JP2004275758A - 衛生管理可能な収納ボックス - Google Patents

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憲司 中川
Yoshinori Futaki
喜則 二木
Hirohisa Yoneda
博久 米田
Masashi Minami
政師 南
Hiroshi Takakuwa
寛 高鍬
Junichi Takeda
順一 竹田
Susumu Tamura
晋 田村
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Abstract

【課題】 消臭および殺菌機能を有する収納ボックスにおいて、殺菌と消臭との機能の偏在、および、その機能が及ぶ範囲の偏在性を解決し、もって収納対象となる物品を特定することなく、安定な殺菌機能と消臭機能とを発揮する多用途の衛生管理可能な収納ボックスを提供する。
【解決手段】 ボックス本体10の内部空間を、上下方向に空気を疎通させるための空気通路30を残して通気性の中仕切り板16によって上下多段の収納室R1…に区画するとともに、ボックス本体10の内部に、酸化チタン光触媒部材と、酸化チタン光触媒部材を励起する紫外線光源L1と、殺菌灯であるUVランプL2と、脱臭剤である活性炭37とを配設し、空気通路30に送風ファン33を設置してボックス本体10内部の空気を空気通路30と通気性の中仕切り板16とを介して強制循環させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば、病院等において患者に使用する医療用具、不特定の来客が使用することとなるスリッパ等を提供する施設、一般家庭における幼児用の玩具類、食器類等を収納することによって、これらの収納物を脱臭、殺菌処理することができるようにした多用途の衛生管理可能な収納ボックスに関する。
収納ボックスまたは収納ボックスに類似する機能と構造とを有する家具、調度品において、物品を収納している間の期間を利用して収納物を脱臭、殺菌するという考え方自体は、既に多数件開示されているところである。そこで、特許電子図書館(IPDL)で調査した結果の中から、本願に最も近いと思われるものを例示する。
特開平7−255827号公報 特開2002−177374号公報 特開2001−231649号公報 特開2000−254213号公報 特開平9−215539号公報
特許文献1は、履物脱臭・殺菌ボックスに関する。このものは、専ら履物を収納対象とし、脱臭と殺菌とを別々の手段に分担させて実行する構成である。ボックス本体の内部は、多数の棚板によって上下多段の収納室に区画され、ボックス本体内にオゾン発生器と紫外線灯と吸引ファンとを備える。オゾン発生器は、ボックス本体の上部に配置され、紫外線灯は、開閉扉の裏面側に配置されている。吸引ファンは、オゾン発生器の近傍に配置され、オゾンの原料となる外気をボックス本体の天板に形成された吸引口からボックス本体内に引き込むとともに、発生したオゾンを収納室に送り込む機能を担当している。また、収納室を区画形成している棚板には、通気口が形成されており、収納室に送り込まれたオゾンは、上側の収納室から順次に下側の収納室へと下降し、最終的には、ボックス本体の底面に形成された排出口から外部に排出される構造である。つまり、ボックス本体は、開放構造である。
特許文献2は、靴箱に関するものである。靴箱の内部は、棚板によって上下に区画され、区画された各段に、木炭の破砕物を通気性の袋体に詰めて配置する構成を有し、靴箱内の消臭と調湿をすることを目的としている。
特許文献3は、収納システムに関する。この収納システムは、開閉用扉部を備えた収納空間の内壁表面部に、可視光の照射に応じて光励起する光触媒層を設けるとともに、収納空間内部に可視光を照射する照明器具を設置する構成を有し、収納物を脱臭、殺菌することを目的としている。光触媒には、 TiO、Tiが用いられている。なお、具体的な実施の形態として、クローゼット、キッチンカウンタ、洗面化粧台等が示され、光触媒層の形成には、金属箔に TiO、Tiを前もってドライコーティングした上、この金属箔をこれらの調度品の内壁表面に貼着する手段が採用されている。また、クローゼットにおける照明器具は、天板の内側に取り付けられ、洗面化粧台等における照明器具は、背面板の内側に取り付けられている。
特許文献4は、収納ボックスに関する。収納ボックスの内壁面に、酸化チタン担持シートを貼り合せるとともに、内部に紫外線光源を設け、紫外線の刺激を受けた酸化チタン担持シートから放出される活性種をボックス内に自然対流させる構成である。例示の収納ボックスは、観音開き方式の左右1対の扉板を備え、紫外線光源は、扉板の裏面に各々一灯設置されている。なお、この文献には、酸化チタン担持シートの製造法方が開示されている。
特許文献5は、食器棚に関する。この食器棚においては、その一部、例えば、特定の一室の内壁に酸化チタンからなる光触媒を塗布するとともにブラックライトを設置する構成を有し、専ら脱臭効果を企図している。なお、光触媒に関しては、光触媒をコーティングしたフィルムないしシートを配置してもよいとしている。
上記文献に示すように従来の収納ボックスにおいては、通常、収納対象物が特定の物品に特定されるとともに、収納性を高めるためにその内部は、特許文献3のクローゼット用途のようなものを除いて上下多段に区画されている。そして、それぞれ採用する殺菌、消臭手段との関係で一長一短を伴っている。伴う問題点が収納対象物との関係において無視しても差し支えないものも存在するが、収納対象を特定しない多用途の収納ボックスの場合には、医療用具や細菌培養容器等が収納される可能性もあるために、それぞれ、次のような問題が生じる。
例えば、特許文献1に示される履物脱臭・殺菌ボックスについては、消臭手段としてオゾンを採用し、しかも、ボックス本体が開放構造であるという問題点がある。有毒なオゾン漏れに対する手当てはなされているものの、故障した場合を想定すると問題である。また、常時外気を吸い込む構造であることから、紫外線による殺菌能力と外気から進入する雑菌との量的なバランスが常に確保されるとは言えない構造である。
特許文献2に示される靴箱については、履物の消臭と調湿を目的とする限りにおいては、何ら問題はないが、殺菌機能がないところから他の用途には不向きである。また、特許文献3に示す収納システムは、酸化チタン系の光触媒層を脱臭、殺菌手段とするものであるが、光触媒層の形成に関して、TiO、Tiを金属箔にドライコーティングした上、この金属箔をこれらの調度品の内壁表面に貼着する手段を採用している。したがって、区画された個々の収納室全体について光触媒層の効果を及ぼそうとする場合には、個々の収納室毎に金属箔を貼着しなければならず、これは極めて煩雑な作業である。
特許文献4に示す収納ボックスについては、酸化チタン担持シートから放出される活性種をボックス内に自然対流させるとしているが、密閉された空間においては、相対的に温度差のある空気が収納ボックス内に層状に滞留してしまい、均等に混ざり合わないという問題が生じる。また、殺菌機能はあっても、臭気を伴う物品が収納対象に含まれる場合における消臭機能は発揮できないか、発揮し得ても希薄である。また、特許文献5に示す食器棚に関しては、光触媒の効果が棚全体に及ばず、細菌による匂い物質の発生は、殺菌機能によって抑止し得るものの、細菌に因らない匂い物質を消臭することができない。
本発明は、従来の技術における上記問題点、すなわち、収納対象物品が限定的であるとともに、殺菌と消臭とのいずれかへの機能の偏在、および、その機能が及ぶ範囲の偏在性を解決することを課題とし、もって収納対象となる物品を特定することなく、区画された多数の収納室の全体について、偏りのない殺菌機能と消臭機能とを発揮することができる多用途の衛生管理可能な収納ボックスを提供することを目的とする。
この目的を達成するための本発明に係る衛生管理可能な収納ボックスは、底面板と天面板と背面板と左右の側面板と開閉自在の扉板とによって形成した六面構成のボックス本体の内部空間を、上下方向に空気を疎通させるための空気通路を残して通気性の中仕切り板によって上下多段の収納室に区画するとともに、ボックス本体の内部に、酸化チタン光触媒部材と、この酸化チタン光触媒部材を励起する紫外線光源と、殺菌灯であるUVランプと、脱臭剤である活性炭とを配設し、空気通路に送風ファンを設置してボックス本体内部の空気を空気通路と通気性の中仕切り板とを介して上下方向に強制循環させることを特徴とする。
この構成におけるボックス本体内の空気は、空気通路と中仕切り板に付与されている通気性と空気通路内に設置される送風ファンとによって、ボックス本体内部を循環することができる。ここで、酸化チタン光触媒部材は、これを励起する紫外線光源と相俟ってボックス本体内を循環する空気に含まれる雑菌等を死滅させ、複数の収納室間における雑菌等の相互移行を阻止する。また、脱臭剤である活性炭は、循環する空気に含まれるアンモニア成分等の匂い成分を吸着し、複数の収納室間における匂い成分の移行を阻止する。さらに、殺菌灯であるUVランプは、ボックス本体内において不可避的に空気の滞留し易い箇所に紫外線を照射するすることによって、酸化チタン光触媒部材の殺菌機能を補強し、総合性能としての殺菌および消臭性能を高めることができる。
衛生管理可能な収納ボックスにおける空気通路は、ボックス本体の左右の側面板に沿って天面板に及ぶように形成され、天面板の中央位置に配置する1基の送風ファンによってボックス本体内の空気を強制循環する構成とすることができる。
この構成に係る収納ボックスにおいて、送風ファンが吸込みファンであるときは、ボックス本体内の空気は、通気性の中仕切り板を介して上昇して天面側の送風ファンに至り、左右に分流した上、左右の空気通路を通過してボックス本体の下層部に復帰するように循環する。また、送風ファンが吹出しファンである場合には、ボックス本体内部の空気は、中仕切り板を介してボックス本体の中央位置を下降し、ボックス本体の下層部において左右に分流し、左右の空気通路内を上昇して上層部に復帰するようにボックス本体内を万遍なく循環することができる。
衛生管理可能な収納ボックスにおける酸化チタン触媒部材は、酸化チタン光触媒を混入した塗料であり、この塗料を少なくともボックス本体の内側面に塗布する構成とすることができる。
この構成に係る衛生管理可能な収納ボックスでは、ボックス本体の内部塗装作業を兼ねてボックス本体内に専用の設置場所を要することなく酸化チタン光触媒部材を設置することができるとともに、酸化チタン光触媒部材が、ボックス本体の内側面全体に存在するので、紫外線光源が適切な位置に設置されるならば、ボックス本体の内部全体に酸化チタン光触媒部材の殺菌作用を万遍なく波及させることができる。
衛生管理可能な収納ボックスにおける酸化チタン光触媒部材は、酸化チタン光触媒を担持した通気性のシート部材であって、送風ファンの直前位置または直後位置に配置する構成とすることができる。
この構成に係る衛生管理可能な収納ボックスにおいては、送風ファンを駆動源として空気が強制循環させられているので、ボックス本体内の空気は、必然的に送風ファンを通過することとなる。したがって、ボックス本体内の空気の全量は、時間経過とともに送風ファンの直前位置または直後位置に配置された通気性のシート部材を通過し、シート部材に担持させた酸化チタン光触媒部材の殺菌作用を受けることを構造的に保障することができる。
衛生管理可能な収納ボックスにおける空気通路は、上下多段に形成された複数の収納室に対応する通気口を形成したダクトによって形成され、酸化チタン光触媒部材を担持したシート部材は、それぞれの通気口を塞ぐ状態で設置し、送風ファンは、ダクトの一端に配置する構成とすることができる。
この構成に係る衛生管理可能な収納ボックスは、ボックス本体の内部空間が、ダクトが占める空間と収納室が占める空間とに明確に区画され、ダクトには、各収納室に対応する通気口が形成されている。そこで、ダクトの一端に配置された送風ファンがダクト内に空気を送り込む吸込みファンであるときは、ダクト内の気圧が相対的に高められ、各通気口から各収納室に対して個々に空気が吹き込まれる。逆に、送風ファンがダクト内の空気を外部に排出する吹出しファンであるときには、ダクト内の気圧は相対的に低下し、各収納室の空気は、通気口を経由してダクト内に引き込まれる。すなわち、いずれの場合においても、個々の収納室の空気は、シート部材を設置した通気口を経由してボックス本体内を循環する。したがって、各収納室の空気は、シート部材に担持させた酸化チタン光触媒部材によって個々に殺菌される。
衛生管理可能な収納ボックス内に配設される脱臭剤としての活性炭は、空気通路内に設置することができる。
この構成を有する衛生管理可能な収納ボックスにおいては、ボックス本体内の空気は、循環する際に必ず空気通路を通過することから、活性炭を空気通路内に設置することによって、活性炭の脱臭効果をボックス本体全体に及ぼすことができる。したがって、活性炭を複数箇所に設置することを要しない。
衛生管理可能な収納ボックスにおける酸化チタン光触媒部材は、これを含む塗料とこれを担持させた通気性のシート部材との双方を利用してボックス本体内に配設することもできる。
この構成に係る衛生管理可能な収納ボックスにおいては、酸化チタン光触媒部材が異なる設置態様でボックス本体内に設置され、協働的に作用することができるので、個々の設置態様に起因する不利な要因が相殺され、全体としての殺菌作用をより確実なものとし、医療関係器具等の高い衛生管理を要する用途に適合させることができる。
衛生管理可能な収納ボックスにおける扉板は、紫外線フィルタ層を形成した透明板を備え、透明板を介して収納室に収納された物品を外部から観察可能とすることができる。
この構成に係る衛生管理可能な収納ボックスは、収納室に収納された物品を外部から観察可能とすることで、収納物確認のための不要な開閉や、扉板の長時間の開放を防止し、使用時に外部から雑菌等が内部に侵入する機会を減少させることができる。また、透明板の紫外線フィルタ層は、内部を観察する際の人体に対する紫外線障害を防ぐ。
本発明の衛生管理可能な収納ボックスは、中仕切り板を用いて区画された複数の収納室を確保しながらも、中仕切り板を通気性のものとするとともに、ボックス本体内に空気通路を確保し、送風ファンによってボックス本体内の空気を強制循環させることを可能とした上で、ボックス本体内に、酸化チタン光触媒部材と、この酸化チタン光触媒部材を励起する紫外線光源と、殺菌灯であるUVランプと、脱臭剤である活性炭とを配設することによって、いずれの収納室おいても、収納対象となる物品にかかわらず安定な殺菌作用と消臭機能が偏在することなく達成される。
以下、図面を引用しながら本発明の実施の形態を説明する。
本発明の衛生管理可能な収納ボックスは、片開き式の扉板20を備えるボックス本体10と、ボックス本体10の内部に配置または設置する酸化チタン光触媒部材およびこの酸化チタン光触媒部材を励起するための紫外線光源L1,L1等からなる(図1)。
ボックス本体10は、底面板12と天面板11と背面板13と左右の側面板14,14と開閉自在の扉板20とによって形成した6面構成の箱体である。扉板20を取り付けた前面側には、戸当たり枠15が形成されている。ボックス本体10の内部空間は、4枚の中仕切り板16,16…によって上下4室の収納室R1,R2…と最下部の機械室R5とに区画されている。各中仕切り板16には、長孔形の透孔h1,h1…が一定間隔で並設され、上下の収納室R1,R2……相互間および収納室R1,R2…と機械室R5間に通気性が確保されている。
本実施の形態の衛生管理可能な収納ボックスにおける酸化チタン光触媒部材は、酸化チタン光触媒部材を担持させたシート部材34の形態および酸化チタン光触媒部材を含有する塗料の形態でボックス本体10内部に設置されている。すなわち、ボックス本体10の内壁面全体と中仕切り板16,16…の表裏両面には、酸化チタン光触媒を含有する塗料を塗布されている。なお、酸化チタン光触媒を含有する塗料としては、例えば、ノボクリーンバイオ S7−342(商品名、大日本塗料株式会社)を利用することができる。
ボックス本体10内には、空気通路30としてダクト36が設置されている。ダクト36は、空気取り入れ口H1を形成した水平部31と各収納室R1,R2…に対応する吹出し開口H2,H2…を形成した直立部32とからなるL字形の管体である(図1,図2)。ダクト36の水平部31と直立部32との間には、送風ファン33が取り付けられ、送風ファン33は、空気取り入れ口H1から吸い込んだ空気を直立部33を介して各吹出し開口H2から吐出することができる。このダクト36は、空気取り入れ口H1を前面に向けた状態で水平部31を機械室R5内にに収めるとともに、直立部32をボックス本体10の背面板13に沿って立ち上げた姿勢で設置されている。そして、ダクト36の空気取り入れ口H1と吹出し開口H2,H2…とには、酸化チタン光触媒を担持させた通気性のシート部材34,34…を枠桟35,35…を用いて周囲を押さえ込むようにして取り付けてある。
紫外線光源L1には、直管の蛍光ランプ形の紫外線ランプが2灯用いられている(図1)。この紫外線ランプは、可視光線を含むものであり、ボックス本体10内の照明を兼ねる。各紫外線光源L1は、ボックス本体10の戸当たり枠15の裏面に上下方向に向けて連なるように配置されている。この状態において、上側の紫外線光源L1は、上の2収納室R1,R2に紫外線を照射することができ、下側の紫外線光源L1は、下の2収納室R3,R4と、透孔h1を介して機械室R5とに紫外線を照射することが可能である。
扉板20は、扉枠22の周囲に補強を兼ねたフランジ21,21…を形成してなり、略ボックス本体10の前面面積に等しいサイズに設定されている。扉枠22には、上下2枚の透明板23,23が嵌め込まれている。各透明板23には、紫外線フィルタ層が形成され、外部に紫外線が透過するのを阻止している。扉板20は、上下1対のヒンジ金具24,24を用いてボックス本体10に開閉自在に取り付けられている。
このような実施の形態の衛生管理可能な収納ボックスにおいて、紫外線光源L1,L1を点灯して送風ファン33を運転すると、機械室R5内の空気が空気取り入れ口H1からダクト36内に引き込まれ、ダクト36内の気圧が相対的に高まるとともに、その他の部分の気圧、特に機械室R5の気圧は低くなる(図3)。機械室R5が負圧になると、上の収納室R4の空気が中仕切り板16の透孔h1を介して機械室R5内に引き込まれる。すると、さらにその上の収納室R3の空気が下の収納室R4に引き込まれ、このような空気の流れが順次に連鎖する。
一方、ダクト36に引き込まれた空気は、直立部32を経由して各収納室R1,R2…に対応する吹出し開口H2,H2…から新たに供給される。この結果、ボックス本体10内の空気は、各収納室R1,R2…を経由して強制循環されることとなる。この際、ダクト36を介して循環する空気は、紫外線光源L1によって励起されたシート部材34,34…を必然的に通過するとともに、紫外線光源L1によって励起されたボックス本体10の内側の塗料に接することとなり、シート部材34に担持され、または、塗料に含まれる酸化チタン光触媒から発生する活性酸素等により脱臭、殺菌される。
なお、上記実施の形態の変形例としては、ボックス本体10を木製とすることもできる。この場合、ボックス本体10の内面には、酸化チタン光触媒を含有する塗料に替えて酸化チタン光触媒部材を担持させたシート部材34を貼着することができる。また、中仕切り板16の透孔h1は、空気の流れが確保される限り必ずしも必要とされない。さらに、ボックス本体10内に紫外線の化学作用を受けることを嫌う物品を収納する用途に利用する場合においては、紫外線光源L1は、機械室R5のみに設置するようにすれば足りる。この場合においても、ボックス本体10内の空気が一定期間ごとに全量強制循環されるので、実用性能は、さほど低下しないのである。
次いで、酸化チタン光触媒部材に殺菌灯であるUVランプL2と脱臭剤である活性炭37を併用する大容量の収納ボックスの実施の形態を説明する(図4ないし図7)。
ボックス本体10は、上記実施の形態に示すものと同様に、底面板12、天面板11、背面板13、左右の側面板14,14を備え、扉板20を有する6面構成の箱体の体裁を有する(図4)。扉板20には、左右一組の観音開き方式のものが採用され、各扉板20は、操作用の取っ手25と内部観察用のポリカーボネイト製の透明板23を有する。透明板23には、紫外線フィルタ層を形成する処理がなされている。
ボックス本体10の内部は、多数の中仕切り板16…によって上下多段に区画され、多数の収納室R1,R2…が形成されている。ただし、最下段には、空気循環調製室R6が設けられるとともに、最上段には、機械室R5が設けられている。この最、各段を区画している中仕切り板16の幅は、ボックス本体10の幅より狭く設定され、中仕切り板16の左右端とボックス本体10の側面板14,14との間には、間隙が設定されている。つまり、中仕切り板16は、側面板14,14側の一部分を意図的に残してボックス本体10の内部を区画しており、残された部分は、空気通路30として利用されることとなる(図4,図7)。左右の空気通路30は、天面板11の裏面側に及び、この部分で一体となっている。なお、最上段の各中仕切り板16を除き、各中仕切り板16には、通気確保用の多数の透孔h1…が整然と列設されている。
ボックス本体10の全内壁面および中仕切り板16は、酸化チタン光触媒部材を含有する塗料によって塗装仕上げされている。一方の空気通路内には、直管状の紫外線光源L1が上下方向に向けてガード部材17とともに設置され、他方の空気通路30には、UVランプL2がガード部材17を伴って設置されている。また、最上段の中仕切り板16とボックス本体10の天面板11間の機械室R5の中央位置には送風ファン33が下向きに空気を吹き出す向きに設置され、送風ファン33の裏面側には、フィルタとして構成した活性炭37が配置されている。なお、機械室R5には、紫外線光源L1およびUVランプL2用の安定器18等が収納されている。
本実施の形態における衛生管理可能な収納ボックスにおいては、ボックス本体内の空気は、左右の空気通路30,30内を上昇し、機械室R5内において活性炭37のフィルタを通過して送風ファン33に至り、送風ファン33を通過してボックス本体10の幅中央位置を下降して最下段の空気循環調製室R6に至り、ここで左右に分流して各空気通路30に復帰するように強制循環されることとなる。
発明の殺菌性能試験例
上記実施の形態示す衛生管理可能な収納ボックスと同形のものを2基作製し、その1基に酸化チタン光触媒を含有する塗料を用い、他の1基を対照用として殺菌性能の試験を行なった。この結果を図8と図9(A)、(B)に示す。検体には、大腸菌(E.coli) と黄色ブドウ球菌(S.aureus)を用いた。これらの検体は、予め10程度の菌を含むように調整したろ紙を中仕切り板16に載せ置き、15分ごとに菌数の変化を観察した。なお、ボックス本体10内の条件のばらつきを考慮し、検査は上段の中仕切り板16と下段の中仕切り板16との2箇所で実施した。
図8および図9(A)、(B)に示すように、酸化チタン光触媒部材を含む塗料と紫外線光源L1を用いた本発明の収納ボックスでは、大腸菌と黄色ブドウ球菌のいずれもが120分後には観察されなくなったのに対し、対照用の同形収納ボックスにおいては、いずれも菌数に変化は見られなかった。
発明の消臭性能試験例
上記実施の形態で説明した衛生管理可能な収納ボックスと同形のものを作製し、順次に、UV照射のみ、酸化チタン光触媒を含有する塗料を用いるのみ、酸化チタン光触媒部材含有塗料とUV照射の併用、酸化チタン光触媒部材含有塗料と紫外線光源L1としての蛍光灯照射との組合わせ、酸化チタン光触媒部材含有塗料と紫外線光源L1としての蛍光灯照射と活性炭フィルタとの併用の場合に区分し、それぞれの場合についてアンモニアを匂い物質として消臭試験を行なった。この結果を図10および図11に示す。なお、同図は、表現形式が異なるのみで同一試験結果を示している。
この結果、試験結果が最もよくないのは、殺菌性能に定評のあるUV照射のみの場合であり、殺菌と消臭とは、別問題として扱わなければならないことを示すものといえる。換言すると、殺菌性の光線の照射は、細菌自体または細菌に起因して匂い物質が放出される場合には有効であるが、本試験のように細菌に因らない匂い物質に対しては、その分解機能は低いのである。
一方、最も好結果であったのは、酸化チタン光触媒部材含有塗料とUV照射の併用する場合、および、酸化チタン光触媒部材含有塗料と紫外線光源L1としての蛍光灯照射と活性炭フィルタとを併用する場合である。この結果からすると、各種の手段を併用することにより消臭性能が高まることが理解される。ところが、活性炭は消臭機能を全く発揮していないように見受けられる。活性炭は、家庭用冷蔵庫の脱臭剤等として脱臭機能には定評があることからすれば、意外な結果である。しかし、これは、活性炭を薄いフィルタの形態としたことにより活性炭の使用量が不足であるということに起因する結果であろうと考えられる。したがって、今後、活性炭の使用量を増やした試験を実施すれば、活性炭本来の脱臭機能を数字的に表現することができると考えられる。
本発明の実施の形態を示す斜視図。 本発明の要部の実施の形態を示す斜視図。 本発明の実施の形態における動作説明図。 本発明の他の実施の形態を示す正面図。 本発明の他の実施の形態を示す側面図。 本発明の他の実施の形態を示す平面図。 本発明の他の実施の形態を示す図4のX−X線矢視断面図。 本発明の実施の形態における殺菌試験の結果を示す図表。 上記殺菌試験の結果を示すグラフ。 本発明の実施の形態における消臭試験の結果を示す図表。 上記消臭試験の結果を示すグラフ。
符号の説明
R1 収納室
L1 紫外線光源
L2 UVランプ
10 ボックス本体
11 天面板
12 底面板
13 背面板
14 側面板
16 中仕切り板
20 扉板
23 透明板
30 空気通路
33 送風ファン
34 シート部材(酸化チタン光触媒部材)
36 ダクト
37 活性炭


Claims (8)

  1. 底面板と天面板と背面板と左右の側面板と開閉自在の扉板とによって形成した六面構成のボックス本体の内部空間を、上下方向に空気を疎通させるための空気通路を残して通気性の中仕切り板によって上下多段の収納室に区画するとともに、
    ボックス本体の内部に、酸化チタン光触媒部材と、該酸化チタン光触媒部材を励起する紫外線光源と、殺菌灯であるUVランプと、脱臭剤である活性炭とを配設し、
    前記空気通路に送風ファンを設置してボックス本体内部の空気を前記空気通路と通気性の中仕切り板とを介して上下方向に強制循環させること、を特徴とする、
    衛生管理可能な収納ボックス。
  2. 前記空気通路が、ボックス本体の左右の側面板に沿って天面板に及ぶように形成され、天面板の中央位置に配置する1基の前記送風ファンによってボックス本体内の空気を強制循環すること、を特徴とする、
    請求項1に記載の衛生管理可能な収納ボックス。
  3. 前記酸化チタン触媒部材が、酸化チタン光触媒を混入した塗料であり、該塗料は、少なくとも前記ボックス本体の内側面に塗布すること、を特徴とする、
    請求項1または請求項2に記載の衛生管理可能な収納ボックス。
  4. 前記酸化チタン光触媒部材が、酸化チタン光触媒を担持した通気性のシート部材であり、該シート部材は、前記送風ファンの直前位置または直後位置に配置すること、を特徴とする、
    請求項1または請求項2に記載の衛生管理可能な収納ボックス。
  5. 前記空気通路が、上下多段に形成された前記複数の収納室に対応する通気口を形成したダクトによって形成され、前記シート部材は、それぞれの通気口を塞ぐ状態で設置し、前記送風ファンは、ダクトの一端に配置すること、を特徴とする、
    請求項4に記載の衛生管理可能な収納ボックス。
  6. 脱臭剤である前記活性炭は、前記空気通路内に設置すること、を特徴とする、
    請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の衛生管理可能な収納ボックス。
  7. 請求項3に記載した塗料と請求項4に記載したシート部材とを併用すること、を特徴とする、
    請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の衛生管理可能な収納ボックス。
  8. 前記扉板は、紫外線フィルタ層を形成した透明板を備え、該透明板を介して前記収納室に収納された物品を外部から観察可能とすること、を特徴とする、
    請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の衛生管理可能な収納ボックス。


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