件、クリーニング条件、定着条件、記録媒体を収容するトレイから画像形成装置外へ排出されるあでの搬送経路長さ、プロセス速度、像担持体一回転時間などが含まれる。また、交換ユニットとは、本体ユニットよりも交換頻度の高いユニットをいい、例えば、プロセスカートリッジ、定着ユニット、転写ユニット、トナーユニット、オプションフィーダなどが含まれる。
【0012】
【発明の実施による形態】
実施形態
以下、図面を参照しながら本発明の実施による形態を説明する。図1は、本実施形態に係る電子写真プリンタ(画像形成装置)3を説明するものである。この電子写真プリンタ3は、プロセスカートリッジ(交換ユニット)1とプリンタ本体(本体ユニット)2とから構成されており、プロセスカートリッジ1(j)が使用により寿命に達した場合には、プリンタ本体2からプリンタカートリッジ1(j)を取り出し、新たなプロセスカートリッジ1(j+1)を装着することにより、再び電子写真プリンタ3として使用することができる。
【0013】
図2は、この電子写真プリンタ3の構成をより詳細に説明するものである。プロセスカートリッジ1にはEEPROM(electrically erasable programmable read only memory:不揮発性メモリ、記憶部)10とカートリッジ側コネクタ11とを備えている。また、EEPROM10は、複数の記憶エリアm(i)、m(i+1)、m(i+2)…を備えている。一方、プリンタ本体2には本体側コネクタ21、本体側コネクタ21を介してプロセスカートリッジ1のEEPROM10の特定記憶エリアにアクセス可能なコントロール部(読取部、決定部、制御部)22とを備えている。
【0014】
図3は、画像形成条件の制御系を説明するブロック図である。電子写真プリンタ1内には、像担持体としての感光体ドラム30、感光体ドラム30上を一様に帯電する帯電ロール31、感光体ドラム30表面を露光し静電潜像を形成する露光装置32、感光体ドラム30表面の静電潜像に対して選択的にトナーを付与する現像装置33、現像装置33にトナーを供給するトナーカートリッジ34、感光ドラム30上のトナー像を中間転写ベルト36上に一次転写する一次転写ロール35、一次転写されたトナー像を記録シート上に二次転写する二次転写ロール37b及びバックアップロール37a、記録シートを保持する記録シートトレイ38、記録シート上に二次転写されたトナー像を定着する定着ロール対39a、bを備えている。これらの一部(例えば、感光体ドラム30、帯電ロール31、現像装置33)がプロセスカートリッジ1に含まれる。なお、図中一点鎖線は記録シートの搬送経路を示している。
【0015】
またこの制御系は、コントロール部22を中心に構成されており、コントロール部22の検知対象としては、本体側コネクタ21を介して得られる画像形成情報C、電子写真プリンタ3内の温度・湿度情報、記録媒体トレイ38からの記憶媒体情報、ユーザインタフェイスUIからのユーザ指示情報などが挙げられる。
【0016】
一方、コントロール部22の制御対象は、本画像形成条件、すなわち、プロセススピード、帯電条件(帯電ロール31に印加される帯電電圧値、直流及び/又は交流の別など)、露光条件(露光装置32の露光タイミング、露光位置補正値など)、現像条件(現像装置33内の現像ロールに印加される現像電圧値、直流及び/又は交流の別、現像装置33内の撹拌部材の回転タイミング、回転頻度、トナーカードリッジ34から現像装置33へのトナー搬送タイミング、トナー搬送量など)、一次転写条件(一次転写ロール35に印加される一次転写電圧値、直流及び/又は交流の別など)、二次転写条件(バックアップロール37aに印加される二次転写電圧値、直流及び/又は交流の別など)、定着条件(定着ロールの表面温度など)、ライフ条件(感光体ドラム30などの各部品の部品寿命をユーザインタフェイスUIを介してユーザに表示するタイミング、また各部品の交換要請をユーザインタフェイスUIを介してユーザに表示するタイミングなど)である。
【0017】
なお、ライフ条件は、累積プリント枚数、プロセススピード、モータの累積回転時間、感光体ドラム30の一回転時間などに基づいて演算される。
【0018】
このコントロール部22は、入力装置、出力装置、記憶装置、演算装置、制御装置とな互いにバスで接続され、構成されている。またこの記録装置には、予めその電子写真プリンタ3に対応する初期画像形成条件C’が記憶されている。さらに、記憶装置には制御プログラムが記憶されており、この制御プログラムが演算装置、制御装置により実行され、情報入力、情報処理、情報出力を行なうことで、後述する制御動作を実行している。
【0019】
以下、より詳細なプロセスカートリッジ1及びプリンタ本体2の構成、それらの制御動作を実施例として説明する。
【0020】
実施例1
本実施例は、図4に示すように、仕様の異なる複数(例えば、2種類)の電子写真プリンタ3A,3Bと、両電子写真プリンタ3に装着可能なプロセスカートリッジ1が同時期に市場にリリースされる場合を説明するものである。
【0021】
ここで、プロセスカートリッジ1のEEPROM10の記憶エリアm(i)には、電子写真プリンタ2Aに対応する画像形成条件C(A)が記憶されている。また、記憶エリアm(i)とは異なる記憶エリアm(i+1)には、電子写真プリンタ2Bに対応する画像形成条件C(B)が記憶されている。
【0022】
さて、プリンタ本体3Aにプロセスカートリッジ1が装着される場合には、電子写真プリンタ2Aのコントロール部22は、記憶エリアm(i)にアクセスし、当該記憶エリアm(i)に記憶されている画像形成条件C(A)を本画像形成条件として採用する。一方、プリンタ本体3Bにプロセスカートリッジ1が装着される場合には、電子写真プリンタ2Bのコントロール部22は、記憶エリアm(i+1)にアクセスし、当該記憶エリアm(i+1)に記憶されている画像形成条件C(B)を本画像形成条件として採用する。
【0023】
このように仕様の異なる電子写真プリンタ2A,2Bに対して共通のプロセスカートリッジ1を装着する場合でも、各電子写真プリンタ2A,2Bに対応した画像形成条件で画像形成を行なうことが出来る。
【0024】
実施例2
本実施例は、図5に示すように、ある仕様の電子写真プリンタ2Aと、その電子写真プリンタ2Aに装着可能なプロセスカートリッジ1(1)がある時期(R1)に市場にリリースされた後、さらに他の仕様の電子写真プリンタ2Bと、その電子写真プリンタ2Bに装着可能なプロセスカートリッジ1(2)がある時期(R2)に市場にリリースされる場合を説明するものである。なお、いずれのプロセスカートリッジ1(1)(2)も両電子写真プリンタ2A、2Bに装着可能である。
【0025】
ここで、プロセスカートリッジ1(1)のEEPROM10の記憶エリアm(i)には、プリンタ本体2Aに対応する画像形成条件C(A)が記憶されている。また、記憶エリアm(i)とは異なる記憶エリアm(i+1)には、画像形成条件が記憶されていない(例えば、「画像形成条件:ナシ」を示す「0」が記憶されている)。一方、プロセスカートリッジ1(2)のEEPROM10の記憶エリアm(i)には、プリンタ本体2Aに対応する画像形成条件C(A)が記憶されている。また、記憶エリアm(i)とは異なる記憶エリアm(i+1)には、プリンタ本体2Bに対応する画像形成条件C(B)が記憶されている。
【0026】
さて、プリンタ本体3A(1)にプロセスカートリッジ1(1)が装着される場合には、電子写真プリンタ2A(1)のコントロール部22は、記憶エリアm(i)にアクセスし、当該記憶エリアm(i)に記憶されている画像形成条件C(A)を本画像形成条件として採用する。同様に、プリンタ本体3A(1)にプロセスカートリッジ1(2)が装着される場合には、電子写真プリンタ2A(1)のコントロール部22は、記憶エリアm(i)にアクセスし、当該記憶エリアm(i)に記憶されている画像形成条件C(A)を本画像形成条件として採用する。
【0027】
一方、プリンタ本体3B(2)にプロセスカートリッジ1(1)が装着される場合には、電子写真プリンタ2Bのコントロール部22は、記憶エリアm(i+1)にアクセスし、「画像形成条件:ナシ」を示す「0」が記憶されていることを検知すると、予めコントロール部22に記憶されている初期画像形成条件C’(B)を本画像形成条件として採用する。また、プリンタ本体3B(2)にプロセスカートリッジ1(2)が装着される場合には、電子写真プリンタ2B(2)のコントロール部22は、記憶エリアm(i+1)にアクセスし、当該記憶エリアm(i+1)に記憶されている画像形成条件C(B)を本画像形成条件として採用する。
【0028】
このように、市場に仕様の異なるプリンタ本体3A(1)、3B(2)、これらに共通に装着可能なプロセスカートリッジ1(1)、1(2)が混在する場合であっても、各電子写真プリンタ2A(1),2B(2)に対応した画像形成条件で画像形成を行なうことが出来る。
【0029】
実施例3
本実施例は、図6に示すように、ある仕様の電子写真プリンタ2Aと、その電子写真プリンタ2Aに装着可能なプロセスカートリッジ1(1)がある時期(R1)に市場にリリースされた後、さらにその電子写真プリンタ2Aに装着可能なプロセスカートリッジ1(2)がある時期(R2)に市場にリリースされる場合を説明するものである。
【0030】
ここで、プロセスカートリッジ1(1)のEEPROM10の記憶エリアm(i)には、プリンタ本体2Aに対応する画像形成条件C(A)が記憶されている。一方、プロセスカートリッジ1(2)のEEPROM10の記憶エリアm(i)には、プリンタ本体2Aに対応する更新済みの画像形成条件C(A’)が記憶されている。
【0031】
さて、プリンタ本体3Aにプロセスカートリッジ1(1)が装着される場合には、電子写真プリンタ2Aのコントロール部22は、記憶エリアm(i)にアクセスし、当該記憶エリアm(i)に記憶されている画像形成条件C(A)を本画像形成条件として採用する。同様に、プリンタ本体3Aにプロセスカートリッジ1(2)が装着される場合には、電子写真プリンタ2A(1)のコントロール部22は、記憶エリアm(i)にアクセスし、当該記憶エリアm(i)に記憶されている画像形成条件C(A’)を本画像形成条件として採用する。
【0032】
このように、画像形成条件がC(A)からC(A’)へ更新されると、その更新された画像形成条件C(A’)を本画像形成条件として採用し、画像形成を行なうことが出来る。そのため、より適切な画像形成が可能となる。
【0033】
実施例4
本実施例は、図7に示すように、ある仕様の電子写真プリンタ2Aと、その電子写真プリンタ2Aに装着可能なプロセスカートリッジ1(1)がある時期(R1)に市場にリリースされた後、さらにその電子写真プリンタ2Aに装着可能なプロセスカートリッジ1(2)がある時期(R2)に市場にリリースされる場合を説明するものである。
【0034】
ここで、プロセスカートリッジ1(1)のEEPROM10の記憶エリアm(i)には、画像形成条件が記憶されていない。一方、プロセスカートリッジ1(2)のEEPROM10の記憶エリアm(i)には、プリンタ本体2Aに対応する画像形成条件C(A)が記憶されている。
【0035】
さて、プリンタ本体3Aにプロセスカートリッジ1(1)が装着される場合には、電子写真プリンタ2Aのコントロール部22は、記憶エリアm(i)にアクセスし、当該記憶エリアm(i)に画像形成条件が記憶されていないことを確認すると、予めコントロール部22が記憶している初期画像形成条件C’(A)を本画像形成条件として採用する。一方、プリンタ本体3Aにプロセスカートリッジ1(2)が装着される場合には、電子写真プリンタ2Aのコントロール部22は、記憶エリアm(i)にアクセスし、当該記憶エリアm(i)に記憶されている画像形成条件C(A)を本画像形成条件として採用する。
【0036】
このように、プロセスカートリッジ1のリリース時期の相違により、EEPROM10の記憶エリアm(i)に対応する画像形成条件C(A)が記憶されていても、いなくても、それぞれ適切な画像形成条件で画像形成を行うことができる。
【0037】
変形例
本変形例は、図8に示すように、(実施例4と同様に)ある仕様の電子写真プリンタ2Aと、その電子写真プリンタ2Aに装着可能なプロセスカートリッジ1(1)がある時期(R1)に市場にリリースされた後、さらにその電子写真プリンタ2Aに装着可能なプロセスカートリッジ1(2)がある時期(R2)に市場にリリースされる場合を説明するものである。
【0038】
ここで、(実施例4とは逆に)プロセスカートリッジ1(1)のEEPROM10の記憶エリアm(i)には、プリンタ本体2Aに対応する画像形成条件C(A)が記憶されている。一方、プロセスカートリッジ1(2)のEEPROM10の記憶エリアm(i)には、画像形成条件が記憶されていない。
【0039】
さて、プリンタ本体3Aにプロセスカートリッジ1(1)が装着される場合には、電子写真プリンタ2Aのコントロール部22は、記憶エリアm(i)にアクセスし、当該記憶エリアm(i)に記憶されている画像形成条件C(A)を本画像形成条件として採用する。一方、プリンタ本体3Aにプロセスカートリッジ1(2)が装着される場合には、電子写真プリンタ2Aのコントロール部22は、記憶エリアm(i)にアクセスし、当該記憶エリアm(i)に画像形成条件が記憶されていないことを確認すると、予めコントロール部22が記憶している初期画像形成条件C’(A)を本画像形成条件として採用する。
【0040】
このように、プロセスカートリッジ1のリリース時期の相違により、EEPROM10の記憶エリアm(i)に対応する画像形成条件C(A)が記憶されていても、いなくても、それぞれ適切な画像形成条件で画像形成を行うことができる。
【0041】
実施例5
本実施例は、図9に示すように、コントロール部22とEEPROM10の双方に画像形成条件が記憶されている場合を説明するものである。
【0042】
このような場合に、コントロール部22は、常にプロセスカートリッジ1のEEPROM10内に記憶されている画像形成条件C(A)を優先的に本画像形成条件として採用することもできる(図9(a)参照)。また、コントロール部22は、常にプリンタ本体2Aのコントロール部22に予め記憶されている初期画像形成条件C’(A)を本画像形成条件として採用することもできる(図9(b)参照)。
【0043】
さらに、各画像形成条件C(A)、C’(A)がそれぞれバージョン情報V、V’を含み、コントロール部22がそのバージョン情報V、V’に基づいて本画像形成条件を決定することもできる。例えば、バージョン情報Vがバージョン情報V’よりも新しい場合には、コントロール部22は、新しい方の画像形成条件C(A)を本画像形成条件として採用し(図9(a)参照)、バージョン情報V’がバージョン情報Vよりも新しい場合には、コントロール部22は、新しい方の画像形成条件C’(A)を本画像形成条件として採用することもできる(図9(b)参照)。
【0044】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、交換ユニットを交換しても、その画像形成装置に最適な画像形成条件で画像を形成することができる画像形成装置及びその交換ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施形態に係る電子写真プリンタのプロセスカートリッジ交換を説明する概念図である。
【図2】図2は、実施例形態に係る電子写真プリンタの断面概念図である。
【図3】図3は、実施例形態に係る電子写真プリンタの制御系を説明するブロック図である。
【図4】図4は、実施例1に係る電子写真プリンタを説明するものである。
【図5】図5は、実施例2に係る電子写真プリンタを説明するものである。
【図6】図6は、実施例3に係る電子写真プリンタを説明するものである。
【図7】図7は、実施例4に係る電子写真プリンタを説明するものである。
【図8】図8は、変形例に係る電子写真プリンタを説明するものである。
【図9】図9は、実施例5に係る電子写真プリンタを説明するものである。
【符号の説明】
1…プロセスカートリッジ(交換ユニット)、2…プリンタ本体(本体ユニット)、3…電子写真プリンタ(画像形成装置)、10…EEPROM(electrically erasable programmable read only memory:不揮発性メモリ、記憶部)、m(i)、m(i+1)、m(i+2)…記憶エリア、22…コントロール部(読取部、決定部、制御部)、30…感光体ドラム、31…帯電ロール、32…露光装置、33…現像装置、34…トナーカートリッジ、35…一次転写ロール、36…中間転写ベルト、37b…二次転写ロール、37a…バックアップロール、38…記録シートトレイ、39a、b…定着ロール対
Claims (9)
- 複数の記憶エリアを備え、当該複数の記憶エリアの少なくとも一つには画像形成条件が記憶されている記憶部を有する画像形成装置の交換ユニット。
- 前記複数の記録エリアには、相異なる複数の画像形成条件が記憶されている請求項1に記載の画像形成装置の交換ユニット。
- 前記複数の記憶エリアの少なくとも一つには画像形成条件が記憶されていない請求項1に記載の画像形成装置の交換ユニット。
- 複数の記憶エリアを備え、当該複数の記憶エリアの少なくとも一つには画像形成条件が記憶されている記憶部を有する画像形成装置の交換ユニットと、
当該交換ユニットが着脱可能であり、装着された交換ユニットの記憶部の特定記憶エリアの情報を読み取る読取部と、当該読取部により読み取られた情報に基づいて本画像形成条件を決定する決定部と、当該決定部により決定された本画像形成条件に基づいて記録媒体上に画像形成を形成する制御部とを有する画像形成装置の本体ユニットと、
を備える画像形成装置。 - 画像形成装置の交換ユニットと、当該交換ユニットが着脱可能であり、画像形成装置の本体ユニットとを備える画像形成装置であり、
当該交換ユニットと本体ユニットの一方に、複数の記憶エリアを備え、当該複数の記憶エリアの少なくとも一つには画像形成条件が記憶されている記憶部を有し、
当該交換ユニットと本体ユニットの他方に、当該記憶部の特定記憶エリアの情報を読み取る読取部と、当該読取部により読み取られた情報に基づいて本画像形成条件を決定する決定部と、当該決定部により決定された本画像形成条件に基づいて記録媒体上に画像形成を形成する制御部とを有する画像形成装置。 - 前記特定記憶エリアに画像形成条件が記憶されている場合には、前記決定部は、当該画像形成条件を本画像形成条件として決定する請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記決定部は予め初期画像形成条件を記憶しており、前記特定記憶エリアに画像形成条件が記憶されていない場合には、前記決定部は、当該初期画像形成条件を本画像形成条件として決定する請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記決定部は予め初期画像形成条件を記憶しており、前記特定記憶エリアに画像形成条件が記憶されている場合には、前記決定部は、いずれかの画像形成条件を本画像形成条件として決定する請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記決定部は予め初期画像形成条件とそのバージョンを記憶しており、前記特定記憶エリアに画像形成条件とそのバージョンが記憶されている場合には、前記決定部は、両バージョンに基づいて本画像形成条件を決定する請求項5に記載の画像形成装置。
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JP2006163236A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
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