JP2004276638A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アウトプットシャフトとウォームホイールとの固着強度の向上等を図った電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】アウトプットシャフト17とウォームホイール41との嵌合部位において、アウトプットシャフト17の外周に雄セレーション71が形成される一方、ウォームホイール41の軸孔55の内周面に雌セレーション73が形成されている。雌セレーション73の外形は雌セレーション73の外形より若干大きく形成されており、アウトプットシャフト17にウォームホイール41が圧入された際には、両者がいわゆる締り嵌めとなる。
【選択図】 図3
【解決手段】アウトプットシャフト17とウォームホイール41との嵌合部位において、アウトプットシャフト17の外周に雄セレーション71が形成される一方、ウォームホイール41の軸孔55の内周面に雌セレーション73が形成されている。雌セレーション73の外形は雌セレーション73の外形より若干大きく形成されており、アウトプットシャフト17にウォームホイール41が圧入された際には、両者がいわゆる締り嵌めとなる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウォーム減速機構を有する電動パワーステアリング装置に係り、詳しくは、アウトプットシャフトとウォームホイールとの固着強度の向上等を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用の操舵系では、外部動力源を用いて操舵アシストを行わせる、いわゆるパワーステアリング装置が広く採用されている。
従来、パワーステアリング装置用の動力源としては、ベーン方式の油圧ポンプが一般に用いられており、この油圧ポンプをエンジンにより駆動するものが多かった。ところが、この種のパワーステアリング装置は、油圧ポンプを常時駆動することによるエンジンの駆動損失が大きい(最大負荷時において、数馬力〜十馬力程度)ため、小排気量の軽自動車等では走行燃費が低下することが避けられなかった。そこで、これらの問題を解決するものとして、電動モータを動力源とする電動パワーステアリング装置が近年注目されている。電動パワーステアリング装置では、電動モータの電源に車載バッテリを用いるために直接的なエンジンの駆動損失(油圧ポンプに係るエンジンの駆動損失)が無く、電動モータが操舵アシスト時にのみに起動されるために走行燃費の低下も抑えられる他、走行速度等に応じた電子制御が極めて容易に行える等の特長を有している。
【0003】
電動パワーステアリング装置では、電動モータに比較的高回転・低トルクのものが使用されるため、電動モータとステアリングシャフトとの間に減速機構が組み込まれる。減速機構としては、一組で大きな減速比が得られること等から、ウォームとウォームホイールとからなるウォーム減速機構が用いられることが多い。ウォーム減速機構では、ウォームは電動モータの回転軸に連結される一方、ウォームに噛み合うウォームホイールはアウトプットシャフトに外嵌・圧入され、これらがギヤハウジング内に配置される。アウトプットシャフトとウォームホイールとは、据切り時や悪路走行時における回転トルクによる相対回転を防止するべく、強固に固着させる必要がある。そのため、アウトプットシャフトの外周に雄セレーションを形成する一方、ウォームホイールを比較的低硬度で真円断面の軸孔を有するものとし、ウォームホイールをアウトプットシャフトに外嵌・圧入させることで、ウォームホイールの軸孔に雄セレーションを食い込ませる(塑性変形させる)方法を採るものが公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−95122号公報 (第4頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の電動パワーステアリング装置では、アウトプットシャフトに圧入させることでウォームホイールを塑性変形させるため、図8に示したように、圧入終端ではアウトプットシャフト17の雄セレーション71に押し出されるかたちでウォームホイール41の軸孔55の端部に反りバリ81が形成されることが避けられない。この反りバリ81は、アウトプットシャフトを支持する転がり軸受(図示せず)等を装着する際の障害となったり、運転中に脱落してウォーム減速機構内の異物となることがあるため、切削等の後処理を施して除去しなければならなかった。また、反りバリの発生を防止するため、図9に示したように、アウトプットシャフト17の雄セレーション71をウォームホイール41の軸孔55より短くする方法もあるが、この場合にはアウトプットシャフト17とウォームホイール41との固着面積が減少する。そのため、十分な固着強度を得るためには、軸孔55の長さ(すなわち、ウォームホイール41の幅)を大きくしなければならず、ギヤハウジングの軸方向寸法が大きくなる等の問題があった。
【0006】
本発明は、上記状況に鑑みなされたもので、アウトプットシャフトとウォームホイールとの固着強度の向上等を図った電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、電動モータの駆動力をウォーム減速機構を介してアウトプットシャフトに伝達して操舵アシストを行わせる電動パワーステアリング装置であって、前記アウトプットシャフトに外嵌・圧入されるウォームホイールを備え、当該アウトプットシャフトの外周に雄スプラインが形成されると共に、当該ウォームホイールの内周に当該雄スプラインに噛み合う雌スプラインが形成されたものを提案する。
【0008】
請求項1の発明では、圧入されたアウトプットシャフトとウォームホイールとは、雄スプラインと雌スプラインとの噛み合いにより、嵌合長が比較的短くても強固に固着される。また、ウォームホイールを殆ど塑性変形させないため圧入終端に反りバリが発生せず、切削等の後処理が不要になると共に、ウォームホイールの全幅を嵌合に供することでより高い固着強度が得られる。
【0009】
また、請求項2の発明は、請求項1の電動パワーステアリング装置において、前記ウォームホイールが、前記アウトプットシャフトを支持する転がり軸受を介して、転がり軸受固定部材によりその軸方向移動を規制されたものを提案する。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項1の電動パワーステアリング装置において、前記転がり軸受固定部材がテーパスナップリングまたはナットであるものを提案する。
【0011】
請求項2および3の発明では、アウトプットシャフトとウォームホイールとの軸方向支持がより強固となる。
【0012】
また、請求項4の発明は、請求項1〜3の電動パワーステアリング装置において、前記アウトプットシャフトにおける雄セレーション形成部位の硬度と、前記ウォームホイールにおける雌セレーション形成部位の硬度とが異なるものを提案する。
【0013】
請求項4の発明では、雄セレーション形成部位の硬度と雌セレーション形成部位の硬度とを適宜設定することで、反りバリの発生を更に抑制することが可能となる。
【0014】
また、請求項5の発明は、請求項1〜4の電動パワーステアリング装置において、前記ウォームホイールが、金属製ホイールと、当該金属製ホイールの外周に固着された合成樹脂製ギヤリングとから構成されたものを提案する。
【0015】
請求項5の発明では、ウォームホイールの製造が容易になると共に、その軽量化等も実現される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係るステアリング装置の車室側部分を示す側面図であり、同図中の符号1はステアリングコラムを示す。ステアリングコラム1は、ピボットピン3とチルト調整機構5とを介して、車体側構造部材7,9に固定されている。ステアリングコラム1には、その内部にステアリングアッパシャフト11が回動自在に支持されると共に、下部に電動モータ13やギヤハウジング15,アウトプットシャフト17等からなる電動アシスト機構19が一体化されている。
【0017】
ステアリングアッパシャフト11の後端にはステアリングホイール21が取り付けられており、運転者がステアリングホイール21を回動させると、その回転力が電動アシスト機構19により増大されてアウトプットシャフト17に伝達される。図1中、符号25は自在継手27を介してアウトプットシャフト17の前端に連結されたロアステアリングシャフトを示す。また、符号29はステアリングコラム1を覆うコラムカバー、符号31は車室とエンジンルームとを区画するダッシュボード、符号33はチルトレバーをそれぞれ示す。
【0018】
図2に示したように、第1実施形態のアウトプットシャフト17にはウォームホイール41が外嵌・圧入されている。ウォームホイール41は、電動モータ13に接続されたウォーム43と噛み合っており、電動モータ13の回転が減速されてアウトプットシャフト17に伝達される。本実施形態の場合、電動モータ13は、ウォームホイール41の後方に配置されたトルクセンサ45の出力信号に基づき駆動されるが、ここではその説明を省略する。
【0019】
第1実施形態のウォームホイール41は、金属製ホイール(以下、単にホイールと記す)51の外周に合成樹脂製ギヤリング(以下、単にギヤリングと記す)53を固着させることにより形成されている。本実施形態の場合、ホイール51は冷間鍛造成形品であり、アウトプットシャフト17に外嵌する軸孔55を有している。アウトプットシャフト17は、ウォームホイール41の後方(図2中右方)で密閉型転がり軸受61により支持されると共に、ウォームホイール41の前面(図2中左方)に当接したシール付転がり軸受63に支持されている。図2中、符号65で示した部材はギヤハウジング15の前端に締結されたカバーであり、シール付転がり軸受63はテーパスナップリング67,69を介してこのカバー65とアウトプットシャフト25とに保持されている。図中、符号70はアウトプットシャフト17に形成されたテーパ溝を示しており、このテーパ溝70にテーパスナップリング69が嵌着している。
【0020】
第1実施形態の場合、図3(図2中のA部拡大図)に示したように、アウトプットシャフト17とウォームホイール41との嵌合部位において、アウトプットシャフト17の外周に雄セレーション71が形成される一方、ウォームホイール41の軸孔55の内周面に雌セレーション73が形成されている。雌セレーション73の外形は雌セレーション73の外形より若干大きく形成されており、アウトプットシャフト17にウォームホイール41が圧入された際には、両者がいわゆる締り嵌めとなる。本実施形態の場合、両セレーション71,73は、アウトプットシャフト17とウォームホイール41との嵌合部位の略全長に亘って形成されている。また、アウトプットシャフト17は、その硬度がホイール51の硬度より所定量高く設定されている。図中、符号75はアウトプットシャフト17に形成された段部を示しており、この段部75にウォームホイール41の後端が当接している。
【0021】
第1実施形態ではこのような構成を採ったことにより、アウトプットシャフト17にウォームホイール41が圧入されると、図4に示したように、雄セレーション71と雌セレーション73とが大きな弾接力をもって噛み合う。そのため、両セレーション71,73がアウトプットシャフト17とウォームホイール41との嵌合部位の略全長に亘って形成されていることも相俟って、ウォームホイール41がアウトプットシャフト17に強固に固着される。そして、アウトプットシャフト17の硬度がホイール51の硬度より所定量高くされていることもあって、アウトプットシャフト17にウォームホイール41が圧入される際にホイール51の塑性変形が殆ど起こらず、従来装置で問題となっていた圧入終端での反りバリの発生が起こらなくなった。
【0022】
一方、第1実施形態では、ウォームホイール41が固着されたアウトプットシャフト17にシール付転がり軸受63を圧入した後、転がり軸受固定部材たるテーパスナップリング69をテーパ溝70に嵌着させる。すると、シール付転がり軸受63とウォームホイール41とは、段部75とテーパスナップリング69とにより挟持されるかたちとなり、軸方向で強固に固定される。尚、本実施形態では、転がり軸受固定部材としてテーパスナップリング69を採用したが、ナット等を用いてもよい。
【0023】
図5は第2実施形態に係るステアリング装置の要部縦断面図である。本実施形態も、上述した第1実施形態と略同様の構成を有しているが、アウトプットシャフト17の寸法・形状等が異なっている。すなわち、アウトプットシャフト17は、シール付転がり軸受63の嵌合部の外径をD1、ウォームホイール41の嵌合部の外径をD2、密閉型転がり軸受61の外径をD3としたとき、D1>D2>D3となるように、その寸法・形状が設定されている。また、図6(図5中のC部拡大図)に示したように、アウトプットシャフト17には、ウォームホイール41と密閉型転がり軸受61との間に環状溝77が形成され、この環状溝77に合成樹脂やアルミニウム合金等の軟質材を成形してなる間座79が嵌め込まれている。
【0024】
第2実施形態では、アウトプットシャフト17とウォームホイール41との固着強度は第1実施形態と同様に向上するが、車両衝突時におけるアウトプットシャフト17の挙動が異なる。車両衝突時にステアリングギヤが後退し、ロアステアリングシャフト25が後方に突き上げられると、アウトプットシャフト17には図5中右方に向かう力が作用する。ところが、アウトプットシャフト17は、シール付転がり軸受63とウォームホイール41と間座79とを介して密閉型転がり軸受61(すなわち、ギヤハウジング15)により係止されるため、ステアリングアッパシャフト11やステアリングホイール21が後退することがない。これにより、エアバッグの展開位置のずれが生ずることがなくなり、エアバッグの機能が十分に発揮される。
【0025】
一方、運転者がステアリングホイール21に二次衝突した場合、ステアリングアッパシャフト11を介してアウトプットシャフト17には図5中左方に向かう力が作用する。この際、第2実施形態では、間座79が軟質材で製造されているために環状溝77の部位で破断(剪断)され、アウトプットシャフト17とウォームホイール41とが軸方向固着力の比較的小さいセレーション結合となっていることも相俟って、図7に示したように、アウトプットシャフト17が図中左方に容易に移動する。これにより、二次衝突エネルギーが吸収され、運転者がステアリングホイール21に強く押し付けられることが防止される。尚、コラムアシスト型の電動パワーステアリング装置では、ステアリングコラム全長が短くなるほど、電動アシスト機構19の存在によりステアリング装置に充分なストロークの衝撃エネルギー吸収機構を設けることが難しくなるが、本実施形態ではアウトプットシャフト17がエネルギー吸収に寄与できるため、本実施形態単独またはステアリングシャフト11にコラプシブル機構等を併せて設けるなど、設計自由度を増すことができる。
【0026】
なお、図6(図5中のC部拡大図)に示した嵌合が通常は軸方向に動かず、2次衝突で軸方向に動く嵌め合い荷重を得ているときは、間座79を省略しても良い。
【0027】
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明の態様は上記実施形態に限られるものではなく、ウォームホイールやアウトプットシャフトの具体的形状を始め、電動パワーステアリング装置の具体的構成等についても、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば、適宜変更可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る電動パワーステアリング装置によれば、電動モータの駆動力をウォーム減速機構を介してアウトプットシャフトに伝達して操舵アシストを行わせる電動パワーステアリング装置であって、前記アウトプットシャフトに外嵌・圧入されるウォームホイールを備え、当該アウトプットシャフトの外周に雄スプラインが形成されると共に、当該ウォームホイールの内周に当該雄スプラインに噛み合う雌スプラインが形成されたものとしたため、圧入されたアウトプットシャフトとウォームホイールとは、雄スプラインと雌スプラインとの噛み合いにより、嵌合長が比較的短くても強固に固着される一方、ウォームホイールを殆ど塑性変形させないため圧入終端に反りバリが発生せず、切削等の後処理が不要になると共に、ウォームホイールの全幅を嵌合に供することでより高い固着強度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るステアリング装置の車室側の構造を示す側面図である。
【図2】第1実施形態に係るステアリング装置の要部縦断面図である。
【図3】図2中のA部拡大図である。
【図4】図3中のB−B断面図である。
【図5】第2実施形態に係るステアリング装置の要部縦断面図である。
【図6】図2中のC部拡大図である。
【図7】第2実施形態の作用を示す説明図である。
【図8】従来装置に係るアウトプットシャフトとウォームホイールとの嵌合部を示す要部縦断面図である。
【図9】従来装置に係るアウトプットシャフトとウォームホイールとの嵌合部を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
1‥‥ステアリングコラム
13‥‥電動モータ
15‥‥ギヤハウジング
17‥‥アウトプットシャフト
19‥‥電動アシスト機構
41‥‥ウォームホイール
51‥‥金属製ホイール
55‥‥ボス部
61‥‥転がり軸受
63‥‥シール付転がり軸受
69‥‥テーパスナップリング
71‥‥雄セレーション
73‥‥雌セレーション
77‥‥環状溝
79‥‥間座
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウォーム減速機構を有する電動パワーステアリング装置に係り、詳しくは、アウトプットシャフトとウォームホイールとの固着強度の向上等を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用の操舵系では、外部動力源を用いて操舵アシストを行わせる、いわゆるパワーステアリング装置が広く採用されている。
従来、パワーステアリング装置用の動力源としては、ベーン方式の油圧ポンプが一般に用いられており、この油圧ポンプをエンジンにより駆動するものが多かった。ところが、この種のパワーステアリング装置は、油圧ポンプを常時駆動することによるエンジンの駆動損失が大きい(最大負荷時において、数馬力〜十馬力程度)ため、小排気量の軽自動車等では走行燃費が低下することが避けられなかった。そこで、これらの問題を解決するものとして、電動モータを動力源とする電動パワーステアリング装置が近年注目されている。電動パワーステアリング装置では、電動モータの電源に車載バッテリを用いるために直接的なエンジンの駆動損失(油圧ポンプに係るエンジンの駆動損失)が無く、電動モータが操舵アシスト時にのみに起動されるために走行燃費の低下も抑えられる他、走行速度等に応じた電子制御が極めて容易に行える等の特長を有している。
【0003】
電動パワーステアリング装置では、電動モータに比較的高回転・低トルクのものが使用されるため、電動モータとステアリングシャフトとの間に減速機構が組み込まれる。減速機構としては、一組で大きな減速比が得られること等から、ウォームとウォームホイールとからなるウォーム減速機構が用いられることが多い。ウォーム減速機構では、ウォームは電動モータの回転軸に連結される一方、ウォームに噛み合うウォームホイールはアウトプットシャフトに外嵌・圧入され、これらがギヤハウジング内に配置される。アウトプットシャフトとウォームホイールとは、据切り時や悪路走行時における回転トルクによる相対回転を防止するべく、強固に固着させる必要がある。そのため、アウトプットシャフトの外周に雄セレーションを形成する一方、ウォームホイールを比較的低硬度で真円断面の軸孔を有するものとし、ウォームホイールをアウトプットシャフトに外嵌・圧入させることで、ウォームホイールの軸孔に雄セレーションを食い込ませる(塑性変形させる)方法を採るものが公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−95122号公報 (第4頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の電動パワーステアリング装置では、アウトプットシャフトに圧入させることでウォームホイールを塑性変形させるため、図8に示したように、圧入終端ではアウトプットシャフト17の雄セレーション71に押し出されるかたちでウォームホイール41の軸孔55の端部に反りバリ81が形成されることが避けられない。この反りバリ81は、アウトプットシャフトを支持する転がり軸受(図示せず)等を装着する際の障害となったり、運転中に脱落してウォーム減速機構内の異物となることがあるため、切削等の後処理を施して除去しなければならなかった。また、反りバリの発生を防止するため、図9に示したように、アウトプットシャフト17の雄セレーション71をウォームホイール41の軸孔55より短くする方法もあるが、この場合にはアウトプットシャフト17とウォームホイール41との固着面積が減少する。そのため、十分な固着強度を得るためには、軸孔55の長さ(すなわち、ウォームホイール41の幅)を大きくしなければならず、ギヤハウジングの軸方向寸法が大きくなる等の問題があった。
【0006】
本発明は、上記状況に鑑みなされたもので、アウトプットシャフトとウォームホイールとの固着強度の向上等を図った電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、電動モータの駆動力をウォーム減速機構を介してアウトプットシャフトに伝達して操舵アシストを行わせる電動パワーステアリング装置であって、前記アウトプットシャフトに外嵌・圧入されるウォームホイールを備え、当該アウトプットシャフトの外周に雄スプラインが形成されると共に、当該ウォームホイールの内周に当該雄スプラインに噛み合う雌スプラインが形成されたものを提案する。
【0008】
請求項1の発明では、圧入されたアウトプットシャフトとウォームホイールとは、雄スプラインと雌スプラインとの噛み合いにより、嵌合長が比較的短くても強固に固着される。また、ウォームホイールを殆ど塑性変形させないため圧入終端に反りバリが発生せず、切削等の後処理が不要になると共に、ウォームホイールの全幅を嵌合に供することでより高い固着強度が得られる。
【0009】
また、請求項2の発明は、請求項1の電動パワーステアリング装置において、前記ウォームホイールが、前記アウトプットシャフトを支持する転がり軸受を介して、転がり軸受固定部材によりその軸方向移動を規制されたものを提案する。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項1の電動パワーステアリング装置において、前記転がり軸受固定部材がテーパスナップリングまたはナットであるものを提案する。
【0011】
請求項2および3の発明では、アウトプットシャフトとウォームホイールとの軸方向支持がより強固となる。
【0012】
また、請求項4の発明は、請求項1〜3の電動パワーステアリング装置において、前記アウトプットシャフトにおける雄セレーション形成部位の硬度と、前記ウォームホイールにおける雌セレーション形成部位の硬度とが異なるものを提案する。
【0013】
請求項4の発明では、雄セレーション形成部位の硬度と雌セレーション形成部位の硬度とを適宜設定することで、反りバリの発生を更に抑制することが可能となる。
【0014】
また、請求項5の発明は、請求項1〜4の電動パワーステアリング装置において、前記ウォームホイールが、金属製ホイールと、当該金属製ホイールの外周に固着された合成樹脂製ギヤリングとから構成されたものを提案する。
【0015】
請求項5の発明では、ウォームホイールの製造が容易になると共に、その軽量化等も実現される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係るステアリング装置の車室側部分を示す側面図であり、同図中の符号1はステアリングコラムを示す。ステアリングコラム1は、ピボットピン3とチルト調整機構5とを介して、車体側構造部材7,9に固定されている。ステアリングコラム1には、その内部にステアリングアッパシャフト11が回動自在に支持されると共に、下部に電動モータ13やギヤハウジング15,アウトプットシャフト17等からなる電動アシスト機構19が一体化されている。
【0017】
ステアリングアッパシャフト11の後端にはステアリングホイール21が取り付けられており、運転者がステアリングホイール21を回動させると、その回転力が電動アシスト機構19により増大されてアウトプットシャフト17に伝達される。図1中、符号25は自在継手27を介してアウトプットシャフト17の前端に連結されたロアステアリングシャフトを示す。また、符号29はステアリングコラム1を覆うコラムカバー、符号31は車室とエンジンルームとを区画するダッシュボード、符号33はチルトレバーをそれぞれ示す。
【0018】
図2に示したように、第1実施形態のアウトプットシャフト17にはウォームホイール41が外嵌・圧入されている。ウォームホイール41は、電動モータ13に接続されたウォーム43と噛み合っており、電動モータ13の回転が減速されてアウトプットシャフト17に伝達される。本実施形態の場合、電動モータ13は、ウォームホイール41の後方に配置されたトルクセンサ45の出力信号に基づき駆動されるが、ここではその説明を省略する。
【0019】
第1実施形態のウォームホイール41は、金属製ホイール(以下、単にホイールと記す)51の外周に合成樹脂製ギヤリング(以下、単にギヤリングと記す)53を固着させることにより形成されている。本実施形態の場合、ホイール51は冷間鍛造成形品であり、アウトプットシャフト17に外嵌する軸孔55を有している。アウトプットシャフト17は、ウォームホイール41の後方(図2中右方)で密閉型転がり軸受61により支持されると共に、ウォームホイール41の前面(図2中左方)に当接したシール付転がり軸受63に支持されている。図2中、符号65で示した部材はギヤハウジング15の前端に締結されたカバーであり、シール付転がり軸受63はテーパスナップリング67,69を介してこのカバー65とアウトプットシャフト25とに保持されている。図中、符号70はアウトプットシャフト17に形成されたテーパ溝を示しており、このテーパ溝70にテーパスナップリング69が嵌着している。
【0020】
第1実施形態の場合、図3(図2中のA部拡大図)に示したように、アウトプットシャフト17とウォームホイール41との嵌合部位において、アウトプットシャフト17の外周に雄セレーション71が形成される一方、ウォームホイール41の軸孔55の内周面に雌セレーション73が形成されている。雌セレーション73の外形は雌セレーション73の外形より若干大きく形成されており、アウトプットシャフト17にウォームホイール41が圧入された際には、両者がいわゆる締り嵌めとなる。本実施形態の場合、両セレーション71,73は、アウトプットシャフト17とウォームホイール41との嵌合部位の略全長に亘って形成されている。また、アウトプットシャフト17は、その硬度がホイール51の硬度より所定量高く設定されている。図中、符号75はアウトプットシャフト17に形成された段部を示しており、この段部75にウォームホイール41の後端が当接している。
【0021】
第1実施形態ではこのような構成を採ったことにより、アウトプットシャフト17にウォームホイール41が圧入されると、図4に示したように、雄セレーション71と雌セレーション73とが大きな弾接力をもって噛み合う。そのため、両セレーション71,73がアウトプットシャフト17とウォームホイール41との嵌合部位の略全長に亘って形成されていることも相俟って、ウォームホイール41がアウトプットシャフト17に強固に固着される。そして、アウトプットシャフト17の硬度がホイール51の硬度より所定量高くされていることもあって、アウトプットシャフト17にウォームホイール41が圧入される際にホイール51の塑性変形が殆ど起こらず、従来装置で問題となっていた圧入終端での反りバリの発生が起こらなくなった。
【0022】
一方、第1実施形態では、ウォームホイール41が固着されたアウトプットシャフト17にシール付転がり軸受63を圧入した後、転がり軸受固定部材たるテーパスナップリング69をテーパ溝70に嵌着させる。すると、シール付転がり軸受63とウォームホイール41とは、段部75とテーパスナップリング69とにより挟持されるかたちとなり、軸方向で強固に固定される。尚、本実施形態では、転がり軸受固定部材としてテーパスナップリング69を採用したが、ナット等を用いてもよい。
【0023】
図5は第2実施形態に係るステアリング装置の要部縦断面図である。本実施形態も、上述した第1実施形態と略同様の構成を有しているが、アウトプットシャフト17の寸法・形状等が異なっている。すなわち、アウトプットシャフト17は、シール付転がり軸受63の嵌合部の外径をD1、ウォームホイール41の嵌合部の外径をD2、密閉型転がり軸受61の外径をD3としたとき、D1>D2>D3となるように、その寸法・形状が設定されている。また、図6(図5中のC部拡大図)に示したように、アウトプットシャフト17には、ウォームホイール41と密閉型転がり軸受61との間に環状溝77が形成され、この環状溝77に合成樹脂やアルミニウム合金等の軟質材を成形してなる間座79が嵌め込まれている。
【0024】
第2実施形態では、アウトプットシャフト17とウォームホイール41との固着強度は第1実施形態と同様に向上するが、車両衝突時におけるアウトプットシャフト17の挙動が異なる。車両衝突時にステアリングギヤが後退し、ロアステアリングシャフト25が後方に突き上げられると、アウトプットシャフト17には図5中右方に向かう力が作用する。ところが、アウトプットシャフト17は、シール付転がり軸受63とウォームホイール41と間座79とを介して密閉型転がり軸受61(すなわち、ギヤハウジング15)により係止されるため、ステアリングアッパシャフト11やステアリングホイール21が後退することがない。これにより、エアバッグの展開位置のずれが生ずることがなくなり、エアバッグの機能が十分に発揮される。
【0025】
一方、運転者がステアリングホイール21に二次衝突した場合、ステアリングアッパシャフト11を介してアウトプットシャフト17には図5中左方に向かう力が作用する。この際、第2実施形態では、間座79が軟質材で製造されているために環状溝77の部位で破断(剪断)され、アウトプットシャフト17とウォームホイール41とが軸方向固着力の比較的小さいセレーション結合となっていることも相俟って、図7に示したように、アウトプットシャフト17が図中左方に容易に移動する。これにより、二次衝突エネルギーが吸収され、運転者がステアリングホイール21に強く押し付けられることが防止される。尚、コラムアシスト型の電動パワーステアリング装置では、ステアリングコラム全長が短くなるほど、電動アシスト機構19の存在によりステアリング装置に充分なストロークの衝撃エネルギー吸収機構を設けることが難しくなるが、本実施形態ではアウトプットシャフト17がエネルギー吸収に寄与できるため、本実施形態単独またはステアリングシャフト11にコラプシブル機構等を併せて設けるなど、設計自由度を増すことができる。
【0026】
なお、図6(図5中のC部拡大図)に示した嵌合が通常は軸方向に動かず、2次衝突で軸方向に動く嵌め合い荷重を得ているときは、間座79を省略しても良い。
【0027】
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明の態様は上記実施形態に限られるものではなく、ウォームホイールやアウトプットシャフトの具体的形状を始め、電動パワーステアリング装置の具体的構成等についても、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば、適宜変更可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る電動パワーステアリング装置によれば、電動モータの駆動力をウォーム減速機構を介してアウトプットシャフトに伝達して操舵アシストを行わせる電動パワーステアリング装置であって、前記アウトプットシャフトに外嵌・圧入されるウォームホイールを備え、当該アウトプットシャフトの外周に雄スプラインが形成されると共に、当該ウォームホイールの内周に当該雄スプラインに噛み合う雌スプラインが形成されたものとしたため、圧入されたアウトプットシャフトとウォームホイールとは、雄スプラインと雌スプラインとの噛み合いにより、嵌合長が比較的短くても強固に固着される一方、ウォームホイールを殆ど塑性変形させないため圧入終端に反りバリが発生せず、切削等の後処理が不要になると共に、ウォームホイールの全幅を嵌合に供することでより高い固着強度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るステアリング装置の車室側の構造を示す側面図である。
【図2】第1実施形態に係るステアリング装置の要部縦断面図である。
【図3】図2中のA部拡大図である。
【図4】図3中のB−B断面図である。
【図5】第2実施形態に係るステアリング装置の要部縦断面図である。
【図6】図2中のC部拡大図である。
【図7】第2実施形態の作用を示す説明図である。
【図8】従来装置に係るアウトプットシャフトとウォームホイールとの嵌合部を示す要部縦断面図である。
【図9】従来装置に係るアウトプットシャフトとウォームホイールとの嵌合部を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
1‥‥ステアリングコラム
13‥‥電動モータ
15‥‥ギヤハウジング
17‥‥アウトプットシャフト
19‥‥電動アシスト機構
41‥‥ウォームホイール
51‥‥金属製ホイール
55‥‥ボス部
61‥‥転がり軸受
63‥‥シール付転がり軸受
69‥‥テーパスナップリング
71‥‥雄セレーション
73‥‥雌セレーション
77‥‥環状溝
79‥‥間座
Claims (5)
- 電動モータの駆動力をウォーム減速機構を介してアウトプットシャフトに伝達して操舵アシストを行わせる電動パワーステアリング装置であって、
前記アウトプットシャフトに外嵌・圧入されるウォームホイールを備え、
当該アウトプットシャフトの外周に雄スプラインが形成されると共に、当該ウォームホイールの内周に当該雄スプラインに噛み合う雌スプラインが形成されたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 前記ウォームホイールが、前記アウトプットシャフトを支持する転がり軸受を介して、転がり軸受固定部材によりその軸方向移動を規制されたことを特徴とする、請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記転がり軸受固定部材がテーパスナップリングまたはナットであることを特徴とする、請求項2記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記アウトプットシャフトにおける雄セレーション形成部位の硬度と、前記ウォームホイールにおける雌セレーション形成部位の硬度とが異なることを特徴とする、請求項1〜3記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記ウォームホイールが、金属製ホイールと、当該金属製ホイールの外周に固着された合成樹脂製ギヤリングとから構成されたことを特徴とする、請求項1〜4記載の電動パワーステアリング装置。
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010137817A (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | Jtekt Corp | 電動パワーステアリング装置 |
JP2013014213A (ja) * | 2011-07-04 | 2013-01-24 | Nsk Ltd | ステアリング装置 |
US9174665B2 (en) | 2011-07-04 | 2015-11-03 | Nsk Ltd. | Construction for fastening a bearing and a steering gear unit using this construction for fastening a bearing |
JP2021063577A (ja) * | 2019-10-16 | 2021-04-22 | 日本精工株式会社 | シャフト付ウォームホイール、ウォーム減速機および電動パワーステアリング装置 |
DE112021003624T5 (de) | 2020-07-07 | 2023-04-27 | Nsk Ltd. | Verfahren zur Herstellung eines Schneckenrads, und Schneckenrad |
-
2003
- 2003-03-12 JP JP2003066879A patent/JP2004276638A/ja not_active Withdrawn
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