JP2004276964A - 包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホットウォーマーによる加熱保存に適した包装容器であって、包装容器の落下時に底板が受ける衝撃は少なく亀裂等が入る確率は低いのみならず、ホットウォーマーのホットプレートによる内容物の加熱効率の良好な、ホットウォーマーによる内容物の加熱保存、販売に適した包装容器を提供する。
【解決手段】ホットウォーマーによる加熱保存に適した包装容器は、包装容器の接地面に接触しない底板を有し、底板の少なくとも主要部と包装容器の接地面の間の間隙hは0mm<h≦2mm、好ましくは0mm<h≦1.5mm、特に好ましくは0mm<h≦1.0mmである。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チルド又は常温で流通販売され、約45℃乃至70℃に温めて食される、例えばスープ、ミルク、コーヒー、ミルクコーヒー、ミルクティー、果汁等の食品用の包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
チルド又は常温で流通販売され、約45℃乃至70℃に温めて食される、例えばスープ、ミルク、コーヒー、ミルクコーヒー、ミルクティー、果汁等の食品はカップ型容器又はプラスチック成形容器等の包装容器で包装容器で包装され、コンビニエンスストアに設置されたホットウォーマー内で加熱保存され販売されている。
【0003】
図1は従来用いられているカップ型包装容器の一例を示す。この包装容器は側壁1、フランジ2及び底板3からなり、底板3の全域がホットウォーマーのホットプレート7に接触している。このような包装容器においては底板3の全面がホットプレート7に接触するために内容物の加温効率は極めてよいが包装容器の落下強度が低く落下時に亀裂8が入り易い欠点がある。
【0004】
特許文献1には、図2に示すように、2軸延伸ブロー成形されたポリエステル樹脂製瓶において、底部12が底部周縁から底部中央へかけて複数の同心円状湾曲部13a、13b、13cを介して段状に立ち上がっており、且つ底部12の下面中央14に成形凸部15を設けたポリエステル樹脂成形瓶が記載されている。尚、11は側壁を示す。
【0005】
【特許文献1】
実開昭56−32015号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この包装容器は底部が容器内方へ立ち上がっているので、落下時に底部が受ける衝撃は少ないが接地面積が少なく、しかも底部の主要部とホットプレートの間の間隙が大きいためホットプレートによる内容物の加温効率が悪くホットウォーマーによる加熱保存、販売には適していない。
【0007】
本発明の目的は、ホットウォーマーのホットプレートによる内容物の加熱効率の良好な、ホットウォーマーによる内容物の加熱保存、販売に適した包装容器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1は上記の課題を解決するもので、ホットウォーマーによる加熱保存に適した包装容器であって、包装容器の接地面に接触しない底板を有し、底板の少なくとも主要部と包装容器の接地面の間の間隙hは0mm<h≦2mmであることを特徴とする包装容器を要旨とする。
【0009】
本発明の包装容器においては、底板は包装容器の接地面に接触しないので、包装容器の落下時に底板が受ける衝撃は少なく亀裂等が入る確率は低いのみならず、底板の主要部と包装容器の接地面であるホットプレート8の面の間の間隙hは0mm<h≦2mmであり、ホットプレートに接近しているので、ホットプレートによる内容物の加温効率は良好である。これに対し、間隙hが2mmを超えるとホットプレートによる内容物の昇温がしにくくなる。好ましい間隙hの範囲は、0mm<h≦1.5mm、特に好ましくは0mm<h≦1.0mmである。
【0010】
本発明の包装容器には、プラスチックを射出成形してなる容器又は二軸延伸ブロー成形してなる容器を適用することができるが、成形容易性の面から射出成形容器が好ましい。又、本発明の包装容器は、その包装内容物が約45℃乃至70℃に温めて食される、例えばスープ、ミルク、コーヒー、ミルクコーヒー、ミルクティー、果汁等の食品であることからバリア性を有することが望まれ、望ましくはバリア層を有するインモールドラベル成形用ラベルを用いて形成したインモールドラベル射出成形容器又はインモールドラベル二軸延伸ブロー成形容器が良い。
【0011】
【発明の実施の形態】
図3(A)、(B)は本発明の包装容器の第1、第2の実施の形態を示し、(A)は第1の実施の形態を示す包装容器の縦断面図であり、(B)は第2の実施の形態を示す包装容器の縦断面図である。
【0012】
図3(A)に示す第1の実施の形態に係る包装容器の容器本体は、側壁1と底板4とからなり側壁1の上端にはフランジ2が設けられている。底板4の底板主要部4aはその周囲の底板周辺部4bよりも包装容器の接地面であるホットプレート7の面のほうへ接近しており、ホットプレート7の面と底板主要部4a間の間隙hは、0mm<h≦2mm、好ましくは0mm<h≦1.5mm、特に好ましくは0mm<h≦1.0mmである。
【0013】
第1の実施の形態の包装容器は接地面であるホットプレート7の面に接する部分は側壁下端のみであり、容器の落下時に容器底部が受ける衝撃は少なく亀裂等が入る確率は低いのみならず、底板の主要部と包装容器の接地面の間の間隙hは0mm<h≦2mmであり、ホットプレート7に接近しているので、ホットプレート7による内容物の加温効率は良好である。
【0014】
本発明の包装容器は、その包装内容物が約45℃乃至70℃に温めて食される、例えばスープ、ミルク、コーヒー、ミルクコーヒー、ミルクティー、果汁等の食品であることからバリア性を有することが望まれ、望ましくは図3(B)に示すようなバリア層を有するインモールドラベル成形用側面ラベル21a及びインモールドラベル成形用底面ラベル21bを用いて形成したインモールドラベル射出成形容器又はインモールドラベル二軸延伸ブロー成形容器が適している。図3(B)に示す第2の実施の形態の包装容器は、インモールドラベル成形用ラベル21a、21bを用いてなるインモールドラベル成形体である点を除いては第1の実施の形態と同様である。尚、図3(C)は底面図を示し、又、図においてGは射出成形装置のゲート位置に対応する底面ラベル21bのゲート穴を示す。
【0015】
図4(A)、(B)は本発明の包装容器の第3、第4の実施の形態を示し、(A)は第3の実施の形態を示す包装容器の縦断面図であり、(B)は第4の実施の形態を示す包装容器の縦断面図である。
【0016】
図4(A)に示す第3の実施の形態の包装容器の容器本体は、側壁1と底板5とからなり側壁1の上端にはフランジ2が設けられている。底板5全体と包装容器の接地面であるホットプレート7の面の間には間隙があり、ホットプレート7の面と底板主要部4a間の間隙hは、0mm<h≦2mm、好ましくは0mm<h≦1.5mm、特に好ましくは0mm<h≦1.0mmである。
【0017】
第3の実施の形態の包装容器は接地面であるホットプレート7の面に接する部分は側壁1の下端のみであり、容器の落下時に容器底部が受ける衝撃は少なく亀裂等が入る確率は低いのみならず、底板5全体と包装容器の接地面の間の間隙hは0mm<h≦2mmであり、ホットプレート7に接近しているので、ホットプレート7による内容物の加温効率は良好である。
【0018】
本発明の包装容器は、その包装内容物が約45℃乃至70℃に温めて食される、例えばスープ、ミルク、コーヒー、ミルクコーヒー、ミルクティー、果汁等の食品であることからバリア性を有することが望まれ、望ましくは図4(B)に示すようなバリア層を有するインモールドラベル成形用ラベルを用いて形成したインモールドラベル射出成形容器又はインモールドラベル二軸延伸ブロー成形容器が適している。図4(B)に示す第4の実施の形態の包装容器は、インモールドラベル成形用ラベル21を用いてなるインモールドラベル成形体である点を除いては第3の実施の形態と同様である。
【0019】
図5(A)、(B)は本発明の包装容器の第5、第6の実施の形態を示し、(A)は第5の実施の形態を示す包装容器の縦断面図であり、(B)は第6の実施の形態を示す包装容器の縦断面図である。
【0020】
図5(A)に示す第5の実施の形態の包装容器の容器本体は、側壁1と中央部が容器内方へ膨らんでいる曲面状の底板6とからなり、側壁1の上端にはフランジ2が設けられている。底板6の中央部と包装容器の接地面であるホットプレート7の面の間の間隙hは、0mm<h≦2mm、好ましくは0mm<h≦1.5mm、特に好ましくは0mm<h≦1.0mmである。
【0021】
第5の実施の形態の包装容器は接地面であるホットプレート7の面に接する部分は側壁下端のみであり、容器の落下時に容器底部が受ける衝撃は少なく亀裂等が入る確率は低いのみならず、底板全体と包装容器の接地面の間の間隙hは0mm<h≦2mmであり、ホットプレート7に接近しているので、ホットプレート7による内容物の加温効率は良好である。
【0022】
本発明の包装容器は、その包装内容物が約45℃乃至70℃に温めて食される、例えばスープ、ミルク、コーヒー、ミルクコーヒー、ミルクティー、果汁等の食品であることからバリア性を有することが望まれ、望ましくは図5(B)に示すようなバリア層を有するインモールドラベル成形用ラベル21を用いて形成したインモールドラベル射出成形容器又はインモールドラベル二軸延伸ブロー成形容器が適している。図5(B)に示す第2の実施の形態の包装容器は、インモールドラベル成形用ラベル21を用いてなるインモールドラベル成形体である点を除いては第5の実施の形態と同様である。
【0023】
本発明の第1乃至第6の実施の形態の包装容器は、(a)ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル樹脂等の熱可塑性樹脂を射出成形してなる成形体、(b)ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリスチレン等の樹脂を二軸延伸ブロー成形してなる成形体で構成することができるが特に射出成形体からなるものが望ましい。
【0024】
次に図3(B)、図4(B)、図5(B)に示す実施の形態におけるインモールドラベル成形用ラベル21の構成について説明する。
【0025】
先ずインモールドラベル二軸延伸ブロー成形に用いるインモールドラベル成形用ラベルについて説明する。
図6(A)乃至(E)は、インモールドラベル成形用ラベル21の構成を示す断面図であり、図6(A)は、インモールドラベル成形用ラベル21の基本的な構成を示す略断面図である。インモールドラベル成形用ラベル21は基材22と接着層23からなり、接着層23は130℃以下で軟化して溶融し延伸ブロー成形品の表面に接着する熱接着性材料からなるものである。
【0026】
ここにおいて、熱接着性材料として、(a)低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、メタロセン触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メチルメタクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、フマール酸その他の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂、熱可塑性ポリアミド系樹脂の1種乃至複数種からなるもの、(b)ヒートシール層を有する、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の未延伸又は延伸プラスチックフィルム、(c)エチレン−酢酸ビニル共重合体を含むホットメルト接着剤層、或いは(d)エチレン−酢酸ビニル共重合体を含むヒートシール剤層などを適用することができる。
【0027】
基材22は、バリア層、紫外線防止層、印刷基材層などを含むもので、これに関して以下に説明する。
【0028】
図6(B)は、基材22がバリア層24及び印刷基材層25からなるラベル21を示す。この場合、印刷基材層25には印刷模様層26が設けられている。バリア層24及び印刷基材層25の各層は、それぞれ独立して製膜し、接着剤を介してドライラミネートするか、または、その一部または全部の層を共押出することにより形成することができる。尚、印刷基材層25は。用途・目的に応じて省略することができる。
【0029】
バリア層24は、(a)アルミニウム箔、(b)金属または金属酸化物の蒸着層を被着した、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の未延伸または延伸プラスチックフィルム、例えば、酸化硅素蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、酸化アルミニウム蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、(c)その他、ポリアクリロニトリル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリ塩化ビニリデンコート二軸延伸プラスチックフィルム、MXD6系ナイロン(メタキシレンジアミンとアジピン酸との重縮合反応で生成するアミド構造単位を90モル%以上含有するポリアミド若しくはポリアミド共重合体)等からなるものである。前記したバリア性材料の中から、選択して所望の性能を備えるバリア層を形成することができる。
【0030】
また、印刷基材層25として用いるフィルムは一般に使用可能なものであれば特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルムなどの未延伸または延伸フィルム等を適用し得る。
【0031】
バリア層24を含むインモールドラベル成形用ラベルを用いることにより、ポリエステル樹脂容器の酸素や炭酸ガスなどのガスに対するバリア性の不足を補い、酸素の影響を受けやすい内容物、例えば果汁、清酒、ワインなどの包装に適したポリエステル樹脂容器を提供することがてきる。
【0032】
その場合に置いて、酸化硅素蒸着プラスチックフィルム、酸化アルミニウム蒸着プラスチックフィルム、ポリアクリロニトリル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリ塩化ビニリデンコート二軸延伸プラスチックフィルム等からなるバリア層を含むインモールドラベル成形用ラベルを用いることにより容器の透明性を損なうことなくバリア性を持ったポリエステル樹脂容器を提供することができる。
【0033】
インモールドラベル成形用ラベル21において、器材22として二軸延伸ブロー成形すべき樹脂と同質のプラスチックフィルムからなるものを用いることができる。例えば、成形品本体がポリエチレンテレフタレートからなる場合、バリア層として酸化硅素蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、バリア層に積層する印刷基材層もポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、バリア層に積層する印刷基材層もポリエチレンテレフタレートで構成することができる。
【0034】
基材22が二軸延伸ブロー成形すべき樹脂と同質のプラスチックフィルムからなるインモールドラベル成形用ラベルを用いることにより、二軸延伸ブロー成形品の材質とラベルの材質の違いによる収縮差に起因するラベルの剥がれ等を防止することができる。
【0035】
図6(C)は基材22が紫外線防止層27及び印刷基材層25からなるインモールドラベル21を示す。
【0036】
紫外線防止層27は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンフィルムなどの未延伸または延伸プラスチックフィルムにポリサリチル酸エステル、ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール、アクリロニトリル系の紫外線吸収剤を含む印刷層を設けたものを用いることができる。
【0037】
紫外線防止層17を含むインモールドラベル成形用ラベルを用いることにより、ビタミンC含有食品(オレンジ等)の紫外線による劣化を起こす内容物の包装容器を形成することができる。
【0038】
図6(D)は、基材22がバリア層24、紫外線防止層27及び印刷基材層25からなるインモールドラベル成形用ラベル21を示す。
【0039】
このインモールドラベル成形用ラベル21はバリア性と紫外線防止機能を備えたインモールドラベル成形用ラベルを提供するものである。
【0040】
図6(E)は、基材22がバリア層24、印刷基材層25からなり、更に表面保護層28を備えるインモールドラベル成形用ラベルを示す。表面保護層28としてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどのフィルムを用いることができる。
【0041】
また、前記したインモールドラベル成形用ラベルは、インモールドラベル成形用ラベルの接着層をそれにシリコーン、マイクロクリスタリンワックス、炭酸カルシウム等の無機充填剤を添加して弱接着性層とすることにより二軸延伸ブロー成形体から剥離可能にした易剥離性ラベルを構成することができる。このように形成した易剥離性ラベルは容器本体から剥離可能であるので、特にポリエステル樹脂容器の場合、容器の廃棄時にインモールドラベル成形用ラベルを容器本体から剥離した後容器本体をリサイクルすることができる。
【0042】
次にインモールドラベル成形用ラベルの例を挙げる。
【0043】
1) 延伸ポリプロピレンフィルム(印刷基材層)(30μm)/ポリエチレンテレフタレート(12μm)/酸化硅素蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(バリア層)(12μm)/エチレン−酢酸ビニル共重合体を含むヒートシール層を有する延伸ポリプロピレンフィルム(接着層)(30μm)、
2) ポリエチレンテレフタレートフィルム(12μm)/酸化硅素蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(12μm)/エチレン−酢酸ビニル共重合体を含むヒートシール剤層(接着層)(50μm)、
3) 延伸ポリプロピレンフィルム(印刷基材層)(25μm)/アルミニウム箔(バリア層)(15μm)/エチレン−酢酸ビニル共重合体を含むヒートシール層を有する延伸ポリプロピレンフィルム(25μm)、
4) 延伸ポリプロピレンフィルム(印刷基材層)(25μm)/酸化硅素蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(12μm)(バリア層)/エチレン−酢酸ビニル共重合体を含むヒートシール層を有する延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(接着層)(25μm)、
5) 延伸ポリプロピレンフィルム(25μm)/ポリエチレンテレフタレートフィルム(印刷基材層)(12μm)/酸化硅素蒸着ポリプロピレンテレフタレートフィルム(バリア層)(12μm)/エチレン−酢酸ビニル共重合体を含むヒートシール層を有する延伸ポリプロピレンフィルム(接着層)(25μm)、
6) 延伸ポリプロピレンフィルム(印刷基材層)(25μm)/酸化硅素蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(バリア層)(12μm)/エチレンメタクリル酸共重合体(接着層)(25μm)、
7) 延伸ポリプロピレンフィルム(印刷基材層)(25μm)/酸化硅素蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(バリア層)(12μm)/エチレンアクリル酸共重合体(接着層)(25μm)、
8) 延伸ポリプロピレンフィルム(印刷基材層)(25μm)/酸化硅素蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(バリア層)(12μm)/エチレン−酢酸ビニル共重合体を含むホットメルト剤層(接着層)(50μm)、
9) 延伸ポリプロピレンフィルム(60μm)/エチレン−酢酸ビニル共重合体を含むホットメルト剤層(接着層)(25μm)、
10) 延伸ポリプロピレンフィルム(60μm)/エチレン−酢酸ビニル共重合体を含むホットメルト剤層(接着層)(25μm)。
【0044】
次にインモールドラベル射出成形に用いるインモールドラベル成形用ラベルについて説明する。
インモールドラベル射出成形に用いるインモールドラベル成形用ラベルは、一般に、印刷基材層、バリア層、射出樹脂との接着層からなる。これらの各層は、それぞれ独立して製膜し、接着剤を介してドライラミネートするか、または、その一部もしくは全層を共押出することで形成することができる。また、用途・目的に応じて印刷基材層を省略することができる。
【0045】
印刷基材層としてのフィルムは、一般に印刷可能なものであれば特に限定されず、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ナイロン等のからなるフィルムを適用することができる。
【0046】
バリア層としては、(a)アルミニウム箔、(b)金属または金属酸化物の蒸着層を被着した、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の未延伸または延伸プラスチックフィルム、例えば、酸化硅素蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、酸化アルミニウム蒸着延伸ポリエチレンテレフタレート、アルミニウム蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、(c)その他、ポリアクリロニトリル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリ塩化ビニリデンコート二軸延伸プラスチックフィルム、MXD6系ナイロン等からなるものが挙げられる。前記したバリア性材料の中から、選択して所望の性能を備えるバリア層を形成することができる。
【0047】
接着層としては、射出樹脂と接着するものであれば特に限定されないが、通常、射出樹脂と同材質のプラスチックや、エチレン−酢酸ビニル共重合体を含有するポリエチレン等の接着性を有する樹脂を共押出加工、或いはコーティング加工したプラスチックフィルム等が好適である。
【0048】
上記の印刷基材層、バリア層、射出樹脂との接着層の各層は、常法に従い、ドライラミネート法、押出コーティング法、その他のコーティング法に従って形成される。
【0049】
次にインモールドラベル射出成形に用いるインモールドラベル成形用ラベルの例を挙げる。
1) 延伸ポリプロピレンフィルム(印刷基材)(25μm)/アルミニウム箔(バリア層)(15μm)/ヒートシール性を有する延伸ポリプロピレンフィルム(接着層)(25μm)、
2) 延伸ポリプロピレンフィルム(印刷基材)(25μm)/酸化硅素蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(バリア層)(12μm)/ヒートシール層を有する延伸ポリプロピレンフィルム(接着層)(25μm)、
3) 未延伸ポリプロピレンフィルム(30μm)/ポリエチレンテレフタレートフィルム(印刷基材)(12μm)/未延伸ポリプロピレンフィルム(接着層)(30μm)、
4) 延伸ポリプロピレンフィルム(25μm)/ポリエチレンテレフタレートフィルム(印刷基材)(12μm)/酸化硅素蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(バリア層)(12μm)/ヒートシール層を有する延伸ポリプロピレンフィルム(接着層)(25μm)、
5) 未延伸ポリプロピレンフィルム(30μm)/ポリエチレンテレフタレートフィルム(印刷基材)(12μm)/アルミニウム箔(バリア層)(9μm)/ポリエチレンテレフタレートフィルム(12μm)/未延伸ポリプロピレンフィルム。
【0050】
本発明の包装容器は、図3乃至図5に示したようなフランジ付容器に限定されることなく、図7に示すような容器側壁の上端がカールした丸型環状縁部9を有する容器、又はフランジのない容器であってもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上詳細に説明したたように、本発明の包装容器は、ホットウォーマーによる加熱保存に適した包装容器であって、包装容器の接地面に接触しない底板を有し、底板の少なくとも主要部と包装容器の接地面の間の間隙hは0mm<h≦2mmであることを特徴とし、底板は包装容器の接地面に接触しないので、包装容器の落下時に底板が受ける衝撃は少なく亀裂等が入る確率は低いのみならず、底板の主要部と包装容器の接地面であるホットプレート8の面の間の間隙hは0mm<h≦2mmであり、ホットプレートに接近しているので、ホットプレートによる内容物の加温効率は良好であるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の底板全部が接地面に接触する包装容器は落下強度が弱いことを示す説明図である。
【図2】特許文献1(実開昭56−32015号公報)に記載の包装容器の縦断面図である。
【図3】本発明の包装容器の第1、第2の実施の形態を示し、(A)は第1の実施の形態を示す包装容器の縦断面図であり、(B)は第2の実施の形態を示す包装容器の縦断面図であり、(C)は底面図である。
【図4】本発明の包装容器の第3、第4の実施の形態を示し、(A)は第3の実施の形態を示す包装容器の縦断面図であり、(B)は第4の実施の形態を示す包装容器の縦断面図である。
【図5】本発明の包装容器の第5、第6の実施の形態を示し、(A)は第5の実施の形態を示す包装容器の縦断面図であり、(B)は第6の実施の形態を示す包装容器の縦断面図である。
【図6】インモールドラベル成形用ラベルを示し、(A)はインモールドラベル成形用ラベルの基本的構成を示す断面図、(B)はインモールドラベル成形用ラベルの第1の例を示す断面図、(C)はインモールドラベル成形用ラベルの第2の例を示す断面図、(D)はインモールドラベル成形用ラベルの第3の例を示す断面図、(E)はインモールドラベル成形用ラベルの第4の例を示す断面図である。
【図7】本発明の丸型環状縁部付容器の縦断面図である。
【符号の説明】
1 側壁
2 フランジ
3 底板
4 底板
4a 底板の主要部
4b 底板周辺部
5 底板
8 亀裂
9 丸型環状縁部
11 側壁
12 底部
13a 同心円状湾曲部
13b 同心円状湾曲部
13c 同心円状湾曲部
14 底部の下部中央
15 成形凸部
21、21a、21b インモールドラベル成形用ラベル
22 基材
23 接着層
24 バリア層
25 印刷基材層
26 印刷模様層
27 紫外線吸収層
28 表面保護層
G ゲート穴

Claims (4)

  1. ホットウォーマーによる加熱保存に適した包装容器であって、包装容器の接地面に接触しない底板を有し、底板の少なくとも主要部と包装容器の接地面の間の間隙hは0mm<h≦2mmであることを特徴とする包装容器。
  2. 好ましくは0mm<h≦1.5mm、特に好ましくは0mm<h≦1.0mmであることを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
  3. インモールドラベル射出成形体からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装容器。
  4. インモールドラベル二軸延伸ブロー成形体からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装容器。
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