JP2004276677A - 車両の乗員保護装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の側部内装品と乗員との間にサイドエアバッグ装置のエアバッグを膨張展開させることができ、車両の衝突が予測された後に実際に衝突が生じなかった場合には、保護手段を作動位置から郭定位置に自動的に復帰することができる車両の乗員保護装置を提供する。
【解決手段】サイドドア15を構成するドアトリム19を、上部ドアトリム20と下部ドアトリム21に分割構成し、ドアフレーム16に対し下部ドアトリム21を、室内空間を郭定する郭定位置と車幅方向内側に移動した作動位置との間で切り換え可能に構成する。予測センサ41により車両の側突が予測されると、電子制御装置43から電動モータ32を正回転させる信号が出力されて、下部ドアトリム21が郭定位置から作動位置に切り換えられる。車両の衝突が回避された場合には、電動モータ32が逆回転されて、下部ドアトリム21が郭定位置に自動的に切り換え配置される。
【選択図】 図1
【解決手段】サイドドア15を構成するドアトリム19を、上部ドアトリム20と下部ドアトリム21に分割構成し、ドアフレーム16に対し下部ドアトリム21を、室内空間を郭定する郭定位置と車幅方向内側に移動した作動位置との間で切り換え可能に構成する。予測センサ41により車両の側突が予測されると、電子制御装置43から電動モータ32を正回転させる信号が出力されて、下部ドアトリム21が郭定位置から作動位置に切り換えられる。車両の衝突が回避された場合には、電動モータ32が逆回転されて、下部ドアトリム21が郭定位置に自動的に切り換え配置される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の側方からの衝突が予測された場合に、乗員を保護するための乗員保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車両の乗員保護装置として、特許文献1に開示されたものが提案されている。この車両の乗員保護装置は、次のように構成されている。すなわち、衝突の予測センサ及び電子制御装置により車両の側突を予測し、車両の側突が予測されたときには、ドアトリムの上部に設けられた保護手段を作動状態に切り換える。前記保護手段は通常時には車両室内の一部を郭定する可動パネルと、この可動パネルを車両横方向に駆動する駆動装置とを備えている。前記可動パネルはサイドドアのフレームに対しパンタグラフ機構により車両横方向の往復移動可能に装着され、そのパンタグラフを伸縮するためにシリンダが設けられ、該シリンダのロッドと前記パンタグラフはワイヤーにより連結されている。
【0003】
従って、車両の側突が予測されたときには、前記シリンダが作動されてパンタグラフの伸長動作により前記可動パネルが車室内空間の中央部へ向けて移動され、これによりアームレストに置かれていた乗員の腕部が室内空間を郭定するサイドドアより離隔される。前記ワイヤーには可動パネルを作動状態から可動パネルがサイドドアへ向けて移動するのを許容する圧縮コイルばねが直列に接続されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−206176
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の車両の乗員保護装置は、乗員の腕部及び肩部を車室内側に移動させる構成をとっていたので、可動パネルを作動状態に切り換えた後に、可動パネルと乗員との間にサイドエアバッグ装置のエアバッグを膨張展開させることができないという問題があった。
【0006】
又、車両の衝突を予測するセンサーが作動した後に、可動パネルを室内空間を郭定する元の位置に戻す作業を手作業によって行わなければならないという問題があった。
【0007】
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、車両の側部内装品と乗員との間にサイドエアバッグ装置のエアバッグを膨張展開させることができるとともに、車両の衝突が予測された後に実際に衝突が生じなかった場合には、保護手段を作動位置から郭定位置に自動的に復帰することができる車両の乗員保護装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両の側部内装品のうち、車室内に設けられたシートに着座した乗員の腰部と対応する部位に設けられた保護手段と、上記保護手段を郭定位置と、該郭定位置から乗員の腰部側に迫り出した作動位置との間で切り換えるための位置切換機構と、車両の衝突を予測する予測手段及び車両の衝突を検出する検出手段と、車両の衝突が予測されたときには、前記保護手段を郭定位置から作動位置に切り換える信号を前記位置切換機構に出力し、衝突が回避された場合には、前記保護手段を作動位置から郭定位置に復帰する信号を前記位置切換機構に出力するための制御装置と、前記検出手段により車両の衝突が検出されたときには、乗員と前記側部内装品との間に膨張展開されるエアバッグ装置とを備えたことを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両の乗員保護装置において、前記保護手段は、車両の衝突時に乗員の腰部と側部内装品との間で圧縮されてクラッシュし、腰部に作用する衝撃を緩和するように構成されていることを要旨とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両の乗員保護装置において、前記保護手段は、側部内装品としてのドアトリムのアームレストと、該アームレストよりも下方の部位を他の部位と別体で形成することにより構成されていることを要旨とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両の乗員保護装置において、前記保護手段は、シートの着座部の上面に張り出すように構成されていることを要旨とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の車両の乗員保護装置において、前記シートの背もたれ部の下端部には、張り出された前記保護手段との干渉を回避するための凹部が形成されていることを要旨とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した車両の乗員保護装置の一実施形態を図面に従って説明する。
【0014】
図1に示すように、車両のボディの底部10には乗員Pが着座するためのシート11が装設されている。このシート11は前記底部10に対して位置調節機構12を介して車両の進行方向の位置調節可能に装着された着座部13と、この着座部13の後端部に装着された背もたれ部14とにより構成されている。
【0015】
車両の側部のドア開口を開閉するサイドドア15は、図4に示すようにドアフレーム16の上部にウインドウ17が形成され、該ウインドウ17はドアガラス18によって開閉されるようになっている。前記ドアフレーム16の下部の内側には側部内装品としてのドアトリム19が装着されている。このドアトリム19は上部ドアトリム20と保護手段としての下部ドアトリム21とによって構成されている。前記上部ドアトリム20はドアフレーム16に固定されている。前記下部ドアトリム21を構成するパネル本体22には、図1に示すようにアームレスト23が形成されている。又、前記パネル本体22の下部には雑誌等のポケット24を区画形成するパネル25が一体的に形成されている。
【0016】
前記下部ドアトリム21はドアフレーム16及び上部ドアトリム20から分離可能に構成され、サイドドア15の内側の内装材として機能する正規の取付位置、つまり車室内の空間を郭定する郭定位置からシート11に着座した乗員Pの腰部Phを保護する作動位置との間で位置の切り換え可能に装着されている。前記アームレスト23の裏側には合成樹脂製の取付板27が取り付けられ、この取付板27には図2に示すようにガイドロッド28が複数カ所(この実施形態では二箇所)に互いに平行に、かつアームレスト23と反対側に指向するように連結されている。前記両ガイドロッド28,28は前記ドアフレーム16の所定位置に図示しないブラケットを介して配置した横円筒状をなす軸受部材29によって車幅方向の往復動可能に支持されている。前記アームレスト23と取付板27の間には所値以上の外力が作用すると圧縮されて破壊される材料よりなるクラッシュ部30が形成されている。このクラッシュ部30はEA材により例えば格子状に形成されている。この実施形態では、アームレスト23、取付板27及びクラッシュ部30等が所定の外力を受けたときに圧縮破壊されるようにしている。
【0017】
次に、前記下部ドアトリム21を前記郭定位置と前記作動位置との間で位置切り換えするための位置切換機構26について説明する。
前記取付板27の背面にはウォーム31が車幅方向外側に向かって片持ち支持されている。前記ドアフレーム16の内部には正逆回転可能な電動モータ32が図示しないブラケットを介して所定位置に固定されている。この電動モータ32の回転軸33には前記ウォーム31に噛み合うウォームホイール34が連結されている。従って、前記電動モータ32の回転軸33が正回転されると、前記ウォームホイール34によってウォーム31が車幅方向内側に移動され、下部ドアトリム21が前記シート11の着座部13に向かって移動される。そして、パネル25の側面が着座部13の側面に当接されるとともに、アームレスト23の側面が下部ドアトリム21に着座した乗員Pの腰部Phと対応する位置に移動配置される。反対に、前記電動モータ32の回転軸33が逆回転されると、前記下部ドアトリム21が図5に示す作動位置から図1に示す郭定位置に切り換え配置される。
【0018】
次に、図3に基づいて前記シート11の背もたれ部14の車外側の側縁部に内蔵されたサイドエアバッグ装置35について説明する。
このサイドエアバッグ装置35は、例えば防炎加工が施された織布等からなる一対の基布が縫製されて袋状に形成されたエアバッグ36と、このエアバッグ36の基端部によって包蔵されたガス発生源としてのインフレータ37と、前記エアバッグ36及びインフレータ37を収容するケース38とから構成される。前記ケース38は、車両のシート11の背もたれ部14のフレーム(図示略)に取り付けられている。このケース38は背もたれ部14のボディの側壁部としてのサイドドア15側の端部に埋設されている。
【0019】
前記サイドドア15には、車両の側方からドアフレーム16に衝突しようとする車両の側突を予測するための近接センサ等の予測手段としての予測センサ41が設けられている。又、前記サイドドア15には同ドアに車両の側方から加えられる衝撃を検出するための検出手段としての検出センサ42が設けられている。
これらの予測センサ41、検出センサ42は、電子制御装置43に検出信号をそれぞれ入力するようになっている。電子制御装置43からは前記電動モータ32の駆動回路44及びインフレータ37に動作信号が出力されるようになっている。
【0020】
次に、前記のように構成した車両の乗員保護装置の動作について説明する。
図1及び図2はドアフレーム16に装着された下部ドアトリム21が郭定位置に保持された状態を示す。この状態において車両の側方から別の車両が接近し前記予測センサ41により車両の側突が予測されると、前記電子制御装置43から前記電動モータ32の駆動回路44に対し該モータ32を正回転させるための信号が出力される。このため、前記ウォームホイール34が回転されて前記下部ドアトリム21が図1に示す郭定位置から図5に示す乗員を保護する作動位置に切り換え配置される。このアームレスト23により乗員の腰部Phが着座部13の上面の正規の着座位置より車外側にはみ出している場合には、着座部13の正規の着座位置に押し戻される。
【0021】
又、前記予測センサ41のみが作動され、車両の衝突が回避された場合には前記電子制御装置43から前記電動モータ32の駆動回路44に対し該モータ32を逆回転させるための信号が出力される。このため、前記ウォームホイール34が逆回転され、前記下部ドアトリム21は図5に示す作動位置から図1,2に示す郭定位置に切り換え配置される。
【0022】
さらに、前記下部ドアトリム21が図5に示す作動位置に移動された状態において、前記ドアフレーム16に車両が衝突して前記検出センサ42が作動されると、前記電子制御装置43から前記インフレータ37を作動させる信号が出力される。このため、インフレータ37からガスが噴射され、このガスによってエアバッグ36が図3及び図5に示すように車両の進行方向の前方に向かって膨張展開され、上部ドアトリム20とシート11に着座した乗員Pとの間の空間に介在され、乗員Pが保護される。
【0023】
上記実施形態の車両の乗員保護装置によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)上記実施形態では、ドアトリム19を構成する下部ドアトリム21を郭定位置と乗員Pを保護する作動位置との間で切り換え可能に構成し、前記予測センサ41により車両の衝突が予測された場合には、前記下部ドアトリム21を、前記作動位置に切り換え配置した。このため、シート11の着座部13上の乗員の着座位置が車外側に偏っていてもそれを下部ドアトリム21のアームレスト23により正規の着座位置に押し戻すことができる。このため、前記ドアトリム19と、乗員Pの胸部及び肩部との間の空間を所定量に確保することができ、サイドエアバッグ装置35のエアバッグ36の前記空間への膨張展開を適正に行い、乗員の保護を確実に行うことができる。
【0024】
(2)上記実施形態では、前記予測センサ41により車両の衝突が予測された後に、実際に車両の衝突が回避された場合には、前記電子制御装置43から前記電動モータ32を逆回転させる信号が出力されて、前記下部ドアトリム21が前記作動位置から郭定位置へ切り換え配置するようにした。このため、下部ドアトリム21が作動位置から郭定位置に自動的に復帰され、下部ドアトリム21を手作業によって戻す必要がない。又、下部ドアトリム21は正規の郭定位置に復帰されるので、ドアトリム19の外観が損なわれることもない。
【0025】
(3)上記実施形態では、アームレスト23の内部にクラッシュ部30を設け、前記ドアフレーム16に対して車両が衝突した場合にアームレスト23と乗員の腰部Phとの間で圧縮されて破壊されるようにした。このため、車両の衝突時における乗員Pの腰部Phの保護を適正に行うことができる。
【0026】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 前記ポケット24を前記パネル本体22の内側に形成し、アームレスト23が作動位置に切り換えられたとき、アームレスト23が前記着座部13の上面に進入するようにしてもよい。この場合には、腰部Phをドアフレーム16から遠ざけることができるので、腰部Phの保護効果をさらに向上することができる。
【0027】
・ 図1に二点鎖線で示すように、前記シート11の背もたれ部14の下端部に対し、凹部14aを形成し、該凹部14aにアームレスト23が進入し得るようにしてもよい。この場合にはアームレスト23を着座部13の上面に進入させる構成としてもアームレスト23に背もたれ部14が干渉しないので、シート11を位置調節機構12によって前後方向に位置調整した場合に適応することができる。
【0028】
・ 前記下部ドアトリム21の位置切換機構26を、流体圧シリンダによって構成したり、電磁式のアクチュエータによって構成したり、あるいはパンタグラフ機構により構成したりしてもよい。
【0029】
・ 前記エアバッグ36の形状を、乗員の胸部及び肩部を保護する形状にしたり、胸部、肩部及び頭部を保護する形状にしたり、腰部と胸部を保護する形状にしたり、腰部、胸部及び肩部を保護する形状にしたり、腰部、胸部、肩部及び頭部を保護する形状にしたりしてもよい。前記腰部を保護するエアバッグを用いた場合には、エアバッグを膨張展開させる直前において電子制御装置43からの動作信号により前記下部ドアトリム21を図5に示す作動位置から図1に示す郭定位置に戻すようにする。
【0030】
・ 上記実施形態において、エアバッグ36の好適な収容、及び好適な膨張展開が図られるのであれば、ケース38を省略してもよい。
・ 上記実施形態では、インフレータ37を、シート11の背もたれ部14におけるボディ側の端部に埋設するようにした。これに対して、エアバッグ36内にガスを噴出可能な構成とした上で、インフレータ37を他の部分に設けるようにしてもよい。
【0031】
・ 前記アームレスト23のみを位置切換機構により郭定位置と作動位置との間で切り換えるように構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜5に記載の発明は、車両の側部内装品と乗員との間にサイドエアバッグ装置のエアバッグを膨張展開させることができるとともに、車両の衝突が予測された後に実際に衝突が生じなかった場合には、保護手段を郭定位置に自動的に復帰することができる。
【0033】
請求項2記載の発明は、乗員の腰部に作用する衝撃を緩和して保護効果を向上することができる。
請求項3記載の発明は、ドアトリムのアームレストを含む下部ドアトリムにより保護手段を容易に構成することができる。
【0034】
請求項4に記載の発明は、保護手段がシートの着座部の上面に張り出すので、乗員の腰部の保護性能をさらに向上することができる。
請求項5に記載の発明は、シートの背もたれ部の下端部に張り出された保護手段との干渉を回避するための凹部が形成されているので、シートの前後方向の位置が調整されても保護手段が背もたれ部に干渉するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した車両の乗員保護装置の一実施形態を示す横断面図。
【図2】乗員保護装置の平断面図。
【図3】車両のシートの側面図。
【図4】車両のドアを内側から見た正面図。
【図5】乗員保護装置の保護手段が作動位置に切り換え配置された状態を示す横断面図。
【符号の説明】P…乗員、11…シート、13…着座部、14…背もたれ部、14a…凹部、19…ドアトリム、21…保護手段としての下部ドアトリム、23…アームレスト、26…位置切換機構、30…クラッシュ部、35…サイドエアバッグ装置、41…予測手段としての予測センサ、42…検出手段としての検出センサ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の側方からの衝突が予測された場合に、乗員を保護するための乗員保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車両の乗員保護装置として、特許文献1に開示されたものが提案されている。この車両の乗員保護装置は、次のように構成されている。すなわち、衝突の予測センサ及び電子制御装置により車両の側突を予測し、車両の側突が予測されたときには、ドアトリムの上部に設けられた保護手段を作動状態に切り換える。前記保護手段は通常時には車両室内の一部を郭定する可動パネルと、この可動パネルを車両横方向に駆動する駆動装置とを備えている。前記可動パネルはサイドドアのフレームに対しパンタグラフ機構により車両横方向の往復移動可能に装着され、そのパンタグラフを伸縮するためにシリンダが設けられ、該シリンダのロッドと前記パンタグラフはワイヤーにより連結されている。
【0003】
従って、車両の側突が予測されたときには、前記シリンダが作動されてパンタグラフの伸長動作により前記可動パネルが車室内空間の中央部へ向けて移動され、これによりアームレストに置かれていた乗員の腕部が室内空間を郭定するサイドドアより離隔される。前記ワイヤーには可動パネルを作動状態から可動パネルがサイドドアへ向けて移動するのを許容する圧縮コイルばねが直列に接続されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−206176
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の車両の乗員保護装置は、乗員の腕部及び肩部を車室内側に移動させる構成をとっていたので、可動パネルを作動状態に切り換えた後に、可動パネルと乗員との間にサイドエアバッグ装置のエアバッグを膨張展開させることができないという問題があった。
【0006】
又、車両の衝突を予測するセンサーが作動した後に、可動パネルを室内空間を郭定する元の位置に戻す作業を手作業によって行わなければならないという問題があった。
【0007】
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、車両の側部内装品と乗員との間にサイドエアバッグ装置のエアバッグを膨張展開させることができるとともに、車両の衝突が予測された後に実際に衝突が生じなかった場合には、保護手段を作動位置から郭定位置に自動的に復帰することができる車両の乗員保護装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両の側部内装品のうち、車室内に設けられたシートに着座した乗員の腰部と対応する部位に設けられた保護手段と、上記保護手段を郭定位置と、該郭定位置から乗員の腰部側に迫り出した作動位置との間で切り換えるための位置切換機構と、車両の衝突を予測する予測手段及び車両の衝突を検出する検出手段と、車両の衝突が予測されたときには、前記保護手段を郭定位置から作動位置に切り換える信号を前記位置切換機構に出力し、衝突が回避された場合には、前記保護手段を作動位置から郭定位置に復帰する信号を前記位置切換機構に出力するための制御装置と、前記検出手段により車両の衝突が検出されたときには、乗員と前記側部内装品との間に膨張展開されるエアバッグ装置とを備えたことを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両の乗員保護装置において、前記保護手段は、車両の衝突時に乗員の腰部と側部内装品との間で圧縮されてクラッシュし、腰部に作用する衝撃を緩和するように構成されていることを要旨とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両の乗員保護装置において、前記保護手段は、側部内装品としてのドアトリムのアームレストと、該アームレストよりも下方の部位を他の部位と別体で形成することにより構成されていることを要旨とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両の乗員保護装置において、前記保護手段は、シートの着座部の上面に張り出すように構成されていることを要旨とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の車両の乗員保護装置において、前記シートの背もたれ部の下端部には、張り出された前記保護手段との干渉を回避するための凹部が形成されていることを要旨とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した車両の乗員保護装置の一実施形態を図面に従って説明する。
【0014】
図1に示すように、車両のボディの底部10には乗員Pが着座するためのシート11が装設されている。このシート11は前記底部10に対して位置調節機構12を介して車両の進行方向の位置調節可能に装着された着座部13と、この着座部13の後端部に装着された背もたれ部14とにより構成されている。
【0015】
車両の側部のドア開口を開閉するサイドドア15は、図4に示すようにドアフレーム16の上部にウインドウ17が形成され、該ウインドウ17はドアガラス18によって開閉されるようになっている。前記ドアフレーム16の下部の内側には側部内装品としてのドアトリム19が装着されている。このドアトリム19は上部ドアトリム20と保護手段としての下部ドアトリム21とによって構成されている。前記上部ドアトリム20はドアフレーム16に固定されている。前記下部ドアトリム21を構成するパネル本体22には、図1に示すようにアームレスト23が形成されている。又、前記パネル本体22の下部には雑誌等のポケット24を区画形成するパネル25が一体的に形成されている。
【0016】
前記下部ドアトリム21はドアフレーム16及び上部ドアトリム20から分離可能に構成され、サイドドア15の内側の内装材として機能する正規の取付位置、つまり車室内の空間を郭定する郭定位置からシート11に着座した乗員Pの腰部Phを保護する作動位置との間で位置の切り換え可能に装着されている。前記アームレスト23の裏側には合成樹脂製の取付板27が取り付けられ、この取付板27には図2に示すようにガイドロッド28が複数カ所(この実施形態では二箇所)に互いに平行に、かつアームレスト23と反対側に指向するように連結されている。前記両ガイドロッド28,28は前記ドアフレーム16の所定位置に図示しないブラケットを介して配置した横円筒状をなす軸受部材29によって車幅方向の往復動可能に支持されている。前記アームレスト23と取付板27の間には所値以上の外力が作用すると圧縮されて破壊される材料よりなるクラッシュ部30が形成されている。このクラッシュ部30はEA材により例えば格子状に形成されている。この実施形態では、アームレスト23、取付板27及びクラッシュ部30等が所定の外力を受けたときに圧縮破壊されるようにしている。
【0017】
次に、前記下部ドアトリム21を前記郭定位置と前記作動位置との間で位置切り換えするための位置切換機構26について説明する。
前記取付板27の背面にはウォーム31が車幅方向外側に向かって片持ち支持されている。前記ドアフレーム16の内部には正逆回転可能な電動モータ32が図示しないブラケットを介して所定位置に固定されている。この電動モータ32の回転軸33には前記ウォーム31に噛み合うウォームホイール34が連結されている。従って、前記電動モータ32の回転軸33が正回転されると、前記ウォームホイール34によってウォーム31が車幅方向内側に移動され、下部ドアトリム21が前記シート11の着座部13に向かって移動される。そして、パネル25の側面が着座部13の側面に当接されるとともに、アームレスト23の側面が下部ドアトリム21に着座した乗員Pの腰部Phと対応する位置に移動配置される。反対に、前記電動モータ32の回転軸33が逆回転されると、前記下部ドアトリム21が図5に示す作動位置から図1に示す郭定位置に切り換え配置される。
【0018】
次に、図3に基づいて前記シート11の背もたれ部14の車外側の側縁部に内蔵されたサイドエアバッグ装置35について説明する。
このサイドエアバッグ装置35は、例えば防炎加工が施された織布等からなる一対の基布が縫製されて袋状に形成されたエアバッグ36と、このエアバッグ36の基端部によって包蔵されたガス発生源としてのインフレータ37と、前記エアバッグ36及びインフレータ37を収容するケース38とから構成される。前記ケース38は、車両のシート11の背もたれ部14のフレーム(図示略)に取り付けられている。このケース38は背もたれ部14のボディの側壁部としてのサイドドア15側の端部に埋設されている。
【0019】
前記サイドドア15には、車両の側方からドアフレーム16に衝突しようとする車両の側突を予測するための近接センサ等の予測手段としての予測センサ41が設けられている。又、前記サイドドア15には同ドアに車両の側方から加えられる衝撃を検出するための検出手段としての検出センサ42が設けられている。
これらの予測センサ41、検出センサ42は、電子制御装置43に検出信号をそれぞれ入力するようになっている。電子制御装置43からは前記電動モータ32の駆動回路44及びインフレータ37に動作信号が出力されるようになっている。
【0020】
次に、前記のように構成した車両の乗員保護装置の動作について説明する。
図1及び図2はドアフレーム16に装着された下部ドアトリム21が郭定位置に保持された状態を示す。この状態において車両の側方から別の車両が接近し前記予測センサ41により車両の側突が予測されると、前記電子制御装置43から前記電動モータ32の駆動回路44に対し該モータ32を正回転させるための信号が出力される。このため、前記ウォームホイール34が回転されて前記下部ドアトリム21が図1に示す郭定位置から図5に示す乗員を保護する作動位置に切り換え配置される。このアームレスト23により乗員の腰部Phが着座部13の上面の正規の着座位置より車外側にはみ出している場合には、着座部13の正規の着座位置に押し戻される。
【0021】
又、前記予測センサ41のみが作動され、車両の衝突が回避された場合には前記電子制御装置43から前記電動モータ32の駆動回路44に対し該モータ32を逆回転させるための信号が出力される。このため、前記ウォームホイール34が逆回転され、前記下部ドアトリム21は図5に示す作動位置から図1,2に示す郭定位置に切り換え配置される。
【0022】
さらに、前記下部ドアトリム21が図5に示す作動位置に移動された状態において、前記ドアフレーム16に車両が衝突して前記検出センサ42が作動されると、前記電子制御装置43から前記インフレータ37を作動させる信号が出力される。このため、インフレータ37からガスが噴射され、このガスによってエアバッグ36が図3及び図5に示すように車両の進行方向の前方に向かって膨張展開され、上部ドアトリム20とシート11に着座した乗員Pとの間の空間に介在され、乗員Pが保護される。
【0023】
上記実施形態の車両の乗員保護装置によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)上記実施形態では、ドアトリム19を構成する下部ドアトリム21を郭定位置と乗員Pを保護する作動位置との間で切り換え可能に構成し、前記予測センサ41により車両の衝突が予測された場合には、前記下部ドアトリム21を、前記作動位置に切り換え配置した。このため、シート11の着座部13上の乗員の着座位置が車外側に偏っていてもそれを下部ドアトリム21のアームレスト23により正規の着座位置に押し戻すことができる。このため、前記ドアトリム19と、乗員Pの胸部及び肩部との間の空間を所定量に確保することができ、サイドエアバッグ装置35のエアバッグ36の前記空間への膨張展開を適正に行い、乗員の保護を確実に行うことができる。
【0024】
(2)上記実施形態では、前記予測センサ41により車両の衝突が予測された後に、実際に車両の衝突が回避された場合には、前記電子制御装置43から前記電動モータ32を逆回転させる信号が出力されて、前記下部ドアトリム21が前記作動位置から郭定位置へ切り換え配置するようにした。このため、下部ドアトリム21が作動位置から郭定位置に自動的に復帰され、下部ドアトリム21を手作業によって戻す必要がない。又、下部ドアトリム21は正規の郭定位置に復帰されるので、ドアトリム19の外観が損なわれることもない。
【0025】
(3)上記実施形態では、アームレスト23の内部にクラッシュ部30を設け、前記ドアフレーム16に対して車両が衝突した場合にアームレスト23と乗員の腰部Phとの間で圧縮されて破壊されるようにした。このため、車両の衝突時における乗員Pの腰部Phの保護を適正に行うことができる。
【0026】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 前記ポケット24を前記パネル本体22の内側に形成し、アームレスト23が作動位置に切り換えられたとき、アームレスト23が前記着座部13の上面に進入するようにしてもよい。この場合には、腰部Phをドアフレーム16から遠ざけることができるので、腰部Phの保護効果をさらに向上することができる。
【0027】
・ 図1に二点鎖線で示すように、前記シート11の背もたれ部14の下端部に対し、凹部14aを形成し、該凹部14aにアームレスト23が進入し得るようにしてもよい。この場合にはアームレスト23を着座部13の上面に進入させる構成としてもアームレスト23に背もたれ部14が干渉しないので、シート11を位置調節機構12によって前後方向に位置調整した場合に適応することができる。
【0028】
・ 前記下部ドアトリム21の位置切換機構26を、流体圧シリンダによって構成したり、電磁式のアクチュエータによって構成したり、あるいはパンタグラフ機構により構成したりしてもよい。
【0029】
・ 前記エアバッグ36の形状を、乗員の胸部及び肩部を保護する形状にしたり、胸部、肩部及び頭部を保護する形状にしたり、腰部と胸部を保護する形状にしたり、腰部、胸部及び肩部を保護する形状にしたり、腰部、胸部、肩部及び頭部を保護する形状にしたりしてもよい。前記腰部を保護するエアバッグを用いた場合には、エアバッグを膨張展開させる直前において電子制御装置43からの動作信号により前記下部ドアトリム21を図5に示す作動位置から図1に示す郭定位置に戻すようにする。
【0030】
・ 上記実施形態において、エアバッグ36の好適な収容、及び好適な膨張展開が図られるのであれば、ケース38を省略してもよい。
・ 上記実施形態では、インフレータ37を、シート11の背もたれ部14におけるボディ側の端部に埋設するようにした。これに対して、エアバッグ36内にガスを噴出可能な構成とした上で、インフレータ37を他の部分に設けるようにしてもよい。
【0031】
・ 前記アームレスト23のみを位置切換機構により郭定位置と作動位置との間で切り換えるように構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜5に記載の発明は、車両の側部内装品と乗員との間にサイドエアバッグ装置のエアバッグを膨張展開させることができるとともに、車両の衝突が予測された後に実際に衝突が生じなかった場合には、保護手段を郭定位置に自動的に復帰することができる。
【0033】
請求項2記載の発明は、乗員の腰部に作用する衝撃を緩和して保護効果を向上することができる。
請求項3記載の発明は、ドアトリムのアームレストを含む下部ドアトリムにより保護手段を容易に構成することができる。
【0034】
請求項4に記載の発明は、保護手段がシートの着座部の上面に張り出すので、乗員の腰部の保護性能をさらに向上することができる。
請求項5に記載の発明は、シートの背もたれ部の下端部に張り出された保護手段との干渉を回避するための凹部が形成されているので、シートの前後方向の位置が調整されても保護手段が背もたれ部に干渉するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した車両の乗員保護装置の一実施形態を示す横断面図。
【図2】乗員保護装置の平断面図。
【図3】車両のシートの側面図。
【図4】車両のドアを内側から見た正面図。
【図5】乗員保護装置の保護手段が作動位置に切り換え配置された状態を示す横断面図。
【符号の説明】P…乗員、11…シート、13…着座部、14…背もたれ部、14a…凹部、19…ドアトリム、21…保護手段としての下部ドアトリム、23…アームレスト、26…位置切換機構、30…クラッシュ部、35…サイドエアバッグ装置、41…予測手段としての予測センサ、42…検出手段としての検出センサ。
Claims (5)
- 車両の側部内装品のうち、車室内に設けられたシートに着座した乗員の腰部と対応する部位に設けられた保護手段と、
上記保護手段を郭定位置と、該郭定位置から乗員の腰部側に迫り出した作動位置との間で切り換えるための位置切換機構と、
車両の衝突を予測する予測手段及び車両の衝突を検出する検出手段と、
車両の衝突が予測されたときには、前記保護手段を郭定位置から作動位置に切り換える信号を前記位置切換機構に出力し、衝突が回避された場合には、前記保護手段を作動位置から郭定位置に復帰する信号を前記位置切換機構に出力するための制御装置と、
前記検出手段により車両の衝突が検出されたときには、乗員と前記側部内装品との間に膨張展開されるエアバッグ装置とを備えたことを特徴とする車両の乗員保護装置。 - 前記保護手段は、車両の衝突時に乗員の腰部と側部内装品との間で圧縮されてクラッシュし、腰部に作用する衝撃を緩和するように構成されている請求項1に記載の車両の乗員保護装置。
- 前記保護手段は、側部内装品としてのドアトリムのアームレストと、該アームレストよりも下方の部位を他の部位と別体で形成することにより構成されている請求項1又は2に記載の車両の乗員保護装置。
- 前記保護手段は、シートの着座部の上面に張り出すように構成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両の乗員保護装置。
- 前記シートの背もたれ部の下端部には、張り出された前記保護手段との干渉を回避するための凹部が形成されている請求項4に記載の車両の乗員保護装置。
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