JP2004285168A5 - - Google Patents
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
1万から20万の数平均分子量を有する熱可塑性ウレタン樹脂(A)で変性されたビニル系樹脂及び脂肪族系炭化水素溶剤を含んでなる塗料用樹脂組成物であって、
前記ビニル系樹脂における熱可塑性ウレタン樹脂(A)に由来する構成部分が0.1〜10重量%であり、
前記熱可塑性ウレタン樹脂(A)が、数平均分子量が1000以上である高分子ジオール(A−1)、及び低分子量グリコール及び/又は低分子量ジアミン(A−2)と、ポリイソシアネート化合物(A−3)とを、等当量比で反応させたものであって、(A−1)成分と(A−2)成分の使用比率〔(A−1)成分/(A−2)成分〕が当量比で0.4〜5.0の範囲であることを特徴とする、塗料用樹脂組成物。
【請求項2】
高分子ジオール(A−1)が、ポリエステルジオール、ポリエーテルジオール及びポリカーボネートジオールからなる群から選ばれた少なくとも一種以上からなる化合物である、請求項1に記載の塗料用樹脂組成物。
【請求項3】
ポリイソシアネート化合物(A−3)がジイソシアネート化合物である請求項1又は2に記載の塗料用樹脂組成物。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載の塗料用樹脂組成物を用いて得られることを特徴とする塗料。
【請求項5】
請求項1〜3のいずれかに記載の塗料用樹脂組成物を用いて塗膜が形成されたことを特徴とする塗装物。
【請求項6】
請求項4に記載の塗料を用いて塗膜が形成された塗装物。
【請求項1】
1万から20万の数平均分子量を有する熱可塑性ウレタン樹脂(A)で変性されたビニル系樹脂及び脂肪族系炭化水素溶剤を含んでなる塗料用樹脂組成物であって、
前記ビニル系樹脂における熱可塑性ウレタン樹脂(A)に由来する構成部分が0.1〜10重量%であり、
前記熱可塑性ウレタン樹脂(A)が、数平均分子量が1000以上である高分子ジオール(A−1)、及び低分子量グリコール及び/又は低分子量ジアミン(A−2)と、ポリイソシアネート化合物(A−3)とを、等当量比で反応させたものであって、(A−1)成分と(A−2)成分の使用比率〔(A−1)成分/(A−2)成分〕が当量比で0.4〜5.0の範囲であることを特徴とする、塗料用樹脂組成物。
【請求項2】
高分子ジオール(A−1)が、ポリエステルジオール、ポリエーテルジオール及びポリカーボネートジオールからなる群から選ばれた少なくとも一種以上からなる化合物である、請求項1に記載の塗料用樹脂組成物。
【請求項3】
ポリイソシアネート化合物(A−3)がジイソシアネート化合物である請求項1又は2に記載の塗料用樹脂組成物。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載の塗料用樹脂組成物を用いて得られることを特徴とする塗料。
【請求項5】
請求項1〜3のいずれかに記載の塗料用樹脂組成物を用いて塗膜が形成されたことを特徴とする塗装物。
【請求項6】
請求項4に記載の塗料を用いて塗膜が形成された塗装物。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者らが鋭意検討した結果、ソフトセグメントとハードセグメントを同一分子内に有する高分子量の熱可塑性ウレタン樹脂を用いて変性したビニル系樹脂、及び脂肪族系炭化水素溶剤を含んでなる塗料用樹脂組成物が上記課題を解決できることを見出した。
【課題を解決するための手段】
本発明者らが鋭意検討した結果、ソフトセグメントとハードセグメントを同一分子内に有する高分子量の熱可塑性ウレタン樹脂を用いて変性したビニル系樹脂、及び脂肪族系炭化水素溶剤を含んでなる塗料用樹脂組成物が上記課題を解決できることを見出した。
すなわち、本発明は、1万から20万の数平均分子量を有する熱可塑性ウレタン樹脂(A)で変性されたビニル系樹脂及び脂肪族系炭化水素溶剤を含んでなる塗料用樹脂組成物であって、前記ビニル系樹脂における熱可塑性ウレタン樹脂(A)に由来する構成部分が0.1〜10重量%であり、前記熱可塑性ウレタン樹脂(A)が、数平均分子量が1000以上である高分子ジオール(A−1)、及び低分子量グリコール及び/又は低分子量ジアミン(A−2)と、ポリイソシアネート化合物(A−3)とを、等当量比で反応させたものであって、(A−1)成分と(A−2)成分の使用比率〔(A−1)成分/(A−2)成分〕が当量比で0.4〜5.0の範囲であることを特徴とする、塗料用樹脂組成物を提供するものである。
〔3〕脂肪族系炭化水素溶剤
脂肪族系炭化水素溶剤としては、n−ヘキサン、n−ヘプタンなどの脂肪族炭化水素単独の有機溶剤、脂肪族炭化水素と脂環族炭化水素との混合溶剤、あるいは脂肪族炭化水素と芳香族炭化水素との混合溶剤を使用することができる。
これらの市販品としては、「マルカゾール RもしくはE」または「スワゾール310」[共に、丸善石油(株)製品];「LAWS」、「HAWS」または「シェルゾール 70もしくは71」〔共に、オランダ国シェル社製品〕;
脂肪族系炭化水素溶剤としては、n−ヘキサン、n−ヘプタンなどの脂肪族炭化水素単独の有機溶剤、脂肪族炭化水素と脂環族炭化水素との混合溶剤、あるいは脂肪族炭化水素と芳香族炭化水素との混合溶剤を使用することができる。
これらの市販品としては、「マルカゾール RもしくはE」または「スワゾール310」[共に、丸善石油(株)製品];「LAWS」、「HAWS」または「シェルゾール 70もしくは71」〔共に、オランダ国シェル社製品〕;
「ダイアナ・ソルベント No.0もしくはNo.1」[出光興産(株)製品]、「IPソルベント 1016、1020もしくは1620」[同上];「シェルゾール D−40」(オランダ国シェル社製品);「Aソルベント」、「Kソルベント」または「AFソルベント」[共に、日本石油(株)製品];あるいは「エクソンナフサ No.3、No.5もしくはNo.6」、「エクソール D−30、D−40、D−60もしくはD−70」または「アイソパー C、E、GもしくはH」[エクソン化学(株)製品]などが挙げられ、単独使用でも、2種以上の併用でもよい。
脂肪族炭化水素溶剤と共に、有機溶剤として、トルエン、キシレン、「ソルベッソ 100」〔エクソン化学(株)製品〕等のような芳香族系炭化水素溶剤類;メタノール、エタノール、プロパノール、n−ブタノール等のアルコール溶剤類;酢酸エチル、酢酸ブチル等のような酢酸エステル系溶剤類;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のようなケトン系溶剤;プロピレングリコールエーテル系溶剤類;プロピレングリコールエーテルエステル系溶剤類またはエトキシエチルプロピオネート等を使用することができる。
比較例1
参考例4で得られたビニル系樹脂(V−1)の100部に「タイペーク R−930」〔石原産業(株)製酸化チタン〕の50部を配合し、サンドミルで分散した。
これに「スーパーベッカミン G−821−60」を33部配合し、キシレンにて岩田カップ18秒になるように調整した。
これを角度45度に立てかけたブリキ板に、乾燥膜厚が50μmになるようにエアスプレー塗装し、10分後、140℃で1時間焼付し、垂れの状況を判断した。また、外観、耐水性の評価を行うためにガラス板に乾燥膜厚30μmとなるように塗装後、140℃で1時間焼付した塗板を準備した。
参考例4で得られたビニル系樹脂(V−1)の100部に「タイペーク R−930」〔石原産業(株)製酸化チタン〕の50部を配合し、サンドミルで分散した。
これに「スーパーベッカミン G−821−60」を33部配合し、キシレンにて岩田カップ18秒になるように調整した。
これを角度45度に立てかけたブリキ板に、乾燥膜厚が50μmになるようにエアスプレー塗装し、10分後、140℃で1時間焼付し、垂れの状況を判断した。また、外観、耐水性の評価を行うためにガラス板に乾燥膜厚30μmとなるように塗装後、140℃で1時間焼付した塗板を準備した。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003077843A JP4438303B2 (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 塗料用樹脂組成物および塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003077843A JP4438303B2 (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 塗料用樹脂組成物および塗料 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004285168A JP2004285168A (ja) | 2004-10-14 |
JP2004285168A5 true JP2004285168A5 (ja) | 2006-03-02 |
JP4438303B2 JP4438303B2 (ja) | 2010-03-24 |
Family
ID=33292498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003077843A Expired - Fee Related JP4438303B2 (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 塗料用樹脂組成物および塗料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4438303B2 (ja) |
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2003
- 2003-03-20 JP JP2003077843A patent/JP4438303B2/ja not_active Expired - Fee Related
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