JP2004276329A - エンボス化粧板 - Google Patents
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Abstract
【課題】室内ドアや引戸等の室内建具、キッチン扉、クローゼット扉等への使用に適した、色調のコントラスト及び立体感のある優れた意匠性を有するエンボス化粧板を提供することにある。
【解決手段】基材層1と接着剤層2と化粧シート層3と熱硬化性樹脂層4とが積層された化粧板であって、熱硬化性樹脂層4の外面に一定の深さからなる規則的な平行線状の凹部8または碁盤目状の凹部8が形成され、凹部8にワイピングにより着色インキ層6が形成された構成のエンボス化粧板である。
【選択図】 図2
【解決手段】基材層1と接着剤層2と化粧シート層3と熱硬化性樹脂層4とが積層された化粧板であって、熱硬化性樹脂層4の外面に一定の深さからなる規則的な平行線状の凹部8または碁盤目状の凹部8が形成され、凹部8にワイピングにより着色インキ層6が形成された構成のエンボス化粧板である。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内ドアや引戸等の室内建具、キッチン扉、クローゼット扉等に使用する、色調のコントラスト及び立体感のある優れた意匠性を有するエンボス化粧板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンボス化粧板としては、凹凸表面として溝状部を有する凹凸基材の凹凸表面に対して、溝状部内も含めた凹凸表面に絵柄着色層が転写法又は化粧シートラミネート法により形成されており、且つ溝状部内のみに絵柄着色層の下に色付け層が形成されており、色付け層の色は、絵柄着色層と同色調である溝状部を有する凹凸化粧材(例えば、特許文献1参照)が知られている。しかしながら、上記の溝状部を有する凹凸化粧材は、凹凸基材の凹凸表面に形成される絵柄着色層と、凹凸基材の溝状部内のみに形成される色付け層とが同色調であるため、溝状部内のみに形成される色付け層の色と凹凸基材の凹凸表面に形成される絵柄着色層と色との間の色調のコントラストが小さく、色調のコントラスト及び立体感の優れた意匠性が得られなという欠点を有している。
【0003】
また、合板等の基材に化粧シートを貼着し、この上に不飽和ポリエステル樹脂等の樹脂層を設け、前記樹脂層にエンボスフィルムを使用してエンボスを形成し、樹脂層に設けられたエンボス溝に着色材をワイピングした構成のエンボス化粧板(例えば、特許文献2参照)が知られている。しかしながら、上記のエンボス化粧板は、天然木等の天然木原稿から型取りしたエンボスフィルムを使用して凹凸を形成するものであるので、深さが数μm程度と浅く、巾も数μm程度と狭いエンボス溝に着色材がワイピングされているため、溝部とその周囲との色調のコントラストが小さく、また立体感のない意匠性に乏しいエンボス化粧板となるという欠点を有している。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−235805号公報(特許請求の範囲)
【特許文献2】
特開平9−156063号公報(特許請求の範囲)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、室内ドアや引戸等の室内建具、キッチン扉、クローゼット扉等への使用に適した、表面強度が優れ、色調のコントラスト及び立体感のある優れた意匠性を有するエンボス化粧板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
基材層と接着剤層と化粧シート層と熱硬化性樹脂層とが積層された化粧板であって、前記熱硬化性樹脂層の外面に一定の深さからなる規則的な凹部が形成され、前記凹部にワイピングにより着色インキ層が形成された構成とすることにより、化粧シート層の色調と、外面に規則的な凹部が形成された透明な熱硬化性樹脂層と、熱硬化性樹脂層の規則的な凹部に充填された着色インキ層の色調との相関関係により、色調のコントラスト及び立体感に優れた高意匠性のエンボス化粧板とすることができる。
【0007】
上記のエンボス化粧板において、前記凹部が、線状凹部または四角形状凹部であり、前記凹部の巾が0.5〜5.0mmであり、前記凹部の深さが50〜300μmである構成とすることにより、凹部に充填された着色インキ層の厚さを厚くして着色インキ層の濃度、隠蔽性をアップできるので、化粧シート層の色調と充填された着色インキ層の色調とのコントラストにより意匠性に優れたものとすることができる。
【0008】
上記のエンボス化粧板において、前記凹部が平行線状または碁盤目状である構成とすることにより、立体感及び色調のコントラストに優れたシンプルな柄のエンボス化粧板とすることができる。
【0009】
上記のエンボス化粧板において、着色インキ層が形成された前記凹部を含む前記熱硬化性樹脂層の外面の全面にトップコート層が形成された構成とすることにより、エンボス化粧板の表面強度を優れたものとすることができる。
【0010】
上記のエンボス化粧板において、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを熱エンボスすることにより前記凹部に対応する凸部が成形された賦型フィルムを使用して、前記熱硬化性樹脂層の外面に前記凹部が形成された構成とすることより、熱エンボスにより、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに、熱硬化性樹脂層の外面に規則的な凹部を形成するための凸部を成形した賦型フィルムを簡単に作製することができるので、熱硬化性樹脂層の外面に一定の深さからなる規則的な凹部を有するエンボス化粧板を作製するのが容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を引用して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明のエンボス化粧板の第1実施形態を示す平面図、図2は図1におけるI−I断面図、図3は本発明のエンボス化粧板の第2実施形態を示す平面図、図4は本発明のエンボス化粧板の製造工程において基材層に化粧シート層を接着剤を使用して積層した状態を示す断面図、図5は本発明のエンボス化粧板の製造工程において化粧シート層面に熱硬化性樹脂を塗布して表面に凹部を形成した状態を示す断面図、図6は本発明のエンボス化粧板の製造工程において熱硬化性樹脂の表面に形成した凹部にワイピングにより着色インキ層を形成した状態を示す断面図、図7は本発明のエンボス化粧板の製造工程において熱硬化性樹脂の表面に凹部を形成するのに使用する賦型フィルムの構成を示す断面図であって、1は基材層、2は接着剤層、3は化粧シート層、4は熱硬化性樹脂層、5はトップコート層、6,6’は着色インキ層、7,7’は平坦部、8は凹部、9は賦型フィルム、9aは凹部に対応した凸部をそれぞれ表す。
【0012】
本発明の第1実施形態は、図1、図2に示すとおりであり、図4、図5、図6に示す順に工程が進行しエンボス化粧板が製造されるものである。平面形状は、図1に示すように、熱硬化性樹脂層4の外面に一定の深さからなる規則的な線状の凹部8が平行線状に形成されるとともに凹部8以外の領域は平坦部7とされ、線状の凹部8の内部にワイピングにより着色インキ層6が形成された平行線状の模様を有する構成である。積層構成は、図2に示すとおり、基材層1と接着剤層2と化粧シート層3と熱硬化性樹脂層4が積層され、熱硬化性樹脂層4の外面に一定の深さからなる規則的な線状の凹部8が形成され、線状の凹部8の内部に着色インキ層6が形成され、着色インキ層6が形成された線状の凹部8を含む熱硬化性樹脂層4の外面の全面を覆うトップコート層5が形成されている。
【0013】
第1実施形態では、凹部8の形状が互いに平行な直線からなる平行線柄となっており、その平行線柄は、エンボス化粧板の側縁に対して平行であったり(図1参照)、一定角度で傾斜していたりする。また、互いに平行な波形に配列された平行線柄、或いは互いに平行な折れ線波形の平行線柄とすることもできる。なお、線状の凹部8の間隔は特に限定されるものではなく任意に設定することができる。
【0014】
本発明の第2実施形態は、平面形状が図3に示すとおりで、図3におけるII−II断面は図2のI−I断面に相当し、図4、図5、図6に示す順に工程が進行しエンボス化粧板が製造されものである。第2実施形態は、熱硬化性樹脂層4の外面に一定の深さからなる規則的な碁盤目状の凹部8が形成され、凹部8以外の領域は平坦部7’とされ、碁盤目状の凹部8の内部にワイピングにより着色インキ層6’が形成された碁盤目模様となっている以外は、第1実施形態と基本的には同じ構成である。
【0015】
第2実施形態では、凹部8の形状が正方形状の碁盤目とされた模様となっているが、角丸の正方形状の碁盤目からなる模様としてもよいし、また、凹部8の形状を長方形状の碁盤目からなる模様、或いは角丸の長方形状の碁盤目からなる模様とすることもできる。なお、碁盤目からなる凹部8の間隔は特に限定されるものではなく任意に設定することができる。
【0016】
次に、エンボス化粧板の製造方法について説明する。第1実施形態のエンボス化粧板は、図4、図5、図6の順に工程が進行し製造されるものである。製造方法は、先ず、MDF、合板等からなる基材層1と紙にベタ色が印刷されるか或いはベタ色と絵柄が印刷された化粧シート層3とを接着剤層2により積層して、図4に示す、基材層1と化粧シート層3を積層した状態とする。次いで、化粧シート層3面に不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂を所定の厚さに塗布して、図7に示す、形成する凹部8に対応する凸部9aが成形された賦型フィルム9を使用して、凸部9aが熱硬化性樹脂面に接触するように重ね合わせて加圧した状態で熱硬化性樹脂を硬化させて、図5に示すように、熱硬化性樹脂層4の外面に、賦型フィルム9の凸部9aを賦型することにより、所定の凹部8及び平坦部7を形成する。
【0017】
次いで、熱硬化性樹脂層4の外面に形成された凹部8の内部に、着色インキを使用したワイピングにより着色インキ層6を形成して、図6に示す状態とした後に、熱硬化性樹脂層4の外面の着色インキ層6が形成された凹部8及び平坦部7の全面を覆うようにトップコート層5を形成することにより、図2に示す構成のエンボス化粧板が製造される。なお、エンボス化粧板の用途によっては、トップコート層5を形成しない構成とすることもできる。第2実施形態のエンボス化粧板についても、凹部8の模様が第1実施形態と異なるだけであり、第1実施形態と同様の方法にて製造することができる。
【0018】
本発明のエンボス化粧板を製造する際に使用する賦型フィルム9は、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに、熱硬化性樹脂層4の外面に形成する凹部8に対応した凸部9aが形成されたものを使用する。賦型フィルム9の製造は、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを、互いに噛み合う加熱された雄型と雌型を使用してプレスすることにより作製される。2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さは50〜200μm程度が好ましく、巾が狭く浅い凹部8を形成する場合は薄いフィルムを使用し、巾が広く深い凹部8を形成する場合は厚いフィルムが使用される。厚さが50〜200μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは剛性に優れるので、加熱された雄型と雌型を使用してプレスすることにより2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに剛性を有する所定形状の凸部9aを成形することが可能であり、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに成形された剛性のある凸部9aにより、熱硬化性樹脂層4の外面に2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに成形された凸部9aの形状が確実に転写された凹部8を形成することができる。
【0019】
第1、第2実施形態において、線状の凹部8または碁盤目状の凹部8の寸法は、巾が0.5〜5.0mm程度で、深さが50〜300μm程度であることが好ましい。巾が0.5mm未満では、凹部8にワイピングされた着色インキ層6,6’とその周囲との色調のコントラストが小さくなり、意匠性の乏しいエンボス化粧板になるという問題があるとともに、エンボス化粧面を形成する賦型フィルム9として厚さの薄い剛性の小さいフィルムを使用する必要がある為、エンボスにて凹部8を形成する際の作業性が悪くなるという問題がある。また、巾が5.0mmを越えると、熱硬化性樹脂が硬化するまでに平坦部7,7’が流動してしまい、硬化後の表面が水平になり難くなるという問題が生じる。また、深さが50μm未満ではワイピングされる着色インキ層6,6’による隠蔽性が十分とならず、特徴である立体感も失われるという問題があり、300μmを越えると熱硬化性樹脂が多量になり凹凸の流動性が大きくなる上に、硬化速度の遅れから生産性が悪くなるという問題が生じる。形成する凹部8の間隔は特に限定されないが、形成する模様により1.0〜40mmの範囲で設定するのが好ましい。凹部8の巾を0.5〜5.0mmとすることにより、比較的細かい平行線模様または碁盤目模様を再現することが可能である。また、凹部8の深さを50〜300μmとすることにより、50〜300μmの深さの凹部8に着色インキ層6,6’が形成されるため、着色インキ層6,6’を厚くすることが可能となるので、着色インキ層6,6’の濃度及び隠蔽性が優れたものとなり、化粧シート層3の色調との相関関係により、コントラストがあり立体感の優れた意匠とすることができるものである。
【0020】
第1、第2実施形態において使用する基材層1としては、MDF、合板等が使用される。接着剤層2としてはポリ酢酸ビニル系等のエマルジョンタイプの接着剤が使用される。化粧シート層3としては、チタン紙、薄紙、上質紙、和紙、不織布等が使用できる。これらの素材は、所定の色調のベタ印刷が施されるか、所定の絵柄とベタ印刷が施されるか、或いは所定の色調に染色されたものが使用されるのが普通であるが、印刷や着色を行わずにそのままで使用することもできる。熱硬化性樹脂層4としては、不飽和ポリエステル樹脂、アミノアルキッド樹脂、ウレタン系樹脂、エボキシ系樹脂等が使用できるが、不飽和ポリエステル樹脂を使用するのが一般的である。トップコート層5としては、ウレタン系樹脂、エポキシ樹脂、紫外線硬化性樹脂等が使用される。
【0021】
ワイピングにより凹部8に形成される着色インキ層6,6’は、2液硬化型のウレタン系樹脂等を使用した着色インキにて形成するのが好ましいが、トップコート層5を形成する構成の場合は、ポリエステル系樹脂、塩ビ系樹脂、アクリル系樹脂等からなる1液インキを使用して形成してもよい。着色インキに使用する顔料としては、チタン白等の白色顔料、アルミニウム、銅等の金属粉や金属箔粉からなる金属光沢顔料、雲母、魚鱗粉等の真珠光沢顔料等からなる、濃度及び隠蔽性の優れた顔料を使用するのが好ましい。化粧シート層3にベタ印刷する場合の色調としては、赤色、黒色、紺色、茶色、黄色等の鮮明な色を使用するのが好ましく、本発明のエンボス化粧板においては、熱硬化性樹脂の外面に形成された50〜300μmの深さの凹部8に、上記のような濃度及び隠蔽性に優れた顔料を含んだ着色インキ層6,6’が形成されて、平行線状または碁盤目状の模様が形成されるので、50〜300μmの深さの凹部8に形成された着色インキ層6,6’は、濃度が大きく且つ隠蔽性に優れたものとなり、化粧シートの色調と着色インキ層6,6’の色調のコントラストが優れるとともに、透明な熱硬化性樹脂層4を挟んで化粧シートと着色インキ層6,6’が積層された構成となるので優れた立体感が得られるものである。
【0022】
【発明の効果】
基材層と接着剤層と化粧シート層と熱硬化性樹脂層とが積層された化粧板であって、熱硬化性樹脂層の外面に一定の深さからなる規則的な平行線状の凹部または碁盤目状の凹部が形成され、凹部にワイピングにより着色インキ層が形成された構成であるので、化粧シート層の色調と、外面に規則的な凹部が形成された透明な熱硬化性樹脂層と、熱硬化性樹脂層の規則的な凹部に充填された着色インキ層の色調との相関関係により、立体感、色調のコントラストを有する意匠性に優れたエンボス化粧板とすることができる。
【0023】
上記のエンボス化粧板において、凹部が、線状凹部または四角形状凹部であり、凹部の巾が0.5〜5.0mmで、凹部の深さが50〜300μmである構成であるので、凹部に形成された着色インキ層の厚さを厚くして着色インキ層の濃度、隠蔽性をアップでき、化粧シート層の色調と形成された着色インキ層の色調との相関関係により、立体感、色調のコントラストを有する意匠性に優れたシンプルな柄のエンボス化粧板とすることができる。
【0024】
また、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを熱エンボスすることにより凹部に対応する凸部が成形された賦型フィルムを使用して、熱硬化性樹脂層の外面に凹部を形成した構成とすることにより、熱エンボスにより2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに一定の深さからなる規則的な線状の凹部または碁盤目状の凹部を形成するための凸部を成形した賦型フィルムを簡単に作製できるので、熱硬化性樹脂層の外面に一定の深さからなる平行線状の凹部または碁盤目状の凹部により構成される模様を有するエンボス化粧板を簡単に作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンボス化粧板の第1実施形態を示す平面図。
【図2】図1におけるI−I断面図。
【図3】本発明のエンボス化粧板の第2実施形態を示す平面図。
【図4】本発明のエンボス化粧板の製造工程において基材層に化粧シート層を接着剤を使用して積層した状態を示す断面図。
【図5】本発明のエンボス化粧板の製造工程において化粧シート層面に熱硬化性樹脂を塗布して表面に凹部を形成した状態を示す断面図。
【図6】本発明のエンボス化粧板の製造工程において熱硬化性樹脂の表面に形成した凹部にワイピングにより着色インキ層を形成した状態を示す断面図。
【図7】本発明のエンボス化粧板の製造工程において熱硬化性樹脂の表面に凹部を形成するのに使用する賦型フィルムの構成を示す断面図。
【符号の説明】
1 基材層
2 接着剤層
3 化粧シート層
4 熱硬化性樹脂層
5 トップコート層
6,6’ 着色インキ層
7,7’ 平坦部
8 凹部
9 賦型フィルム
9a 凹部に対応した凸部
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内ドアや引戸等の室内建具、キッチン扉、クローゼット扉等に使用する、色調のコントラスト及び立体感のある優れた意匠性を有するエンボス化粧板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンボス化粧板としては、凹凸表面として溝状部を有する凹凸基材の凹凸表面に対して、溝状部内も含めた凹凸表面に絵柄着色層が転写法又は化粧シートラミネート法により形成されており、且つ溝状部内のみに絵柄着色層の下に色付け層が形成されており、色付け層の色は、絵柄着色層と同色調である溝状部を有する凹凸化粧材(例えば、特許文献1参照)が知られている。しかしながら、上記の溝状部を有する凹凸化粧材は、凹凸基材の凹凸表面に形成される絵柄着色層と、凹凸基材の溝状部内のみに形成される色付け層とが同色調であるため、溝状部内のみに形成される色付け層の色と凹凸基材の凹凸表面に形成される絵柄着色層と色との間の色調のコントラストが小さく、色調のコントラスト及び立体感の優れた意匠性が得られなという欠点を有している。
【0003】
また、合板等の基材に化粧シートを貼着し、この上に不飽和ポリエステル樹脂等の樹脂層を設け、前記樹脂層にエンボスフィルムを使用してエンボスを形成し、樹脂層に設けられたエンボス溝に着色材をワイピングした構成のエンボス化粧板(例えば、特許文献2参照)が知られている。しかしながら、上記のエンボス化粧板は、天然木等の天然木原稿から型取りしたエンボスフィルムを使用して凹凸を形成するものであるので、深さが数μm程度と浅く、巾も数μm程度と狭いエンボス溝に着色材がワイピングされているため、溝部とその周囲との色調のコントラストが小さく、また立体感のない意匠性に乏しいエンボス化粧板となるという欠点を有している。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−235805号公報(特許請求の範囲)
【特許文献2】
特開平9−156063号公報(特許請求の範囲)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、室内ドアや引戸等の室内建具、キッチン扉、クローゼット扉等への使用に適した、表面強度が優れ、色調のコントラスト及び立体感のある優れた意匠性を有するエンボス化粧板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
基材層と接着剤層と化粧シート層と熱硬化性樹脂層とが積層された化粧板であって、前記熱硬化性樹脂層の外面に一定の深さからなる規則的な凹部が形成され、前記凹部にワイピングにより着色インキ層が形成された構成とすることにより、化粧シート層の色調と、外面に規則的な凹部が形成された透明な熱硬化性樹脂層と、熱硬化性樹脂層の規則的な凹部に充填された着色インキ層の色調との相関関係により、色調のコントラスト及び立体感に優れた高意匠性のエンボス化粧板とすることができる。
【0007】
上記のエンボス化粧板において、前記凹部が、線状凹部または四角形状凹部であり、前記凹部の巾が0.5〜5.0mmであり、前記凹部の深さが50〜300μmである構成とすることにより、凹部に充填された着色インキ層の厚さを厚くして着色インキ層の濃度、隠蔽性をアップできるので、化粧シート層の色調と充填された着色インキ層の色調とのコントラストにより意匠性に優れたものとすることができる。
【0008】
上記のエンボス化粧板において、前記凹部が平行線状または碁盤目状である構成とすることにより、立体感及び色調のコントラストに優れたシンプルな柄のエンボス化粧板とすることができる。
【0009】
上記のエンボス化粧板において、着色インキ層が形成された前記凹部を含む前記熱硬化性樹脂層の外面の全面にトップコート層が形成された構成とすることにより、エンボス化粧板の表面強度を優れたものとすることができる。
【0010】
上記のエンボス化粧板において、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを熱エンボスすることにより前記凹部に対応する凸部が成形された賦型フィルムを使用して、前記熱硬化性樹脂層の外面に前記凹部が形成された構成とすることより、熱エンボスにより、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに、熱硬化性樹脂層の外面に規則的な凹部を形成するための凸部を成形した賦型フィルムを簡単に作製することができるので、熱硬化性樹脂層の外面に一定の深さからなる規則的な凹部を有するエンボス化粧板を作製するのが容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を引用して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明のエンボス化粧板の第1実施形態を示す平面図、図2は図1におけるI−I断面図、図3は本発明のエンボス化粧板の第2実施形態を示す平面図、図4は本発明のエンボス化粧板の製造工程において基材層に化粧シート層を接着剤を使用して積層した状態を示す断面図、図5は本発明のエンボス化粧板の製造工程において化粧シート層面に熱硬化性樹脂を塗布して表面に凹部を形成した状態を示す断面図、図6は本発明のエンボス化粧板の製造工程において熱硬化性樹脂の表面に形成した凹部にワイピングにより着色インキ層を形成した状態を示す断面図、図7は本発明のエンボス化粧板の製造工程において熱硬化性樹脂の表面に凹部を形成するのに使用する賦型フィルムの構成を示す断面図であって、1は基材層、2は接着剤層、3は化粧シート層、4は熱硬化性樹脂層、5はトップコート層、6,6’は着色インキ層、7,7’は平坦部、8は凹部、9は賦型フィルム、9aは凹部に対応した凸部をそれぞれ表す。
【0012】
本発明の第1実施形態は、図1、図2に示すとおりであり、図4、図5、図6に示す順に工程が進行しエンボス化粧板が製造されるものである。平面形状は、図1に示すように、熱硬化性樹脂層4の外面に一定の深さからなる規則的な線状の凹部8が平行線状に形成されるとともに凹部8以外の領域は平坦部7とされ、線状の凹部8の内部にワイピングにより着色インキ層6が形成された平行線状の模様を有する構成である。積層構成は、図2に示すとおり、基材層1と接着剤層2と化粧シート層3と熱硬化性樹脂層4が積層され、熱硬化性樹脂層4の外面に一定の深さからなる規則的な線状の凹部8が形成され、線状の凹部8の内部に着色インキ層6が形成され、着色インキ層6が形成された線状の凹部8を含む熱硬化性樹脂層4の外面の全面を覆うトップコート層5が形成されている。
【0013】
第1実施形態では、凹部8の形状が互いに平行な直線からなる平行線柄となっており、その平行線柄は、エンボス化粧板の側縁に対して平行であったり(図1参照)、一定角度で傾斜していたりする。また、互いに平行な波形に配列された平行線柄、或いは互いに平行な折れ線波形の平行線柄とすることもできる。なお、線状の凹部8の間隔は特に限定されるものではなく任意に設定することができる。
【0014】
本発明の第2実施形態は、平面形状が図3に示すとおりで、図3におけるII−II断面は図2のI−I断面に相当し、図4、図5、図6に示す順に工程が進行しエンボス化粧板が製造されものである。第2実施形態は、熱硬化性樹脂層4の外面に一定の深さからなる規則的な碁盤目状の凹部8が形成され、凹部8以外の領域は平坦部7’とされ、碁盤目状の凹部8の内部にワイピングにより着色インキ層6’が形成された碁盤目模様となっている以外は、第1実施形態と基本的には同じ構成である。
【0015】
第2実施形態では、凹部8の形状が正方形状の碁盤目とされた模様となっているが、角丸の正方形状の碁盤目からなる模様としてもよいし、また、凹部8の形状を長方形状の碁盤目からなる模様、或いは角丸の長方形状の碁盤目からなる模様とすることもできる。なお、碁盤目からなる凹部8の間隔は特に限定されるものではなく任意に設定することができる。
【0016】
次に、エンボス化粧板の製造方法について説明する。第1実施形態のエンボス化粧板は、図4、図5、図6の順に工程が進行し製造されるものである。製造方法は、先ず、MDF、合板等からなる基材層1と紙にベタ色が印刷されるか或いはベタ色と絵柄が印刷された化粧シート層3とを接着剤層2により積層して、図4に示す、基材層1と化粧シート層3を積層した状態とする。次いで、化粧シート層3面に不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂を所定の厚さに塗布して、図7に示す、形成する凹部8に対応する凸部9aが成形された賦型フィルム9を使用して、凸部9aが熱硬化性樹脂面に接触するように重ね合わせて加圧した状態で熱硬化性樹脂を硬化させて、図5に示すように、熱硬化性樹脂層4の外面に、賦型フィルム9の凸部9aを賦型することにより、所定の凹部8及び平坦部7を形成する。
【0017】
次いで、熱硬化性樹脂層4の外面に形成された凹部8の内部に、着色インキを使用したワイピングにより着色インキ層6を形成して、図6に示す状態とした後に、熱硬化性樹脂層4の外面の着色インキ層6が形成された凹部8及び平坦部7の全面を覆うようにトップコート層5を形成することにより、図2に示す構成のエンボス化粧板が製造される。なお、エンボス化粧板の用途によっては、トップコート層5を形成しない構成とすることもできる。第2実施形態のエンボス化粧板についても、凹部8の模様が第1実施形態と異なるだけであり、第1実施形態と同様の方法にて製造することができる。
【0018】
本発明のエンボス化粧板を製造する際に使用する賦型フィルム9は、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに、熱硬化性樹脂層4の外面に形成する凹部8に対応した凸部9aが形成されたものを使用する。賦型フィルム9の製造は、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを、互いに噛み合う加熱された雄型と雌型を使用してプレスすることにより作製される。2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さは50〜200μm程度が好ましく、巾が狭く浅い凹部8を形成する場合は薄いフィルムを使用し、巾が広く深い凹部8を形成する場合は厚いフィルムが使用される。厚さが50〜200μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは剛性に優れるので、加熱された雄型と雌型を使用してプレスすることにより2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに剛性を有する所定形状の凸部9aを成形することが可能であり、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに成形された剛性のある凸部9aにより、熱硬化性樹脂層4の外面に2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに成形された凸部9aの形状が確実に転写された凹部8を形成することができる。
【0019】
第1、第2実施形態において、線状の凹部8または碁盤目状の凹部8の寸法は、巾が0.5〜5.0mm程度で、深さが50〜300μm程度であることが好ましい。巾が0.5mm未満では、凹部8にワイピングされた着色インキ層6,6’とその周囲との色調のコントラストが小さくなり、意匠性の乏しいエンボス化粧板になるという問題があるとともに、エンボス化粧面を形成する賦型フィルム9として厚さの薄い剛性の小さいフィルムを使用する必要がある為、エンボスにて凹部8を形成する際の作業性が悪くなるという問題がある。また、巾が5.0mmを越えると、熱硬化性樹脂が硬化するまでに平坦部7,7’が流動してしまい、硬化後の表面が水平になり難くなるという問題が生じる。また、深さが50μm未満ではワイピングされる着色インキ層6,6’による隠蔽性が十分とならず、特徴である立体感も失われるという問題があり、300μmを越えると熱硬化性樹脂が多量になり凹凸の流動性が大きくなる上に、硬化速度の遅れから生産性が悪くなるという問題が生じる。形成する凹部8の間隔は特に限定されないが、形成する模様により1.0〜40mmの範囲で設定するのが好ましい。凹部8の巾を0.5〜5.0mmとすることにより、比較的細かい平行線模様または碁盤目模様を再現することが可能である。また、凹部8の深さを50〜300μmとすることにより、50〜300μmの深さの凹部8に着色インキ層6,6’が形成されるため、着色インキ層6,6’を厚くすることが可能となるので、着色インキ層6,6’の濃度及び隠蔽性が優れたものとなり、化粧シート層3の色調との相関関係により、コントラストがあり立体感の優れた意匠とすることができるものである。
【0020】
第1、第2実施形態において使用する基材層1としては、MDF、合板等が使用される。接着剤層2としてはポリ酢酸ビニル系等のエマルジョンタイプの接着剤が使用される。化粧シート層3としては、チタン紙、薄紙、上質紙、和紙、不織布等が使用できる。これらの素材は、所定の色調のベタ印刷が施されるか、所定の絵柄とベタ印刷が施されるか、或いは所定の色調に染色されたものが使用されるのが普通であるが、印刷や着色を行わずにそのままで使用することもできる。熱硬化性樹脂層4としては、不飽和ポリエステル樹脂、アミノアルキッド樹脂、ウレタン系樹脂、エボキシ系樹脂等が使用できるが、不飽和ポリエステル樹脂を使用するのが一般的である。トップコート層5としては、ウレタン系樹脂、エポキシ樹脂、紫外線硬化性樹脂等が使用される。
【0021】
ワイピングにより凹部8に形成される着色インキ層6,6’は、2液硬化型のウレタン系樹脂等を使用した着色インキにて形成するのが好ましいが、トップコート層5を形成する構成の場合は、ポリエステル系樹脂、塩ビ系樹脂、アクリル系樹脂等からなる1液インキを使用して形成してもよい。着色インキに使用する顔料としては、チタン白等の白色顔料、アルミニウム、銅等の金属粉や金属箔粉からなる金属光沢顔料、雲母、魚鱗粉等の真珠光沢顔料等からなる、濃度及び隠蔽性の優れた顔料を使用するのが好ましい。化粧シート層3にベタ印刷する場合の色調としては、赤色、黒色、紺色、茶色、黄色等の鮮明な色を使用するのが好ましく、本発明のエンボス化粧板においては、熱硬化性樹脂の外面に形成された50〜300μmの深さの凹部8に、上記のような濃度及び隠蔽性に優れた顔料を含んだ着色インキ層6,6’が形成されて、平行線状または碁盤目状の模様が形成されるので、50〜300μmの深さの凹部8に形成された着色インキ層6,6’は、濃度が大きく且つ隠蔽性に優れたものとなり、化粧シートの色調と着色インキ層6,6’の色調のコントラストが優れるとともに、透明な熱硬化性樹脂層4を挟んで化粧シートと着色インキ層6,6’が積層された構成となるので優れた立体感が得られるものである。
【0022】
【発明の効果】
基材層と接着剤層と化粧シート層と熱硬化性樹脂層とが積層された化粧板であって、熱硬化性樹脂層の外面に一定の深さからなる規則的な平行線状の凹部または碁盤目状の凹部が形成され、凹部にワイピングにより着色インキ層が形成された構成であるので、化粧シート層の色調と、外面に規則的な凹部が形成された透明な熱硬化性樹脂層と、熱硬化性樹脂層の規則的な凹部に充填された着色インキ層の色調との相関関係により、立体感、色調のコントラストを有する意匠性に優れたエンボス化粧板とすることができる。
【0023】
上記のエンボス化粧板において、凹部が、線状凹部または四角形状凹部であり、凹部の巾が0.5〜5.0mmで、凹部の深さが50〜300μmである構成であるので、凹部に形成された着色インキ層の厚さを厚くして着色インキ層の濃度、隠蔽性をアップでき、化粧シート層の色調と形成された着色インキ層の色調との相関関係により、立体感、色調のコントラストを有する意匠性に優れたシンプルな柄のエンボス化粧板とすることができる。
【0024】
また、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを熱エンボスすることにより凹部に対応する凸部が成形された賦型フィルムを使用して、熱硬化性樹脂層の外面に凹部を形成した構成とすることにより、熱エンボスにより2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに一定の深さからなる規則的な線状の凹部または碁盤目状の凹部を形成するための凸部を成形した賦型フィルムを簡単に作製できるので、熱硬化性樹脂層の外面に一定の深さからなる平行線状の凹部または碁盤目状の凹部により構成される模様を有するエンボス化粧板を簡単に作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンボス化粧板の第1実施形態を示す平面図。
【図2】図1におけるI−I断面図。
【図3】本発明のエンボス化粧板の第2実施形態を示す平面図。
【図4】本発明のエンボス化粧板の製造工程において基材層に化粧シート層を接着剤を使用して積層した状態を示す断面図。
【図5】本発明のエンボス化粧板の製造工程において化粧シート層面に熱硬化性樹脂を塗布して表面に凹部を形成した状態を示す断面図。
【図6】本発明のエンボス化粧板の製造工程において熱硬化性樹脂の表面に形成した凹部にワイピングにより着色インキ層を形成した状態を示す断面図。
【図7】本発明のエンボス化粧板の製造工程において熱硬化性樹脂の表面に凹部を形成するのに使用する賦型フィルムの構成を示す断面図。
【符号の説明】
1 基材層
2 接着剤層
3 化粧シート層
4 熱硬化性樹脂層
5 トップコート層
6,6’ 着色インキ層
7,7’ 平坦部
8 凹部
9 賦型フィルム
9a 凹部に対応した凸部
Claims (5)
- 基材層と接着剤層と化粧シート層と熱硬化性樹脂層とが積層された化粧板であって、前記熱硬化性樹脂層の外面に一定の深さからなる規則的な凹部が形成され、前記凹部にワイピングにより着色インキ層が形成された構成からなることを特徴とするエンボス化粧板。
- 前記凹部が、線状凹部または四角形状凹部であり、前記凹部の巾が0.5〜5.0mmであり、前記凹部の深さが50〜300μmであることを特徴とする請求項1記載のエンボス化粧板。
- 前記凹部が平行線状または碁盤目状であることを特徴とする請求項1または2記載のエンボス化粧板。
- 着色インキ層が形成された前記凹部を含む前記熱硬化性樹脂層の外面の全面にトップコート層が形成された構成からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエンボス化粧板。
- 2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを熱エンボスすることにより前記凹部に対応する凸部が成形された賦型フィルムを使用して、前記熱硬化性樹脂層の外面に前記凹部が形成されたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエンボス化粧板。
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JP2003068616A JP2004276329A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | エンボス化粧板 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010228322A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート及び化粧板 |
-
2003
- 2003-03-13 JP JP2003068616A patent/JP2004276329A/ja active Pending
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