JP2004286004A - 排気管 - Google Patents

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JP2004286004A
JP2004286004A JP2003122888A JP2003122888A JP2004286004A JP 2004286004 A JP2004286004 A JP 2004286004A JP 2003122888 A JP2003122888 A JP 2003122888A JP 2003122888 A JP2003122888 A JP 2003122888A JP 2004286004 A JP2004286004 A JP 2004286004A
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Kazuhisa Kitagawa
和寿 北川
Hiroyuki Hara
浩之 原
Masanori Senda
正典 仙田
Norikazu Shimazaki
則和 島崎
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Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】エンジン始動時には、排気管を流れる排気ガスの温度上昇を早くするとともに、排気ガスの温度が安定した状態では、その温度を低めにすることができる簡単な構造の排気管を提供することを目的とする。
【解決手段】中空の排気管路の外周面に放熱部材を備えた排気管であって、放熱部材が円弧状の覆いと、覆いの一端部と排気管路の外周面とを連接する感温部材とから形成され、排気管路の温度により感温部材が変形することにより覆いを排気管路の外周面より離接できるようにする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気管に関する。特に、排気管の外周面に設けた覆いが排気管の温度により排気管の外周面から離接できるようにして排気管自体の温度を調節する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、下記に記載する特許文献1に示すように、触媒4の上流側のエキゾーストマニホールド3の外周には冷却用フィン5の外周がカバー6で覆われ、カバー6は、エンジン2から触媒4に至るエキゾーストマニホールド3の外周を包囲している。このカバー6の冷却フィン5の部位には開閉可能な覆い7が設けられ、アクチュエータ12の作動により、アーム9で構成されるリンク機構により覆い7が開閉される技術が提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−247652号(第2頁、図1−4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の装置では、冷却用フィン5の外周がカバー6で覆われ、このカバー6には開閉可能な覆い7が設けられ、アクチュエータ12の作動により、覆い7が開閉されるようになっているので、カバー6およびアクチュエータ12が必要になるなど構造が複雑になるという問題がある。
【0005】
そこで本発明は、エンジン始動時には、排気管を流れる排気ガスの温度上昇を早めるとともに、排気ガスの温度が安定した状態では、その温度を低めにすることができる簡単な構造の排気管を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、中空の排気管路の外周面に放熱部材を備えた排気管であって、前記放熱部材が凹状断面の覆いと、前記覆いの一端部と前記排気管路の外周面とを接合する感温部材とからなり、前記排気管路の温度により当該感温部材が変形することにより前記覆いを前記排気管路の外周面より離接できるようにしたことを主旨とする。なお、ここで排気管路とは、中空のものに限定されず、内部に部材が装着されたものも含む(例えば、触媒コンバータの外筒)。また、感温部材とは、バイメタルなど温度により変形するものをいう。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、排気管路の温度が低いときは、感温部材が熱により変形せず、覆いが排気管路の外周に接して凹状断面の覆いの内側に空気溜りを形成する。排気管路の温度が高いときは、感温部材が排気管路から離れる方向に変形し、覆いが排気管路の外周面から離れて空気溜りをなくす。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、覆いの表面に輻射率を高くする皮膜が施されていることを主旨とする。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の作用に加えて、排気管路から伝わった熱は感温部材を経由して覆いの表面から輻射による外部への放熱量がより多くなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明を具体化した第1の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1に示すように、内燃機関(エンジンという)1の排気側には排気管2が接続され、その後流には触媒コンバータ3が接続される。図2ないし図4に示すように、中空の排気管路4の外周面5には放熱部材6が円周上および軸方向の複数箇所に設けられる。
放熱部材6は、図4に示すように、排気管路4の外周面5にバイメタル7の一端8が固定され、他端9が円弧状の覆い10の一端に接合される。覆い10は排気管路4側が凹面となるようにバイメタル7に接合される。放熱部材6は排気管路4の外周面に密に配設される。覆い10と排気管路4の外周面には空気層11が形成される。なお、エンジン1から排出された排気ガスは、排気管路4の中空部12を経由して触媒コンバータ3へ流れる。
【0010】
エンジン始動後では、排気ガスの温度が低く、したがって排気管路4に伝わる熱量も少なく外周面5の表面温度も低い。したがって、図4の太い実線で示すようにバイメタル7が変形せず、覆い10は排気管路4の外周面5を覆っている。その結果、覆い10の内側には空気層11が形成され、排気管路4の表面からの放熱が防止される。
【0011】
つぎに、エンジン1が暖機され、排気ガスの温度が上昇すると、排気管路4に伝わる熱量も増大し、排気管路4の表面温度も上昇する。所定温度(約600℃)以上になると、バイメタル7自体の温度が上昇して排気管路4から離れるように反り、変形する。その結果、覆い10は、図4に示す太い二点鎖線のように反り、空気層11が大気にさらされて大気に逃げるともに、排気管路4からの伝熱はバイメタル7および覆い10の表面から放熱する。
【0012】
以上、説明した第1の実施形態の排気管によれば、エンジン始動後では、排気ガスの温度は低く、バイメタル7が反らないため、覆い10の内側には空気層11が形成され、排気管路4の外表面5からの放熱が防止されるとともに、エンジン暖機後はバイメタル7が反り、空気層11が大気にさらされて大気に逃げることにより、排気管路4の表面温度が低下し、排気ガスの温度も低下するので、触媒への熱負荷が小さくなり、触媒への熱劣化が小さくなる。
【0013】
第2の実施形態について、図5を用いて説明する。覆い10の両表面には、高輻射皮膜層13が形成される。高輻射皮膜層13の厚さは、10〜100μm程度であり、ガラス組織と、そのガラス組織中にほぼ均一に分散した顔料粒子とから構成される。ガラス組織は、反応硬化ガラスであり、全体がボロシリケートガラスから成り、後述する高純度シリカガラスに由来してガラス組織の核を成す純度96wt%程度の高純度シリカ含有ボロシリケートガラスから成る多孔質部と、その高純度シリカガラスと酸化硼素とから生成されてシリカ含有率が82wt%程度の緻密質部とから構成される。
【0014】
顔料粒子は、平均粒径が2μm程度の四硼化珪素(SiB4)であり、高輻射皮膜層13全体に対して2.5wt%程度の割合で含まれる。この顔料粒子の周囲、すなわちガラス組織との界面には、0.1〜数μm程度の厚さのシリカガラス層が備えられる。このシリカガラス層は、純度99wt%程度の高純度シリカガラスから成るものである。シリカガラス層は、ガラス組織のうち顔料粒子との界面近傍に位置する緻密質部よりも高いシリカ含有率となっている。そのため、顔料粒子とガラス組織との界面反応が抑制されて、例えば1400℃程度の高温下においても、高輻射皮膜層13は0.8以上の高い輻射率を有している。また、高輻射皮膜層13の表面には、凹凸(エンボス)が形成されている。エンボスが形成されていると、表面積が大きく、かつ輻射率が高い高輻射皮膜層13が得られる。
【0015】
覆い10の表面の輻射率が高いと、覆い10の表面から空気中に輻射によって伝わる熱量が多くなる。このため、排気ガスから排気管路4の管壁を通過し覆い10から外部に放熱される熱量が多くなる。従って、エンジン始動後には排気管路4の温度が上昇し、その後に安定する排気管路4の温度を低めにすることができる。排気管路4の温度を低めにすることができると、排気管路4が高温環境にさらされて腐食が促進することが防止される効果がある。
【0016】
また、覆い10の表面から輻射によって多くの熱量が外部に伝わると、排気管路4の温度が安定した状態で、その出口から流出する排気ガス温度を低めにすることができる。排気管路4の出口から流出する排気ガス温度を低めにすることができるので、触媒コンバータを通過する排気ガスの温度が低めになり、触媒が高温で劣化(高温劣化)されることが防止される。
【0017】
以上、説明した第2の実施形態の排気管によれば、排気管路4の表面温度は低下し、排気ガスの温度も低下するので、触媒への熱負荷が小さくなり、触媒の熱劣化が小さくなる。
【0018】
第3の実施形態について、図6を用いて説明する。排気管路4aは断面が矩形で、その外周面5aごとに放熱部材6aが配設される。さらに、排気管路4aの軸方向にも並んで配設される。
【0019】
第4の実施形態について、図7を用いて説明する。排気管路4aは断面が矩形で、その外周面5aごとに放熱部材6bが2個並んで配設される。さらに排気管路4aの軸方向にも並んで配設される。
【0020】
第5の実施形態について、図8,9を用いて説明する。図8に示す排気管路4の外周面5に放熱部材6aが円周上を覆うように配設される。図9に示すように放熱部材6aの排気管路4の外周面5上を覆うように配設される。バイメタル7の一端が外周面5上に固定され、他端が覆い10に固定されており、バイメタル7により半径方向の外側に向けて覆い10が開く。
【0021】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、排気管路の温度が低いときは、感温部材が熱により反らず、覆いが排気管路の外周面に接して円弧状の覆いの内側に空気層を形成して排気管路からの放熱を防止する。排気管路の温度が高いときは、感温部材が排気管路から離れる方向に反り、覆いが排気管路の外周面から離れて空気層をなくすので、簡単な構造で、排気管路からの放熱を促進して排気温度を適正に保ち、触媒の熱劣化を防止する。
【0022】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、排気管路から伝わる熱は感温部材を経由して覆いの表面から輻射による外部への放熱量がより多くなり、簡単な構造で、排気管路からの放熱を促進して速やかに排気温度を適正に保ち、触媒の熱劣化を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るエンジンと排気系統の模式図である。
【図2】第1の実施形態に係る排気管の外観図である。
【図3】図2のI−I断面図である。
【図4】図3のII−II断面図である。
【図5】第2の実施形態に係る放熱部材の断面図である。
【図6】第3の実施形態に係る放熱部材の取付図である。
【図7】第4の実施形態に係る放熱部材の取付図である。
【図8】第5の実施形態に係る排気管の外観図である。
【図9】図8のIII−IIIである。
【符号の説明】
2 排気管
4 排気管路
6 放熱部材
7 バイメタル(感温部材)
10 覆い

Claims (2)

  1. 中空の排気管路の外周面に放熱部材を備えた排気管であって、前記放熱部材が、凹状断面の覆いと、前記覆いの一端部と前記排気管路の外周面とを接合する感温部材とからなり、前記排気管路の温度により当該感温部材が変形することにより前記覆いを前記排気管路の外周面より離接できるようにしたことを特徴とする排気管。
  2. 前記覆いの表面に輻射率を高くする皮膜が施されていることを特徴とする請求項1に記載の排気管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009133214A (ja) * 2007-11-28 2009-06-18 Ibiden Co Ltd 排気管
DE102019119748A1 (de) * 2019-07-22 2021-01-28 Elringklinger Ag Dämmelement

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