JP2004276940A - ヒンジキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】容器に取り付けられるキャップ本体に対して開閉可能な蓋体の開閉が片手だけでできると共に、コストを抑えたヒンジキャップの提供。
【解決手段】L字状のセンターヒンジ4を備える三点ヒンジ、又はヒンジで、キャップ本体1と、蓋体2とを一体成形したヒンジキャップにおいて、センターヒンジ4又は蓋体2にレバー6を備えるようにした。また、レバー6の先端側の一部が、一辺部41の外面よりも外側、かつ他辺部40の外面よりも外側の範囲に位置するようにした。また、レバー6の先端部に、操作部7を備えるようにした。また、操作部7には平面が形成され、この平面の角度を、一辺部41の連設部側と離れるように一辺部41に対して傾斜するようにした。さらに、レバー6の基部が一辺部41の屈曲部側に位置するようにした。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャップ本体と蓋体とがヒンジを介して一体成形されたヒンジキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液体又は粉体等を収めた容器の口筒部に取り付けられるキャップには、キャップ本体に、ヒンジを介して蓋体が一体成形されたヒンジキャップが使用されることが多い。このようなヒンジキャップには、種々のタイプがあり、キャップ本体と蓋体との間のヒンジが、L字状のセンターヒンジを有する三点ヒンジにより構成されているものがある。
【0003】
この三点ヒンジを有するヒンジキャップが取り付けられた容器の内容物を取り出すときは、蓋体を開放することになるが、蓋体の開放性を良好にして利便性を高めた各種ヒンジキャップが存在する。例えば、蓋体を片手で開放できるように、蓋体に別体又は一体の開蓋レバーを設けたヒンジキャップが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。なお、蓋体を片手で開放可能にしたヒンジキャップは、食品調味料を収めた容器に用いられた場合、調理しながらの開放操作が容易になり好適である。
【0004】
【特許文献1】
実開平5−24553号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された前記開蓋レバーが別体のヒンジキャップは、部品点数が2点となり、前記開蓋レバーを組み付けるための組付工数が加わるため、コスト高になるという問題があった。
【0006】
また、特許文献1に開示された前記開蓋レバーが一体のヒンジキャップでも、前記キャップ本体の頂壁上面に傾斜面を設け、この傾斜面に下端面を摺動上昇可能に当接した前記開蓋レバーを前記蓋体に上下動及び揺動可能に一体成形するから、形状が複雑になりコスト高になるという問題があった。
【0007】
さらに、前記ヒンジキャップは開蓋レバーの位置が適切でないため、容器を保持した状態での指による操作性が良好でないという問題があった。
【0008】
このような問題は、キャップ本体と蓋体とが三点ヒンジを介して一体成形されたヒンジキャップに限られる問題ではなく、ヒンジの構成が異なるスムースヒンジのようなタイプのヒンジを備えるヒンジキャップにおいても同様に発生する。
【0009】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、蓋体の開閉を行う部分をヒンジキャップに設けることにより蓋体の開閉が片手だけでできると共に、コストを抑えたヒンジキャップを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係るヒンジキャップは、L字状のセンターヒンジを有する三点ヒンジで、容器への取り付け用となるキャップ本体と、該キャップ本体に対して開閉可能な蓋体とを連設して一体成形したヒンジキャップにおいて、前記センターヒンジにレバーを備えることを特徴とする。
【0011】
第6発明に係るヒンジキャップは、容器への取り付け用となるキャップ本体と、該キャップ本体に対して開閉可能な蓋体の前記キャップ本体側となる周縁の一部とをヒンジにより連設して一体成形したヒンジキャップにおいて、前記蓋体の前記ヒンジ側となる外面に一体成形して固定したレバーを備えることを特徴とする。
【0012】
第1発明又は第6発明においては、蓋体が閉鎖状態の場合、レバーに蓋体を開けようとする力を加えたとき、蓋体には、開く方向にモーメント力が働き、このモーメント力により蓋体は開かれる。また、蓋体が開放状態の場合、レバーに蓋体を閉めようとする力を加えたとき、蓋体には、閉まる方向にモーメント力が働き、このモーメント力により蓋体は閉められる。よって、レバーに力を加えることにより片手のみで蓋体の開閉ができる。さらに、レバーとセンターヒンジとが一体成形されている場合、又はレバーと蓋体とが一体成形されている場合、レバーの組付工程が不要となり、成形工程のみでヒンジキャップの完成品を製作できる。
【0013】
第2発明に係るヒンジキャップにおいては、第1発明におけるレバーの先端側の一部は、前記センターヒンジの屈曲部を中心にしてL字状の一端側と逆側になる範囲と、前記屈曲部を中心にして他端側と逆側になる範囲とが重複する範囲に位置することを特徴とする。
【0014】
第2発明においては、レバーの先端側の一部を、センターヒンジの屈曲部を中心にしてL字状の一端側と逆側になる範囲と、屈曲部を中心にして他端側と逆側になる範囲とが重複する範囲に位置させたから、容器を保持した状態で指をレバーに掛け易い。よって、蓋体を開閉しようとする力をレバーに加え易く、操作性を良好にできる。
【0015】
第3発明に係るヒンジキャップは、第1発明又は第2発明におけるレバーの先端部に、前記レバーの幅よりも幅広の操作部を備えることを特徴とする。
【0016】
第3発明においては、レバーの先端部に、レバーの幅よりも幅広の操作部を備えるから、容器を保持した状態で指を操作部に容易に掛けることができると共に、蓋体を開閉しようとする力を加えても、操作部の幅が広いために指に対する圧力が分散されて指が痛くならず、快適な操作性を確保できる。
【0017】
第4発明に係るヒンジキャップは、第3発明における操作部には、平面が形成されており、該平面は、前記センターヒンジの前記蓋体側となる一辺部の連設部側と離れるように前記一辺部に対して傾斜してあることを特徴とする。
【0018】
第4発明においては、操作部に平面が形成され、この平面は、センターヒンジの蓋体側となる一辺部の連設部側と離れるように一辺部に対して傾斜してあるから、容器を保持した状態で指が操作部の平面に掛け易くなるため、蓋体を開閉しようとする力を操作部に一段と加え易くでき、ワンアクションによる開閉操作を実現できる。
【0019】
第5発明に係るヒンジキャップにおいては、第1発明乃至第4発明の何れかにおけるレバーの基部は、前記センターヒンジの前記蓋体側となる一辺部の屈曲部側に位置することを特徴とする。
【0020】
第5発明においては、レバーの基部が、センターヒンジの蓋体側となる一辺部の屈曲部側に位置するから、蓋体を開閉しようとする力が効率よく蓋体に伝達され、蓋体に働くモーメント力が大きくなる。よって、蓋体を開閉するための力が小さくても蓋体を開閉することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
【0022】
実施の形態1
図1は、実施の形態1のヒンジキャップの斜視図であり、図2は、一部を断面にした前記ヒンジキャップの側面図である。また、図3の(a)は、前記ヒンジキャップの平面図を示し、(b)は、前記ヒンジキャップの底面図を示し、(c)は、前記ヒンジキャップの正面図を示し、(d)は、前記ヒンジキャップの背面図を示す。
【0023】
図において1はキャップ本体であり、キャップ本体1は合成樹脂により円筒状に形成されている。キャップ本体1の一端部には、端面をなす端面壁10が形成されており、この端面壁10には、適宜の直径とされた開口部(図示せず)が穿設されている。キャップ本体1の周壁の内面中途部には、装着する容器の口筒部の外側に形成された雄ねじに螺合する雌ねじ(図示せず)が設けられている。
【0024】
キャップ本体1の一端部側には、円板状の蓋体2が略同軸に設けられている。蓋体2の外径は、キャップ本体1の外径と略同一にされており、一面側がキャップ本体1の端面壁10に当接している。
【0025】
キャップ本体1と蓋体2とは、公知の三点ヒンジ3で連設されて同一材料にて一体成形されており、蓋体2は、キャップ本体1に対して開閉可能に構成されている。三点ヒンジ3は、キャップ本体1及び蓋体2の周方向の一箇所に設けられており、センターヒンジ4と、2つのサイドヒンジ5,5とを備える。
【0026】
センターヒンジ4は、可撓性を有する第1連設部43を介して蓋体2に連設された一辺部41と、キャップ本体1に、可撓性を有する第2連設部42を介して連設された他辺部40とを屈曲部44で連設したL字状にしている。
【0027】
サイドヒンジ5,5は、センターヒンジ4に対してキャップ本体1及び蓋体2の周方向の両側夫々に設けられており、蓋体2の一面側とキャップ本体1の一端部との当接位置近傍に設けられた可撓性を有する第3連設部50,50を備える。
【0028】
センターヒンジ4の一辺部41には、突出方向に交叉する方向の断面がH字状をなすレバー6が突出しており、このレバー6は、センターヒンジ4の一辺部41に一体成形され、ヒンジキャップ全体がワンピース構造となっている。レバー6の基部80は、一辺部41の屈曲部44側に位置しており、また、レバー6の先端側の一部は、図2に示すように、屈曲部44を中心にしてL字状のセンターヒンジ4の第1連設部43側と逆側になる範囲と、屈曲部44を中心にして第2連設部42側と逆側になる範囲とが重複するθ1の範囲に位置している。なお、レバー6の先端側の一部は、蓋体2を開けようとする力を効率的に伝達する観点より、図2に示すθ2である45°の範囲に位置するのが好適である。
【0029】
このようなレバー6の先端部には、レバー6の幅よりも幅広の板状をなす操作部7が一体に設けられている。図2において、操作部7の上側には、平面71が形成されており、この平面71には、滑り止めとなる複数の突条70,70,・・・が設けられている。操作部7の平面71は、センターヒンジ4の一辺部41の第1連設部43側と離れるように一辺部41に対して傾斜している。このような操作部7を設けることで操作性を良好にすると共に、操作時に指が痛くならないようにしている。
【0030】
図4の(a)は、本発明に係るヒンジキャップの蓋体2が閉鎖状態のときを示す側面図であり、(b)は、蓋体2が閉鎖状態から開放状態に移行する中途の状態を示す側面図であり、(c)は、蓋体2が開放状態のときを示す側面図である。
【0031】
以上の構成により、本発明に係るヒンジキャップは、液体又は粉体等を収めた容器の口筒部に設けられた雄ねじに、キャップ本体1の周壁の内面中途部に形成された前記雌ねじを螺合させて取り付けられる。
【0032】
閉鎖状態の蓋体2を開放するためには、容器を保持した状態で指を操作部7に掛け、図4(a)に示した矢印Aの方向へ力を加えればよい。これにより、図4(a)に示した矢印Bの方向へモーメント力が働き、蓋体2をワンアクションで開くことができる。また、開放状態の蓋体2を閉鎖するためには、図4(c)に示した矢印Aの逆方向へ力を加えれば、図4(c)に示した矢印Bの逆方向へモーメント力が働き、蓋体2をワンアクションで閉じることができる。
【0033】
なお、レバー6の先端部に操作部7を備える場合、ヒンジキャップを取り付けた容器は、操作部7を係止して吊り下げる陳列が可能である。
【0034】
図5(a)は、本発明に係るヒンジキャップが取り付けられ、陳列台に陳列された容器を示す平面図であり、図5(b)は、同じく陳列台に陳列された容器を示す側面図である。
【0035】
図において9は陳列台であり、陳列台9の壁面には、適宜の間隔を有して一対の線材を略平行に配した係止部90が複数突設されている。この係止部90,90,・・・の線材の間に、レバー6を通すことにより、操作部7が係止部90,90,・・・の上側となって係止し、ヒンジキャップが取り付けられた容器を吊り下げた状態にて陳列することができる。
【0036】
なお、前述したヒンジキャップは、前記形態に限定されず、種々の変形例の適用が可能である。例えば、レバー6はセンターヒンジ4の一辺部41に備えたが、図6(a)に示すように、レバー60を他辺部40に備えることも可能である。また、レバー6の基部80は、一辺部41の屈曲部44側に位置しているが、レバー6及びレバー60の基部80は、屈曲部44側に位置する必要はなく、一辺部41に備えられたレバー6は第1連設部43側に位置してもよく、他辺部40に備えられたレバー60は第2連設部42側に位置してもよい。
【0037】
また、レバー6の形状は限定されず、例えば、円柱状又は角柱状等、異なる形状としてもよい。また、レバー6の先端側の一部は、図2に示すように、θ1の範囲に位置しているが、レバー6の先端側の一部の位置は、この位置に限らない。
【0038】
さらに、レバー6の先端部に設けられた操作部7には平面71が形成されており、この平面71は、一辺部41の第1連設部43側と離れるように一辺部41に対して傾斜しているが、平面71の角度は、これに限らない。また、操作部7の形状は限定されず、例えば、図6(a)に示すように、球状をなす操作部75としてもよい。また、図6(b)に示すように、先端に球面が形成された円柱状をなすレバー61の先端部に操作部7を設けない構成としてもよい。
【0039】
さらにまた、前述の実施の形態では、レバー6をセンターヒンジ4の一辺部41と一体に形成しているが、レバー6は、一辺部41と一体に形成される必要はなく、別体としたレバー6をセンターヒンジ4の一辺部41に備えてもよい。
【0040】
実施の形態2
図7の(a)は、実施の形態2のヒンジキャップの側面図であり、(b)は、蓋体が開放状態にある前記ヒンジキャップの断面図である。また、図8は、蓋体が全開したときの前記ヒンジキャップの平面図である。
【0041】
図において11はキャップ本体であり、キャップ本体11は、合成樹脂により円筒状に形成されている。キャップ本体11の一端部には端面から軸長方向へ適宜の範囲に亘って小径とされた小径部12が設けられ、この小径部12の外周面に凸部13が周設されている。また、キャップ本体11の周壁の内面中途部には、装着する容器の口筒部の外周に周設された凸部に係合する凹部14が周設されている。
【0042】
キャップ本体11の一端部側には、円筒状の蓋体21が略同軸に設けられており、蓋体21の一端部には、蓋体21の外面を構成する天板部22が形成されている。蓋体21の外径は、キャップ本体11の外径と略同一にされており、内径は、キャップ本体11の小径部12の外径と略同一にされている。蓋体21の他端部側の内周面には、凸部13に対応した凹部23が周設されている。
【0043】
キャップ本体11と、蓋体21のキャップ本体11側となる周縁の一部とは、スムースヒンジ30により連設されて同一材料にて一体成形されており、蓋体21はキャップ本体11に対して開閉可能に構成されている。スムースヒンジ30は、幅広の主ヒンジ部30aと、主ヒンジ部30aの両側夫々に細幅で形成された副ヒンジ部30b,30bとにより構成されている。
【0044】
蓋体21の天板部22には、スムースヒンジ30側にレバー6が固定的に一体成形されており、このレバー6は、蓋体21の周方向において、スムースヒンジ30と対応する位置に設けられている。レバー6の基部80は、天板部22と蓋体21の周壁24とにより形成される角部近傍に位置している。また、レバー6の先端側の一部は、図7(a)において、蓋体21の周壁24外面よりも右側の範囲と、天板部22外面よりも上側の範囲とが重複するθ1の範囲に位置している。なお、レバー6の先端側の一部は、蓋体21を開けようとする力を効率的に伝達する観点より、図7(a)に示すθ2である45°の範囲に位置するのが好適である。
【0045】
実施の形態2のヒンジキャップと、液体又は粉体等を収めた容器との取り付けは、前記容器の口筒部に周設された凸部をキャップ本体11の凹部14に係合することによりなされる。
【0046】
その他の構成及び作用は、実施の形態1と同様であるため、同様の構成については同じ参照符号を付し、その構成の詳細な説明及び作用の説明を省略する。
【0047】
なお、実施の形態2のヒンジキャップにおいても、前述した構成に限定されず、例えば、天板部22に一体成形されたレバー6を、蓋体21の周壁24に一体成形してもよい。また、レバー6の基部80は、天板部22と周壁24とにより形成される角部近傍に位置しているが、天板部22の中央部側に位置してもよく、また、レバー6が周壁24に一体成形されている場合においても、レバー6の基部80は、前記角部近傍だけでなくキャップ本体11側に位置してもよい。さらに、レバー6及び操作部7の形状及び構成は、実施の形態1にて示したような各種変形例が適用可能である。
【0048】
また、実施の形態1では、キャップ本体1を円筒状とすると共に、蓋体2を円板状とし、実施の形態2では、キャップ本体11及び蓋体21を円筒状としたが、キャップ本体1,11及び蓋体2,21の形状は、前述の実施の形態1又は2に示した形状に限らない。
【0049】
さらに、本発明は、キャップ本体1,11及び蓋体2,21を連設するヒンジが、実施の形態1又は2に示した三点ヒンジ3又はスムースヒンジ30であるヒンジキャップに限らず、キャップ本体1,11と蓋体2,21とがヒンジを介して一体成形されたヒンジキャップ、又はキャップ本体1,11と蓋体2,21とが別体のヒンジキャップであれば適用することが可能である。
【0050】
【発明の効果】
以上、詳述したように、第1発明又は第6発明に係るヒンジキャップにおいては、ヒンジキャップを取り付けた容器を保持した状態で指によりレバーに蓋体を開けようとする力を加えることができる。この力の作用により蓋体には、開く方向にモーメント力が働き、蓋体を開くことができる。また、蓋体を閉じる場合には、レバーに蓋体を閉めようとする力を加えることにより蓋体に閉める方向のモーメント力が働き、蓋体を閉めることができる。よって、蓋体の開閉が片手だけででき、利便性が向上する。また、レバーとセンターヒンジとが一体成形されている場合、又はレバーと蓋体とが一体成形されている場合は、ヒンジキャップ全体をワンピース成形することができ、低コストにて作製できる。
【0051】
また、第2発明に係るヒンジキャップにおいては、容器を保持した状態で指がレバーに掛け易いから、蓋体を開けようとする力をレバーに加え易い。よって、片手だけで蓋体の開閉を確実に行える。
【0052】
また、第3発明に係るヒンジキャップにおいては、容器を保持した状態で指を操作部に容易に掛けることができると共に、蓋体を開閉するときに力を加えても、操作部の幅が広いために指に対する圧力が分散されて指が痛くならず、快適な操作性を確保できる。
【0053】
また、第4発明に係るヒンジキャップにおいては、容器を保持した状態で指が操作部の平面に掛け易くなり、蓋体を開閉しようとする力を操作部に一段と加え易くできるため、蓋体を開閉しようとする力を操作部に一段と加え易くでき、ワンアクションによる開閉操作を実現できる。
【0054】
さらに、第5発明に係るヒンジキャップにおいては、レバーに加えた力が効率よく蓋体に伝達されるから、レバーに加える力が小さくても蓋体を開くことができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のヒンジキャップの斜視図である。
【図2】一部を断面にしたヒンジキャップの側面図である。
【図3】ヒンジキャップの平面図、底面図、正面図及び背面図である。
【図4】蓋体の閉鎖状態、開放状態及び閉鎖状態から開放状態に移行途中の状態を示すヒンジキャップの側面図である。
【図5】ヒンジキャップが取り付けられ、陳列台に陳列された容器を示す図面である。
【図6】変形例を示すレバー近傍部分の側面図である。
【図7】実施の形態のヒンジキャップの側面図及び断面図である。
【図8】蓋体が全開したときの前記ヒンジキャップの平面図である。
【符号の説明】
1,11 キャップ本体
2,21 蓋体
3 三点ヒンジ
4 センターヒンジ
6,60,61 レバー
7,75 操作部
30 スムースヒンジ(ヒンジ)
40 他辺部
41 一辺部
43 第1連設部(連設部)
44 屈曲部
71 平面
80 基部

Claims (6)

  1. L字状のセンターヒンジを有する三点ヒンジで、容器への取り付け用となるキャップ本体と、該キャップ本体に対して開閉可能な蓋体とを連設して一体成形したヒンジキャップにおいて、
    前記センターヒンジにレバーを備えることを特徴とするヒンジキャップ。
  2. 前記レバーの先端側の一部は、前記センターヒンジの屈曲部を中心にしてL字状の一端側と逆側になる範囲と、前記屈曲部を中心にして他端側と逆側になる範囲とが重複する範囲に位置することを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。
  3. 前記レバーの先端部に、前記レバーの幅よりも幅広の操作部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のヒンジキャップ。
  4. 前記操作部には、平面が形成されており、
    該平面は、前記センターヒンジの前記蓋体側となる一辺部の連設部側と離れるように前記一辺部に対して傾斜してあることを特徴とする請求項3に記載のヒンジキャップ。
  5. 前記レバーの基部は、前記センターヒンジの前記蓋体側となる一辺部の屈曲部側に位置することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のヒンジキャップ。
  6. 容器への取り付け用となるキャップ本体と、該キャップ本体に対して開閉可能な蓋体の前記キャップ本体側となる周縁の一部とをヒンジにより連設して一体成形したヒンジキャップにおいて、
    前記蓋体の前記ヒンジ側となる外面に一体成形して固定したレバーを備えることを特徴とするヒンジキャップ。
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