JP2004280214A - 印刷システムおよびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム - Google Patents
印刷システムおよびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ネットワーク上のプリンタ装置で発生しているエラーに対して迅速に対処することである。
【解決手段】ホストコンピュータ302Aから印刷ジョブを実行したユーザにエラーをプリンタ303のエラー判断手段404が通知制御し、ユーザが不在の場合は、そのプリンタの管理者用のログインサーバ304にエラーを通知制御し、管理者が不在の場合は、現在ログインしているユーザ用のホストコンピュータ302Bにエラーを通知制御するする構成を特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】ホストコンピュータ302Aから印刷ジョブを実行したユーザにエラーをプリンタ303のエラー判断手段404が通知制御し、ユーザが不在の場合は、そのプリンタの管理者用のログインサーバ304にエラーを通知制御し、管理者が不在の場合は、現在ログインしているユーザ用のホストコンピュータ302Bにエラーを通知制御するする構成を特徴とする。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して複数のユーザ用のデータ処理装置とネットワーク管理者用のデータ処理装置およびプリンタ装置とが通信可能な印刷システムおよびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、データ処理システムとして、ホストコンピュータにインタフェース(例えばセントロニクスインタフェース等)を介して接続されるプリンタとから構築され、ホストから入力される出力情報をプリンタ側で解析して、プリンタエンジン、例えばレーザビームプリンタの出力データとしてビットマップデータを展開し、この展開データに基づいて変調されたレーザビームを感光ドラムに走査露光して画像記録を行うものが知られている。
【0003】
また、プリンタがエミュレーション機能を備える場合には、複数のプリンタ制御言語系を処理可能にされており、使用者が実行するアプリケーションに従ってエミュレーションモードとネイティブモードとを切り換えながらプリント処理を実行できるように構成されており、プリンタにはプリンタの制御言語を切り換えるためのスイッチや切り換え指示を行うカードスロットがあらかじめ設けられている。
【0004】
さらに、プリンタはネットワークに接続され多くのユーザと共有していることが多い。
【0005】
例えばあるユーザが印刷を実行し、ネットワークプリンタで紙詰まり等のその場で対処をしないと印刷が続行できないようなエラーが発生した場合、そのユーザのディスプレイにエラーであることを通知することはよく行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この場合、そのユーザが、印刷指示を出しているデータ処理装置がある場所に居らずに席を離れていると、そのユーザしかエラーが発生していることを認識できないにもかかわらず、エラーが放置され、その他のユーザがそのプリンタを使用できないということはよくあることである。
【0007】
このように、エラーを通知する機能のみの場合、時間の無駄が生じてしまうという問題点があった。
【0008】
さらに、最近よくジャムが発生するという場合でも、上記エラー通知機能は、エラーを通知するのみでエラーを防いでくれるわけではない。
【0009】
例えば最近よくジャムが発生すると感じているユーザであっても、印刷実行の時には忘れていて、ジャムが起こってから思い出すことはよくあることである。このような場合、結局ジャムが発生したときの紙は無駄になってしまう。
【0010】
また、用紙サイズを変えることが多い場合は、トレイの用紙を替え忘れて、間違った用紙サイズに印刷してしまうことが多くなる。
【0011】
さらに、いつも少なめに給紙することが多い場合には、「紙なしエラー」が多く発生してしまう。
【0012】
このように、エラーを通知する機能のみの場合、紙、トナー、時間の無駄が生じてしまい、利便性が悪いという問題点があった。
【0013】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の第1の目的は、印刷ジョブを実行したユーザにエラーを通知制御し、ユーザが不在の場合は、そのプリンタの管理者にエラーを通知制御し、管理者が不在の場合は、現在ログインしているユーザにエラーを通知制御することによって、ネットワーク印刷システムにおいて、プリンタ装置で発生しているエラーに対して迅速な対処をとることを可能にし、エラー解除を終了して、印刷可能状態に復帰するまでに要するエラー処理終了時間を大幅に短縮して、各データ処理装置からのプリント要求に応じられる印刷処理環境を自在に構築できる印刷システムおよびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供するものである。
【0014】
また、第2の目的は、印刷処理開始前に、プリンタで管理されているエラー発生情報を取得すし、該取得されたエラー発生情報に基づき異なるエラーの発生率を算出し、該算出された異なるエラーの発生率が一定値を越えると判別した場合に、プリンタ装置の事前チェックを催促するメッセージを表示部に表示することにより、プリンタ装置の状態が一定値を越える頻度でエラーが起こり得る状態であることを印刷開始前にユーザに認知させて、その対応をユーザに委ねることができる利便性に優れた操作環境を自在に構築できる印刷システムおよびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は以下に示す構成を備える。
【0016】
本発明に係る第1の発明は、ネットワークを介して複数のユーザ用のデータ処理装置とネットワーク管理者用のデータ処理装置およびプリンタ装置とが通信可能な印刷システムであって、いずれかのユーザ用のデータ処理装置からプリンタ装置に転送された印刷ジョブに対して、前記プリンタ装置から該印刷ジョブの要求元にジョブ処理エラーが通知された後の所定時間経過を計測する計測手段(図4に示す時間計測手段406)と、前記計測手段により前記所定時間経過を計測後、前記ジョブ処理エラーを前記ネットワーク管理者用のデータ処理装置に通知して表示部にその旨を表示させる第1の通知制御手段と、前記第1の通知制御手段によるジョブ処理エラー通知後、前記印刷ジョブの要求元を除いたいずれかのデータ処理装置がネットワーク上にログインしているかどうかを判断する判断手段(図4に示すユーザ判断手段407)と、前記判断手段によりログインされていると判断されたいずれかのデータ処理装置に対して、前記ジョブ処理エラーを前記ユーザ用のデータ処理装置に通知して表示部にその旨を表示させる第2の通知制御手段(図4に示すエラー表示入力手段405)とを有することを特徴とする。
【0017】
本発明に係る第2の発明は、ネットワークを介して複数のユーザ用のデータ処理装置とプリンタ装置とが通信可能な印刷システムであって、印刷処理開始前に、プリンタで管理されているエラー発生情報を取得する取得手段(図7に示すプリンタ状態判断手段4002)と、前記取得手段により取得されたエラー発生情報に基づき異なるエラーの発生率を算出する算出手段(図7に示すプリンタ状態判断手段4002)と、前記算出手段により算出された異なるエラーの発生率が一定値を越えるかどうかを判別する判別手段(図7に示すプリンタ状態判断手段4002)と、前記判別手段により発生率が一定値を越えると判別した場合に、プリンタ装置の事前チェックを催促するメッセージを表示部に表示する通知制御手段(図7に示す警告メッセージ表示入力手段4003)とを有することを特徴とする。
【0018】
本発明に係る第3の発明は、前記第2の通知制御手段によるジョブ処理エラー通知後、前記プリンタ装置に対して、前記ジョブ処理エラーを前記ユーザ用のデータ処理装置に通知して操作部にその旨を表示させる第3の通知制御手段(図4に示すエラー表示入力手段405)を有することを特徴とする。
【0019】
本発明に係る第4の発明は、前記第2の通知制御手段は、あらかじめ設定されたネットワーク接続条件に基づき、通知すべきユーザ用のデータ処理装置を特定することを特徴とする。
【0020】
本発明に係る第5の発明は、前記あらかじめ設定されたネットワーク接続条件は、あらかじめ設定された通知優先順位であることを特徴とする。
【0021】
本発明に係る第6の発明は、前記あらかじめ設定されたネットワーク接続条件は、あらかじめ設定されたプリンタ装置設置位置とユーザとの相対距離であることを特徴とする。
【0022】
本発明に係る第7の発明は、前記通知制御手段は、事前チェックを催促するメッセージをダイアログを介して表示部に表示することを特徴とする。
【0023】
本発明に係る第8の発明は、前記ダイアログは、印刷ジョブの印刷続行を指示するボタンと、印刷指示した印刷ジョブの中止を指示するボタンを備えることを特徴とする。
【0024】
本発明に係る第9の発明は、前記事前チェックを催促するメッセージは、最新のエラー発生時期とエラー発生したアプリケーション名を含むことを特徴とする。
【0025】
本発明に係る第10の発明は、前記ダイアログは、前記プリンタ装置で管理されるエラー発生情報を初期化実行の可否を指示するチェックマークを有することを特徴とする。
【0026】
本発明に係る第11の発明は、ネットワークを介して複数のユーザ用のデータ処理装置とネットワーク管理者用のデータ処理装置およびプリンタ装置とが通信可能な印刷システムにおけるジョブ処理方法であって、いずれかのユーザ用のデータ処理装置からプリンタ装置に転送された印刷ジョブに対して、前記プリンタ装置から該印刷ジョブの要求元にジョブ処理エラーが通知された後の所定時間経過を計測する計測ステップ(図5に示したステップS505)と、前記計測ステップにより前記所定時間経過を計測後、前記ジョブ処理エラーを前記ネットワーク管理者用のデータ処理装置に通知して表示部にその旨を表示させる第1の通知制御ステップと、前記第1の通知制御ステップによるジョブ処理エラー通知後、前記印刷ジョブの要求元を除いたいずれかのデータ処理装置がネットワーク上にログインしているかどうかを判断する判断ステップ(図5に示したステップS506)と、前記判断ステップによりログインされていると判断されたいずれかのデータ処理装置に対して、前記ジョブ処理エラーを前記ユーザ用のデータ処理装置に通知して表示部にその旨を表示させる第2の通知制御ステップ(図5に示したステップS507)とを有することを特徴とする。
【0027】
本発明に係る第12の発明は、ネットワークを介して複数のユーザ用のデータ処理装置とプリンタ装置とが通信可能な印刷システムにおけるジョブ処理方法であって、印刷処理開始前に、プリンタで管理されているエラー発生情報を取得する取得ステップ(図10に示すステップS5001)と、前記取得ステップにより取得されたエラー発生情報に基づき異なるエラーの発生率を算出する算出ステップ(図10に示すステップS5002)と、前記算出ステップにより算出された異なるエラーの発生率が一定値を越えるかどうかを判別する判別ステップ(図10に示すステップS5003)と、前記判別ステップにより発生率が一定値を越えると判別した場合に、プリンタ装置の事前チェックを催促するメッセージを表示部に表示する通知制御ステップ(図10に示すステップS5004)とを有することを特徴とする。
【0028】
本発明に係る第13の発明は、前記第2の通知制御ステップによるジョブ処理エラー通知後、前記プリンタ装置に対して、前記ジョブ処理エラーを前記ユーザ用のデータ処理装置に通知して操作部にその旨を表示させる第3の通知制御ステップ(図5に示すステップS514)を有することを特徴とする。
【0029】
本発明に係る第14の発明は、前記第2の通知制御ステップは、あらかじめ設定されたネットワーク接続条件に基づき、通知すべきユーザ用のデータ処理装置を特定することを特徴とする。
【0030】
本発明に係る第15の発明は、前記あらかじめ設定されたネットワーク接続条件は、あらかじめ設定された通知優先順位であることを特徴とする。
【0031】
本発明に係る第16の発明は、前記あらかじめ設定されたネットワーク接続条件は、あらかじめ設定されたプリンタ装置設置位置とユーザとの相対距離であることを特徴とする。
【0032】
本発明に係る第17の発明は、前記通知制御ステップは、事前チェックを催促するメッセージをダイアログを介して表示部に表示することを特徴とする。
【0033】
本発明に係る第18の発明は、前記ダイアログは、印刷ジョブの印刷続行を指示するボタンと、印刷指示した印刷ジョブの中止を指示するボタンを備えることを特徴とする。
【0034】
本発明に係る第19の発明は、前記事前チェックを催促するメッセージは、最新のエラー発生時期とエラー発生したアプリケーション名を含むことを特徴とする。
【0035】
本発明に係る第20の発明は、前記ダイアログは、前記プリンタ装置で管理されるエラー発生情報を初期化実行の可否を指示するチェックマークを有することを特徴とする。
【0036】
本発明に係る第21の発明は、第11〜第20の発明のいずれかに記載のジョブ処理方法を実現するプログラムをコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶したことを特徴とする。
【0037】
本発明に係る第22の発明は、第11〜第20のいずれかに記載のジョブ処理方法を実現するプログラムであることを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用可能な出力装置の構成を示す断面図であり、例えばレーザビームプリンタ(LBP)の場合を示す。なお、本実施形態を適用するプリンタはレーザビームプリンタに限られるものではなく、他のプリンタ方式のプリンタでもよいことは言うまでもない。
【0039】
図において、1500はLBP本体(以下、プリンタという)であり、外部に接続されているホストコンピュータから供給される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるいはマクロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン等を制作し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。
【0040】
1501は操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている操作部、1000は前記プリンタ1500全体の制御およびホストコンピュータから供給される文字情報等を解析するプリンタ制御ユニットである。
【0041】
このプリンタ制御ユニット1000は、主に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1502に出力する。レーザドライバ1502は半導体レーザ1503を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1503から発射されるレーザ光1504をオン・オフに切り換える。
【0042】
そして、レーザ光1504は回転多面鏡1505で左右方向に振らされて静電ドラム1506上を走査露光する。これにより、静電ドラム1506上には文字パターンの静電潜像が形成されることになる。この潜像は、静電ドラム1506周囲に配設された現像ユニット1507により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はプリンタ1500に装着した用紙カセット1508に収納され、給紙ローラ1509および搬送ローラ1510と搬送ローラ1511とにより、装置内に取り込まれて、静電ドラム1506に供給される。
【0043】
また、プリンタ1500には、図示しないカードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なる制御カード(エミュレーションカード)を接続できるよう構成されている。更に、プリンタ1500には、図示しないハードティスクを備え、フォントデータを格納したり、前述したオプションフォントカード、言語系の異なる制御カード(エミュレーションカード)の内容をダウンロードしたりすることもできる。
【0044】
〔第1実施形態〕
図2は、本発明の第1実施形態を示す情報処理装置および印刷装置を適用可能な印刷システムの構成を説明するブロック図であり、ホストとプリンタとがネットワークインタフェースを介して通信可能な印刷システムに対応する。
【0045】
図において、3000はホストコンピュータで、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU1を備え、システムバス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。
【0046】
また、このROM3のプログラム用ROMには、CPU1の制御プログラムあるいは本発明に関するプリンタセレクタやネットワークプリンタドライバのプログラム等が記憶され、また、ROM3のフォント用ROMには上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMには上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶する。
【0047】
2はRAMで、CPU1の主メモリ、ワークエリア並びに本発明に係わるプリンタ管理テーブルや、外部記憶装置からコピーされた不図示のプリンタ配置図登録リスト等の記憶装置として機能する。5はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード(KB)9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。
【0048】
7は外部メモリコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、ならびに登録されたネットワーク上の接続情報等を記憶するハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)或いはフラッシュEEPROM等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。
【0049】
8はネットワークコントローラ(NTWC)で、所定のネットワークインタフェース(インタフェース)21を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。
【0050】
また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
【0051】
プリンタ1500において、12はプリンタCPUで、ROM13のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等或いは外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェース16を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。
【0052】
ROM13のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM13のデータ用ROMにはハードディスクフォント等の外部記憶装置が無いプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される各種特性情報等を記憶している。
【0053】
CPU12は入出力部18を介してホストコンピュータ3000との通信処理が可能となっており、プリンタ1500内の情報等をホストコンピュータ3000に通知可能に構成されている。19は前記CPU12の主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。
【0054】
ハードディスク(HD)23は、ディスクコントローラ(DKC)22によりアクセスを制御され、またICカード等の外部メモリ14は、メモリコントローラ(MC)20によりアクセスを制御される。
【0055】
外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、1501は前述した操作部(操作パネル)で操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。
【0056】
次に、本実施形態における印刷システムにおけるネットワーク接続状態について説明する。
【0057】
図3は、本発明に係る印刷システムにおけるネットワーク接続例を示す図であり、例えばレーザビームプリンタとホストコンピュータをネットワークで複数接続したLAN接続例である。
【0058】
図3において、301は双方向通信可能なネットワークであり、これを介してプリンタの情報をホスト側から問い合わせたり、ホスト側からジョブをプリンタに転送したりする。
【0059】
302A,302Bはホストコンピュータ(ホストコンピュータを総称する場合には、ホストコンピュータ302と記す)であり、文書情報や画像データ等の印字データ、さらにプリンタへの各種制御コマンド信号を所定のプロトコルを介して出力する。303はプリンタであり、ホストコンピュータ302から受け取ったジョブを印刷する。304はログインサーバであり、ユーザがログインしているかどうかを判断する。
【0060】
図4は、図3に示した印刷システムの制御モジュール構成を説明するブロック図である。なお、図3と同一のものには同一の符号を付してある。
【0061】
図4において、401は任意のアプリケーションであり、印刷ジョブを印刷データ出力手段402に渡す。印刷データ出力手段402より出力された印刷データはLANを介してプリンタ303の印刷機構部403に渡され、印刷処理される。
【0062】
印刷機構部403でなんらかのエラーが発生した場合は、エラー解析手段404によって解析され、エラーの情報がLANを介してホストコンピュータ302のエラー情報表示入力手段405に渡され、ディスプレイ上に表示される。
【0063】
406は時間計測手段で、エラー情報表示入力手段(エラー表示入力手段)405でエラー情報が表示されてからの時間を計測する。なお、エラー情報表示入力手段405で一定時間入力がない場合は、ログインサーバ304のユーザ判断手段407で指定したユーザがログインしているかを判断する。そして、ログインサーバ304のユーザ判断手段407が指定したユーザがログインしていると判断した場合は、そのユーザのコンピュータのエラー表示入力手段405にエラー情報が送られる。
【0064】
また、時間計測手段406で時間を測定し、一定時間入力がない場合は、不在と判断する。ネットワークに誰もログインしていない場合は、プリンタ303のエラー情報表示手段(エラー表示手段)408によってプリンタ本体にエラー情報を表示する。
【0065】
以下、上記のように構成された印刷システムにおける印刷ジョブ処理について説明する。
【0066】
ユーザが、ネットワーク(LAN)に接続されたプリンタ303に印刷ジョブを実行したまま時間の節約のため他の仕事をしようとして席を外している間に、例えば紙詰まり等のエラーが発生し、他のユーザがそのプリンタ303を使えなくなることはよくあることである。
【0067】
そして、その際のエラー発生の情報は、印刷を実行したユーザのディスプレイに表示されるが、ユーザが戻って来て初めて気が付くことになる。そのため、時間の節約のために他の仕事をしていたのにもかかわらず、時間が余計かかってしまうことになる。
【0068】
さらに、他のユーザは、自分が印刷しようとした時に気づくが、それから詰まった紙を取り除く等のエラー処理を行うと、まず前のユーザの印刷ジョブの処理を待たなければならないので、印刷するまで無駄に待たされることになる。
【0069】
このような場合に、ネットワークプリンタでエラーが発生した場合にそのユーザに通知し、そのユーザが不在の場合はそのネットワークの管理者に、管理者が不在の場合は、現在ログインしているユーザにエラーの通知を行う。
【0070】
そこで、プリンタ303でエラーが発生したら、印刷ジョブを実行したユーザのディスプレイにエラー通知のためのダイアログを表示する。そして、ダイアログを表示してからの時間を時間計測手段406により計測し、一定時間そのダイアログに対してアクションがないと判断した場合は、そのユーザが不在であると判断する。
【0071】
そして、エラーを引き起こした印刷ジョブの依頼者が不在であると判断した場合は、次に、そのプリンタ303の管理者が使用するコンピュータ(あらかじめ管理者設定なされているものとする)のディスプレイにエラー通知のダイアログを表示する。
【0072】
ここでも同様にそのダイアログに対して一定時間アクションがないと判断した場合は、管理者も不在であると判断する。
【0073】
そして、管理者が不在の場合は、次に、現在ログインしているユーザのディスプレイにエラー通知のダイアログを表示する。また、現在ログインしているユーザが不在の場合は、プリンタ本体にエラー情報を表示する。
【0074】
図5は、本発明に係る印刷システムにおけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、印刷ジョブ処理手順に対応する。なお、S501〜S515は各ステップを示す。
【0075】
まず、ステップS501で、印刷ジョブを実行する。そして、ステップS502で、エラーが発生したかどうかを判別し、エラーが発生しなかったと判別した場合は、正常に印刷ジョブが終了する。
【0076】
一方、ステップS502において、エラーが発生したと判断した場合は、ステップS503に進み、ユーザのディスプレイに、例えば図6のようなダイアログを表示し、時間計測を始める。
【0077】
図6は、図2に示したホストコンピュータ3000のCRT10に表示されるダイアログの一例を示す図である。
【0078】
図6に示す例では、エラー発生しているプリンタ名と、エラー発生時における処理中の印刷ジョブ名とジョブ依頼者名を表示している場合を示すが、他の情報を含めてもよい。
【0079】
次に、ステップS504で、図6に示したダイアログに対して、ユーザ(この場合には、図6に示したuser01)が入力デバイスを操作して、ボタンBTが押されたかどうかを判別し、押されたと判断した場合は、ユーザがエラーに気づいたと判断し、本処理を終了する。
【0080】
一方、この時点において、ユーザからボタンBTが押されていないと判断した場合は、ステップS505に進み、一定時間(ネットワークのアクセス環境により自動設定してもいいし、あらかじめ管理者が任意の監視時間を設定していもよい)が経過したかどうかを判断し、一定時間が経過していないと判断した場合は、ステップ504に戻る。
【0081】
一方、ステップ505で、一定時間が経過していると判断した場合は、ディスプレイの前にユーザがいないものと判断し、ステップS506に進む。
【0082】
そして、ステップS506で、RPCコール(Remote Procedure Call)により、ログインサーバ304のユーザ判断手段407で、管理者がログインしているかどうかを判断する。プリンタの管理者は予めユーザ判断手段407がユーザ名を保持している。
【0083】
ここで、管理者がログインしていないと判断した場合は、ステップS510に進む。
【0084】
一方、管理者がログインしているとユーザ判断手段407が判断した場合は、ステップS507に進む。
【0085】
そして、ステップS507で、管理者のディスプレイにダイアログを表示し、時間計測を始める。そして、ステップS508で、図6に示したダイアログと同様のダイアログを表示した状態で、ダイアログに対してボタンBTが押されたか(アクションがあったか)どうかを判別し、押されたと判別した場合は、ユーザ(管理者)がエラーに気づいたと判断し、本処理を終了する。
【0086】
一方、ステップS508で、押されなかったと判別した場合は、ステップS509に進む。
【0087】
そして、ステップS509で、一定時間が経過したかどうかを判断し、経っていないと判断した場合は、ステップS508に戻る。
【0088】
一方、ステップS509で、一定時間が経過していると判断した場合は、ディスプレイの前にユーザがいないと判断し、ステップS510に進む。
【0089】
そして、ステップS510で、上記と同様のRPCコールにより、サーバのユーザ判断手段407で他にユーザがネットワーク上にログインしているかどうかを判断し、他のユーザがログインしていないと判断した場合は、ステップS514に進む。
【0090】
一方、ステップS510で、他のユーザがログインしていると判断した場合は、ステップS511に進み、管理者が使用するホストコンピュータのディスプレイに、図6に示したダイアログと同様のダイアログを表示し、時間計測を始める。
【0091】
そして、ステップS512でダイアログに対してボタンBTが押されたか(アクションがあったか)どうかを判別して、押されたと判別した場合は、ユーザがエラーに気づいたと判断し、本処理終了する。
【0092】
一方、ステップS512で、押されなかった場合は、ステップS513に進み、一定時間が経過したかどうかを判断し、一定時間が経過していないと判断した場合は、ステップS512に戻る。
【0093】
一方、ステップS513で、一定時間が経過していると判断した場合は、ホストコンピュータのディスプレイの前に、ユーザがいないと判断し、ステップS514に進む。
【0094】
そして、ステップS514で、プリンタ303の本体の操作部(例えば図2に示した操作部1501の表示部に、エラー発生の旨のメッセージを表示し、ステップS515に進む。
【0095】
そして、ステップS515で本体に対してコントロールパネル、カバー、トレイに対してアクションがあるか判別して、何らかのエラー解除のための操作(アクション)がないと判断した場合は、ステップS515を繰り返し、何らかのアクションがあったと判断した場合は、処理を終了する。
【0096】
なお、他のホストコンピュータ等での表示中(ステップS503〜S511)において、操作部1501では、ジョブエラーやユーザ通知中状態を表示したり、エラー発生状態を表示したりするかは、適宜選択できる制御とすることは本発明の適用範囲である。
【0097】
また、最初のユーザに対する通知後、他のホストコンピュータへの通知処理が実行された際に、他のホストコンピュータへのエラー通知がなされたことの旨を示すメッセージを当該最初のホストコンピュータに表示させるように構成してもよい。
【0098】
さらに、第2の通知制御ステップとして、あらかじめ設定されたネットワーク接続条件に基づき、通知すべきユーザ用のデータ処理装置を特定するように構成してもよい。
【0099】
その際、前記あらかじめ設定されたネットワーク接続条件は、あらかじめ設定された通知優先順位あるいは、あらかじめ設定されたプリンタ装置設置位置とユーザとの相対距離とするように構成してもよい。
【0100】
〔第2実施形態〕
図7は、本発明の第2実施形態を示す印刷システムの構成を説明するブロック図であり、ネットワーク上でホストコンピュータとプリンタとが通信可能な印刷システム例に対応する。
【0101】
図7において、4001は任意のアプリケーションであり、印刷ジョブをプリンタ状態解析手段4002に渡す。プリンタ状態解析手段4002では印刷装置のエラー発生率情報4006を取得してエラー発生率を算出し、エラーは発生しやすい状態かどうかを判断する。
【0102】
4003は警告メッセージ表示入力手段で、プリンタ状態解析手段4002によりエラーの発生率が高いと判別された場合、そのエラーの発生率が高いことをユーザに対して、例えば図8に示すようなダイアログを介して表示する。
【0103】
4004は印刷データ出力手段で、そのまま印刷する場合は、アプリケーションからのジョブを印刷装置が印刷可能なデータに加工処理した、印刷データをネットワークLANを通して印刷装置に転送し、印刷機構部4005で印刷させる。
【0104】
なお、印刷機構部4005には、図示しない各種のセンサを備え、紙ジャム,用紙切れ,トナー切れ等を検知することが可能に構成されている。
【0105】
図8は、図2に示したCRT10に表示される警告ダイアログの一例を示す図であり、印刷実行前にユーザにプリンタの状態、設定は大丈夫か警告をする例に対応する。BT1,BT2はボタンで、印刷を続行する場合にボタンBT1が押下指示され、エラー状態を確認するため、印刷を中止する場合にボタンBT2が押下指示される。CKMはチェックマークで、該チェックマークCKMにユーザがチェックを指示した場合に、印刷装置4007に転送されるジョブに該印刷装置4007が管理しているエラー発生情報の消去を指示することができる。
【0106】
上記のように構成された印刷システムにおいて、印刷をしていると、プリンタ4007でジャムが発生し始めると、その後、よくジャムが発生しやすくなることはよくあることである。
【0107】
また、用紙サイズの変更をよくする場合は、用紙サイズ不一致が発生しやすくなる。
【0108】
また、給紙口に紙を少量ずつ補給している場合は、印刷途中に紙なしになり易い。このようなエラーが発生する場合にも、プリンタはエラーを通知するのみで、エラーを防いでくれるわけではない。その結果、無駄な印刷が増え、エラーの処理のために時間をかけなければならない。
【0109】
このような場合に、エラーの発生率をプリンタ4007で各エラー種別毎に管理し、該エラーの発生率に応じて、印刷前にユーザにプリンタの状態、設定は大丈夫か警告をする。
【0110】
例えばホストコンピュータ4000のプリンタドライバを起動し、ジョブを印刷しようとすると、そのプリンタ4007のエラー発生率情報4006を取得し、該エラー発生率情報4006からエラーの発生率を算出する。
【0111】
なお、エラー発生率情報4006はプリンタ4007の記憶領域(例えば不揮発性メモリ)に確保されているので、そこから取得する。
【0112】
そして、優先度別のエラー発生率が一定以上の場合、特定のエラーが発生しやすくなっていると判断し、プリンタ4007のチェックをするように、図8に示したダイアログを表示して警告する。
【0113】
ここで、そのまま印刷する場合(図8に示したボタンBT1が押下指示された場合)は、印刷ジョブを実行し、印刷をしない場合(図8に示したボタンBT2が押下指示された場合)はキャンセルをする。そのエラー発生率情報4006は、印刷ジョブの最中にエラーが発生した場合、管理すべき記憶領域に更新して書き込まれる。
【0114】
図9は、図7に示したプリンタ4007で管理されるエラー発生率情報の一例を示す図であり、優先度別にエラーの発生率をジョブ毎に管理している例に対応する。
【0115】
図9において、エラー情報は今までのすべてのエラー情報ではなく、一番最近に実行されたジョブの数十回のみ格納されている(本実施形態では10回としている)。エラーが発生した場合は1、発生しなかった場合は「0」と表している。初期値は「0」になっている。
【0116】
図10は、本発明に係る情報処理装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、S5001〜S5013は各ステップを示す。
【0117】
まず、ホストコンピュータ4000でプリンタドライバが起動されたら、ステップS5001で、プリンタ4007からエラー発生率情報4006をネットワークを介して取得する。なお、該エラー発生率情報4006は、プリンタのRAM19に、図9に示すデータテーブル形式で格納されており、エラーの重要度によりそのエラーの優先度順に書き込まれている。
【0118】
次に、ステップS5002では、ステップS5001で取得したエラー発生率情報から、エラー種別毎のエラー発生率をそれぞれ算出する。なお、本実施形態では、エラー発生率はジョブ数に対してエラーの発生した回数として算出する。
【0119】
そして、ステップS5003で、算出したエラー発生率があらかじめ設定されたしきい値(一定値)以上かどうかを優先度の高いものから順次判別する。なお、本実施形態において、その基準値(しきい値(一定値))はプリンタドライバに予め設定されている。
【0120】
ここで、一定値以上のであるとプリンタドライバが判断した場合は、ステップS5004に進み、一定値以上のでないと判断した場合は、ステップS5010に進む。
【0121】
そして、ステップS5004では、図8に示すように、発生率が一定以上のエラーに関するダイアログを表示する。なお、本ダイアログには印刷を続行するか中止するかのボタンBT1,BT2がある。どちらかのボタンBT1,BT2を押すと、ステップS5005に進む。
【0122】
そして、ステップS5005では、印刷するを指示しているかどうかを判断して、印刷するを指示していると判断した場合は、ステップS5008へ、中止するを指示していると判断した場合は、ステップS5006に進む。
【0123】
そして、ステップS5006では、ステップS5004で表示されたダイアログのなかで、エラー発生率情報4006を初期化するチェックボックスがチェックマークCKMがチェックされることによる初期化指示があるかどうかを判別する。
【0124】
そして、チェックマークCKMが指示されていると判断した場合(「はい」の場合)は、ステップS5007に進み、プリンタ4007内に格納されているエラー発生率情報を初期化して、本処理を終了する。
【0125】
一方、ステップS5006で、初期化しないと判断した場合(「いいえ」の場合)は、そのまま本処理を終了する。
【0126】
そして、ステップS5008では、ステップS5004で表示されたダイアログのなかで、エラー発生率情報を初期化するのチェックボックスがチェックされたかどうかを判別して、「いいえ」の場合はなにもせず、ステップS5010へ進み、「はい(チェック有り)」の場合は、ステップS5009に進み、プリンタ内に格納されているエラー発生率情報を初期化する。
【0127】
次に、ステップS5010で、印刷ジョブの処理を実行する。そして、ステップS0511に進み、実行した印刷ジョブに対してエラーが発生したかどうかを発生エラーテーブルに格納する。
【0128】
このとき、図9に示した格納領域(ジョブ数が10の場合)に入らない場合は、1番目に入っているデータを捨て、2番目に入っているデータを1番目にずらすというように、一つ前の格納領域にずらし、新しいデータを最後に格納する。
【0129】
そして、ステップS5012でエラーが発生していたかどうかを判別し、図示しないセンサ等の出力を監視して、所定のエラー(ジャム,紙なし,不一致)が発生していたと判別した場合は、ステップS5013で、通常のエラー処理(各エラー別に個別の対処)を行い、ステップS5001に戻る。
【0130】
一方、ステップS5012で、発生していないと判断した場合は、そのまま処理を終了する。
【0131】
なお、ステップS5004で、表示する、例えば図8に示したダイアログ中で表示する事前チェックを催促するメッセージには、最新のエラー発生時期とエラー発生したアプリケーション名を含めてもよい。
【0132】
以下、図11に示すメモリマップを参照して本発明に係る情報処理装置,印刷装置を適用可能な印刷システムで読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0133】
図11は、本発明に係る情報処理装置,印刷装置を適用可能な印刷システムで読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0134】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0135】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0136】
本実施形態における図5,図10に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0137】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0138】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0139】
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0140】
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
【0141】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0142】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
【0143】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0144】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0145】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0146】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0147】
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
【0148】
上記実施形態によれば、印刷ジョブを実行したユーザにエラーを通知し、ユーザが不在の場合は、そのプリンタの管理者にエラーを通知し、管理者が不在の場合は、現在ログインしているユーザにエラーを通知することによって迅速にエラーの対処をすることを可能にし、時間を節約することが出来る。
【0149】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、印刷ジョブを実行したユーザにエラーを通知制御し、ユーザが不在の場合は、そのプリンタの管理者にエラーを通知制御し、管理者が不在の場合は、現在ログインしているユーザにエラーを通知制御することによって、ネットワーク印刷システムにおいて、プリンタ装置で発生しているエラーに対して迅速な対処をとることを可能にし、エラー解除を終了して、印刷可能状態に復帰するまでに要するエラー処理終了時間を大幅に短縮して、各データ処理装置からのプリント要求に応じられる印刷処理環境を自在に構築できる。
【0150】
また、印刷処理開始前に、プリンタで管理されているエラー発生情報を取得すし、該取得されたエラー発生情報に基づき異なるエラーの発生率を算出し、該算出された異なるエラーの発生率が一定値を越えると判別した場合に、プリンタ装置の事前チェックを催促するメッセージを表示部に表示するので、プリンタ装置の状態が一定値を越える頻度でエラーが起こり得る状態であることを印刷開始前にユーザに認知させて、その対応をユーザに委ねることができる利便性に優れた操作環境を自在に構築できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明を適用可能な出力装置の構成を示す断面図である。
【図2】
本発明の第1実施形態を示す情報処理装置および印刷装置を適用可能な印刷シ
ステムの構成を説明するブロック図である。
【図3】
本発明に係る印刷システムにおけるネットワーク接続例を示す図である。
【図4】
図3に示した印刷システムの制御モジュール構成を説明するブロック図である
。
【図5】本発明に係る印刷システムにおけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】図2に示したホストコンピュータのCRTに表示されるダイアログの一例を示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示す印刷システムの構成を説明するブロック図である。
【図8】図2に示したCRTに表示される警告ダイアログの一例を示す図である。
【図9】図7に示した印刷装置で管理されるエラー発生率情報の一例を示す図である。
【図10】本発明に係る情報処理装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る情報処理装置,印刷装置を適用可能な印刷システムで読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
401 アプリケーション
402 印刷データ出力手段
403 印刷機構部
404 エラー判断手段
405 エラー表示入力手段
406 時間計測手段
407 ユーザ判断手段
408 エラー表示手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して複数のユーザ用のデータ処理装置とネットワーク管理者用のデータ処理装置およびプリンタ装置とが通信可能な印刷システムおよびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、データ処理システムとして、ホストコンピュータにインタフェース(例えばセントロニクスインタフェース等)を介して接続されるプリンタとから構築され、ホストから入力される出力情報をプリンタ側で解析して、プリンタエンジン、例えばレーザビームプリンタの出力データとしてビットマップデータを展開し、この展開データに基づいて変調されたレーザビームを感光ドラムに走査露光して画像記録を行うものが知られている。
【0003】
また、プリンタがエミュレーション機能を備える場合には、複数のプリンタ制御言語系を処理可能にされており、使用者が実行するアプリケーションに従ってエミュレーションモードとネイティブモードとを切り換えながらプリント処理を実行できるように構成されており、プリンタにはプリンタの制御言語を切り換えるためのスイッチや切り換え指示を行うカードスロットがあらかじめ設けられている。
【0004】
さらに、プリンタはネットワークに接続され多くのユーザと共有していることが多い。
【0005】
例えばあるユーザが印刷を実行し、ネットワークプリンタで紙詰まり等のその場で対処をしないと印刷が続行できないようなエラーが発生した場合、そのユーザのディスプレイにエラーであることを通知することはよく行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この場合、そのユーザが、印刷指示を出しているデータ処理装置がある場所に居らずに席を離れていると、そのユーザしかエラーが発生していることを認識できないにもかかわらず、エラーが放置され、その他のユーザがそのプリンタを使用できないということはよくあることである。
【0007】
このように、エラーを通知する機能のみの場合、時間の無駄が生じてしまうという問題点があった。
【0008】
さらに、最近よくジャムが発生するという場合でも、上記エラー通知機能は、エラーを通知するのみでエラーを防いでくれるわけではない。
【0009】
例えば最近よくジャムが発生すると感じているユーザであっても、印刷実行の時には忘れていて、ジャムが起こってから思い出すことはよくあることである。このような場合、結局ジャムが発生したときの紙は無駄になってしまう。
【0010】
また、用紙サイズを変えることが多い場合は、トレイの用紙を替え忘れて、間違った用紙サイズに印刷してしまうことが多くなる。
【0011】
さらに、いつも少なめに給紙することが多い場合には、「紙なしエラー」が多く発生してしまう。
【0012】
このように、エラーを通知する機能のみの場合、紙、トナー、時間の無駄が生じてしまい、利便性が悪いという問題点があった。
【0013】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の第1の目的は、印刷ジョブを実行したユーザにエラーを通知制御し、ユーザが不在の場合は、そのプリンタの管理者にエラーを通知制御し、管理者が不在の場合は、現在ログインしているユーザにエラーを通知制御することによって、ネットワーク印刷システムにおいて、プリンタ装置で発生しているエラーに対して迅速な対処をとることを可能にし、エラー解除を終了して、印刷可能状態に復帰するまでに要するエラー処理終了時間を大幅に短縮して、各データ処理装置からのプリント要求に応じられる印刷処理環境を自在に構築できる印刷システムおよびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供するものである。
【0014】
また、第2の目的は、印刷処理開始前に、プリンタで管理されているエラー発生情報を取得すし、該取得されたエラー発生情報に基づき異なるエラーの発生率を算出し、該算出された異なるエラーの発生率が一定値を越えると判別した場合に、プリンタ装置の事前チェックを催促するメッセージを表示部に表示することにより、プリンタ装置の状態が一定値を越える頻度でエラーが起こり得る状態であることを印刷開始前にユーザに認知させて、その対応をユーザに委ねることができる利便性に優れた操作環境を自在に構築できる印刷システムおよびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は以下に示す構成を備える。
【0016】
本発明に係る第1の発明は、ネットワークを介して複数のユーザ用のデータ処理装置とネットワーク管理者用のデータ処理装置およびプリンタ装置とが通信可能な印刷システムであって、いずれかのユーザ用のデータ処理装置からプリンタ装置に転送された印刷ジョブに対して、前記プリンタ装置から該印刷ジョブの要求元にジョブ処理エラーが通知された後の所定時間経過を計測する計測手段(図4に示す時間計測手段406)と、前記計測手段により前記所定時間経過を計測後、前記ジョブ処理エラーを前記ネットワーク管理者用のデータ処理装置に通知して表示部にその旨を表示させる第1の通知制御手段と、前記第1の通知制御手段によるジョブ処理エラー通知後、前記印刷ジョブの要求元を除いたいずれかのデータ処理装置がネットワーク上にログインしているかどうかを判断する判断手段(図4に示すユーザ判断手段407)と、前記判断手段によりログインされていると判断されたいずれかのデータ処理装置に対して、前記ジョブ処理エラーを前記ユーザ用のデータ処理装置に通知して表示部にその旨を表示させる第2の通知制御手段(図4に示すエラー表示入力手段405)とを有することを特徴とする。
【0017】
本発明に係る第2の発明は、ネットワークを介して複数のユーザ用のデータ処理装置とプリンタ装置とが通信可能な印刷システムであって、印刷処理開始前に、プリンタで管理されているエラー発生情報を取得する取得手段(図7に示すプリンタ状態判断手段4002)と、前記取得手段により取得されたエラー発生情報に基づき異なるエラーの発生率を算出する算出手段(図7に示すプリンタ状態判断手段4002)と、前記算出手段により算出された異なるエラーの発生率が一定値を越えるかどうかを判別する判別手段(図7に示すプリンタ状態判断手段4002)と、前記判別手段により発生率が一定値を越えると判別した場合に、プリンタ装置の事前チェックを催促するメッセージを表示部に表示する通知制御手段(図7に示す警告メッセージ表示入力手段4003)とを有することを特徴とする。
【0018】
本発明に係る第3の発明は、前記第2の通知制御手段によるジョブ処理エラー通知後、前記プリンタ装置に対して、前記ジョブ処理エラーを前記ユーザ用のデータ処理装置に通知して操作部にその旨を表示させる第3の通知制御手段(図4に示すエラー表示入力手段405)を有することを特徴とする。
【0019】
本発明に係る第4の発明は、前記第2の通知制御手段は、あらかじめ設定されたネットワーク接続条件に基づき、通知すべきユーザ用のデータ処理装置を特定することを特徴とする。
【0020】
本発明に係る第5の発明は、前記あらかじめ設定されたネットワーク接続条件は、あらかじめ設定された通知優先順位であることを特徴とする。
【0021】
本発明に係る第6の発明は、前記あらかじめ設定されたネットワーク接続条件は、あらかじめ設定されたプリンタ装置設置位置とユーザとの相対距離であることを特徴とする。
【0022】
本発明に係る第7の発明は、前記通知制御手段は、事前チェックを催促するメッセージをダイアログを介して表示部に表示することを特徴とする。
【0023】
本発明に係る第8の発明は、前記ダイアログは、印刷ジョブの印刷続行を指示するボタンと、印刷指示した印刷ジョブの中止を指示するボタンを備えることを特徴とする。
【0024】
本発明に係る第9の発明は、前記事前チェックを催促するメッセージは、最新のエラー発生時期とエラー発生したアプリケーション名を含むことを特徴とする。
【0025】
本発明に係る第10の発明は、前記ダイアログは、前記プリンタ装置で管理されるエラー発生情報を初期化実行の可否を指示するチェックマークを有することを特徴とする。
【0026】
本発明に係る第11の発明は、ネットワークを介して複数のユーザ用のデータ処理装置とネットワーク管理者用のデータ処理装置およびプリンタ装置とが通信可能な印刷システムにおけるジョブ処理方法であって、いずれかのユーザ用のデータ処理装置からプリンタ装置に転送された印刷ジョブに対して、前記プリンタ装置から該印刷ジョブの要求元にジョブ処理エラーが通知された後の所定時間経過を計測する計測ステップ(図5に示したステップS505)と、前記計測ステップにより前記所定時間経過を計測後、前記ジョブ処理エラーを前記ネットワーク管理者用のデータ処理装置に通知して表示部にその旨を表示させる第1の通知制御ステップと、前記第1の通知制御ステップによるジョブ処理エラー通知後、前記印刷ジョブの要求元を除いたいずれかのデータ処理装置がネットワーク上にログインしているかどうかを判断する判断ステップ(図5に示したステップS506)と、前記判断ステップによりログインされていると判断されたいずれかのデータ処理装置に対して、前記ジョブ処理エラーを前記ユーザ用のデータ処理装置に通知して表示部にその旨を表示させる第2の通知制御ステップ(図5に示したステップS507)とを有することを特徴とする。
【0027】
本発明に係る第12の発明は、ネットワークを介して複数のユーザ用のデータ処理装置とプリンタ装置とが通信可能な印刷システムにおけるジョブ処理方法であって、印刷処理開始前に、プリンタで管理されているエラー発生情報を取得する取得ステップ(図10に示すステップS5001)と、前記取得ステップにより取得されたエラー発生情報に基づき異なるエラーの発生率を算出する算出ステップ(図10に示すステップS5002)と、前記算出ステップにより算出された異なるエラーの発生率が一定値を越えるかどうかを判別する判別ステップ(図10に示すステップS5003)と、前記判別ステップにより発生率が一定値を越えると判別した場合に、プリンタ装置の事前チェックを催促するメッセージを表示部に表示する通知制御ステップ(図10に示すステップS5004)とを有することを特徴とする。
【0028】
本発明に係る第13の発明は、前記第2の通知制御ステップによるジョブ処理エラー通知後、前記プリンタ装置に対して、前記ジョブ処理エラーを前記ユーザ用のデータ処理装置に通知して操作部にその旨を表示させる第3の通知制御ステップ(図5に示すステップS514)を有することを特徴とする。
【0029】
本発明に係る第14の発明は、前記第2の通知制御ステップは、あらかじめ設定されたネットワーク接続条件に基づき、通知すべきユーザ用のデータ処理装置を特定することを特徴とする。
【0030】
本発明に係る第15の発明は、前記あらかじめ設定されたネットワーク接続条件は、あらかじめ設定された通知優先順位であることを特徴とする。
【0031】
本発明に係る第16の発明は、前記あらかじめ設定されたネットワーク接続条件は、あらかじめ設定されたプリンタ装置設置位置とユーザとの相対距離であることを特徴とする。
【0032】
本発明に係る第17の発明は、前記通知制御ステップは、事前チェックを催促するメッセージをダイアログを介して表示部に表示することを特徴とする。
【0033】
本発明に係る第18の発明は、前記ダイアログは、印刷ジョブの印刷続行を指示するボタンと、印刷指示した印刷ジョブの中止を指示するボタンを備えることを特徴とする。
【0034】
本発明に係る第19の発明は、前記事前チェックを催促するメッセージは、最新のエラー発生時期とエラー発生したアプリケーション名を含むことを特徴とする。
【0035】
本発明に係る第20の発明は、前記ダイアログは、前記プリンタ装置で管理されるエラー発生情報を初期化実行の可否を指示するチェックマークを有することを特徴とする。
【0036】
本発明に係る第21の発明は、第11〜第20の発明のいずれかに記載のジョブ処理方法を実現するプログラムをコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶したことを特徴とする。
【0037】
本発明に係る第22の発明は、第11〜第20のいずれかに記載のジョブ処理方法を実現するプログラムであることを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用可能な出力装置の構成を示す断面図であり、例えばレーザビームプリンタ(LBP)の場合を示す。なお、本実施形態を適用するプリンタはレーザビームプリンタに限られるものではなく、他のプリンタ方式のプリンタでもよいことは言うまでもない。
【0039】
図において、1500はLBP本体(以下、プリンタという)であり、外部に接続されているホストコンピュータから供給される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるいはマクロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン等を制作し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。
【0040】
1501は操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている操作部、1000は前記プリンタ1500全体の制御およびホストコンピュータから供給される文字情報等を解析するプリンタ制御ユニットである。
【0041】
このプリンタ制御ユニット1000は、主に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1502に出力する。レーザドライバ1502は半導体レーザ1503を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1503から発射されるレーザ光1504をオン・オフに切り換える。
【0042】
そして、レーザ光1504は回転多面鏡1505で左右方向に振らされて静電ドラム1506上を走査露光する。これにより、静電ドラム1506上には文字パターンの静電潜像が形成されることになる。この潜像は、静電ドラム1506周囲に配設された現像ユニット1507により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はプリンタ1500に装着した用紙カセット1508に収納され、給紙ローラ1509および搬送ローラ1510と搬送ローラ1511とにより、装置内に取り込まれて、静電ドラム1506に供給される。
【0043】
また、プリンタ1500には、図示しないカードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なる制御カード(エミュレーションカード)を接続できるよう構成されている。更に、プリンタ1500には、図示しないハードティスクを備え、フォントデータを格納したり、前述したオプションフォントカード、言語系の異なる制御カード(エミュレーションカード)の内容をダウンロードしたりすることもできる。
【0044】
〔第1実施形態〕
図2は、本発明の第1実施形態を示す情報処理装置および印刷装置を適用可能な印刷システムの構成を説明するブロック図であり、ホストとプリンタとがネットワークインタフェースを介して通信可能な印刷システムに対応する。
【0045】
図において、3000はホストコンピュータで、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU1を備え、システムバス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。
【0046】
また、このROM3のプログラム用ROMには、CPU1の制御プログラムあるいは本発明に関するプリンタセレクタやネットワークプリンタドライバのプログラム等が記憶され、また、ROM3のフォント用ROMには上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMには上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶する。
【0047】
2はRAMで、CPU1の主メモリ、ワークエリア並びに本発明に係わるプリンタ管理テーブルや、外部記憶装置からコピーされた不図示のプリンタ配置図登録リスト等の記憶装置として機能する。5はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード(KB)9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。
【0048】
7は外部メモリコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、ならびに登録されたネットワーク上の接続情報等を記憶するハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)或いはフラッシュEEPROM等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。
【0049】
8はネットワークコントローラ(NTWC)で、所定のネットワークインタフェース(インタフェース)21を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。
【0050】
また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
【0051】
プリンタ1500において、12はプリンタCPUで、ROM13のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等或いは外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェース16を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。
【0052】
ROM13のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM13のデータ用ROMにはハードディスクフォント等の外部記憶装置が無いプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される各種特性情報等を記憶している。
【0053】
CPU12は入出力部18を介してホストコンピュータ3000との通信処理が可能となっており、プリンタ1500内の情報等をホストコンピュータ3000に通知可能に構成されている。19は前記CPU12の主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。
【0054】
ハードディスク(HD)23は、ディスクコントローラ(DKC)22によりアクセスを制御され、またICカード等の外部メモリ14は、メモリコントローラ(MC)20によりアクセスを制御される。
【0055】
外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、1501は前述した操作部(操作パネル)で操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。
【0056】
次に、本実施形態における印刷システムにおけるネットワーク接続状態について説明する。
【0057】
図3は、本発明に係る印刷システムにおけるネットワーク接続例を示す図であり、例えばレーザビームプリンタとホストコンピュータをネットワークで複数接続したLAN接続例である。
【0058】
図3において、301は双方向通信可能なネットワークであり、これを介してプリンタの情報をホスト側から問い合わせたり、ホスト側からジョブをプリンタに転送したりする。
【0059】
302A,302Bはホストコンピュータ(ホストコンピュータを総称する場合には、ホストコンピュータ302と記す)であり、文書情報や画像データ等の印字データ、さらにプリンタへの各種制御コマンド信号を所定のプロトコルを介して出力する。303はプリンタであり、ホストコンピュータ302から受け取ったジョブを印刷する。304はログインサーバであり、ユーザがログインしているかどうかを判断する。
【0060】
図4は、図3に示した印刷システムの制御モジュール構成を説明するブロック図である。なお、図3と同一のものには同一の符号を付してある。
【0061】
図4において、401は任意のアプリケーションであり、印刷ジョブを印刷データ出力手段402に渡す。印刷データ出力手段402より出力された印刷データはLANを介してプリンタ303の印刷機構部403に渡され、印刷処理される。
【0062】
印刷機構部403でなんらかのエラーが発生した場合は、エラー解析手段404によって解析され、エラーの情報がLANを介してホストコンピュータ302のエラー情報表示入力手段405に渡され、ディスプレイ上に表示される。
【0063】
406は時間計測手段で、エラー情報表示入力手段(エラー表示入力手段)405でエラー情報が表示されてからの時間を計測する。なお、エラー情報表示入力手段405で一定時間入力がない場合は、ログインサーバ304のユーザ判断手段407で指定したユーザがログインしているかを判断する。そして、ログインサーバ304のユーザ判断手段407が指定したユーザがログインしていると判断した場合は、そのユーザのコンピュータのエラー表示入力手段405にエラー情報が送られる。
【0064】
また、時間計測手段406で時間を測定し、一定時間入力がない場合は、不在と判断する。ネットワークに誰もログインしていない場合は、プリンタ303のエラー情報表示手段(エラー表示手段)408によってプリンタ本体にエラー情報を表示する。
【0065】
以下、上記のように構成された印刷システムにおける印刷ジョブ処理について説明する。
【0066】
ユーザが、ネットワーク(LAN)に接続されたプリンタ303に印刷ジョブを実行したまま時間の節約のため他の仕事をしようとして席を外している間に、例えば紙詰まり等のエラーが発生し、他のユーザがそのプリンタ303を使えなくなることはよくあることである。
【0067】
そして、その際のエラー発生の情報は、印刷を実行したユーザのディスプレイに表示されるが、ユーザが戻って来て初めて気が付くことになる。そのため、時間の節約のために他の仕事をしていたのにもかかわらず、時間が余計かかってしまうことになる。
【0068】
さらに、他のユーザは、自分が印刷しようとした時に気づくが、それから詰まった紙を取り除く等のエラー処理を行うと、まず前のユーザの印刷ジョブの処理を待たなければならないので、印刷するまで無駄に待たされることになる。
【0069】
このような場合に、ネットワークプリンタでエラーが発生した場合にそのユーザに通知し、そのユーザが不在の場合はそのネットワークの管理者に、管理者が不在の場合は、現在ログインしているユーザにエラーの通知を行う。
【0070】
そこで、プリンタ303でエラーが発生したら、印刷ジョブを実行したユーザのディスプレイにエラー通知のためのダイアログを表示する。そして、ダイアログを表示してからの時間を時間計測手段406により計測し、一定時間そのダイアログに対してアクションがないと判断した場合は、そのユーザが不在であると判断する。
【0071】
そして、エラーを引き起こした印刷ジョブの依頼者が不在であると判断した場合は、次に、そのプリンタ303の管理者が使用するコンピュータ(あらかじめ管理者設定なされているものとする)のディスプレイにエラー通知のダイアログを表示する。
【0072】
ここでも同様にそのダイアログに対して一定時間アクションがないと判断した場合は、管理者も不在であると判断する。
【0073】
そして、管理者が不在の場合は、次に、現在ログインしているユーザのディスプレイにエラー通知のダイアログを表示する。また、現在ログインしているユーザが不在の場合は、プリンタ本体にエラー情報を表示する。
【0074】
図5は、本発明に係る印刷システムにおけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、印刷ジョブ処理手順に対応する。なお、S501〜S515は各ステップを示す。
【0075】
まず、ステップS501で、印刷ジョブを実行する。そして、ステップS502で、エラーが発生したかどうかを判別し、エラーが発生しなかったと判別した場合は、正常に印刷ジョブが終了する。
【0076】
一方、ステップS502において、エラーが発生したと判断した場合は、ステップS503に進み、ユーザのディスプレイに、例えば図6のようなダイアログを表示し、時間計測を始める。
【0077】
図6は、図2に示したホストコンピュータ3000のCRT10に表示されるダイアログの一例を示す図である。
【0078】
図6に示す例では、エラー発生しているプリンタ名と、エラー発生時における処理中の印刷ジョブ名とジョブ依頼者名を表示している場合を示すが、他の情報を含めてもよい。
【0079】
次に、ステップS504で、図6に示したダイアログに対して、ユーザ(この場合には、図6に示したuser01)が入力デバイスを操作して、ボタンBTが押されたかどうかを判別し、押されたと判断した場合は、ユーザがエラーに気づいたと判断し、本処理を終了する。
【0080】
一方、この時点において、ユーザからボタンBTが押されていないと判断した場合は、ステップS505に進み、一定時間(ネットワークのアクセス環境により自動設定してもいいし、あらかじめ管理者が任意の監視時間を設定していもよい)が経過したかどうかを判断し、一定時間が経過していないと判断した場合は、ステップ504に戻る。
【0081】
一方、ステップ505で、一定時間が経過していると判断した場合は、ディスプレイの前にユーザがいないものと判断し、ステップS506に進む。
【0082】
そして、ステップS506で、RPCコール(Remote Procedure Call)により、ログインサーバ304のユーザ判断手段407で、管理者がログインしているかどうかを判断する。プリンタの管理者は予めユーザ判断手段407がユーザ名を保持している。
【0083】
ここで、管理者がログインしていないと判断した場合は、ステップS510に進む。
【0084】
一方、管理者がログインしているとユーザ判断手段407が判断した場合は、ステップS507に進む。
【0085】
そして、ステップS507で、管理者のディスプレイにダイアログを表示し、時間計測を始める。そして、ステップS508で、図6に示したダイアログと同様のダイアログを表示した状態で、ダイアログに対してボタンBTが押されたか(アクションがあったか)どうかを判別し、押されたと判別した場合は、ユーザ(管理者)がエラーに気づいたと判断し、本処理を終了する。
【0086】
一方、ステップS508で、押されなかったと判別した場合は、ステップS509に進む。
【0087】
そして、ステップS509で、一定時間が経過したかどうかを判断し、経っていないと判断した場合は、ステップS508に戻る。
【0088】
一方、ステップS509で、一定時間が経過していると判断した場合は、ディスプレイの前にユーザがいないと判断し、ステップS510に進む。
【0089】
そして、ステップS510で、上記と同様のRPCコールにより、サーバのユーザ判断手段407で他にユーザがネットワーク上にログインしているかどうかを判断し、他のユーザがログインしていないと判断した場合は、ステップS514に進む。
【0090】
一方、ステップS510で、他のユーザがログインしていると判断した場合は、ステップS511に進み、管理者が使用するホストコンピュータのディスプレイに、図6に示したダイアログと同様のダイアログを表示し、時間計測を始める。
【0091】
そして、ステップS512でダイアログに対してボタンBTが押されたか(アクションがあったか)どうかを判別して、押されたと判別した場合は、ユーザがエラーに気づいたと判断し、本処理終了する。
【0092】
一方、ステップS512で、押されなかった場合は、ステップS513に進み、一定時間が経過したかどうかを判断し、一定時間が経過していないと判断した場合は、ステップS512に戻る。
【0093】
一方、ステップS513で、一定時間が経過していると判断した場合は、ホストコンピュータのディスプレイの前に、ユーザがいないと判断し、ステップS514に進む。
【0094】
そして、ステップS514で、プリンタ303の本体の操作部(例えば図2に示した操作部1501の表示部に、エラー発生の旨のメッセージを表示し、ステップS515に進む。
【0095】
そして、ステップS515で本体に対してコントロールパネル、カバー、トレイに対してアクションがあるか判別して、何らかのエラー解除のための操作(アクション)がないと判断した場合は、ステップS515を繰り返し、何らかのアクションがあったと判断した場合は、処理を終了する。
【0096】
なお、他のホストコンピュータ等での表示中(ステップS503〜S511)において、操作部1501では、ジョブエラーやユーザ通知中状態を表示したり、エラー発生状態を表示したりするかは、適宜選択できる制御とすることは本発明の適用範囲である。
【0097】
また、最初のユーザに対する通知後、他のホストコンピュータへの通知処理が実行された際に、他のホストコンピュータへのエラー通知がなされたことの旨を示すメッセージを当該最初のホストコンピュータに表示させるように構成してもよい。
【0098】
さらに、第2の通知制御ステップとして、あらかじめ設定されたネットワーク接続条件に基づき、通知すべきユーザ用のデータ処理装置を特定するように構成してもよい。
【0099】
その際、前記あらかじめ設定されたネットワーク接続条件は、あらかじめ設定された通知優先順位あるいは、あらかじめ設定されたプリンタ装置設置位置とユーザとの相対距離とするように構成してもよい。
【0100】
〔第2実施形態〕
図7は、本発明の第2実施形態を示す印刷システムの構成を説明するブロック図であり、ネットワーク上でホストコンピュータとプリンタとが通信可能な印刷システム例に対応する。
【0101】
図7において、4001は任意のアプリケーションであり、印刷ジョブをプリンタ状態解析手段4002に渡す。プリンタ状態解析手段4002では印刷装置のエラー発生率情報4006を取得してエラー発生率を算出し、エラーは発生しやすい状態かどうかを判断する。
【0102】
4003は警告メッセージ表示入力手段で、プリンタ状態解析手段4002によりエラーの発生率が高いと判別された場合、そのエラーの発生率が高いことをユーザに対して、例えば図8に示すようなダイアログを介して表示する。
【0103】
4004は印刷データ出力手段で、そのまま印刷する場合は、アプリケーションからのジョブを印刷装置が印刷可能なデータに加工処理した、印刷データをネットワークLANを通して印刷装置に転送し、印刷機構部4005で印刷させる。
【0104】
なお、印刷機構部4005には、図示しない各種のセンサを備え、紙ジャム,用紙切れ,トナー切れ等を検知することが可能に構成されている。
【0105】
図8は、図2に示したCRT10に表示される警告ダイアログの一例を示す図であり、印刷実行前にユーザにプリンタの状態、設定は大丈夫か警告をする例に対応する。BT1,BT2はボタンで、印刷を続行する場合にボタンBT1が押下指示され、エラー状態を確認するため、印刷を中止する場合にボタンBT2が押下指示される。CKMはチェックマークで、該チェックマークCKMにユーザがチェックを指示した場合に、印刷装置4007に転送されるジョブに該印刷装置4007が管理しているエラー発生情報の消去を指示することができる。
【0106】
上記のように構成された印刷システムにおいて、印刷をしていると、プリンタ4007でジャムが発生し始めると、その後、よくジャムが発生しやすくなることはよくあることである。
【0107】
また、用紙サイズの変更をよくする場合は、用紙サイズ不一致が発生しやすくなる。
【0108】
また、給紙口に紙を少量ずつ補給している場合は、印刷途中に紙なしになり易い。このようなエラーが発生する場合にも、プリンタはエラーを通知するのみで、エラーを防いでくれるわけではない。その結果、無駄な印刷が増え、エラーの処理のために時間をかけなければならない。
【0109】
このような場合に、エラーの発生率をプリンタ4007で各エラー種別毎に管理し、該エラーの発生率に応じて、印刷前にユーザにプリンタの状態、設定は大丈夫か警告をする。
【0110】
例えばホストコンピュータ4000のプリンタドライバを起動し、ジョブを印刷しようとすると、そのプリンタ4007のエラー発生率情報4006を取得し、該エラー発生率情報4006からエラーの発生率を算出する。
【0111】
なお、エラー発生率情報4006はプリンタ4007の記憶領域(例えば不揮発性メモリ)に確保されているので、そこから取得する。
【0112】
そして、優先度別のエラー発生率が一定以上の場合、特定のエラーが発生しやすくなっていると判断し、プリンタ4007のチェックをするように、図8に示したダイアログを表示して警告する。
【0113】
ここで、そのまま印刷する場合(図8に示したボタンBT1が押下指示された場合)は、印刷ジョブを実行し、印刷をしない場合(図8に示したボタンBT2が押下指示された場合)はキャンセルをする。そのエラー発生率情報4006は、印刷ジョブの最中にエラーが発生した場合、管理すべき記憶領域に更新して書き込まれる。
【0114】
図9は、図7に示したプリンタ4007で管理されるエラー発生率情報の一例を示す図であり、優先度別にエラーの発生率をジョブ毎に管理している例に対応する。
【0115】
図9において、エラー情報は今までのすべてのエラー情報ではなく、一番最近に実行されたジョブの数十回のみ格納されている(本実施形態では10回としている)。エラーが発生した場合は1、発生しなかった場合は「0」と表している。初期値は「0」になっている。
【0116】
図10は、本発明に係る情報処理装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、S5001〜S5013は各ステップを示す。
【0117】
まず、ホストコンピュータ4000でプリンタドライバが起動されたら、ステップS5001で、プリンタ4007からエラー発生率情報4006をネットワークを介して取得する。なお、該エラー発生率情報4006は、プリンタのRAM19に、図9に示すデータテーブル形式で格納されており、エラーの重要度によりそのエラーの優先度順に書き込まれている。
【0118】
次に、ステップS5002では、ステップS5001で取得したエラー発生率情報から、エラー種別毎のエラー発生率をそれぞれ算出する。なお、本実施形態では、エラー発生率はジョブ数に対してエラーの発生した回数として算出する。
【0119】
そして、ステップS5003で、算出したエラー発生率があらかじめ設定されたしきい値(一定値)以上かどうかを優先度の高いものから順次判別する。なお、本実施形態において、その基準値(しきい値(一定値))はプリンタドライバに予め設定されている。
【0120】
ここで、一定値以上のであるとプリンタドライバが判断した場合は、ステップS5004に進み、一定値以上のでないと判断した場合は、ステップS5010に進む。
【0121】
そして、ステップS5004では、図8に示すように、発生率が一定以上のエラーに関するダイアログを表示する。なお、本ダイアログには印刷を続行するか中止するかのボタンBT1,BT2がある。どちらかのボタンBT1,BT2を押すと、ステップS5005に進む。
【0122】
そして、ステップS5005では、印刷するを指示しているかどうかを判断して、印刷するを指示していると判断した場合は、ステップS5008へ、中止するを指示していると判断した場合は、ステップS5006に進む。
【0123】
そして、ステップS5006では、ステップS5004で表示されたダイアログのなかで、エラー発生率情報4006を初期化するチェックボックスがチェックマークCKMがチェックされることによる初期化指示があるかどうかを判別する。
【0124】
そして、チェックマークCKMが指示されていると判断した場合(「はい」の場合)は、ステップS5007に進み、プリンタ4007内に格納されているエラー発生率情報を初期化して、本処理を終了する。
【0125】
一方、ステップS5006で、初期化しないと判断した場合(「いいえ」の場合)は、そのまま本処理を終了する。
【0126】
そして、ステップS5008では、ステップS5004で表示されたダイアログのなかで、エラー発生率情報を初期化するのチェックボックスがチェックされたかどうかを判別して、「いいえ」の場合はなにもせず、ステップS5010へ進み、「はい(チェック有り)」の場合は、ステップS5009に進み、プリンタ内に格納されているエラー発生率情報を初期化する。
【0127】
次に、ステップS5010で、印刷ジョブの処理を実行する。そして、ステップS0511に進み、実行した印刷ジョブに対してエラーが発生したかどうかを発生エラーテーブルに格納する。
【0128】
このとき、図9に示した格納領域(ジョブ数が10の場合)に入らない場合は、1番目に入っているデータを捨て、2番目に入っているデータを1番目にずらすというように、一つ前の格納領域にずらし、新しいデータを最後に格納する。
【0129】
そして、ステップS5012でエラーが発生していたかどうかを判別し、図示しないセンサ等の出力を監視して、所定のエラー(ジャム,紙なし,不一致)が発生していたと判別した場合は、ステップS5013で、通常のエラー処理(各エラー別に個別の対処)を行い、ステップS5001に戻る。
【0130】
一方、ステップS5012で、発生していないと判断した場合は、そのまま処理を終了する。
【0131】
なお、ステップS5004で、表示する、例えば図8に示したダイアログ中で表示する事前チェックを催促するメッセージには、最新のエラー発生時期とエラー発生したアプリケーション名を含めてもよい。
【0132】
以下、図11に示すメモリマップを参照して本発明に係る情報処理装置,印刷装置を適用可能な印刷システムで読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0133】
図11は、本発明に係る情報処理装置,印刷装置を適用可能な印刷システムで読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0134】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0135】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0136】
本実施形態における図5,図10に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0137】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0138】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0139】
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0140】
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
【0141】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0142】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
【0143】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0144】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0145】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0146】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0147】
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
【0148】
上記実施形態によれば、印刷ジョブを実行したユーザにエラーを通知し、ユーザが不在の場合は、そのプリンタの管理者にエラーを通知し、管理者が不在の場合は、現在ログインしているユーザにエラーを通知することによって迅速にエラーの対処をすることを可能にし、時間を節約することが出来る。
【0149】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、印刷ジョブを実行したユーザにエラーを通知制御し、ユーザが不在の場合は、そのプリンタの管理者にエラーを通知制御し、管理者が不在の場合は、現在ログインしているユーザにエラーを通知制御することによって、ネットワーク印刷システムにおいて、プリンタ装置で発生しているエラーに対して迅速な対処をとることを可能にし、エラー解除を終了して、印刷可能状態に復帰するまでに要するエラー処理終了時間を大幅に短縮して、各データ処理装置からのプリント要求に応じられる印刷処理環境を自在に構築できる。
【0150】
また、印刷処理開始前に、プリンタで管理されているエラー発生情報を取得すし、該取得されたエラー発生情報に基づき異なるエラーの発生率を算出し、該算出された異なるエラーの発生率が一定値を越えると判別した場合に、プリンタ装置の事前チェックを催促するメッセージを表示部に表示するので、プリンタ装置の状態が一定値を越える頻度でエラーが起こり得る状態であることを印刷開始前にユーザに認知させて、その対応をユーザに委ねることができる利便性に優れた操作環境を自在に構築できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明を適用可能な出力装置の構成を示す断面図である。
【図2】
本発明の第1実施形態を示す情報処理装置および印刷装置を適用可能な印刷シ
ステムの構成を説明するブロック図である。
【図3】
本発明に係る印刷システムにおけるネットワーク接続例を示す図である。
【図4】
図3に示した印刷システムの制御モジュール構成を説明するブロック図である
。
【図5】本発明に係る印刷システムにおけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】図2に示したホストコンピュータのCRTに表示されるダイアログの一例を示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示す印刷システムの構成を説明するブロック図である。
【図8】図2に示したCRTに表示される警告ダイアログの一例を示す図である。
【図9】図7に示した印刷装置で管理されるエラー発生率情報の一例を示す図である。
【図10】本発明に係る情報処理装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る情報処理装置,印刷装置を適用可能な印刷システムで読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
401 アプリケーション
402 印刷データ出力手段
403 印刷機構部
404 エラー判断手段
405 エラー表示入力手段
406 時間計測手段
407 ユーザ判断手段
408 エラー表示手段
Claims (22)
- ネットワークを介して複数のユーザ用のデータ処理装置とネットワーク管理者用のデータ処理装置およびプリンタ装置とが通信可能な印刷システムであって、
いずれかのユーザ用のデータ処理装置からプリンタ装置に転送された印刷ジョブに対して、前記プリンタ装置から該印刷ジョブの要求元にジョブ処理エラーが通知された後の所定時間経過を計測する計測手段と、
前記計測手段により前記所定時間経過を計測後、前記ジョブ処理エラーを前記ネットワーク管理者用のデータ処理装置に通知して表示部にその旨を表示させる第1の通知制御手段と、
前記第1の通知制御手段によるジョブ処理エラー通知後、前記印刷ジョブの要求元を除いたいずれかのデータ処理装置がネットワーク上にログインしているかどうかを判断する判断手段と、
前記判断手段によりログインされていると判断されたいずれかのデータ処理装置に対して、前記ジョブ処理エラーを前記ユーザ用のデータ処理装置に通知して表示部にその旨を表示させる第2の通知制御手段と、
を有することを特徴とする印刷システム。 - ネットワークを介して複数のユーザ用のデータ処理装置とプリンタ装置とが通信可能な印刷システムであって、
印刷処理開始前に、プリンタで管理されているエラー発生情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得されたエラー発生情報に基づき異なるエラーの発生率を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された異なるエラーの発生率が一定値を越えるかどうかを判別する判別手段と、
前記判別手段により発生率が一定値を越えると判別した場合に、プリンタ装置の事前チェックを催促するメッセージを表示部に表示する通知制御手段と、
を有することを特徴とする印刷システム。 - 前記第2の通知制御手段によるジョブ処理エラー通知後、前記プリンタ装置に対して、前記ジョブ処理エラーを前記ユーザ用のデータ処理装置に通知して操作部にその旨を表示させる第3の通知制御手段を有することを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
- 前記第2の通知制御手段は、あらかじめ設定されたネットワーク接続条件に基づき、通知すべきユーザ用のデータ処理装置を特定することを特徴とする請求項4記載の印刷システム。
- 前記あらかじめ設定されたネットワーク接続条件は、あらかじめ設定された通知優先順位であることを特徴とする請求項4記載の印刷システム。
- 前記あらかじめ設定されたネットワーク接続条件は、あらかじめ設定されたプリンタ装置設置位置とユーザとの相対距離であることを特徴とする請求項4記載の印刷システム。
- 前記通知制御手段は、事前チェックを催促するメッセージをダイアログを介して表示部に表示することを特徴とする請求項2記載の印刷システム。
- 前記ダイアログは、印刷ジョブの印刷続行を指示するボタンと、印刷指示した印刷ジョブの中止を指示するボタンを備えることを特徴とする請求項7記載の印刷システム。
- 前記事前チェックを催促するメッセージは、最新のエラー発生時期とエラー発生したアプリケーション名を含むことを特徴とする請求項7記載の印刷システム。
- 前記ダイアログは、前記プリンタ装置で管理されるエラー発生情報を初期化実行の可否を指示するチェックマークを有することを特徴とする請求項8記載の印刷システム。
- ネットワークを介して複数のユーザ用のデータ処理装置とネットワーク管理者用のデータ処理装置およびプリンタ装置とが通信可能な印刷システムにおけるジョブ処理方法であって、
いずれかのユーザ用のデータ処理装置からプリンタ装置に転送された印刷ジョブに対して、前記プリンタ装置から該印刷ジョブの要求元にジョブ処理エラーが通知された後の所定時間経過を計測する計測ステップと、
前記計測ステップにより前記所定時間経過を計測後、前記ジョブ処理エラーを前記ネットワーク管理者用のデータ処理装置に通知して表示部にその旨を表示させる第1の通知制御ステップと、
前記第1の通知制御ステップによるジョブ処理エラー通知後、前記印刷ジョブの要求元を除いたいずれかのデータ処理装置がネットワーク上にログインしているかどうかを判断する判断ステップと、
前記判断ステップによりログインされていると判断されたいずれかのデータ処理装置に対して、前記ジョブ処理エラーを前記ユーザ用のデータ処理装置に通知して表示部にその旨を表示させる第2の通知制御ステップと、
を有することを特徴とするジョブ処理方法。 - ネットワークを介して複数のユーザ用のデータ処理装置とプリンタ装置とが通信可能な印刷システムにおけるジョブ処理方法であって、
印刷処理開始前に、プリンタで管理されているエラー発生情報を取得する取得ステップと、
前記取得手段により取得されたエラー発生情報に基づき異なるエラーの発生率を算出する算出ステップと、
前記算出ステップにより算出された異なるエラーの発生率が一定値を越えるかどうかを判別する判別ステップと、
前記判別ステップにより発生率が一定値を越えると判別した場合に、プリンタ装置の事前チェックを催促するメッセージを表示部に表示する通知制御ステップと、
を有することを特徴とするジョブ処理方法。 - 前記第2の通知制御ステップによるジョブ処理エラー通知後、前記プリンタ装置に対して、前記ジョブ処理エラーを前記ユーザ用のデータ処理装置に通知して操作部にその旨を表示させる第3の通知制御ステップを有することを特徴とする請求項11記載のジョブ処理方法。
- 前記第2の通知制御ステップは、あらかじめ設定されたネットワーク接続条件に基づき、通知すべきユーザ用のデータ処理装置を特定することを特徴とする請求項11記載のジョブ処理方法。
- 前記あらかじめ設定されたネットワーク接続条件は、あらかじめ設定された通知優先順位であることを特徴とする請求項14記載のジョブ処理方法。
- 前記あらかじめ設定されたネットワーク接続条件は、あらかじめ設定されたプリンタ装置設置位置とのユーザとの相対距離であることを特徴とする請求項11記載のジョブ処理方法。
- 前記通知制御ステップは、事前チェックを催促するメッセージをダイアログを介して表示部に表示することを特徴とする請求項12記載のジョブ処理方法。
- 前記ダイアログは、印刷ジョブの印刷続行を指示するボタンと、印刷指示した印刷ジョブの中止を指示するボタンを備えることを特徴とする請求項17記載のジョブ処理方法。
- 前記事前チェックを催促するメッセージは、最新のエラー発生時期とエラー発生したアプリケーション名を含むことを特徴とする請求項12記載のジョブ処理方法。
- 前記ダイアログは、前記プリンタ装置で管理されるエラー発生情報を初期化実行の可否を指示するチェックマークを有することを特徴とする請求項17記載のジョブ処理方法。
- 請求項11〜20のいずれかに記載のジョブ処理方法を実現するプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 請求項11〜20のいずれかに記載のジョブ処理方法を実現することを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003067530A JP2004280214A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | 印刷システムおよびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003067530A JP2004280214A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | 印刷システムおよびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004280214A true JP2004280214A (ja) | 2004-10-07 |
Family
ID=33285102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003067530A Pending JP2004280214A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | 印刷システムおよびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004280214A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007188607A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Seiko Epson Corp | ディスクパブリッシャ |
JP2011004352A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Canon Inc | 画像処理システム、その制御方法、及びプログラム |
JP2017113885A (ja) * | 2015-12-21 | 2017-06-29 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置およびその制御方法、並びにコンピュータープログラム |
US11586406B2 (en) * | 2021-01-21 | 2023-02-21 | Kyocera Document Solutions Inc. | Printing system and methods to manage printing devices according to information for each printing device |
-
2003
- 2003-03-13 JP JP2003067530A patent/JP2004280214A/ja active Pending
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