JP2004275337A - バルーンカテーテル及びその製造方法 - Google Patents

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Kenji Mori
謙二 森
Takahiro Iida
隆浩 飯田
Akira Saga
明 嵯峨
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Abstract

【課題】血栓による内チューブの閉塞が防止され、正確な動脈圧測定が可能なバルーンカテーテルを提供する。
【解決手段】バルーンカテーテルは、第1ルーメンを有する外チューブと、前記第1ルーメンを貫通している内チューブ30と、内チューブ30の遠位端部の外周に接合され、先端チップ部40の遠位端が内チューブ30の遠位端の遠位端側に位置した先端チップ部40と、外チューブの遠位端部がバルーン部10の近位端部に接合され、内チューブ30がバルーン部10の内部を軸方向に貫通し、先端チップ部40の外周がバルーン部10の遠位端部に接合され、前記第1ルーメンとバルーン部10の内部とが連通しており、先端チップ部40の遠位端がバルーン部10の遠位端の遠位端側に位置したバルーン部10とを備え、内チューブ30の外表面から第2ルーメン31に貫通している貫通加工部33が内チューブ30の遠位端部に形成されており、先端チップ部40の一部が貫通加工部33に入り込んで埋めている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルーンカテーテルに関し、特に、大動脈内バルーンポンピング(Intro Aortic Balloon Pumping、以下「IABP」と称する。)用カテーテルとして好適なバルーンカテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】
心機能低下時の治療のため、大動脈内にバルーンカテーテルを挿入し、心臓の拍動に合わせてバルーン部を膨張・収縮させて心機能の補助を行う補助循環方法として、大動脈内バルーンポンピング法(IABP法)が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0003】
このようなバルーンカテーテルは、前記バルーン部を膨張・収縮させる圧力流体を流通させるためのルーメンが形成された外チューブと、当該外チューブのルーメンを貫通しており、患者の動脈内への挿入時にガイドワイヤが挿通されて案内ロッドとして機能すると共に、動脈内の血液を取り入れて前記バルーン部の膨張・収縮時の動脈圧の測定に用いられる内チューブとを有している。
【0004】
この内チューブには、血流によりバルーン部が押し戻されない程度にバルーン部を支持する機能が要求され、且つ、前記圧力流体を流通させるのに十分な流路断面積の確保の観点から、可能な限り細径であることが要求される。また、当該内チューブには、血管の湾曲した部位にも挿入し易いように、ある程度の可撓性も要求される。
【0005】
このような特性を満足する内チューブとして、超弾性を示すニッケル−チタン合金製チューブやポリエーテルエーテルケトン(PEEK)製チューブ等の剛性の高いチューブが知られている(例えば、特許文献3及び特許文献4参照)。
【0006】
さらに、この内チューブの遠位端部に、外表面から内表面に貫通しているスリット等の貫通加工部を形成するなどして、内チューブの遠位端部の剛性を内チューブの他の部分に対して相対的に低くすることにより、バルーンカテーテルの挿入性をさらに向上させたものが知られている(例えば、特許文献5参照)。
【0007】
また、患者の動脈内への挿入時に、上記のような剛性の高い内チューブが、動脈血管壁に突き当たって穿孔するのを防止するために、前記内チューブの遠位端部に、柔軟性に優れた先端チップ部を接合したものが知られている(例えば、特許文献5参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開昭62−114565号公報
【特許文献2】
特開昭63−206255号公報
【特許文献3】
特開平4−138172号公報
【特許文献4】
特開2001−231865号公報
【特許文献5】
特開平6−114108号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、貫通加工部が形成された内チューブの遠位端部に先端チップ部を単に接合すると、内チューブの貫通加工部と先端チップ部の内周面により、内チューブの内周面に窪みが形成されるため、バルーンカテーテルの血管内挿入時において、この内チューブの内周面の窪みで、血液の滞留が生じる。血液が滞留すると、次第に凝固して血栓となり、形成された血栓は周囲の血液の凝固を引き起こすので、最終的には内チューブが血栓により閉塞してしまうおそれがあった。内チューブが閉塞すると、正確な動脈圧測定が不可能となり、心臓の拍動に合わせてバルーン部を拡張・収縮することができなくなる。
【0010】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、内チューブの遠位端部に貫通加工部を設けた場合においても、血栓による内チューブの閉塞が防止され、正確な動脈圧測定が可能なバルーンカテーテルを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記課題を達成するために、遠位端部に貫通加工部が形成された内チューブと柔軟性に優れた先端チップ部とを有するバルーンカテーテルの構造及び製造方法について鋭意検討を重ねた結果、先端チップ部の一部で前記内チューブの貫通加工部を埋めることにより、内チューブの内周面の窪みを無くし、実質的に平滑とすることで、血栓による内チューブの閉塞が防止され、正確な動脈圧測定が可能なIABP法に好適に用いられるバルーンカテーテルが得られることを見出し、この知見に基づき本発明を完成するに至った。
【0012】
上記目的を達成するために、本発明によれば、流体を流通可能な第1ルーメンが長手方向に沿って形成されている外チューブと、長手方向に沿って内部に第2ルーメンが形成されており、前記外チューブに形成された前記第1ルーメンを軸方向に貫通し、さらに、内チューブの遠位端が前記外チューブの遠位端の遠位端側に位置している内チューブと、前記内チューブの遠位端部の外周に接合され、先端チップ部の遠位端が前記内チューブの遠位端の遠位端側に位置している先端チップ部と、前記外チューブの遠位端部がバルーン部の近位端部に接合され、前記内チューブがバルーン部の内部を軸方向に貫通し、前記内チューブの遠位端部に接合された前記先端チップ部の外周がバルーン部の遠位端部の内周に接合され、前記外チューブの前記第1ルーメンとバルーン部の内部とが連通しており、前記先端チップ部の遠位端がバルーン部の遠位端の遠位端側に位置しているバルーン部とを備えたバルーンカテーテルであって、前記内チューブの遠位端部が前記内チューブの他の部分に対して相対的に低い剛性になるように、前記内チューブの遠位端部に、前記内チューブの外表面から前記第2ルーメンに貫通している貫通加工部が形成されており、前記先端チップ部の一部が、前記内チューブの遠位端部に形成された前記貫通加工部に入り込み、前記先端チップ部の一部が、前記内チューブの遠位端部に形成された前記貫通加工部を埋めているバルーンカテーテルが提供される。
【0013】
前記内チューブの遠位端部に形成された前記貫通加工部が、螺旋状に形成されたスリットであることが好ましい。
【0014】
前記内チューブの遠位端部に形成された前記貫通加工部が、円周方向に形成され、且つ、一のスリットにおける端部同士が繋がっていない複数のスリットであることが好ましい。
【0015】
前記内チューブの遠位端部に形成された前記貫通加工部が、前記内チューブの軸方向に沿って形成されている複数のスリットであることが好ましい。
【0016】
前記内チューブの遠位端部に形成された前記貫通加工部が、複数の細孔であることが好ましい。
【0017】
また、上記目的を達成するために、本発明によれば、ディッピング成形又はブロー成形によりバルーン部を成形するステップと、前記バルーン部の近位端部と、流体を流通可能な第1ルーメンが長手方向に沿って形成されている外チューブの遠位端部とを接合するステップと、先端チップ部の遠位端が、長手方向に沿って内部に第2ルーメンが形成されている内チューブの遠位端の遠位端側に位置するように、前記内チューブの遠位端部を、前記先端チップ部に近位端側から挿入するステップと、前記内チューブの遠位端部が前記内チューブの他の部分に対して相対的に低い剛性になるように前記内チューブの遠位端部に形成された前記内チューブの外表面から前記第2ルーメンに貫通している貫通加工部と、前記先端チップ部とを重複させ、前記内チューブの遠位端部の外周に前記先端チップ部の内周を接合するステップと、前記先端チップ部に圧力を印加しながら加熱して、前記先端チップ部の一部を前記貫通加工部に入り込ませ、前記先端チップ部の一部で、前記内チューブの遠位端部に形成された前記貫通加工部を埋めるステップと、前記先端チップ部の遠位端が前記バルーン部の遠位端より遠位端側に位置するように、前記先端チップ部が接合されている前記内チューブを、前記バルーン部の内部及び前記外チューブの前記第1ルーメンに軸方向に挿入し、前記先端チップ部の外周と、前記バルーン部の遠位端部の内周とを接合するステップと、を有するバルーンカテーテルの製造方法が提供される。
【0018】
【作用】
本発明のバルーンカテーテルでは、内チューブの遠位端部に形成された貫通加工部に、先端チップ部の一部が入り込んで、当該貫通加工部を前記先端チップ部の一部が埋めて、内チューブの遠位端部の内周面が実質的に平滑となるので、当該内チューブ内において血液の滞留が生じることがなく、血栓形成による内チューブの閉塞が生じにくい。
【0019】
さらに、本発明のバルーンカテーテルでは、内チューブの遠位端部と先端チップ部との接合部において、当該先端チップ部の一部が内チューブの貫通加工部に入り込んで嵌合するような構造となるので、先端チップ部と内チューブとの接合部の接合強度が向上するという副次的な効果も奏する。
【0020】
本発明のバルーンカテーテルの製造方法では、内チューブの遠位端部に形成された貫通加工部に、先端チップ部の一部が入り込んで、当該貫通加工部を前記先端チップ部の一部が埋めるように接合されている構造を有するバルーンカテーテルを比較的容易に製造することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は本発明の第1〜4実施形態に係るバルーンカテーテルの概略断面図、図2〜5はそれぞれ本発明の第1〜4実施形態に係るバルーンカテーテルの遠位端部の要部断面図、図6(A)及び(B)は本発明の第1実施形態に係るバルーンカテーテルの製造過程を示す図である。
【0022】
図1に示すように、本発明の実施形態に係るバルーンカテーテル1は、例えばIABP法による治療に用いられるものであり、当該バルーンカテーテル1の遠位端部に位置しているバルーン部10と、流体を流通可能な第1ルーメン21が長手方向に沿って形成してあり、バルーン部10の近位端部14に接合された外チューブ20と、第2ルーメン31が軸方向に沿って形成してあり、バルーン部10及び外チューブ20の第1ルーメン21を軸方向に貫通している内チューブ30と、当該バルーンカテーテル1の最遠位端に位置しており、内チューブ30の遠位端部及びバルーン部10の遠位端部12に接合された先端チップ部40と、外チューブ20の近位端部及び内チューブ30の近位端部に連結され、内チューブ30の第2ルーメン31に連通した第1ポート51及び外チューブ20の第1ルーメン21と連通した第2ポート52を有するコネクタ50とを備えている。
【0023】
以上のように構成されるバルーンカテーテル1は、コネクタ50の第1ポート51及び内チューブ30の第2ルーメン31を介して、ガイドワイヤ(不図示)が挿通され、バルーン部10が動脈内の所定位置に案内される。そして、内チューブ30の第2ルーメン31を介して測定された動脈圧に基づいて、コネクタ50の第2ポート52及び外チューブ20の第1ルーメン21を介して、バルーン部10に圧力流体が導入・導出され、心臓の拍動に合わせてバルーン部10が膨張・収縮を行い、心機能の補助を図るものである。
【0024】
以下、各構成要素について、詳細に説明する。
【0025】
バルーンカテーテル1のバルーン部10は、圧力流体により膨張・収縮可能な筒状体であり、遠位端側に向かって先細のテーパ状に伸びている遠位端側テーパ部11及びさらに遠位端側に伸びている遠位端部12と、近位端側に向かって先細のテーパ状に伸びている近位端テーパ部13及びさらに近位端側に伸びている近位端部14とを有している。
【0026】
このバルーン部10の外径及び長さは、心機能の補助効果に大きく影響するバルーン部10の内容積や動脈の内径等に応じて決定される。例えば、バルーン部10の内容積が30〜50ccである場合には、外径が12〜16mm、軸方向の長さが190〜270mmであることが好ましい。このバルーン部10の材質は、特に限定されないが、抗血栓性及び耐屈曲疲労特性に優れた材質であることが好ましく、例えばポリウレタン、ポリウレタンとシリコンの共重合体等の合成樹脂により構成されている。また、当該バルーン部10は、50〜150μm程度の薄膜で構成されている。
【0027】
バルーンカテーテル1の外チューブ20は、バルーン部10に膨張・収縮するための圧力流体を流通させるために、その内部に軸方向に沿って第1ルーメン21が形成されている。そして、この外チューブ20の第1ルーメン21には、内チューブ30が全長に亘って貫通しており、いわゆる二重管構造となっている。この内チューブ30は、外チューブ20の遠位端からさらに遠位端側に伸び、バルーン部10の内部をも貫通し、当該内チューブ30の遠位端が外チューブ20の遠位端より遠位端側に位置している。
【0028】
そして、バルーン部10の近位端部14の内周が、外チューブ20の遠位端部の外周に接合されている。これに対し、バルーン部10の遠位端部12の内周が、先端チップ部40を介装して、内チューブ30の遠位端部の外周に接合されている。これらの接合方法としては、熱融着や接着等を挙げることができる。
【0029】
従って、外チューブ20の第1ルーメン21とバルーン部10の内部とが連通し、内チューブ30の第2ルーメン31は先端チップ部40を介して遠位端において外部に開口しており、外チューブ20の第1ルーメン21及びバルーン部10の内部と、内チューブ30の第2ルーメン31とは連通していない。
【0030】
バルーンカテーテル1の外チューブ20を構成する材質としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、フッ素樹脂等の合成樹脂を用いることができる。また、当該外チューブ20の内径及び肉厚は、特に限定されないが、下肢部虚血による合併症の回避及び前記圧力流体の十分な流路断面積の確保の観点から、内径が1.5〜4.0mmであり、肉厚が0.05〜0.4mmであることが好ましい。また、当該外チューブ20の軸方向の長さは、通常、300〜1000mmである。
【0031】
バルーンカテーテル1の内チューブ30は、内部に軸方向に沿って第2ルーメン31が形成されており、患者の動脈内への挿入時に第2ルーメン31にガイドワイヤが挿通されてバルーン部10を動脈内の所定位置に案内する案内ロッドとして機能すると共に、動脈圧測定のための動脈内の血液の取り入れに用いられる。この内チューブ30を構成する材質としては、高い曲げ弾性率を有し、且つ、ある程度の可撓性を有する、ステンレス、タングステン、ニッケル−チタン合金等の金属や、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等の合成樹脂を用いることが好ましく、その中でもより高い弾性率を持ち且つ永久変形し難いという観点から超弾性を示すニッケル−チタン合金を用いることが好ましい。
【0032】
当該内チューブ30の内径は、ガイドワイヤを挿通可能であれば特に限定されないが、0.1〜1.5mmであることが好ましく、また、内チューブ30の肉厚は、バルーン部10を支持可能であれば特に限定されないが、0.05〜0.4mmであることが好ましい。
【0033】
本発明の第1実施形態においては、図2に示すように、内チューブ30の遠位端部に、当該内チューブ30の外表面から第2ルーメン31に貫通している螺旋状のスリット33が形成されることにより、内チューブ30の遠位端部に内チューブ30の他の部分に対して相対的に剛性が低い低剛性部分32が形成されている。この螺旋状スリット33は、遠位端側に向かって剛性が低くなるように、遠位端側に向かう程、螺旋状スリット33の幅が大きく或いは螺旋状スリット33の間隔が狭くなるように形成されていることが好ましい。螺旋状スリット33の幅は、0.05〜2.0mmが好ましく、間隔は0.1〜1.0mmが好ましい。螺旋状スリット33の幅を2.0mm以上或いは間隔を0.1mm以下とすると、バルーンカテーテル1挿入時の案内ロッドとしては柔らか過ぎ、かえって挿入が困難となる。これに対し、螺旋状スリット33の幅を0.05mm以下或いは間隔を1.0mm以上とすると、挿入性を向上させる効果が少なくなる。また、この低剛性部分32が形成されている内チューブ30の遠位端からの距離L1は、5〜15cmが好ましい。
【0034】
図3に示すように、本発明の第2実施形態として、内チューブ30の遠位端部に、円周方向に形成され、且つ、一のスリットにおける端部同士が繋がっていない複数の円周方向スリット34を形成することにより低剛性部分32を構成することもできる。本実施形態においても、上述の螺旋状スリット33と同様に、円周方向スリット34の幅は0.05〜2.0mm、間隔は0.1〜5.0mmであることが好ましく、遠位端側に向かう程、円周方向スリット34の幅が大きく或いは円周方向スリット34の間隔が狭くなるように形成されていることが好ましい。
【0035】
図4に示すように、本発明の第3実施形態として、内チューブ30の遠位端部に、当該内チューブ30の軸方向に沿って伸びている複数の軸方向スリット35を形成することにより低剛性部分32を構成することもできる。この軸方向スリット35は、遠位端側に向かって内チューブ30の剛性が低くなるように、遠位端側に向かう程、軸方向スリット35の幅を大きくすると共に、その間隔が狭くなるように形成されていることが好ましい。
【0036】
また、図5に示すように、本発明の第4実施形態として、内チューブ30の遠位端部に複数の細孔36を形成することにより低剛性部分32を構成することもできる。この細孔36は、遠位端側に向かって内チューブ30の剛性が低くなるように、遠位端側に向かう程、細孔36の直径が大きく或いは細孔36の数が多くなるように設定されていることが好ましい。
【0037】
上述した第1〜第4実施形態のように、内チューブ30の遠位端部に内チューブ30の外表面から第2ルーメン31に貫通している貫通加工部(スリット33〜35又は細孔36)を設けて、内チューブ30の他の部分より相対的に剛性が低い低剛性部分32を形成することにより、内チューブ30の遠位端部が柔軟になるので、バルーンカテーテル1が血管の湾曲した部位に挿入しやすくなる。
【0038】
図2〜図5に示すように、バルーンカテーテル1の先端チップ部40の外表面には、その遠位端側に、動脈血管壁の穿孔を防止するための略砲弾状、半球状となった球面が形成されており、その近位端側に向かってバルーン部10の膜圧と実質的に同一の段差を介してバルーン取付部41が形成されており、さらに近位端側に向かって、バルーン部10の内部に入り込むように近位端側に向かって突出している第1凸部42が形成されている。
【0039】
また、当該先端チップ部40の内部には、軸方向に沿って貫通した動脈連通孔43が形成されている。そして、この動脈連通孔43の近位端側の内周面は、内チューブ30の外径と実質的に同一程度に広げられており、動脈連通孔43の内周面と、挿入されている内チューブ30の遠位端部の内周面との間に段差が生じないようになっている。また、この動脈連通孔43の近位端側の内周面には、内チューブ30の貫通加工部(スリット33〜35又は細孔36)に入り込んでいる複数の第2凸部44が形成されている。
【0040】
この先端チップ部40のバルーン取付部41に、バルーン部10の遠位端部12の内周が接合されている。また、当該先端チップ部40の動脈連通孔43には、内チューブ30の低剛性部分32が近位端側から挿入され接合されている。そして、当該内チューブ30の低剛性部分32に形成された貫通加工部(スリット33〜35又は細孔36)の全てに、先端チップ部40の第2凸部44が入り込んで埋めている。従って、スリット33〜35又は細孔36を介して内チューブ30の第2ルーメン31が外部と連通することはない。
【0041】
このように、先端チップ部40の第2凸部44が、内チューブ30の遠位端部に形成された貫通加工部(スリット33〜35又は細孔36)に入り込んで埋めており、内チューブ30の内周面に窪みが存在せず、実質的に平滑となっているため、血液の滞留が生じるおそれがなく、血栓による内チューブ30の閉塞が生じにくいので、正確な動脈圧の測定が可能となる。また、先端チップ部40の第2凸部44が、内チューブ30の貫通加工部(スリット33〜35又は細孔36)に入り込んで嵌合するような構造となっているため、先端チップ部40と内チューブ30との接合強度も向上する。なお、後述するように先端チップ部40は内チューブ30より柔軟な材質により構成されているので、先端チップ部40の第2凸部44が内チューブ30の貫通加工部(スリット33〜35又は細孔36)に入り込んでいても、内チューブ30の遠位端部(低剛性部分32)の剛性には、殆ど影響を与えず、バルーンカテーテル1の血管の湾曲した部位への挿入性が低下することはない。
【0042】
このような接合により、内チューブ30の第2ルーメン31が、先端チップ部40の動脈連通孔43と連通し、当該動脈連通孔43の遠位端において外部、即ち動脈内への挿入時には動脈内に開口している。これらの接合手段として、熱融着、接着、超音波接合などの手段を挙げることができる。なお、先端チップ部40の第1凸部42は、バルーン部10の遠位端部12に接合されておらず、当該バルーン部10に対して非拘束となっている。
【0043】
この先端チップ部40を構成する材質は、ポリウレタン、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、シリコーン樹脂、スチレン系エラストマー、塩化ビニル系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー等の合成樹脂或いは天然ゴム等であって、ショアA硬度50〜95、より好ましくはショアA硬度65〜80程度のものを用いることができる。ショアA硬度が95以上であると、先端チップ部40として硬過ぎ、動脈血管壁を穿孔するおそれが生じる。これに対し、ショアA硬度が50以下であると柔らか過ぎ、内チューブ30の遠位端部が先端チップ部40を突き破り、動脈血管壁を穿孔するおそれがある。特に、この先端チップ部40には、抗血栓性の観点からポリウレタンを用いることが好ましい。なお、ここでいうポリウレタンとは、熱可塑性ポリウレタンエラストマーを含むものであり、ショア硬度とは、JIS規格K−7215に従って計測される物性値を指す。
【0044】
なお、特に図示しないが、この先端チップ部40は、材料にエックス線造影材を配合したり、埋め込む方法等によりエックス線に不透過な部分が形成されており、バルーンカテーテル1を動脈に挿入する際に、当該先端チップ部40を体外からエックス線透視で観測することにより、バルーンカテーテル1のバルーン部10を動脈内の正確な位置に案内することができるようになっている。このエックス線造影材としては、金、白金、タングステン、鉛等の金属の粒子、酸化チタン、硫酸バリウム、三酸化ビスマス、次炭酸ビスマス等の金属化合物が挙げられる。
【0045】
この先端チップ部40の全体の軸方向長さL2は、8〜25mmであり、第1凸部42の軸方向の長さL3は、前記長さL2に対して20〜80%であり、より好ましくは30〜70%である。また、バルーン取付部41の長さL4は3〜8mm程度であり、先端チップ部40の遠位端から内チューブ30の遠位端までの距離L5は、3〜15mm程度である。
【0046】
また、先端チップ部40の最大外径は1.6〜3.4mmであり、これに対して第1凸部42の外径は50〜90%であり、好ましくは65〜85%である。また、当該先端チップ部40の動脈連通孔43の遠位端の内径は、特に限定されないが、通常、0.1〜1.5mmである。
【0047】
このような柔軟性に優れた先端チップ部40を、内チューブ30の遠位端が先端チップ部40の遠位端より距離L5分近位端側に入り込むように、バルーンカテーテル1の最遠位端に設けることにより、剛性の高い内チューブ30による動脈血管壁の穿孔を防止することが可能となる。また、先端チップ部40に、膨張時のバルーン部10に対して非拘束な第1凸部42を形成することにより、上記のように内チューブ30の遠位端を先端チップ部40の遠位端から近位端側に入り込むような構造を容易に採用することが可能となる。
【0048】
患者の体外に設置されるコネクタ50は、図1に示すように、内チューブ30の近位端部及び外チューブ20の近位端部に連結されており、内チューブ30の第2ルーメン31に連通している第1ポート51と、外チューブ20の第1ルーメン21に連通している第2ポート52とを有している。
【0049】
このコネクタ50の第1ポート51を介して、ガイドワイヤによりバルーン部10が動脈内の所定位置に案内されると、当該第1ポート51に血圧測定装置(不図示)が接続され、先端チップ部40に形成された動脈連通孔43から内チューブ30の第2ルーメン31を介して動脈内の血液を取り入れて動脈圧の測定が行われる。
【0050】
そして、コネクタ50の第2ポート52に、ポンプ装置(不図示)が接続され、外チューブ20の第1ルーメン21を介して、バルーン部10にヘリウムガス等の圧力流体が導入又は導出されるようになっており、前記動脈圧測定により測定された心臓の拍動に応じてポンプ装置が制御されてバルーン部10が膨張・収縮することにより心機能の補助が行われる。
【0051】
以下に、本発明のバルーンカテーテルの製造方法の一例として、上述の第1実施形態のような螺旋状スリット33が遠位端部に形成された超弾性を示すニッケル−チタン合金製の内チューブ30を用いたバルーンカテーテル1の製造方法について説明する。
【0052】
まず、バルーン部10をディッピング成形又はブロー成形により成形し、当該バルーン部10の近位端部の内周と、外チューブ20の遠位端部の外周とを熱融着や接着などの手段により接合する。
【0053】
次に、図6(A)に示すように、螺旋状のスリット33が形成された内チューブ30の遠位端部にマンドレル60を挿入する。なお、内チューブ30の遠位端部と先端チップ部40との接合後にマンドレル60を抜きやすくするために、当該マンドレル60の表面にシリコンオイル等の離型剤を塗布しても良い。
【0054】
次に、内チューブ30の遠位端部の外表面に、例えばエポキシ系接着剤を塗布し、そして、図6(B)に示すように、先端チップ部40の遠位端が、内チューブ30の遠位端に対して距離L5程度、遠位端側に位置するように、先端チップ部40の動脈連通孔43に内チューブ30の遠位端部を近位端側から挿入し、内チューブの遠位端部に形成されている螺旋状のスリット33と、先端チップ部40とを重複させて接合する。なお、この段階では、先端チップ部40の動脈連通孔43の内周面に第2凸部44は形成されていない。
【0055】
内チューブ30の遠位端部と先端チップ部40との接合が完了したら、先端チップ部40全体を熱収縮チューブ(不図示)で覆い、当該熱収縮チューブを100〜130℃で0.5〜2分間加熱して、先端チップ部40の一部を溶融させて、内チューブ30の螺旋状スリット33を埋めるように入り込ませる。この段階で、先端チップ部40の動脈連通孔43の内周面に第2凸部44が形成され、当該第2凸部44が螺旋状スリット33に入り込み、内チューブ30の内周面が実質的に平滑になっている。
【0056】
上記加熱が完了し、室温程度までに冷却されたらマンドレル60を抜き取り、先端チップ部40が接合された内チューブ30を、バルーン部10の内部及び外チューブ20の第1ルーメン21に軸方向に挿入し、先端チップ部40のバルーン取付部41と、バルーン部10の遠位端部12とを熱融着や接着などの手段により接合する。
【0057】
このような製造方法により、内チューブ30の遠位端部に形成された螺旋状スリット33に、先端チップ部40の第2凸部44が入り込んで、螺旋状スリット33を先端チップ部40の第2凸部44が埋めるように接合されている構造を有するバルーンカテーテル1を比較的容易に製造することが可能となる。
【0058】
なお、以上に説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。従って、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【0059】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、内チューブの遠位端部に形成された貫通加工部に、先端チップ部の一部が入り込んで、当該貫通加工部を先端チップ部の一部が埋めて、内チューブの遠位端部の内周面を実質的に平滑とすることにより、血栓による内チューブの閉塞を防止し、正確な動脈圧測定が可能なバルーンカテーテルが提供される。
【0060】
また、本発明によれば、内チューブの遠位端部に形成された貫通加工部に、先端チップ部の一部が入り込んで、当該貫通加工部を前記先端チップ部の一部が埋めるように接合されている構造を有するバルーンカテーテルを比較的容易に製造することが可能なバルーンカテーテルの製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1〜4実施形態に係るバルーンカテーテルの概略断面図である。
【図2】図2は、本発明の第1実施形態に係るバルーンカテーテルの遠位端部の要部断面図である。
【図3】図3は、本発明の第2実施形態に係るバルーンカテーテルの遠位端部の要部断面図である。
【図4】図4は、本発明の第3実施形態に係るバルーンカテーテルの遠位端部の要部断面図である。
【図5】図5は、本発明の第4実施形態に係るバルーンカテーテルの遠位端部の要部断面図である。
【図6】図6(A)及び(B)は、本発明の第1実施形態に係るバルーンカテーテルの製造過程を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1…バルーンカテーテル
10…バルーン部
11…遠位端テーパ部
12…遠位端部
13…近位端テーパ部
14…近位端部
20…外チューブ
21…第1ルーメン
30…内チューブ
31…第2ルーメン
32…低剛性部分
33…螺旋状スリット
34…円周方向スリット
35…軸方向スリット
36…細孔
40…先端チップ部
41…バルーン取付部
42…第1凸部
43…動脈連通孔
44…第2凸部
50…コネクタ
51…第1ポート
52…第2ポート
60…マンドレル

Claims (7)

  1. 流体を流通可能な第1ルーメンが長手方向に沿って形成されている外チューブと、
    長手方向に沿って内部に第2ルーメンが形成されており、前記外チューブに形成された前記第1ルーメンを軸方向に貫通し、さらに、内チューブの遠位端が前記外チューブの遠位端の遠位端側に位置している内チューブと、
    前記内チューブの遠位端部の外周に接合され、先端チップ部の遠位端が前記内チューブの遠位端の遠位端側に位置している先端チップ部と、
    前記外チューブの遠位端部がバルーン部の近位端部に接合され、前記内チューブがバルーン部の内部を軸方向に貫通し、前記内チューブの遠位端部に接合された前記先端チップ部の外周がバルーン部の遠位端部の内周に接合され、前記外チューブの前記第1ルーメンとバルーン部の内部とが連通しており、前記先端チップ部の遠位端がバルーン部の遠位端の遠位端側に位置しているバルーン部とを備えたバルーンカテーテルであって、
    前記内チューブの遠位端部が前記内チューブの他の部分に対して相対的に低い剛性になるように、前記内チューブの遠位端部に、前記内チューブの外表面から前記第2ルーメンに貫通している貫通加工部が形成されており、
    前記先端チップ部の一部が、前記内チューブの遠位端部に形成された前記貫通加工部に入り込み、前記先端チップ部の一部が、前記内チューブの遠位端部に形成された前記貫通加工部を埋めているバルーンカテーテル。
  2. 前記内チューブの遠位端部に形成された前記貫通加工部が、螺旋状に形成されたスリットである請求項1記載のバルーンカテーテル。
  3. 前記内チューブの遠位端部に形成された前記貫通加工部が、円周方向に形成され、且つ、一のスリットにおける端部同士が繋がっていない複数のスリットである請求項1記載のバルーンカテーテル。
  4. 前記内チューブの遠位端部に形成された前記貫通加工部が、前記内チューブの軸方向に沿って形成されている複数のスリットである請求項1記載のバルーンカテーテル。
  5. 前記内チューブの遠位端部に形成された前記貫通加工部が、複数の細孔である請求項1記載のバルーンカテーテル。
  6. 前記内チューブの少なくとも一部が、超弾性を示す合金からなる請求項1〜5の何れかに記載のバルーンカテーテル。
  7. ディッピング成形又はブロー成形によりバルーン部を成形するステップと、
    前記バルーン部の近位端部と、流体を流通可能な第1ルーメンが長手方向に沿って形成されている外チューブの遠位端部とを接合するステップと、
    先端チップ部の遠位端が、長手方向に沿って内部に第2ルーメンが形成されている内チューブの遠位端の遠位端側に位置するように、前記内チューブの遠位端部を、前記先端チップ部に近位端側から挿入するステップと、
    前記内チューブの遠位端部が前記内チューブの他の部分に対して相対的に低い剛性になるように前記内チューブの遠位端部に形成された前記内チューブの外表面から前記第2ルーメンに貫通している貫通加工部と、前記先端チップ部とを重複させ、前記内チューブの遠位端部の外周に前記先端チップ部の内周を接合するステップと、
    前記先端チップ部に圧力を印加しながら加熱して、前記先端チップ部の一部を前記貫通加工部に入り込ませ、前記先端チップ部の一部で、前記内チューブの遠位端部に形成された前記貫通加工部を埋めるステップと、
    前記先端チップ部の遠位端が前記バルーン部の遠位端より遠位端側に位置するように、前記先端チップ部が接合されている前記内チューブを、前記バルーン部の内部及び前記外チューブの前記第1ルーメンに軸方向に挿入し、前記先端チップ部の外周と、前記バルーン部の遠位端部の内周とを接合するステップと、を有するバルーンカテーテルの製造方法。
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