JP2004280531A - 文字入力装置、文字入力方法及び文字入力プログラム - Google Patents

文字入力装置、文字入力方法及び文字入力プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ポインタ位置の規則的な移動操作だけで簡単に文字を入力できるようにすることを課題とする。
【解決手段】「ひらがな」の各行の代表文字から構成される第1パレットCPT1を表示し、ポインタ位置を代表文字の領域に移動させると、移動先の代表文字の領域を中心として同心円状(扇状)に関連文字の層を表示する。代表文字「さ」の場合、関連文字は2階層となって、第1層に「さしすせそ」、第2層に「ざじずぜぞ」を表示する。第1パレットCPT1の代表文字の領域には戻らず、ポイント位置が関連文字の領域から外れ、かつ、同角度の範囲をもつ関連文字の領域内から外れた場合には、ポインタがその直前にいた領域の関連文字が入力文字となる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、文字入力装置、文字入力方法及び文字入力プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ポインティングデバイスを利用した文字入力手法の主流は、ソフトウェアキーボードをはじめとして、代表的な文字を画面上に一覧するマトリクス形式のものである。
【0003】
以上のマトリクス方式を採用した文字入力装置の場合には、代表文字のところにカーソルを移動させることで、その近傍に代表文字と同じ属性の関連文字を表示させる処理が施されている。
【0004】
このような表示手法を用いる理由として、装置によっては利用可能な画面サイズに制約がある点が挙げられる。すなわち、表示できる文字数は限られている。多くの文字を表示すると必然的に表示すべき文字のサイズを小さくする場合があり、これでは操作性の低下につながる。
【0005】
上述したマトリクス方式を採用することで利益を得る装置には、携帯電話機、PDA、ゲーム専用機等が挙げられる。当然に、画面サイズ上、表示文字数には制約が生じる。例えば携帯電話機の場合には、携帯性から形状やサイズに配慮がなされ、画面サイズが小さくなる。
【0006】
このように、携帯電話機の場合には、画面サイズの制約からマトリクス方式を適用する際のメリットは大きく、最初に代表文字(例えば、ひらがな)を表示させることは、ユーザにとって使い勝手が向上する(特許文献1)。PDA等もマトリクス方式から得られるメリットの点では携帯電話機の場合と同様である。
【0007】
ゲーム専用機の場合には、ユーザのボタン操作に応答させてゲーム内容を進行させるため、入力操作はキャラクタ操作、コマンド入力等が主となる。したがって、多くのボタンを配置しないキーパッドが多い。このように、ゲーム専用機の場合には、ボタン数の制約からマトリクス方式を適用する際のメリットは大きく、最初に代表文字(例えば、ひらがな)を表示させることは、ユーザにとって使い勝手が向上する(特許文献2)。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−108543号公報(第3頁、第1図)
【特許文献2】
特開2000−339091号公報(第24頁、第49図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のマトリクス方式では、代表文字からその文字の近傍に関連文字を表示させて所望の文字を選択する際に、カーソルのポイント位置を基準に関連文字を表示させる場合が多かった。そのため、ユーザの操作に伴う腕のストロークが蛇行することになり、操作に困難性を伴う場合があった。代表文字の選択から所望の文字を選択するまでに多くのクリック操作が必要となることからも操作性の面で問題が多かった。
【0010】
そこで、本件発明者は、代表文字の選択から所望の文字を選択するまでのストロークについて、ソフトウェアキーボードであっても通常のキーボードに対するブラインドタッチの如く文字入力する点に着目した。
【0011】
本発明の目的は、表示画面上のソフトウェアキーボードを必要最小限の表示文字数に抑え、ソフトウェアキーボードに対する規則的なポインタ移動の操作だけで簡単に文字を入力することが可能な文字入力装置、文字入力方法及び文字入力プログラムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る文字入力装置は、ポインティングデバイスを接続可能な文字入力装置において、ひらがなの各行の代表文字を表示画面の水平方向に同一の区画サイズ別に並べて表示する代表文字表示手段と、前記表示画面上で前記ポインティングデバイスのポインタ位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段により前記ポインタ位置が前記代表文字表示手段で表示される代表文字のいずれかの区画で検出された場合、前記検出された区画の代表文字を中心として当該代表文字の行の全文字を同心円状に同一の区画サイズ別に並べて表示する全文字表示手段と、前記位置検出手段により、前記ポインタ位置が前記全文字表示手段で表示された全文字の区画の中で前記代表文字の区画から当該代表文字の行の他の文字の区画に移動し、その後、当該他の文字の区画から外れたときに前記代表文字の区画以外の場所で検出された場合、前記他の文字を入力文字として決定する文字入力手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0013】
この請求項1の発明において、前記全文字表示手段は、前記代表文字の行の各文字に対応する濁音文字を同心円状に同一の区画サイズ別に並べて表示し、かつ、前記代表文字の行の各文字と当該文字に対応する濁音文字とを前記検出された区画の代表文字を中心として半径方向に並べて表示するようにしてもよい。
【0014】
この請求項1の発明において、前記全文字表示手段は、前記代表文字の行の各文字と当該文字に対応する濁音文字とを表示する領域を前記代表文字を中心として放射状に同一区画サイズに区分するようにしてもよい。
【0015】
この請求項1の発明において、前記文字入力手段は、前記位置検出手段により、前記ポインタ位置が前記全文字表示手段で表示された全文字の区画の中で前記代表文字の区画から当該代表文字の行の他の文字の区画に移動し、その後、当該他の文字と当該文字に対応する濁音文字とを表示する領域から外れたときに前記代表文字の区画以外の場所で検出された場合、前記他の文字を入力文字として決定するようにしてもよい。
【0016】
この請求項1の発明において、前記文字入力手段は、入力文字が決定した場合、前記全文字表示手段の表示を前記表示画面から消去するようにしてもよい。
【0017】
この請求項1の発明において、さらに、前記位置検出手段により文字の区画が検出された場合、前記検出された区画の文字を音声で出力する音声出力手段を有してもよい。
【0018】
また、請求項7の発明に係る文字入力方法は、ポインティングデバイスを用いた文字入力方法において、ひらがなの各行の代表文字を表示画面の水平方向に同一の区画サイズ別に並べて表示する第1ステップと、前記表示画面上で前記ポインティングデバイスのポインタ位置を検出する第2ステップと、前記第2ステップにより前記ポインタ位置が前記第1ステップで表示される代表文字のいずれかの区画で検出された場合、前記検出された区画の代表文字を中心として当該代表文字の行の全文字を同心円状に同一の区画サイズ別に並べて表示する第3ステップと、前記第2ステップにより、前記ポインタ位置が前記第1ステップで表示された全文字の区画の中で前記代表文字の区画から当該代表文字の行の他の文字の区画に移動し、その後、当該他の文字の区画から外れたときに前記代表文字の区画以外の場所で検出された場合、前記他の文字を入力文字として決定する第4ステップと、を含んだことを特徴とするものである。
【0019】
この請求項7の発明において、前記第3ステップは、前記代表文字の行の各文字に対応する濁音文字を同心円状に同一の区画サイズ別に並べて表示し、かつ、前記代表文字の行の各文字と当該文字に対応する濁音文字とを前記検出された区画の代表文字を中心として半径方向に並べて表示するようにしてもよい。
【0020】
この請求項7の発明において、前記第3ステップは、前記代表文字の行の各文字と当該文字に対応する濁音文字とを表示する領域を前記代表文字を中心として放射状に同一区画サイズに区分するようにしてもよい。
【0021】
この請求項7の発明において、前記第4ステップは、前記第2ステップにより、前記ポインタ位置が、前記全文字表示手段で表示された全文字の区画の中で前記代表文字の区画から当該代表文字の行の他の文字の区画に移動し、その後、当該他の文字と当該文字に対応する濁音文字とを表示する領域から外れたときに前記代表文字の区画以外の場所で検出された場合、前記他の文字を入力文字として決定するようにしてもよい。
【0022】
この請求項7の発明において、前記第4ステップは、入力文字が決定した場合、前記第3ステップによる表示を前記表示画面から消去するようにしてもよい。
【0023】
この請求項7の発明において、さらに、前記第2ステップにより文字の区画が検出された場合、前記検出された区画の文字を音声で出力する第5ステップを含んでもよい。
【0024】
また、請求項13の発明に係る文字入力プログラムは、ポインティングデバイスを接続可能な文字入力装置のコンピュータにより実行可能な文字入力プログラムにおいて、前記コンピュータに、ひらがなの各行の代表文字を表示画面の水平方向に同一の区画サイズ別に並べて表示する第1ステップと、前記表示画面上で前記ポインティングデバイスのポインタ位置を検出する第2ステップと、前記第2ステップにより前記ポインタ位置が前記第1ステップで表示される代表文字のいずれかの区画で検出された場合、前記検出された区画の代表文字を中心として当該代表文字の行の全文字を同心円状に同一の区画サイズ別に並べて表示する第3ステップと、前記第2ステップにより、前記ポインタ位置が前記第1ステップで表示された全文字の区画の中で前記代表文字の区画から当該代表文字の行の他の文字の区画に移動し、その後、当該他の文字の区画から外れたときに前記代表文字の区画以外の場所で検出された場合、前記他の文字を入力文字として決定する第4ステップと、を実行させることを特徴とするものである。
【0025】
この請求項13の発明において、前記コンピュータに、前記代表文字の行の各文字に対応する濁音文字を同心円状に同一の区画サイズ別に並べて表示し、かつ、前記代表文字の行の各文字と当該文字に対応する濁音文字とを前記検出された区画の代表文字を中心として半径方向に並べて表示させる前記第3ステップを有してもよい。
【0026】
この請求項13の発明において、前記コンピュータに、前記代表文字の行の各文字と当該文字に対応する濁音文字とを表示する領域を前記代表文字を中心として放射状に同一区画サイズに区分させる前記第3ステップを有してもよい。
【0027】
この請求項13の発明において、前記コンピュータに、前記第2ステップにより、前記ポインタ位置が、前記全文字表示手段で表示された全文字の区画の中で前記代表文字の区画から当該代表文字の行の他の文字の区画に移動し、その後、当該他の文字と当該文字に対応する濁音文字とを表示する領域から外れたときに前記代表文字の区画以外の場所で検出された場合、前記他の文字を入力文字として決定させる前記第4ステップを有してもよい。
【0028】
この請求項13の発明において、前記コンピュータに、入力文字が決定した場合、前記第3ステップによる表示を前記表示画面から消去させる前記第4ステップを有してもよい。
【0029】
この請求項13の発明において、前記コンピュータに、前記第2ステップにより文字の区画が検出された場合、前記検出された区画の文字を音声で出力する第5ステップをさらに有してもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる実施の形態を詳細に説明する。
【0031】
本発明は、表示画面上あるいはアプリケーション処理上の制約からすべての文字を表示できないときに有益なものである。そこで、以下に説明する本発明の一実施の形態においては、PDA等のコンピュータを例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、ゲーム専用機,携帯電話機等への適用も十分に可能である。
【0032】
まず、本実施の形態としてコンピュータの全体構成について説明する。図1は本実施の形態によるコンピュータの一構成例を示すブロック図である。このコンピュータ1は、例えば図1に示したように、内部バス11に、通信処理部12、CPU14、ROM14、RAM16、マイク18及びスピーカ19を接続させた音声処理部17、ディスプレイ20、キーボード21A、マウス21B、メモリ22等を接続させ、アドレス信号、制御信号、データ等を伝送させ、本実施の形態による文字入力機能を実現する構成を備えている。
【0033】
図1において、通信処理部13は、ネットワークに接続して外部との通信を司り、音声、データ等の信号を授受する機能を有している。音声処理部17は、スピーカ19から音声を出力させるため、通信処理部13からの受信信号に基づいて音声信号を生成したり、マイク18から入力される音声を音声信号に変換して通信処理部13に送出する機能を有している。
【0034】
CPU14は、ROM15に格納されたOSにより全体の制御を行うとともにハードディスク19に枝盛22に格納された各種のアプリケーションプログラムに基づいて処理を実行する機能を司る。
【0035】
ROM15は、OS等のように全体の制御を行うためのプログラムを格納しており、これらをCPU14に供給する機能を有している。RAM16は、CPU14による各種プログラムの実行時にワークエリアとして利用されるメモリ機能を有している。
【0036】
ディスプレイ20は、CPU14の各種の処理に伴うメニュー、ステータス、表示対象等を表示する機能を有している。キーボード21Aは、文字(ひらがな、アルファベット、数字、記号)を入力するためのキー、電源オン/オフ信号等の入力を行うボタン、画面上のポインタ位置を操作するためのカーソルキー、ファンクションキー等により構成される。マウス21Bは、カーソルキーと同様に、画面上のポインタ位置操作、画面上の範囲の選択、アイコンの選択等を行う機能を有している。
【0037】
メモリ22は、プログラム22A、第1パレット表示テーブル22B、第2パレット表示テーブル22C、機能パレット表示テーブル22D、データメモリ22E等を記憶する機能を有している。プログラム22Aは、本発明の文字入力機能を実現するプログラムを含んでいる。なお、このプログラム22Aは、例えばネットワークを通じてインストールされたプログラムを実行形式で記憶したものも含む。
【0038】
第1パレット表示テーブル22Bは、文字入力の際に、最初に表示されるパレットのデータであり、例えば「ひらがな」であれば、51音の代表文字の「あ」、「か」、「さ」・・・の文字に対応させて文字データ、表示位置を決める座標データ等を記憶したものである。第2パレット表示テーブル22Cは、第1パレット表示テーブル22Bに記憶された各代表文字に関連する文字に対応させて文字データ、表示位置を決める座標データ等を記憶したものである。
【0039】
機能パレット表示テーブル22Dは、カーソルの役目を担うポインタ位置のホームポジションにおける機能選択用のパレットに関するデータを記憶したものである。なお、この機能パレット表示テーブル22Dは、一例として51音のうちの撥音「ん」と促音(「っ」等)の選択を行うためのデータを含んでいる。データメモリ22Eは、送受信メール、画像ファイル等のデータファイルを保存する記憶機能を有している。
【0040】
つぎに、上述した第1、第2パレット及び機能パレットについて詳述する。図2はパレットの表示例を示す図であり、図3は本実施の形態による第2パレット表示テーブルを説明する図である。ここで、機能パレットについても第2パレット表示テーブルと同様のテーブル構成のため、説明を省略する。
【0041】
まず、パレットを表示させてソフトウェアキーボードにより文字入力を行うためには、ソフトウェアキーボードのモードを指定する必要がある。そこでソフトウェアキーボードモードが指定されると、例えば図2(A)に示したように、最初に「ひらがな」入力のための第1パレットCPT1が表示される。
【0042】
この第1パレットCTP1には、ソフトウェアキーボードとして代表文字「あ」、「か」、「さ」、「た」、・・・の領域が画面に対して横一列に設けられている。本実施の形態では、「ひらがな」入力を初期画面としたが、本発明はこれに限定されず、アルファベット、記号等でもよい。
【0043】
そして、第1パレットCTP1の長手方向中央をユーザの操作により移動可能なポインタ位置のホームポジションとして、機能パレットFTPが表示される。Zは移動可能なポインタを示し、ユーザの操作に応じて文字領域、機能領域を移動させられる。この機能パレットFTPそのものは、ホームポジションに固定位置として設定される。機能パレットFTPには、一例であるが、機能1,2,3,4、撥音「ん」、促音「っ」(初期表示の一例)の領域が中心から放射状かつ周方向に区分された扇状を有している。
【0044】
そして、第2パレットCPT2は、上述の機能パレットFTPと同様に、関連文字の領域が各代表文字の中心から放射状かつ周方向に区分された扇状を有している。第2パレットCPT2の場合には、例えば図2(B)に示したように、中心から外に向かって同心円状の領域が関連文字の属性に応じて複数層に区分される。
【0045】
例えば、代表文字「さ」にポインタ位置が移動してくると、その代表文字「さ」に関連する関連文字「さ」、「し」、「す」、「せ」、「そ」の領域が中心に一番近い第1層目に領域が設定され、さらに関連文字「ざ」、「じ」、「ず」、「ぜ」、「ぞ」の領域が第2層目に設定される。例えば、代表文字「は」の場合には、さらに第3層に関連文字「ぱ」、「ぴ」、「ぷ」、「ぺ」、「ぽ」の領域が設定されることになる。なお、関連文字に代表文字を含めるかどうかはどちらでもよいものとする。
【0046】
以上の表示形態を実現するため、本実施の形態では、例えば図3に示すテーブルを準備することになる。テーブルについては代表例として第2パレットについて説明する。第2パレット表示テーブル22Cは、例えば図2に示したように、「ひらがな」等の文字群に対応させて、代表文字に関連する文字(関連文字)の文字データ、位置データを記憶させた構成である。
【0047】
「ひらがな」の場合には、代表文字として各文字「あ」、「か」、・・・、「は」、・・・に対応させてその基準位置PA、PK、・・・、PH、・・・が記憶される。この基準位置とは、第2パレットCPT2を表示させるための中心を示す。
【0048】
関連文字の情報は、代表文字にそれぞれ対応付けて記憶される。例えば、代表文字「あ」には、関連文字「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」の文字が対応し、それぞれの文字データが記憶される。また、各関連文字「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」の選択領域(表示区画)は、代表文字「あ」の基準位置PAを中心としてその基準位置PAからの距離(前部と後部)と周方向の角度(左端と右端)とにより確定されるので、これらの距離と角度とが記憶される。
【0049】
距離は画面での表示サイズによって可変であるが、角度は一例として1/8(45度の区分)で区割りするよいにしてもよい。図2(B)及び図3に示すように、例えば、関連文字「し」の場合には、距離データは文字「し」の領域の手前までをL0、その奥までをL1とし、角度データPSIAはΔθ(0°〜45°)とすればよい。
【0050】
扇状に設けられる各文字の領域は、図2(B)に示されるように、第1層目の文字「し」の濁音である文字「じ」は、第2層目において文字「し」と同じ角度データPSIAを有する。すなわち、文字「し」とその文字「し」の濁音「じ」とのデータ上の相違は、距離データだけとなる。すなわち、濁音「じ」の場合には、文字「し」の奥の距離L1が手前の距離となり、距離データPZILはこの距離L1とさらに奥の距離L2との組み合わせとなる。
【0051】
また、代表文字「は」についても、上述した代表文字「さ」の場合と同様に、第1層の角度データ(・・・、PHIA、・・・)及び距離データ(・・・、PHIL、・・・)、第二層の角度データ(・・・、PHIA、・・・)及び距離データ(・・・、PBIL、・・・)が設定される。この代表文字「は」に関連する関連文字は第3層(ぱ、ぴ、ぷ、ぺ、ぽ)まで及ぶので、同様に、角度データ(・・・、PHIA、・・・)は共有となり、距離データ(・・・、PPIL、・・・)のみ相違する。
【0052】
次に、本実施の形態を機能的に説明する。図4は本実施の形態による構成を機能的な遷移で説明するブロック図である。図4には、本実施の形態のコンピュータにおいて、本発明に係る文字入力装置に相当する機能が示されている。本発明に係る文字入力装置は、例えば図4に示したように、第1パレット/機能パレット表示部100、ポインタ位置検出部101、第1パレット領域内判定部102、第2パレット表示部103、入力ストローク判断部104、入力文字判断部105、入力文字表示部106、ポインタ移動表示部107等により構成される。
【0053】
まず、ユーザによるキーボード21Aの操作によりソフトウェアキーボードモードが指定されると、第1パレット/機能パレット表示部100により、第1パレット表示テーブル22B及び機能パレット表示テーブル22Dが参照され、ディスプレイ20上に第1パレットCPT1及び機能パレットFTPが表示される(図2(A)参照)。このとき、ポインタZの位置はホームポジションとなる。
【0054】
ポインタZは、ソフトウェアキーボードモードが継続する間は、マウス21Bの移動操作に応じて移動方向が決定される。したがって、ポインタ位置検出部101では、マウス21Bの移動に応じて座標上で例えば一定の移動速度に基づく位置信号が検出される。この位置信号は第1パレット領域内判断部102へ送られる。
【0055】
第1パレット領域内判断部102により、ポインタ位置がどの文字領域(代表文字)を移動中かの判断がなされた後、移動中の代表文字を特定するための情報が第2パレット表示部103へ送出される。ポインタ位置は、ポインタ移動表示部107により表示制御される。そして、第2パレット表示部103により第2パレット表示テーブル22Cが参照される。そして、移動中の代表文字に関連する関連文字のデータが読み出され、その代表文字を中心として第2パレットCPT2が展開される。
【0056】
このとき、ポインタ位置が第1パレットFTPの代表文字領域にあるときは、第2パレットCPT2が表示された状態で、ポインタ位置はニュートラル状態となる。すなわち、入力ストローク判断部104による入力ストローク判断はまだ不可状態になる。
【0057】
また、ポインタ位置が第1パレットFTPの代表文字領域から関連文字領域へ移動させられたときは、入力ストローク判断部104により、ポインタ位置が存在する関連文字の領域がその代表文字の基準位置を基準とした距離と周方向の角度から判断される。このとき、ポインタ移動表示部107により、入力ストローク判断部104からの判断情報に基づいて第2パレットCPT2内でのポインタ位置が表示制御される。
【0058】
ポインタ位置が第1パレットCPT1から第2パレットCPT2へ移行して、代表文字に関連する第1層のいずれかの関連文字の領域に入ると、ニュートラル位置の代表文字、その第1層の関連文字、その関連文字に関連する第2層の濁音及び第3層の半濁音までの領域内でのポインタ移動は文字に決定には至らないものとする。
【0059】
一方、ポインタ位置が第2パレットCPT2へ移行した後、第1層の関連文字、その関連文字に関連する第2層の濁音及び第3層の半濁音までの領域内から外れる方向へ移動する操作がなされたときは、その領域内から外れる直前の文字領域に該当する文字が入力文字として選択されたことになる。
【0060】
入力ストローク判断部104により一連の入力ストロークが判断され、第2パレット表示テーブル22Cの参照により、入力文字判断部105では、第1層の関連文字、その関連文字に関連する第2層の濁音及び第3層の半濁音までの領域内から外れたかどうか、外れたときに直前の文字領域はどれかという判断がなされる。
【0061】
図2(B)の例を用いて説明すると、ユーザの操作により代表文字「さ」にポインタ位置が移動して、さらにそのポインタ位置がその代表文字「さ」から関連文字「し」の文字領域に移行した段階ではまだ文字入力は完了しないことになる。そして、ポインタ位置が関連文字「し」の文字領域から第2層の関連文字「じ」やニュートラル位置の代表文字「さ」には戻らず、関連文字「し」の角度データで示される範囲外に移行した場合には、関連文字「し」の文字入力が選択されたことになる。なお、関連文字「じ」の場合には、距離データで示される距離L2よりもさらに遠くへ移動した場合に、関連文字「じ」の文字入力が選択されたことになる。
【0062】
このようにして、入力文字判断部105により入力ストローク判断部104及び第2パレット表示テーブル22Cからの情報に基づいてどの文字が選択されたのかの判断が下される。
【0063】
入力表示部106により入力文字判断部105で判断された文字が入力される。このときの表示形態に特に決まりはなく、決定した入力文字の表示は通常の文字表示でよいものとし、説明を省略する。
【0064】
次に、具体的な処理手順について説明する。図5、図6及び図7は、本実施の形態による動作を説明するフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、図1で説明したプログラム22Aにより実行される。
【0065】
まず、図5において、プログラムが起動され(ステップS1)、メモリ上に実行形式のプログラムが常駐する(ステップS2)。これにより、本発明に係る文字入力プログラムは実行可能になる。この状態で、コマンド入力が受け付けられる(ステップS3)。
【0066】
すなわち、コマンド入力によりソフトウェアキーボードモードが指定された場合には、ディスプレイ20に第1パレットが表示される(ステップS4)。そして、ポインタを第1パレットのホームポジションへ移動する処理が実行される(ステップS5)。この状態は、図2(A)に示したとおりである。
【0067】
この段階ではまだ第2パレットは表示されていないので(ステップS6)、機能別処理(図6参照)が実行される(ステップS7)。この機能別処理の実行後は、本モードが継続する間は処理がステップS6に戻る。なお、後述するが、文字入力が開始され、ポインタ位置がホームポジションから移動すると、第2パレットが表示された状態となる。この場合には、ステップS6の判断では、第2パレットが表示されていることから、文字入力処理(図7参照)が実行される(ステップS8)。この文字入力処理の実行後は、本モードが継続する間は処理がステップS6に戻る。このように、本モードが継続する間は以上の処理が繰り返し実行される。
【0068】
ステップS6によりまず機能別処理に処理が移行すると、機能が選択されたかどうかの判断がなされる(ステップS71)。機能の領域にポインタ位置が移行すると、機能の決定ではないが機能の選択状態となる。したがって、機能選択があれば、そのときのポインタ位置から次の分岐条件により処理が選択される。すなわち、ある機能領域内でポインタ位置が移動されており、角度データ、距離データの範囲から外れない場合には、機能別処理は終了して処理は図5のステップS9に戻る。
【0069】
また、ポインタ位置がある機能領域からニュートラルの領域に戻らず角度データ、距離データの範囲から外れた場合には、その直前の機能が決定され、実行される(ステップS73)。この処理が実行された後、処理は図5のステップS5に戻り、同様の処理が繰り返し実行される。
【0070】
また、ポイント位置が撥音「ん」、促音、機能の領域に一旦は移動して、元のニュートラル位置に戻ってきた場合には、機能選択はなく、処理は図5のステップS9に戻る。
【0071】
また、ポイント位置が第1パレット上を移動して、代表文字の領域に移動した場合には、その代表文字に対応する第2パレットが表示される(ステップS75)。そして、処理は図5のステップS9に戻る。
【0072】
さて、ステップS71において機能選択がなかった場合には、この場合にもポインタ位置による分岐が行われる(ステップS76)。ポインタ位置がニュートラル位置(ホームポジション)に収まっているとき、あるいは、第1層の無効な角度内にポインタ位置が移動させられているとき、処理は図5のステップS9に戻る。
【0073】
また、ポイント位置が第1パレット上を移動して、代表文字の領域に移動した場合には、その代表文字に対応する第2パレットが表示される(ステップS77)。そして、処理は図5のステップS9に戻る。
【0074】
また、ポインタ位置が機能パレット上の任意の機能の領域にニュートラル位置から移動した場合には、その任意の機能が選択される(ステップS78)。そして、処理は図5のステップS9に戻る。
【0075】
つぎに、ステップS6により文字入力処理が選択された場合には、文字が選択されたかどうかの判断がなされる(ステップS81)。文字の領域にポインタ位置が移行すると、文字の決定ではないが文字の選択状態となる。したがって、文字選択があれば、そのときのポインタ位置から次の分岐条件により処理が選択される(ステップS82)。
【0076】
ポインタ位置がニュートラル位置の代表文字からある関連文字に移行した状態で、その関連文字と同じ角度データをもつ関連文字の領域間から外れた場合には、その選択文字は入力文字として決定される(ステップS83)。そして、第2パレットが閉じられ(ステップS84)、処理は図5のステップS5に移行する。そして、再びポイント位置がホームポジションのところから処理は開始される。
【0077】
また、ポインタ位置がホームポジションに戻った場合には、文字の選択はキャンセルとなって(ステップS85)、処理は図5のステップS5に移行する。また、ポインタ位置がニュートラル位置の代表文字からある関連文字に移行した状態で、その関連文字と同じ角度データをもつ関連文字の領域間で移動した場合には、選択文字は変更される(ステップS86)。そして、処理は図5のステップS5に移行する。
【0078】
ステップS81で文字が選択されていないと判断された場合にも、そのときのポインタ位置から次の分岐条件により処理が選択される(ステップS87)。ポインタ位置がニュートラル位置(ホームポジション)に収まっているとき、あるいは、第1層の無効な角度内にポインタ位置が移動させられているとき、処理は第2パレットを閉じてから図5のステップS5に戻る(ステップS88)。
【0079】
また、ポイント位置が第1パレット上を移動して、代表文字の領域に移動した場合には、変更された文字種すなわち変更された代表文字に対応する第2パレットが表示される(ステップS89)。そして、処理は図5のステップS9に戻る。
【0080】
また、ポインタ位置がニュートラル位置の代表文字からある関連文字に移行して、その関連文字と同じ角度データをもつ関連文字の領域間で移動した場合には、選択文字は変更される(ステップS90)。そして、処理は図5のステップS5に移行する。
【0081】
以上説明したように、本実施の形態によれば、表示画面上のソフトウェアキーボードを必要最小限の表示文字数に抑え、マウス(ポインティングデバイス)によるソフトウェアキーボードに対する規則的なポインタ移動の操作だけで簡単に文字を入力することが可能である。
【0082】
さて、上述した実施の形態では、第1パレット上をポイント位置が移動すると、その移動に伴って第2パレットが表示される機能について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1パレット上でポインタ位置が各代表文字の位置に到達し、マウス21Bによりその代表文字の関連文字の領域に向けてポインタ位置の移動を操作されたときにはじめて第2パレットを表示するようにしてもよい。
【0083】
さて、上述した実施の形態では、選択文字や選択機能についてポインタ位置の移動を視覚的な表示で示すようにしていたが、本発明はこれに限定されず、さらにポインタ移動に伴って選択中の文字や機能について読み上げる音声処理を施すようにしてもよい。この場合には、スピーカ19から音声が出力されることになる。音声データはメモリ22にもじ、機能に対応させて記憶しておけばよい。
【0084】
さて、本発明は、ポインティングデバイスとしてマウスを用いて説明したが、スタイラスペンによりポイント位置を指定するタブレットPCにも適用できる。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、表示画面上の表示文字数を必要最小限に抑え、ポインティングデバイスによるポインタ位置の規則的な移動操作だけで簡単に文字を入力することが可能な文字入力装置、文字入力方法及び文字入力プログラムを提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態によるコンピュータの一構成例を示すブロック図である。
【図2】パレットの表示例を示す図である。
【図3】本実施の形態による第2パレット表示テーブルを説明する図である。
【図4】本実施の形態による構成を機能的な遷移で説明するブロック図である。
【図5】本実施の形態による動作を説明するフローチャートである。
【図6】本実施の形態による動作を説明するフローチャートである。
【図7】本実施の形態による動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
14 CPU
15 ROM
16 RAM
20 ディスプレイ
21A キーボード
21B マウス
22 メモリ
22A プログラム
22B 第1パレット表示テーブル
22C 第2パレット表示テーブル
22D 機能パレット表示テーブル
22E データメモリ
100 第1パレット/機能パレット表示部
101 ポインタ位置検出部
102 第1パレット領域内判断部
103 第2パレット表示部
104 入力ストローク判断部
105 入力文字判断部
106 入力文字表示部
CPT1 第1パレット
CPT2 第2パレット
FTP 機能パレット

Claims (18)

  1. ポインティングデバイスを接続可能な文字入力装置において、
    ひらがなの各行の代表文字を表示画面の水平方向に同一の区画サイズ別に並べて表示する代表文字表示手段と、
    前記表示画面上で前記ポインティングデバイスのポインタ位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により前記ポインタ位置が前記代表文字表示手段で表示される代表文字のいずれかの区画で検出された場合、前記検出された区画の代表文字を中心として当該代表文字の行の全文字を同心円状に同一の区画サイズ別に並べて表示する全文字表示手段と、
    前記位置検出手段により、前記ポインタ位置が前記全文字表示手段で表示された全文字の区画の中で前記代表文字の区画から当該代表文字の行の他の文字の区画に移動し、その後、当該他の文字の区画から外れたときに前記代表文字の区画以外の場所で検出された場合、前記他の文字を入力文字として決定する文字入力手段と、
    を備えたことを特徴とする文字入力装置。
  2. 前記全文字表示手段は、前記代表文字の行の各文字に対応する濁音文字を同心円状に同一の区画サイズ別に並べて表示し、かつ、前記代表文字の行の各文字と当該文字に対応する濁音文字とを前記検出された区画の代表文字を中心として半径方向に並べて表示することを特徴とする請求項1に記載の文字入力装置。
  3. 前記全文字表示手段は、前記代表文字の行の各文字と当該文字に対応する濁音文字とを表示する領域を前記代表文字を中心として放射状に同一区画サイズに区分することを特徴とする請求項2に記載の文字入力装置。
  4. 前記文字入力手段は、前記位置検出手段により、前記ポインタ位置が前記全文字表示手段で表示された全文字の区画の中で前記代表文字の区画から当該代表文字の行の他の文字の区画に移動し、その後、当該他の文字と当該文字に対応する濁音文字とを表示する領域から外れたときに前記代表文字の区画以外の場所で検出された場合、前記他の文字を入力文字として決定することを特徴とする請求項3に記載の文字入力装置。
  5. 前記文字入力手段は、入力文字が決定した場合、前記全文字表示手段の表示を前記表示画面から消去することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の文字入力装置。
  6. さらに、前記位置検出手段により文字の区画が検出された場合、前記検出された区画の文字を音声で出力する音声出力手段を有したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の文字入力装置。
  7. ポインティングデバイスを用いた文字入力方法において、
    ひらがなの各行の代表文字を表示画面の水平方向に同一の区画サイズ別に並べて表示する第1ステップと、
    前記表示画面上で前記ポインティングデバイスのポインタ位置を検出する第2ステップと、
    前記第2ステップにより前記ポインタ位置が前記第1ステップで表示される代表文字のいずれかの区画で検出された場合、前記検出された区画の代表文字を中心として当該代表文字の行の全文字を同心円状に同一の区画サイズ別に並べて表示する第3ステップと、
    前記第2ステップにより、前記ポインタ位置が前記第1ステップで表示された全文字の区画の中で前記代表文字の区画から当該代表文字の行の他の文字の区画に移動し、その後、当該他の文字の区画から外れたときに前記代表文字の区画以外の場所で検出された場合、前記他の文字を入力文字として決定する第4ステップと、
    を含んだことを特徴とする文字入力方法。
  8. 前記第3ステップは、前記代表文字の行の各文字に対応する濁音文字を同心円状に同一の区画サイズ別に並べて表示し、かつ、前記代表文字の行の各文字と当該文字に対応する濁音文字とを前記検出された区画の代表文字を中心として半径方向に並べて表示することを特徴とする請求項7に記載の文字入力方法。
  9. 前記第3ステップは、前記代表文字の行の各文字と当該文字に対応する濁音文字とを表示する領域を前記代表文字を中心として放射状に同一区画サイズに区分することを特徴とする請求項8に記載の文字入力方法。
  10. 前記第4ステップは、前記第2ステップにより、前記ポインタ位置が、前記全文字表示手段で表示された全文字の区画の中で前記代表文字の区画から当該代表文字の行の他の文字の区画に移動し、その後、当該他の文字と当該文字に対応する濁音文字とを表示する領域から外れたときに前記代表文字の区画以外の場所で検出された場合、前記他の文字を入力文字として決定することを特徴とする請求項9に記載の文字入力方法。
  11. 前記第4ステップは、入力文字が決定した場合、前記第3ステップによる表示を前記表示画面から消去することを特徴とする請求項7〜10のいずれか1つに記載の文字入力方法。
  12. さらに、前記第2ステップにより文字の区画が検出された場合、前記検出された区画の文字を音声で出力する第5ステップを含んだことを特徴とする請求項7〜11のいずれか1つに記載の文字入力装置。
  13. ポインティングデバイスを接続可能な文字入力装置のコンピュータにより実行可能な文字入力プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    ひらがなの各行の代表文字を表示画面の水平方向に同一の区画サイズ別に並べて表示する第1ステップと、
    前記表示画面上で前記ポインティングデバイスのポインタ位置を検出する第2ステップと、
    前記第2ステップにより前記ポインタ位置が前記第1ステップで表示される代表文字のいずれかの区画で検出された場合、前記検出された区画の代表文字を中心として当該代表文字の行の全文字を同心円状に同一の区画サイズ別に並べて表示する第3ステップと、
    前記第2ステップにより、前記ポインタ位置が前記第1ステップで表示された全文字の区画の中で前記代表文字の区画から当該代表文字の行の他の文字の区画に移動し、その後、当該他の文字の区画から外れたときに前記代表文字の区画以外の場所で検出された場合、前記他の文字を入力文字として決定する第4ステップと、
    を実行させることを特徴とする文字入力プログラム。
  14. 前記コンピュータに、前記代表文字の行の各文字に対応する濁音文字を同心円状に同一の区画サイズ別に並べて表示し、かつ、前記代表文字の行の各文字と当該文字に対応する濁音文字とを前記検出された区画の代表文字を中心として半径方向に並べて表示させる前記第3ステップを有したことを特徴とする請求項13に記載の文字入力プログラム。
  15. 前記コンピュータに、前記代表文字の行の各文字と当該文字に対応する濁音文字とを表示する領域を前記代表文字を中心として放射状に同一区画サイズに区分させる前記第3ステップを有したことを特徴とする請求項14に記載の文字入力プログラム。
  16. 前記コンピュータに、前記第2ステップにより、前記ポインタ位置が、前記全文字表示手段で表示された全文字の区画の中で前記代表文字の区画から当該代表文字の行の他の文字の区画に移動し、その後、当該他の文字と当該文字に対応する濁音文字とを表示する領域から外れたときに前記代表文字の区画以外の場所で検出された場合、前記他の文字を入力文字として決定させる前記第4ステップを有したことを特徴とする請求項15に記載の文字入力プログラム。
  17. 前記コンピュータに、入力文字が決定した場合、前記第3ステップによる表示を前記表示画面から消去させる前記第4ステップを有したことを特徴とする請求項13〜16のいずれか1つに記載の文字入力プログラム。
  18. 前記コンピュータに、前記第2ステップにより文字の区画が検出された場合、前記検出された区画の文字を音声で出力する第5ステップをさらに有したことを特徴とする請求項13〜17のいずれか1つに記載の文字入力プログラム。
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