JP2004276391A - 画像形成装置、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス動作中に操作者の誤操作による機械の状態悪化を自動的に回復するとともに、中断後の再開動作をより迅速に終了できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】取り外し可能なインクカートリッジとサブタンクとメンテナンス動作を行う維持回復機構を備えた画像形成装置において、維持回復機構は、メンテナンス動作を実行中にインクカートリッジの脱落を検出した際、メンテナンス動作を中断した個所を記憶しておき、インクカートリッジが装着されたときに、中断した個所からメンテナンス動作を自動的に実行するようにした。サブタンクに影響を与えるメンテナンス動作を行っているときにインクカートリッジの脱落を検出した際は、中断後にインクカートリッジの装着を検出すると、インクカートリッジ交換時に行うメンテナンス動作を実行し、その後、中断したメンテナンス動作を再度実行する。
【選択図】 図20

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体に関し、具体的には、画像形成装置のメンテナンス動作時に操作者の誤操作による機械の状態悪化を防ぐ技術に関し、インクジェットプリンタに用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータの発達により、画像処理等が比較的簡単に実行できるようになったため、例えばディスプレイに表示されるデジタル画像のハードコピーを高品質で出力できる記録装置が求められ、このような要求に応えるためにインクジェット式記録ヘッドを搭載した記録装置が提供されている。
【0003】
このようなインクジェット記録装置としては、例えば、副走査方向に配列した複数のノズルからなるノズル列を有する記録ヘッドを主走査方向に移動させるとともに、インク滴を付着させる記録媒体(例えば、紙、フィルム、布等)を主走査方向と直交する副走査方向に移動させながら、記録ヘッドのノズル列から記録信号に応じてインク滴を記録媒体に吐出することによって、高速、高密度、高品質の記録を行うようにしている。
【0004】
このインクジェット記録装置が高速化されることによって、一般家庭での個人ユーザや個人事業者だけでなく、オフィスでの使用も急速に広まっている。
オフィスの使用においては、個人ユーザの使用に比べ、印刷に対する要求(用紙のサイズや画像のサイズなど)や印刷枚数が多いのが特徴で、大容量のインクカートリッジを配備する必要がある。
このために、インクジェット記録装置は、インクカートリッジを装置本体側に配置し、記録ヘッドが搭載されたキャリッジ上にはサブタンクを配置し、各インクカートリッジから各サブタンクに対してインク補給チューブを介してそれぞれインクを補給し、さらに各サブタンクからそれぞれ記録ヘッドに対してインクを供給するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようなインクジェット記録装置においても、インクが無くなった場合のインクカートリッジ交換や記録ヘッドのクリーニング等のメンテナンスを行う必要が出てくる。
このメンテナンスにおいて、操作者が不用意に対象外の部品に触れて、それ以後の装置の状態を悪化させてしまうことがある。
例えば、インクカートリッジからサブタンクへインクを補充しているときに、操作者が誤ってインクカートリッジに触れ、外してしまうような誤操作を行ってしまう危険性がある。
【0006】
本発明は、上述した実情を考慮してなされたものであって、メンテナンス動作中に操作者の誤操作による機械の状態悪化を自動的に回復するとともに、中断後の再開動作をより迅速に終了できる画像形成装置、画像形成装置の機能を実行するプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
さらに、操作者の誤操作によるメンテナンス動作の中断を避けることができる画像形成装置、プログラムおよび記録媒体を提供することも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1は、取り外し可能なインクカートリッジと、前記インクカートリッジからインクを供給される印刷ヘッド上に搭載されたサブタンクと、前記印刷ヘッドおよび前記サブタンクの状態を回復・保護するためのメンテナンス動作を行う維持回復機構を備えた画像形成装置において、前記インクカートリッジの着脱を検出するカートリッジ着脱検出手段を有し、前記維持回復機構は、メンテナンス動作を実行中に前記インクカートリッジの脱落を検出した際、メンテナンス動作を中断し、中断後に前記インクカートリッジの装着を検出すると、中断したメンテナンス動作を再度自動的に実行するようにしたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の請求項2は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記維持回復機構は、メンテナンス動作を中断した個所を記憶しておき、前記インクカートリッジが装着されたときに、中断した個所からメンテナンス動作を実行することを特徴とする。
また、本発明の請求項3は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記維持回復機構は、前記サブタンクに影響を与えるメンテナンス動作を行っているときに前記インクカートリッジの脱落を検出した際、メンテナンス動作の中断後に前記インクカートリッジの装着を検出すると、インクカートリッジ交換時に行うメンテナンス動作を実行し、その後、中断したメンテナンス動作を再度実行することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項4は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記維持回復機構は、前記サブタンクに影響を与えないメンテナンス動作を行っているときに前記インクカートリッジの脱落を検出した際、このメンテナンス動作を中断せずに継続して動作させることを特徴とする。
また、本発明の請求項5は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記維持回復機構は、前記サブタンクに影響を与える動作を行う前に、前記インクカートリッジの装着が検出された場合には、そのままメンテナンス動作を継続するようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項6は、コンピュータに、請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置の機能を実行させるためのプログラムである。
また、本発明の請求項7は、請求項6に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0011】
以上の構成により、画像形成装置のメンテナンス動作中に操作者の誤操作でカートリッジが脱落してもカートリッジを装着すれば、自動的にメンテナンス動作に復帰するので、誤操作があってもメンテナンス動作が継続される。
また、メンテナンス動作中の操作者の誤操作による機械の動作中断を回避することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1は、本発明が実施される画像形成装置の印字制御機構部の概略斜視図、図2は、同印字制御機構部の側面図である。
【0013】
この画像形成装置は、画像形成装置の本体1の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ13、キャリッジ13に搭載したインクジェットヘッドからなる記録ヘッド14、記録ヘッド14へのインクを供給するインクカートリッジ15等で構成される印字制御機構部2等を収納し、画像形成装置の本体1の下方部には前方側から多数枚の記録媒体(用紙)3を積載可能な給紙カセット(あるいは給紙トレイでもよい)4を抜き差し自在に装着することができる。
【0014】
以下の説明では、「記録媒体」とは、記録ヘッドによってドットが形成される媒体を意味し、代表的には、印刷用紙、記録紙、カット紙、連続紙、ロール紙等がある。但し、記録媒体は紙である必要はなく、布、樹脂、セラミックス、金属板等の他の材料から形成され、記録ヘッドによって吐出されるインクを受容可能なものもいう。
【0015】
また、記録媒体3を手差しで給紙するための手差しトレイ5を開倒することができ、給紙カセット4あるいは手差しトレイ5から給送される記録媒体3を取り込み、印字制御機構部2によって所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙トレイ6に排紙する。
【0016】
印字制御機構部2は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材である主ガイドロッド11でキャリッジ13を主走査方向(図2の紙面垂直方向)に摺動自在に保持し、このキャリッジ13にはイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を噴射するインクジェットヘッドからなる記録ヘッド14をインク滴噴射方向を下方に向けて装着し、キャリッジ13の上側には記録ヘッド14に各色のインクを供給するための各サブタンク12を装着している。
【0017】
各色のインクに対応するサブタンク12は、インク供給チューブ16を介して、交換可能に装着されたインクカートリッジ(インクタンク)15と接続され、インクカートリッジ15から対応する色のインクを供給される。
【0018】
キャリッジ13は、後方側(用紙搬送方向下流側)を主ガイドロッド11に摺動自在に嵌装している。そして、このキャリッジ13を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ17で回転駆動される駆動プーリ18と従動プーリ19との間にタイミングベルト20を張装し、このタイミングベルト20をキャリッジ13に固定している。
【0019】
また、記録ヘッド14として、ここでは各色のヘッドを用いているが、各色のインク滴を吐出するノズルを有する1個のヘッドとしてもよい。
記録ヘッド14として用いるインクジェットヘッドは、圧電素子などの電気機機械変換素子で液室(インク流路)壁面を形成する振動板を介してインクを加圧するピエゾ型のもの、あるいは発熱抵抗体による膜沸騰でバブルを生じさせてインクを加圧するバブル型のもの、若しくはインク流路壁面を形成する振動板とこれに対向する電極との間の静電力で振動板を変位させてインクを加圧する静電型のものなどを使用することができるが、ここでは静電型インクジェットヘッドを用いて説明する。
【0020】
一方、給紙カセット4にセットした記録媒体3を記録ヘッド14の下方側に搬送するために、給紙カセット4から記録媒体3を分離給装する給紙ローラ21およびフリクションパッド22と、記録媒体3を案内するガイド部材23と、給紙された記録媒体3を反転させて搬送する搬送ローラ24と、この搬送ローラ24の周面に押し付けられる搬送コロ25および搬送ローラ24からの記録媒体3の送り出し角度を規定する先端コロ26とを設けている。搬送ローラ24は、副走査モータ27によってギヤ列を介して回転駆動される。
【0021】
そして、キャリッジ13の主走査方向の移動範囲に対応して搬送ローラ24から送り出された記録媒体3を記録ヘッド14の下方側へ案内する静電搬送ベルト29を設けている。この静電搬送ベルト29は、チャージャ30により帯電することにより搬送されてきた記録媒体3を吸着し、記録媒体面とヘッド面とを並行に保つ役割を担っている。静電搬送ベルト29の用紙搬送方向下流側には、記録媒体3を排紙トレイ6に送り出す排紙コロ33を配設している。
【0022】
また、キャリッジ13の移動方向右端側には記録ヘッド14の信頼性を維持、回復するための信頼性維持回復機構(以下、サブシステムという)37を配置している。キャリッジ13は印字待機中にはこのサブシステム37側に移動されてキャッピング手段などで記録ヘッド14がキャッピングされる。
【0023】
図3は、画像形成装置の印字制御機構部を正面から見た図で、キャリッジ13には2つの記録ヘッド(101、102)が装着され、さらに記録ヘッド101には2本のノズル列(105、106)および記録ヘッド102には2本のノズル列(103、104)が配置され、この各々のノズル列からインク滴が噴射される。
【0024】
キャリッジ13が図3のようなキャッピング位置にある場合、記録ヘッド101はキャップ107で、記録ヘッド102は吸引兼用キャップ108で覆われ、ヘッド面を保湿し、ノズル列中のインクの目詰まりが起きにくいように保護されている。
【0025】
吸引兼用キャップ108は、キャップされている記録ヘッド102に対して、吸引動作を行うことができる。記録ヘッド102が吸引兼用キャップ108によってキャップされている状態で吸引動作が行われると、記録ヘッド102のノズル列(103、104)からインクを吸い出すことができ、ノズルに詰まった異物(気泡や、インク塊)をとりのぞくことができる。また、ノズル列からインクを吸い出すことによって、サブタンク内の圧力を下げることができる。
【0026】
用紙検出センサ109は、キャリッジ13の正面から見て左側に据え付けられており、発光部と受光部を持ち、光の反射から用紙の有り無しを検出する。
静電搬送ベルト29は、静電気により記録媒体3を吸着することにより、記録媒体3の平面性を保ちながら搬送させる役目を果たす。
【0027】
図4は、画像形成装置の印字制御機構部を正面から見た図で、印写動作のために、キャリッジ13がキャッピング位置から主走査正方向に移動したとき、各ノズル列(103、104、105、106)から噴射されたインクが用紙に付着し、用紙上に画像が形成される。このキャリッジ位置では、用紙検出センサ109は用紙ありを検出する。
また、キャリッジ13がキャッピング位置から移動する場合は、吸引兼用キャップ108およびキャップ107は、キャップをしている時の位置より降下するので、キャリッジ13の動きは自由になる。
【0028】
図5は、インクカートリッジが図1に示す位置に装着された状態を画像形成装置の正面から見た図である。
インクカートリッジ(15、15、15、15)は、それぞれ、黒、シアン、マゼンタ、イエローのインクカートリッジである。
スイッチ(111、112、113、114)は、各色のスイッチを示しており、インクカートリッジ(15、15、15、15)が画像形成装置に装着された状態ではそれぞれ押下された状態になっている。
図6は、図5の状態から黒カートリッジ15を取り外した状態である。この状態では、スイッチ111は開放状態となる。
【0029】
図7は、インクカートリッジ15の着脱を検出する回路である。
スイッチ111の片端は、抵抗R1を介して電位Vccを供給する電源に接続される。Vccは、例えば5Vあるいは3.3V等に設定される。
スイッチ111の他の片端は、抵抗R2を介してGNDに接続されるとともに、ドライバ素子120を介して、カートリッジ着脱検出回路の出力となる。
【0030】
カートリッジ着脱検出回路の出力信号は、スイッチ111が押下(閉じた)状態では、例えば2.5V程度の一定レベルの電圧出力として得られ、またスイッチ111が開放された状態では、グラウンドレベルの電圧出力として得られる。スイッチ(112、113、114)についてもそれぞれ同様の回路構成をとる。
この回路構成では、スイッチ(111、112、113、114)の押下/開放状態を示す出力信号はそれぞれ独立しているため、図5中のインクカートリッジ(15、15、15、15)の着脱状態は、それぞれ独立に検出することができる。
【0031】
図8は、カートリッジ着脱を検出する回路の他の例である。
この例では、スイッチ(111、112、113、114)は、それぞれ直列に接続され、その片端(スイッチ111)は抵抗R1を介して電位Vccを供給する電源に、もう一つの片端(スイッチ114)は抵抗R2を介してGNDに接続されるとともに、ドライバ素子120を介して、カートリッジ着脱検出回路の出力となる。
【0032】
この回路構成では、スイッチ(111、112、113、114)のすべてが押下(閉じた)状態となった場合、カートリッジ着脱検出回路の出力信号は、例えば2.5V程度の一定レベルの電圧出力として得られる。また、スイッチ(111、12、113、114)のいずれか一つでも開放された状態では、グラウンドレベルの電圧出力として得られる。
【0033】
従って、この回路構成では、図5中のインクカートリッジ(15、15、15、15)の着脱状態は、それぞれ独立に検出することはできず、すべてが装着されているか、少なくともいずれか一つが外されているかのみを検出することができる。
【0034】
図9は、画像形成装置を正面から見た図であり、サブタンク12内のインクが満タンである場合の状態を示している。サブタンク12内にインク133が満タン近くまで充填されているときは、満タン検出センサ130の発光部131から照射された光は、インク色に吸収されて、反射光が受光部132に入射されることはない。これにより、満タン検出センサ130は満タン状態であることを検出できる。
【0035】
図10は、サブタンク12内にインク133が満タンでない場合の状態を示している。サブタンク12内にインク133が満タン近くまで充填されていないときは、満タン検出センサ130の発光部131から照射された光は、サブタンク12の透明部134を透過した後、サブタンク12内壁に設けられた白色部135に反射され受光部132に入射される。これにより、満タン検出センサ130は満タン状態でないことを検出できる。
【0036】
図11は、画像形成装置の操作部を示している。操作部160は、画像形成装置の本体1に装着され、6つのLED1〜LED6(161〜166)と3つのキー1〜キー3(167〜169)より構成される。
LEDの表示は、1つまたは複数のLEDの点灯・消灯・点滅状態の組合せにより、画像形成装置の状態を示す(図12参照)。
【0037】
例えば、黒インクがニアエンド状態にある場合は、LED1(161)が点灯または点滅状態でかつLED3(163)が点滅しており、黒インクがエンド状態にある場合は、LED1(161)が点灯または点滅状態でかつLED3(163)が点灯している。
また、画像形成装置が故障状態である場合は、すべてのLEDが点滅することによりその状態(サービスコールの状態)を示す。
【0038】
図13は、画像形成装置の印字制御機構部2の制御ブロック図であり、同図において、CPU500は、指令を与えることによって印字制御機構部2の各部を制御する。
副走査モータ動作指令回路509および給紙クラッチドライバ511に指令が与えられると、副走査モータ27および給紙クラッチ512を駆動し、給紙カセット4(図2参照)から記録媒体を給紙し、搬送を行う。
【0039】
さらに、主走査モータ動作指令回路506に指令が与えられると、主走査モータドライバ507を介して主走査モータ17を駆動し、キャリッジを主走査方向に移動させる。このときCPU500は、主走査エンコーダ513の出力信号を主走査モータ動作指令回路506を介して読み出すことにより、キャリッジの位置を知ることができる。
【0040】
また、CPU500は、インク供給モータ動作指令回路543に指令を与えることによって、インク供給モータドライバ544を介して、インク供給モータ545を駆動し、インクカートリッジ15(図1参照)からサブタンク12(図1参照)へインクを供給する。
【0041】
図14は、インク供給系を図示したもので、サブタンク12とインク供給チューブ16で接続されたインクカートリッジ15が有り、インク供給チューブ途中にあるインク供給モータ545によってインクカートリッジ15から、サブタンク12へ向かってインクを送りだすことができる。
【0042】
操作部503は、図11に示したLEDやキー等を備えており、CPU500からの指令により画像形成装置の状態を操作者に知らしめ、また、操作者からのキー入力をCPU500に通知する役割を持つ。
不揮発性メモリ501は、電源が遮断された状態でも書き込まれたデータを保持することができるメモリであって、例えばバッテリ内臓のSRAMやE2PROM等により構成される。
【0043】
画像メモリ502は、印刷する画像データが蓄えられるメモリで、例えばSDRAM等によって構成される。
画像メモリ502から読み出された画像データは、伸張回路520によって圧縮状態から伸張され、さらに、どのノズル列でインク滴を噴射するか否かのマスクを画像マスク回路521で決定して、I/F回路522を介して、記録ヘッド504に送り出され、マスクがかかっていないノズル列からインク滴を噴射させる。ここで、伸張回路520、画像マスク回路521、I/F回路522は、それぞれノズル列の数の分だけ用意され、各ノズル列のデータを並行して処理する。
【0044】
また、I/F回路522には主走査エンコーダ513の出力信号が入力され、キャリッジ13の主走査位置に同期して、画像データが記録ヘッド504に送り出される。
さらに、CPU500は、画像マスク回路521に指令を与えることによって、任意のタイミングで出力画像をマスクすることができる。
【0045】
カートリッジ着脱検出回路541は、図7または図8に示したカートリッジ着脱検出回路と同一のものであり、その出力信号はCPU500に入力される。
満タン検出センサ542は、図9および図10の満タン検出センサ130と同一のものであり、その出力信号はCPU500に入力される。
【0046】
CPU500は、時計/カレンダーIC540からデータを読み出すことによって現在の日時を知ることができる。
CPU500は、USB(ユニバーサルシリアルバス)インターフェイス回路530を介して外部にUSB接続されたPC(コンピュータ)と通信を行う。
図15は、画像形成装置の本体300とPC301が接続された図である。
操作者は、PC301から、例えば、USB接続された画像形成装置の本体300に対して指令を与え、印刷動作を行う。
例えば、操作者は、PC301の表示装置の画面上で、図16に示すような印刷する用紙のサイズおよび紙種を指定したり、また、図17に示すような印刷する画像の品質を指定することができる。
【0047】
図18は、印刷を実行するときにPC301から画像形成装置の本体300へ送られる命令・データのフローを示している。
まず、操作者によって印刷指示が与えられると、PC301から画像形成装置の本体300へ、ジョブ中に含まれる総印刷ページ数等の情報を含んだジョブの開始指令が送られる。
【0048】
次に、印刷するページの用紙サイズおよび紙種等の情報が含まれるページ1の開始指令が送られ、続いて、ページ1の第1スキャンの開始指令および印刷データが送られる。このスキャン開始指令中には、該当スキャンの結果印字される各色ごとのインク消費量等の情報が含まれている。
【0049】
続いて、ページ1の第2スキャン以降が送られ、ページ1の全スキャンが完了すると、ページ2の開始指令、続いてページ2の第1スキャン・・・と続き全ページ、全スキャンの開始指令およびデータが送信された後に、ジョブ終了を画像形成装置へ通知して、一連の印刷指令を完了する。
【0050】
次に、図19を用いて、インクの残量状況を検出するときの処理手順を説明する。この例では、インクの残量状態として次の3つの状態をもっているものとする。
【0051】
通常状態 :インクカートリッジ中にインク残量が存在する状態、
インクニアエンド状態:インクカートリッジ中のインクは空だが、サブタンク中に一定量以上のインク残量があり、印刷を行える状態、
インクエンド状態 :インクカートリッジ中のインクが空で、かつサブタンク中のインク残量が一定値以下になり、印刷を行えない状態。
【0052】
装置の電源投入後、インクカートリッジからサブタンクへのインク供給動作が行われる(ステップS101)。
ここで満タンを検出した場合(ステップS102のYES)は、インクニアエンドフラグおよびC1カウンタを0にクリアし(ステップS104)、操作部503でインクエンドおよびインクニアエンドの表示を非表示にして(ステップS105)、インク供給動作を停止させる(ステップS108)。
【0053】
満タンで無い場合(ステップS102のNO)は、インク供給動作開始後所定時間経過したか否かの確認を行い、未経過であれば(ステップS103のNO)、そのままインク供給を続ける(ステップS102へ戻る)。
一方、所定時間経過後であれば(ステップS103のYES)、インクニアエンドフラグを1にセットし、C2カウンタを0にクリアし(ステップS106)、操作部503でインクニアエンドの表示を行い(ステップS107)、インク供給動作を停止させる(ステップS108)。
【0054】
インク供給動作停止後は、スキャン要求の待ち状態に入り(ステップS109)、スキャン要求があればスキャン動作を実行する(ステップS110)。
スキャン動作終了後、インクニアエンドフラグをチェックし、0であれば(即ちインクニアエンド状態でなければ)(ステップS111のYES)、先のスキャン動作で消費したインク使用量lsをC1に加えた値をC1として保存する(ステップS112)。ここで、インク使用量lsは、スキャン実行にあたりPC301からスキャン開始指令と共に与えられたインク使用量である。
【0055】
このときC1が所定量Lnを超えていなければ(ステップ113のNO)、ステップS109へ戻って、そのまま次のスキャン要求待ちに入る。ここで、所定量Lnは、インク供給動作を行うためのサブタンク満タンの状態からのインク使用量で予め決められた数値である。
他方、C1がLnを超えていた場合(ステップS113のYES)は、ステップS101へ戻って、インク供給動作に移行する。
【0056】
一方、スキャン動作終了後のインクニアエンドフラグが1であった場合(即ちインクニアエンド状態になった場合)(ステップS111のNO)、先のスキャン動作で消費したインク使用量lsをC2に加えた値をC2として保存する(ステップS114)。
このときC2が所定量Leを超えていなければ(ステップS115のNO)、ステップS109へ戻って、そのまま次のスキャン要求待ちに入る。ここで所定量Leは、インクエンドと判定するためのインクニアエンド状態からのインク使用量で予め決められた数値である。
C2が所定量Leを超えていた場合(ステップS115のYES)は、操作部503のLEDでインクエンドを表示する(ステップS116)。
【0057】
インクエンド状態になった後は、インクカートリッジの脱着の監視にはいり、インクカートリッジがいったん外された(ステップS117)後にカートリッジが再度装着された(ステップS118)場合は、カートリッジが交換されたものと判断して、ステップS101へ戻ってインク供給動作を開始する。
【0058】
図20は、メンテナンス動作実行中にカートリッジの脱落検出後、カートリッジ装着を検出したときにメンテナンス動作を再開する処理を示すフローチャートである。
メンテナンス動作実行中にカートリッジの脱落を検出したとき(ステップS201のYES)、カートリッジ脱落時の中断処理を行って(ステップS202)、カートリッジの装着するまで待ちに入る(ステップS203)。
中断後、カートリッジ装着を検出した場合(ステップS203のYES)、ステップS201へ戻ってメンテナンス動作を再開する。
【0059】
カートリッジの脱落を検出したときの中断・再開処理は、インク供給を停止するとともに、キャリッジをキャップ位置へ移動させ、キャップを上昇させて印刷ヘッドにキャップする。カートリッジの装着を検出したときには、キャップを下降して印刷ヘッドからキャップをはずし、インク供給開始させる。
また、カートリッジの脱落時に操作部503のLEDに脱落したこと(カートリッジ未セット状態)を表示し、カートリッジの装着時には操作部503のLEDに装着されたことを表示するようにしてもよい。
【0060】
一方、カートリッジ脱落を検出しない場合(ステップS201のNO)、記録ヘッド101のメンテナンス動作を実行する(ステップS204)。
ここでカートリッジの脱落を検出したとき(ステップS205のYES)、カートリッジ脱落時の中断処理を行うためにステップS202へ移行する。
他方、カートリッジ脱落を検出しない場合(ステップS205のNO)、記録ヘッド102のメンテナンス動作を実行し(ステップS206)、記録ヘッド102のメンテナンス終了次第、メンテナンス動作の実行を終了する。
【0061】
したがって、ユーザの誤操作などでカートリッジが脱落しても、装着されれば自動的にそのときのメンテナンス動作を実行するので、誤操作があっても機械の状態を正しく維持することができる。
【0062】
図21は、メンテナンス動作実行中にカートリッジの脱落検出後、カートリッジ装着を検出したときにメンテナンス動作を再開する他の処理を示すフローチャートである。
メンテナンス動作の実行開始後、カートリッジの脱落を検出したとき(ステップS301のYES)、カートリッジ脱落時の中断処理を行って(ステップS302)、カートリッジの装着するまで待ちに入る(ステップS303)。
中断後、カートリッジ装着を検出した場合(ステップS303のYES)、記録ヘッド101のメンテナンスが終了していなければ(ステップS304のNO)、ステップS301へ戻って、記録ヘッド101のメンテナンス動作を行う。
記録ヘッド101のメンテナンスが終了していれば(ステップS304のYES)、ステップS307へ進んでカートリッジの脱落の検出を行う。
【0063】
一方、カートリッジ脱落を検出しない場合(ステップS301のNO)、記録ヘッド101のメンテナンス動作を実行し(ステップS305)、記録ヘッド101のメンテナンスが終了したことを記憶しておく(ステップS306)。
ここでカートリッジの脱落を検出したとき(ステップS307のYES)、カートリッジ脱落時の中断処理を行うためにステップS302へ移行する。
他方、カートリッジ脱落を検出しない場合(ステップS307のNO)、記録ヘッド102のメンテナンス動作を実行し(ステップS308)、記録ヘッド102のメンテナンス終了次第、メンテナンス動作の実行を終了する。
【0064】
このように、メンテナンス動作実行中に、カートリッジを抜かれて動作を中断する前に、メンテナンス動作を何処まで実行したか記憶しておき、カートリッジ装着時には実行していない個所から再開するようにすると、図20のようにすべての動作を再び再実行するよりも、メンテナンス動作時間を短くすることができる。
【0065】
図22は、メンテナンス動作実行中にカートリッジを抜いたときには、カートリッジ交換時のメンテナンス動作を行った後、中断したメンテナンス動作を再開するときの処理手順を示すフローチャートである。
例えば、カートリッジを抜いたときにインク供給中だった場合に、インク供給モータ(インク供給ポンプ)545などから空気の流入などが発生し、サブタンク内の状態が正常に印字できない状態(圧力が規定の状態でない)になってしまう場合が存在する。その際に、サブタンク内の状態を回復する動作として、カートリッジ交換時のメンテナンス動作を行い、その後、本来のメンテナンス動作を再度実行する。
【0066】
また、カートリッジを抜いたときに、すでにサブタンクの状態に影響のない動作、例えば、記録ヘッドのワイピングを実行していた時には、動作を中断する必要がないためそのまま動作を継続するようにする。
【0067】
さらに、カートリッジ脱落のままメンテナンス動作を継続して実行しており、再度サブタンクに影響のある動作(インク供給)を行うまでに、カートリッジの装着が検出されていれば、動作を中断する必要がないためそのまま動作を継続する。
【0068】
このような場合、同図において、メンテナンス動作の実行開始後、カートリッジの脱落を検出したとき(ステップS401のYES)、カートリッジ脱落時の中断処理を行って(ステップS402)、カートリッジの装着するまで待ちに入る(ステップS403)。
中断後、カートリッジ装着を検出した場合(ステップS403のYES)、記録ヘッドnのメンテナンス供給実行が終了していなければ(ステップS404のNO)、カートリッジ交換時のメンテナンス動作を実行して(ステップS405)、ステップS401へ戻って、記録ヘッドnのメンテナンス動作を行う。
記録ヘッドnのメンテナンス供給動作が終了していれば(ステップS404のYES)、ステップS408へ進んでカートリッジの脱落の検出を行う。
【0069】
一方、カートリッジ脱落を検出しない場合(ステップS401のNO)、記録ヘッドnのメンテナンス供給動作を実行し(ステップS406)、記録ヘッドnのメンテナンス供給実行が終了したことを記憶しておく(ステップS407)。
ここでカートリッジの脱落を検出したとき(ステップS408のYES)、カートリッジ脱落時の中断処理を行うためにステップS402へ移行する。
他方、カートリッジ脱落を検出しない場合(ステップS408のNO)、記録ヘッドnの供給後後処理のメンテナンス動作を実行し(ステップS409)、すべての記録ヘッドnのメンテナンス動作が終了していない場合には(ステップS410のNO)、終了していない記録ヘッドnのメンテナンス動作を行うためにステップS401へ戻る。
また、すべての記録ヘッドnのメンテナンス動作が終了次第(ステップS410のYES)、メンテナンス動作の実行を終了する。
【0070】
本発明は、上述した実施形態の画像形成装置を構成する各機能をそれぞれプログラム化し、予めROMの記録媒体に書き込んでおき、画像形成装置にこのROMを装着して、これらのプログラムをマイクロプロセッサで実行することによって、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出された実行された状態が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
【0071】
尚、このような機能を実現するプログラムは、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリ等)、光媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD等)、磁気媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれの形態の記録媒体で提供されてもよい。
あるいは、ネットワーク等の通信網を介して記憶装置に格納されたプログラムをサーバコンピュータから直接供給を受けるようにしてもよい。この場合、このサーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
【0072】
尚、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変形、修正が可能であるのは勿論である。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によると、画像形成装置のメンテナンス動作中に操作者の誤操作でカートリッジが脱落してもカートリッジを装着すれば、自動的にメンテナンス動作に復帰するので、誤操作があってもメンテナンス動作が継続される。
また、メンテナンス動作中の操作者の誤操作による機械の動作中断を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の印字制御機構部の概略斜視図である。
【図2】画像形成装置の印字制御機構部の側面図である。
【図3】画像形成装置の印字制御機構部の正面から見た断面図で、記録ヘッドがキャッピングされた状態を示す図である。
【図4】画像形成装置の印字制御機構部の正面から見た断面図で、記録ヘッドが印字状態を示す図である。
【図5】インクカートリッジの装着状態を示す図である。
【図6】インクカートリッジの脱落状態を示す図である。
【図7】カートリッジの個別に着脱を検出するカートリッジ着脱検出回路の回路図である。
【図8】カートリッジの全体で着脱を検出するカートリッジ着脱検出回路の回路図である。
【図9】満タン検出センサによってサブタンクのインクが満タン状態であることを検出するときの説明図である。
【図10】満タン検出センサによってサブタンクのインクが満タン状態でないことを検出するときの説明図である。
【図11】画像形成装置の操作部の構成を示す図である。
【図12】操作部のLED表示仕様である。
【図13】印字制御機構部の制御ブロック図である。
【図14】インク供給系を説明する図である。
【図15】PCと画像形成装置の接続例である。
【図16】操作者が用紙サイズ・紙種を設定するときの画面例である。
【図17】操作者が印刷品質を設定するときの画面例である。
【図18】印刷を実行するときにPCから画像形成装置へ送られる命令・データのフローである。
【図19】インクの残量状況を検出するときの処理手順を説明するフローチャートである。
【図20】カートリッジを抜いてメンテナンス中断後、メンテナンス再開の処理手順を説明するフローチャートである。
【図21】カートリッジを抜いてメンテナンス中断後、メンテナンス再開の処理手順を説明する他のフローチャートである。
【図22】カートリッジを抜いて新しいカートリッジに交換したときのメンテナンス再開の処理手順を説明する他のフローチャートである。
【符号の説明】
1…画像形成装置の本体、2…印字制御機構部、3…記録媒体、4…給紙カセット、5…手差しトレイ、6…排紙トレイ、11…主ガイドロッド、12…サブタンク、13…キャリッジ、14…記録ヘッド、15,15,15,15,15…インクカートリッジ、16…インク供給チューブ、17…主走査モータ、18…駆動プーリ、19…従動プーリ、20…タイミングベルト、21…給紙ローラ、22…フリクションパッド、23…ガイド部材、24…搬送ローラ、25…搬送コロ、26…先端コロ、27…副走査モータ、29…静電搬送ベルト、30…チャージャ、33…排紙コロ、37…維持回復機構(サブシステム)、101,102…記録ヘッド、103〜106…ノズル列、107…キャップ、108…吸引兼用キャップ、109…用紙検出センサ、111,112,113,114…スイッチ、120…ドライバ素子、130…満タン検出センサ、131…発光部、132…受光部、133…インク、134…透明部、135…白色部、160…操作部、161…LED1、162…LED2、163…LED3、164…LED4、165…LED5、166…LED6、167…キー1、168…キー2、169…キー3、300…画像形成装置の本体、301…PC、500…CPU、501…不揮発性メモリ、502…画像メモリ、503…操作部、504…記録ヘッド、506…主走査モータ動作指令回路、507…主走査モータドライバ、509…副走査モータ動作指令回路、510…副走査モータドライバ、511…給紙クラッチドライバ、512…給紙クラッチ、513…主走査エンコーダ、520…伸張回路、521…画像マスク回路、522…I/F回路、530…USBインターフェイス回路、540…時計/カレンダーIC、541…カートリッジ着脱検出回路、542…満タン検出センサ、543…インク供給モータ動作指令回路、544…インク供給モータドライバ、545…インク供給モータ。

Claims (7)

  1. 取り外し可能なインクカートリッジと、前記インクカートリッジからインクを供給される印刷ヘッド上に搭載されたサブタンクと、前記印刷ヘッドおよび前記サブタンクの状態を回復・保護するためのメンテナンス動作を行う維持回復機構を備えた画像形成装置において、前記インクカートリッジの着脱を検出するカートリッジ着脱検出手段を有し、前記維持回復機構は、メンテナンス動作を実行中に前記インクカートリッジの脱落を検出した際、メンテナンス動作を中断し、中断後に前記インクカートリッジの装着を検出すると、中断したメンテナンス動作を再度自動的に実行するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記維持回復機構は、メンテナンス動作を中断した個所を記憶しておき、前記インクカートリッジが装着されたときに、中断した個所からメンテナンス動作を実行することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記維持回復機構は、前記サブタンクに影響を与えるメンテナンス動作を行っているときに前記インクカートリッジの脱落を検出した際、メンテナンス動作の中断後に前記インクカートリッジの装着を検出すると、インクカートリッジ交換時に行うメンテナンス動作を実行し、その後、中断したメンテナンス動作を再度実行することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記維持回復機構は、前記サブタンクに影響を与えないメンテナンス動作を行っているときに前記インクカートリッジの脱落を検出した際、このメンテナンス動作を中断せずに継続して動作させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、前記維持回復機構は、前記サブタンクに影響を与える動作を行う前に、前記インクカートリッジの装着が検出された場合には、そのままメンテナンス動作を継続するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  6. コンピュータに、請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置の機能を実行させるためのプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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