JP2004275496A - 洗濯機 - Google Patents

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功二 久野
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Abstract

【課題】回転槽のアンバランスの判定を精度よく比較的短時間でしかも簡単に行うことができるようにする。
【解決手段】水槽2は弾性支持装置3により弾性的に支持され、その内部にはドラム10が設けられていて、モータ9により回転駆動されるようになっている。変位量検出装置16の一部を構成するコイル17は弾性支持装置3のシリンダ4に取着されている。コイル17の内部空間を上下動し得るように棒状の磁性体18が配設され、この磁性体18は水槽2の支持板2aに丸棒18aにより一体に連結されている。この変位量検出装置16は水槽2の変位量を検出する。このドラム式洗濯機においては、脱水起動時に変位量検出装置16により水槽2の変位量を検出しこの変位量に応じて脱水時のドラム10の回転を制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾性支持された水槽の変位量を検出する変位量検出手段を備えた洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例えばドラム式洗濯機は、外箱内に水槽が弾性支持機構を介して弾性支持され、この水槽内に回転槽たるドラムを配設した構成である。このドラム式洗濯機においては、脱水時における洗濯物のアンバランスを判定することが行われている。この判定方式は、ドラムを回転駆動するモータを所定の通電モードで通電し、例えばドラムの1回転における回転速度のむらの度合いを検出して、むらが多いほどアンバランス回転の度合いが強いと判定する(例えば特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−178992
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構成においては、ドラムの1回転内の回転速度のむらは、洗濯物の量や、ドラム自体の回転速度によって誤差も多い。そのため、ドラムの回転むらの検出を複数回行って補正したり、モータの回転制御を工夫したりしていた。しかし、これでは、ドラムのアンバランス回転の判定に時間がかかると共に、判定方式が複雑であった。このため、このようなアンバランス判定結果に基づいてドラムの脱水回転を制御しても、アンバランス発生状況に応じた回転制御とはならないおそれがある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転槽のアンバランスの判定を精度よく比較的短時間でしかも簡単に行うことができて、アンバランス発生状況に応じた回転槽の脱水回転制御を行うことが可能となる洗濯機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、外箱内に弾性支持手段により弾性支持された水槽と、
この水槽内部に設けられてモータにより回転駆動される回転槽と、
前記水槽の変位量を検出する変位量検出手段と、
脱水起動時にこの変位量検出手段により水槽の変位量を検出しこの変位量に応じて脱水時の回転槽の回転を制御する脱水制御手段と
を備えてなるところに特徴を有する。
【0007】
脱水起動時において、回転槽内の洗濯物がその内周面に均等に張り付く状況では、回転槽のアンバランス回転は発生しない。回転槽内の洗濯物がその内周面に不均一に張り付く状況でアンバランス回転(回転槽の振れ回り)が発生する。この場合、回転槽の振れ回りは水槽の揺れや振動(変位)となる。
【0008】
しかるに請求項1の発明においては、上記回転槽の振れ回りに伴う水槽の変位が変位量検出手段により検出される。この検出結果によってアンバランス回転の有無や度合いの判定が可能となる。そして、検出された変位量に応じて脱水時の回転槽の回転を制御するから、アンバランス発生状況に応じた回転槽の脱水回転制御を行うことが可能となる。さらに、槽の変位量に基づいて回転槽のアンバランスを判定するから、回転槽のアンバランスの判定を精度よく比較的短時間でしかも簡単に行うことができる。
【0009】
請求項2の発明においては、脱水制御手段が、脱水起動時の変位量検出手段による変位量検出結果が所定量未満のときには所定の回転速度上昇度にて回転槽の回転を上昇させ、変位量検出結果が所定量以上のときには脱水を停止して所定量未満のときよりも回転速度上昇度を低くするようになっているところに特徴を有する。
【0010】
脱水起動時の変位量検出手段による変位量検出結果が所定量未満のときにはアンバランス回転が発生していないものであり、このときには所定の回転速度上昇度にて回転槽の回転を上昇させることで、脱水運転を支障なく行うことができる。そして、変位量検出結果が所定量以上のときにはアンバランス回転が発生していると判断できるものであり、このときには、脱水を停止して、変位量が所定量未満のときよりも回転速度上昇度を低くするようになっているから、アンバランス回転の発生の確率が少なくなり、低振動、低騒音化に寄与できる。
【0011】
また、請求項3の発明のように、脱水制御手段を、脱水起動時の変位量検出手段による検出変位量が大きいほど脱水の最終目標回転速度を低く設定するようにしても良い。このようにすると、アンバランス回転が発生したまま高い最終目標回転速度になることがないから、低振動、低騒音化に寄与できる。
【0012】
さらに、請求項4の発明のように、弾性支持手段が水槽を重心位置で支え、変位量検出手段が弾性支持手段より離れた部位に設けられた構成としても良い。このようにすると、水槽において変位が大きい部分に変位量検出手段が位置することとなり、水槽の変位を良好に検出できる。
【0013】
また、請求項5のように、回転槽を回転しない状態での変位量検出手段による変位量検出結果に基づき洗濯物の重さを判定する重量判定手段と、回転槽を回転させた状態での変位量検出手段による変位量検出結果に基づき洗濯物の布質を判定する布質判定手段とを備え、重量判定結果及び布質判定結果に応じて洗濯及び脱水を制御するようにしても良い。これによると、重量判定結果及び布質判定結果に応じて洗濯及び脱水を良好に制御できる。
【0014】
請求項6の発明は、外箱内に弾性支持手段により弾性支持された水槽と、
この水槽内部に設けられてモータにより回転駆動される回転槽と、
この回転槽内の洗濯物を乾燥させるための乾燥手段と、
前記水槽の変位量を検出する変位量検出手段と、
脱水終了後の乾燥運転時に前記変位量検出手段により水槽の変位量を逐次検出しこの変位量検出結果が所定時間以上変化が無くなったときに乾燥運転を終了する乾燥終了制御手段と
を備えたところに特徴を有する。
【0015】
脱水終了時には洗濯物に水分が含まれている。乾燥運転が進んでゆくと、その水分が除去(蒸発)されてゆき、蒸発水分がなくなってゆくと、洗濯物が乾燥状態となる。この乾燥状態を検出して乾燥運転を終了することが好ましい。
【0016】
しかるに請求項6の発明においては、変位量検出手段により回転槽内の洗濯物重量も含めた水槽の重量を検出できるから、水分蒸発がなくなると検出重量の変化がなくなり、これをもって乾燥状態が検出される。従って、変位量件結果が所定時間以上変化しないときに乾燥運転を終了することにより、乾燥状態を確実に検出して乾燥運転を適正時期に終了できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をドラム式洗濯機に適用してその第1の実施例につき図1ないし図7を参照して説明する。外箱1の前部には開口1aが形成されており、内部には、水槽2が水平軸形に、例えば4の弾性支持手段たる弾性支持装置3により弾性支持されている。この弾性支持装置3は、シリンダ4と、このシリンダ4内に一端が挿入されたロッド5と、このロッド5の前記一端に連結されたピストン6と、シリンダ4内に充填されたオイル7と、ピストン6を支持するばね8とから構成されており、ピストン6には図示しない孔が開いていてオイルがシリンダ4内を通過し得るようになっている。そして、この弾性支持装置3は、そのシリンダ4の下部が外箱1底部に取り付けられ、ロッド5の上部が水槽2の支持板2aに取り付けられている。
【0018】
前記水槽2の後板部外部にはDCブラシレス・アウターロータ形モータからなるモータ9が取り付けられていて、その回転軸9aは水槽2内に突出していて、回転槽たるドラム10の後板部が取り付けられている。すなわちドラム10が水槽2内に設けられていて、モータ9によりダイレクトドライブされる構成となっている。このドラム10の壁部には多数の孔10aが形成されている。
【0019】
なお、前記水槽2の前板部は開口して前記外箱1の開口1aと連通し、そして、前記ドラム10の前板部も開口して水槽2の開口と連通している。上記開口1aは扉11により開閉される。また、水槽2の底部には排水弁12及び排水ホース13が設けられている。前記外箱1の前板部の上部には操作パネル14が設けられていて、その裏面には制御部15が配設されている。
【0020】
変位量検出手段たる変位量検出装置16の一部を構成するコイル17は前記弾性支持装置3のシリンダ4に取着されている。そしてこのコイル17の内部空間を上下動し得るように棒状の磁性体18が配設されており、この磁性体18は前記水槽2の支持板2aに丸棒18aにより一体に連結されている。従って、水槽2が上下に変位すると磁性体18も移動し、これによってコイル17のインダクタンスが変化するものである。
【0021】
前記コイル17は、図4に示すように、発振回路19に接続されており、これは前記コイル17のインダクタンスに応じた周波数を出力するものである。これら、コイル17、磁性体18及び発振回路19により変位量検出装置16が構成されている。
【0022】
次に図5において電気的構成を説明する。交流電源20には、ダイオードブリッジ21及びコンデンサ23、23からなる倍電圧電源回路24が接続され、この出力側には、インバータ回路25が接続されている。このインバータ回路25はIGBT26a〜26fを三相ブリッジ接続すると共に、各IGBT26a〜26fにフリーホイールダイオード27a〜27fを並列に接続して構成されている。このインバータ回路25の出力端子には前記モータ9のUVW各相の巻線9u、9v、9wが接続されている。このモータ9にはロータの位置を検出する位置検出素子9h、9iが設けられていて、これに基づいて制御回路28がモータ9の巻線9u、9v、9wへの転流タイミングを決定したり回転速度を検出したりする。
【0023】
制御回路28は前記制御部15(図2参照)内に設けられており、マイクロコンピュータを含んで構成されている。この制御回路28は、洗いや脱水の制御全般を行う洗濯制御手段として機能すると共に、モータ9の回転速度を検出する回転速度検出手段、脱水時のモータ9の回転速度ひいてはドラム10の回転も制御する脱水制御手段として機能する。この制御回路28はドライブ回路29を介して前記インバータ回路25を制御することでモータ9を制御するようになっている。また、この制御回路28は、水槽2内に給水する給水弁30や前記排水弁12を制御すると共に、操作パネル14に設けられた表示部31を制御する。さらにこの制御回路28には前記変位量検出装置16からの出力信号が与えられると共に、操作パネル14に設けられたスタートスイッチやコース設定スイッチ等のスイッチ群32からスイッチ信号が与えられるようになっている。
【0024】
さて、制御回路28の制御内容を図6のフローチャートに基づいて説明する。例えば、全自動コースにおいて脱水行程が開始されると、モータ9を所定の回転速度上昇度にて立ち上げるように制御する(ステップS1)。この場合の所定の回転速度上昇度を図7の線Aで示す。この上昇度は時間t1後に例えば100rpmに到達する直線的な上昇度である。
【0025】
そしてモータ9の回転速度が変位量検出用回転速度たる例えば100rpmに達したとき(ステップS2で判断)、変位量検出装置16により水槽2の変位量を検出する(ステップS3)。この場合の変位量は水槽2の振動振幅の最大値である。なお、平均値でも良い。この検出変位量が所定量例えば20mm以下(ステップS4で判断)のとき(これをもってアンバランス回転ではないことが判断される)、モータ9の回転速度が600rpmまで上昇するのを待って(ステップS5)、再度、変位量を検出し(ステップS6)、この検出結果に応じて脱水の最終目標回転速度(最終的に一定とする最高速度)を設定する(ステップS7)。
【0026】
この場合、変位量(振動振幅)が20mm未満〜8mm以上のとき、最終目標回転速度は800rpm、8mm以下のとき900rpm、8mm未満〜5mm以下のとき1200rpm、5mm〜2mm以上のとき1300rpm、2mm未満のとき1400rpmに設定する。
【0027】
この後、設定された最終目標回転速度となるようにモータ制御し(ステップ8)、そして、脱水行程の終了条件が満たされると(例えば脱水設定時間が満了すると)、モータ9を断電して(ステップS10)この脱水行程を終了する。
【0028】
ここで、前記ステップS4において、検出変位量が20mmを超えていると(「NO」)、検出変位量がほぐし判定用基準値たとえば30mm以上でなければ(ステップS11で判断)、モータ9を停止して、再度、回転速度上昇度を下げて(ステップS1での回転速度上昇度より低くして)、すなわち、図7の線Bで示す上昇度でモータ9を立ち上げる。そして再度ステップS2に移行する。
【0029】
また、ステップS11において、検出変位量が30mm以上であると判断されると(「YES」)、モータ9を停止し(ステップS14)、ほぐし処理を行う(ステップS15)。このほぐし処理は、水槽2内(ドラム10内)に給水し、そして、ドラム10を正逆回転させ、排水することを行う。この後ステップS1に戻る。
【0030】
このような本実施例においては、ドラム10の振れ回りに伴う水槽2の変位が変位量検出装置16により検出される。この検出結果によってアンバランス回転の有無や度合いの判定ができる。そして、検出された変位量に応じて脱水時のドラム10の回転を制御するから、アンバランス発生状況に応じたドラム10の脱水回転制御を行うことができる。さらに、水槽2の変位量に基づいてドラム10のアンバランスを判定するから、ドラム10のアンバランスの判定を精度よく比較的短時間でしかも簡単に行うことができる。
【0031】
特に本実施例によれば、脱水起動時の変位量検出装置16による変位量検出結果(ステップS3)が所定量(20mm)未満か否かによりドラム10のアンバランス回転が発生しているか否かを判定でき、そして、20mm未満のときつまりアンバランス回転がないと判断されたときには所定の回転速度上昇度にてドラム10の回転を上昇させるから、通常に支障なく脱水運転を行うことができる。そして、変位量検出結果が20mm以上のときつまりアンバランス回転が発生していると判断されたときには脱水を停止して上記20mm未満のときよりも回転速度上昇度を低くするようになっている(ステップS12、S13)から、アンバランス回転の発生確率が少なくなり、低振動、低騒音化に寄与できる。
【0032】
また、本実施例によれば、脱水起動時の変位量検出手段による検出変位量(ステップS6)が大きいほど脱水の最終目標回転速度を低く設定する(ステップS7)ようにしているから、アンバランス回転が発生したまま高い最終目標回転速度になることがなく、低振動、低騒音化に寄与できる。
【0033】
図8ないし図10は本発明の第2の実施例を示している。この実施例においては、制御回路28に重量判定手段及び布質判定手段として機能を付与しており、以下、これに関連した制御について説明する。図9のフローチャートでは、例えば自動コースが洗濯されて開始された場合を示している。開始直後は、ドラム10は停止しており、給水もなされていない。この状態で変位量検出装置16により変位量(静止状態による変位量)を測定しその検出結果から洗濯物の重量を判定する(ステップP1)。この場合、制御回路28は、変位量と洗濯物重量との関係をデータテーブルとして予め記憶しており、このデータテーブルから重量を判定する。
【0034】
そしてドラム10の回転速度を100rpmまで上げ(ステップP2)、このときの変位量(振動振幅)が布質判定基準値である5mm以下であるかどうかを判断し(ステップP3)、5mm以下であると通常布質であると判定し(ステップP4)、5mmを超えているとジーパン等のごわごわ材質であると判定する(ステップP5)。
【0035】
判定された布質が通常布質である場合には、洗い行程(ステップP6)、脱水行程(ステップP7)を行うが、洗い行程でのドラム10の正逆回転の実行サイクルを図9に示すように、所定回数例えばn回行い、脱水行程でのドラム10の回転速度上昇度を例えば図10の線Cで示すような上昇度とする。また判定された布質がごわごわ布質である場合には、洗い行程(ステップP8)、脱水行程(ステップP9)を行うが、洗い行程でのドラム10の正逆回転の実行サイクルを所定回数例えばn回より多い回数行い、脱水行程でのドラム10の回転速度上昇度を例えば図10の線Dで示すように前記上昇度Cより低い上昇度とする。
この実施例によると、重量判定結果及び布質判定結果に応じて洗濯及び脱水を良好に制御できる。
【0036】
図11は本発明の第3の実施例を示しており、この実施例においては、左右に並ぶ一対の弾性支持装置3が水槽2を重心G位置で支え、変位量検出装置16が弾性支持装置3より前方へ離れた部位に設けられた構成としている。
この実施例によれば、水槽2において変位が大きい部分に変位量検出装置16が位置することとなり、水槽2の変位を良好に検出できる。
【0037】
図12ないし図15は本発明の第4の実施例を示しており、この実施例では、弾性支持装置40及び変位量検出装置41の構成が第1の実施例と異なる。すなわち、弾性支持装置40はシリンダ42に対して下向きにロッド43が突出しており、シリンダ42内の構成は基本的に第1の実施例の弾性支持装置3と同様である。ロッド43のやや下部には一方のばね受け44が設けられ、シリンダ42の下部には他方のばね受け45が設けられ、これらの間にばね46が設けられている。変位量検出装置41は変位センサ47とマグネット48とから構成されている。変位センサ47は下方のばね受け44には取付片部44aを介して取り付けられ、マグネット48は上方のばね受け45には取付片部45aを介して変位センサ47と対向する状態に取り付けられている。
【0038】
変位センサ47は、コイル及びコンデンサを備えたLC内蔵発振回路47aとアンプ47bとを備えて構成されており、この変位センサ47はマグネット48との距離に応じた周波数信号を出力するようになっている。これによれば、変位量検出装置41の構成が簡単で、しかも取り付けも容易である。
【0039】
本発明は上述した各実施例に限定されず、次のように変更してもよい。たとえば、回転槽内の洗濯物を乾燥させるための乾燥手段と、前記水槽の変位量を検出する変位量検出手段と、脱水終了後の乾燥運転時に前記変位量検出手段により水槽の変位量を逐次検出しこの変位量検出結果が所定時間以上変化が無くなったときに乾燥運転を終了する乾燥終了制御手段とを備えても良い。このようにすると、変位量検出手段により回転槽内の洗濯物重量も含めた水槽の重量を検出できるから、水分蒸発がなくなると検出重量の変化がなくなり、これをもって乾燥状態が検出される。従って、変位量件結果が所定時間以上変化しないときに乾燥運転を終了することにより、乾燥状態を確実に検出して乾燥運転を適正時期に終了できるようになる。
【0040】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかなように、回転槽のアンバランスの判定を精度よく比較的短時間でしかも簡単に行うことができて、アンバランス発生状況に応じた回転槽の脱水回転制御を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示し、ドラム式洗濯機の背板を除いて示す背面図
【図2】縦断側面図
【図3】弾性支持装置及び変位量検出装置部分の背面図
【図4】変位量検出装置のブロック図
【図5】電気的構成を示すブロック図
【図6】制御回路の制御内容を示すフローチャート
【図7】回転速度の上昇度を示す図
【図8】本発明の第2の実施例を示す図6相当図
【図9】ドラムの正逆回転のタイムチャートを示す図
【図10】回転速度の上昇度を示す図
【図11】本発明の第3の実施例を示す図2相当図
【図12】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【図13】弾性支持装置及び変位量検出装置部分の背面図
【図14】変位量検出装置部分の斜視図
【図15】変位センサの電気的構成を示すブロック図
【符号の説明】
2は水槽、3は弾性支持装置(弾性支持手段)、9はモータ、10はドラム(回転槽)、16は変位量検出装置(変位量検出手段)、17はコイル、18は磁性体、19は発振回路、25はインバータ回路、28は制御回路(脱水制御手段、重量判定手段、布質判定手段)、40は弾性支持装置(弾性支持手段)、41は変位量検出装置(変位量検出手段)、47は変位センサ、48はマグネットを示す。

Claims (6)

  1. 外箱内に弾性支持手段により弾性支持された水槽と、
    この水槽内部に設けられてモータにより回転駆動される回転槽と、
    前記水槽の変位量を検出する変位量検出手段と、
    脱水起動時にこの変位量検出手段により水槽の変位量を検出しこの変位量に応じて脱水時の回転槽の回転を制御する脱水制御手段と
    を備えてなる洗濯機。
  2. 脱水制御手段は、脱水起動時の変位量検出手段による変位量検出結果が所定量未満のときには所定の回転速度上昇度にて回転槽の回転を上昇させ、変位量検出結果が所定量以上のときには脱水を停止して所定量未満のときよりも回転速度上昇度を低くするようになっていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 脱水制御手段は、脱水起動時の変位量検出手段による検出変位量が大きいほど脱水の最終目標回転速度を低く設定するようになっていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 弾性支持手段は水槽を重心位置で支え、
    変位量検出手段は弾性支持手段より離れた部位に設けられていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  5. 回転槽を回転しない状態での変位量検出手段による変位量検出結果に基づき洗濯物の重さを判定する重量判定手段と、
    回転槽を回転させた状態での変位量検出手段による変位量検出結果に基づき洗濯物の布質を判定する布質判定手段とを備え、
    重量判定結果及び布質判定結果に応じて洗濯及び脱水を制御することを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  6. 外箱内に弾性支持手段により弾性支持された水槽と、
    この水槽内部に設けられてモータにより回転駆動される回転槽と、
    この回転槽内の洗濯物を乾燥させるための乾燥手段と、
    前記水槽の変位量を検出する変位量検出手段と、
    脱水終了後の乾燥運転時に前記変位量検出手段により水槽の変位量を逐次検出しこの変位量検出結果が所定時間以上変化しないときに乾燥運転を終了する乾燥終了制御手段と
    を備えてなる洗濯機。
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