JP2004285768A - フェンスの支持装置、及び、フェンス - Google Patents

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JP2004285768A
JP2004285768A JP2003081284A JP2003081284A JP2004285768A JP 2004285768 A JP2004285768 A JP 2004285768A JP 2003081284 A JP2003081284 A JP 2003081284A JP 2003081284 A JP2003081284 A JP 2003081284A JP 2004285768 A JP2004285768 A JP 2004285768A
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Koji Suzuki
浩司 鈴木
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Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
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Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】フェンス本体の前後どちらの面でも内外に向けても設置でき、意匠性の向上(パターンが本体1個ごとであったものを複数の組合わせにすることができ、意匠を多様化する)を図る。フェンス本体を脚本体に強固に係止・固定する。
【解決手段】フェンス本体11の下枠部12を、脚本体15と該脚本体15にネジ止めして前記下枠部12を挟持するクランプ部材16とからなるフェンス20の支持装置である。下枠部12の面外方向の両面にクランプ部材16との係合部を設けた。下枠部12の係合部には、下枠部凸部12bが形成される。また、クランプ凸部16aに対応するクランプ凹部16bをクランプ部材に形成する。フェンス本体11の前後面を表裏共通形状とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、フェンスの支柱装置及びフェンスに関し、特にフェンスの支持構造及び模様形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鋳物フェンスの立設装置は種々提案されている(特許文献1乃至特許文献4)。例えば、特許文献1及び特許文献2では、固定柱材にクランプ部材を用いてフェンスの下端枠部を固定ボルトを用いて挟持・固定する構造が示されている。また、特許文献3には、固定座に形成された凹所に欄干の条座をネジ止めした構成が示され、特許文献4には、フェンスパネル本体の下部に形成された凸状のスライド溝がベース上に形成された凹状のレールに嵌合されるフェンスが示されている。
【0003】
上記文献の内、例えば、特許文献1に記載のフェンスの倒れ防止機能について図3及び図4を用いて説明する。図4は、従来技術に係るフェンス全体の説明図、図5は同従来技術のフェンス支持装置の説明図である。図4に示すように、フェンス10は、複数のフェンス本体1の連結体からなり、フェンス本体1同子はフェンス本体1に穿設されたボルト孔1aとボルト孔1aとが連結金具3を介して連結ボルト4により連結されている。
【0004】
フェンス本体1の下枠部2は脚本体5とクランプ部材6とによって、保持・固定される。即ち、下枠部2の下部の一側(道路側)には下枠部凹部2aと下枠部凸部2bとが形成され、また、クランプ部材6の一側(下枠部2当接側・家側)には、上記下枠部凹部2aと下枠部凸部2bとに対応する形状でクランプ凸部6aとクランプ凹部6bとが形成され、図5に示すように、脚本体5の外側(道路側)にフェンス本体1の下枠部2を当接させ、締付穴5aに平座金7を介し、締付ボルト8を挿通してクランプ部材6を締め付けることにより、下枠部2を保持・固定するように構成している。
【0005】
しかしながら、上記公知技術によれば、フェンス本体1は、フェンス10内側とフェンス10外側とが予め区分されていることから、反転して取り付けることはできなかった。その為、フェンスの左右非対称の形状(意匠)のものは、左右勝手が発生することから対称形状のものしか存在しなかった。
【0006】
また、特許文献4に記載のものでは、フェンスパネル本体の前後は反転させることができるものの、上方から装着できず、側方からスライドさせる必要があることから、その設置時の取扱性に欠けるところがあった。
【0007】
【特許文献1】
実開平6−16654号公報
【0008】
【特許文献2】
実開昭60−58759号公報
【0009】
【特許文献3】
登録実用3020945号公報
【0010】
【特許文献4】
特開平9―317258号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の課題は、フェンスの支持装置において、フェンス本体の両面の利用を可能とし、左右勝手をなくして意匠性の向上(多様化)を図ることができるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本発明は、以下の手段を講じた。
【0013】
請求項1記載のフェンスの支柱装置は、フェンス本体の下枠部を、脚本体と該脚本体にネジ止めして前記下枠部を挟持するクランプ部材とからなるフェンスの支持装置において、前記下枠部の面外方向の両面に、略同形状のクランプ部材との係合部を設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項2記載のフェンスの支柱装置は、請求項1記載のフェンスの支柱装置において、前記下枠部の係合部は、凸部が形成されていることを特徴とする。
【0015】
請求項3記載のフェンスの支柱装置は、請求項1記載のフェンスの支柱装置において、前記下枠部の係合部は、凹部が形成されていることを特徴とする。
請求項4記載のフェンスの支柱装置は、請求項2又は請求項3記載のフェンスの支柱装置は、前記下枠部の係合部を構成する凸部又は凹部に対応する凹部又は凸部をクランプ部材に形成したことを特徴とする。
【0016】
請求項5記載のフェンスは、フェンス本体の前後面を表裏共通形状とし、且つ、その下枠部の内外の両面に、略同形状のクランプ部材との係合部を設けたことを特徴とする。
請求項6記載のフェンスは、請求項5記載の鋳物フェンスにおいて、フェンス本体の左右端の縦長さを違えたことを特徴とする。
【0017】
この手段により、フェンス本体は表裏共通の形状にしたことで、脚本体への取付部を裏表どちらでも取付可能とした。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図1は実施形態に係るフェンスの支持装置の要部説明図で、図3のB部拡大図、図2は同実施形態に係るフェンスの正面図、図3は図2のA部で、同実施形態に係るフェンスの支持装置の説明図である。なお、本発明の実施形態として、フェンスは鋳物フェンスが好適であるので、鋳物フェンスの場合について説明する。
【0019】
図2に示すように、鋳物フェンス(以下、「フェンス」と略称する)20は、複数のフェンス本体11の連結体からなり、隣接するフェンス本体11とフェンス本体11は従来例と同様の手段により連結されている。なお、フェンス本体11の材質等は従来のものと相違ないが、その形状・模様は左右対称とする必要はない。例えば、フェンス本体11の両端部の上下長(縦長)は、その施工方法にもよるが、左右が相違していてもよい。
【0020】
フェンス本体11の下枠部12は、図3に示すように、脚本体15とクランプ部材16とによって保持・固定される。即ち、下枠部12の下部の前後両側(家側及び道路側)には下枠部凹部12aと下枠部凸部12bとが形成される。また、クランプ部材16の一側(家側)には、上記下枠部凹部12aと下枠部凸部12bとに対応する形状でクランプ凸部16aとクランプ凹部16bとが形成され、図1,3に示すように、脚本体15のフェンス内側にフェンス本体11の下枠部12を当接させ、締付穴15aに平座金17を介して締付ボルト18を挿通し、クランプ部材16を締め付けることにより、下枠部12を保持・固定するように構成している。
なお、下枠部12の上記下枠部凹部12aと下枠部凸部12bとは下枠部12の全長に設ける必要はなく、下枠部12の一部であっても良い。また、下枠部12は、フェンス本体11自体の下枠部12でもよいが、フェンス本体11に脚本体15に装着するための支持柱(図外)が形成されている場合には、その支持柱の下部でもよい。
【0021】
上記構成により、従来のフェンスはフェンス本体11の内外面を共用することはできず、左右連結部の高さを同じとする必要があり、左右の高さを変えると2個(右勝手、左勝手)作る必要があったが、本発明のように、両面共、内外面に使えるようにしたことで、1個のフェンス本体11で兼用ができ、少ない種類で多くの模様パターンとすることができる。
【0022】
また、従来、フェンス本体11の左右連結部の高さが同じでも、模様が左右対称でないときは、右勝手或いは左勝手を製造する必要があったが、本発明によれば、その模様が左右が非対称であっても、フェンス本体11の前後面を選択(一方を反転して模様が対称となるように選択する。)することで兼用できる。
【0023】
なお、下枠部12の下枠部凹部12aと下枠部凸部12bに対応する脚本体15側の面を、図1に示すような平面形状ではなく、下枠部凹部12aと下枠部凸部12bに対応する凸凹形状とすれば、脚本体15に強固に係止・固定できる。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、上記構成により、フェンス本体の両面を内外どちらに向けても設置でき(両面利用可能)、このことにより、左右勝手をなくし、フェンス本体の右用、左用を兼用させることで、パターンが本体1個ごとであったものを複数の組み合せにすることができ、意匠の多様化をはかることができ、デザインの領域を広げることができる(意匠性の向上)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るフェンスの支持装置の要部説明図(図3のB部拡大図)。
【図2】同実施形態に係るフェンスの正面図。
【図3】図2のA部で、同実施形態に係るフェンスの支持装置の説明図。
【図4】従来技術のフェンス全体の説明図。
【図5】同従来技術のフェンス支持装置の説明図。
【符号の説明】
1・・フェンス本体 1a・・ボルト孔
2・・フェンス下枠部 2a・・下枠部凹部 2b・・下枠部凸部
3・・連結金具 4・・連結ボルト 5・・脚本体 5a・・締付穴
6・・クランプ部材 6a・・クランプ凸部 6b・・クランプ凹部
7・・平座金 8・・締付ボルト 10・・フェンス(従来技術)
11・・フェンス本体 12・・下枠部
12a・・下枠部凹部(係合部) 12b・・下枠部凸部(係合部)
15・・脚本体 15a・・締付穴
16・・クランプ部材 16a・・クランプ凸部 16b・・クランプ凹部
17・・平座金 18・・締付ボルト 20・・フェンス(本発明)

Claims (6)

  1. フェンス本体の下枠部を、脚本体と該脚本体にネジ止めして前記下枠部を挟持するクランプ部材とからなるフェンスの支持装置において、前記下枠部の面外方向の両面に、略同形状のクランプ部材との係合部を設けたことを特徴とするフェンスの支柱装置。
  2. 前記下枠部の係合部は、凸部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のフェンスの支柱装置。
  3. 前記下枠部の係合部は、凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のフェンスの支柱装置。
  4. 前記下枠部の係合部を構成する凸部又は凹部に対応する凹部又は凸部をクランプ部材に形成したことを特徴とする請求項2又は請求項3記載のフェンスの支柱装置。
  5. フェンス本体の前後面を表裏共通形状とし、且つ、その下枠部の内外の両面に、略同形状のクランプ部材との係合部を設けたことを特徴とするフェンス。
  6. フェンス本体の左右端の縦長さを違えたことを特徴とする請求項5記載のフェンス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014058837A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Lixil Corp 面材支持構造
JP2016142016A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 三協立山株式会社 構造体

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