JP2004284529A - タイヤ空気圧提示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両に燃料を供給する操作者がタイヤ空気圧の低下を容易に認識することができるタイヤ空気圧提示装置を提供すること。
【解決手段】本発明に係るタイヤ空気圧提示装置1では、タイヤ空気圧の低下を提示するフュエルリッド用LED10を、車両200の燃料供給口203の近傍に設けた。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明に係るタイヤ空気圧提示装置1では、タイヤ空気圧の低下を提示するフュエルリッド用LED10を、車両200の燃料供給口203の近傍に設けた。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のタイヤ空気圧を検出して提示するタイヤ空気圧提示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両のタイヤ空気圧を検出して提示するタイヤ空気圧検知システムが知られている(例えば特許文献1)。
【0003】
当該技術では、運転者に判り易いように、例えば、車両のメータパネル上に空気圧を数値で表示したり、発光ダイオードの点滅やブザー音で空気圧低下を警報していた。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−059723号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この技術では、以下の問題があった。即ち、当該技術は、主に運転者に空気圧の低下を警報するものであったので、運転者が発光ダイオードの点滅やブザー音に気づかない恐れがあった。
【0006】
一方、メータパネル上に空気圧を数値表示する技術では、空気圧を単に数字のみで表示していたので、運転者にとっては、その数字が空気圧に対応するものなのかどうかの判断が容易でない場合があった。
【0007】
即ち、空気圧の低下を提示したにもかかわらず、空気圧の低下が解決されない場合があり、この場合、更に空気圧が低下し、車両が走行不能になる恐れがあった。
【0008】
また、警報をするまでには至らないが、空気圧が空気の補充を必要とするまで低下した場合等、空気の補充を要する場合がある。
【0009】
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その主に目的とするところは、空気圧の低下をより迅速且つ確実に解決させることができるタイヤ空気圧提示装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、車両のタイヤ空気圧を空気圧情報として検出する空気圧検出手段と、車両の燃料供給口の近傍に設けられ、空気圧検出手段にて検出された空気圧情報に関する所定の情報を提示する供給口側提示手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のタイヤ空気圧提示装置において、供給口側提示手段は、車両のイグニッションがオフである場合に、所定の情報を提示することを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載のタイヤ空気圧提示装置において、車両は、燃料供給口が配置される開口部分と、当該開口部分を開閉するフュエルリッドと、を具備し、供給口側提示手段は、開口部分に設けられることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項3記載のタイヤ空気圧提示装置において、供給口側提示手段は、フュエルリッドが開状態である場合に、所定の情報を提示することを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載のタイヤ空気圧提示装置において、空気圧検出手段にて検出された空気圧情報によるタイヤ空気圧が、予め定められた供給口側基準空気圧以下である場合には、所定の情報には、当該空気圧情報によるタイヤ空気圧が供給口側基準空気圧以下である旨の情報が含まれることを特徴とする。
【0015】
請求項6記載の発明は、請求項5記載のタイヤ空気圧提示装置において、車両の車室内に設けられる車室側提示手段を備え、当該車室側提示手段は、空気圧検出手段にて検出された空気圧情報によるタイヤ空気圧が、予め定められた車室側基準空気圧以下である場合には、当該空気圧情報によるタイヤ空気圧が車室側基準空気圧以下である旨の情報を提示し、供給口側基準空気圧は、車室側基準空気圧よりも大きいことを特徴とする。
【0016】
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載のタイヤ空気圧提示装置において、所定の情報には、空気圧情報によるタイヤ空気圧の値が含まれることを特徴とする。
【0017】
請求項8記載の発明は、請求項1〜7の何れか1項に記載のタイヤ空気圧提示装置において、空気圧検出手段は、車両のタイヤ毎にタイヤ空気圧を空気圧情報として検出し、供給口側提示手段は、所定の情報を、車両のタイヤ毎に区別して提示することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、図1及び図2に基づいて、本発明の第1の実施の形態に係るタイヤ空気圧提示装置1の構成及び各構成要素の主な機能について説明する。ここで、図1は、タイヤ空気圧提示装置1の構成を示したブロック図であり、図2は、フュエルリッド202の周辺の構成を示した説明図である。
【0019】
タイヤ空気圧提示装置1は、図1に示すように、バッテリ4と、ヒューズ5と、イグニッションスイッチ6とを具備する車両200(図2参照)に搭載され、送信機2と、インパネ用発光ダイオード(車室側提示手段。以下、「インパネ用LED」と称する)7と、フュエルリッド開閉スイッチ(以下、「開閉スイッチ」と称する)8と、ECU(Electronic Control Unit)9と、フュエルリッド用発光ダイオード(供給口側提示手段。以下、「フュエルリッド用LED」と称する)10を備える。なお、図2に示すように、当該車両200では、車両200の燃料供給口203が開口部分201に配置され、当該開口部分201をフュエルリッド202にて開閉可能となっている。また、燃料供給口203は、取り外し可能なキャップ204により塞がれる。
【0020】
図1に示す送信機2は、車両200の各タイヤ毎に設置され、送信側制御部21と、空気圧センサ22と、RF出力部23を備える。
【0021】
送信側制御部21は、所定のタイミングで空気圧センサ22にタイヤ空気圧を検出させ、当該検出により得られた空気圧情報をRF出力部23に出力する。
【0022】
空気圧センサ22は、当該空気圧センサ22が設置されたタイヤの空気圧を空気圧情報として検出し、送信側制御部21に出力する。
【0023】
RF出力部23は、送信側制御部21から与えられた空気圧情報を無線信号としてECU9に送信する。
【0024】
バッテリ4は、駆動電圧を出力し、ヒューズ5は、バッテリ4と、イグニッションスイッチ6、ECU9、及びフュエルリッド用LED10とを接続する。イグニッションスイッチ6は、車両200にイグニッションが投入された場合にオンされ、イグニッションがオフとされた場合に、オフされる。
【0025】
インパネ用LED7は、車両200のインパネ上に配置され、且つ、イグニッションスイッチ6に接続される。そして、ECU9の受信側制御部96による制御により、点灯、消灯する。
【0026】
開閉スイッチ8は、車室内等に設けられ、フュエルリッド202が閉状態である場合にオフされ、操作者によるオン操作によりオンされて、フュエルリッド202を開状態にする。
【0027】
図1に示すECU9は、チューナ91と、電圧変換部92と、トランジスタ93、94と、メモリ95と、受信側制御部96を備える。
【0028】
チューナ91は、アンテナ911及び図示しないメモリを備え、各送信機2から送信された空気圧情報を当該アンテナ911にて受信して、当該メモリに記憶する。また、受信側制御部96から与えられた要求情報に応じて、メモリに記憶される最新の空気圧情報を受信側制御部96に出力する。
【0029】
電圧変換部92は、バッテリ4から与えられた駆動電圧の大きさを変換して受信側制御部96及び開閉スイッチ8に出力する。
【0030】
トランジスタ93のコレクタは、イグニッションスイッチ6とインパネ用LED7とを接続する回線に接続され、ベースは受信側制御部96に接続され、エミッタは接地される。
【0031】
トランジスタ94のコレクタはフュエルリッド用LED10に接続され、ベースは受信側制御部96に接続され、エミッタは接地される。
【0032】
メモリ95は、基準空気圧に関する基準空気圧情報と、後述する空気圧低下フラグを記憶する。ここで、基準空気圧は、タイヤ空気圧が異常である場合における当該タイヤ空気圧の最大値であり、予め設定される。
【0033】
受信側制御部96は、所定の場合に、要求情報を生成してチューナ91に出力する。
【0034】
そして、当該出力に応じて空気圧情報を与えられた際に、メモリ95から基準空気圧情報を取得し、これらの情報に基づいて、インパネ用LED7及びフュエルリッド用LED10を点灯、消灯させるべく制御する。
【0035】
フュエルリッド用LED10は、図2に示すように、開口部分201に配置され、図1に示す受信側制御部96による制御により、点灯、消灯する。
【0036】
次に、タイヤ空気圧提示装置1による処理の手順を図3に示すフローチャートに沿って説明する。なお、以下の処理が行われる間、各送信機2は、所定のタイミングでタイヤ空気圧を空気圧情報として検出し、ECU9に出力する。そして、ECU9のチューナ91は、アンテナ911にて当該空気圧情報を受信して、チューナ91のメモリに記憶する。
【0037】
ステップS1にて、受信側制御部96は、図1に示す点Aの電圧を検出し、当該検出結果に基づいて、イグニッションスイッチ6がオン状態であるかどうか、即ち、イグニッションが投入されているかどうかを判定する。
【0038】
この結果、イグニッションが投入されている場合には、ステップS2に進み、投入されていない場合(イグニッションがオフの場合、ステップS1にてNO)には、ステップS14に進む。
【0039】
ステップS2にて、受信側制御部96は、ECU9のスリープ状態を解除する。
【0040】
ステップS3にて、受信側制御部96は、要求情報を生成してチューナ91に出力し、チューナ91は、要求情報が与えられた際に、当該チューナ91に記憶される最新の空気圧情報を受信側制御部96に出力する。
【0041】
ステップS4にて、受信側制御部96は、チューナ91から空気圧情報を与えられた際に、メモリ95から基準空気圧情報を取得し、当該与えられた空気圧情報によるタイヤ空気圧と、当該基準空気圧情報による基準空気圧と、を比較する。
【0042】
この結果、当該タイヤ空気圧が基準空気圧以下である場合には、ステップS5に進み、当該タイヤ空気圧が基準空気圧を超える場合(ステップS4にてNO)には、ステップS11に進む。
【0043】
ステップS5にて、メモリ95に記憶される空気圧低下フラグをオンにする。
【0044】
ステップS6にて、受信側制御部96は、トランジスタ93をオフにする。これにより、バッテリ4から発生する電流がインパネ用LED7に流れるので、インパネ用LED7が点灯する。即ち、インパネ用LED7は、空気圧情報に関する所定の情報として、何れかのタイヤ空気圧が基準空気圧以下である旨の情報を提示する。
【0045】
ステップS7にて、当該空気圧情報をメモリ95に記憶する。
【0046】
ステップS8にて、受信側制御部96は、図1に示す点Bの電圧を検出し、当該検出結果に基づいて、開閉スイッチ8のオンオフ状態、即ち、図2に示すフュエルリッド202の開閉状態を判定する。
【0047】
この結果、フュエルリッド202が開状態である場合には、ステップS9に進み、閉状態である場合(ステップS8にてNO)には、ステップS10に進む。
【0048】
ステップS9にて、受信側制御部96は、トランジスタ94をオンにする。これにより、バッテリ4から発生する電流がフュエルリッド用LED10に流れるので、フュエルリッド用LED10が点灯する。即ち、フュエルリッド用LED10は、空気圧情報に関する所定の情報として、何れかのタイヤ空気圧が基準空気圧以下である旨の情報を提示する。その後、タイヤ空気圧提示装置1は、ステップS1に進む。
【0049】
ステップS10にて、受信側制御部96は、トランジスタ94をオフにする。これにより、バッテリ4から発生する電流がフュエルリッド用LED10に流れなくなるので、フュエルリッド用LED10が消灯する。
【0050】
上述したステップS4にて、タイヤ空気圧が基準空気圧を超える場合、ステップS11にて、受信側制御部96は、空気圧低下フラグのオンオフ状態を確認する。
【0051】
この結果、オンの場合にはステップS12に進み、オフの場合(ステップS11にてNO)には、ステップS1に進む。
【0052】
ステップS12にて、受信側制御部96は、空気圧低下フラグをオフにする。
【0053】
ステップS13にて、受信側制御部96は、トランジスタ93をオンにする。これにより、バッテリ4から発生する電流がインパネ用LED7に流れなくなるので、インパネ用LED7が消灯する。さらに、受信側制御部96は、トランジスタ94をオフにする。これにより、フュエルリッド用LED10が消灯する。その後、ステップS1に進む。
【0054】
上述したステップS1にて、イグニッションがオフの場合には、ステップS14にて、受信側制御部96は、点Bの電圧を検出し、当該検出結果に基づいて、図2に示すフュエルリッド202の開閉状態を判定する。
【0055】
この結果、フュエルリッド202が開状態である場合には、ステップS15に進み、閉状態である場合(ステップS14にてNO)には、ステップS18に進む。
【0056】
ステップS15にて、受信側制御部96は、ECU9のスリープ状態を解除する。
【0057】
ステップS16にて、受信側制御部96は、空気圧低下フラグのオンオフ状態を確認する。
【0058】
この結果、オンの場合には、ステップS17に進み、オフの場合(ステップS16にてNO)には、ステップS19に進む。
【0059】
ステップS17にて、受信側制御部96は、トランジスタ94をオンにする。これにより、フュエルリッド用LED10が点灯する。即ち、フュエルリッド用LED10は、何れかのタイヤ空気圧が基準空気圧以下である旨の情報を提示する。その後、ステップS1に進む。
【0060】
上述したステップS14にて、フュエルリッド202が閉状態である場合には、ステップS18にて、受信側制御部96は、トランジスタ93をオンにする。これにより、インパネ用LED7が消灯する。さらに、受信側制御部96は、トランジスタ94をオフにする。これにより、フュエルリッド用LED10が消灯する。
【0061】
ステップS19にて、受信側制御部96は、ECU9をスリープ状態にする。その後、ステップS1に進む。
【0062】
以上により、本第1の実施の形態では、図1及び図2に示すように、空気圧センサ222が空気圧情報を検出し、車両200の燃料供給口203の近傍に設けられたフュエルリッド用LED10が、当該空気圧情報に関する所定の情報を提示する。
【0063】
ここで、燃料供給口203は、ガソリンスタンド等にて車両200に燃料を供給する際に、ガソリンスタンドの店員等により視認される。
【0064】
したがって、タイヤ空気圧が低下した場合には、ガソリンスタンドの店員等は、当該タイヤ空気圧の低下を確実に認識することができる。さらに、ガソリンスタンドには、空気圧の低下を解決するための機器が揃っている。
【0065】
これにより、ガソリンスタンドの店員等は、空気圧の低下を車両200の乗員などに知らせることができると共に、空気圧の低下をより迅速且つ確実に解決することができる。
【0066】
特に、フュエルリッド用LED10は、当該空気圧情報によるタイヤ空気圧が、基準空気圧以下である場合に点灯する(図3に示すステップS4〜ステップS9参照)。即ち、当該空気圧情報によるタイヤ空気圧が基準空気圧以下である旨の情報を提示する。
【0067】
したがって、ガソリンスタンドの店員等は、タイヤ空気圧の低下をより確実に認識することができる。
【0068】
また、本実施の形態では、当該情報をフュエルリッド用LED10の点灯のみによって提示するので、ガソリンスタンドの店員等のみならず、車両200の乗員も、タイヤ空気圧の低下を確実に認識することができる。
【0069】
また、フュエルリッド用LED10は、車両200のイグニッションがオフである場合でも点灯する(図3に示すステップS14〜ステップS17参照)。
【0070】
したがって、ガソリンスタンドの店員等は、イグニッションをオフにしてから燃料を供給する場合であっても、タイヤ空気圧の低下を認識することができる。
【0071】
また、フュエルリッド用LED10は、開口部分201に設けられ、当該開口部分201は、フュエルリッド202により開閉される。したがって、燃料供給時でない場合には、フュエルリッド202にて開口部分201を閉じておくことで、フュエルリッド用LED10が車両200の外部に露出することを防止することができる。これにより、車両200の外観が損なわれることを防止することができる。
【0072】
また、フュエルリッド用LED10は、フュエルリッド202が開状態である場合に点灯する(図3に示すステップS8〜ステップS9、及びステップS14〜ステップS17参照)。
【0073】
したがって、ガソリンスタンドの店員等は、タイヤ空気圧の低下を認識することができる一方、フュエルリッド202が閉状態である場合には、フュエルリッド用LED10は消灯するので、バッテリ4の消耗を低く抑えることができる。
【0074】
次に、本第1の実施の形態の第1の変形例を説明する。
【0075】
本変形例に係るタイヤ空気圧提示装置は、タイヤ空気圧の値を提示するものである。
【0076】
即ち本タイヤ空気圧提示装置は、図4に示すように、フュエルリッド用LED10の代わりに、開口部分201に設けられるディスプレイ205を備える。
【0077】
そして、図3に示す処理とほぼ同様の処理を行うが、以下の処理が主に異なる。即ち、受信側制御部96は、フュエルリッド用LED10を点灯させる代わりに、チューナ91から与えられた空気圧情報の具体的内容、即ちタイヤ空気圧の値を当該ディスプレイ205にて点滅させて表示する。
【0078】
本第1の変形例によれば、上述した効果を得ることができるほか、ガソリンスタンドの店員等はタイヤ空気圧の具体的な値を認識することができる。また、タイヤ空気圧の値を点滅させて表示するので、ガソリンスタンドの店員等は、空気圧の低下を確実に認識することができる。したがって、空気の適切な補充をより容易且つ確実に行うことができる。
【0079】
なお、本第1の変形例は、以下に説明する第2の変形例、及び第2の実施の形態にも適用することができるのは勿論である。また、本第1の変形例において、タイヤ空気圧が基準空気圧を超えていても空気圧の値を表示するようにしても良い。
【0080】
また、ディスプレイとフュエルリッド用LED10を共に開口部分201に設けても良い。この場合、ガソリンスタンドの店員等はタイヤ空気圧の具体的な値を認識することができると共に、タイヤ空気圧の低下をより確実に認識することができる。
【0081】
次に、第2の変形例を説明する。
【0082】
本第2の変形例に係るタイヤ空気圧提示装置では、メモリ95が、上述した基準空気圧として、供給口側基準空気圧情報と車室側基準空気圧情報とを記憶する。ここで、供給口側基準空気圧情報による供給口側基準空気圧は、車室側基準空気圧情報による車室側基準空気圧よりも大きく、車室側基準空気圧は、タイヤ空気圧が異常である場合における当該タイヤ空気圧の最大値、即ち、乗員等に警報することを要する程度のタイヤ空気圧に設定される。
【0083】
そして、受信側制御部96は、タイヤ空気圧と、供給口側基準空気圧及び車室側基準空気圧とを比較し、フュエルリッド202が開状態で、且つタイヤ空気圧が供給口側基準空気圧以下の場合には、フュエルリッド用LED10を点灯させる。ここで、当該タイヤ空気圧が車室側基準空気圧以下の場合には、インパネ用LED7も点灯させる。具体的な処理の手順は、図3に示すフローチャートに準じて行われる。
【0084】
具体的な処理は、図3に示すフローチャートに準じて行われる。即ち、メモリ95に供給口側空気圧低下フラグと車室側空気圧低下フラグを記憶させ、ステップS4では、受信側制御部96は、タイヤ空気圧と供給口側基準空気圧とを比較し、ステップS5では、供給口側空気圧低下フラグのみオンとする。
【0085】
また、ステップS6では、受信側制御部96は、タイヤ空気圧と車室側基準空気圧とを比較し、タイヤ空気圧が車室側基準空気圧以下の場合に、インパネ用LED7を点灯し、且つ車室側空気圧低下フラグをオンにする。
【0086】
また、ステップS11〜ステップS13の処理では、受信側制御部96は、供給口側空気圧低下フラグ及び車室側空気圧低下フラグのオンオフ状態を確認し、供給口側空気圧低下フラグがオンの場合には、当該供給口側空気圧低下フラグをオフにし、且つフュエルリッド用LED10を消灯する。一方、車室側空気圧低下フラグがオンの場合には、当該車室側空気圧低下フラグをオフし、且つインパネ用LED7を消灯する。
【0087】
また、ステップS16〜ステップS17の処理では、受信側制御部96は、供給口側空気圧低下フラグのオンオフ状態を確認し、供給口側空気圧低下フラグがオンの場合にフュエルリッド用LED10を点灯させる。
【0088】
本第2の変形例によれば、供給口側基準空気圧以下の場合には、タイヤ空気圧が車室側基準空気圧よりも大きい場合であっても、フュエルリッド用LED10が点灯するので、ガソリンスタンドの店員等はタイヤ空気圧の低下を認識することができる。
【0089】
また、車室側基準空気圧は、乗員等に警報することを要する程度のタイヤ空気圧に設定される。したがって、警報をするまでには至らない段階であっても、ガソリンスタンドの店員等はタイヤ空気圧の低下を認識することができる。これにより、警報をするまでには至らない段階であっても、タイヤ空気圧の低下を解決することができる。
【0090】
なお、本第2の変形例は、以下に説明する第2の実施の形態にも適用することができるのは勿論である。
【0091】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、図5及び図6に基づいて、本発明の第2の実施の形態に係るタイヤ空気圧提示装置1aの構成及び各構成要素の主な機能について説明する。ここで、図5は、タイヤ空気圧提示装置1aの構成を示したブロック図であり、図6は、フュエルリッド202の周辺の構成を示した説明図である。
【0092】
図5に示すように、タイヤ空気圧提示装置1aは、バッテリ4と、ヒューズ5と、イグニッションスイッチ6とを具備する車両200(図6参照)に搭載され、送信機2と、インパネ用発光ダイオード(以下、「インパネ用LED」と称する)7と、フュエルリッド開閉スイッチ(以下、「開閉スイッチ」と称する)8と、ECU9aと、フュエルリッド用発光ダイオード(供給口側提示手段。以下、「フュエルリッド用LED」と称する)101〜104を備える。なお、図6に示すように、当該車両200では、車両200の燃料供給口203が開口部分201に配置され、当該開口部分201をフュエルリッド202にて開閉可能となっている。また、燃料供給口203は、取り外し可能なキャップ204により塞がれる。
【0093】
このように、タイヤ空気圧提示装置1aの構成は、第1の実施の形態に係るタイヤ空気圧提示装置1aの構成とほぼ同様なので、タイヤ空気圧提示装置1aとの相異点のみ説明する。
【0094】
各送信機2には、それぞれ異なる識別情報が設定されている。そして、各空気圧センサ22は、当該空気圧センサ22が設置されたタイヤの空気圧を空気圧情報として検出し、送信側制御部21は、当該検出された空気圧情報に識別情報を含めて、RF出力部23に出力する。そして、RF出力部23は、識別情報を含む空気圧情報を無線信号としてECU9aに送信する。
【0095】
ヒューズ5は、バッテリ4と、イグニッションスイッチ6、ECU9a、及びフュエルリッド用LED101〜104とを接続する。
【0096】
ECU9aは、チューナ91と、電圧変換部92と、トランジスタ93、941〜944と、メモリ95と、受信側制御部96を備える。
【0097】
チューナ91は、受信側制御部96から要求情報を与えられた際に、そのメモリに記憶される空気圧情報のうち、各送信機2から送信された最新の空気圧情報を受信側制御部96に出力する。
【0098】
トランジスタ941のコレクタはフュエルリッド用LED101に接続され、ベースは受信側制御部96に接続され、エミッタは接地される。
【0099】
トランジスタ942のコレクタはフュエルリッド用LED102に接続され、ベースは受信側制御部96に接続され、エミッタは接地される。
【0100】
トランジスタ943のコレクタはフュエルリッド用LED103に接続され、ベースは受信側制御部96に接続され、エミッタは接地される。
【0101】
トランジスタ944のコレクタはフュエルリッド用LED104に接続され、ベースは受信側制御部96に接続され、エミッタは接地される。
【0102】
メモリ95は、基準空気圧情報の他、上述した空気圧低下フラグを各タイヤに対応させて記憶する。
【0103】
受信側制御部96は、要求情報を生成してチューナ91に出力し、当該出力に応じてチューナ91から空気圧情報を与えられた際に、メモリ95から基準空気圧情報を取得し、これらの情報に基づいて、インパネ用LED7及びフュエルリッド用LED101〜104を点灯、消灯させるべく制御する。
【0104】
フュエルリッド用LED101〜104は、図6に示すように、開口部分201に配置され、図5に示す受信側制御部96による制御により、点灯、消灯する。
【0105】
また、フュエルリッド用LED101〜104は、それぞれ異なるタイヤに対応している。即ち、フュエルリッド用LED101は、車両200の前方右側のタイヤに対応し、フュエルリッド用LED102は、前方左側のタイヤに対応し、フュエルリッド用LED103は、後方右側のタイヤに対応し、フュエルリッド用LED104は、後方左側のタイヤに対応する。
【0106】
また、フュエルリッド用LED101〜104と各タイヤとの対応関係を明瞭にするために、開口部分201に車両が描かれ、且つ、当該描かれた車両200の各タイヤ上に、フュエルリッド用LED101〜104のうち、当該タイヤに対応するフュエルリッド用LEDが配置される。
【0107】
次に、タイヤ空気圧提示装置1aによる処理の手順を説明する。なお、当該処理の手順はタイヤ空気圧提示装置1aによる処理の手順とほぼ同様なので、タイヤ空気圧提示装置1aによる処理との相異点を、図3に示すフローチャートに沿って説明する。
【0108】
図3に示すステップS3にて、受信側制御部96は、要求情報を生成してチューナ91に出力し、チューナ91は、受信側制御部96から要求情報を与えられた際に、そのメモリに記憶される空気圧情報のうち、各送信機2から送信された最新の空気圧情報を受信側制御部96に出力する。
【0109】
ステップS4にて、受信側制御部96は、チューナ91から与えられた各空気圧情報によるタイヤ空気圧と、基準空気圧とを比較する。この結果、基準空気圧以下となるタイヤ空気圧が存在する場合、当該タイヤ空気圧に対応するタイヤを、各空気圧情報に含まれる識別情報に基づいて特定した後、ステップS5に進む。一方、存在しない場合(ステップS4にてNO)には、ステップS11に進む。
【0110】
ステップS5にて、受信側制御部96は、ステップS4にて特定されたタイヤに対応する空気圧低下フラグをオンにする。
【0111】
ステップS7にて、受信側制御部96は、ステップS4にて特定されたタイヤの位置、及び当該タイヤに対応する空気圧情報をメモリ95に記憶する。
【0112】
ステップS9にて、受信側制御部96は、各空気圧低下フラグのオンオフ状態を確認し、トランジスタ941〜944のうち、オンとなっている空気圧低下フラグに対応するトランジスタをオンにする。
【0113】
これにより、フュエルリッド用LED101〜104のうち、当該オンにされたトランジスタに対応するフュエルリッド用LEDが点灯する。
【0114】
例えば、車両200の前方右側のタイヤ空気圧が基準空気圧以下である場合には、受信側制御部96は、トランジスタ941をオンにすることで、フュエルリッド用LED101を点灯させる。その後、ステップS1に進む。
【0115】
ステップS10にて、受信側制御部96は、トランジスタ941〜944をオフにする。これにより、バッテリ4から発生する電流が点灯しているフュエルリッド用LED101〜104に流れなくなるので、フュエルリッド用LED101〜104が消灯する。その後ステップS1に進む。
【0116】
ステップS11にて、受信側制御部96は、各空気圧低下フラグのオンオフ状態を確認する。この結果、何れかの空気圧低下フラグがオンの場合にはステップS12に進み、何れもオフの場合には、ステップS1に進む。
【0117】
ステップS12にて、空気圧低下フラグを全てオフにする。
【0118】
ステップS13にて、受信側制御部96は、トランジスタ93をオンにし、且つトランジスタ941〜944をオフにする。これにより、インパネ用LED7及びフュエルリッド用LED101〜104が消灯する。その後、ステップS1に進む。
【0119】
ステップS16にて、受信側制御部96は、各空気圧低下フラグのオンオフ状態を確認する。この結果、何れかの空気圧低下フラグがオンの場合にはステップS17に進み、何れもオフの場合には、ステップS19に進む。
【0120】
ステップS17にて、受信側制御部96は、フュエルリッド用LED101〜104のうち、オンとなっている空気圧低下フラグに対応するフュエルリッド用LEDを点灯させる。
【0121】
ステップS18にて、受信側制御部96は、トランジスタ93をオンにし、且つトランジスタ941〜944をオフにする。これにより、インパネ用LED7及びフュエルリッド用LED101〜104が消灯する。
【0122】
以上により、本第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる他、図6に示すように、フュエルリッド用LED101〜104は、空気圧情報に関する所定の情報を、車両200のタイヤ毎に区別して提示する。
【0123】
したがって、何れかのタイヤ空気圧が低下した場合に、ガソリンスタンドの店員等は、どのタイヤの空気圧が低下したのかを容易に認識することができる。
【0124】
また、当該所定の情報として、タイヤ空気圧が基準空気圧以下である旨の情報を提示するので、ガソリンスタンドの店員等は、タイヤ空気圧が低下したことを容易に認識することができる。
【0125】
なお、本第2の実施の形態では、フュエルリッド用LED101〜104と各タイヤとの対応関係を明瞭にするために、開口部分201に車両を描き、且つ、当該描かれた車両200の各タイヤ上に、フュエルリッド用LED101〜104のうち、当該タイヤに対応するフュエルリッド用LEDを配置することとしたが、他の構成としても良い。
【0126】
例えば、開口部分201上において、各フュエルリッド用LED101〜104の近傍に、当該フュエルリッド用LED101〜104に対応するタイヤの種類を記載(例えば、フュエルリッド用LED101の近傍には、「前方右側」と記載)してもよい。
【0127】
また、上述した第1〜第2の実施の形態では、提示手段としてLEDまたはディスプレイを使用したが、他の提示手段、例えばスピーカ等の音声出力手段を使用しても良い。
【0128】
【発明の効果】
以上により、本願特許請求の範囲に記載の発明では、ガソリンスタンドの店員等は、タイヤ空気圧の低下を容易に認識することができる。特に、車両に燃料を供給する作業は、設備の揃ったガソリンスタンドにて主に行われるため、当該ガソリンスタンドの店員等は、空気圧の低下を迅速且つ確実に解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るタイヤ空気圧提示装置の構成を示したブロック図である。
【図2】フュエルリッド用LEDの設置位置を示した説明図である。
【図3】タイヤ空気圧提示装置による処理の手順を示したフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態の変形例において、ディスプレイの設置位置を示した説明図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係るタイヤ空気圧提示装置の構成を示したブロック図である。
【図6】フュエルリッド用LEDの設置位置を示した説明図である。
【符号の説明】
1、1a…タイヤ空気圧提示装置
2…空気圧センサ(空気圧検出手段)
3…送信部
4…バッテリ
5…ヒューズ
6…イグニッションスイッチ
7…インパネ用LED(車室側提示手段)
8…開閉スイッチ
9、9a…ECU
10、101〜104…フュエルリッド用LED(供給口側提示手段)
91…チューナ
92…電圧変換部
93、94、941〜944…トランジスタ
95…メモリ
96…制御部
200…車両
201…開口部分
202…フュエルリッド
203…燃料供給口
204…キャップ
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のタイヤ空気圧を検出して提示するタイヤ空気圧提示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両のタイヤ空気圧を検出して提示するタイヤ空気圧検知システムが知られている(例えば特許文献1)。
【0003】
当該技術では、運転者に判り易いように、例えば、車両のメータパネル上に空気圧を数値で表示したり、発光ダイオードの点滅やブザー音で空気圧低下を警報していた。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−059723号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この技術では、以下の問題があった。即ち、当該技術は、主に運転者に空気圧の低下を警報するものであったので、運転者が発光ダイオードの点滅やブザー音に気づかない恐れがあった。
【0006】
一方、メータパネル上に空気圧を数値表示する技術では、空気圧を単に数字のみで表示していたので、運転者にとっては、その数字が空気圧に対応するものなのかどうかの判断が容易でない場合があった。
【0007】
即ち、空気圧の低下を提示したにもかかわらず、空気圧の低下が解決されない場合があり、この場合、更に空気圧が低下し、車両が走行不能になる恐れがあった。
【0008】
また、警報をするまでには至らないが、空気圧が空気の補充を必要とするまで低下した場合等、空気の補充を要する場合がある。
【0009】
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その主に目的とするところは、空気圧の低下をより迅速且つ確実に解決させることができるタイヤ空気圧提示装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、車両のタイヤ空気圧を空気圧情報として検出する空気圧検出手段と、車両の燃料供給口の近傍に設けられ、空気圧検出手段にて検出された空気圧情報に関する所定の情報を提示する供給口側提示手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のタイヤ空気圧提示装置において、供給口側提示手段は、車両のイグニッションがオフである場合に、所定の情報を提示することを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載のタイヤ空気圧提示装置において、車両は、燃料供給口が配置される開口部分と、当該開口部分を開閉するフュエルリッドと、を具備し、供給口側提示手段は、開口部分に設けられることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項3記載のタイヤ空気圧提示装置において、供給口側提示手段は、フュエルリッドが開状態である場合に、所定の情報を提示することを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載のタイヤ空気圧提示装置において、空気圧検出手段にて検出された空気圧情報によるタイヤ空気圧が、予め定められた供給口側基準空気圧以下である場合には、所定の情報には、当該空気圧情報によるタイヤ空気圧が供給口側基準空気圧以下である旨の情報が含まれることを特徴とする。
【0015】
請求項6記載の発明は、請求項5記載のタイヤ空気圧提示装置において、車両の車室内に設けられる車室側提示手段を備え、当該車室側提示手段は、空気圧検出手段にて検出された空気圧情報によるタイヤ空気圧が、予め定められた車室側基準空気圧以下である場合には、当該空気圧情報によるタイヤ空気圧が車室側基準空気圧以下である旨の情報を提示し、供給口側基準空気圧は、車室側基準空気圧よりも大きいことを特徴とする。
【0016】
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載のタイヤ空気圧提示装置において、所定の情報には、空気圧情報によるタイヤ空気圧の値が含まれることを特徴とする。
【0017】
請求項8記載の発明は、請求項1〜7の何れか1項に記載のタイヤ空気圧提示装置において、空気圧検出手段は、車両のタイヤ毎にタイヤ空気圧を空気圧情報として検出し、供給口側提示手段は、所定の情報を、車両のタイヤ毎に区別して提示することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、図1及び図2に基づいて、本発明の第1の実施の形態に係るタイヤ空気圧提示装置1の構成及び各構成要素の主な機能について説明する。ここで、図1は、タイヤ空気圧提示装置1の構成を示したブロック図であり、図2は、フュエルリッド202の周辺の構成を示した説明図である。
【0019】
タイヤ空気圧提示装置1は、図1に示すように、バッテリ4と、ヒューズ5と、イグニッションスイッチ6とを具備する車両200(図2参照)に搭載され、送信機2と、インパネ用発光ダイオード(車室側提示手段。以下、「インパネ用LED」と称する)7と、フュエルリッド開閉スイッチ(以下、「開閉スイッチ」と称する)8と、ECU(Electronic Control Unit)9と、フュエルリッド用発光ダイオード(供給口側提示手段。以下、「フュエルリッド用LED」と称する)10を備える。なお、図2に示すように、当該車両200では、車両200の燃料供給口203が開口部分201に配置され、当該開口部分201をフュエルリッド202にて開閉可能となっている。また、燃料供給口203は、取り外し可能なキャップ204により塞がれる。
【0020】
図1に示す送信機2は、車両200の各タイヤ毎に設置され、送信側制御部21と、空気圧センサ22と、RF出力部23を備える。
【0021】
送信側制御部21は、所定のタイミングで空気圧センサ22にタイヤ空気圧を検出させ、当該検出により得られた空気圧情報をRF出力部23に出力する。
【0022】
空気圧センサ22は、当該空気圧センサ22が設置されたタイヤの空気圧を空気圧情報として検出し、送信側制御部21に出力する。
【0023】
RF出力部23は、送信側制御部21から与えられた空気圧情報を無線信号としてECU9に送信する。
【0024】
バッテリ4は、駆動電圧を出力し、ヒューズ5は、バッテリ4と、イグニッションスイッチ6、ECU9、及びフュエルリッド用LED10とを接続する。イグニッションスイッチ6は、車両200にイグニッションが投入された場合にオンされ、イグニッションがオフとされた場合に、オフされる。
【0025】
インパネ用LED7は、車両200のインパネ上に配置され、且つ、イグニッションスイッチ6に接続される。そして、ECU9の受信側制御部96による制御により、点灯、消灯する。
【0026】
開閉スイッチ8は、車室内等に設けられ、フュエルリッド202が閉状態である場合にオフされ、操作者によるオン操作によりオンされて、フュエルリッド202を開状態にする。
【0027】
図1に示すECU9は、チューナ91と、電圧変換部92と、トランジスタ93、94と、メモリ95と、受信側制御部96を備える。
【0028】
チューナ91は、アンテナ911及び図示しないメモリを備え、各送信機2から送信された空気圧情報を当該アンテナ911にて受信して、当該メモリに記憶する。また、受信側制御部96から与えられた要求情報に応じて、メモリに記憶される最新の空気圧情報を受信側制御部96に出力する。
【0029】
電圧変換部92は、バッテリ4から与えられた駆動電圧の大きさを変換して受信側制御部96及び開閉スイッチ8に出力する。
【0030】
トランジスタ93のコレクタは、イグニッションスイッチ6とインパネ用LED7とを接続する回線に接続され、ベースは受信側制御部96に接続され、エミッタは接地される。
【0031】
トランジスタ94のコレクタはフュエルリッド用LED10に接続され、ベースは受信側制御部96に接続され、エミッタは接地される。
【0032】
メモリ95は、基準空気圧に関する基準空気圧情報と、後述する空気圧低下フラグを記憶する。ここで、基準空気圧は、タイヤ空気圧が異常である場合における当該タイヤ空気圧の最大値であり、予め設定される。
【0033】
受信側制御部96は、所定の場合に、要求情報を生成してチューナ91に出力する。
【0034】
そして、当該出力に応じて空気圧情報を与えられた際に、メモリ95から基準空気圧情報を取得し、これらの情報に基づいて、インパネ用LED7及びフュエルリッド用LED10を点灯、消灯させるべく制御する。
【0035】
フュエルリッド用LED10は、図2に示すように、開口部分201に配置され、図1に示す受信側制御部96による制御により、点灯、消灯する。
【0036】
次に、タイヤ空気圧提示装置1による処理の手順を図3に示すフローチャートに沿って説明する。なお、以下の処理が行われる間、各送信機2は、所定のタイミングでタイヤ空気圧を空気圧情報として検出し、ECU9に出力する。そして、ECU9のチューナ91は、アンテナ911にて当該空気圧情報を受信して、チューナ91のメモリに記憶する。
【0037】
ステップS1にて、受信側制御部96は、図1に示す点Aの電圧を検出し、当該検出結果に基づいて、イグニッションスイッチ6がオン状態であるかどうか、即ち、イグニッションが投入されているかどうかを判定する。
【0038】
この結果、イグニッションが投入されている場合には、ステップS2に進み、投入されていない場合(イグニッションがオフの場合、ステップS1にてNO)には、ステップS14に進む。
【0039】
ステップS2にて、受信側制御部96は、ECU9のスリープ状態を解除する。
【0040】
ステップS3にて、受信側制御部96は、要求情報を生成してチューナ91に出力し、チューナ91は、要求情報が与えられた際に、当該チューナ91に記憶される最新の空気圧情報を受信側制御部96に出力する。
【0041】
ステップS4にて、受信側制御部96は、チューナ91から空気圧情報を与えられた際に、メモリ95から基準空気圧情報を取得し、当該与えられた空気圧情報によるタイヤ空気圧と、当該基準空気圧情報による基準空気圧と、を比較する。
【0042】
この結果、当該タイヤ空気圧が基準空気圧以下である場合には、ステップS5に進み、当該タイヤ空気圧が基準空気圧を超える場合(ステップS4にてNO)には、ステップS11に進む。
【0043】
ステップS5にて、メモリ95に記憶される空気圧低下フラグをオンにする。
【0044】
ステップS6にて、受信側制御部96は、トランジスタ93をオフにする。これにより、バッテリ4から発生する電流がインパネ用LED7に流れるので、インパネ用LED7が点灯する。即ち、インパネ用LED7は、空気圧情報に関する所定の情報として、何れかのタイヤ空気圧が基準空気圧以下である旨の情報を提示する。
【0045】
ステップS7にて、当該空気圧情報をメモリ95に記憶する。
【0046】
ステップS8にて、受信側制御部96は、図1に示す点Bの電圧を検出し、当該検出結果に基づいて、開閉スイッチ8のオンオフ状態、即ち、図2に示すフュエルリッド202の開閉状態を判定する。
【0047】
この結果、フュエルリッド202が開状態である場合には、ステップS9に進み、閉状態である場合(ステップS8にてNO)には、ステップS10に進む。
【0048】
ステップS9にて、受信側制御部96は、トランジスタ94をオンにする。これにより、バッテリ4から発生する電流がフュエルリッド用LED10に流れるので、フュエルリッド用LED10が点灯する。即ち、フュエルリッド用LED10は、空気圧情報に関する所定の情報として、何れかのタイヤ空気圧が基準空気圧以下である旨の情報を提示する。その後、タイヤ空気圧提示装置1は、ステップS1に進む。
【0049】
ステップS10にて、受信側制御部96は、トランジスタ94をオフにする。これにより、バッテリ4から発生する電流がフュエルリッド用LED10に流れなくなるので、フュエルリッド用LED10が消灯する。
【0050】
上述したステップS4にて、タイヤ空気圧が基準空気圧を超える場合、ステップS11にて、受信側制御部96は、空気圧低下フラグのオンオフ状態を確認する。
【0051】
この結果、オンの場合にはステップS12に進み、オフの場合(ステップS11にてNO)には、ステップS1に進む。
【0052】
ステップS12にて、受信側制御部96は、空気圧低下フラグをオフにする。
【0053】
ステップS13にて、受信側制御部96は、トランジスタ93をオンにする。これにより、バッテリ4から発生する電流がインパネ用LED7に流れなくなるので、インパネ用LED7が消灯する。さらに、受信側制御部96は、トランジスタ94をオフにする。これにより、フュエルリッド用LED10が消灯する。その後、ステップS1に進む。
【0054】
上述したステップS1にて、イグニッションがオフの場合には、ステップS14にて、受信側制御部96は、点Bの電圧を検出し、当該検出結果に基づいて、図2に示すフュエルリッド202の開閉状態を判定する。
【0055】
この結果、フュエルリッド202が開状態である場合には、ステップS15に進み、閉状態である場合(ステップS14にてNO)には、ステップS18に進む。
【0056】
ステップS15にて、受信側制御部96は、ECU9のスリープ状態を解除する。
【0057】
ステップS16にて、受信側制御部96は、空気圧低下フラグのオンオフ状態を確認する。
【0058】
この結果、オンの場合には、ステップS17に進み、オフの場合(ステップS16にてNO)には、ステップS19に進む。
【0059】
ステップS17にて、受信側制御部96は、トランジスタ94をオンにする。これにより、フュエルリッド用LED10が点灯する。即ち、フュエルリッド用LED10は、何れかのタイヤ空気圧が基準空気圧以下である旨の情報を提示する。その後、ステップS1に進む。
【0060】
上述したステップS14にて、フュエルリッド202が閉状態である場合には、ステップS18にて、受信側制御部96は、トランジスタ93をオンにする。これにより、インパネ用LED7が消灯する。さらに、受信側制御部96は、トランジスタ94をオフにする。これにより、フュエルリッド用LED10が消灯する。
【0061】
ステップS19にて、受信側制御部96は、ECU9をスリープ状態にする。その後、ステップS1に進む。
【0062】
以上により、本第1の実施の形態では、図1及び図2に示すように、空気圧センサ222が空気圧情報を検出し、車両200の燃料供給口203の近傍に設けられたフュエルリッド用LED10が、当該空気圧情報に関する所定の情報を提示する。
【0063】
ここで、燃料供給口203は、ガソリンスタンド等にて車両200に燃料を供給する際に、ガソリンスタンドの店員等により視認される。
【0064】
したがって、タイヤ空気圧が低下した場合には、ガソリンスタンドの店員等は、当該タイヤ空気圧の低下を確実に認識することができる。さらに、ガソリンスタンドには、空気圧の低下を解決するための機器が揃っている。
【0065】
これにより、ガソリンスタンドの店員等は、空気圧の低下を車両200の乗員などに知らせることができると共に、空気圧の低下をより迅速且つ確実に解決することができる。
【0066】
特に、フュエルリッド用LED10は、当該空気圧情報によるタイヤ空気圧が、基準空気圧以下である場合に点灯する(図3に示すステップS4〜ステップS9参照)。即ち、当該空気圧情報によるタイヤ空気圧が基準空気圧以下である旨の情報を提示する。
【0067】
したがって、ガソリンスタンドの店員等は、タイヤ空気圧の低下をより確実に認識することができる。
【0068】
また、本実施の形態では、当該情報をフュエルリッド用LED10の点灯のみによって提示するので、ガソリンスタンドの店員等のみならず、車両200の乗員も、タイヤ空気圧の低下を確実に認識することができる。
【0069】
また、フュエルリッド用LED10は、車両200のイグニッションがオフである場合でも点灯する(図3に示すステップS14〜ステップS17参照)。
【0070】
したがって、ガソリンスタンドの店員等は、イグニッションをオフにしてから燃料を供給する場合であっても、タイヤ空気圧の低下を認識することができる。
【0071】
また、フュエルリッド用LED10は、開口部分201に設けられ、当該開口部分201は、フュエルリッド202により開閉される。したがって、燃料供給時でない場合には、フュエルリッド202にて開口部分201を閉じておくことで、フュエルリッド用LED10が車両200の外部に露出することを防止することができる。これにより、車両200の外観が損なわれることを防止することができる。
【0072】
また、フュエルリッド用LED10は、フュエルリッド202が開状態である場合に点灯する(図3に示すステップS8〜ステップS9、及びステップS14〜ステップS17参照)。
【0073】
したがって、ガソリンスタンドの店員等は、タイヤ空気圧の低下を認識することができる一方、フュエルリッド202が閉状態である場合には、フュエルリッド用LED10は消灯するので、バッテリ4の消耗を低く抑えることができる。
【0074】
次に、本第1の実施の形態の第1の変形例を説明する。
【0075】
本変形例に係るタイヤ空気圧提示装置は、タイヤ空気圧の値を提示するものである。
【0076】
即ち本タイヤ空気圧提示装置は、図4に示すように、フュエルリッド用LED10の代わりに、開口部分201に設けられるディスプレイ205を備える。
【0077】
そして、図3に示す処理とほぼ同様の処理を行うが、以下の処理が主に異なる。即ち、受信側制御部96は、フュエルリッド用LED10を点灯させる代わりに、チューナ91から与えられた空気圧情報の具体的内容、即ちタイヤ空気圧の値を当該ディスプレイ205にて点滅させて表示する。
【0078】
本第1の変形例によれば、上述した効果を得ることができるほか、ガソリンスタンドの店員等はタイヤ空気圧の具体的な値を認識することができる。また、タイヤ空気圧の値を点滅させて表示するので、ガソリンスタンドの店員等は、空気圧の低下を確実に認識することができる。したがって、空気の適切な補充をより容易且つ確実に行うことができる。
【0079】
なお、本第1の変形例は、以下に説明する第2の変形例、及び第2の実施の形態にも適用することができるのは勿論である。また、本第1の変形例において、タイヤ空気圧が基準空気圧を超えていても空気圧の値を表示するようにしても良い。
【0080】
また、ディスプレイとフュエルリッド用LED10を共に開口部分201に設けても良い。この場合、ガソリンスタンドの店員等はタイヤ空気圧の具体的な値を認識することができると共に、タイヤ空気圧の低下をより確実に認識することができる。
【0081】
次に、第2の変形例を説明する。
【0082】
本第2の変形例に係るタイヤ空気圧提示装置では、メモリ95が、上述した基準空気圧として、供給口側基準空気圧情報と車室側基準空気圧情報とを記憶する。ここで、供給口側基準空気圧情報による供給口側基準空気圧は、車室側基準空気圧情報による車室側基準空気圧よりも大きく、車室側基準空気圧は、タイヤ空気圧が異常である場合における当該タイヤ空気圧の最大値、即ち、乗員等に警報することを要する程度のタイヤ空気圧に設定される。
【0083】
そして、受信側制御部96は、タイヤ空気圧と、供給口側基準空気圧及び車室側基準空気圧とを比較し、フュエルリッド202が開状態で、且つタイヤ空気圧が供給口側基準空気圧以下の場合には、フュエルリッド用LED10を点灯させる。ここで、当該タイヤ空気圧が車室側基準空気圧以下の場合には、インパネ用LED7も点灯させる。具体的な処理の手順は、図3に示すフローチャートに準じて行われる。
【0084】
具体的な処理は、図3に示すフローチャートに準じて行われる。即ち、メモリ95に供給口側空気圧低下フラグと車室側空気圧低下フラグを記憶させ、ステップS4では、受信側制御部96は、タイヤ空気圧と供給口側基準空気圧とを比較し、ステップS5では、供給口側空気圧低下フラグのみオンとする。
【0085】
また、ステップS6では、受信側制御部96は、タイヤ空気圧と車室側基準空気圧とを比較し、タイヤ空気圧が車室側基準空気圧以下の場合に、インパネ用LED7を点灯し、且つ車室側空気圧低下フラグをオンにする。
【0086】
また、ステップS11〜ステップS13の処理では、受信側制御部96は、供給口側空気圧低下フラグ及び車室側空気圧低下フラグのオンオフ状態を確認し、供給口側空気圧低下フラグがオンの場合には、当該供給口側空気圧低下フラグをオフにし、且つフュエルリッド用LED10を消灯する。一方、車室側空気圧低下フラグがオンの場合には、当該車室側空気圧低下フラグをオフし、且つインパネ用LED7を消灯する。
【0087】
また、ステップS16〜ステップS17の処理では、受信側制御部96は、供給口側空気圧低下フラグのオンオフ状態を確認し、供給口側空気圧低下フラグがオンの場合にフュエルリッド用LED10を点灯させる。
【0088】
本第2の変形例によれば、供給口側基準空気圧以下の場合には、タイヤ空気圧が車室側基準空気圧よりも大きい場合であっても、フュエルリッド用LED10が点灯するので、ガソリンスタンドの店員等はタイヤ空気圧の低下を認識することができる。
【0089】
また、車室側基準空気圧は、乗員等に警報することを要する程度のタイヤ空気圧に設定される。したがって、警報をするまでには至らない段階であっても、ガソリンスタンドの店員等はタイヤ空気圧の低下を認識することができる。これにより、警報をするまでには至らない段階であっても、タイヤ空気圧の低下を解決することができる。
【0090】
なお、本第2の変形例は、以下に説明する第2の実施の形態にも適用することができるのは勿論である。
【0091】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、図5及び図6に基づいて、本発明の第2の実施の形態に係るタイヤ空気圧提示装置1aの構成及び各構成要素の主な機能について説明する。ここで、図5は、タイヤ空気圧提示装置1aの構成を示したブロック図であり、図6は、フュエルリッド202の周辺の構成を示した説明図である。
【0092】
図5に示すように、タイヤ空気圧提示装置1aは、バッテリ4と、ヒューズ5と、イグニッションスイッチ6とを具備する車両200(図6参照)に搭載され、送信機2と、インパネ用発光ダイオード(以下、「インパネ用LED」と称する)7と、フュエルリッド開閉スイッチ(以下、「開閉スイッチ」と称する)8と、ECU9aと、フュエルリッド用発光ダイオード(供給口側提示手段。以下、「フュエルリッド用LED」と称する)101〜104を備える。なお、図6に示すように、当該車両200では、車両200の燃料供給口203が開口部分201に配置され、当該開口部分201をフュエルリッド202にて開閉可能となっている。また、燃料供給口203は、取り外し可能なキャップ204により塞がれる。
【0093】
このように、タイヤ空気圧提示装置1aの構成は、第1の実施の形態に係るタイヤ空気圧提示装置1aの構成とほぼ同様なので、タイヤ空気圧提示装置1aとの相異点のみ説明する。
【0094】
各送信機2には、それぞれ異なる識別情報が設定されている。そして、各空気圧センサ22は、当該空気圧センサ22が設置されたタイヤの空気圧を空気圧情報として検出し、送信側制御部21は、当該検出された空気圧情報に識別情報を含めて、RF出力部23に出力する。そして、RF出力部23は、識別情報を含む空気圧情報を無線信号としてECU9aに送信する。
【0095】
ヒューズ5は、バッテリ4と、イグニッションスイッチ6、ECU9a、及びフュエルリッド用LED101〜104とを接続する。
【0096】
ECU9aは、チューナ91と、電圧変換部92と、トランジスタ93、941〜944と、メモリ95と、受信側制御部96を備える。
【0097】
チューナ91は、受信側制御部96から要求情報を与えられた際に、そのメモリに記憶される空気圧情報のうち、各送信機2から送信された最新の空気圧情報を受信側制御部96に出力する。
【0098】
トランジスタ941のコレクタはフュエルリッド用LED101に接続され、ベースは受信側制御部96に接続され、エミッタは接地される。
【0099】
トランジスタ942のコレクタはフュエルリッド用LED102に接続され、ベースは受信側制御部96に接続され、エミッタは接地される。
【0100】
トランジスタ943のコレクタはフュエルリッド用LED103に接続され、ベースは受信側制御部96に接続され、エミッタは接地される。
【0101】
トランジスタ944のコレクタはフュエルリッド用LED104に接続され、ベースは受信側制御部96に接続され、エミッタは接地される。
【0102】
メモリ95は、基準空気圧情報の他、上述した空気圧低下フラグを各タイヤに対応させて記憶する。
【0103】
受信側制御部96は、要求情報を生成してチューナ91に出力し、当該出力に応じてチューナ91から空気圧情報を与えられた際に、メモリ95から基準空気圧情報を取得し、これらの情報に基づいて、インパネ用LED7及びフュエルリッド用LED101〜104を点灯、消灯させるべく制御する。
【0104】
フュエルリッド用LED101〜104は、図6に示すように、開口部分201に配置され、図5に示す受信側制御部96による制御により、点灯、消灯する。
【0105】
また、フュエルリッド用LED101〜104は、それぞれ異なるタイヤに対応している。即ち、フュエルリッド用LED101は、車両200の前方右側のタイヤに対応し、フュエルリッド用LED102は、前方左側のタイヤに対応し、フュエルリッド用LED103は、後方右側のタイヤに対応し、フュエルリッド用LED104は、後方左側のタイヤに対応する。
【0106】
また、フュエルリッド用LED101〜104と各タイヤとの対応関係を明瞭にするために、開口部分201に車両が描かれ、且つ、当該描かれた車両200の各タイヤ上に、フュエルリッド用LED101〜104のうち、当該タイヤに対応するフュエルリッド用LEDが配置される。
【0107】
次に、タイヤ空気圧提示装置1aによる処理の手順を説明する。なお、当該処理の手順はタイヤ空気圧提示装置1aによる処理の手順とほぼ同様なので、タイヤ空気圧提示装置1aによる処理との相異点を、図3に示すフローチャートに沿って説明する。
【0108】
図3に示すステップS3にて、受信側制御部96は、要求情報を生成してチューナ91に出力し、チューナ91は、受信側制御部96から要求情報を与えられた際に、そのメモリに記憶される空気圧情報のうち、各送信機2から送信された最新の空気圧情報を受信側制御部96に出力する。
【0109】
ステップS4にて、受信側制御部96は、チューナ91から与えられた各空気圧情報によるタイヤ空気圧と、基準空気圧とを比較する。この結果、基準空気圧以下となるタイヤ空気圧が存在する場合、当該タイヤ空気圧に対応するタイヤを、各空気圧情報に含まれる識別情報に基づいて特定した後、ステップS5に進む。一方、存在しない場合(ステップS4にてNO)には、ステップS11に進む。
【0110】
ステップS5にて、受信側制御部96は、ステップS4にて特定されたタイヤに対応する空気圧低下フラグをオンにする。
【0111】
ステップS7にて、受信側制御部96は、ステップS4にて特定されたタイヤの位置、及び当該タイヤに対応する空気圧情報をメモリ95に記憶する。
【0112】
ステップS9にて、受信側制御部96は、各空気圧低下フラグのオンオフ状態を確認し、トランジスタ941〜944のうち、オンとなっている空気圧低下フラグに対応するトランジスタをオンにする。
【0113】
これにより、フュエルリッド用LED101〜104のうち、当該オンにされたトランジスタに対応するフュエルリッド用LEDが点灯する。
【0114】
例えば、車両200の前方右側のタイヤ空気圧が基準空気圧以下である場合には、受信側制御部96は、トランジスタ941をオンにすることで、フュエルリッド用LED101を点灯させる。その後、ステップS1に進む。
【0115】
ステップS10にて、受信側制御部96は、トランジスタ941〜944をオフにする。これにより、バッテリ4から発生する電流が点灯しているフュエルリッド用LED101〜104に流れなくなるので、フュエルリッド用LED101〜104が消灯する。その後ステップS1に進む。
【0116】
ステップS11にて、受信側制御部96は、各空気圧低下フラグのオンオフ状態を確認する。この結果、何れかの空気圧低下フラグがオンの場合にはステップS12に進み、何れもオフの場合には、ステップS1に進む。
【0117】
ステップS12にて、空気圧低下フラグを全てオフにする。
【0118】
ステップS13にて、受信側制御部96は、トランジスタ93をオンにし、且つトランジスタ941〜944をオフにする。これにより、インパネ用LED7及びフュエルリッド用LED101〜104が消灯する。その後、ステップS1に進む。
【0119】
ステップS16にて、受信側制御部96は、各空気圧低下フラグのオンオフ状態を確認する。この結果、何れかの空気圧低下フラグがオンの場合にはステップS17に進み、何れもオフの場合には、ステップS19に進む。
【0120】
ステップS17にて、受信側制御部96は、フュエルリッド用LED101〜104のうち、オンとなっている空気圧低下フラグに対応するフュエルリッド用LEDを点灯させる。
【0121】
ステップS18にて、受信側制御部96は、トランジスタ93をオンにし、且つトランジスタ941〜944をオフにする。これにより、インパネ用LED7及びフュエルリッド用LED101〜104が消灯する。
【0122】
以上により、本第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる他、図6に示すように、フュエルリッド用LED101〜104は、空気圧情報に関する所定の情報を、車両200のタイヤ毎に区別して提示する。
【0123】
したがって、何れかのタイヤ空気圧が低下した場合に、ガソリンスタンドの店員等は、どのタイヤの空気圧が低下したのかを容易に認識することができる。
【0124】
また、当該所定の情報として、タイヤ空気圧が基準空気圧以下である旨の情報を提示するので、ガソリンスタンドの店員等は、タイヤ空気圧が低下したことを容易に認識することができる。
【0125】
なお、本第2の実施の形態では、フュエルリッド用LED101〜104と各タイヤとの対応関係を明瞭にするために、開口部分201に車両を描き、且つ、当該描かれた車両200の各タイヤ上に、フュエルリッド用LED101〜104のうち、当該タイヤに対応するフュエルリッド用LEDを配置することとしたが、他の構成としても良い。
【0126】
例えば、開口部分201上において、各フュエルリッド用LED101〜104の近傍に、当該フュエルリッド用LED101〜104に対応するタイヤの種類を記載(例えば、フュエルリッド用LED101の近傍には、「前方右側」と記載)してもよい。
【0127】
また、上述した第1〜第2の実施の形態では、提示手段としてLEDまたはディスプレイを使用したが、他の提示手段、例えばスピーカ等の音声出力手段を使用しても良い。
【0128】
【発明の効果】
以上により、本願特許請求の範囲に記載の発明では、ガソリンスタンドの店員等は、タイヤ空気圧の低下を容易に認識することができる。特に、車両に燃料を供給する作業は、設備の揃ったガソリンスタンドにて主に行われるため、当該ガソリンスタンドの店員等は、空気圧の低下を迅速且つ確実に解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るタイヤ空気圧提示装置の構成を示したブロック図である。
【図2】フュエルリッド用LEDの設置位置を示した説明図である。
【図3】タイヤ空気圧提示装置による処理の手順を示したフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態の変形例において、ディスプレイの設置位置を示した説明図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係るタイヤ空気圧提示装置の構成を示したブロック図である。
【図6】フュエルリッド用LEDの設置位置を示した説明図である。
【符号の説明】
1、1a…タイヤ空気圧提示装置
2…空気圧センサ(空気圧検出手段)
3…送信部
4…バッテリ
5…ヒューズ
6…イグニッションスイッチ
7…インパネ用LED(車室側提示手段)
8…開閉スイッチ
9、9a…ECU
10、101〜104…フュエルリッド用LED(供給口側提示手段)
91…チューナ
92…電圧変換部
93、94、941〜944…トランジスタ
95…メモリ
96…制御部
200…車両
201…開口部分
202…フュエルリッド
203…燃料供給口
204…キャップ
Claims (8)
- 車両のタイヤ空気圧を空気圧情報として検出する空気圧検出手段と、
前記車両の燃料供給口の近傍に設けられ、前記空気圧検出手段にて検出された空気圧情報に関する所定の情報を提示する供給口側提示手段と、を備えることを特徴とするタイヤ空気圧提示装置。 - 請求項1記載のタイヤ空気圧提示装置において、
前記供給口側提示手段は、前記車両のイグニッションがオフである場合に、前記所定の情報を提示することを特徴とするタイヤ空気圧提示装置。 - 請求項1または2に記載のタイヤ空気圧提示装置において、前記車両は、前記燃料供給口が配置される開口部分と、当該開口部分を開閉するフュエルリッドと、を具備し、
前記供給口側提示手段は、前記開口部分に設けられることを特徴とするタイヤ空気圧提示装置。 - 請求項3記載のタイヤ空気圧提示装置において、
前記供給口側提示手段は、前記フュエルリッドが開状態である場合に、前記所定の情報を提示することを特徴とするタイヤ空気圧提示装置。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載のタイヤ空気圧提示装置において、
前記空気圧検出手段にて検出された空気圧情報によるタイヤ空気圧が、予め定められた供給口側基準空気圧以下である場合には、前記所定の情報には、当該空気圧情報によるタイヤ空気圧が前記供給口側基準空気圧以下である旨の情報が含まれることを特徴とするタイヤ空気圧提示装置。 - 請求項5記載のタイヤ空気圧提示装置において、
前記車両の車室内に設けられる車室側提示手段を備え、
当該車室側提示手段は、前記空気圧検出手段にて検出された空気圧情報によるタイヤ空気圧が、予め定められた車室側基準空気圧以下である場合には、当該空気圧情報によるタイヤ空気圧が前記車室側基準空気圧以下である旨の情報を提示し、
前記供給口側基準空気圧は、前記車室側基準空気圧よりも大きいことを特徴とするタイヤ空気圧提示装置。 - 請求項1〜6の何れか1項に記載のタイヤ空気圧提示装置において、
前記所定の情報には、前記空気圧情報によるタイヤ空気圧の値が含まれることを特徴とするタイヤ空気圧提示装置。 - 請求項1〜7の何れか1項に記載のタイヤ空気圧提示装置において、
前記空気圧検出手段は、前記車両のタイヤ毎にタイヤ空気圧を空気圧情報として検出し、
前記供給口側提示手段は、前記所定の情報を、前記車両のタイヤ毎に区別して提示することを特徴とするタイヤ空気圧提示装置。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2003-03-24 JP JP2003081081A patent/JP2004284529A/ja active Pending
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