JP2004282216A - 携帯無線情報端末 - Google Patents

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Yoshifumi Hosokawa
嘉史 細川
Naoki Adachi
尚季 安達
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】端末の使用動作状態ごとに、通信動作に寄与度の低い方向への放射を抑え、通信動作に寄与度の高い方向への放射を強くする指向性に切り替える。
【解決手段】本体が折り畳み型であり、第1の筐体に内蔵された内蔵本体アンテナ9と、第1の筐体の外部に突設されたホイップアンテナ10と、第2の筐体に内蔵された寄生アンテナ素子11と、端末の開閉状態を検出する開閉検出手段4と、端末の動作状態を判定する動作判定手段6を備えている。開閉検出手段4と動作判定手段6の出力より端末の使用動作状態を判定し、使用動作ごとに寄生アンテナ素子11の電磁気的な結合を切り替え、指向性を切り替える。これにより通信動作に寄与度が低い方向への放射を抑え、寄与度が高い方向への放射を強め、良好な通信を行う携帯無線情報端末の実現が可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する利用分野】
本発明は、主としてマイクロ波帯を使用する携帯無線情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯無線情報端末としては、例えば特許文献1に記載されているようなものがあった。以下、図面を用いて従来の技術を説明する。
【0003】
図13、図14は、従来の技術の携帯無線情報端末の外観図で図13(a)は側面図、図13(b)はホイップアンテナ10の側面からの指向性図、図14(a)は上面図、図14(b)はホイップアンテナ10の上面からの指向性図である。図13において、従来の技術の携帯無線情報端末25は、本体アンテナとして筐体26に内蔵された内蔵アンテナ9と、外部に突設されたホイップアンテナ10とヘリカルアンテナ27を備えている。ホイップアンテナ10は筐体26に収納可能であり、収納時にはヘリカルアンテナ27が外部に残りホイップアンテナ10の代わりに動作する。内蔵アンテナ9とホイップアンテナ10とヘリカルアンテナ27は、無線部8と接続しており、切り換えダイバーシティーアンテナとして動作している。これにより、多重波によるフェージングを防ぎ、通話特性を確保している。図14(b)において、ホイップアンテナ10はアンテナの軸に対して垂直な面内において等方的な指向性を持つ。図15は、従来の携帯無線情報端末25を水平に置いたときの状態を示す(a)外観図、(b)ヘリカルアンテナ27の指向性図である。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−171190号公報(第2頁、図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術の携帯無線情報端末では、図15より、水平に置かれた際に、背面方向への放射は通信動作に寄与しない。これにより、通信品質が劣化する難点があった。また、音声通話時には、通常、人体頭部に近接して使用されるため、アンテナから放射された電波の一部は、人体頭部で遮られる。このため、人体方向への放射の通信動作への寄与度は下がり、通信品質が劣化する難点があった。
【0006】
また、データ通信を行う際の小型携帯電話機を水平に開いて使用する状態では、通信動作に寄与が低い下方への指向性が強く、通信動作に寄与が高い上方への指向性は弱く、通信品質を劣化させるという難点がある。
【0007】
以上のように携帯無線情報端末においては、使用動作状態において、通信動作への寄与度が低い方向の指向性と、通信動作への寄与度が高い方向への指向性が低下することで、通信特性が劣化する課題を有している。
【0008】
本発明は、上記課題を解決し、動作状態において通信動作への寄与度が低い方向への指向性を抑えることと、通信動作へ寄与する方向への指向性を向上することで、良好な通信を行う携帯無線情報端末を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明は第1に、第1の筐体と第2の筐体が折り畳み自在な携帯無線情報端末において、前記第1の筐体に無線部と接続された本体アンテナと、前記第2の筐体に寄生アンテナ素子と、を備え、前記第1の筐体と前記第2の筐体の開閉による前記本体アンテナと前記寄生アンテナ素子との相対距離の切り換えによって、前記本体アンテナの指向性を切り換えることを特徴とした携帯無線情報端末であり、筐体の開閉に応じて通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えた指向性に切り換えられ、良好な通信を行う携帯無線情報端末の実現を可能とする。
【0010】
本発明は第2に、第1の発明において、前記第1の筐体と前記第2の筐体が閉じられた状態では、電磁気的に結合する位置に、前記第1の筐体と前記第2の筐体が開かれた状態では、電磁気的な結合がない位置に、それぞれ前記本体アンテナおよび前記寄生アンテナ素子を配置することを特徴とした携帯無線情報端末であり、筐体が閉じられた状態で通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えた指向性に切り換えられ、良好な通信を行う携帯無線情報端末の実現を可能とする。
【0011】
本発明は第3に、第1の筐体と第2の筐体が折り畳み自在な携帯無線情報端末において、前記第1の筐体には、無線部と接続された本体アンテナを備え、前記第2の筐体には、内蔵された寄生アンテナ素子と、前記本体アンテナと前記寄生アンテナ素子との電磁気的な結合状態を切り換える結合切り換え手段とを備え、前記結合切り換え手段により電磁気的な結合状態を切り換えることにより、前記本体アンテナの指向性を切り換えることを特徴とした携帯無線情報端末であり、通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えた指向性に切り換えられ、良好な通信を行う携帯無線情報端末の実現を可能とする。
【0012】
本発明は第4に、第1の筐体と第2の筐体が折り畳み自在な携帯無線情報端末において、前記第1の筐体には、無線部と接続された本体アンテナを備え、前記第2の筐体には、内蔵された寄生アンテナ素子と、前記本体アンテナと前記寄生アンテナ素子との電磁気的な結合状態を切り換える結合切り換え手段とを備え、前記第1の筐体と前記第2の筐体の開閉状態を検出する開閉検出手段と、を具備したことにより、前記携帯無線情報端末の開閉状態に応じて前記本体アンテナの指向性を切り換えることを特徴とした携帯無線情報端末であり、筐体の開閉状態に応じて通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えた指向性に切り換えられ、良好な通信を行う携帯無線情報端末の実現を可能とする。
【0013】
本発明は第5に、第3の発明において、前記第2の筐体に、前記携帯無線情報端末の動作状態を検出する動作判定手段を備え、前記携帯無線情報端末の動作状態によって前記本体アンテナの指向性を切り換えることを特徴とした携帯無線情報端末であり、動作状態に応じて通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えた指向性に切り換えられ、良好な通信を行う携帯無線情報端末の実現を可能とする。
【0014】
本発明は第6に、第1から第5の発明において、前記第1の筐体と前記第2の筐体が閉じられて前記第1の筐体が下になるように置かれているとき、導波器として動作し、背面方向への放射を抑え前面方向への放射を強くする閉時導波器動作状態にする寄生アンテナ素子を備えることを特徴とする携帯無線情報端末であり、筐体の開閉状態に応じて通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えた指向性に切り換えられ、良好な通信を行う携帯無線情報端末の実現を可能とする。
【0015】
本発明は第7に、2つ以上の周波数帯をカバーするマルチバンド方式の携帯無線情報端末において、無線部に接続された本体アンテナと、前記本体アンテナと電磁気的に結合する寄生アンテナ素子と、前記本体アンテナと前記寄生アンテナ素子との結合状態を切り換える結合切り換え手段と、前記携帯無線情報端末が使用している周波数帯を判定する使用帯域判定手段とを備え、前記携帯無線情報端末が使用している周波数帯に応じて前記電磁気的に結合状態を切り換えることにより、使用周波数帯域ごとの前記本体アンテナの指向性を切り換えることを特徴とした携帯無線情報端末であり、使用周波数に応じて通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えた指向性に切り換えられ、良好な通信を行う携帯無線情報端末の実現を可能とする。
【0016】
本発明は第8に、第1の筐体に内蔵された内蔵本体アンテナと第1の筐体の外側に突設された外部本体アンテナとからなる本体アンテナと、音声通話状態を判定する動作判定手段と、前記動作判定手段が音声通話を判定したときは、前記寄生アンテナ素子を前記外部本体アンテナの反射器として動作させ、前面方向への放射を抑え背面方向への放射を強める反射器動作状態に、前記動作判定手段が音声通話以外を判定し前記開閉検出手段が端末の開いている状態を検出したときは、前記寄生アンテナ素子を前記外部本体アンテナの導波器として動作させ、背面方向への放射を抑え前面方向への放射を強める開時導波器動作状態に、前記動作判定手段が音声通話以外を判定し前記開閉検出手段が端末の閉じている状態を検出したときは、前記寄生アンテナ素子を前記内蔵本体アンテナの導波器として動作させ、背面方向への放射を抑え前面方向への放射を強める閉時導波器動作状態に、それぞれ切り換える結合切り換え手段と、を備えることを特徴とした携帯無線情報端末であり、使用状態および開閉状態に応じて通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えた指向性に切り換えられ、良好な通信を行う携帯無線情報端末の実現を可能とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図10を用いて説明する。
【0018】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の携帯無線情報端末の全開状態での外観図で、(a)は側面図、(b)は背面図、(c)は機能ブロック図である。図1において、折り畳み型携帯無線情報端末1は、第1の筐体である本体筐体2と、第2の筐体である蓋筐体3と、本体筐体2と蓋筐体3を結合し、開閉状態を検出する開閉検出手段4を備えるヒンジ部5を備えている。本体筐体2は、内部に、携帯無線情報端末1の端末動作状態を判定する動作判定手段6と、制御部7と、無線部8と、内蔵本体アンテナである内蔵アンテナ9と、外部本体アンテナであるホイップアンテナ10を備えている。内蔵アンテナ9とホイップアンテナ10は、無線部8と接続しており、切り換えダイバーシティーアンテナとして動作している。蓋筐体3は、内部に寄生アンテナ素子11と、結合切り換え手段である能動素子12を備えている。能動素子12は寄生アンテナ素子11に接続している。制御部7と、能動素子12は、ヒンジ部5を通してケーブル13で接続される。制御部7は、開閉検出手段4の出力と動作判定手段6の出力に応じた結合切り換え信号14を能動素子10へケーブル13を通して送る。折り畳み型携帯無線情報端末1が、開いた状態ではホイップアンテナ10と寄生アンテナ素子11の距離は本体アンテナの動作周波数における1/4波長であり、閉じた状態では内蔵アンテナ9と寄生アンテナ素子11の距離は同様に本体アンテナの動作周波数における1/4波長である。
【0019】
図2は、折り畳み型携帯無線情報端末1の動作状態および開閉状態による、結合切り換え信号14の状態を示すフロー図である。図3は、寄生アンテナ素子11をストリップダイポールアンテナで構成したときの構成図である。ストリップダイポールアンテナ15は、ストリップ電極16と、能動素子12であるスイッチ17(a)とスイッチ17(b)を備えている。図4〜図6は、折り畳み型携帯無線情報端末1の主な動作状態を説明する図である。図4(a)は音声通話時の外観図、図4(b)はホイップアンテナ10の指向性図、図5(a)はデータ通信時の外観図、図5(b)はホイップアンテナ10の指向性図、図6(a)は待ち受け時の外観図、図6(b)は内蔵アンテナ9の指向性図である。以上の構成による折り畳み型携帯無線情報端末1の動作を説明する。
【0020】
折り畳み型携帯無線情報端末1の使用動作状態は、音声通話状態を判定する動作判定手段6と開閉検出手段4により判定する。まず音声通話であるかを判定し、音声通話状態以外は、さらに端末の開閉を検出し、開いているときはデータ通信時、閉じているときは待ち受け時と場合分けする。また、ストリップダイポールアンテナ15は、スイッチ17(a)とスイッチ17(b)により物理的長さを切り換える。これにより電気長を切り換え、共振周波数を切り換える。ストリップダイポールアンテナ15の共振周波数を切り換えることで、折り畳み型携帯無線情報端末1が開いた状態ではホイップアンテナ10への電磁気的な結合状態を切り換え、折り畳み型携帯無線情報端末1が閉じた状態では内蔵アンテナ9への電磁気的な結合状態を切り換える。
【0021】
折り畳み型携帯無線情報端末1が音声通話状態であるときに、ストリップダイポールアンテナ15をホイップアンテナ10の反射器にする状態をA状態と表示する。A状態のストリップダイポールアンテナ15は、スイッチ17(a)とスイッチ17(b)はともにオープンとする。ストリップダイポールアンテナ15の電気長は長くなり、ホイップアンテナ10の動作周波数より低い共振周波数になる。このときのストリップダイポールアンテナ15は、ホイップアンテナ10からみて誘導性であり、折り畳み型携帯無線情報端末1が開いた状態においてホイップアンテナ10より位相がπ/2進んだ電流が励振される共振周波数になる電気長を有している。また、A状態とする制御部7からの結合切り換え信号14をA信号と表示する(図2の音声通話時フロー参照)。
【0022】
折り畳み型携帯無線情報端末1が、データ通信時のストリップダイポールアンテナ15をホイップアンテナ10の導波器にする状態をB状態と表示する。B状態のストリップダイポールアンテナ15は、スイッチ17(a)はショートしスイッチ17(b)はオープンとする。ストリップダイポールアンテナ15の電気長は短くなり、ホイップアンテナ10の動作周波数より高い共振周波数になる。このときのストリップダイポールアンテナ15は、ホイップアンテナ10からみて容量性であり、折り畳み型携帯無線情報端末1が開いた状態においてホイップアンテナ10より位相がπ/2遅れた電流が励振される共振周波数になる位置にスイッチ17(a)は配置されている。また、B状態とする制御部7からの結合切り換え信号14をB信号と表示する(図2のデータ通信時フロー参照)。
【0023】
折り畳み型携帯無線情報端末1が、待ち受け時のストリップダイポールアンテナ15を内蔵アンテナ9の導波器にする状態をC状態と表示する。C状態のストリップダイポールアンテナ15は、スイッチ17(a)はオープンしスイッチ(b)はショートとする。ストリップダイポールアンテナ15の電気長は短くなり、ホイップアンテナ10の動作周波数より高い共振周波数になる。このときのストリップダイポールアンテナ15は、内蔵アンテナ9からみて容量性であり、折り畳み型携帯無線情報端末1が閉じた状態において内蔵アンテナ9より位相がπ/2遅れた電流が励振される共振周波数になる位置にスイッチ17(b)は配置されている。また、C状態とする制御部7からの結合切り換え信号14をC信号と表示する(図2の待ち受け時フロー参照)。
【0024】
図2に示すように、動作判定手段が音声通話を判定したときは(ステップ1(以下S1という。)のyes)、制御部7からA信号が送られ(S2)、スイッチ17(a)とスイッチ17(b)がA状態となる(S3)。A状態のストリップダイポールアンテナ15は、ホイップアンテナ10より位相がπ/2進んだ電流が励振され、ホイップアンテナ10とストリップダイポールアンテナ15の距離1/4波長は、位相でπ/2に相当するので、ホイップアンテナ10から放射される電波と、ストリップダイポールアンテナ15から放射される電波は、ホイップアンテナ10の位置で強めあい、ストリップダイポールアンテナ15の位置で相殺する。このときのストリップダイポールアンテナ15は、ホイップアンテナ10の反射器として動作する反射器動作状態である(S4)。
【0025】
同様に、動作判定手段が音声通話状態でないと判定し(S1のno)、開閉検出手段が折り畳み型携帯無線情報端末1の開いた状態を検出したときは(S5)、データ通信時であり、制御部7からB信号が送られ(S6)、スイッチ17(a)とスイッチ17(b)はB状態になる(S7)。B状態のストリップダイポールアンテナ15は、反射器動作状態のときと相反する動作をし、ストリップダイポールアンテナ15側の放射は強くなり、ホイップアンテナ10側の放射は弱くなる。このときのストリップダイポールアンテナ15は、ホイップアンテナ10の導波器として動作する開時導波器動作状態である(S8)。
【0026】
また、動作判定手段が音声通話状態でないと判定し(S1のno)、開閉検出手段が折り畳み型携帯無線情報端末の閉じた状態を検出したときは(S5)、待ち受け時であり、制御部7からC信号が送られ(S9)、スイッチ17(a)とスイッチ17(b)はC状態になる(S10)。C状態のストリップダイポールアンテナ15は、閉時導波器動作状態のときと同様の動作をし、ストリップダイポールアンテナ15側の放射は強くなり、内蔵アンテナ9側の放射は弱くなる。このときのストリップダイポールアンテナ15は、内蔵アンテナの導波器として動作する開時導波器動作状態である(S11)。
【0027】
図4(a)より、音声通話時は、折り畳み型無線情報端末1は、全開して人体頭部に近接する。このときのストリップダイポールアンテナ15はA状態であり、ホイップアンテナ10の反射器として動作する反射器動作状態である。したがって、図4(b)のように、人体頭部方向への放射は抑えられ、良好な通話状態が保たれる。
【0028】
図5(a)より、データ通信時は、折り畳み型無線情報端末1は、全開して水平に手で持った状態で使用される。このときのストリップダイポールアンテナ15はB状態であり、ホイップアンテナ10の導波器として動作する開時導波器動作状態である。したがって、図5(b)のように、通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えられ、良好な通信が確保できる。
【0029】
図6(a)より、待ち受け時は、折り畳み型無線情報端末1は、閉じて本体筐体が下になるように置かれる。このときのストリップダイポールアンテナ15はC状態であり、内蔵アンテナ9の導波器として動作する閉時導波器動作状態である。したがって図7(b)のように、通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えられ、良好な通信が確保できる。
【0030】
なお、A状態の反射器動作状態におけるホイップアンテナ10とストリップダイポールアンテナ15の距離は1/4波長以外のときは、ホイップアンテナ10から放射される電波と、ストリップダイポールアンテナ15から放射される電波が、ホイップアンテナ10の位置で強めあい、ストリップダイポールアンテナ15の位置で相殺するような位相関係になるようなストリップダイポールアンテナ15の共振周波数を用いる。また、開時導波器動作状態と閉時導波器動作状態についても同様なストリップダイポールアンテナ15の共振周波数を用いればよい。
【0031】
なお、端末動作状態を判定する動作判定手段6が、音声通話状態とデータ通信状態と待ち受け状態のそれぞれを判定してもかまわない。このとき、折り畳み型携帯無線情報端末1の使用中の状況の判定を動作判定手段6のみで行え、開閉検出手段4は必要ない。制御部7は、動作判定手段6の判定が、音声通話のときはA信号、データ通信のときはB信号、待ち受けの時はC信号を能動素子10に送る。
【0032】
なお、折り畳み型携帯無線情報端末の使用動作状態のうちいずれか1つあるいは2つの状態のみについて指向性切り換えをおこなってもかまわない。
【0033】
なお、寄生アンテナ素子は複数あってもよい。
【0034】
なお、外部本体アンテナとしては、ヘリカルアンテナを用いてもかまわない。
【0035】
なお、具体的な寄生アンテナ素子としては、板状逆F型アンテナあるいはパッチアンテナでもかまわない。
【0036】
なお、本体アンテナの主偏波方向と、寄生アンテナ素子の主偏波方向が一致していることが望ましいが、交差することで偏波を切り換えでもよい。
【0037】
以上により、折り畳み型携帯無線情報端末の主な使用動作状態ごとに、寄生アンテナ素子の本体アンテナに対する電磁気的な結合を切り換えることにより、通信動作に寄与度の低い方向への放射を抑え、通信動作に寄与度の高い方向への放射を強くする指向性に切り換えられ、良好な通信を行う携帯無線情報端末の実現が可能となる。
【0038】
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2の折り畳み型携帯無線情報端末の全開状態での外観図で、(a)は側面図、(b)は背面図である。図7において、折り畳み型携帯無線情報端末18は第1の筐体である本体筐体2と、第2の筐体である蓋筐体3と、本体筐体2と蓋筐体3を結合するヒンジ部5を備えている。本体筐体2の内部には、内蔵アンテナ9を本体アンテナとして備えている。蓋筐体3の内部には、寄生アンテナ素子11を備えている。内蔵アンテナ9と寄生アンテナ素子11は、折り畳み型携帯無線情報端末18が閉じているときは電磁気的に結合し、かつ、開いているときは電磁気的に結合がない位置に配置してある。寄生アンテナ素子11は、折り畳み型携帯無線情報端末18が閉じた状態のとき内蔵アンテナ9の導波器として動作する導波器動作状態となる共振周波数に最適化されている。以上の構成による折り畳み型携帯無線情報端末18の動作を説明する。
【0039】
図8は折り畳み型携帯無線情報端末18が閉じて本体筐体が下になるように置かれている状態の(a)外観図、(b)内蔵アンテナ9の指向性図である。図8(a)において、寄生アンテナ素子11は内蔵アンテナ9に対して導波器として電磁気的に結合状態となる。したがって図8(b)のように、通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えられ、良好な通信が確保できる。
【0040】
また、折り畳み型携帯無線情報端末18が開いているときは、寄生アンテナ素子11は、内蔵アンテナ9と電磁気的な結合がないので、寄生アンテナ素子11による内蔵アンテナ9の指向性の変化はない。
【0041】
以上より、寄生アンテナ素子の本体アンテナに対する相対距離の切り換えにより電磁気的な結合状態を切り換えることで、待ち受け状態において通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えた指向性に切り換えられ、良好な通信を行う携帯無線情報端末の実現が可能となる。
【0042】
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3の携帯無線情報端末の全開状態での外観図で、(a)は側面図、(b)は背面図、(c)は機能ブロック図である。図9において、折り畳み型携帯無線情報端末19は、蓋筐体3の内部に寄生アンテナ素子11と、結合切り換え手段である能動素子12を備えている。制御部7は、開閉検出手段4の出力に応じた結合切り換え信号14を能動素子12へケーブル13を通して送る。図10は、寄生アンテナ素子11をストリップダイポールアンテナで構成したときの構成図である。ストリップダイポールアンテナ20は、ストリップ電極21と、能動素子12であるスイッチ22を備えている。ストリップダイポールアンテナ20は、折り畳み型携帯無線情報端末19が閉じた状態でスイッチ22がショートのときに内蔵アンテナ9の導波器として動作する閉時導波器動作状態になる共振周波数を、スイッチ22がオープンのときは内蔵アンテナ9と電磁気的な結合がない共振周波数を有する。以上の構成による折り畳み型携帯無線情報端末19の動作を説明する。
【0043】
図10のスイッチ22がショートしたときのストリップダイポールアンテナ20の状態をD状態と表示し、D状態とする制御部7からの結合切り換え信号14をD信号と表示する。また、スイッチ22がオープンしたときのストリップダイポールアンテナ20の状態をE状態と表示し、E状態とする制御部7からの結合切り換え信号14をE信号と表示する。
【0044】
折り畳み型携帯無線情報端末19が閉じていることを開閉検出手段4が検出すると、制御部7からD信号が送られ、ストリップダイポールアンテナ20がD状態となる。そして、ストリップダイポールアンテナ20は内蔵アンテナ9に対して導波器として動作する閉時導波器動作状態になる。したがって、折り畳み型携帯無線情報端末19が、閉じて本体筐体が下になるように置かれている状態で、通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えられ、良好な通信が確保できる。
【0045】
折り畳み型携帯無線情報端末19が開いていることを開閉検出手段4が検出すると、制御部7からE信号が送られ、ストリップダイポールアンテナ20がE状態となる。そして、ストリップダイポールアンテナ20は内蔵アンテナ9に対して電磁気的な結合がなく、ストリップダイポールアンテナ20による内蔵アンテナ9の指向性の変化はない。
【0046】
以上より、第1の筐体と第2の筐体の開閉検出手段の出力により、電磁気的な結合状態を切り換え、待ち受け状態において通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えた指向性に切り換えられ、良好な通信を行う携帯無線情報端末の実現が可能となる。
【0047】
(実施の形態4)
図11は、実施の形態4の第1の周波数帯と第2の周波数帯を使用するデュアルバンド携帯無線情報端末の全開状態での外観図で(a)は側面図、(b)は背面図、(c)は機能ブロック図である。図11において、デュアルバンド携帯無線情報端末23は、第1の筐体である本体筐体2と、第2の筐体である蓋筐体3と、本体筐体2と蓋筐体3を結合し、開閉状態を検出する開閉検出手段4を備えるヒンジ部5を備えている。本体筐体2は、内部に、デュアルバンド携帯無線情報端末23の動作状態を判定する動作判定手段6と、使用周波数帯を判定する使用帯域判定手段24と、制御部7と、無線部8と、内部本体アンテナである内蔵アンテナ9と、外部本体アンテナであるホイップアンテナ10を備えている。内蔵アンテナ9とホイップアンテナ10は、無線部8と接続しており、切り換えダイバーシティーアンテナとして動作している。蓋筐体3は、内部に寄生アンテナ素子11と、結合切り換え手段である能動素子12を備えている。能動素子12は寄生アンテナ素子11に接続している。制御部7と、能動素子12は、ヒンジ部5を通してケーブル13で接続される。制御部7は、開閉検出手段4の出力、動作判定手段6の出力、および使用帯域判定手段24の出力に応じた結合切り換え信号14を、能動素子12へケーブル13を通して送る。図12はデュアルバンド携帯無線情報端末23の状態による能動素子12に送られる結合切り換え信号14のフロー図である。以上の構成によるデュアルバンド携帯無線情報端末23の動作を説明する。
【0048】
デュアルバンド携帯無線情報端末23の使用中の状況は、開閉検出手段4と、音声通話状態を判定する動作判定手段6と、使用帯域判定手段24により判定する。まず、使用帯域手段24により使用している帯域を判定する(S21)。つぎに、音声通話であるかを判定し(S22,S23)、音声通話状態以外は、さらに端末の開閉を検出し、開いているときはデータ通信時、閉じているときは待ち受け時と場合分けする(S27、S37)。
【0049】
デュアルバンド携帯無線情報端末23が、第1の周波数帯を使用して(S21)、音声通話状態で(S22のyes)寄生アンテナ素子11を反射器動作状態にする能動素子12の状態をF状態と表示し、能動素子12をF状態とする制御部7からの結合切り換え信号14をF信号と表示する(S24〜26)。デュアルバンド携帯無線情報端末23が、第1の周波数帯を使用して(S21)、データ通信時(S22のno)の寄生アンテナ素子11を開時導波器動作状態にする能動素子12の状態をG状態と表示し、能動素子12をG状態とする制御部7からの結合切り換え信号14をG信号と表示する(S27〜30)。デュアルバンド携帯無線情報端末23が、第1の周波数帯を使用して(S21)、待ち受け時の寄生アンテナ素子11を閉時導波器動作状態にする能動素子12の状態をH状態と表示し、能動素子12をH状態とする制御部7からの結合切り換え信号14をH信号と表示する(S31〜33)。同様に、デュアルバンド携帯無線情報端末23が、第2の周波数帯を使用して(S21)、音声通話状態で(S23のyes)寄生アンテナ素子11を反射器動作状態にする能動素子12の状態をI状態と表示し、能動素子12をI状態とする制御部7からの結合切り換え信号14をI信号と表示する(S34〜36)。第2の周波数帯を使用して(S21)、データ通信時(S23のno)の寄生アンテナ素子11を開時導波器動作状態にする能動素子12の状態をJ状態と表示し、能動素子12をJ状態とする制御部7からの結合切り換え信号14をJ信号と表示する(S37〜40)。また、第2の周波数帯を使用して(S21)、待ち受け時の寄生アンテナ素子11を閉時導波器動作状態にする能動素子12の状態をK状態と表示し、能動素子12をK状態とする制御部7からの結合切り換え信号14をK信号と表示する(S41〜43)。
【0050】
図12において、デュアルバンド携帯無線情報端末23が、第1の周波数帯を使用して音声通話状態のときは、制御部7からF信号が能動素子12に送られている。寄生アンテナ素子11はホイップアンテナ10の反射器となる。したがって、図4(b)のように背面の指向性が強くなり、前面の指向性は弱くなる。人体頭部方向への放射は抑えられ、良好な通話状態が保たれる。
【0051】
デュアルバンド携帯無線情報端末23が、第1の周波数帯を使用して開いてデータ通信を行っている状態のときは、制御部7からG信号が能動素子12に送られている。よって、寄生アンテナ素子11はホイップアンテナ10に対して導波器となる。したがって、図5(b)のように通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えられ、良好な通信が確保できる。
【0052】
デュアルバンド携帯無線情報端末23が、第1の周波数帯を使用して閉じて本体筐体2を下になるように置かれている状態のときは、制御部7からH信号が能動素子12に送られている。これにより、寄生アンテナ素子11は主に内蔵アンテナ9に対して導波器となる。したがって、図6(b)のように通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えられ、良好な通信が確保できる。
【0053】
同様に、デュアルバンド携帯無線情報端末23が、第2の周波数帯を使用して音声通話状態のときは、制御部7からI信号が能動素子12に送られている。よって、寄生アンテナ素子11はホイップアンテナ10に対して反射器となる。したがって、図4(b)のように背面の指向性が強くなり、前面の指向性は弱くなる。人体頭部方向への放射は抑えられ、良好な通話状態が保たれる。
【0054】
デュアルバンド携帯無線情報端末23が、第2の周波数帯を使用して開いてデータ通信を行っている状態のときは、制御部7からJ信号が能動素子12に送られている。これにより、寄生アンテナ素子11はホイップアンテナ10に対して導波器となる。したがって、図5(b)のように通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えられ、良好な通信が確保できる。
【0055】
デュアルバンド携帯無線情報端末23が、第2の周波数帯を使用して閉じて本体筐体が下になるように置かれている状態のときは、制御部7からK信号が能動素子12に送られている。よって、寄生アンテナ素子11は主に内蔵アンテナ9に対して導波器となる。したがって、図6(b)のように通信動作への寄与度が高い上方への放射が強くなり、通信動作への寄与度が低い下方への放射が抑えられ、良好な通信が確保できる。
【0056】
なお、周波数帯1と周波数帯2のそれぞれにおいて調整した状態に寄生アンテナ素子11を切り換えられるので、各周波数帯で指向性の特性を同じにするのが望ましい。
【0057】
なお、携帯無線情報端末で使用する周波数帯が2つの場合について示したが2つ以上でもよい。
【0058】
以上により、デュアルバンド携帯無線情報端末の使用周波数帯ごとの主な使用状態ごとに、寄生アンテナ素子の本体アンテナに対する電磁気的な結合の切り換えにより、通信動作に寄与度の低い方向への放射を抑え、通信動作に寄与度の高い方向への放射を強くする指向性に切り換えられ、良好な通信を行う携帯無線情報端末の実現が可能となる。
【0059】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、寄生アンテナ素子の本体アンテナに対する電磁気的な結合状態を切り換えることにより、携帯無線情報端末の指向性を切り換えられ、携帯無線情報端末の使用状態に応じて、通信動作に寄与度の低い方向への放射を抑え、通信動作に寄与度の高い方向への放射を強くする指向性に切り換えられ、良好な通信を行う携帯無線情報端末の実現が可能となる有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による折り畳み型携帯無線情報端末を示す
(a)側面図
(b)背面図
(c)機能ブロック図
【図2】本発明の実施の形態1による折り畳み型携帯無線情報端末の状態による信号フロー図
【図3】本発明の実施の形態1によるストリップダイポールアンテナの構成図
【図4】本発明の実施の形態1による折り畳み型携帯無線情報端末が音声通話している状態を説明する
(a)外観図
(b)ホイップアンテナの指向性図
【図5】本発明の実施の形態1による折り畳み型携帯無線情報端末がデータ通信をしている状態を説明する
(a)外観図
(b)ホイップアンテナの指向性図
【図6】本発明の実施の形態1による折り畳み型携帯無線情報端末が閉じられ本体筐体が下になるように置かれている状態を説明する
(a)外観図
(b)内蔵アンテナの指向性図
【図7】本発明の実施の形態2による折り畳み型携帯無線情報端末を示す
(a)側面図
(b)背面図
【図8】本発明の実施の形態2による折り畳み型携帯無線情報端末が閉じられ本体筐体が下になるように置かれている状態を説明する
(a)外観図
(b)内蔵アンテナの指向性図
【図9】本発明の実施の形態3による折り畳み型携帯無線情報端末を示す
(a)側面図
(b)背面図
(c)機能ブロック図
【図10】本発明の実施の形態3によるストリップダイポールアンテナの構成図
【図11】本発明の実施の形態4によるデュアルバンド携帯無線情報端末を示す
(a)側面図
(b)背面図
(c)機能ブロック図
【図12】本発明の実施の形態4によるデュアルバンド携帯無線情報端末の状態による信号フロー図
【図13】従来技術の携帯無線情報端末を示す
(a)側面図
(b)ホイップアンテナの指向性図
【図14】従来技術の携帯無線情報端末を示す
(a)上面図
(b)ホイップアンテナの指向性図
【図15】従来技術の携帯無線情報端末が水平に置かれている状態を説明する
(a)外観図
(b)ヘリカルアンテナの指向性図
【符号の説明】
1 折り畳み型携帯無線情報端末
2 本体筐体
3 蓋筐体
4 開閉検出手段
5 ヒンジ部
6 動作判定手段
7 制御部
8 無線部
9 内蔵アンテナ
10 ホイップアンテナ
11 寄生アンテナ素子
12 能動素子
13 ケーブル
14 結合切り換え信号
15 ストリップダイポールアンテナ
16 ストリップ電極
17 スイッチ
18 折り畳み型携帯無線情報端末
19 折り畳み型携帯無線情報端末
20 ストリップダイポールアンテナ
21 ストリップ電極
22 スイッチ
23 デュアルバンド携帯無線情報端末
24 使用帯域判定手段
25 従来技術の携帯無線情報端末
26 筐体
27 ヘリカルアンテナ

Claims (12)

  1. 第1の筐体と第2の筐体が折り畳み自在な携帯無線情報端末において、
    前記第1の筐体に無線部と接続された本体アンテナと、
    前記第2の筐体に寄生アンテナ素子と、
    を備え、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体の開閉による前記本体アンテナと前記寄生アンテナ素子との相対距離の切り換えによって、前記本体アンテナの指向性を切り換えることを特徴とした携帯無線情報端末。
  2. 前記第1の筐体と前記第2の筐体が閉じられた状態では、電磁気的に結合する位置に、前記第1の筐体と前記第2の筐体が開かれた状態では、電磁気的な結合がない位置に、
    前記本体アンテナおよび前記寄生アンテナ素子を配置することを特徴とした請求項1に記載の携帯無線情報端末。
  3. 第1の筐体と第2の筐体が折り畳み自在な携帯無線情報端末において、
    前記第1の筐体には、無線部と接続された本体アンテナを、備え、
    前記第2の筐体には、内蔵された寄生アンテナ素子と、前記本体アンテナと前記寄生アンテナ素子との電磁気的な結合状態を切り換える結合切り換え手段とを備え、
    前記結合切り換え手段により電磁気的な結合状態を切り換えることにより、前記本体アンテナの指向性を切り換えることを特徴とした携帯無線情報端末。
  4. 第1の筐体と第2の筐体が折り畳み自在な携帯無線情報端末において、
    前記第1の筐体には、無線部と接続された本体アンテナを備え、
    前記第2の筐体には、内蔵された寄生アンテナ素子と、前記本体アンテナと前記寄生アンテナ素子との電磁気的な結合状態を切り換える結合切り換え手段とを備え、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体の開閉状態を検出する開閉検出手段と、
    を具備したことにより、
    前記携帯無線情報端末の開閉状態に応じて前記本体アンテナの指向性を切り換えることを特徴とした携帯無線情報端末。
  5. 前記第2の筐体に、前記携帯無線情報端末の動作状態を検出する動作判定手段を備え、
    前記携帯無線情報端末の動作状態によって前記本体アンテナの指向性を切り換えることを特徴とした請求項3に記載の携帯無線情報端末。
  6. 前記第1の筐体と前記第2の筐体が閉じられて前記第1の筐体が下になるように置かれているとき、導波器として動作し、背面方向への放射を抑え前面方向への放射を強くする閉時導波器動作状態にする寄生アンテナ素子を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の携帯無線情報端末。
  7. 無線部と接続された本体アンテナと、
    前記本体アンテナと電磁気的に結合する寄生アンテナ素子と、
    前記本体アンテナと前記寄生アンテナ素子との電磁気的な結合状態を切り換える結合切り換え手段と、
    を備え、
    前記電磁気的な結合状態を切り換えて、前記本体アンテナの指向性を切り換えることを特徴とした携帯無線情報端末。
  8. 2つ以上の周波数帯をカバーするマルチバンド方式の携帯無線情報端末において、
    無線部に接続された本体アンテナと、
    前記本体アンテナと電磁気的に結合する寄生アンテナ素子と、
    前記本体アンテナと前記寄生アンテナ素子との結合状態を切り換える結合切り換え手段と、
    前記携帯無線情報端末が使用している周波数帯を判定する使用帯域判定手段と、を備え、
    前記携帯無線情報端末が使用している周波数帯に応じて前記電磁気的に結合状態を切り換えることにより、使用周波数帯域ごとの前記本体アンテナの指向性を切り換えることを特徴とした携帯無線情報端末。
  9. 携帯無線情報端末の動作状態を判定する動作判定手段を備え、携帯無線情報端末の動作状態ごとに前記本体アンテナの指向性を切り換えることを特徴とした請求項7または請求項8に記載の携帯無線情報端末。
  10. 携帯無線情報端末の開閉状態を判定する開閉検出手段を備え、携帯無線情報端末の開閉状態により前記本体アンテナの指向性を切り換えることを特徴とした請求項7または請求項8に記載の携帯無線情報端末。
  11. 第1の筐体に内蔵された内蔵本体アンテナと前記第1の筐体の外側に突設された外部本体アンテナからなる本体アンテナと、
    音声通話状態を判定する動作判定手段と、
    前記動作判定手段が音声通話を判定したときは、前記寄生アンテナ素子を前記外部本体アンテナの反射器として動作させるように切り換える結合切り換え手段と、
    を備えることを特徴とした請求項7に記載の携帯無線情報端末。
  12. 前記動作判定手段が音声通話以外を判定し前記開閉検出手段が端末の開いている状態を検出したときは、前記寄生アンテナ素子を前記外部本体アンテナの導波器として動作させ、
    前記動作判定手段が音声通話以外を判定し前記開閉検出手段が端末の閉じている状態を検出したときは、前記寄生アンテナ素子を前記内蔵本体アンテナの導波器として動作させるように、
    それぞれ切り換える結合切り換え手段と、
    を備えることを特徴とした請求項10に記載の携帯無線情報端末。
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