JP2004286073A - 回転ダンパ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケーシング1が隔壁11を突設した円筒室12を有し、ケーシング1に組み付けられる軸2が円筒室12に配置される軸部分21に突設した回転翼23を有し、軸2の正・逆転で、円筒室12内の粘性流体より受ける制動力を可動体等を介して可変する回転ダンパにおいて、ケーシング1が後付けされて円筒室12を内周面と共に区画している側板3を備えている。側板3の端面31と隔壁11の端面との対向した箇所に設けられて、隔壁11の両側にある円筒室12の室内同士を連通する通路13a,32を有している。そして、前記通路内に遊嵌した可動体5を介して、軸2が正転及び逆転の一方へ回転されるときに前記通路を閉状態に切り換え、他方へ回転されるときに前記通路を開状態を切り換えて制動力を可変する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、正転と逆転とで制動力を可変する流体式の回転ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】
下記特許文献1〜3は、流体圧を利用した回転ダンパのうち、流体圧の制動力を可変する従来例である。図11(a)は文献1のものである。このダンパー構造は、ケーシング60が隔壁61を突設した円筒室62を有し、軸65がケーシング60に回転可能に組み付けられて、円筒室62に配置される軸部分に突設した回転翼66、及び回転翼66の先端側に移動自在に配置された可動体68を備えている。回転翼66は、先端に通路67を有し、該通路67を介し円筒室62の両側に連通可能にしている。可動体68は、略凹状でかつ通路67と連通する開口68aを凹状の片側に有していて、回転翼66の先端を凹状の内側にて覆った状態で、円筒室62の内周に沿って摺動可能に組み込まれている。なお、符号69a,69aは隔壁61の両側にある円筒室62の室内同士を連通している通路である。そして、この構造では、軸65が時計回りに回転され(以下、正転又はR回転と略称)るときには、粘性流体が可動体68の対応片側で通路67を閉じて制動力を増大する。軸65が反時計回りに回転され(以下、逆転又はL回転と略称)るときには、粘性流体が同図の左側筒室62より可動体68の通路68a、回転翼66の通路67、同図の右側筒室62へ漏れるため制動力を減じる。以上の弁構造は、特開平7−301272号や特開2000−120748号記載のものと類似している。
また、図11(b)は文献2のものである。このダンパー構造において、回転翼66は、立壁66a,66aから構成され、両立壁66aのうち、一方の基部に設けられて縦溝67に連通する通路67aを有している。可動体68は、縦溝67に対し上下摺動する板厚をなし、下両側に通路67aと対応する切欠部68aを有している。符号61aは隔壁61に設けられたオリフィスである。そして、この構造において、軸65がL回転のときは、粘性流体が通路67aから縦溝67に導入され、可動体68がその導入流体圧を切欠部68aで受けて軸心側から外側へ押圧され、図の上側のごとく縦溝67から突出して円筒室62の内周面に当接することにより制動力を増大する。R回転のときは、粘性流体が円筒室62の内周面と立壁66a及び可動体68の先端との間の隙間から漏れるため、可動体68が図の下側のごとく縦溝67内に退避して制動力を減じる。
【0003】
図12は文献3のものである。同(a)のダンパ構造は、上記に比較して、符号60と62がケーシング及び円筒室に対応し、符号61がケーシング60に組み付けられる軸65側の回転翼、符号66と68がケーシング側の隔壁と可動体に対応している。隔壁66は、両立壁66aから構成され、両立壁66aのうち、一方に通路67bを有している。可動体68は、両立壁66aの間に配置されて円筒室62の内周面に摺接し、又、両立壁66aの隙間内で周方向に摺動すると共に通路68aを有している。そして、軸65がL回転のときは粘性流体が左側立壁66aと内周面との間の隙間、可動体68の通路68a、右側立壁66aの通路67bを通って漏れるため制動力を減じる。R回転のときは粘性流体が左側立壁66aの通路67bや内周面との間の隙間から両立壁66a内に導入され、可動体68が該導入流体により左側立壁66aに当たるまで動かされて通路68aを閉じるため制動力を増大する。また、同(b)の構造において、隔壁66は、立壁66a,66a及び軸65側に摺接される連結部66bから構成され、両立壁66aに通路67c,67dを有している。可動体68は、基端が連結部66bの嵌合部に係合し、該係合箇所を支点として揺動され、又、先端が円筒室62の内周面に摺接すると共に通路68aを有している。軸65がL回転のときは粘性流体が左側立壁66aの通路67d、可動体68の通路68a、右側立壁66aの通路67cを経由して漏れるため制動力を減じる。R回転のときは粘性流体が通路67cから両立壁66a内に導入され、可動体68が該導入流体により動かされて左側立壁66aに当接して通路67dを閉じるため制動力を増大する。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−303513号公報
【特許文献2】
特開平10−205567号公報
【特許文献3】
特開2001−50326号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来構造では、それぞれ工夫された構成により制動力を可変するようにしているが、作動特性が安定維持されなかったり、量産時の加工性が悪くコスト高となる。即ち、図11(a)の構造では、ケーシング60の内周面を摺接する可動体68の摺動抵抗が作動時の粘性流体圧により設計値以上になり易く、作動特性が不安定となる。図11(b)の構造では、可動体68と縦溝67との間のはめ合い寸法精度が作動特性を左右し、例えば、可動体68が縦溝67に対し緩く係合していると、R回転されているにもかかわらず縦溝67から突出し易くなる。これに対し、図12(a),(b)の構造では、可動体68の移動量が少ない利点があるが、可動体68が円筒室62の内周面に摺接する構成であるため可動体68のはめ合い寸法精度が維持されていないと、作動特性が不安定となる。また、通路67b,67c,67dを隔壁66の軸方向略中間部に形成しなくてはならず造形が難しい。
【0006】
本発明の目的は、以上のような従来品に対し、部材間のはめ合い寸法精度を緩和したり製造容易にし、しかも作動特性を常に安定維持可能にする。他の目的は、可動体の切換作動以外にも、制動力を多面的に可変できるようにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の本発明は、図1〜図4の例で特定すると、ケーシング1が隔壁11を突設した円筒室12を有し、前記ケーシング1に組み付けられる軸2が前記円筒室12に配置される軸部分21に突設した回転翼23を有し、前記軸2の正転と逆転とで、前記円筒室12に充填された粘性流体より受ける制動力を可動体等を介して可変する回転ダンパにおいて、前記ケーシング1が後付けされて前記円筒室12を内周面10と共に区画している側板3を備え、前記側板3の端面31と前記隔壁11の端面との対向した箇所に設けられて、前記隔壁11の両側にある前記円筒室12の室内同士を連通する通路(13a,32)を有し、前記通路内に遊嵌した前記可動体5を介して、前記軸2が正転及び逆転の一方へ回転されるときに前記通路(13a,32)を閉状態に切り換え、他方へ回転されるときに前記通路(13a,32)を開状態を切り換えて制動力を可変することを特徴としている。
【0008】
(工夫点等)以上のダンパ構造は、課題に挙げたような問題を一掃する上で、ケーシングに後付け用の側板を設定し、該側板と隔壁との間に弁機構用の通路を設けるようにしたものである。具体的には、弁機構(通路及び可動体)を隔壁及び側板の対向箇所に設けることにより、例えば、各部材用の成形型を簡易化したり自動組立も実現容易にでき、同時に、通路内容積を固定して粘性流体圧の変動、引いては制動力の変動を確実に抑えることができ、しかも通路及び可動体の設計自由度を拡大できる等の利点が得られる。
【0009】
以上の発明は、請求項2〜8のごとく具体化されることが好ましい。
(請求項2と3)前記通路は、前記隔壁11の端面に設けられた切欠段溝13aと、前記側板3の端面31に設けられて前記隔壁11の端面と空間32を保って嵌合し(隔壁11の端面との間に空間32を保って嵌合する意味)、かつ前記切欠段溝13a及び前記空間32を通して前記隔壁11の両側にある前記円筒室10の室内同士を連通する凹所33とを有し、前記空間32に可動体5を配置している構成である。この構造では、図3に例示されるように、ケーシング1、側板3、軸2が共に簡易であり、成形型及び組立を単純化できて量産に最適なものとなる。また、可動体5は、図1(b),(c)のごとく空間32内で作動時の粘性流体圧により閉又は開位置へ動くが、この動きは従来と異なり内周面に対し摺接状態を保つことなく行われるため、制動力を安定化し易い。この場合は、前記凹所33の内面に設けられて可動体5によって密閉不能な略L形の逃げ溝34を有していると、例えば、隔壁11の両側にある円筒室10の両室内のうち逃げ溝34と通じている室内側と空間32との間における粘性流体の出入りを確実に維持でき、又、可動体5を単純な平板状にすることができる。
【0010】
(請求項4と5)前記側板3の端面31と前記隔壁11Aの端面との一方側に設けられて他方側の端面に向けて開口した凹状収容部15と、前記収容部を区画形成して周方向に対向している長い側部分14A及び短い側部分14Bと、前記長い側部分14Aに貫通した出入口17とを有し、前記通路が前記出入口17及び収容部15並びに短い側部分14Bと前記側板3の端面31との間の隙間により形成され、前記収容部15内に前記可動体6を遊嵌している構成である。この構造は、図5と図6に例示される形態、及び、同図の収容部15を側板3の端面31側に設ける形態を特定したものである。前者の形態は、後者より収容部15が隔壁11A側であり両側部分14A,14Bが出入口17の存在で多少複雑となるが、出入口17が隔壁11Aの端面側であるため図12のものより簡易である。後者の形態は、側板3に収容部15を設けるため成形型が極めて簡易となる。また、この構造では、収容部15内の形状により図5(b)の状態を得ることができるため、作動特性が可動体6のはめ合い寸法精度により影響されず安定維持でき、寸法精度を緩和できる。請求項5は、以上の構造において、前記可動体6は前記両側部分14A,14Bの間に転動又は摺動可能な柱状をなし、前記長い側部分14Aの内面には前記出入口17より導入される粘性流体を収容部内に逃がす凹部14bが形成されていると、例えば、凹部14bの存在により収容部15と可動体6との相対的な寸法精度を大幅に緩和できる。
【0011】
(請求項6と7)前記側板3の端面31と前記隔壁11Aの端面との一方側に設けられて他方側の端面に向けて開口した凹状収容部15Aと、前記収容部15Aを区画形成して周方向に対向している両側部分14A,14Cにそれぞれ貫通形成した出入口17,18とを有し、前記通路が前記各出入口17,18及び収容部15Aにより形成され、前記収容部15A内に前記可動体7を遊嵌している構成である。この構造も、図7と図8に例示される形態、及び、同図の収容部15Aを側板3の端面31側に設ける形態を特定したものである。この構造では、同図に例示されるように、可動体7が周方向へ動される点で上記と類似しているが、両側部分14A,14Cが共に出入口17,18を形成していることと、可動体7が収容部15A内に余裕を持って配置(遊嵌)されるため、作動特性が可動体7のはめ合い寸法精度により影響されず確実に安定維持でき、製造不良をなくしたり寸法精度を緩和できる。請求項7は、以上の構造において、前記可動体7は前記一方出入口17を形成している側部分14Aの内面と他方出入口18を形成している側部分14Cの内面との間を可動する小ブロック状をなし、前記収容部15Aの前記一方出入口を形成している側部分14A内面又は/及び該側部分内面と対向する前記可動体7の側面には、前記一方出入口から導入される粘性流体を収容部内に逃がす凹部14b等が形成されていると、例えば、収容部15Aと可動体7との相対的な寸法精度を大幅に緩和できる。
【0012】
(請求項8)前記軸2の前記円筒室12に配置される軸部分21が、前記回転翼23より低く、かつ、前記隔壁11の先端面に摺接又は接近するよう突出した凸部21bを有している構成である。この凸部21bは、図10(b)に例示される小翼であり、蓋体等の開位置又は閉位置付近で制動力を最大化することで、制動力を多面的に可変できるようにして設計自由度を拡大し易くする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明を適用した形態例について図面を参照し説明する。図1〜図3は第1形態を示し、図4はその変形例を示し、図5と図6は第2形態を示し、図7と図8は第3形態を示している。図9は構成部材を変更した2つの変形例を示し、図10は制動力を多面的に変更する3つの構成例を示している。以下の説明では、各形態に共通する基本事項を概要で述べた後、第1形態〜第3形態の各要部を詳述した後、その他の工夫点に言及する。なお、各説明では、作動的に同じ部材に同一符号を付し、重複した説明を極力省く。
【0014】
(概要)各形態の回転ダンパは、ケーシング1が後付けされて内周面10及び軸2と共に円筒室12を区画している側板3、及び内周面10に一体に設けられて円筒室12内へ突出した隔壁11(又は11A,11B)を有している点、ケーシング1に回転可能に組み付けられる軸2が円筒室12に配置される軸部分21に突設した回転翼23を有している点、側板3の内端面31と隔壁11の端面との対向した箇所に設けられた弁機構である通路及び可動体5,6,7を有している点、軸2がR回転とL回転とで、円筒室12に充填された粘性流体より受ける制動力を可動体5〜7を介して可変する点で共通している。また、各形態では、図1及び図2に例示されるごとく、主部材がケーシング1と、軸2と、側板3と、カバー4と、可動体5〜7とから構成されている。該主部材は全て樹脂成形品であるが、材質的には樹脂以外でも差し支えない。
【0015】
ここで、ケーシング1は、有底筒形であり、内周面10が片端側の凹部10aを除き略同径となっている。内周面10には所定板厚の隔壁11が突設されている。軸2は、凹部10aに嵌合される枢軸部20と、円筒室12に対応した軸部分21と、軸部分21から延びてケーシング1外へ突出される軸部分22とからなる。軸部分21には回転翼23が突設されている。なお、軸2は、発明の回転ダンパを適用する蓋体等に直接連結してもよいし、軸側に設けられる連結穴等にシャフト9等を介し連結される。側板3は、略ドーナツ形状であり、外径の外側周囲に装着されたシール材(Oリング)S1、及び内径孔30の外側内周に装着されたシール材(Oリング)S2を有している。カバー4は、内径孔30と連続する孔40と、内周面10の開口内側に係合される部分41と、ケーシング1の端面と当接するフランジ部42と、フランジ部42に設けられた取付孔42a等を有している。なお、カバー4又はケーシング1の外面には、図示を省略したが、適用装置側への取付部等が設けられる。
【0016】
そして、上記した各部材は、一方向からの挿入操作により組立可能になるよう設計されている。即ち、各部材は、例えば、軸2をケーシング1の筒内に挿入した後、粘性流体(通常は、油)をケーシング1内に所定量注入したり、逆に、粘性流体を注入したケーシング1内に軸2を挿入する。次に、側板3を軸2の軸部分22に沿ってケーシング1内へ挿入し、最後にカバー4をケーシング1に不図示のねじ(取付孔42aから螺入されるねじ)等を介して装着すると、回転ダンパとして組み立てられる。組立状態において、側板3及びカバー4はケーシング1に対し固定であり、側板3の外周と内周面10との間がシール材S1を介し密封され、側板3の内径孔30と軸部分22との間がシール材S2を介し密封されている。円筒室12は、軸2の軸部分21と、内周面10と、凹部10aを含むケーシング1の片側内端面と、側板3の内端面31とにより区画形成され、又、固定側隔壁11を基準として回転翼23との間に形成される2つの室内に分割されている。軸2は、枢軸部20が凹部10aに枢支され、軸部分22が側板3の内径孔30に枢支されており、図2(b)のごとく回転翼23が粘性流体の抵抗を受けながら正逆回転される。以上の形態において、側板3は、後述する内端面31の凹所33が隔壁11の対向端面と隙間を持って嵌合し、又、凹所33以外の側板端面が軸側回転翼23の対応端面と当接する構造となっているため、回転翼23の両端側の隙間を最適に調整し制動力を安定維持し易い利点がある。これは、側板を持たない従来形態、つまり図2のカバー4に相当する閉じ部材をケーシング側に直に組み付ける構造だと、部材同士の寸法誤差により、前記閉じ部材と回転翼及び隔壁との間の隙間が小さくなり過ぎて制動力が過剰になったり、逆に、隙間が大きくなり過ぎて所定制動力を維持できなくなるが、そのような問題を解消できることを意味する。具体的には、前記した回転翼23及び隔壁11、側板3、カバー4の配列形態により、部材同士が寸法誤差を有していても、ケーシング1に対するカバー4の(ねじ等による)締め付け度合で側板3を動かして前記隙間を簡単に最適状態に調整できるためである。
【0017】
(変形例1と2)以上の各部材は、基本形態であり必要に応じて変更される。図9(a),(b)はその2つの変形例を示している。同(a)の回転ダンパでは、シール材S2の装着部及び軸部分22の外径等を変更し、又、ケーシング1の奥端面(前記凹部10aを形成している端面)にボルト25で開閉される排出口18を有している。即ち、この例では、軸部分22がシール材S2を装着していると共に外径を少し小さくした径小部22aを有し、ケーシング1にカバー4を装着した状態で、内径孔40が径小部22aと軸部分22との間の段差端面に当たって軸抜け方向の過大な負荷影響を受け難くしている。また、排出口18は、雌ねじ付きであり、例えば、前記各部材の組立過程において円筒室12に供給した粘性流体(油)の不要量をボルト25の着脱により排出可能にする。
【0018】
これに対し、同(b)の回転ダンパでは、ケーシング1が両側に側板3,3Aを有し、軸2が両側板3A,3Aで枢支されると共に、側板3Aが調整部材8により位置調整可能となっている。即ち、ケーシング1は、内周面10のうち、図の左側が側板3Aの配置部、更に端側が雌ねじ部19aとして形成されている。側板3Aは、内端面が前記凹部10aに相当する凹部と、ボルト25で開閉される雌ねじ付きの排出口36とを有しており、ケーシング1の内周面10に対し対応端側から押し込められて、後述する隔壁11の対応端面側と嵌合し、又、前記凹部に軸2の枢軸部20を回転可能に支持する。その際には、側板3Aと内周面10との間が側板外周に装着されたシール材S3を介し密封される。調整部材8は、内端面に設けられてボルト25の頭を逃げる凹所8aと、外端面に設けられてドライバー等で回転操作可能にする操作溝8bとを有している。そして、この調整部材8は、内周面10に対する側板3Aの位置を微調整することにより、例えば、側板3A(及び側板3)の内端面と隔壁11や回転翼23との間の隙間バラツキを吸収して、部材間の寸法精度を緩和したり製造容易にする。このように、対象の回転ダンパとしては、以下の要部構造を備えている限り、任意に変更可能なものである。この要部構造は、何れもが隔壁11と側板3(側板3A)との対向した箇所に設けられた弁機構である。
【0019】
(第1形態の要部)図1(a)は回転ダンパの縦断面図、同(b)と(c)は(a)のA−A線に沿った要部の拡大断面図である。図2(a)は部材関係を示す分解断面図、同(b)は(a)のB−B線に沿った断面図、同(c)は(a)のB−B線に沿った断面図である。図3は部材関係を示す外観図である。この形態の弁機構は、隔壁11の端面に設けられた切欠段溝13aと、側板3の内端面31に設けられて隔壁11の端面との間に空間32を形成する凹所33と、空間32に配置される可動体5とからなる。ここで、切欠段溝13aは、隔壁11の端面の一部及び隔壁11の一方の側面に開口した欠如部として形成されている。凹所33は、隔壁11の端面を受け入れて、隔壁11の端面側との間に所定大の空間32を形成する大きさである。凹所33の内面には、片側に一段低くなった細い略L形の逃げ溝34が設けられている。つまり、切欠段溝13a及び凹所33は、間に通路及び可動体収容用の空間32を形成する嵌合関係にある。同時に、該嵌合状態において、切欠段溝13aが隔壁11を基準として分割される円筒室12の両室内の一方と空間32とを連通すること、空間32が隔壁11を基準として分割される円筒室12の両室内の他方と連通することが必須となる。可動体5は、逃げ溝34の溝幅より大きな略矩形チップ状をなし、前記嵌合状態において、空間32に遊嵌されており、上側が内周面10の対応部で、下側が軸部分22の対応部で抜け止めされている。なお、可動体5の組込は、例えば、側板3がケーシング1内に所定量挿入された段階で、凹所33に入れるだけでよい。
【0020】
以上の弁機構を備えた回転ダンパにおいて、軸2がL回転のときには、図1(c)のごとく粘性流体が凹所33および逃げ溝34から空間32内に導入され、可動体5が該導入流体圧を受けて可動され、切欠段溝13aを閉状態にして制動力を増大する。R回転のときには、図1(b)のごとく粘性流体が切欠段溝13aから空間32内に導入され、可動体5が該導入流体圧で可動されて、切欠段溝13aを開状態にして、粘性流体が該切欠段溝13a、空間32を形成している凹所33および逃げ溝33を通って漏れるため、その漏れに比例して制動力を減じる。これにより、軸2及びこれに連結される蓋体等は、相対的に弱くなった制動力によって速く回転される。この利点は、制動力の作動切換を簡易かつ簡明な構成により実現し、可動体5が位置固定された通路(切欠段溝13a、空間32)に配置され、かつ、従来のような摺接状態で可動されないため、制動力が不安定にならず性能を向上できる。
【0021】
(変形例3と4)図4及び図9(b)は以上の弁機構を複数設定した例である。このうち、図4は回転翼23及び隔壁11が複数構成の例であり、軸2の回転範囲(回転角)が小さな場合に採用される。即ち、この構造は、隔壁11が内周面10に対に突設され、又、回転翼23が軸部分21に対に突設されている態様において、各隔壁11の内端面が切欠段溝13aを異方向に形成し、かつ、側壁3の内端面31が各隔壁11に対応して凹所33及び逃げ溝34を形成している。従って、弁機構としては、2枚の可動体5が対応する空間32に配置され、切欠段溝13a及び空間32で形成される各通路を同時に開閉するため、制動力が相対的に大きくなる。これに対し、図9(b)の構造は、上記したケーシング1における隔壁11の両端面と各側板3,3Aとの対向箇所に弁機構、つまり隔壁11の両端面が切欠段溝13aを形成し、かつ、側壁3の内端面31及び側壁3Aの内端面が凹所33及び逃げ溝34をそれぞれ形成している。従って、この場合には、軸2の回転範囲(回転角)を第1形態と同じく確保しながら、2枚の可動体5が対応する上記空間32に配置され、切欠段溝13a及び空間32で形成される各通路を同時に開閉するため、制動力が軸方向で安定できる。このような複数構造は、以下の形態では省略するが、第2形態及び第3形態でも同様に採用可能なものである。
【0022】
(第2形態の要部)図5(a)は回転ダンパの縦断面図、同(b)と(c)は(a)のA−A線に沿った要部の拡大断面図である。図6(a)は部材関係を示す外観図、同(b)は図2(b)に対応した図、同(c)は図2(c)に対応した図である。この形態では、側板3の内端面31に設けられた嵌合段部35と、隔壁11Aの端面に設けられた凹状の収容部15と、収容部15に遊嵌された可動体6とを有している。嵌合段部35は収容部15の開口先端(長い側部分14Aの先端)を位置規制する箇所である。収容部15は、側板3に向けて開口した凹状を区画形成して周方向に対向している長い側壁部分4A及び短い側部分14Bと、長い側部分14Aの方に貫通形成した出入口17とを有している。側部分14Bは、高さ寸法が側壁14Aよりも若干短く設定されて、側板内端面31との間に粘性流体を通す所定大の隙間を形成する。また、両側部分14A,14Bのうち、側部分14Bの内面は傾斜した平坦面に形成されているのに対し、側部分14Aの内面は垂直面か緩い傾斜面14aで、かつ出入口17を含む箇所で出入口17より少し幅広に欠肉した一段低い凹部14bを有している。収容部15の底面には、凹部14bに通じる凹所16bが形成されている。一方、可動体6は、全体が収容部15に余裕を持って配置される外径及び長さの円柱状をなしている。そして、この可動体6は、上側が内周面10の対応部で、下側が軸部分22の対応部で抜け止めされている。なお、可動体6の組込は、例えば、側板3がケーシング1内に所定量挿入された段階で、収容部15に入れるだけでよい。
【0023】
以上の弁機構を備えた回転ダンパにおいて、制動作用としては、軸2がL回転のときは図5(c)のごとく粘性流体が出入口17から収容部15内に導入され、可動体6が該導入流体圧を受け転動又は可動されて、短い側部分14Bと内周面との間に形成されている隙間を閉状態にして制動力を増大する。R回転のときは図5(b)のごとく粘性流体が短い側部分14Bと内周面との間の隙間から収容部15内に導入され、可動体6が該導入流体圧で転動又は可動されて、長い側部分14Aの内面に当たって規制されるが、収容部26内の形状(凹部14b,凹所16b)により空間が確保され、粘性流体が前記隙間、前記収容部内、出入口17を通って漏れるため、その漏れに比例して制動力を減じる。これにより、軸2及びこれに連結される蓋体等は、相対的に弱くなった制動力によって速く回転される。この構造でも、制動力の作動切換を簡易かつ簡明な構成により実現し、可動体6が通路を構成している収容部15に配置され、かつ、従来のような摺接状態で可動されないため、制動力が不安定にならず性能を向上できる。なお、以上の第2形態は、側板3の内端面31に嵌合段部35を設け隔壁11Aの端面に収容部15を設けた例である。このような嵌合段部35と収容部15とは逆に設けても差し支えない。即ち、その場合は、嵌合段部35がケーシング1内の隔壁端面に成形型で(凹状部として)簡単に形成でき、かつ、収容部15も側板3の内端面に成形型で(全体を凸状部として)容易に形成可能となる。
【0024】
(第3形態の要部)図7(a)は回転ダンパの縦断面図、同(b)と(c)は(a)のA−A線に沿った要部の拡大断面図である。図8(a)は部材関係を示す外観図、同(b)は図2(b)に対応した図、同(c)は図2(c)に対応した図である。この形態では、側板3の内端面31に設けられた嵌合段部35と、隔壁11Bの端面に設けられた凹状の収容部15Aと、収容部15Aに遊嵌された可動体6とを有している。嵌合段部35は収容部15Aの開口先端を位置規制する箇所である。収容部15Aは、隔壁11Bの厚さ内に設けられており、対向した両側部分14A,14Cにそれぞれ貫通形成した出入口17,18を有している。なお、両側部分14A,14Cは軸2が回転される周方向に位置している。通路17,18は、側部分14A,14Cの上下方向に延びた長孔であり、同軸線上かつ同形となっている。これは、成形金型を複雑にすることなく形成容易にしたものであるが、両通路17,18の孔形状は異形でもよい。両側部分14A,14Bのうち、側部分14Cの内面は平坦面になっているのに対し、側部分14Aの内面14aは出入口17に対応する箇所を欠肉した一段低い凹部14bを有している。可動体7は、収容部15Aに余裕を持って配置され、収容部15Aの底面上を周方向へ可動される小ブロック又は板状となっている。細部は、可動体7の片側中間部が欠如されて、全体が該欠如部の存在でコ形状となっている。可動体7の両側面のうち、出入口18側に配される側面は平坦面に形成されている。通路17側に配される側面は、図示を省略したが、一部が凹状の段差面に形成されている。
【0025】
以上の弁機構を備えた回転ダンパにおいて、制動作用としては、軸2がL回転のときは図7(c)のごとく粘性流体が出入口17から収容部15A内に導入され、可動体7がその導入流体圧を受けて動かされ、出入口18を可動体7の対応面により閉状態にして制動力を増大する。R回転のときは図7(b)のごとく粘性流体が出入口から収容部15A内に導入され、可動体7がその導入流体圧を受けて動かされ、側部分14Aの内面と当たって規制されるが、可動体7及び収容部15A内の形状(凹部14b等)により側部分14Aとの間、及び、収容部15Aの底面との間に隙間が確保され、粘性流体が出入口18、前記隙間、出入口17を通って漏れるため、その漏れに比例して制動力を減じる。これにより、軸2及びこれに連結される蓋体等は、相対的に弱くなった制動力によって速く回転される。この構造でも上記各形態と同様に、制動力の作動切換を簡易かつ簡明な構成により実現し、可動体7が位置固定された収容部15Aに配置され、従来のような摺接状態で可動されないため、制動力が不安定にならず性能を向上できる。なお、以上の第3形態は、側板3の内端面31に嵌合段部35を設け隔壁11Bの端面に収容部15Aを設けた例である。このような嵌合段部35と収容部15Aとは、第2形態で述べたと同じく逆に設けても差し支えない。勿論、その場合は、嵌合段部35がケーシング1内の隔壁端面に成形型で(凹状部として)簡単に形成でき、かつ、収容部15Aも側板3の内端面に成形型で(全体を凸状部とて)容易に形成可能となる。
【0026】
(他の工夫点)図10(a)〜(c)は上記回転ダンパの他の工夫点を示している。以下の説明では、回転ダンパとしての制動力を上記した可動体5,6,7の切換作動により強弱可変するが、その切換作動は無視する。まず、同(a)の回転ダンパでは、軸部分21が隔壁11の先端面と摺接される外径で、該外径に対し偏心溝21aを形成した構成である。偏心溝21aは、例えば、一方回転翼23側を深くし、他方回転翼23側に達する前に軸部分21の外径に近づける溝である。この場合には制動力が偏心溝21aによっても可変される。これに対し、同(b)の回転ダンパでは、軸部分21が各回転翼23の片側に突設された低い翼である凸部21bを有し、又、隔壁11の突出寸法が該凸部21bに応じて低く設定されている。各凸部21bは、回転翼23より低く、かつ、隔壁11の突出先端面に摺接する。この場合にも、制動力が凸部21bによって可変される。一方、同(c)の回転ダンパは、回転翼23を1個の場合で、軸部分21の外周に設けられた欠如部21cと、隔壁11より突出寸法を低くした円弧状の隔壁部分11aとを有している構成である。この形態では、例えば、蓋体が重かったり大きく、しかも自重で回転されるような態様において、開から閉位置、閉から開位置への回転時に、欠如部21cにより制動力を減じたり、拡大された隔壁部分11aにより制動力を強くする。このように、本発明は、請求項で特定される要件を具備しておればよく、細部的には種々変形可能なものである。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る回転ダンパは次のような利点を有している。(1)、ケーシングに後付け用の固定側板を設定し、該側板と隔壁との対向箇所に可動体を遊嵌する通路、つまり位置固定された通路を設けることから、例えば、図12の従来品に比べて各部材の成形型を簡略化したり組立も改善し易くなる。
(2)、可動体が通路形成用空間や収容部内で遊嵌されて流体圧により動いて作動切換するため、従来品のごとく摺接状態を保つ形式より制動力を設計通り維持し易く、制動力を常に安定化できる。
(3)、回転翼や隔壁の高さ寸法にぱらつきがあっても、弁機構(可動体及び通路)による制動力や作動切換に影響せず、又、該制動力を側板の存在により調整することも容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転ダンパの第1形態を示す模式図である。
【図2】上記回転ダンパの構成部材同士の関係を示す断面図である。
【図3】上記回転ダンパの構成部材同士の関係を示す概略外観図である。
【図4】上記第1形態の変形例を示す模式図である。
【図5】本発明に係る回転ダンパの第2形態を示す模式図である。
【図6】上記第2形態の特徴を説明するための構成図である。
【図7】本発明に係る回転ダンパの第3形態を示す模式図である。
【図8】上記第3形態の特徴を説明するための構成図である。
【図9】上記各回転ダンパの部材構成を変形した例を示す模式図である。
【図10】本発明に係る回転ダンパの他の変形例を示す模式図である。
【図11】回転ダンパの従来例を示す模式図である。
【図12】回転ダンパの他の従来例を示す模式図である。
【符号の説明】
1…ケーシング(10は内周面、12は円筒室)
2…軸(21は円筒室に配置される軸部分)
3,3A…側板(31は端面又は内端面)
4…蓋体
5,6,7…可動体
8…調整部材
11,11A,11B…隔壁
13a…切欠段溝(通路)
14A,14B,14C…側部分
14b…凹部
15,15A…収容部(通路)
17,18…出入口(通路)
32…空間(33は凹所、34は逃げ溝)
21b…凸部
21c…切欠部
Claims (8)
- ケーシングが隔壁を突設した円筒室を有し、前記ケーシングに組み付けられる軸が前記円筒室に配置される軸部分に突設した回転翼を有し、前記軸の正転と逆転とで、前記円筒室に充填された粘性流体より受ける制動力を可動体等を介して可変する回転ダンパにおいて、
前記ケーシングが後付けされて前記円筒室を内周面と共に区画している側板を備え、前記側板の端面と前記隔壁の端面との対向した箇所に設けられて、前記隔壁の両側にある前記円筒室の室内同士を連通する通路を有し、前記通路内に遊嵌した前記可動体を介して、前記軸が正転及び逆転の一方へ回転されるときに前記通路を閉状態に切り換え、他方へ回転されるときに前記通路を開状態を切り換えて制動力を可変することを特徴とする回転ダンパ。 - 前記通路が、前記隔壁の端面に設けられた切欠段溝と、前記側板の端面に設けられて前記隔壁の端面と空間を保って嵌合し、かつ前記切欠段溝及び前記空間を通して前記隔壁の両側にある前記円筒室の室内同士を連通する凹所とを有し、前記空間に可動体を配置している請求項1に記載の回転ダンパ。
- 前記凹所の内面に設けられて前記可動体によって密閉不能な略L形の逃げ溝を有している請求項2に記載の回転ダンパ。
- 前記側板の端面と前記隔壁の端面との一方側に設けられて他方側の端面に向けて開口した凹状収容部と、前記収容部を区画形成して周方向に対向している長い側部分及び短い側部分と、前記長い側部分に貫通した出入口とを有し、前記通路が前記出入口及び前記収容部並びに前記短い側部分と前記他方側の端面との間の隙間により形成され、前記収容部内に前記可動体を遊嵌している請求項1に記載の回転ダンパ。
- 前記可動体は前記両側部分の間に転動又は摺動可能な柱状をなし、前記長い側部分の内面には前記出入口より導入される粘性流体を収容部内に逃がす凹部が形成されている請求項4に記載の回転ダンパ。
- 前記側板の端面と前記隔壁の端面との一方側に設けられて他方側の端面に向けて開口した凹状収容部と、前記収容部を区画形成して周方向に対向している両側部分にそれぞれ貫通形成した出入口とを有し、前記通路が前記各出入口及び収容部により形成され、前記収容部内に前記可動体を遊嵌している請求項1に記載の回転ダンパ。
- 前記可動体は前記一方出入口を形成している側部分の内面と他方出入口を形成している側部分の内面との間を可動する小ブロック状をなし、前記収容部の前記一方出入口を形成している側部分内面又は/及び該側部分内面と対向する前記可動体の側面には、前記一方出入口から導入される粘性流体を収容部内に逃がす凹部が形成されている請求項6に記載の回転ダンパ。
- 前記軸の前記円筒室に配置される軸部分が、前記回転翼より低く、かつ、前記隔壁の先端に摺接又は接近するよう突出した凸部を有している請求項1から7の何れかに記載の回転ダンパ。
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