JP2004287035A - 定着装置用ヒータ保持部材、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置用ヒータ保持部材、定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ヒータの保持を容易にすると共に、加熱ロールの温度ムラを少なくする。
【解決手段】ヒータ保持部材112,112は、第1の筐体68に設けられた一対の係合穴114,114と係合することにより、ヒータ88を固定する。ヒータ保持部材112,112が第1の筐体68に係合すると、加熱ロール74は、該加熱ロール74の軸方向で、一端が歯車110を介して遮蔽部124に保持され、他端が遮蔽部124に直接保持される。さらに、それぞれの遮蔽部124は、加熱ロール74の両端に設けられた開口部にそれぞれ対向しており、加熱ロール74の開口部に向かう画像形成装置10内を冷却するための冷却風を遮蔽する。
【選択図】 図12

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、定着装置用ヒータ保持部材、定着装置及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の定着装置として、互いに圧接された一対の回転体を有する熱圧力方式のものは周知である。この種の定着装置においては、円筒状の加熱ロールを有し、この加熱ロール内にヒータを配置するものが知られている。加熱ロールの軸方向に加熱ロールの熱が伝達されて生じる加熱ロールの温度ムラを少なくするために、嵌め込み部と蓋体部とを具備し、加熱ロールを保持する軸受によって、加熱ロールの開口部を封止することは公知である(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平5−297741号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、ヒータを外すには軸受けを加熱ロールから外す必要があるため、保全性が悪かった。
【0005】そこで、本発明は、ヒータの保持を容易にすると共に、加熱ロールの温度ムラを少なくすることができる定着装置用ヒータ保持部材、定着装置及び画像形成装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の特徴とするところは、少なくとも一端に開口部を具備する加熱ロール内に配置されたヒータを保持する定着装置用ヒータ保持部材であって、前記加熱ロールの開口部の少なくとも一部を遮蔽する遮蔽部を有する定着装置用ヒータ保持部材にある。
【0007】また、本発明の第2の特徴とするところは、少なくとも一端に開口部を具備する加熱ロールと、この加熱ロール内に配置されたヒータと、このヒータを保持するヒータ保持部材とを有し、このヒータ保持部材は、前記加熱ロールの開口部の少なくとも一部を遮蔽する遮蔽部を具備する定着装置にある。
【0008】また、フレーム体と、このフレーム体に前記加熱ロールを回転自在に支持する軸受けとを有し、前記ヒータ保持部材は、前記フレーム体に対する前記ヒータの位置を決める位置決め部を具備することが好ましい。
【0009】また、前記ヒータ保持部材は、前記加熱ロールの軸方向を保持する加熱ロール保持部を有することが好ましい。
【0010】また、前記加熱ロールには歯車が連結され、前記ヒータ保持部材は、前記歯車の軸方向を保持する歯車保持部を有することが好ましい。
【0011】また、前記ヒータ保持部材は、把手部を有することが好ましい。
【0012】また、前記ヒータ保持部材は、弾性爪を有し、この弾性爪を前記フレーム体に係止させることにより、前記ヒータを保持することが好ましい。
【0013】また、前記遮蔽部は、断熱性部材からなることが好ましい。
【0014】また、前記遮蔽部は、難燃性部材からなることが好ましい。
【0015】さらに、本発明の第3の特徴とするところは、上記記載のヒータ保持部材又は定着装置を有する画像形成装置にある。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12内に像形成手段14が搭載され、この画像形成装置本体12の上部に後述する排出部16が設けられていると共に、この画像形成装置本体12の下部に例えば2段の給紙ユニット18,18が配置されている。さらに、画像形成装置本体12の下方には、オプションとして複数の給紙ユニットが配置できるようにしてある。
【0017】それぞれの給紙ユニット18は、給紙ユニット本体20と、用紙が収納される給紙カセット22とを有する。給紙カセット22の奥端近傍上部にはピックアップロール24が配置され、このピックアップロール24の後方にリタードロール26及びフィードロール28が配置されている。
【0018】主搬送路32は、フィードロール28から排出口34までの用紙通路であり、この主搬送路32は、画像形成装置本体12の裏側(図1の左側面)近傍にあって、最下端の給紙ユニット18から後述する定着装置36まで略鉛直に形成されている部分を有する。この主搬送路32の定着装置36の上流側に後述する転写装置42と像担持体44が配置され、さらに転写装置42と像担持体44の上流側にレジストロール38が配置されている。さらに、主搬送路32の排出口34の近傍には排出ロール40が配置されている。
【0019】したがって、給紙ユニット18の給紙カセット22からピックアップロール24により送り出された用紙は、リタードロール26及びフィードロール28の協働により捌かれて最上部の用紙のみ主搬送路32に導かれ、レジストロール38により一時停止され、タイミングをとって後述する転写装置42と像担持体44との間を通って現像剤像が転写され、この転写された現像剤像が定着装置36により定着され、排出ロール40により排出口34から排出部16へ排出される。
【0020】ただし、両面印刷の場合は、反転路に戻される。即ち、主搬送路32の排出ロール40の手前は二股に分かれ、その分かれた部分に切換装置46が設けられていると共に、分けられた部分からレジストロール38まで戻る反転路48が形成されている。この反転路48には搬送ロール50a〜50cが設けられており、両面印刷の場合には、切換装置46が反転路48を開く側に切り換えられ、排出ロール40に用紙の後端手前がかかる時点で排出ロール40が反転し、用紙が反転路48に導かれ、レジストロール38、転写装置42と像担持体44及び定着装置36を通って排出口34から排出部16へ排出されるものである。
【0021】排出部16は、画像形成装置本体12に対して回動自在の傾斜部52を有する。この傾斜部52は、排出口部分が低く、正面方向(図1の右方向)に向けて徐々に高くなるよう傾斜しており、排出口部分を下端とし、高くなった先端を上端としている。この傾斜部52は下端を中心に回動自在であるよう画像形成装置本体12に支持されている。図1で2点鎖線で示すように、傾斜部52を上方に回転して開いたときには、開放部54が形成され、この開放部54を介して後述するプロセスカートリッジ64が脱着できるようにしてある。
【0022】像形成手段14は、例えば電子写真方式のもので、感光体からなる像担持体44と、この像担持体44を一様帯電する例えば帯電ロールからなる帯電装置56と、帯電装置56により帯電された像担持体44に、光により潜像を書き込む光書込み装置58と、この光書込み装置58により形成された像担持体44の潜像を現像剤により可視化する現像機60と、この現像機60による現像剤像を用紙に転写する例えば転写ロールからなる転写装置42と、像担持体44に残存する現像剤をクリーニングする例えばブレードからなるクリーニング装置62と、転写装置42により転写された用紙上の現像剤像を用紙に定着させる定着装置36とから構成されている。光書込み装置58は例えば走査型のレーザ露光装置からなり、前述した給紙ユニット18と平行で画像形成装置本体12の正面近傍に配置され、現像機60内を横切って像担持体44を露光する。この像担持体44の露光位置が潜像書込み位置Pとなる。
なお、この実施形態においては、光書込み装置58として走査型のレーザ露光装置を用いたが、他の実施形態としてLEDや面発光レーザ等を用いることができる。
【0023】プロセスカートリッジ64は、像担持体44、帯電装置56、現像機60及びクリーニング装置62を一体化したものである。このプロセスカートリッジ64は、排出部16の傾斜部52に直近下方に配置されており、前述したように、傾斜部52を開いたときに形成される開放部54を介して脱着される。
【0024】図2乃至図4において、定着装置36の構成が示されている。定着装置36は、ユニット化され、フレーム体66を有しており、このフレーム体66は、第1の筐体68と第2の筐体70とが組合されて構成されている。即ち、第1の筐体68と第2の筐体70とは、本体支点72を介して連結され、さらに第1の筐体68には、加熱ロール74が回転自在に支持され、第2の筐体70には、加圧ロール76が回転自在に支持されている。そして、加圧ロール76は、コイルバネ等からなる2つの弾性体78,78により加熱ロール74に圧接され、ニップ部80が形成されている。弾性体78,78のそれぞれは、一端が回転カム82,82に支承され、他端が第1の筐体68に引掛けられている。回転カム82は、ブラケット84の一端に回転自在に支持され、回転することで弾性体78を伸縮させる。ブラケット84の他端は、支点86に支承されている。
【0025】加熱ロール74内にはランプからなるヒータ88が配置され、加熱ロール74を加熱する。ニップ部80を挟んで上下方向には、前述した搬送路32が構成され、用紙が下から上へ搬送される。ニップ部80の上流側には、例えば板状の金属からなるインレットシュート(搬送ガイド)90が、ニップ部80の下流側には出口側シュート92a,92bがそれぞれ配置されている。出口側シュート92a,92bは、第1の筐体68側と第2の筐体70側とに設けられており、第2の筐体70側の出口側シュート92aが上方に回動することにより用紙を通過させるようになっている。
【0026】加熱ロール74の近傍で第1の筐体68には、サーモスタット94が設けられ、このサーモスタット94は、加熱ロール74の過温昇による故障を防止する。また、ニップ部80の下流側近傍で第1の筐体68には、剥離爪96が加熱ロール74の軸方向(用紙の幅方向)に複数設けられている。この剥離爪96は、加熱ロール74の表面を傷付けない程度の弱い力で加熱ロール74側に付勢され、該剥離爪96の先端が加熱ロール74の表面に圧接し、加熱ロール74に巻き付こうとする用紙を剥がすようになっている。
【0027】加熱ロール74は、例えば両端に開口部を具備する円筒状のコア98と、このコア98の表面側に被覆された離型層100とを有する。コア98は、外径が例えば25mmであり、肉厚が例えば0.5〜1.5mmである。コア98を形成する材料は、例えば鉄またはアルミニウムなどである。離型層100は、例えばパーフルオロアルコキシ(PFA)によって形成されており、膜厚が例えば30〜100μmとなるようにしてある。
【0028】加圧ロール76は、例えばステンレス又は鉄などからなる回転軸102と、この回転軸102を軸として回転し、肉厚が例えば6〜8mmのシリコンスポンジ(アスカーC硬度:40度)などからなる耐熱弾性体層104と、この耐熱弾性体層104の表面を覆う被覆層106とを有する。被覆層106は、例えばPFAからなり、膜厚が例えば30〜100μmとなるようにしてある。
【0029】図5乃至図9において、加熱ロール74及びその周辺が示されている。加熱ロール74には、両端やや手前に軸受け108,108が装着され、一端には、加熱ロール74に駆動力を伝達する歯車110が連結されている。一方、加熱ロール74を支持する第1の筐体68の両端近傍には、後述するヒータ保持部材112が係合する一対の係合穴114,114と、軸受け108が嵌合する嵌合溝116とがそれぞれ設けられている。
【0030】加熱ロール74の内部にはヒータ88が挿入され、軸受け108,108が第1の筐体68の嵌合溝116,116にそれぞれ嵌合される。嵌合溝116は、例えば弾性爪(図示せず)を有し、軸受け108を固定することができるようにしてある。よって、加熱ロール74は、軸受け108,108を介し、第1の筐体68に回転自在に支持される。ヒータ88の略両端には、ヒータ保持部材112がそれぞれ係合し、さらにヒータ保持部材112のそれぞれが一対の係合穴114,114と係合することにより、ヒータ88は第1の筐体68に固定されている。すなわち、ヒータ88は、該ヒータ88の軸方向に対して略垂直な方向から、ヒータ保持部材112によって第1の筐体68に固定されている。
なお、歯車110には、図示しない他の歯車が噛み合っており、他の歯車からの駆動力によって歯車110は回転する。歯車110は、駆動力を加熱ロール74に伝達し、加熱ロール74が回転することによって加圧ロール76を従動させる。
【0031】次に上記実施形態の作用について説明する。
画像形成信号が送られると、像担持体44が帯電装置56により一様に帯電され、この帯電された像担持体44には、画像信号に基づいて光書込み装置58から発した光が照射され、潜像書込み位置Pにおいて潜像が形成される。光書込み装置58からの光は、プロセスカートリッジ64内を通過する。この光書込み装置58により形成された像担持体44の潜像は現像機60の現像剤により可視化される。
【0032】一方、サイズ信号等により給紙ユニット18のいずれか一つが選択され、給紙カセット22の一つに収納された用紙は、ピックアップロール24により送り出され、リタードロール26及びフィードロール28により捌かれて主搬送路32に導かれ、レジストロール38により一次停止され、タイミングをとって転写装置42と像担持体44との間に導かれる。用紙が転写装置42と像担持体44との間に導かれると、像担持体44上の現像剤が転写装置42により用紙に転写される。
【0033】現像剤を転写された用紙は、定着装置36に導かれ、加熱ロール74と加圧ロール76とによる熱圧力によって、現像剤を定着される。現像剤が定着した用紙は、排出ロール40により排出口34から排出部16へ排出される。ただし、両面印刷の場合は、反転路に戻され、再びレジストロール38、転写装置42と像担持体44及び定着装置36を通って排出口34から排出部16へ排出される。
【0034】次にヒータ保持部材112について詳述する。
図10において、ヒータ保持部材112が示されている。ヒータ保持部材112は、一対の弾性爪118,118、把手部120、嵌合部122、遮蔽部124及び挿抜溝126から構成される。弾性爪118,118は、ヒータ保持部材112の下方左右に設けられ、第1の筐体68の係合穴114,114にそれぞれ係止される。把手部120は、平板状に形成されて、後述する遮蔽部124と略直角に設けられ、作業者がヒータ保持部材112を第1の筐体68に対して脱着する際に上方から摘みやすいように配置されている。嵌合部122は、一対の弾性爪118,118の間に設けられ、ヒータ88の略端部に嵌合し、ヒータ88を保持する。即ち、一対の弾性爪118,118と嵌合部122とは、ヒータ88の第1の筐体68に対する位置を決める位置決め部を構成する。遮蔽部124は、ヒータ保持部材112の背面に設けられ、ヒータ88の軸方向に対して略垂直に遮蔽面を有する。挿抜溝126は、ヒータ保持部材112が誤った向きで第1の筐体68に装着されることを防止するように、嵌合部122よりも大きく開口させてある。すなわち、ヒータ保持部材112を誤った向きで第1の筐体68に装着しようとすると、嵌合部122がヒータ88の略端部に当接し、弾性爪118が係合穴114と係合しないようにしてある。
【0035】ヒータ保持部材112の少なくとも遮蔽部124は、例えば断熱性及び難燃性を有する部材からなる。また、ヒータ保持部材112の全体が断熱性及び難燃性を有する部材によって形成されてもよい。
ヒータ保持部材112は、さらに断熱性、歯車110と摺接する部分の耐摩耗性、弾性爪118における撓み性及び良好な成形加工性を兼ね備えた、例えばポリエーテルイミド(PEI)などからなることが好ましい。また、ヒータ保持部材112は、撓み性を加えたポリフェニレンサルファイド(PPS)及び熱可塑性ポリイミド(PI)などによって成形されてもよい。
【0036】図11において、ヒータ保持部材112が第1の筐体68に装着された状態が示されている。ヒータ88は、加熱ロール74内に挿入され、加熱ロール74と共に第1の筐体68内に配置される。そして、ヒータ保持部材112は、嵌合部122にヒータ88を嵌合させ、一対の弾性爪118,118を第1の筐体68の係合穴114,114とそれぞれ係合させることにより、ヒータ88をヒータ保持部材112と第1の筐体68との間に固定する。作業者は、把手部120により、ヒータ保持部材112を容易に脱着することができる。
【0037】図12は、ヒータ保持部材112がヒータ88を第1の筐体68に固定した状態を示す模式図である。
ヒータ保持部材112が歯車110の近傍で第1の筐体68に係合すると、加熱ロール74に連結された歯車110は、該歯車110の軸方向を遮蔽部124によって保持される。また、ヒータ保持部材112,112が第1の筐体68に係合すると、加熱ロール74は、該加熱ロール74の軸方向で、一端が歯車110を介して遮蔽部124に保持され、他端が遮蔽部124に直接保持される。さらに、それぞれの遮蔽部124は、加熱ロール74の両端に設けられた開口部にそれぞれ対向しており、加熱ロール74の開口部に向かう画像形成装置10内を冷却するための冷却風を遮蔽する。よって、冷却風によって加熱ロール74の表面に温度ムラが生じることを少なくすることができる。即ち、遮蔽部124は、一対の弾性爪118,118が係合穴114,114とそれぞれ係合することにより、加熱ロール74の開口部に対向するように配置され、冷却風を遮蔽すると共に、加熱ロール74又は歯車110の軸方向を保持する。なお、ヒータ保持部材112は、挿抜溝126を有するので、遮蔽部124が誤って加熱ロール74の開口部に対向しないように装着されることがない。
【0038】図13において、ヒータ保持部材112の第一の変形例が示されている。この第一の変形例においては、該ヒータ保持部材112が加熱ロール74の軸方向に、より長くなるように形成され、先端がフレーム体66に当接し、ヒータ88の加熱ロール74から突出している部分を覆うようにしてある。また、ヒータ保持部材112は、少なくとも遮蔽部124が難燃性であるので、たとえヒータ88が発火してもこのヒータ保持部材112により他の部材へ火が回るのを防止できるようにしてある。
【0039】図14において、ヒータ保持部材112の第二の変形例が示されている。この第二の変形例においては、嵌合部122の断面が略半円状になっており、ヒータ88の断面が円形状の場合に適用される。嵌合部122は、ヒータ88の形状に応じて形成されればよく、他の形状であってもよい。
【0040】以上実施形態においては、ヒータ保持部材112は、加熱ロール74の開口部を遮蔽するので、画像形成装置内を冷却する冷却風が加熱ロール74内に流れ込むことを少なくすることができ、加熱ロール74に温度ムラが生じることを少なくすることができる。さらに、ヒータ保持部材112は、少なくとも遮蔽部124が断熱性を有するので、加熱ロール74の内部と外部との間で熱を遮蔽することができる。
また、ヒータ保持部材112は、弾性爪118を具備するので脱着が容易であり、さらに把手部120が設けられているのでヒータ88を保守する作業の作業性を向上させることができる。
また、ヒータ保持部材112は、ヒータ88を固定すると共に、歯車110又は加熱ロール74の少なくともいずれかの軸方向を保持する。よって、ヒータ88、歯車110及び加熱ロール74の軸方向を保持するために、第1の筐体68に対して他の部材を設ける必要がなく、定着装置を小型化、低コスト化することができる。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ヒータの保持を容易にすると共に、加熱ロールの温度ムラを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る定着装置を示す斜視図である。
【図3】図2に示した定着装置の弾性体近傍の側面を示す図である。
【図4】図2に示した定着装置の断面を示す模式図である。
【図5】加熱ロール及びその周辺を示す斜視図である。
【図6】加熱ロールが第1の筐体に装着された状態を示す上面図である。
【図7】図6に示した上面図の右側を示す拡大図である。
【図8】図6に示した上面図の左側を示す拡大図である。
【図9】ヒータを挿入され、軸受けと歯車を装着された加熱ロールを第1の筐体に装着する状態を示す図である。
【図10】ヒータ保持部材の外形を示す図である。
【図11】ヒータ保持部材が第1の筐体に装着された状態を示す模式図である。
【図12】ヒータ保持部材がヒータを第1の筐体に固定した状態を示す模式図である。
【図13】ヒータ保持部材の第一の変形例を示す図である。
【図14】ヒータ保持部材の第二の変形例の外形を示す図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置
12 画像形成装置本体
14 像担持体形成手段
36 定着装置
66 フレーム体
68 第1の筐体
70 第2の筐体
74 加熱ロール
76 加圧ロール
88 ヒータ
98 コア
100 離型層
108 軸受け
110 歯車
112 ヒータ保持部材
114 係合穴
116 嵌合溝
118 弾性爪
120 把手部
122 嵌合部
124 遮蔽部
126 挿抜溝

Claims (10)

  1. 少なくとも一端に開口部を具備する加熱ロール内に配置されたヒータを保持する定着装置用ヒータ保持部材であって、前記加熱ロールの開口部の少なくとも一部を遮蔽する遮蔽部を有することを特徴とする定着装置用ヒータ保持部材。
  2. 少なくとも一端に開口部を具備する加熱ロールと、この加熱ロール内に配置されたヒータと、このヒータを保持するヒータ保持部材とを有し、このヒータ保持部材は、前記加熱ロールの開口部の少なくとも一部を遮蔽する遮蔽部を具備することを特徴とする定着装置。
  3. フレーム体と、このフレーム体に前記加熱ロールを回転自在に支持する軸受けとを有し、前記ヒータ保持部材は、前記フレーム体に対する前記ヒータの位置を決める位置決め部を具備することを特徴とする請求項2記載の定着装置。
  4. 前記ヒータ保持部材は、前記加熱ロールの軸方向を保持する加熱ロール保持部を有することを特徴とする請求項2又は3記載の定着装置。
  5. 前記加熱ロールには歯車が連結され、前記ヒータ保持部材は、前記歯車の軸方向を保持する歯車保持部を有することを特徴とする請求項2乃至4いずれか記載の定着装置。
  6. 前記ヒータ保持部材は、把手部を有することを特徴とする請求項2乃至5いずれか記載の定着装置。
  7. 前記ヒータ保持部材は、弾性爪を有し、この弾性爪を前記フレーム体に係止させることにより、前記ヒータを保持することを特徴とする請求項3乃至6いずれか記載の定着装置。
  8. 前記遮蔽部は、断熱性部材からなることを特徴とする請求項2乃至7いずれか記載の定着装置。
  9. 前記遮蔽部は、難燃性部材からなることを特徴とする請求項2乃至8いずれか記載の定着装置。
  10. 請求項2乃至9いずれか記載の定着装置を有する画像形成装置。
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